JP2000076811A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2000076811A
JP2000076811A JP10248449A JP24844998A JP2000076811A JP 2000076811 A JP2000076811 A JP 2000076811A JP 10248449 A JP10248449 A JP 10248449A JP 24844998 A JP24844998 A JP 24844998A JP 2000076811 A JP2000076811 A JP 2000076811A
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magnetic disk
magnetic
ramp
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JP10248449A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Sasaki
康貴 佐々木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置を大型化することなく磁気ヘッドを安定し
てロード/アンロードができ高記録密度に対応した磁気
ディスク装置を提供することにある。 【解決手段】 ケース内には、ヘッドアクチュエータ2
2、およびヘッドアクチュエータが非動作位置へ移動し
た際、磁気ヘッド40を磁気ディスクから離間した位置
に支持するランプロード機構25が設けられている。ヘ
ッドアクチュエータの各サスペンション30は、アーム
32から延出したヘッド支持部材および磁気ヘッドに所
定荷重を付加する荷重付加部材を有し、ヘッド支持部材
の先端に磁気ヘッド40が取り付けられている。ランプ
ロード機構は、磁気ディスク16の外側に設けられたラ
ンプ60と、荷重付加部材の先端部から延出しランプと
係合可能なタブ42と、を備え、タブは、ヘッド支持部
材の中心軸からずれているとともに、ヘッド支持部材を
越えて磁気ディスクの外周側に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ディスク装
置に関し、特に、ランプロード機構を備えた磁気ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の電子
機器においては、大容量のメモリ装置として磁気ディス
ク装置が広く用いられている。一般に、磁気ディスク装
置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディ
スクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、磁
気ヘッドを支持したヘッドアクチュエータと、ヘッドア
クチュエータを駆動するボイスコイルモータと、基板ユ
ニット等とを備えて構成されている。
【0003】ヘッドアクチュエータは、ケースに取り付
けられた軸受部と、軸受部から延出した複数のアーム
と、各アームから延出したサスペンションと、を備え、
磁気ヘッドはサスペンションの延出端に取り付けられて
いる。
【0004】このような磁気ディスク装置では、装置の
非作動時に磁気ヘッドを所定位置に保持する方式とし
て、磁気ディスクの内周縁部上に磁気ヘッドを保持する
いわゆるCSS(コンタクト・スタート・ストップ)方
式と、磁気ディスクの外周側に設けられたランプにより
磁気ヘッドを磁気ディスク表面から離間した状態に保持
するランプロード方式とが知られている。
【0005】また、近年、携帯可能な小型のパーソナル
コンピュータが普及しつつあり、この種のパーソナルコ
ンピュータに搭載される磁気ディスク装置は、携帯時に
おける衝撃等に対する信頼性の向上が求められている。
そのため、このような磁気ディスク装置では、より確実
に磁気ヘッドを保持可能なランプロード方式の適用が進
められている。
【0006】一般に、このランプロード機構は、サスペ
ンションの先端から延出したタブと、磁気ディスクの外
周側に設けられたランプを備え、磁気ディスク装置の非
作動時、キャリッジアッセンブリは磁気ディスクの外周
に回動され、サスペンションのタブがランプに乗り上げ
る。それにより、磁気ヘッドは、磁気ディスク表面から
離間した位置に保持され、衝撃を受けた際に磁気ディス
クとの衝突が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ランプロード機構によ
り磁気ヘッドをロード/アンロードする場合、磁気ヘッ
ドをディスク表面に対して平行に上げ下ろしした方が磁
気ヘッド/ディスク間での損傷が少なくなる。そのた
め、磁気ヘッドを支持するサスペンションをディスク表
面に対してロールしないように上げ下ろしすることが重
要となる。
【0008】また、ランプは、ディスク表面から外れて
ディスク外側にある方が、装置全体を薄型化してランプ
とディスクとの隙間を小さくした場合でもランプとディ
スクとの接触を防止できる、組立て工程を単純化でき
る、などの点から望ましい。
【0009】ロード/アンロード時におけるサスペンシ
ョンのロールを防止する構成として、ランプロード機構
のタブをサスペンションのねじれ中心線上に配置し、サ
スペンションをロールさせるモーメン卜の発生を防止し
た構成が知られている。しかしながら、このような構成
の場合、ランプを磁気ディスクの外側に配置しようとす
ると、タブを磁気ディスクの外周から突出するように十
分に長く形成する必要がある。そのため、衝撃を受けた
際の耐衝撃性が低下するとともに、タブと装置筐体との
干渉を避けるために、筐体を大きくしなければならず、
装置全体の小型化が図れなくなるといった問題が生じ
る。
【0010】一方、ランプ機構のタブをサスペンション
