JP3866679B2 - ディスク装置 - Google Patents

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、密閉されたケース内で回転駆動されるディスクにヘッドを対向させて情報の記録再生を行なうディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスク装置として、外部圧力による変形を抑制するための構造を有するトップカバー112を備えたディスクドライブ100が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このディスクドライブは、外圧によるトップカバーの変形を抑制することにより、トップカバーがディスクやディスクを回転するモータに接触することを防止している。
【0003】
このトップカバーは、その周辺部にある複数の固定部を介してディスクドライブのベースに取り付けられる。ベース内には、ディスクを回転させるモータの他に、ディスクに記録したデータを読み取るためのヘッドやコントローラが収容されている。
【0004】
このトップカバーは、剛性を高めるため、第1の凹部124、第1の凹部よりディスクに近い第2の凹部126、および第1の凹部よりディスクから離れた凸部128を有する。第1の凹部はトップカバーの周辺部を除く略全面に設けられ、凸部はディスクの回転中心と同軸に円形に形成され、第2の凹部はこの凸部を部分的に囲むように円弧状に設けられている。
【0005】
【特許文献1】
US 6,351,344 B1(要約、図4、5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したディスクドライブのトップカバーは、例えば、ディスクドライブをノートPCなどの携帯機器に組み込む上で、十分満足のいく剛性を備えたものではない。例えば、このディスクドライブをノートPCに組み込んでキーボード操作した際に、トップカバーが押されて変形してしまうことが考えられる。
【0007】
トップカバーが変形すると、ベース内に収容したモータ等の部品にトップカバーが接触してしまう。このように、トップカバーが他の金属部品と接触すると、ゴミが発生し、このゴミがヘッドやディスク表面に付着する。ヘッドやディスクにゴミが付着すると、データの読み取りが不可能になる。
【0008】
また、トップカバーが変形してディスクに接触すると、ディスクに傷が付き、記録した情報が一部欠落したり、ディスク全面を損傷したりして、ディスクドライブが壊れてしまう可能性がある。
【0009】
また、この場合、回転途中のディスク或いはディスククランパにトップカバーが接触して負荷がかかり、ディスクの回転数が急激に変化し、ヘッドがディスクの外側に退避しないままディスクが停止してしまう現象が起こる。このように、ヘッドがディスクに対向した状態でディスクの回転が停止すると、ヘッドがディスクに吸着されてディスクドライブが完全に動作不能となる問題が生じる。
【0010】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、トップカバーの剛性を十分に高めることができ、信頼性を高めることができるディスク装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のディスク装置は、ディスクと、このディスクを支持および回転する駆動部と、上記ディスクに対して情報の記録再生を行うヘッドと、上記ディスク、駆動部、およびヘッドを収納したケースと、を備え、上記ケースは、開口を有したケース本体と、このケース本体に固定され上記開口を閉塞しているとともに上記ディスクに対向した板状の蓋体と、を有し、上記蓋体は、上記ディスクの外周に対向した円弧状の第1の段部と、この第1の段部より上記ディスクに近い円弧状の第2の段部と、この第2の段部より上記ディスクに近い円弧状の第3の段部と、を有し、上記第1乃至第3の段部は、上記ヘッドの移動経路から外れた位置で上記ディスクに対向して同心円状に少なくとも180°を超える角度範囲に亘って設けられており、上記第2の段部は、上記第1の段部の内周側に設けられ、上記第3の段部は、上記第2の段部の中に設けられており、上記第1の段部と上記第3の段部との間の段差に対する、上記第1の段部と上記第2の段部との間の段差の比が、0.3〜0.85であることを特徴とする
【0012】
