JPH08203224A - 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ - Google Patents

磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ

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JPH08203224A
JPH08203224A JP1404695A JP1404695A JPH08203224A JP H08203224 A JPH08203224 A JP H08203224A JP 1404695 A JP1404695 A JP 1404695A JP 1404695 A JP1404695 A JP 1404695A JP H08203224 A JPH08203224 A JP H08203224A
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JP
Japan
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hub
flange
arms
contact
head
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JP1404695A
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Inventor
Hiroyuki Kuno
浩之 久野
Toshiaki Abe
敏明 阿部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、ヘッド荷重のバラツキを低
減し、安定した記録再生を可能とする磁気ディスク装置
のヘッドアクチュエータを提供することにある。 【構成】磁気ヘッド32を支持したサスペンション30
が固定されている複数のアーム26a、26b、26
c、26dは、板厚約0.3mm以下の平板状に形成さ
れ、その基端部には透孔を有している。アームの透孔に
は、軸受組立体18のハブ22が挿通され、アームはハ
ブのフランジ23上に積層されている。各磁気ディスク
12a、12bの両側に位置する2本のアーム間には、
ハブに嵌合した第1のスペーサリング34a、34bが
配設されている。隣接した2枚の磁気ディスク間に位置
する2本のアーム間には、ハブに嵌合した第2のスペー
サリング36が配設されている。アーム並びに第1およ
び第2のスペーサリングは、ハブに螺合されたナットに
よりフランジとナットとの間に挟持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータ、ラップトップ型コンピュータ、ブック型コンピュ
ータ等のコンピュータに使用される磁気ディスク装置の
磁気ヘッドを移動自在に支持するヘッドアクチュエータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ラップ
トップ型コンピュータ、ブック型コンピュータ等のコン
ピュータにおいては、大量の情報を保存するためのメモ
リとして磁気ディスク装置が広く使用されている。
【0003】この種の磁気ディスク装置は、一般に、積
層状態で配設された複数枚の磁気ディスクと、磁気ディ
スクに対して情報の記録再生を行なう複数の磁気ヘッド
と、これらの磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自
在に支持したヘッドアクチュエータと、ヘッドアクチュ
ータを駆動して磁気ヘッドを所望のトラック位置へ移動
させるボイスコイルモータと、を備えている。
【0004】複数枚の磁気ディスクは、スピンドルモー
タのハブに固定され、互いに同軸的にかつ、所定の間隔
をおいて積層状態に支持されている。そして、スピンド
ルモータを駆動することにより、磁気ディスクは所定の
速度で回転される。
【0005】また、磁気ヘッドは、一枚の磁気ディスク
に対して2つ設けられ、それぞれ磁気ディスクの上面お
よび下面に対向して位置している。例えば、2枚の磁気
ディスクを有する磁気ディスク装置においては、4つの
磁気ヘッドが設けられている。
【0006】一方、ヘッドアクチュエータは、磁気ヘッ
ドの数に応じた数の磁気ヘッド組立体を有し、各磁気ヘ
ッド組立体は、板ばねにより形成された細長いサスペン
ションと、サスペンションの一端に固定されているとと
もに磁気ヘッドが形成されたスライダと、を備えてい
る。また、ヘッドアクチュエータは、回動自在に支持さ
れているとともに複数本のアームが突設されたキャリッ
ジを備え、磁気ヘッド組立体は、各磁気ディスクを両面
側から挟むような向きでアームに取り付けられている。
【0007】近年、ヘッドアクチュエータの一層の薄型
化を図るため、各アームを独立した平板で形成し、これ
らのアームを回転自在な軸受組立体に積層状態に取り付
けた構成が提供されている。
【0008】例えば、特開平6−84302号公報に開
示されたヘッドアクチュエータによれば、アームはステ
ンレス系の材料からなる板厚0.3mm以下の平板によっ
て形成され、アームの先端にサスペンションが溶接ある
いは接着により固定されている。アームの基端部には円
形の孔が形成され、この孔に、軸受組立体の円筒状のハ
ブが挿入されている。
【0009】ハブは、その下端周縁に形成されたフラン
ジと、その上端周面に切られたねじ部とを有している。
