JP2009157999A - ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリ - Google Patents

ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】FPCの取り付けを容易にすることが可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】本発明のディスク装置100は、ヘッド135を支持してディスク105上の所定の地位に回転移動させるヘッドスタックアセンブリ130と、ヘッド135と電気的に接続されるフレキシブル・ケーブル・アセンブリ140とを備える。フレキシブル・ケーブル・アセンブリ140は、複数のICチップが搭載されたPCBA150と接続されるコネクタ部140aと、コネクタ部140aと重ね合わせられて基板に固定される第1のブラケット部140bと、ベース110に固定される第2のブラケット部140cと、第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとを連結するブラケット連結部140dと、ヘッドスタックアセンブリ130との接続部140fと第2のブラケット部140cとを連結するループ部140eと、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリに関し、より詳細には、ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリの構成に関する。
例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;以下、「HDD」とする。)等のディスク装置は、情報を記録する記録媒体であるディスクをスピンドルモータにより回転させた状態で、ヘッドにより情報の記録再生を行う装置である。HDDは、例えばノートパソコンやMP3プレーヤー、自動車等に搭載されており、その用途は多様にある。これに応じてHDDの小型化、薄型化が進められている。
HDDでは、回動するキャリッジに搭載されたヘッドやボイスコイルと基板とを電気的に接続するために、フラット型の回路基板であるFPC(Flexible Printed Circuit)を用いている。FPCは、基板に接続するために一端部がベースに固定され、他端部がヘッドやボイスコイルと接続するためにキャリッジに固定される。このように設けられたFPCは、キャリッジの回動動作に追従して移動する。
例えば、従来のHDD10は、図8に示すように、ディスク5を回転させるスピンドルモータ12と、ディスク5に対して情報を読み書きするヘッド13aを備えるヘッドスタックアセンブリ(Head Stack Assembly;以下、「HSA」とする。)13とをベース11上に備える。また、ベース11の下方には、PCBA(Printed Circuit Board Assembly、プリント回路板アセンブリ)15が設けられている。PCBA15には、例えばCPU、信号処理部、モータドライバ、ディスク制御部等のICチップが搭載される。PCBA15に搭載されたICチップは、コネクタ16を介してFPC14によりHSA13と電気的に接続される。
ここで、PCBA15上のコネクタ16は、図9に示すように、ベース11に形成された貫通孔11aに挿通されて、ベース11側に現れるように設けられる。また、FPC14は、図10に示すように、第1のブラケット部14aと、第1のブラケット部14aと重ね合わせられ、コネクタ16と接続されるコネクタ17が設けられる第2のブラケット部14bと、HSA13に固定される固定部14dと第2のブラケット部14bとを連結するループ部14cとからなる。第1のブラケット部14aは図10の紙面後方側へ折り曲げられ、第2のブラケット部14bと重ね合わせられた状態で、PCBA15のコネクタ16と第2のブラケット部14bのコネクタ17とが接続される。
HDDにおいて、その機能を確保しつつ装置の小型化、薄型化を実現するため、装置を構成する各部の形状や配置が重要となっている。FPCについても、限られたスペース内でベースやHSAに適切に取り付けるためのFPCの位置決め構造やFPCとコネクタとの接続構造等が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2007−109343号公報 特開2006−185475号公報