の中心線に対し磁気ディスク外周側に偏心して設けた場
合、タブを長くすることなく、ランプを磁気ディスク外
周から外側に外れた位置に配置することが可能となる。
しかしながら、この場合、タブがサスペンションの中心
線上にないため、磁気ヘッドを引き上げる際、サスペン
ションにロールモーメントが作用して磁気ヘッドをロー
ルさせてしまい、ロード/アンロード時に磁気ヘッド/
ディスク間で損傷を生じさせる原因となってしまう。
【0011】更に、ランプロード機構では、サスペンシ
ョンの先端側を引き上げる方式が多いが、この方式の場
合、サスペンションを効率良く引き上げるためにはサス
ペンションの先端部にある程度の剛性を持たせる必要が
ある。そのため、サスペンションは、全体の剛性が高く
なるように形成されている。しかしながら、この場合、
磁気ヘッドの低浮上化を図るために磁気ヘッドを柔軟に
支持する上で障害になるとともに、サスペンション全体
が重くなってしまう等の問題がある。
【0012】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、装置を大型化することなく磁気ヘッド
を安定してロード/アンロードができるとともに、高記
録密度に対応した磁気ディスク装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る磁気ディスク装置は、磁気ディスク
と、上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動手
段と、上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う
磁気ヘッドと、回動自在に支持されたアームと、上記ア
ームから延出しているとともに上記磁気ヘッドを支持し
たサスペンションと、を有し、上記磁気ヘッドを上記磁
気ディスクに対して移動自在に支持したヘッドアクチュ
エータと、上記磁気ヘッドが上記磁気ディスクの外周部
に移動した際、上記磁気ヘッドを磁気ディスクから離間
した位置に保持するランプロード機構と、を備え、上記
ヘッドアクチュエータのサスペンションは、上記アーム
から延出しているとともに先端部に上記磁気ヘッドが取
り付けられた弾性変形可能な板状のヘッド支持部材と、
上記アームから延出し上記ヘッド支持部材と対向してい
るとともに、上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を付加
する荷重付加部材と、を備え、上記ランプロード機構
は、上記磁気ディスクの外側に設けられたランプと、上
記荷重付加部材から上記ヘッド支持部材を越えて上記磁
気ディスクの外周側へ突出し、上記磁気ヘッドが磁気デ
ィスクの外周部に移動した際、上記ランプに乗り上げる
係合部材と、を備えていることを特徴としている。
【0014】このように構成された磁気ディスク装置に
よれば、ランプロード機構のランプを磁気ディスクの外
側に配置することにより小型化が図れるとともに、サス
ペンションをヘッド支持部材と荷重付加部材とに分けて
構成することにより、荷重付加部材にロールモーメント
が発生した場合でも、ヘッド支持部材および磁気ヘッド
をロールさせることなくロード/アンロードすることが
できる。これにより、装置を大型化することなく磁気ヘ
ッドを安定してロード/アンロードができるとともに、
高記録密度に対応した磁気ディスク装置を提供すること
ができる。
【0015】この発明に係る磁気ディスク装置によれ
ば、上記サスペンションのヘッド支持部材は、磁気ディ
スクから離間する方向へのばね復元力を有し、上記係合
部が上記ランプに乗り上げた際、上記ばね復元力によっ
て上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから離間させるこ
とを特徴としている。
【0016】この場合、ヘッド支持部材自身の復元力に
よりヘッド支持部材を引き上げることができ、高さ方向
のスペースをかせぐことができ、装置の薄型化が可能と
なる。
【0017】この発明に係る磁気ディスク装置によれ
ば、上記荷重付加部材は、上記ヘッド支持部材の中心線
と交差する方向に延びた中心線を有し、上記係合部材
は、上記荷重付加部材の中心線に沿って上記磁気ディス
クの外周側へ延出していることを特徴としている。
【0018】この場合、荷重付加部材の引き上げ時に荷
重付加部材にロールが発生せず、荷重付加部材のねじれ
変形がなくなる分だけ磁気ヘッドのアンロードに要する
高さ方向のスペースを低減することができ、その結果、
装置全体の薄型化が可能となる。
【0019】この発明に係る磁気ディスク装置によれ
ば、上記ヘッド支持部材は、上記磁気ヘッドに対向して
設けられたピボットを有し、上記荷重付加部材は、上記
ピボットを介して上記磁気ヘッドに上記ヘッド荷重を付
加する先端部を有している。また、上記サスペンション
の荷重付加部材と上記ピボットとの間には、これらの間
の摩擦を低減する摩擦低減部が設けられている。
【0020】上記荷重付加部材およびヘッド支持部材の
基端部を除く唯一の接点であるピボット部の摩擦低減に
よって、荷重付加部材の振動がヘッド支持部材につたわ
りにくくなり、磁気ヘッドの位置決め精度の向上を図る
ことができる。
【0021】更に、この発明に係る磁気ディスク装置に
よれば、上記ヘッド支持部材は細長い板状に形成されて
いるとともに、上記アームとピボットの間に設けられた
剛性を上げるための補強部を有し、上記荷重付加部材
は、一枚の板ばねによって形成され、上記アームから上
記ピボットまでの間に剛性を上げるための補強部を備え
ていないことを特徴としている。
【0022】ヘッド支持部材と荷重付加部材とが別構成
のため、それぞれの目的に応じてへッド柔軟支持、高シ
ーク剛性が可能となる。荷重付加部材には補強部がない
ため、柔軟なばね部を構成でき、高さ方向スペースもほ
とんど問題にならない。また、ヘッド支持部材に補強部