例えば、2枚の磁気ディスクを有する磁気ディスク装置
において、ヘッドアクチュエータは、それぞれサスペン
ションの固定された4本のアームを有し、各アームの基
端部はハブの外周に装着され、ハブのフランジ上に順に
積層されている。また、上側の磁気ディスクの両側に配
設される2つのアーム間と、下側の磁気ディスクの両側
に配設される他の2つのアーム間とには、それぞれスペ
ーサリングが配設されている。そして、ハブのフランジ
上に、4本のアームおよび2つのスペーサリングを順に
積層配置した後、ねじ部にナットを螺合することによ
り、アームおよびスペーサリングはフランジとナットと
の間に挟持された状態でハブ上に固定されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、磁気ヘッド組
立体は、磁気ヘッドが磁気ディスクの記録面に対向した
状態において、磁気ヘッドに磁気ディスク方向への所定
のヘッド荷重が作用するように構成されている。例え
ば、2.5インチの磁気ディスクを備えた装置におい
て、ヘッド荷重は約3gに設定されている。このような
ヘッド荷重は、サスペンションのばね力により得られ
る。つまり、磁気ヘッド組立体が所定の位置に組み込ま
れて磁気ヘッドが磁気ディスクの記録面に接触すると、
サスペンションは磁気ディスクから離間する方向へ撓
み、この撓みによって生じるばね力により磁気ヘッドに
ヘッド荷重を印加する。
【0011】しかしながら、上記のように、各アームが
薄い平板によって別々に形成される場合、サスペンショ
ンからの負荷によりアームも変形、つまり、撓んでしま
う。例えば、アームが板厚0.25mmのステンレス鋼
(SUS304)で形成され、設定ヘッド荷重が3gの
場合、アームの先端部はサスペンションからの負荷によ
り約90μmだけ磁気ディスクから離間する方向へ撓ん
でしまう。
【0012】この場合、最上部および最下部のアームは
撓んでも問題とならないが、2枚の磁気ディスク間に互
いに向い合って配置された中間の2本のアームは、撓む
ことによりその先端部同志が接触し問題となる。つま
り、中間の2本のアームの先端部は、サスペンションか
ら負荷を受けた際、撓む途中で互いに接触し、サスペン
ションからの負荷に釣り合う量だけ充分に撓むことがで
きない。その結果、磁気ヘッドには設定ヘッド荷重より
も大きなヘッド荷重が作用することになる。そのため、
磁気ディスク装置の作動時、磁気ヘッドの浮上量が所定
の値よりも小さくなり、磁気ヘッドが磁気ディスクの記
録面に衝突するヘッドクラッシュ等の事故が発生し磁気
ヘッドが損傷を受ける可能性がある。同時に、安定した
記録再生が困難となる。
【0013】また、上記のように、複数のアームおよび
スペーサリングを軸受組立体のハブのフランジ上に積層
し、ナットによって締め付け固定する構成において、ナ
ットの締め付け力によりフランジが撓み、これに応じ
て、フランジに接触したアームも撓んでしまう虞があ
る。更に、アームに接触するナットの接触面の平面度が
高い精度に保たれていない場合、ナットの接触面の影響
を受けてアームが歪んでしまう虞がある。このようにア
ームが撓んだ場合、所定のヘッド荷重を得ることができ
ず、上述と同様の問題が生じる。
【0014】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ヘッド荷重のバラツキを低減し、安定
した記録再生を可能とする磁気ディスク装置のヘッドア
クチュエータを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明のヘッドアクチュエータ
は、フランジの形成された一端とねじ部の形成された他
端とを有する回転自在なハブを備えた軸受組立体と、そ
れぞれ上記ハブが挿通された透孔を有しているとともに
上記ハブから延出し、上記フランジ上に積層された板厚
約0.3mm以下の平板状の複数のアームと、各アームか
ら延出しその延出端に上記磁気ヘッドを支持していると
ともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を印加する複
数のサスペンションと、それぞれ磁気ディスクの上面側
および下面側に位置した2つのアーム間に位置し、上記
ハブの外周に装着された複数の第1のスペーサと、隣接
する2枚の磁気ディスク間に位置した2つのアーム間に
位置し、上記ハブの外周に装着された少なくとも1つの
第2のスペーサと、上記ハブのねじ部に螺合され、上記
ハブのフランジと共同して上記第1および第2のスペー
サおよび複数のアームを挟持したナットと、を備えてい
る。
【0016】また、請求項10に係るこの発明のヘッド
アクチュエータは、フランジの形成された一端とねじ部
の形成された他端とを有する回転自在なハブを備えた軸
受組立体と、それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有し
ているとともに上記ハブから延出し、上記フランジ上に
積層された板厚約0.3mm以下の平板状の複数のアーム
と、各アームから延出しその延出端に上記磁気ヘッドを
支持しているとともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷
重を印加する複数のサスペンションと、磁気ディスクの
上面側および下面側に位置した2つのアーム間に位置
し、上記ハブの外周に装着されたスペーサと、上記ハブ