ここで、HDDの小型化、薄型化のために、装置を構成する各部の形状や配置が変更されると、FPCを取り付ける部材の形状も変更されることもある。部材の形状が変更されると、限られたスペース内に取り付けられるFPCの構成も変更しなければならなかったり、あるいは変更なしに使用できたとしてもFPCの取り付けが困難になったりするという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、フレキシブル・ケーブル・アセンブリ(FPC)の取り付けを容易にすることが可能な、新規かつ改良されたディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、記録媒体であるディスクに対して情報を記録再生するヘッドと、ヘッドを支持し、ディスク上の所定の地位に回転移動させるヘッドスタックアセンブリと、ヘッドとサスペンションを介して電気的に接続されるフレキシブル・ケーブル・アセンブリと、を備えるディスク装置が提供される。かかるディスク装置のフレキシブル・ケーブル・アセンブリは、複数のICチップが搭載された基板と接続されるコネクタ部と、コネクタ部と重ね合わせられて基板に固定される第1のブラケット部と、ベースに固定される第2のブラケット部と、第1のブラケット部と第2のブラケット部とを連結するブラケット連結部とからなるブラケット部と、ヘッドスタックアセンブリとの接続部と第2のブラケット部とを連結するループ部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、基板に固定される第1のブラケット部とベースに固定される第2のブラケット部とをブラケット連結部により連結する。ここで、ブラケット連結部は、所定の方向における第1のブラケット部と第2のブラケット部との固定位置の相違を吸収するように機能する。これにより、第1のブラケット部と第2のブラケット部との所定の方向における固定位置のずれがあっても、フレキシブル・ケーブル・アセンブリを容易に固定させることができる。
ここで、第1のブラケット部と第2のブラケット部との連結方向におけるブラケット連結部の長さは、第1のブラケット部と第2のブラケット部との固定位置間の距離よりも長くなるように形成される。ここで、第1のブラケット部と第2のブラケット部との固定位置間の距離とは、ブラケット連結部により連結されている第1のブラケット部の一端部から第2のブラケット部の一端部までの水平方向の長さ(ディスクの回転軸に対して垂直方向)をいう。
例えば、ブラケット連結部を、第1のブラケット部と第2のブラケット部とを接近させたときに撓むような、柔軟性を有する材質から形成することができる。このとき、ブラケット連結部の撓みにより、第1のブラケット部または第2のブラケット部のいずれか一方を固定させたときに、他方を所定の方向に移動させることができる。このようにして、第1のブラケット部と第2のブラケット部との所定の方向における位置を相違させることができる。
また、ICチップは、基板の所定の位置に集約して配置したときに、ベースには、ICチップと対応する部分に基板と反対側に突出する凸部が形成される。この凸部上には、第2のブラケット部が固定される。第2のブラケット部が固定される凸部と第1のブラケット部が固定される固定位置とに所定の方向のずれがあったとしてもブラケット連結部によりずれを吸収することができるので、第1のブラケット部の固定位置の自由度を高めることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ディスクに対して情報を記録再生するヘッドと、ヘッドを支持し、ディスク上の所定の地位に回転移動させるヘッドスタックアセンブリと、を備えるディスク装置の、ヘッドと電気的に接続されるフレキシブル・ケーブル・アセンブリが提供される。かかるフレキシブル・ケーブル・アセンブリは、複数のICチップが搭載された基板と接続されるコネクタ部と、コネクタ部と重ね合わせられて基板に固定される第1のブラケット部と、ベースに固定される第2のブラケット部と、第1のブラケット部と第2のブラケット部とを連結し、所定の方向における前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部との固定位置の相違を吸収するブラケット連結部とからなるブラケット部と、ヘッドスタックアセンブリとの接続部と第2のブラケット部とを連結するループ部と、を備えることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、フレキシブル・ケーブル・アセンブリ(FPC)の取り付けを容易にすることが可能な、ディスク装置およびフレキシブル・ケーブル・アセンブリを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1および図2に基づいて、本発明の実施形態にかかるHDDについて説明する。なお、図1は、本実施形態にかかるHDDの概略構成を示す分解斜視図である。図2は、本実施形態にかかるICチップを覆うベースの凸部を説明するための部分斜視図である。
本実施形態にかかるHDD100は、ディスク装置のひとつであって、図1に示すように、略矩形状のベース110に、クランプにより固定されたデータ記録媒体であるディスク105を回転させるスピンドルモータ120と、ディスク105にデータを記録および/または再生するヘッドを備えたHSA130と、ヘッドからの信号等を伝達するFPC140と、回路基板であるPCBA150と、を備えて構成される。また、図1には図示しないが、ベース110とともにHDD100内部の清浄度を維持するため、ディスク105の上面を覆うトップカバーが設けられる。
