JP2001057032A - ディスク装置用ヘッドサスペンションおよびディスク装置用ヘッドアクチュエータ - Google Patents

ディスク装置用ヘッドサスペンションおよびディスク装置用ヘッドアクチュエータ

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JP2001057032A
JP2001057032A JP11229223A JP22922399A JP2001057032A JP 2001057032 A JP2001057032 A JP 2001057032A JP 11229223 A JP11229223 A JP 11229223A JP 22922399 A JP22922399 A JP 22922399A JP 2001057032 A JP2001057032 A JP 2001057032A
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load beam
head
suspension
disk
limiter
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JP11229223A
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Inventor
Kazuyuki Yamamoto
一幸 山本
Kazuo Takahashi
和夫 高橋
Toshio Mamiya
敏夫 間宮
Takashi Yamada
孝 山田
Yotaro Sanada
洋太郎 眞田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃によるジンバルの破壊や、ヘッドスラッ
プによるディスクの故障、スライダ同士のスティックシ
ョンや衝突による破壊を防止することが可能なディスク
装置用ヘッドサスペンションの実現を課題とする。 【解決手段】 サスペンション取り付け用のベース部1
2の一部を延伸して形成されたロードビーム14の運動
範囲を制限するリミッタ17をサスペンション11に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置用ヘ
ッドサスペンションおよびディスク装置用ヘッドアクチ
ュエータに関し、特に衝撃等による破壊に対処すること
ができるディスク装置用ヘッドサスペンションおよびデ
ィスク装置用ヘッドアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク記憶装置のうち、発明者らが開
発したリムーバブルハードディスク装置(以下、ハード
ディスク装置を「HDD」といい、リムーバブルハード
ディスク装置を「R−HDD」という)と、それに用い
られるサスペンションについて述べる。このR−HDD
は、サスペンション部を屈曲して搭載した特殊な回動型
アクチュエータである屈曲型アクチュエータを用いてい
ることが特徴である。
【0003】図9は、R−HDD91およびカートリッ
ジ92の構成を示す斜視図である。R−HDD91には
屈曲型アクチュエータ93、ダイナミックロード/アン
ロード用ランプ(以下、単に「ランプ」という)94、
および矢印E方向に回転可能なスピンドルモータ95等
が搭載されている。スピンドルモータ95にはチャッキ
ングマグネット96が取り付けられている。
【0004】R−HDD91を使用するときは、ディス
ク97を内包したカートリッジ92をこのR−HDD9
1に挿入する。するとディスク97に取り付けられた、
強磁性体によって作られているセンタコア98がスピン
ドルモータ95の頂部に取り付けられたチャッキングマ
グネット96に吸着する。この状態で、使用時には、ス
ピンドルモータ95が回転することによってセンタコア
98が回転し、ディスク97が回転する。
【0005】図10は、屈曲型アクチュエータ93の構
成を示す分解斜視図である。屈曲型アクチュエータ93
は、駆動マグネット101と、上ヨーク102、下ヨー
ク103からなる磁気回路と、コイル104、ピボット
105、アーム106および図示しないヘッドが取り付
けられた浮上ヘッドスライダ(以下単にスライダ)10
7およびこのスライダ107をディスクに押し付けるば
ねの役割を果たすサスペンション108からなる可動部
とから成り立っている。ここで、サスペンション108
はアーム106に対して“L”字型に屈曲配置されてい
る。コイル104に通電することにより、屈曲型アクチ
ュエータ93の可動部は、矢印Fの方向に回動すること
ができる。
【0006】図11は、サスペンション108の構成を
示す斜視図である。サスペンション108は、大きく分
けて次に示す4つのブロックになる。 1)アームに取り付けるためのベース部111。 2)ばねの役割を果たすスプリング部112。 3)剛体の梁であるロードビーム113。 4)スライダ107をピッチ方向/ロール方向に柔らか
く保持するジンバル114。
【0007】HDDのサスペンション108では、スプ
リング部112、ロードビーム113を一体の板金で作
成し、ベース部111およびジンバル114は別部品で
作成してレーザビームでスポット溶接で一体化した構成
が一般的であり、スプリング部112およびロードビー
ム113の材質としてはt=0.06〜t=0.08程
度のばね用ステンレス鋼板が、ベース部111にはt=
0.3程度のステンレス鋼板が、ジンバル114にはt
=0.02〜t=0.03程度のばね用ステンレス鋼板
がそれぞれ使用されることが多い。また、ロードビーム