のねじ部に螺合され、上記ハブのフランジと共同して上
記スペーサおよび複数のアームを挟持したナットと、を
備え、上記ナットは隣接した上記アームに接触した環状
の接触部を有し、上記ハブのフランジは、隣接した上記
アームに接触した環状の接触部を有し、上記ナットの接
触部およびフランジの接触部の少なくとも一方は、上記
アームに向かって突出した円弧状に形成されている。
【0017】請求項11に係るこの発明のヘッドアクチ
ュエータによれば、上記ナットは隣接した上記アームに
接触した環状の接触面を有し、上記ハブのフランジは、
隣接した上記アームに接触した環状の接触面を有し、上
記ナットの接触面およびフランジの接触面の少なくとも
一方は、ハブの径方向に沿った幅が約0.5mm以下に形
成されている。
【0018】
【作用】上記のように構成された請求項1に係るこの発
明のヘッドアクチュエータによれば、隣接する2枚の磁
気ディスク間に位置する2つのアーム間には、軸受組立
体のハブに装着された第2のスペーサが配設されてい
る。そのため、これらの2つのアーム間の間隔が広くな
り、磁気ディスク装置の組立時に各アームが撓んだ場合
でも、アームの先端同志が接触することなく、各アーム
はサスペンションからの負荷に応じた量だけ充分に撓む
ことができる。
【0019】また、上記のように構成された請求項10
に係るヘッドアクチュエータによれば、ハブのフランジ
の接触部およびナットの接触部の少なくとも一方は、対
応するアームに向かって突出した円弧状に形成されてい
る。接触部が円弧状に形成されている場合、この接触部
はアームに対してほぼ線接触となる。そのため、例え
ば、ナットの締め付け力によってフランジが撓んだ場合
でも、フランジの接触部はアームに対して線接触状態を
維持する。
【0020】更に、ナットの接触部が円弧状に形成され
ている場合、この接触部もアームに対してほぼ線接触と
なり、接触部の平面度がアームに与える影響を低減する
ことができる。
【0021】請求項11に係るヘッドアクチュエータに
よれば、ナットおよびフランジの接触面の少なくとも一
方は、幅が約0.5mm以下と非常に小さく形成され、ア
ームとの接触面積も小さくなる。そのため、接触面の平
面度がアームに与える影響を低減することができる。
【0022】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明に係るヘ
ッドアクチュエータを備えた磁気ディスク装置の実施例
について詳細に説明する。図1に示すように、磁気ディ
スク装置は、上面の開口した矩形箱状のケース10と、
複数のねじによりケースにねじ止めされてケースの上端
開口を閉塞する図示しないトップカバーと、を有してい
る。
【0023】ケース10内には、磁気記録媒体としての
2枚の磁気ディスク12a、12b、これらの磁気ディ
スクを支持および回転させるスピンドルモータ13、磁
気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数の磁
気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク12a、
12bに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエー
タ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めす
るボイスコイルモータ16、プリアンプ17等が収納さ
れている。また、ケース10の外面には、スピンドルモ
ータ13、ボイスコイルモータ16、磁気ヘッドの動作
を制御する図示しないプリント基板がねじ止めされ、ケ
ースの底壁と対向して位置している。
【0024】スピンドルモータ13はケース10の底壁
に固定されているとともに、回転自在な円筒形状のハブ
を備えている。各磁気ディスク12a、12bは、直径
65mm(2.5 インチ)に形成され、上面および下面に磁気
記録層を有している。2枚の磁気ディスク12a、12
bはスピンドルモータのハブに互いに同軸的に嵌合さ
れ、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をおいて積層され
ている。そして、磁気ディスク12a、12bは、スピ
ンドルモータ13により、4200回転/分の速度で回転駆
動される。
【0025】図1ないし図4、および図6に示すよう
に、ヘッドアクチュエータ14は、ケース10の底壁上
に固定された軸受組立体18を備えている。この軸受組
立体18は、ケース10の底壁にスピンドルモータ13
の軸と平行に立設された枢軸20と、一対の軸受21を
介して枢軸に回転自在に支持された円筒形状のハブ22
と、を有している。ハブ22の下端には厚さ約0.5mm
の環状のフランジ23が形成され、上端部外周にはねじ
部24が形成されている。
【0026】また、ヘッドアクチュエータ14は、ハブ
22に取り付けられた4本のアーム26a、26b,2
6c,26dおよび複数のスペーサリングと、各アーム
に支持された4つの磁気ヘッド組立体28と、を備えて
いる。
【0027】アーム26aないし26dの各々は、例え
ば、SUS304等のステンレス系の材料により、板厚
0.3mm以下の薄い平板状に形成され、その一端、つま
り、基端には円形の透孔30が形成されている。
【0028】各磁気ヘッド組立体28は、板ばねによっ
て形成された細長いサスペンション30と、サスペンシ
ョンに固定された磁気ヘッド32と、を備えている。サ