また、本発明のディスク装置は、ディスクと、このディスクを支持および回転する駆動部と、上記ディスクに対して情報の記録再生を行うヘッドと、上記ディスク、駆動部、およびヘッドを収納したケースと、を備え、上記ケースは、開口を有したケース本体と、このケース本体に固定され上記開口を閉塞しているとともに上記ディスクに対向した板状の蓋体と、を有し、上記蓋体は、上記ディスクの外周に対向した円弧状の第1の段部と、この第1の段部より上記ディスクに近い円弧状の第2の段部と、この第2の段部より上記ディスクに近い円弧状の第3の段部と、を有し、上記第1乃至第3の段部は、上記ヘッドの移動経路から外れた位置で上記ディスクに対向して同心円状に少なくとも180°を超える角度範囲に亘って設けられており、上記第2の段部は、上記第1の段部の内周側に設けられ、上記第3の段部は、上記第2の段部の中に設けられており、上記第2の段部の径方向に沿った幅に対する、上記第3の段部の径方向に沿った幅の比が、0.3〜0.9であることを特徴とする
【0014】
上記発明によると、蓋体に円弧状の第1乃至第3の段部を設けることにより、蓋体の剛性を高めることができ、外部圧力による蓋体の変形を抑制でき、信頼性の高いディスク装置を提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明を磁気ディスク装置としてのハードディスクドライブ1(以下HDD1と称する)に適用した実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、HDD1は、密閉された扁平な矩形状のケース11を備え、このケース11は、上面の開口した矩形箱状のケース本体10と、複数のねじ16によりケース本体10にねじ止めされてケース本体10の上端開口を閉塞する矩形板状のトップカバー(蓋体)15と、を有している。
【0017】
ケース本体10内には、磁気記録媒体としての2枚の磁気ディスク12a、12b(ディスク)、これらの磁気ディスクを支持および回転させるスピンドルモータ13(駆動部)、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド22(ヘッド)、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク12a、12bに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)19、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクに対向する位置から外れた退避位置に保持するとともに、磁気ディスクの外周付近が面方向に振れることを規制するランプロード機構18(保持機構)、ヘッドクチュエータを退避位置に保持するイナーシャラッチ機構20、およびプリアンプ等の回路部品が実装されたフレキシブルプリント回路基板ユニット(以下、FPCユニットと称する)17が収納されている。
【0018】
また、ケース本体10の外面には、FPCユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM19、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリント回路基板がねじ止めされ、ケースの底壁と対向して位置している。
【0019】
各磁気ディスク12a、12bは、例えば、直径48mm(1.8インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。2枚の磁気ディスク12a、12bは、スピンドルモータ13の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクランプばね21によりクランプされ、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をおいて積層されている。そして、磁気ディスク12a、12bは、スピンドルモータ13により所定の速度で回転駆動される。
【0020】
ヘッドアクチュエータ14は、ケース10の底壁上に固定された軸受組立体24、軸受組立体に取り付けられた4本のアーム27、および各アームに支持された4つの磁気ヘッド組立体30を備えている。各磁気ヘッド組立体30は、板ばねによって形成された細長いサスペンションと、サスペンションに固定された磁気ヘッド22と、を備えている。
【0021】
そして、各磁気ヘッド22は、アーム27およびサスペンションの表面に貼り付け固定された図示しない中継フレキシブルプリント回路基板、およびメインフレキシブル回路基板32を介してFPCユニット17に電気的に接続されている。
【0022】
HDD1の動作時、ヘッドアクチュエータ14がVCM19によって回動され、磁気ヘッド22が磁気ディスク12a、12b上をほぼ径方向に沿って移動し、所望のトラック上に位置決めされる。
【0023】
一方、略矩形板状のトップカバー15は、例えば、板厚0.25mm程度の鉄(SPCC圧延鋼材、ステンレス)板をプレス成形することにより形成されている。図2には、トップカバー15を上方から見た平面図を示してあり、図3には、HDD1を磁気ディスクの中心で切断した断面図を示してある。以下、トップカバー15の形状について説明する。
