JPH09330557A - ディスク装置のスピンドル組立体 - Google Patents

ディスク装置のスピンドル組立体

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JPH09330557A
JPH09330557A JP8148861A JP14886196A JPH09330557A JP H09330557 A JPH09330557 A JP H09330557A JP 8148861 A JP8148861 A JP 8148861A JP 14886196 A JP14886196 A JP 14886196A JP H09330557 A JPH09330557 A JP H09330557A
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spindle
spindle hub
clamp
hub
annular
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JP8148861A
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Hisashi Kaneko
久 金子
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/038Centering or locking of a plurality of discs in a single cartridge
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルモーターの消費電力を抑制し、エ
アフィルタによる塵埃補集効率の低下を防止することの
できる小容量版ディスク装置のスピンドル組立体を提供
することである。 【解決手段】 スピンドル組立体はディスク装置のハウ
ジングに固定されるシャフトと、シャフト上に回転可能
に取り付けられたスピンドルハブとを含んでいる。スピ
ンドルハブの下部部分には互いに所定間隔離間した第1
の組の複数のディスクが取り付けられ、スピンドルハブ
の上部部分には互いに所定間隔離間した第2の組の複数
のディスクが取り付けられている。スピンドルハブの中
間部分にはディスクを取り付けることなしにダミーリン
グが取り付けられており、大きな空間が形成されてい
る。クランプをスピンドルハブにネジ締結することによ
り、第1及び第2の組の複数のディスクがスピンドルハ
ブに対して固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置の
スピンドル組立体(アセンブリ)に関する。通常の磁気
ディスク装置は、標準外形寸法内にできるだけ多くのデ
ィスクを収容し、記憶容量を最大限に確保した最大容量
機種が一般的である。この最大容量機種に対して、ディ
スク、ヘッドの数を減らして記憶容量を落とした小容量
版のディスク装置を開発することがよく行われる。
【0002】
【従来の技術】通常、このような小容量版のディスク装
置は、使用するスピンドルモーターやハウジングの外形
は最大容量機種と同じものを使用するが、スピンドルハ
ブの全長に対してディスクの積層高さがディスクの数が
少ない分だけ小さくなり、この差分を円筒状のダミース
ペーサで埋めたり、ダミーのディスクを積層するなどし
てスピンドル組立体を構成している。
【0003】一般的には、スピンドルハブのフランジ側
からディスクと環状スペーサを交互に積層し、スピンド
ルハブの余剰部分に上述したように円筒状のダミースペ
ーサやダミーのディスクを積んで構成する。
【0004】しかし、円筒状のダミースペーサを使用し
た場合は、スピンドルハブの余剰部分についてはディス
クによる気流が発生しないため、磁気ディスク装置内の
塵埃をディスクの回転により発生する気流で循環・除去
するエアフィルタの効果が大幅に減少し、磁気ディスク
装置の信頼性を低下させてしまうという問題がある。
【0005】一方、ダミーのディスクを使用した場合
は、小容量版の最大メリットであるディスク数減少によ
るスピンドルモーターの消費電力低減効果が得られなく
なるとともに、ダミーディスクの部品費が必要になると
いう問題がある。
【0006】磁気ディスク装置の記録密度の向上及び対
衝撃性能の向上を目的として、ディスクをスピンドルハ
ブに取り付ける場合、スピンドルハブにディスクを積層
し、その上からクランプリングをスピンドルハブの端面
にネジ止めして、ディスクをスピンドルハブに対して固
定する。
【0007】このとき、特にクランプリングに最も近い
ディスクは、ネジ止めの影響を受け、ネジの近傍は大き