を設けることにより、ジンバル機能を大きく損なうこと
なく、ヘッドアクチュエータ組立時に用いる治具等との
接触強度を確保し、更に、衝撃耐力を高めることが可能
となる。
【0023】また、この発明に係る磁気ディスク装置
は、所定の隙間を置いて設けられた複数の磁気ディスク
と、上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動手
段と、上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う
複数の磁気ヘッドと、回動自在に支持された複数のアー
ムと、上記アームから延出しているとともにそれぞれ上
記磁気ヘッドを支持した複数のサスペンションと、を有
し、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動自
在に支持したヘッドアクチュエータと、上記磁気ヘッド
が上記磁気ディスクの外周部に移動した際、上記磁気ヘ
ッドを磁気ディスクの表面から離間した位置に保持する
ランプロード機構と、を備え、上記ヘッドアクチュエー
タの各サスペンションは、上記アームから延出している
とともに先端部に上記磁気ヘッドが取り付けられた弾性
変形可能な板状のヘッド支持部材と、上記アームから延
出し上記ヘッド支持部材と隙間をおいて対向していると
ともに、上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を付加する
荷重付加部材と、を備え、上記ランプロード機構は、上
記磁気ディスクの外側に設けられたランプと、上記各荷
重付加部材から上記ヘッド支持部材を越えて上記磁気デ
ィスクの外周側へ突出し、上記磁気ヘッドが磁気ディス
クの外周部に移動した際、上記ランプに乗り上げる係合
部材と、を備え、上記複数の係合部の内、上記磁気ディ
スクの軸方向に沿って隣合う2つの係合部は、上記磁気
ディスクの表面と平行な方向に沿って互いにずれて設け
られていることを特徴としている。
【0024】上記磁気ディスク装置によれば、ヘッド支
持部材の中心軸とタブとの位置関係に関係なく、ヘッド
支持部材をロールさせずにアンロードすることが可能と
なる。そして、隣合うサスペンションに設けられたタブ
を互いにずらして配置することにより、アンロード時に
おけるタブ同志の干渉を防止でき、磁気ディスクの軸方
向に沿った装置の寸法を低減し、装置全体の小型化を図
ることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明をハードディスクドライブ(以下HDDと称する)に
適用した実施の形態について詳細に説明する。図1に示
すように、HDDは、上面の開口した矩形箱状のケース
12と、複数のねじによりケースにねじ止めされてケー
スの上端開口を閉塞する図示しないトップカバーと、を
有している。
【0026】ケース12内には、磁気記録媒体としての
3枚の磁気ディスク16、この磁気ディスクを支持およ
び回転させる駆動手段としてのスピンドルモータ18、
磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行な
う複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディス
ク16に対して移動自在に支持したヘッドアクチュエー
タ22、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めす
るボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁
気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘ
ッドを磁気ディスクから離間した位置に保持するランプ
ロード機構25、およびヘッドIC等を有する基板ユニ
ット21が収納されている。
【0027】また、ケース12の底壁外面には、基板ユ
ニット21を介してスピンドルモータ18、VCM2
4、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリ
ント回路基板がねじ止めされている。
【0028】図1および図2に示すように、ヘッドアク
チュエータ22は、ケース12の底壁上に固定された軸
受組立体26を備えている。軸受組立体26は、ケース
12の底壁に対して垂直に立設された枢軸27と、枢軸
に一対の軸受を介して回転自在に支持された円筒形状の
ハブ28と、を有している。また、ヘッドアクチュエー
タ22は、ハブ28に取り付けられた6本のアーム32
および複数のスペーサリングと、各アームに取り付けら
れているとともに磁気ヘッドを支持したサスペンション
30と、を備えている。
【0029】アーム32は、例えば、SUS304等の
ステンレス系の材料により、板厚250μm程度の平板
状に形成されているとともに、その一端、つまり、基端
には図示しない透孔が形成されている。
【0030】各サスペンション30は、図2ないし図4
に示すように、弾性変形可能な細長い板状のヘッド支持
部材34と、同じく、弾性変形可能な細長い板状の荷重
付加部材36と、を備えている。
【0031】ヘッド支持部材34は、板ばねにより構成
され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアー
ム32の先端に固定され、アームから延出している。ま
た、ヘッド支持部材34の先端部にはジンバル部35が
設けられ、このジンバル部に磁気ヘッド40が取り付け
られている。ヘッド支持部材34の中間部において、両
側縁部には、ヘッド支持部材の剛性を上げるため、ほぼ
直角上方に折り曲げられた折曲げ部(補強部)31がそ
れぞれ設けられている。各磁気ヘッド40は、ほぼ矩形
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
MR(磁気抵抗)ヘッドとを有している。更に、ジンバ