113上には、ロード/アンロード用ディンプル116
が一体に形成されている。
【0008】図9において、屈曲型アクチュエータ93
の可動部が矢印F1の方向に回動すると、ディンプル1
16はディスク最外周において、ドライブに固定された
ランプ94上に設けられた滑り台状の斜面の上を昇降
し、スライダ107をディスク97上にロードする。ま
た、逆方向に動作すると、スライダ107はディスク9
7上からアンロードされる。ところで、近年、固定型H
DDの小型化が進み、携帯型情報処理装置にも搭載され
るようになっており、さらにR−HDDもそのような方
向に向かうものと思われる。
【0009】携帯型情報処理装置はその性格上、落下や
角にぶつけるなどで瞬間的な加速度、すなわち衝撃を受
けやすい。そのため、内蔵されているHDDも同様な衝
撃を受ける。 1)このとき受けた衝撃が強く、HDDのサスペンショ
ンにかかる慣性力がサスペンションのスプリング部のば
ね力を上回ってしまうと、サスペンションはディスクか
ら離れる方向に変異し、ジンバルがハードディスク筐体
に衝突し破壊されてしまうという虞がある。 2)また、ジンバルがハードディスク筐体に衝突しない
ような場合でも、跳躍したスライダがディスクに叩き付
けられ(ヘッドスラップ)、ディスクに傷が付いてしま
うという虞がある。 3)さらに、R−HDDでは、ディスクカートリッジが
未挿入の時に暴走やメカ的なトラブルによってロードさ
れてしまうと、スライダ同士が吸着(スティックショ
ン)されてしまう、あるいはスライダ同士の衝突のショ
ックで、スライダのエッジが欠けてしまうという虞もあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
R−HDD用のサスペンションにおいては、衝撃によっ
て、サスペンションにかかる慣性力がサスペンションの
スプリング部のばね力を上回った場合に、ジンバルが破
壊されたり、スライダでディスクが傷付いたり、スライ
ダ同士が吸着や衝突のショックで破壊されるなどの問題
があった。本発明は、比較的簡単な方法でこの点を解決
して、衝撃によるジンバルの破壊や、ヘッドスラップに
よるディスクの故障、スライダ同士のスティックション
や衝突による破壊を防止することが可能なR−HDD用
のサスペンションおよびこのようなサスペンションを有
するアクチュエータの実現を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、取り付け用のベース部と、剛体からなる
ロードビームと、前記ベース部と前記ロードビームの間
に設けられ前記ロードビームに弾性を与えるスプリング
部と、前記ロードビーム先端に取り付けられ記録再生用
のヘッドを搭載したヘッドスライダを保持するフレクシ
ャーとを有し、回転ディスク型の記憶メディアを使う情
報記憶装置の記録再生用に使用されるディスク装置用ヘ
ッドサスペンションにおいて、前記ベース部の一部を延
伸した形状に形成された前記ロードビームの運動範囲を
制限するリミッタを具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、取り付け用のベース部
と、剛体からなるロードビームと、前記ベース部と前記
ロードビームの間に設けられ前記ロードビームに弾性を
与えるスプリング部と、前記ロードビーム先端に取り付
けられ記録再生用のヘッドを搭載したヘッドスライダを
保持するフレクシャーとを有するヘッドサスペンション
と、前記ヘッドサスペンションを前記ベース部で保持し
前記ヘッドサスペンションを駆動する駆動部とを具備
し、回転ディスク型の記憶メディアを使う情報記憶装置
の記録再生用に使用されるディスク装置用ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記駆動部の一部を延伸した形状に
形成され、前記ヘッドサスペンションの前記ロードビー
ムの運動範囲を制限するリミッタを具備することを特徴
とする。
【0013】これらにより、サスペンションのロードビ
ームの変位を制限して、衝撃などによってサスペンショ
ンに強い慣性力がかかっても、ジンバルの破壊や、ヘッ
ドスラップによるディスクの故障、スライダ同士のステ
ィックションや衝突による破壊等の不具合を発生しない
ディスク装置用ヘッドサスペンションおよびディスク装
置用ヘッドアクチュエータを実現することが可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるR−HDD
用のサスペンションを添付図面を参照にして詳細に説明
する。以下に述べる本発明の実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態として種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において、とくに本発明を限
定する旨の記載がない限り、これらの態様に限定される
ものではない。
【0015】図1は、本発明のサスペンションの第1の
実施の形態の構成を示す、表裏から見た斜視図である。
サスペンション11はアームに取り付けるためのベース
部12と、ばねの役割を果たすスプリング部13と、剛
体のロードビーム14と、スライダ22を保持するジン
バル15から成り立っており、ジンバル15にはスライ
ダ22が接着固定されている。
【0016】ここで、スプリング部13、ロードビーム
14は一体の板金で作成され、ベース部12およびジン
バル15は別部品で作成してレーザビームでスポット溶
接されて一体化されている。スプリング部13およびロ
ードビーム14の材質としてはt=0.06〜t=0.