な力で押圧され、ネジとネジの間では押圧力は小さくな
る。その結果、ディスクが波を打つような変形を起こ
し、磁気ヘッドの浮上安定性を損ない、記録密度の向上
及びディスク装置の信頼性に悪影響を及ぼすことが知ら
れている。
【0008】ネジ止めによるディスクの変形は、ネジの
締めつけトルクを落とすことで改善できるが、この場合
積層力自体が低下して、ディスクの面内方向に外部から
衝撃を受けるとディスクはずれてしまい、データを正常
に記録・再生ができなくなってしまう。
【0009】特に、近年の小型磁気ディスク装置におい
ては、非動作時に100G程度の耐衝撃性を要求されて
おり、クランプリングのネジ止め力を落とすことはでき
ない状況にある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の目的
は、スピンドルモーターの消費電力を抑制し、エアフィ
ルタによる塵埃補集効果の低下を防止することのできる
小容量版ディスク装置のスピンドル組立体を提供するこ
とである。
【0011】本発明の他の目的は、一対の軸受に偏荷重
がかかることを防止できる小容量版ディスク装置のスピ
ンドル組立体を提供することである。本発明の更に他の
目的は、クランプリングのネジ締結に起因するディスク
の変形を防止し、十分な耐衝撃性を確保することのでき
る小容量版ディスク装置のスピンドル組立体を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ベース
と該ベースに固定されたカバーとから成るハウジングを
有するディスク装置のスピンドル組立体であって、前記
ハウジングに固定されるように適合したシャフトと前記
シャフトに固定されたステータコイルと前記シャフト上
に回転可能に取り付けられた、上部部分と中間部分と下
部部分とを有するスピンドルハブと前記ステータコイル
に対向するように前記スピンドルハブの中間部分に固定
されたロータマグネットとそれぞれ前記スピンドルハブ
の上部部分及び下部で該スピンドルハブを回転可能に支
持する一対の軸受と前記スピンドルハブの下部部分に互
いに所定間隔で取り付けられた第1の組の複数のディス
クと前記スピンドルハブの上部部分に互いに前記所定間
隔で取り付けられた第2の組の複数のディスクと前記第
1の組の複数のディスクの最上端のディスクと前記第2
の組の複数のディスクの最下端のディスクとの間で、前
記スピンドルハブの中間部分上に取り付けられたダミー
リングと前記第2の組の複数のディスクの最上端のディ
スクを上方から押さえるクランプと前記クランプと前記
第1及び第2の組の複数のディスクを前記スピンドルハ
ブに固定する固定手段とを具備し前記ダミーリングの軸
方向長さは前記所定間隔の2倍以上であることを特徴と
するディスク装置のスピンドル組立体が提供される。
【0013】複数のディスクをスピンドルハブの上下に
分割して取り付け、スピンドルハブの中央部にダミーリ
ングを介装したことにより、エアフィルタに流入する気
流は中央部の空間において若干の流速低下は起こるもの
の概略層流となる。その結果、塵埃補集効果の大幅な低
下を防ぐことができる。
【0014】更に、ダミーディスクを使用しないので、
ダミーディスク使用によるスピンドルモーターの消費電
力増加も起こらず、磁気ディスク装置の信頼性向上と消
費電力の低減が可能となる。
【0015】好ましくは、固定手段は複数のネジを含ん
でおり、これらのネジの締めつけトルクを通常より小さ
くしてディスクをスピンドルハブに仮固定する。その
後、スピンドルハブの外周に形成された軸方向の溝中に
接着剤を注入して、ディスクをスピンドルハブに対して
接着固定する。
【0016】本発明の他の側面によると、ベースと該ベ
ースに固定されたカバーとから成るハウジングを有する
ディスク装置のスピンドル組立体であって、前記ハウジ
ングに固定されるように適合したシャフトと前記シャフ
トに固定されたステータコイルと前記シャフト上に回転
可能に取り付けられた、上半分部分と下半分部分とを有
するスピンドルハブと前記スピンドルハブを前記上半分
部分及び下半分部分の一方で支持する一対の軸受と前記
スピンドルハブの前記軸受で支持した前記一方に互いに
所定間隔で取り付けられた複数のディスクと前記ステー
タコイルに対向するように前記スピンドルハブの前記上
半分部分及び下半分部分の他方に固定されたロータマグ
ネットと前記スピンドルハブの前記上半分部分及び下半
分部分の前記他方の上に取り付けられたダミーリングと
複数の前記ディスクを前記スピンドルハブに固定する固
定手段とを具備し前記ダミーリングの軸方向長さは前記
所定間隔の2倍以上であることを特徴とするディスク装