ル部35には、磁気ヘッド40のほぼ中心と対向してピ
ボット38が設けられている。このピボット38の表面
には、摩擦係数の小さな材料、例えば、フッ素樹脂がコ
ーティングされている。
【0032】荷重付加部材36はヘッド支持部材34よ
りも幅の狭い板ばねにより構成され、その基端がスポッ
ト溶接あるいは接着によりアーム32の先端に固定され
ている。そして、荷重付加部材36は、ヘッド支持部材
34の中心軸Aとほぼ平行な中心軸を有し、ヘッド支持
部材と対向した状態でアーム32から延出している。
【0033】また、荷重付加部材36は、そのほぼ中間
部で磁気ディスク16側へ折曲げられて、荷重付加部材
36の先端部は、ピボット38に当接している。これに
より、荷重付加部材36は、ピボット38を介して磁気
ヘッド40に所定のヘッド荷重を直接付加する。これら
のヘッド支持部材34および荷重付加部材36は、アー
ム32の先端からそれぞれ独立に延出し、アームに固定
された基端部およびピボット38部以外は互いに接触し
ていない。
【0034】なお、荷重付加部材36の折曲げ位置は、
中間部に限定されることなく、基端部とピボット位置と
の間にあればよい。各サスペンション30の荷重付加部
材36は、その先端から延出したタブ42を一体に備え
ている。タブ42は、後述するランプロード機構25の
一部を構成する係合部として機能するもので、サスペン
ション30の中心軸Aに対して磁気ディスク16の中心
から離間する方向、つまり、磁気ディスクの外周側にヘ
ッド支持部材34を越えて所定距離だけずれて設けられ
ている。
【0035】更に、各サスペンション30は、ヘッド支
持部材34と荷重付加部材36との間に設けられた移動
手段としてのリミッタ機構44を備えている。図4およ
び図5に示すように、リミッタ機構44は、荷重付加部
材36からヘッド支持部材34に向かって延出したほぼ
L字状の係合爪46を有し、この係合爪は、ヘッド支持
部材の中心軸A上に形成された透孔47に挿通さてい
る。そして、リミッタ機構44は、後述するように、磁
気ヘッド40を磁気ディスク16上からアンロードする
際、ヘッド支持部材34と荷重付加部材36との高さ方
向の距離がある距離(リミッタ隙間)以上になると作用
し、それ以上両部材が離れないようにヘッド支持部材3
4を荷重付加部材に追従して移動させる機構である。
【0036】上記のように構成されたサスペンション3
0が固定されたアーム32は、基端部の透孔に軸受組立
体26のハブ28を挿通することにより、積層された状
態でハブの外周に嵌合されている。また、スペーサリン
グは、アーム間に挟まれた状態でハブ28の外周に嵌合
されている。これにより、6本のアーム32は、所定の
間隔を置いて互いに平行に位置しているとともにハブ2
8から同一の方向へ延出している。
【0037】一方、図1および図2に示すように、ヘッ
ドアクチュエータ22は、1つのスペーサリングからア
ーム32と反対の方向へ延出した支持枠50を有し、こ
の支持枠により、VCM24の一部を構成するボイスコ
イル52を支持している。支持枠50は、合成樹脂によ
りボイスコイル52の外周に一体的に成形されていると
ともに、取付部54を介してスペーサリングに固定され
ている。なお、取付部54には、ボイスコイル52に接
続された端子を有するコネクタ55が一体的に形成され
ている。
【0038】上記構成のヘッドアクチュエータ22をケ
ース12に組み込んだ状態において、各磁気ディスク1
6は2本のアーム32間に位置している。そして、サス
ペンション30に取り付けられた磁気ヘッド40は、磁
気ディスク16の上面および下面にそれぞれ対向し、磁
気ディスク16を両面側から挟持している。そして、各
磁気ヘッド40は、サスペンション30の荷重付加部材
36により磁気ディスク表面に向かって所定のヘッド荷
重が印加されている。
【0039】また、図1に示すように、ヘッドアクチュ
エータ22の支持枠50に固定されたボイスコイル52
は、ケース12上に固定された一対のヨーク56間に位
置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定された
磁石58とともにVCM24を構成している。そして、
ボイスコイル52に通電することにより、ヘッドアクチ
ュエータ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク
16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。
【0040】図1に示すように、基板ユニット21は、
図示しない複数の電子部品およびコネクタ等を有し、図
示しないフレキシブルプリント回路基板を介してヘッド
アクチュエータ22に接続されている。
【0041】図1ないし図3、および図6に示すよう
に、ランプロード機構25は、ケース12の底壁に設け
られているとともに磁気ディスク16の外側に外れて位
置したランプ60を備えている。このランプ60は、ヘ
ッドアクチュエータ22の6つのサスペンション30に
設けられたタブ42をそれぞれガイドする6つのガイド
面62を有している。これらのガイド面62は、それぞ
れ対応するサスペンション30のレベルに合わせて配置
され、磁気ディスク16の半径方向に沿って、磁気ディ
スクの外周縁近傍まで延びているとともに、サスペンシ
ョン30に設けられたタブ42の移動経路上に配置され
ている。
【0042】上記のように構成されたHDDによれば、
図1に示すように、通常の動作時、VCM24によって
ヘッドアクチュエータ22を回動することにより、磁気
ヘッド40は磁気ディスク16の所望のトラック上に移
動され、磁気ディスクに対して情報の記録あるいは再生
を行う。この際、図4および図8(a)に示すように、
各サスペンション30のヘッド支持部材34に支持され
た磁気ヘッド40は、荷重付加部材36により所定のヘ