08程度のばね用ステンレス鋼板が、ベース部12には
t=0.3程度のステンレス鋼板が、ジンバル15には
t=0.02〜t=0.03程度のばね用ステンレス鋼
板がそれぞれ使用されている。また、ロードビーム14
には、剛性向上のため、側面にリブ16が立てられてい
る。このため、ロードビーム14はほとんど弾性変形せ
ず、スライダ22を押し付けるばね力は、スプリング部
13の弾性変形によってのみ決定される。本発明の特徴
となるリミッタ17は、ベース部12と一体に成形され
ており、ロードビーム14に先端部が覆い被さるように
延伸している。このため、ロードビーム14は矢印A方
向への運動をリミッタ17によって制限されることにな
る。
【0017】図2は、この実施の形態でのロードビーム
14の運動範囲と、リミッタ17との関係を示した断面
図である。図2(a)は、動作時におけるディスク21
とサスペンション11、スライダ22および筐体(また
はトップカバー)23の位置関係を示している。ここ
で、スライダ22はディスク21上に位置している。ま
た、リミッタ17とロードビーム14とは通常は接触し
ていない。図2(b)は、ランプ24によるリフト時に
おけるディスク21とサスペンション11および筐体2
3の位置関係を示している。ここで、スライダ22はデ
ィスク21から規定のリフト量Lだけ離れている。この
とき、リミッタ17とロードビーム14とは接近する
が、ロードビーム14に余計な応力が掛からないように
するため、接触してはいない。
【0018】図2(c)は、動作時に過大な衝撃が加わ
った時の、ディスク21とサスペンション11および筐
体23の位置関係を示している。ここで、スライダ22
は、衝撃の影響によりディスク21から離れている。リ
ミッタ17とロードビーム14とは接触しており、これ
によりロードビーム14が筐体23に接触するのを防い
でいる。このため、ジンバル15と筐体23との接触も
防止され、非常に薄く脆いジンバル15の破壊が防止さ
れる。また、スライダ22の浮き上がりも制限されるの
で、ヘッドスラップも抑制される。
【0019】図3は、図1に示した第1の実施の形態の
変形例の1つの断面図であり、CSS(Contact Start
Stop)方式を採用した固定型HDDに対して図1の実施
の形態を適用した時のロードビーム14の運動範囲と、
リミッタ17との関係を示している。CSS方式では、
ランプによるリフトがないので、ロードビーム14の運
動可能範囲は図2の例よりもさらに狭めることが可能で
あり、ドライブの薄膜化、ヘッドスラップの抑制に対し
て、より有利である。図3(a)は、動作時におけるデ
ィスク21とサスペンション11、筐体23の位置関係
を示している。ここで、スライダ22はディスク21上
に位置しており、リミッタ17とロードビーム14とは
接触していない。このとき、リミッタ17とロードビー
ム14との距離は公差的に接触しない最低限の隙間が好
ましく、具体的には0.1mm程度が好ましい。
【0020】図3(b)は、動作時に過大な衝撃が加わ
ったときのディスク21とサスペンション11、筐体2
3の位置関係を示している。ここで、スライダ22は衝
撃の影響により、ディスク21から離れている。また、
リミッタ17とロードビーム14とは接触しており、こ
れによりロードビーム14が筐体23に接触するのを防
いでいる。
【0021】図4は、図1の第1の実施の形態の第2の
変形例の断面図であり、インライン構成のアーム一体型
サスペンション41に図1の実施の形態を適用した時の
構成を示す斜視図である。サスペンション41はアーム
と一体化されたベース部42と、スプリング部43と、
ロードビーム44と、ジンバル45から成り立ってお
り、ジンバル45にはスライダが接着固定されている。
本発明の特徴となるリミッタ46は、ベース部42と一
体に成形されており、ロードビーム44にその先端が覆
い被さるようにベース部42から延伸されている。
【0022】次に、本発明のサスペンションの第2の実
施の形態について述べる。ここでは、屈曲型ヘッドアク
チュエータを用いたR−HDDに、本発明を適用された
例について述べるが、インライン型アクチュエータや固
定型HDDに適用されても良い。
【0023】図5は、この本発明の第2の実施の形態の
サスペンション51の構成を示す平面図である。サスペ
ンション51は、ベース部52と、スプリング部53
と、ロードビーム54と、ジンバル55から成り立って
おり、ジンバル55にはスライダ22が接着固定されて