置のスピンドル組立体が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、磁気ディスク
装置の外観斜視図が示されており、ハウジング(ディス
クエンクロージャー)2はベース4とカバー6とから構
成されており、内部に密封室を画成している。
【0018】ハウジング2内には複数のディスク10を
有するスピンドル組立体8が収容されている。符号12
は先端にディスク10に対してデータのリード/ライト
を行うヘッド14の取り付けられたヘッドアクチュエー
タである。
【0019】図2を参照すると、本発明第1実施形態で
あるスピンドル組立体の一部断面図が示されている。ス
ピンドル組立体8はディスク装置のベース4に対してネ
ジ締結されるフランジ20を含んでいる。シャフト22
の下端がフランジ20に固定され、その上端はネジ23
によりカバー6に固定される。
【0020】シャフト22上には一対の軸受28により
スピンドルハブ24が回転可能に取り付けられている。
スピンドルハブ24の下端部内側には環状ブッシュ26
が固定されており、この環状ブッシュ26が一方の軸受
28により回転可能に支持されている。
【0021】シャフト22の中間部分にはステータコイ
ル30が取り付けられている。スピンドルハブ24の中
間部分には環状ヨーク32を介して環状のロータマグネ
ット34が固定されいる。ステータコイル30とロータ
マグネット34との間には所定幅のギャップが画成され
ている。
【0022】スピンドルハブ24の下端部には環状フラ
ンジ24aが一体的に形成されている。環状フランジ2
4a上に一枚の磁気ディスク10を乗せ、その上に環状
スペーサ50、磁気ディスク10を交互に積層して、ス
ピンドルハブ24の下部部分に複数の磁気ディスク(本
実施形態では3個)から成る第1の磁気ディスクセット
10Aを取り付ける。
【0023】スピンドルハブ24の中間部分には磁気デ
ィスクを取り付ける代わりに、円筒状ダミーリング38
を取り付ける。そして、円筒状ダミーリング38上に磁
気ディスク10、環状スペーサ36を交互に積層して、
スピンドルハブ24の上部部分に複数の磁気ディスク
(本実施形態では3個)から成る第2の磁気ディスクセ
ット10Bを取り付ける。
【0024】第1及び第2の磁気ディスクセット10
A,10Bの各磁気ディスクは環状スペーサー36によ
り規定される互いに所定間隔離間してスピンドルハブ2
4に取り付けられている。
【0025】円筒状ダミーリング38の軸方向長さは、
環状スペーサ36の軸方向長さの2倍以上に設定されて
いる。第2の磁気ディスクセット10Bの最上端の磁気
ディスク10上にクランプリング40が乗せられ、この
クランプリング40を複数のネジ42でスピンドルハブ
24にネジ止めすることにより、第1の磁気ディスクセ
ット10Aと第2の磁気ディスクセット10Bがスピン
ドルハブ24の下部部分及び上部部分にそれぞれ固定さ
れる。
【0026】本実施形態では、ネジ42の締めつけトル
クを通常より小さくし、ディスク10と環状スペーサ3
6とが密着し、ディスク間隔が正しく出る程度で締めつ
けて各ディスク10を仮固定する。
【0027】図3に示すように、クランプリング40に
は2個の接着剤注入孔44が形成されている。各接着剤
注入孔44に整列してスピンドルハブ24の外周面上に
軸方向の溝46が形成されている。
【0028】上述したように、磁気ディスク10をネジ
42の締めつけにより仮止めしたあと、接着剤注入孔4
4を介して溝46中に接着剤を流し込み、磁気ディスク
10をスピンドルハブ24に接着固定する。
【0029】これにより、各磁気ディスク10はスピン
ドルハブ24に強固に固定されることになり、ディスク
の面内方向に外部から衝撃を受けてもディスクがずれる
ことはない。
【0030】このように、ネジ42の締めつけトルクを
通常より小さくして、溝46中に注入された接着剤で磁
気ディスク10をスピンドルハブ24に接着するように
すれば、ディスクの変形、特に最上層のディスクの変形
を防止することができ、且つ耐衝撃性も確保することが
できる。
【0031】磁気ディスク10をスピンドルハブ24に
接着固定した磁気ディスク装置では、装置の出荷試験時
にディスクの不良が発見された場合、ディスク交換修理
が困難となる問題が考えられる。
【0032】これについては、出荷試験終了時まではネ
ジ止めだけで仮固定しておき、図1に示されるようにカ
バー6に接着剤注入孔44が見える穴48を設けるよう
にする。
【0033】出荷試験終了後に、ハウジング6の穴48
を通して接着剤注入孔44に接着剤を注入して、各磁気
ディスク10をスピンドルハブ24に接着固定する。接
着剤注入後に、カバー6の穴48はシール49により塞