スペンション30は、その基端がスポット溶接あるいは
接着によりアーム26aないし26dの先端に固定され
アームから延出している。磁気ヘッド32は、ほぼ矩形
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
薄膜ヘッドとにより構成され、サスペンション30の先
端部に形成された図示しないジンバル部に固定されてい
る。なお、サスペンション30は、アームと同一の材料
によりアームと一体的に形成されていてもよい。
【0029】そして、磁気ヘッド組立28の固定された
アーム26aないし26dは、透孔30にハブ22を挿
通することにより、フランジ23上に積層された状態で
ハブの外周に嵌合されている。
【0030】また、ハブ22の外周には2つの第1のス
ペーサリング34a、34b、1つの第2のスペーサリ
ング36、および1つの第3のスペーサリング38が嵌
合されている。第1のスペーサリング34a、34b
は、それぞれアーム26a、26b間およびアーム26
c,26d間に位置している。第2のスペーサリング3
6は約0.2mm厚に形成され、アーム26b、26c間
に位置している。また、第3のスペーサリング38はア
ームの板厚以上の厚さに形成され、最上部のアーム26
aとねじ部24との間に位置している。
【0031】ハブ22のフランジ23上に積層された4
本のアーム26aないし26d、および第1ないし第3
のスペーサリング34a、34b、36、38は、ハブ
のねじ部24に螺合されたナット40とフランジ23と
の間に挟持され、ハブ22の外周上に固定保持されてい
る。それにより、4本のアーム26aないし26dは、
間隔を置いて互いに平行に位置しているとともにハブ2
2から同一の方向へ延出している。アーム26a、26
bに取り付けられた磁気ヘッド組立体28の磁気ヘッド
32は互いに向かい合って位置し、同様に、アーム26
c、26dに取り付けられた磁気ヘッド組立体28の磁
気ヘッド32は互いに向かい合って位置している。そし
て、アーム46aないし46dおよびこれらのアームに
固定された磁気ヘッド組立体30は、ハブ22と一体的
に回動可能となっている。
【0032】また、第1のスペーサリング34aは、ア
ームと反対方向へ延出した2本の支持フレーム42を有
し、これらの支持フレーム上にコイル44が固定されて
いる。一方の支持フレーム42の先端には、ヘッドアク
チュエータ14の回動量を規制するストッパピン46が
立設されている。
【0033】図6に示すように、第3のスペーサリング
38はアーム26aに接触した環状の接触部38aを有
し、この接触部はアーム26aに向かって突出した円弧
状に形成されている。そのため、接触部38aはアーム
26aに対して線接触している。
【0034】また、ハブ22のフランジ23はアーム2
6dに接触した環状の接触部23aを有し、この接触部
はアーム26dに向かって突出した円弧状に形成されて
いる。そのため、接触部23aはアーム26dに対して
線接触している。
【0035】そして、接触部38aおよび23aは、接
触部38aとアーム26aとの接触位置の径、つまり、
軸受組立体18の枢軸を中心とする接触位置の径Rが、
接触部23aとアーム26dとの接触位置の径とほぼ同
一となるように形成されている。
【0036】図4からよくわかるように、上記のように
構成されたヘッドアクチュエータ14をケース10に組
み込んだ状態において、磁気ディスク12aはアーム2
6a、26b間に位置し、磁気ディスク12bはアーム
26c、26d間に位置している。そして、アーム26
a、26bに取り付けられた磁気ヘッド組立体28の磁
気ヘッド32は、磁気ディスク12aの上面および下面
にそれぞれ接触し、磁気ディスク12aを両面側から挟
持している。同様に、アーム26c、26dに取り付け
られた磁気ヘッド組立体28の磁気ヘッド32は、磁気
ディスク12bの上面および下面にそれぞれ接触し、磁
気ディスク12bを両面側から挟持している。
【0037】各磁気ヘッド32は、サスペンション30
のばね力により所定のヘッド荷重(3g)が印加され、
磁気ディスクの停止状態において磁気ディスク表面に押
しつけられている。また、各アームも、サスペンション
30からの負荷により、その先端部が磁気ディスク表面
から離間する方向へ撓んでいる。
【0038】つまり、図5に2点鎖線で示すように、ヘ
ッドアクチュエータ14を磁気ディスク12a、12b
に対して所定の位置へ組み込む前の状態において、各ア
ーム、例えばアーム26aは、磁気ディスク表面とほぼ
平行に延出し、サスペンション30はアームの先端から
磁気ディスク側に湾曲して延出している。そして、ヘッ
ドアクチュエータ14を所定の位置に組み込み、磁気ヘ
ッド32が磁気ディスク12aの表面に接触すると、図
5に実線で示すように、サスペンション30は磁気ディ
スク12aから離間する方向へ撓み、この撓みによって
生じるばね力により磁気ヘッド32にヘッド荷重を印加
する。
【0039】この際、アーム26aは薄い平板によって
形成されているため、サスペンション30からの負荷に
より変形、つまり、撓む。例えば、アームが板厚0.2
5mmのステンレス鋼(SUS304)で形成され、設定
ヘッド荷重が3gの場合、アーム26aの先端部はサス
ペンション30からの負荷により約90μmだけ磁気デ
ィスク12aから離間する方向へ撓む。そして、サスペ
ンション30からの負荷に応じた量だけアーム26aが