ッド荷重が付加された状態で記録あるいは再生を行う。
【0043】また、図7に示すように、HDDの非動作
状態に移行する時、VCM24によってヘッドアクチュ
エータ22が破線で示す作動位置から実線で示す非動作
位置に向かって回動されると、磁気ヘッド40は磁気デ
ィスク16の内周側から最外周に向かって移動する。そ
して、磁気ヘッド40が磁気ディスク16の外周縁近傍
まで移動すると、各サスペンション38の荷重付加部材
36から延出したタブ42が磁気ディスク16の外周縁
から外方へ突出し、それぞれランプ60の対応するガイ
ド面62上に乗り上げる。それにより、磁気ヘッド40
は、磁気ディスク16表面から離間した状態にアンロー
ドされる。
【0044】詳細に述べると、図8(a)に示すよう
に、通常の作動状態にある磁気ヘッド40が磁気ディス
ク16の外周側に移動すると、図8(b)に示すよう
に、荷重付加部材36の先端から延出したタブ42とラ
ンプ60のガイド面とが接触し、荷重付加部材36の先
端部が磁気ディスク16の表面から離れる方向に持ち上
げられる。
【0045】磁気ヘッド40が更に磁気ディスク外周側
へ移動すると、図8(c)に示すように、荷重付加部材
36は更に持ち上げられ、その先端部はヘッド支持部材
34のピボット38から離間する。これにより、荷重付
加部材36からヘッド支持部材34のピボット38に作
用する荷重がゼロとなる。
【0046】続いて、荷重付加部材36の上昇に伴い、
リミッタ機構の係合爪46も引き上げられ、リミッタ隙
間が所定の距離に達すると、図8(d)に示すように、
係合爪46がヘッド支持部材34に係合し荷重付加部材
の引き上げ力をヘッド支持部材34に作用させる。これ
により、図8(e)に示すように、ヘッド支持部材34
およびこれに取り付けられた磁気ヘッド40が引き上げ
られ磁気ディスク表面から離間し、アンロードされる。
そして、ヘッドアクチュエータ22は非動作位置に到達
し保持される。また、非動作位置に保持された状態にお
いて、各アーム32およびサスペンション30は、磁気
ディスク16の軸方向に関して、磁気ディスクと重なる
ことなく磁気ディスクの外周縁から外れて位置してい
る。
【0047】一方、HDDを再び作動した場合、磁気デ
ィスク16が回転した状態でヘッドアクチュエータ22
が非動作位置から磁気ディスクの内周側に向かって回動
される。すると、各サスペンション30のタブ42は、
ランプ60のガイド面62に沿って移動しランプから外
れる。これに応じて、各磁気ヘッド40も移動し、磁気
ディスク16表面上にロードされる。
【0048】以上のように構成されたHDDによれば、
非動作時、ランプロード機構25により、磁気ヘッド4
0を磁気ディスク16から離間した位置に保持すること
ができ、HDDに外部衝撃が作用した場合でも、磁気ヘ
ッドの位置ずれ、磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突等
を防止することができる。
【0049】また、上記HDDによれば、ランプロード
機構25のランプ60は、磁気ディスク16と重なるこ
となく、磁気ディスクの外側に外れて設けられている。
そのため、衝撃等によって磁気ディスク16がその中心
軸方向に沿って振動した場合でも、磁気ディスクとラン
プ60とが干渉することがなく、磁気ディスクの損傷を
防止することができるとともに装置全体の薄型化を図る
ことができる。この際、サスペンション30の荷重付加
部材34に設けられたタブ42は、サスペンションの中
心軸Aに対して、磁気ディスク16の中心から離間する
方向に、つまり、磁気ディスクの外周側にずれて配置さ
れていることから、ランプ60が磁気ディスクの外側に
設けられている場合でも、タブ42は磁気ヘッド40が
磁気ディスク外周から離れる前にランプ60と係合する
ことができる。従って、タブ42をサスペンション30
の中心軸Aに沿って長く形成する必要がなく、装置全体
の小型化を図ることが可能となる。
【0050】更に、上記HDDによれば、ヘッドアクチ
ュエータ22の各サスペンション30は、磁気ヘッド4
0が取り付けられたヘッド支持部材34と磁気ヘッドに
ヘッド荷重を付加する荷重付加部材と、に分けて構成さ
れている。ヘッド支持部材34は自身でヘッド荷重を発
生する必要がないため、荷重によるたわみがなく、磁気
ヘッド40を柔軟に支持できるにも拘わらず、磁気ヘッ
ドの移動方向、つまり、シーク方向B(図2参照)に高
い剛性を持つことができる。同時に、ヘッド支持部材3
4は、磁気ヘッド40の低浮上化、小型化に対応すべ
く、低ピッチ剛性、低ロール剛性の設計自由度が大きく
なり、また、荷重付加部材36のタブ42付近における
ヘッド支持部材の剛性を上げることにより、アンロード
する際のヘッド支持部材の応答を早くして高さ方向(磁
気ディスク表面に垂直な方向)の寸法ロスを防ぐことが
できる。
【0051】一方、荷重付加部材36自身は、先端に磁
気ヘッドのような質量を支持していないため、ヘッド支
持部材34の折曲げ部35のような補強部を設けること
なく、シーク方向Bの剛性を確保しやすい。また、荷重
付加部材36は、磁気ディスク16の表面に垂直な方向
の荷重のみを、ピボット38を介して磁気ヘッド40に
付加しているため、ヘッド支持部材34にロールモーメ
ントなどの不要な外力が作用することもない。
【0052】また、荷重付加部材34とヘッド支持部材
36とが接するピボット部38に、摩擦係数の小さな材
料をコーティングすることにより、荷重付加部材の振動
が磁気ヘッド40側に伝達しにくく、磁気ヘッドの位置
決め精度を高めることができる。なお、上記材料のコー
ティングは、荷重付加部材側、およびヘッド支持部材側
のいずれでもよい。また、摩擦低減部は上記のようなコ
ーティングに限らず、摩擦係数の低い部材を荷重付加部
材34とピボット38との間に設ける構成としてもよ
い。
【0053】サスペンション30のタブ42は、へッド