スピンドルモータ120は、ディスク105を回転させるモータであり、磁気回路とマグネットとの作用によって回転される。スピンドルモータ120の中心部には、スピンドルモータ120に装着されたディスク105をクランプで固定するためのクランプスクリューが螺合されるねじ穴が形成されている。
HSA130は、ディスク105にデータを記録および/または再生するヘッド135と、一端が回転軸132に取り付けられ、他端にヘッド135を支持するサスペンションとを有して構成される。HSA130を回転させてヘッド135をディスク105の所定の位置に移動させることにより、ディスク105にデータを記録および/または再生することができる。HSA130は、例えば、ボイスコイルモータ(Voice Coil Motor;VCM)により駆動することができる。
FPC140は、例えば銅箔とフィルム状の絶縁材料とを張り合わせて形成され、回動するHSA130に搭載されたヘッド135やボイスコイルと後述するPCBA150とを電気的に接続する。FPC140は、PCBA150に接続するために一端部がベース110に固定され、他端部がヘッド135やボイスコイルと接続するためにHSA130に固定される。FPC140の詳細な構成については後述する。
PCBA150は、HDD100の各機能部を制御するICチップや、他の部品と電気的に接続するためのコネクタ等が設けられた回路基板である。PCBA150は、ベース110の下方に設けられ、図1に示すように、矩形状の基板をディスク105およびVCM等に相当する部分を切り欠いた形状に形成されている。本実施形態では、PCBA150に搭載されるICチップは、図1の符号161で示すようにほぼ1箇所に集約して配置される。また、PCBA150には、FPC140のコネクタが接続されるコネクタ162が設けられる。
なお、このとき、ベース110には、図2に示すように、PCBA150に搭載されたICチップ161を収容する凸部112が形成される。また、ベース110には、PCBA150のコネクタ162を挿通させてベース110側へ露出させるための貫通孔113が形成される。
このようなHDD100は、スピンドルモータ120によりディスク105を、例えば図1の矢印方向に回転させる。そして、HSA130を移動させることによりヘッド135をランプ(図示せず。)からディスク105の所定の位置に移動させ、データの記録および/または再生を行う。装置停止時には、ヘッド135はディスク105面上からランプに退避される。
以上、本実施形態にかかるHDD100の概略構成について説明した。本実施形態にかかるHDD100は、装置の薄型化を図るため、PCBA150のICチップ161を集約して配置する。PCBA150には、上述したように複数のICチップが搭載されている。このため、PCBA150のICチップが搭載されている部分は、他の部分と比較してICチップの高さ分だけ高くなる。従来は、ICチップとベースが接触しないように、ベースの至る箇所にICチップに対応する凸部が複数形成されていた。
本実施形態では、ベースを厚くする原因となっていたこの凸部をなくすために、図1に示すように、ICチップ161を、ディスク105上から退避したヘッドが保持されるランプに隣接するベース110の角部に集約させる。このため、ベース110のかかる角部には、図3(b)示すように、ICチップ161を収容する凸部112が形成される。凸部112は、ベース110の縁部と略同一の高さに突出するように形成されている。
このように、従来、PCBA上に分散して配置されていたICチップを集約して配置することにより、これまでICチップの高さ空間を確保するためにベース110に形成されていた複数の凸部をなくすことができる。したがって、凸部のなくなった部分の高さ空間の分だけHDD100を薄型化することができる。
このとき、図3(b)に示すように、ベース110の凸部112の高さとPCBA150のコネクタ162の高さには差が生じる。このため、例えば図10に示す従来のFPC14を本実施形態にかかるHDD100に適用するには、コネクタの位置を移動させるなどして図11に示すFPC24のように構成する必要がある。しかし、かかるFPC24では、重ね合わせられた第1のブラケット部24aおよび第2のブラケット部24bをベース110上に固定するとともに、第1のブラケット部24aのコネクタ27をPCBA150のコネクタ162と接続しなければならないにもかかわらず、第1のブラケット部24aおよび第2のブラケット部24bは湾曲させることができない。このため、従来のFPCでは凸部112とコネクタ162との高さの違いに対応することができない。
図12に、従来のFPC14の取り付け状態を説明する説明図を示す。図12(a)に示すように、FPC14は、取り付け時に、第1のブラケット部14aのコネクタ17が設けられた面と反対側の面と第2のブラケット部14bとを接触させた状態にされる。そして、図12(b)に示すように、コネクタ17をPCBA15のコネクタ16に接続させる。このとき、第1のブラケット部14aと第2のブラケット部14bとは一体となってコネクタ16に固定されるが、これらをベース11にも固定させるにはコネクタ16とベース11との高さが略同一でなければならない。