撓むことにより、適正な設定ヘッド荷重が磁気ヘッド3
2に印加される。
【0040】上記のように装着時、各アームは磁気ディ
スク12a、12bの表面から離間する方向へ撓むこと
から、図4に示すように、2枚の磁気ディスク12a、
12b間に位置した2つのアーム26b、26cは、互
いに接近する方向に撓むことになる。ここで、アーム2
6b、26c間には第2のスペーサリング36が配置さ
れ、アーム26b、26cは互いに接近する方向へ撓ん
だ場合でも互いに接触および干渉しない距離だけ離間し
ている。そのため、アーム26b、26cの各々は、サ
スペンション30からの負荷に対応する量だけ充分に撓
むことができ、撓んだ後、アームの先端部は隙間gをお
いて互いに対向する。従って、アーム26b、26cに
取り付けられた磁気ヘッド組立体28の磁気ヘッド32
は、サスペンション30によって適正な設定ヘッド荷重
を受ける。
【0041】一方、図1に示すように、ヘッドアクチュ
エータ14をケース10に組み込んだ状態において、支
持フレーム42に固定されたコイル44は、ケース10
上に固定された一対のヨーク48間に位置し、これらの
ヨークおよび一方のヨークに固定された図示しない磁石
とともにボイスコイルモータ16を構成する。従って、
コイル44に通電することにより、ヘッドアクチュエー
タ14が回動し、磁気ヘッド32は磁気ディスク12
a、12bの所望のトラック上に移動および位置決めさ
れる。
【0042】以上のように構成されたヘッドアクチュエ
ータによれば、2枚の磁気ディスク12a、12b間に
位置した2本のアーム26b、26c間には、第2のス
ペーサリング36が配設されているため、組立時にアー
ム26b、26cが互いに接近する方向へ撓んだ場合で
もアーム同志の接触を防止することができる。それによ
り、アーム26b、26cの各々は、サスペンション3
0からの負荷に対応する量だけ充分に撓むことができ、
サスペンション30によって適正な設定ヘッド荷重を各
磁気ヘッド32に印加することができる。その結果、磁
気ディスク装置の作動時における各磁気ヘッド32の浮
上量を所望の値に安定して維持することができ、ヘッド
クラッシュ等の発生を防止できるとともに安定した磁気
記録再生が可能となる。
【0043】また、第3のスペーサリング38の接触部
38aおよびフランジ23の接触部23aはそれぞれ円
弧状に形成され、対応するアームと線接触している。特
に、ナット40の締め付け力によってフランジ23が下
方へ変形した場合でも、接触部23aはアーム26dに
対して線接触状態を維持することができる。そのため、
アームに対して面接触する場合に比較して接触部の平面
度を厳格に維持する必要がなく、接触部がアームに与え
る悪影響、つまり、アームの歪の発生を低減することが
できる。その結果、磁気ヘッドの浮上量のばらつきを一
層低減することが可能となる。
【0044】更に、両接触部38aおよび23aの接触
位置の径Rは互いに等しく形成されているため、ナット
40の締め付け力は各アーム26aないし26dに対し
て、径Rの位置でハブ22の軸方向に作用する。従っ
て、各アームに回転モーメントが作用することがなく、
ナット40の締め付け力に起因するアームの歪が低減す
る。従って、この構成によっても、磁気ヘッドの浮上量
の安定化を図ることができる。
【0045】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、アームの数は4本に限らず、磁気ディスク
の枚数に応じて増加することができる。例えば3枚の磁
気ディスクを有する磁気ディスク装置において、アーム
は6本設けられる。そして、この場合、隣合う2枚の磁
気ディスク間に位置する2つのアーム間には、上記実施
例と同様の第2のスペーサリングが配置される。
【0046】また、上記実施例において、第3のスペー
サリング38の接触部38aおよびフランジ23の接触
部23aは円弧状としたが、これに限らず、例えば、図
7に示すように、それぞれアームに向かって突出した台
形状の断面を有するように形成されてもよい。この場
合、アームに接触する接触部38a、23aの接触面
は、ハブ22の径方向に沿った幅が約0.5mm以下とな
るように形成される。それにより、接触部38a、23
aとアームとの接触面積が低減し、接触部がアームに与
える悪影響を低減することができる。従って、上記実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
【0047】更に、上記実施例においては最上部のアー
ム26aとナット40との間に第3のスペーサリング3
8を設ける構成としたが、図8に示すように、第3のス
ペーサリング38を省略した構成としてもよい。この場
合、ナット40はアーム26aに接触する環状の接触部
40aを有し、この接触部はアーム26aに向かって突
出した円弧状に形成される。また、この接触部40a
は、図9に示すように、台形の断面形状を有するように
形成されてもよい。この場合、接触部40aは環状の接
触面を有し、ハブ22の径方向に沿った接触面の幅は約
0.5mm以下に形成される。そして、いずれの場合にお
いても、上記実施例と同様の作用効果を得ることが可能
となる。
【0048】なお、上述した各実施例において、最下部
のアーム26dとフランジ23との間に他のスペーサリ
ングを設けるようにしてもよい。また、図6ないし図9
に示すようなナット、第3のスペーサリング、フランジ
の接触部を円弧状あるいは台形状とする構成は、磁気デ