支持部材34および荷重付加部材36の中心軸Aに対し
て磁気ディスク16の外周側にずれて設けられているた
め、磁気ヘッド40のアンロード時、ランプロード機構
25による引き上げ力が作用すると、荷重付加部材34
は図3の矢印方向Cにロールする。しかしながら、磁気
ヘッド40を支持したヘッド支持部材34は荷重付加部
材34と別部材で形成されているため、荷重付加部材3
6からヘッド支持部材34へは磁気ディスク表面に垂直
な方向の荷重のみが伝達される。ピボット38およびリ
ミッタ機構44の係合爪46がヘッド支持部材34の中
心軸A上にある限り、荷重付加部材36がロールした場
合でも、そのロールモーメントがヘッド支持部材34に
伝達されることはない。従って、ヘッド支持部材34に
は、磁気ヘッド40の引き上げ力のみが作用し、磁気ヘ
ッド40に不要なロールモーメントを作用させたり磁気
ヘッドの浮上特性に悪影響を及すことなく、安定したロ
ード/アンロード動作を実現することができる。
【0054】上述した実施の形態では、磁気ヘッド40
のアンロード時、リミッタ機構44によりヘッド支持部
材34の引き上げを行っているが、図9(a)および図
9(b)に示すように、ヘッド支持部材34自身の弾性
により磁気ヘッドを引き上げる構成としてもよい。な
お、図9(a)および図9(b)では、荷重付加部材は
図示されておらず、ともにヘッド支持部材34の中立状
態(荷重付加部材からの荷重が作用していない状態)を
示している。
【0055】図9(a)に示す構成によれば、ヘッド支
持部材34は、中立状態において磁気ディスク16の表
面と平行に延びているように設けられている。従って、
荷重付加部材がヘッド支持部材から離間する方向へ引き
上げられると、ヘッド支持部材34は自身の弾性により
中立状態に復帰し、磁気ヘッド40が磁気ディスク16
からアンロードされる。
【0056】図9(b)に示す構成によれば、ヘッド支
持部材34は、アーム32側の基端部を磁気ディスク表
面から離間する方向へ曲げ加工することにより、中立状
態において、磁気ディスク表面から離間する方向へ斜め
に延出している。従って、荷重付加部材がヘッド支持部
材から離間する方向へ引き上げられると、ヘッド支持部
材34は自身の弾性により中立状態に復帰し、磁気ヘッ
ド40は磁気ディスク16からアンロードされる。
【0057】上記図9(a)、9(b)のように構成に
することにより、リミッタ機構44によるヘッド支持部
材34の引き上げ動作に代え、ヘッド支持部材自身の弾
性、つまり、ばね復元力を利用して磁気ヘッド40の引
き上げを行うことができる。従って、リミッタ機構44
を省略し、リミッタ機構が作動するまでの距離(リミッ
タ隙間)の分だけ高さ方向のスペースを低減することが
でき、装置全体の薄型化が可能となる。このような構成
においても、リミッタ機構44を用いた場合と同様のロ
ード/アンロードを実現することができる。
【0058】また、上記のようなヘッド支持部材34の
曲げ加工を利用することにより、アーム32と磁気ディ
スク表面との間隔を小さくした場合でも磁気ヘッド40
を確実にアンロードすることができる。そのため、ヘッ
ドアクチュータの高さ方向の寸法を低減し、装置全体の
薄型化を図ることが可能となる。曲げ加工を施す位置
は、ヘッド支持部材34の中立状態において磁気ヘッド
40がアンロードされるような曲げ加工であれば、ヘッ
ド支持部材34のいずれの位置でもよい。
【0059】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
HDDについて説明する。本実施の形態いよれば、荷重
付加部材36は、ヘッド支持部材34の中心軸Aと交差
する方向に延出して設けられている。
【0060】すなわち、図10および図11に示すよう
に、ヘッドアクチュエータ22の各アーム32は、その
先端から突出した突出部33を有し、この突出部は、ヘ
ッド支持部材34に対して磁気ディスク16の中心側に
位置している。そして、荷重付加部材36は、突出部3
3の先端に固定され、ヘッド支持部材34に取り付けら
れた磁気ヘッド40と対向する位置まで延出している。
【0061】この場合、荷重付加部材36の中心軸(ね
じれ中心軸)Dは、ヘッド支持部材34の中心軸Aに対
して傾き、中心軸Aと交差する方向に延びている。そし
て、ヘッド支持部材34上のピボット部は、中心軸Aと
中心軸Dとが交わる位置に設けられている。荷重付加部
材36の先端に設けられたタブ42は、中心軸Dに沿っ
て、かつ、ヘッド支持部材34を越えて、磁気ディスク
16の外周側へ延出している。また、リミッタ機構44
を構成する係合爪46は、荷重付加部材36の側縁から
ヘッド支持部材34に向かって延出し、ヘッド支持部材
の中心軸A上に形成された透孔47に挿通されている。
なお、他の構成は前述した実施の形態と同一であり、同
一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を
省略する。
【0062】上記構成のHDDによれば、タブ42は、
ヘッド支持部材34の中心線Aよりも磁気ディスク16
の外周側に延出しているにも拘わらず、荷重付加部材3
6の中心軸Dに沿って延出していることから、ランプ機
構25によるロード/アンロード時、荷重付加部材36
にもねじれモーメン卜が発生しない。そのため、ロード
/アンロード時に荷重付加部材36にねじれが発生せ
ず、その分だけ磁気ヘッド引き上げに要する高さ方向の
スペースロスを低減でき、装置全体の薄型化が可能とな
る。その他、本実施の形態においても、前述した実施の
形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】前述した実施の形態において、複数のサス
ペンション30の内、互いに隣接した2つのサスペンシ
ョンに設けられたタブ42は、磁気ディスク16の表面
方向に沿って互いにずれて設けられていてもよい。