いる。リミッタ56は、矢印Cの方向に回動自在となる
ように、リミッタ指示アームに支持されている。リミッ
タ56の重心は回動の中心よりもベース部52よりに位
置している。リミッタ56はエッチング加工等により、
ベース部52と一体に成形されている。
【0024】図6は、この実施の形態でのロードビーム
54の運動範囲と、リミッタ56との位置関係を示した
断面図である。図6(a)は、動作時におけるディスク
21とサスペンション51、筐体23の位置関係を示し
ている。ここで、スライダ22はディスク21上に位置
している。リミッタ56とロードビーム54とは接触し
ていない。図6(b)は、ランプ24によるリフト時に
おけるディスク21とサスペンション51および筐体2
3の位置関係を示している。ここで、スライダ22はデ
ィスク21から規定のリフト量Lだけ離れている。この
とき、リミッタ56とロードビーム54とは接近する
が、接触してはいない。
【0025】図6(c)は、動作時に過大な衝撃が加わ
った時の、ディスク21とサスペンション51および筐
体23の位置関係を示している。矢印D方向に加速度が
加わることにより、スライダ22はディスク21から離
れようとするが、リミッタ56が矢印C1方向に回動す
るため、リミッタ56とロードビーム54とが接触し、
これによりロードビーム54の運動が制限される。従っ
て、スライダ22の跳躍は起こらず、ジンバル55と筐
体23との接触が防止され、ヘッドスラップも抑制され
る。さらに、本発明のサスペンションの第3の実施の形
態について述べる。ここでは、屈曲型ヘッドアクチュエ
ータを用いたR−HDDに、本発明を適用された例につ
いて述べるが、インライン型アクチュエータ用いたR−
HDDに適用されても良い。
【0026】図7は、この本発明の第3の実施の形態の
サスペンション71の構成を示す、表裏から見た斜視図
である。サスペンション71は、ベース部72と、スプ
リング部73と、ロードビーム74と、ジンバル75か
ら成り立っており、ジンバル75にはスライダ22が接
着固定されている。リミッタ76はベース部72と一体
に成形されている。
【0027】図8は、この実施の形態でのロードビーム
74の運動範囲と、リミッタ76との位置関係を示した
断面図である。図8(a)は、動作時におけるディスク
21とサスペンション71の位置関係を示している。こ
こで、スライダ22はディスク21上に位置している。
また、リミッタ76とロードビーム74とは接触してい
ない。図8(b)は、トラブルにより、ディスクがない
状態で、ロードされてしまったときの上下サスペンショ
ン71の位置関係を示している。このとき、リミッタ7
6とロードビーム74が接触するので、上下スライダ2
2は接触せず、これにより、スティクションや欠けが防
止できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、取り付け用のベース部と、剛体からなるロード
ビームと、ベース部とロードビームの間に設けられロー
ドビームに弾性を与えるスプリング部と、ロードビーム
先端に取り付けられ記録再生用のヘッドを搭載したヘッ
ドスライダを保持するフレクシャーとを有し、回転ディ
スク型の記憶メディアを使う情報記憶装置の記録再生用
に使用されるディスク装置用ヘッドサスペンションにお
いて、ベース部の一部を延伸した形状に形成されたロー
ドビームの運動範囲を制限するリミッタを具備すること
を特徴とする。これにより、ディスク装置用ヘッドサス
ペンションで、ロードビームの変位が制限されるので、
衝撃などによってサスペンションに強い慣性力がかかっ
ても、ジンバルがディスク筐体に接触することが防止さ
れ、ジンバルの破壊が防止される。また、ヘッドスラッ
プも防止することができる。さらに、R−HDDではデ
ィスクカートリッジが未挿入な時にロードされるような
ことがあっても、ヘッドスライダ同士が接触してスティ
ックションやスライダのエッジの破損等の不具合の発生
が防止できる。
【0029】また、本発明の請求項2の発明は、スプリ
ング部とロードビームとは同一の第1の板材にて一体に
成形されており、ベース部とリミッタとは同一の第2の
板材にて一体に成形されており、第1の板材と第2の板
材とはベース部で相互に締結されていることを特徴とす
る。これにより、比較的軽量で、必要な剛性を有するロ
ードビーム、必要な弾性を有するスプリング部およびベ
ース部とリミッタを、少ない工数で容易に製造すること
ができる。
【0030】また、本発明の請求項3の発明は、リミッ