ィスクが複数枚の場合に限らず、1枚の場合にも適用す
ることがる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係るヘ
ッドアクチュエータによれば、薄い平板で形成されたア
ームがサスペンションからの負荷によって撓んだ場合で
も、アーム同志の接触を防止することができ、各磁気ヘ
ッドに適正なヘッド荷重を印加することができる。従っ
て、磁気ヘッドの浮上量のばらつきが低減し、磁気ヘッ
ドの損傷防止および安定した磁気記録再生が可能とな
る。
【0050】また、アームを軸受組立体に固定するため
のナットの締め付け力に起因する各アームの歪を低減
し、磁気ヘッドに作用するヘッド荷重のばらつきを低減
することができる。その結果、磁気ヘッドの浮上量のば
らつきを一層低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るヘッドアクチュエー
タを備えた磁気ディスク装置を示す斜視図。
【図2】上記ヘッドアクチュエータの斜視図。
【図3】上記ヘッドアクチュエータの分解斜視図。
【図4】上記ヘッドアクチュエータを磁気ディスク装置
に組み込んだ状態におけるヘッドアクチュエータと磁気
ディスクとの関係を示す側面図。
【図5】上記ヘッドアクチュエータを組み込んだ状態に
おけるアームの撓み状態を示す図。
【図6】上記ヘッドアクチュエータの軸受組立体部分の
断面図。
【図7】この発明の他の実施例に係るヘッドアクチュエ
ータの軸受組立体部分の断面図。
【図8】この発明の更に他の実施例に係るヘッドアクチ
ュエータの軸受組立体部分の断面図。
【図9】この発明の他の実施例に係るヘッドアクチュエ
ータの軸受組立体部分の断面図。
【符号の説明】
10…ケース、12a、12b…磁気ディスク、14…
ヘッドアクチュエータ、16…ボイスコイルモータ、1
8…軸受組立体、22…ハブ、23…フランジ、24…
ねじ部、26a、26b、26c、26d…アーム、2
8…磁気ヘッド組立体、30…サスペンション、32…
磁気ヘッド、34a、34b…第1のスペーサリング、
36…第2のスペーサリング、38…第3のスペーサリ
ング、40…ナット。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を置いて積層された複数の磁
    気ディスクと、各磁気ディスクの上面および下面にそれ
    ぞれ対向して設けられた複数の磁気ヘッドと、を有する
    磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータにおいて、 フランジの形成された一端とねじ部の形成された他端と
    を有する回転自在なハブを備えた軸受組立体と、 それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有しているととも
    に上記ハブから延出し、上記フランジ上に積層された板
    厚約0.3mm以下の平板状の複数のアームと、 各アームから延出しその延出端に上記磁気ヘッドを支持
    しているとともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を
    印加する複数のサスペンションと、 それぞれ磁気ディスクの上面側および下面側に位置した
    2つのアーム間に位置し、上記ハブの外周に装着された
    複数の第1のスペーサと、 隣接する2枚の磁気ディスク間に位置した2つのアーム
    間に位置し、上記ハブの外周に装着された少なくとも1
    つの第2のスペーサと、 上記ハブのねじ部に螺合され、上記ハブのフランジと共
    同して上記第1および第2のスペーサおよび複数のアー
    ムを挟持したナットと、 を備えたことを特徴とするヘッドアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 上記第2のスペーサは、上記ハブの軸方
    向に沿った厚さが約0.2mmのスペーサリングを有して
    いることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 上記ナットと、このナットに隣接したア
    ームとの間に位置し、上記ハブの外周に装着された第3
    のスペーサを備え、上記第3ののスペーサは、上記アー
    ムの板厚以上の厚さを有していることを特徴とする請求
    項1または2に記載のヘッドアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 上記ナットは隣接した上記アームに接触
    した環状の接触部を有し、上記ハブのフランジは、隣接
    した上記アームに接触した環状の接触部を有し、上記ナ
    ットの接触部およびフランジの接触部の少なくとも一方
    は、上記アームに向かって突出した円弧状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド
    アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 上記第3のスペーサは、隣接した上記ア
    ームに接触した環状の接触部を有し、上記ハブのフラン
    ジは、隣接した上記アームに接触した環状の接触部を有
    し、上記第3のスペーサの接触部およびフランジの接触
    部の少なくとも一方は、上記アームに向かって突出した