【0064】すなわち、図12ないし図14に示すよう
に、例えば、 各磁気ディスク16の上面側に対向したサ
スペンション30のタブを42a、各磁気ディスク16
の下面側に対向したサスペンション30のタブを42b
とした場合、タブ42bは、タブ42aに対し磁気ディ
スク16の外側にずれて設けられている。これに応じ
て、ランプ60のガイド面の内、タブ42aに対応する
ガイド面62aおよびタブ42bに対応するガイド面6
2bも互いにずれて設けられている。他の構成は前述し
た実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の参照
符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0065】上記のように構成されたHDDによれば、
ヘッドアクチュエータ22が非作動位置に回動しタブ4
2aおよび42bがランプ60に乗り上げた場合、図1
4に示すように、隣合う2枚の磁気ディスク16間に配
置され互いに隣接した2つのサスペンション30のタブ
42a、42bは、磁気ディスクの面方向に沿って互い
にずれて位置する。そのため、ランプ60のガイド面6
2a、62b間の間隔、あるいは、サスペンション30
間の間隔を減少させた場合でもタブ42a、42b間の
干渉を防止することができ、装置全体の薄型化を図るこ
とが可能となる。
【0066】また、このように構成されたヘッドアクチ
ュエータ22を用いた場合においても、前述した実施の
形態と同様に、磁気ヘッド40をロールさせることなく
安定してロード/アンロードを行うことができる。
【0067】その他、この発明は上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲で種々変形可能で
ある。例えば、磁気ディスクの枚数、これに対応する磁
気ヘッドの数、アームの数等は、必要に応じて増減可能
であり、磁気ヘッドの増減に応じて、ランプロード機構
のランプ数も増減する。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ランプロード機構のランプを磁気ディスクの外側に
配置することにより小型化が図れるとともに、サスペン
ションをヘッド支持部材と荷重付加部材とに分けて構成
することにより、荷重付加部材にロールモーメントが発
生した場合でもヘッド支持部材および磁気ヘッドをロー
ルさせることなくロード/アンロードでき、装置を大型
化することなく磁気ヘッドを安定してロード/アンロー
ドができるとともに、高記録密度に対応した磁気ディス
ク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るHDDを示す解斜
視図。
【図2】上記HDDのヘッドアクチュエータおよびラン
プ機構を示す平面図。
【図3】上記ヘッドアクチュエータのサスペンションお
よびランプ機構を拡大して示す斜視図。
【図4】上記サスペンションを示す断面図。
【図5】上記サスペンションの先端部を示す分解斜視
図。
【図6】上記サスペンションとランプとの配置関係を概
略的に示す図。
【図7】上記ヘッドアクチュエータが非動作位置に移動
した状態における上記HDDの平面図。
【図8】磁気ヘッドのアンロード時における上記サスペ
ンションの動作を概略的に示す図。
【図9】上記サスペンションにおけるヘッド支持部材の
変形例をそれぞれ示す側面図。
【図10】この発明の第2の実施の形態に係るHDDの
ヘッドアクチュエータおよびランプ機構を示す平面図。
【図11】上記第2の実施の形態におけるヘッドアクチ
ュエータのサスペンションおよびランプ機構を拡大して
示す斜視図。
【図12】この発明の第3の実施の形態に係るHDDの
ヘッドアクチュエータおよびランプ機構を示す平面図。
【図13】上記第3の実施の形態におけるサスペンショ
ンとランプとの配置関係を概略的に示す図。
【図14】上記第3の実施の形態において、アンロード
時におけるタブとランプとの配置関係を概略的に示す
図。
【符号の説明】
12…ケース 16…磁気ディスク 18…スピンドルモータ 22…ヘッドアクチュエータ 24…ボイスコイルモータ 25…ランプロード機構 26…軸受組立体 30…サスペンション 32…アーム 34…ヘッド支持部材 36…荷重付加部材 38…ピボット 40…磁気ヘッド 42、42a、42b…タブ 44…リミッタ機構 46…係合爪 47…透孔 60…ランプ 62、62a、62b…ガイド面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスクと、 上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動手段
    と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
    ッドと、 回動自在に支持されたアームと、上記アームから延出し
    ているとともに上記磁気ヘッドを支持したサスペンショ
    ンと、を有し、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対
    して移動自在に支持したヘッドアクチュエータと、 上記磁気ヘッドが上記磁気ディスクの外周部に移動した
    際、上記磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置に
    保持するランプロード機構と、を備え、 上記ヘッドアクチュエータのサスペンションは、上記ア
    ームから延出しているとともに先端部に上記磁気ヘッド
    が取り付けられた弾性変形可能な板状のヘッド支持部材
    と、上記アームから延出し上記ヘッド支持部材と対向し
    ているとともに、上記磁気ヘッドに所定のヘッド荷重を
    付加する荷重付加部材と、を備え、 上記ランプロード機構は、上記磁気ディスクの外側に設