本実施形態にかかるFPC140は、凸部112とコネクタ162との高さの違いにも対応可能に構成されるものである。そこで、以下、図4〜図7に基づいて、本実施形態にかかるFPC140の構成について説明する。なお、図4は、本実施形態にかかるFPC140を示す概略平面図である。図5は、本実施形態にかかるFPC140をベース110およびHSA130に固定させた状態を示す概略平面図である。図6は、本実施形態にかかるFPC140の取り付け状態を説明する説明図であって、(a)は取り付け前のFPC140を示し、(b)は(a)の状態からブラケット連結部140dに撓みを持たせた状態を示し、(c)はFPC140をベース110およびコネクタ162に固定させた状態を示す。図7は、本実施形態にかかるFPC140の取り付け例を示す説明図である。
本実施形態にかかるFPC140は、上述したように、例えば銅箔とフィルム状の絶縁材料(例えばポリイミド)とを張り合わせて形成された、柔軟性を有する回路基板であって、図4に示すように、コネクタ部140aと、コネクタ部140aとともにPCBA150に固定される第1のブラケット部140bと、ベース110に固定される第2のブラケット部140cと、第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとを連結するブラケット連結部140dと、第2のブラケット部140cからHSA130側へ延びるループ部140eと、HSA130と接続されるHSA連結部140fと、から構成される。
コネクタ部140aは、ICチップ161が搭載されたPCBA150のコネクタ162と接続されるコネクタ145を備える。コネクタ部140aは、例えば金属やプラスチックから形成される。
第1のブラケット部140bは、コネクタ部140aと略対称な形状に形成されており、コネクタ部140aとともにPCBA150のコネクタ162に固定される。コネクタ部140aは、図4の紙面奥側に向かって折り曲げられて、第1のブラケット部140bと重ね合わせられる。一方、第2のブラケット部140cは、ベース110の凸部112上に固定される。第1のブラケット部140bおよび第2のブラケット部140cは、コネクタ部140aと同様に、例えば金属やプラスチックから形成されており、柔軟に折り曲がることはできない。一方、第1のブラケット部140bおよび第2のブラケット部140cを連結するブラケット連結部140dはフィルム状の絶縁部材のみから形成されており、柔軟に撓むことができる。
ループ部140eは、図5に示すように、第2のブラケット部140cと連結する一端側がベース110に固定され、HSA連結部140fと連結する他端側がHSA130に固定されている。一方、両端部以外の部分は、HSA130の回動に応じて移動可能とするため固定されていない。
HSA連結部140fは、HSA130に固定される部分である。HSA連結部140fをHSA130に固定して電気的に連結することにより、HSA130に設けられたヘッド135の情報信号やボイスコイルの駆動電流などがFPC140の配線(図示せず。)を介して伝達されるようになる。
本実施形態にかかるFPC140は、図6に示すようにPCBA150のコネクタ162と接続されるとともに、ベース110に固定される。FPC140の取り付け時の形態は、図6(a)に示すように、コネクタ部140aにおけるコネクタ145が取り付けられた面と反対側の面と、第1のブラケット部140bとが接触するように、コネクタ部140aが折り曲げられる。また、第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとは、ブラケット連結部140dにより連結されている。ブラケット連結部140dは柔軟性を有するフィルム状の部材であるため、図6(b)に示すように、撓むことが可能である。
次に、FPC140の第2のブラケット部140cをベース110の凸部112上に固定し、第1のブラケット部140bとともにコネクタ部140aのコネクタ145をPCBA150のコネクタ162に固定した状態を図6(c)に示す。このとき、ベース110の凸部112とコネクタ162とは高さが相違しているが、この高さの差をブラケット連結部140dの撓みにより吸収することができる。すなわち、第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとは、ブラケット連結部140dの撓みがなくなるまで移動させることができる。このため、第1のブラケット部140bおよび第2のブラケット部140cを固定する部分の高さに差があったとしても、容易にFPC140を取り付けることができる。