    円弧状に形成されていることを特徴とする請求項3に記
    載のヘッドアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 上記ナットは隣接した上記アームに接触
    した環状の接触面を有し、上記ハブのフランジは、隣接
    した上記アームに接触した環状の接触面を有し、上記ナ
    ットの接触面およびフランジの接触面の少なくとも一方
    は、上記ハブの径方向に沿った幅が約0.5mm以下に形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    のヘッドアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 上記第3のスペーサは、隣接した上記ア
    ームに接触した環状の接触面を有し、上記ハブのフラン
    ジは、隣接した上記アームに接触した環状の接触面を有
    し、上記第3のスペーサの接触面およびフランジの接触
    面の少なくとも一方は、上記ハブの径方向に沿った幅が
    約0.5mm以下に形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載のヘッドアクチュエータ。
  8. 【請求項8】 上記ナットは隣接した上記アームに接触
    した環状の接触面を有し、上記ハブのフランジは、隣接
    した上記アームに接触した環状の接触面を有し、上記ナ
    ットの接触面およびフランジの接触面は、上記ハブの軸
    を中心としてほぼ同一の径を有していることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のヘッドアクチュエータ。
  9. 【請求項9】 上記第3のスペーサは、隣接した上記ア
    ームに接触した環状の接触面を有し、上記ハブのフラン
    ジは、隣接した上記アームに接触した環状の接触面を有
    し、上記第3のスペーサの接触面およびフランジの接触
    面は、上記ハブの軸を中心としてほぼ同一の径を有して
    いることを特徴とする請求項3に記載のヘッドアクチュ
    エータ。
  10. 【請求項10】 磁気ディスクと、上記磁気ディスクの
    上面および下面にそれぞれ対向して設けられた磁気ヘッ
    ドと、を有する磁気ディスク装置のヘッドアクチュエー
    タにおいて、 フランジの形成された一端とねじ部の形成された他端と
    を有する回転自在なハブを備えた軸受組立体と、 それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有しているととも
    に上記ハブから延出し、上記フランジ上に積層された板
    厚約0.3mm以下の平板状の複数のアームと、 各アームから延出しその延出端に上記磁気ヘッドを支持
    しているとともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を
    印加する複数のサスペンションと、 上記磁気ディスクの上面側および下面側に位置した2つ
    のアーム間に位置し、上記ハブの外周に装着されたスペ
    ーサと、 上記ハブのねじ部に螺合され、上記ハブのフランジと共
    同して上記スペーサおよび複数のアームを挟持したナッ
    トと、 を備え、 上記ナットは隣接した上記アームに接触した環状の接触
    部を有し、上記ハブのフランジは、隣接した上記アーム
    に接触した環状の接触部を有し、上記ナットの接触部お
    よびフランジの接触部の少なくとも一方は、上記アーム
    に向かって突出した円弧状に形成されていることを特徴
    とするヘッドアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 磁気ディスクと、上記磁気ディスクの
    上面および下面にそれぞれ対向して設けられた磁気ヘッ
    ドと、を有する磁気ディスク装置のヘッドアクチュエー
    タにおいて、 フランジの形成された一端とねじ部の形成された他端と
    を有する回転自在なハブを備えた軸受組立体と、 それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有しているととも
    に上記ハブから延出し、上記フランジ上に積層された板
    厚約0.3mm以下の平板状の複数のアームと、 各アームから延出しその延出端に上記磁気ヘッドを支持
    しているとともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を
    印加する複数のサスペンションと、 上記磁気ディスクの上面側および下面側に位置した2つ
    のアーム間に位置し、上記ハブの外周に装着されたスペ
    ーサと、 上記ハブのねじ部に螺合され、上記ハブのフランジと共
    同して上記スペーサおよび複数のアームを挟持したナッ
    トと、 を備え、 上記ナットは隣接した上記アームに接触した環状の接触
    面を有し、上記ハブのフランジは、隣接した上記アーム
    に接触した環状の接触面を有し、上記ナットの接触面お
    よびフランジの接触面の少なくとも一方は、上記ハブの
    径方向に沿った幅が約0.5mm以下に形成されているこ
    とを特徴とするヘッドアクチュエータ。
  12. 【請求項12】 磁気ディスクと、上記磁気ディスクの