ぐ。
【0034】接着剤としては、比較的流動性のよい接着
剤を用いて、全てのディスク10を確実にスピンドルハ
ブ24に接着することが必要となる。このように流動性
のよい接着剤を使用すると、ディスク10と環状スペー
サ36の間から接着剤がディスク面に流出する恐れがあ
る。
【0035】これを防止するため本実施形態では、各環
状スペーサ36の上面及び下面に臨む外周面に一対の環
状溝を形成し、これらの環状溝中にシール材50をライ
ニングする。
【0036】同様に、ダミーリング38の上面及び下面
に臨む外周面にも一対の環状溝を形成し、これらの環状
溝中にシール材52をライニングする。シール材50,
52がディスク面に密着することにより、接着剤のディ
スク面への流出を防止することができる。同様に、クラ
ンプリング40の所定箇所にシール材を設けることによ
り、接着剤のディスク面への流出を確実に防止すること
ができる。
【0037】本実施形態によれば、スピンドルハブ24
の下部部分及び上部部分にのみ複数の磁気ディスク10
を分割して取り付け、中間部分にはダミーリング38を
介装するように構成したので、磁気ディスク装置内部に
設置したエアフィルタに流入する気流は、スピンドルハ
ブ24の中間部分において若干の流速低下は起こるもの
概略層流となる。
【0038】よって、エアフィルタの塵埃補集効果の大
幅な低下を防ぐことができ、且つダミーディスクを使用
しないのでダミーディスク使用によるスピンドルモータ
ーの消費電力増加も起こらず、小容量版の磁気ディスク
装置の信頼性を向上することができる。
【0039】図4を参照すると、本発明第2実施形態に
かかるスピンドル組立体の一部断面図が示されている。
本実施形態の説明において、上述した第1実施形態と実
質上同一構成部分については同一符号を付し、重複を避
けるためその説明を省略する。
【0040】本実施形態のスピンドル組立体8Aは、ス
ピンドルハブ24の上半分部分にのみ複数枚の磁気ディ
スク10が所定間隔離間して取り付けられている。スピ
ンドルハブ24はその上半分部分で一対の軸受28によ
り回転可能に支持されている。
【0041】スピンドルハブ24の下半分部分にはディ
スクを取り付けずにダミーリング38′が取り付けられ
ている。シャフト22の下部部分にステータコイル30
が固定され、このステータコイル30に対向してスピン
ドルハブ24の下部部分にヨーク32を介して環状ロー
タマグネット34が取り付けられている。
【0042】本実施形態によれば、一対の軸受28で支
持したスピンドルハブ24の上半分部分に複数の磁気デ
ィスク10を取り付けるようにしたので、一対の軸受2
8に概略均等に荷重がかかるようになる。
【0043】これにより、スピンドルハブ24の一部分
にのみ磁気ディスクを取り付けた小容量版の磁気ディス
ク装置でも、ディスク面内方向から外力を受けた場合に
軸受の偏荷重に起因してディスクが傾くことはなく、信
頼性の高い小容量版の磁気ディスク装置を提供できる。
【0044】特に図示しないが、本実施形態のスピンド
ル組立体8Aにおいても、上述した第1実施形態と同様
にクランプリング40に接着剤注入孔を形成し、スピン
ドルハブ24の外周面に軸方向の溝を形成することがで
きる。
【0045】この場合、ネジ42でディスク10を仮止
めした後、接着剤によりディスク10をスピンドルハブ
24に接着固定する。これにより、クランプリング40
のネジ締結に起因する最上層の磁気ディスク10の変形
を有効に防止することができる。
【0046】図5を参照すると、本発明第3実施形態に
かかるスピンドル組立体の一部断面図が示されている。
本実施形態の説明において、上述した第1及び第2実施
形態と実質的に同一構成部分については同一符号を付
し、重複をさけるためその説明を省略する。
【0047】本実施形態のスピンドル組立体8Bは、ネ
ジ締結によらず焼きばめを利用して環状クランプ54を
スピンドルハブ24′の上端部に固定したものである。
本実施形態も第2実施形態と同様に、一対の軸受28で
スピンドルハブ24′の上半分部分を支持し、この上半
分部分にのみ複数枚の磁気ディスク10を取り付けてい
る。
【0048】すなわち、室温状態で環状クランプ54の
内径をスピンドルハブ24′の直径よりもわずかばかり
小さく形成する。スピンドルハブ24′の上半分部分に
ディスク10と環状スペーサ36を交互に積層した後、
加熱炉等で所定温度に加熱した環状クランプ54をスピ
ンドルハブ24′の上端部に取り付け、各ディスク10
を上方から押し付ける。
【0049】加熱することにより環状クランプ54の内
径がスピンドルハブ24′の直径よりも大きくなるた