したがって、本実施形態のFPC140は、図7(a)に示すようにコネクタ162にコネクタ部140aとともに固定された第1のブラケット部140bの高さよりベース110の凸部112に固定された第2のブラケット部140cの高さの方が高い場合だけでなく、図7(b)に示すように、固定された第1のブラケット部140bの高さと第2のブラケット部140cの高さが略同一である場合や、図7(c)に示すように、固定された第1のブラケット部140bの高さよりも第2のブラケット部140cの高さの方が低い場合にも、各固定箇所に容易にFPC140を固定することができる。
このようなFPC140を固定する位置に生じる高さの違いは、例えばFPC140に金属からなる補強板を貼り付けて厚みを変更することによっても調整することができる。しかし、この場合には、補強板の板厚の違いによって製造工程が追加される等、コスト的に負荷が大きくなる。
ここで、第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cは、図6(c)に示すように、ブラケット連結部140dの撓みをなくした状態(図6(a))におけるブラケット連結部の長さxよりも、第1のブラケット部140bおよび第2のブラケット部140c間の長さxが小さくなるように配置される。第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとの間隔を狭めることにより、各々が固定される箇所の高さの違いを吸収するための撓みをブラケット連結部140dに生じさせることができる。
このため、例えば、第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとを固定させるPCBA150のコネクタ162およびベース110の凸部112を、xより近づけて配置するようにしてもよい。また、PCBA150のコネクタ162とベース110の凸部112とをなるべく隣接して配置することにより、コネクタ162と凸部112との高さの差をより多く吸収することが可能となる。または、コネクタ連結部140dの長さxを長くしてコネクタ162と凸部112との高さの差をより多く吸収することもできる。
また、本実施形態にかかるFPC140は、図4に示すように、ブラケット部が第1のブラケット部140bと第2のブラケット部140cとに分離して配置可能であるため、コネクタ部140aは第1のブラケット部140bと略同一の大きさに形成すればよい。従来の方法では、図10に示すように、コネクタ17が設けられた第1のブラケット部14aは第2のブラケット部14bと略同一の大きさに形成しなければならず、本実施形態にかかるFPC140と比較してその面積が大きいものであった。このように、1つのFPCの面積を小さくすることにより、FPCの材料シートから形成可能なFPC数を増加させることができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、本実施形態にかかるFPC140は、図4に示すように、コネクタ部140aをループ部140eに近い側に形成することにとり、1つのFPCを形成するために要するFPCの材料シートのサイズをより小さくすることができる。仮に、図4において、コネクタ部140aを第1のブラケット部140bの他角部に設けたとする。この場合、FPC140の図4の紙面上下方向における長さが、コネクタ部140aをループ部140eに近い側に形成する場合と比較して長くなり、FPCの材料シートを多く必要とすることになる。したがって、FPC140の形状を図4のようにすることにより、よりFPC140の生産性を高めることができ、FPC140の製作にかかるコストを削減することができる。
以上、本発明の実施形態にかかるHDD100およびFPC140について説明した。本実施形態のHDD100は、PCBA150に搭載されるICチップを集約し、ベース110に集約されたICチップ161を収容する凸部112を形成することにより、HDD100の薄型化を図ることができる。このとき、本実施形態にかかるFPC140は、コネクタ162に固定される第1のブラケット部140bと凸部112に固定される第2のブラケット部140cとの間に、柔軟性を有するブラケット連結部140dを備えている。このため、コネクタ162と凸部112との高さに差が生じたとしても、ブラケット連結部140dにより高さの違いを吸収することができるので、FPCの取り付けを容易に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、PCBA150のICチップを集約してベース110の様々な箇所に形成されていた凸部を取り除いたことにより生成したベース110とPCBA150との間の空間を、HDDの薄型化のために取り除いたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、生成されたベース110とPCBA150との間の空間を利用してベース110を補強する部材を設けると、HDD100の強度を高めることもできる。このように、PCBA150の搭載されるICチップを集約することにより、HDD100の設計の自由度を高めることもできるようになる。