タは、サスペンション自身がディスクに向かう方向に対
してディスク位置までは移動を許すが、それ以上の所定
量を越える移動は制限することを特徴とする。これによ
り、R−HDDではディスクカートリッジが未挿入な時
にロードされるようなことがあっても、ヘッドスライダ
同士が接触してスティックションやスライダのエッジの
破損等の不具合の発生が防止でき、ヘッドやディスクの
破損も防止することができる。
【0031】また、本発明の請求項4の発明は、リミッ
タは、ロードビームが所定量以上にディスクから離れる
方向への移動を制限することを特徴とする。これによ
り、衝撃などによるロードビームの変位が制限され、ジ
ンバルがディスク筐体に接触して破壊されることが防止
され、ヘッドスラップも防止することができる。
【0032】また、本発明の請求項5の発明は、アンロ
ード時にはヘッドスライダをリフトするダイナミックロ
ード/アンロード機構を有し、リミッタは、アンロード
時のヘッドスライダのリフト量を所定範囲に制限するこ
とを特徴とする。これにより、アンロード時に衝撃など
によるロードビームの変位が制限され、ジンバルがディ
スク筐体に接触して破壊されることが防止され、ヘッド
スラップも防止することができる。
【0033】また、本発明の請求項6の発明は、リミッ
タは、ロードビームの運動可能方向と同じ方向に回動可
能に支持されており、リミッタの重心はその回動の中心
よりもベース部側によっていることを特徴とする。これ
により、衝撃などによるロードビームの変位が制限さ
れ、スライダの跳躍が阻止され、ジンバルがディスク筐
体に接触して破壊されることやヘッドスラップなどを防
止することができる。
【0034】また、本発明の請求項7の発明は、取り付
け用のベース部と、剛体からなるロードビームと、ベー
ス部とロードビームの間に設けられロードビームに弾性
を与えるスプリング部と、ロードビーム先端に取り付け
られ記録再生用のヘッドを搭載したヘッドスライダを保
持するフレクシャーとを有するヘッドサスペンション
と、ヘッドサスペンションをベース部で保持しヘッドサ
スペンションを駆動する駆動部とを具備し、回転ディス
ク型の記憶メディアを使う情報記憶装置の記録再生用に
使用されるディスク装置用ヘッドアクチュエータにおい
て、駆動部の一部を延伸した形状に形成され、ヘッドサ
スペンションのロードビームの運動範囲を制限するリミ
ッタを具備することを特徴とする。これにより、ロード
ビームの変位が制限されるので、衝撃などによってサス
ペンションに強い慣性力がかかっても、ジンバルがディ
スク筐体に接触することが防止でき、その結果、ジンバ
ルの破壊を防止し、ヘッドスラップも防止することがで
きるディスク装置用ヘッドアクチュエータを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサスペンションの一実施の形態の構成
を示す表裏から見た斜視図。
【図2】図1の実施の形態でのロードビームの運動範囲
とリミッタとの関係を示す断面図。
【図3】図1の実施の形態の変形例のロードビームの運
動範囲とリミッタとの関係を示す断面図。
【図4】図1の実施の形態をインライン構成のアーム一
体型サスペンション適用した時の構成を示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施の形態のサスペンションの構
成を示す平面図。
【図6】図5の実施の形態でのロードビームの運動範囲
とリミッタとの関係を示す断面図。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態のサスペンショ
ンの構成を示す表裏から見た斜視図。
【図8】図7の実施の形態でのロードビームの運動範囲
とリミッタ76との関係を示す断面図。
【図9】従来のR−HDDおよびカートリッジの構成を
示す斜視図。
【図10】従来の屈曲型アクチュエータの構成を示す分
解斜視図。
【図11】従来のサスペンションの構成を示す斜視図。
【符号の説明】
A…ロードビームの運動方向、C…リミッタの回動方
向、D…衝撃加速度印加方向、E…スピンドルモータの
回転方向、F…屈曲型アクチュエータの回動方向、L…
スライダのリフト量、11、41、51、71、108
…サスペンション、12、52、72、111…ベース
部、13、43、53、73、112…スプリング部、
14、44、54、74、113…ロードビーム、1
5、45、55、75、114…ジンバル、16、11
5…リブ、17、46、56、76…リミッタ、21、