め、環状クランプ54をスピンドルハブ24′に容易に
取り付けることができ、室温に冷却されると環状クラン
プ54の内径が縮むため、環状クランプ54はスピンド
ルハブ24′の上端部に強固に固定される。
【0050】特に図示しないが、本実施形態でもクラン
プリング54の焼きばめ固定に加えて、第1実施形態と
同様に接着剤の注入による磁気ディスク10の接着固定
を併用するようにしてもよい。
【0051】環状クランプ54の焼きばめ固定に代え
て、環状クランプ54を圧入によりスピンドルハブ2
4′の上端部に固定するようにしてもよい。この場合に
は、環状クランプ54の内径をスピンドルハブ24′の
直径と同等かわずかばかり大きく形成し、治具を使用し
て環状クランプ54をスピンドルハブ24′に圧入す
る。
【0052】圧入固定の場合、焼きばめに比べて工程が
簡略化でき、焼きばめのための加熱炉等の設備も不要と
なる。なお、圧入固定の場合には、各磁気ディスク10
のスピンドルハブ24′に対する固定が十分ではないの
で、第1実施形態に関連して説明したように接着剤注入
による各磁気ディスクのスピンドルハブ24′に対する
接着固定が必要である。
【0053】上述した第2、第3実施形態ではスピンド
ルハブの上半分部分にのみ複数枚の磁気ディスクを取り
付けているが、スピンドルハブの下半分部分にのみ複数
枚の磁気ディスクを取り付けるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、スピンドルモーターの
消費電力を抑制し、エアフィルタによる塵埃補集効果の
低下を防止することのできる小容量版ディスク装置のス
ピンドル組立体を提供することができる。
【0055】また、クランプリングのネジ締結に起因す
るディスクの変形を防止し、十分な耐衝撃性を確保する
ことのできる小容量版ディスク装置のスピンドル組立体
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置の外観斜視図である。
【図2】本発明第1実施形態の一部断面図である。
【図3】本発明第1実施形態の平面図である。
【図4】本発明第2実施形態の一部断面図である。
【図5】本発明第3実施形態の一部断面図である。
【符号の説明】
8 スピンドル組立体 10 磁気ディスク 22 シャフト 24 スピンドルハブ 30 ステータコイル 34 ロータマグネット 36 環状スペーサ 38 ダミーリング 40 クランプリング

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと該ベースに固定されたカバーと
    から成るハウジングを有するディスク装置のスピンドル
    組立体であって、 前記ハウジングに固定されるように適合したシャフト
    と;前記シャフトに固定されたステータコイルと;前記
    シャフト上に回転可能に取り付けられた、上部部分と中
    間部分と下部部分とを有するスピンドルハブと;前記ス
    テータコイルに対向するように前記スピンドルハブの中
    間部分に固定されたロータマグネットと;それぞれ前記
    スピンドルハブの上部部分及び下部部分で該スピンドル
    ハブを回転可能に支持する一対の軸受と;前記スピンド
    ルハブの下部部分に互いに所定間隔で取り付けられた第
    1の組の複数のディスクと;前記スピンドルハブの上部
    部分に互いに前記所定間隔で取り付けられた第2の組の
    複数のディスクと;前記第1の組の複数のディスクの最
    上端のディスクと前記第2の組の複数のディスクの最下
    端のディスクとの間で、前記スピンドルハブの中間部分
    上に取り付けられたダミーリングと;前記第2の組の複
    数のディスクの最上端のディスクを上方から押さえるク
    ランプと;前記クランプと前記第1及び第2の組の複数
    のディスクを前記スピンドルハブに固定する固定手段と
    を具備し;前記ダミーリングの軸方向長さは前記所定間
    隔の2倍以上であることを特徴とするディスク装置のス
    ピンドル組立体。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は前記クランプを前記スピ
    ンドルハブに締結する複数のネジを含んでいる請求項1
    記載のディスク装置のスピンドル組立体。
  3. 【請求項3】 前記固定手段は更に、前記クランプに形
    成された接着剤注入孔と、前記スピンドルハブの外周面
    に形成された軸方向の溝と、前記注入孔を通して前記溝
    中に注入された接着剤とを含む請求項2記載のディスク