また、上記実施形態では、コネクタ部140a、第1のブラケット部140bおよび第2のブラケット部140cは金属またはプラスチックから形成したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、フィルム状の絶縁部材に金属板やプラスチック板を貼り付けて形成することもできる。
本発明の実施形態にかかるHDDの概略構成を示す分解斜視図である。 同実施形態にかかるICチップを覆うベースの凸部を説明するための部分斜視図である。 (a)は従来のベースの形状を示す説明図であり、(b)は本発明の実施形態にかかるベースの形状を示す説明図である。 同実施形態にかかるFPCを示す概略平面図である。 同実施形態にかかるFPCをベースおよびHSAに固定させた状態を示す概略平面図である。 同実施形態にかかるFPCの取り付け状態を説明する説明図であって、(a)は取り付け前のFPCを示し、(b)は(a)の状態からブラケット連結部に撓みを持たせた状態を示し、(b)はFPCをベースおよびコネクタに固定させた状態を示す。 同実施形態にかかるFPCの取り付け例を示す説明図である。 従来のHDDの概略構成を示す分解斜視図である。 従来のベースの形状を説明するための部分斜視図である。 従来のFPCを示す概略平面図である。 従来のFPCを本発明の実施形態にかかるHDDに適用する場合のFPCの構成を示す概略平面図である。 従来のFPCの取り付け状態を説明する説明図であって、(a)は取り付け前のFPCを示し、(b)はFPCをベースおよびコネクタに固定させた状態を示す。
符号の説明
100 HDD
105 ディスク
110 ベース
112 凸部
113 貫通孔
120 スピンドルモータ
130 HSA
140 FPC
140a コネクタ部
140b 第1のブラケット部
140c 第2のブラケット部
140d ブラケット連結部
140e ループ部
140f HSA連結部
145 コネクタ
150 PCBA
161 ICチップ
162 コネクタ

Claims (4)

  1. 記録媒体であるディスクに対して情報を記録再生するヘッドと、
    前記ヘッドを支持し、前記ディスク上の所定の地位に回転移動させるヘッドスタックアセンブリと、
    前記ヘッドと電気的に接続されるフレキシブル・ケーブル・アセンブリと、
    を備え、
    前記フレキシブル・ケーブル・アセンブリは、
    複数のICチップが搭載された基板と接続されるコネクタ部と、
    前記コネクタ部と重ね合わせられて前記基板に固定される第1のブラケット部と、ベースに固定される第2のブラケット部と、前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部とを連結し、所定の方向における前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部との固定位置の相違を吸収するブラケット連結部とからなるブラケット部と、
    前記ヘッドスタックアセンブリとの接続部と前記第2のブラケット部とを連結するループ部と、
    を備えることを特徴とする、ディスク装置。
  2. 前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部との連結方向における前記ブラケット連結部の長さは、前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部との固定位置間の距離よりも長いことを特長とする、請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記ベースには、基板の所定の位置に集約して配置された前記ICチップと対応する部分に、前記基板と反対側に突出する凸部が形成され、
    前記凸部上には、前記第2のブラケット部が固定されることを特徴とする、請求項1または2に記載のディスク装置。
  4. ディスクに対して情報を記録再生するヘッドと、前記ヘッドを支持し、前記ディスク上の所定の地位に回転移動させるヘッドスタックアセンブリと、を備えるディスク装置の、前記ヘッドと電気的に接続されるフレキシブル・ケーブル・アセンブリであって、
    前記フレキシブル・ケーブル・アセンブリは、
    複数のICチップが搭載された基板と接続されるコネクタ部と、
    前記コネクタ部と重ね合わせられて前記基板に固定される第1のブラケット部と、ベースに固定される第2のブラケット部と、前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部とを連結し、所定の方向における前記第1のブラケット部と前記第2のブラケット部との固定位置の相違を吸収するブラケット連結部とからなるブラケット部と、
    前記ヘッドスタックアセンブリとの接続部と前記第2のブラケット部とを連結するループ部と、
    を備えることを特徴とする、フレキシブル・ケーブル・アセンブリ。
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