    上面および下面にそれぞれ対向して設けられた磁気ヘッ
    ドと、を有する磁気ディスク装置のヘッドアクチュエー
    タにおいて、 フランジの形成された一端とねじ部の形成された他端と
    を有する回転自在なハブを備えた軸受組立体と、 それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有しているととも
    に上記ハブから延出し、上記フランジ上に積層された板
    厚約0.3mm以下の平板状の複数のアームと、 各アームから延出しその延出端に上記磁気ヘッドを支持
    しているとともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を
    印加する複数のサスペンションと、 上記磁気ディスクの上面側および下面側に位置した2つ
    のアーム間に位置し、上記ハブの外周に装着された第1
    のスペーサと、 上記ハブのねじ部に螺合され、上記ハブのフランジと共
    同して上記第1のスペーサおよび複数のアームを挟持し
    たナットと、 上記ナットとこれに隣接した上記アームとの間に位置
    し、上記ハブの外周に装着された第2のスペーサと、 を備え、 上記第2のスペーサは隣接した上記アームに接触した環
    状の接触部を有し、上記ハブのフランジは、隣接した上
    記アームに接触した環状の接触部を有し、上記第2のペ
    ーサの接触部およびフランジの接触部の少なくとも一方
    は、上記アームに向かって突出した円弧状に形成されて
    いることを特徴とするヘッドアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 磁気ディスクと、上記磁気ディスクの
    上面および下面にそれぞれ対向して設けられた磁気ヘッ
    ドと、を有する磁気ディスク装置のヘッドアクチュエー
    タにおいて、 フランジの形成された一端とねじ部の形成された他端と
    を有する回転自在なハブを備えた軸受組立体と、 それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有しているととも
    に上記ハブから延出し、上記フランジ上に積層された板
    厚約0.3mm以下の平板状の複数のアームと、 各アームから延出しその延出端に上記磁気ヘッドを支持
    しているとともに上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を
    印加する複数のサスペンションと、 上記磁気ディスクの上面側および下面側に位置した2つ
    のアーム間に位置し、上記ハブの外周に装着された第1
    のスペーサと、 上記ハブのねじ部に螺合され、上記ハブのフランジと共
    同して上記第1のスペーサおよび複数のアームを挟持し
    たナットと、 上記ナットとこれに隣接した上記アームとの間に位置
    し、上記ハブの外周に装着された第2のスペーサと、 を備え、 上記第2のスペーサは隣接した上記アームに接触した環
    状の接触面を有し、上記ハブのフランジは、隣接した上
    記アームに接触した環状の接触面を有し、上記第2のス
    ペーサの接触面およびフランジの接触面の少なくとも一
    方は、上記ハブの径方向に沿った幅が約0.5mm以下に
    形成されていることを特徴とするヘッドアクチュエー
    タ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966269A (en) * 1996-08-21 1999-10-12 Hutchinson Technology, Inc. Head suspension with connected actuator arm and load beam in a laminate, monocoque construction
US6941641B2 (en) * 2000-02-10 2005-09-13 Hutchinson Technology Incorporated Method for mounting an arm to an actuator
JP2010129102A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 磁気ディスク装置
US7885041B2 (en) 2006-07-07 2011-02-08 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands, B.V. Rotational disc type storage device
JP2011131298A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Nsk Ltd マニピュレータ用関節部
US11527262B2 (en) 2021-02-17 2022-12-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk device having a multi-actuator assembly with a protective member attached to the tip of an actuator arm

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