    装置のスピンドル組立体。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の組の各ディスクの間
    に介装された複数の環状スペーサを更に具備し;前記各
    環状スペーサはその外周面上にそれぞれ上面及び下面に
    臨む一対の環状溝を有しており、前記ダミーリングはそ
    の外周面上にそれぞれ上面及び下面に臨む一対の環状溝
    を有しており、前記環状スペーサ及び前記ダミーリング
    の各環状溝中に封止材が取り付けられている請求項3記
    載のディスク装置のスピンドル組立体。
  5. 【請求項5】 前記クランプは環状クランプであり、前
    記固定手段は前記環状クランプが前記スピンドルハブに
    焼きばめ固定される焼きばめ固定を含んでいる請求項1
    記載のディスク装置のスピンドル組立体。
  6. 【請求項6】 前記固定手段は前記スピンドルハブの外
    周上に形成された軸方向の溝と、該溝中に注入された接
    着剤とを更に含んでいる請求項5記載のディスク装置の
    スピンドル組立体。
  7. 【請求項7】 前記クランプは環状クランプであり、前
    記固定手段は前記環状クランプが前記スピンドルハブに
    圧入される圧入固定を含んでいる請求項1記載のディス
    ク装置のスピンドル組立体。
  8. 【請求項8】 前記固定手段は更に、前記スピンドルハ
    ブの外周上に形成された軸方向の溝と、該溝中に注入さ
    れた接着剤とを含んでいる請求項7記載のディスク装置
    のスピンドル組立体。
  9. 【請求項9】 ベースと該ベースに固定されたカバーと
    から成るハウジングを有するディスク装置のスピンドル
    組立体であって、 前記ハウジングに固定されるように適合したシャフト
    と;前記シャフトに固定されたステータコイルと;前記
    シャフト上に回転可能に取り付けられた、上半分部分と
    下半分部分とを有するスピンドルハブと;前記スピンド
    ルハブを前記上半分部分及び下半分部分の一方で支持す
    る一対の軸受と;前記スピンドルハブの前記軸受で支持
    した前記一方に互いに所定間隔で取り付けられた複数の
    ディスクと;前記ステータコイルに対向するように前記
    スピンドルハブの前記上半分部分及び下半分部分の他方
    に固定されたロータマグネットと;前記スピンドルハブ
    の前記上半分部分及び下半分部分の前記他方の上に取り
    付けられたダミーリングと;複数の前記ディスクを前記
    スピンドルハブに固定する固定手段とを具備し;前記ダ
    ミーリングの軸方向長さは前記所定間隔の2倍以上であ
    ることを特徴とするディスク装置のスピンドル組立体。
  10. 【請求項10】 前記固定手段は前記複数のディスクの
    うちの最上端のディスク及び前記ダミーリングのいずれ
    か一方を上方から押さえるクランプと;前記クランプを
    前記スピンドルハブに締結する複数のネジとを含んでい
    る請求項9記載のディスク装置のスピンドル組立体。
  11. 【請求項11】 前記固定手段は更に、前記クランプに
    形成された接着剤注入孔と、前記スピンドルハブの外周
    面に形成された軸方向の溝と、前記注入孔を通して前記
    溝中に注入された接着剤とを含む請求項10記載のディ
    スク装置のスピンドル組立体。
  12. 【請求項12】 前記各ディスクの間に介装された複数
    の環状スペーサを更に具備し;前記各環状スペーサはそ
    の外周面上にそれぞれ上面及び下面に臨む一対の環状溝
    を有しており、前記ダミーリングはその外周面上にそれ
    ぞれ上面及び下面に臨む一対の環状溝を有しており、前
    記環状スペーサ及び前記ダミーリングの各環状溝中に封
    止材が取り付けられている請求項11記載のディスク装
    置のスピンドル組立体。
  13. 【請求項13】 前記固定手段は前記スピンドルハブに
    焼きばめ固定された環状クランプから構成される請求項
    9記載のディスク装置のスピンドル組立体。
  14. 【請求項14】 前記固定手段は前記スピンドルハブに
    圧入固定された環状クランプから構成される請求項9記
    載のディスク装置のスピンドル組立体。
  15. 【請求項15】 前記固定手段は更に、前記スピンドル
    ハブの外周に形成された軸方向の溝と、該溝中に注入さ
    れた接着剤とを含んでいる請求項14記載のディスク装
    置のスピンドル組立体。
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