    けられたランプと、上記荷重付加部材から上記ヘッド支
    持部材を越えて上記磁気ディスクの外周側へ突出し、上
    記磁気ヘッドが磁気ディスクの外周部に移動した際、上
    記ランプに乗り上げる係合部材と、を備えていることを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記サスペンションのヘッド支持部材は、
    磁気ディスクから離間する方向へのばね復元力を有し、
    上記係合部が上記ランプに乗り上げた際、上記ばね復元
    力によって上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクから離間
    させることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】上記サスペンションのヘッド支持部材は、
    上記磁気ヘッドが上記磁気ディスクから離間する方向に
    曲げ加工されていることを特徴とする請求項2に記載の
    磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記サスペンションは、上記係合部が上記
    ランプに乗り上げる際、上記荷重付加部材の変位に応じ
    て上記ヘッド支持部材を上記磁気ヘッドが磁気ディスク
    表面から離間する方向へ移動させる移動手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置
  5. 【請求項5】上記移動手段は、上記荷重付加部材から延
    出しているとともに上記ヘッド支持部材の中心線上でヘ
    ッド支持部材と係合した係合爪を備えていることを特徴
    とする請求項4に記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】上記ヘッド支持部材および荷重付加部材は
    互いにほぼ平行な中心軸をそれぞれ有し、 上記係合部材は、上記荷重付加部材の中心線に対し上記
    磁気ディスクの外周側にずれて設けられていることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の磁気
    ディスク装置。
  7. 【請求項7】上記荷重付加部材は、上記ヘッド支持部材
    の中心線と交差する方向に延びた中心線を有し、上記係
    合部材は、上記荷重付加部材の中心線に沿って上記磁気
    ディスクの外周側へ延出していることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか1項に記載の磁気ディスク装
    置。
  8. 【請求項8】上記ヘッド支持部材は、上記磁気ヘッドに
    対向して設けられたピボットを有し、上記荷重付加部材
    は、上記ピボットを介して上記磁気ヘッドに上記ヘッド
    荷重を付加する先端部を有していることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載の磁気ディスク装
    置。
  9. 【請求項9】上記サスペンションは、荷重付加部材と上
    記ピボットとの間に設けられ上記荷重付加部材とピボッ
    トとの間の摩擦を低減する摩擦低減部を備えていること
    を特徴とする請求項8に記載の磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】上記ヘッド支持部材は細長い板状に形成
    されているとともに、上記アームとピボットの間に設け
    られた剛性を上げるための補強部を有し、 上記荷重付加部材は、一枚の板ばねによって形成され、
    上記アームから上記ピボットまでの間に剛性を上げるた
    めの補強部を備えていないことを特徴とする請求項8又
    は9に記載の磁気ディスク装置
  11. 【請求項11】所定の隙間を置いて設けられた複数の磁
    気ディスクと、 上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動手段
    と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う複数の
    磁気ヘッドと、 回動自在に支持された複数のアームと、上記アームから
    延出しているとともにそれぞれ上記磁気ヘッドを支持し
    た複数のサスペンションと、を有し、上記磁気ヘッドを
    上記磁気ディスクに対して移動自在に支持したヘッドア
    クチュエータと、 上記磁気ヘッドが上記磁気ディスクの外周部に移動した
    際、上記磁気ヘッドを磁気ディスクの表面から離間した
    位置に保持するランプロード機構と、を備え、 上記ヘッドアクチュエータの各サスペンションは、上記
    アームから延出しているとともに先端部に上記磁気ヘッ
    ドが取り付けられた弾性変形可能な板状のヘッド支持部
    材と、上記アームから延出し上記ヘッド支持部材と隙間
    をおいて対向しているとともに、上記磁気ヘッドに所定
    のヘッド荷重を付加する荷重付加部材と、を備え、 上記ランプロード機構は、上記磁気ディスクの外側に設
    けられたランプと、上記各荷重付加部材から上記ヘッド
    支持部材を越えて上記磁気ディスクの外周側へ突出し、
    上記磁気ヘッドが磁気ディスクの外周部に移動した際、
    上記ランプに乗り上げる係合部材と、を備え、上記複数
    の係合部の内、上記磁気ディスクの軸方向に沿って隣合
    う2つの係合部は、上記磁気ディスクの表面と平行な方
    向に沿って互いにずれて設けられていることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
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