97…ディスク、22、107…スライダ、23…筐
体、24、94…ランプ、42…アームと一体化された
ベース部、57…リミッタ支持アーム、91…R−HD
D、92…カートリッジ、93…屈曲型アクチュエー
タ、95…スピンドルモータ、96…チャッキングマグ
ネット、98…センタコア、101…駆動マグネット、
102…上ヨーク、103…下ヨーク、104…コイ
ル、105…ピボット、106…アーム、116…ロー
ド/アンロード用ディンブル。
フロントページの続き (72)発明者 山田 孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 眞田 洋太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 EE03 GG03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り付け用のベース部と、剛体からなる
    ロードビームと、前記ベース部と前記ロードビームの間
    に設けられ前記ロードビームに弾性を与えるスプリング
    部と、前記ロードビーム先端に取り付けられ記録再生用
    のヘッドを搭載したヘッドスライダを保持するフレクシ
    ャーとを有し、回転ディスク型の記憶メディアを使う情
    報記憶装置の記録再生用に使用されるディスク装置用ヘ
    ッドサスペンションにおいて、 前記ベース部の一部を延伸した形状に形成された前記ロ
    ードビームの運動範囲を制限するリミッタを具備するこ
    とを特徴とするディスク装置用ヘッドサスペンション。
  2. 【請求項2】 前記スプリング部と前記ロードビームと
    は同一の第1の板材にて一体に成形されており、前記ベ
    ース部と前記リミッタとは同一の第2の板材にて一体に
    成形されており、前記第1の板材と前記第2の板材とは
    前記ベース部で相互に締結されていることを特徴とする
    請求項1に記載のディスク装置用ヘッドサスペンショ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記リミッタは、サスペンション自身が
    ディスクに向かう方向に対してディスク位置までは移動
    を許すが、それ以上の所定量を越える移動は制限するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスク装置用ヘッド
    サスペンション。
  4. 【請求項4】 前記リミッタは、前記ロードビームが所
    定量以上にディスクから離れる方向への移動を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置用ヘッ
    ドサスペンション。
  5. 【請求項5】 アンロード時には前記ヘッドスライダを
    リフトするダイナミックロード/アンロード機構を有
    し、 前記リミッタは、アンロード時の前記ヘッドスライダの
    リフト量を所定範囲に制限することを特徴とする請求項
    4に記載のディスク装置用ヘッドサスペンション。
  6. 【請求項6】 前記リミッタは、前記ロードビームの運
    動可能方向と同じ方向に回動可能に支持されており、前
    記リミッタの重心はその回動の中心よりも前記ベース部
    側によっていることを特徴とする請求項4に記載のディ
    スク装置用ヘッドサスペンション。
  7. 【請求項7】 取り付け用のベース部と、剛体からなる
    ロードビームと、前記ベース部と前記ロードビームの間
    に設けられ前記ロードビームに弾性を与えるスプリング
    部と、前記ロードビーム先端に取り付けられ記録再生用
    のヘッドを搭載したヘッドスライダを保持するフレクシ
    ャーとを有するヘッドサスペンションと、 前記ヘッドサスペンションを前記ベース部で保持し前記
    ヘッドサスペンションを駆動する駆動部とを具備し、回
    転ディスク型の記憶メディアを使う情報記憶装置の記録
    再生用に使用されるディスク装置用ヘッドアクチュエー
    タにおいて、 前記駆動部の一部を延伸した形状に形成され、前記ヘッ
    ドサスペンションの前記ロードビームの運動範囲を制限
    するリミッタを具備することを特徴とするディスク装置
    用ヘッドアクチュエータ。
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