【0024】
トップカバー15の4つのコーナ部付近、および長辺側の側縁のほぼ中央には、それぞれ透孔40が形成されている。そして、トップカバー15は、各透孔40に挿通されたねじ16をケース本体10の周縁部に形成されたねじ孔にねじ込むことによりケース本体10に固定され、ケース本体10の上端開口を閉塞しているとともに、磁気ディスク12aと所定の隙間をおいてほぼ平行に対向している。従って、トップカバー15の各透孔40を含む部分は、トップカバーをケース本体10に固定するための固定部を構成している。
【0025】
また、トップカバー15において、軸受組立体24と対向する位置には、透孔42が形成されている。そして、透孔42に挿通された固定ねじ43を軸受組立体24の上端部にねじ込むことにより、トップカバー15の一部と軸受組立体とが連結されている。
【0026】
トップカバー15は、上述した6つの透孔40を含む周辺部を除く殆どの部分が外方に向かって、図1においては上方に向かって隆起した凸部をなすようにプレス成形されている。特に、トップカバー15は、2枚の磁気ディスク12a、12b(以下、総称してディスク12と称する)を概ね包囲する略円形の凸部50を有する。
【0027】
凸部50は、ディスク12の中心と対向する中心対応部Cと同軸にディスク12と略同じ径に形成されている。この凸部50は、ディスク12の外周に対向した円弧状の第1の段部51、第1の段部51の内周側に隣接して設けられた円弧状の第2の段部52、第2の段部52の中に閉じた状態で形成された円弧状の第3の段部53、および第2の段部52の内周側に隣接して設けられた略円形の第4の段部54を有する。本実施の形態では、第1の段部51および第4の段部54が凸部50と同じ高さに形成されており、第4の段部54は凸部50と連続しており、第1の段部51は後述するリブ55、56を介して分離している。
【0028】
そして、この凸部50(第1の段部51、第4の段部54)の高さを基準にして、第2の段部52がディスク12により近い位置に形成され、第3の段部53がさらにディスク12に近い位置に形成されている。また、第1乃至第3の段部51、52、53は、それぞれ、磁気ヘッド22の移動経路から外れた位置でディスク12に対向して同心円状に設けられ、少なくとも180°を超える角度範囲に亘って設けられている。本実施の形態では、第1乃至第3の段部51、52、53は、磁気ヘッド22の移動経路から外れた位置で、できるだけ大きな角度範囲で設けられている。尚、第4の段部54は、ディスク12をスピンドルモータ13に取り付けた図示しないハブを避けるように設けられている。
【0029】
凸部50に対して第1の段部51を分離する位置には、2つのリブ55、56(梁部)が設けられている。各リブ55、56は、トップカバー15をケース本体10に固定するための透孔40からディスク12の中心に対向する中心対応部Cに向かって放射状に形成され、第2の段部52と同じ高さに形成されている。また、一方のリブ56は、第2の段部52および第3の段部53の一端を規定している。
【0030】
また、HDD1のランプロード機構18に対してディスク12の径方向に対向する位置には、ディスク12の外周付近がその面外方向に振動することを規制するための規制段部58が形成されている。規制段部58は、第1の段部51を部分的に切り欠くように設けられ、ディスク12が面外方向に振動したとき、外周付近にトップカバー15の内面を接触させるように機能する。これにより、ランプロード機構18によって振動が規制されたディスク12の反対側で、ディスク12の振動を規制することができ、HDD1を落下した際などの大きな衝撃によってディスク12が割れることを防止できる。
【0031】
以上のように、本実施の形態によると、凸部50に円弧状の3つの段部51〜53を、略円形の段部54を中心にして形成することより、トップカバー15の剛性を高めることができ、外部圧力がかかった際の変形を抑制できる。そして、このHDD1をノートPC等の携帯機器に搭載して使用する上で、十分に満足のいく強度を実現でき、トップカバー15が内部部品に接触することを防止でき、上述したようなゴミの発生、ディスク12の傷発生、モータへの負荷発生を防止でき、HDD1の信頼性を高めることができる。
【0032】
また、本実施の形態によると、トップカバー15をケース本体10に固定するための固定部から中心対応部Cに向けて放射状に延びたリブ55、56を設けたため、トップカバー15の剛性をより高めることができた。
【0033】
ところで、本実施の形態のトップカバー15の剛性は、上述した第2および第3の段部52、53の径方向に沿った幅W1、W2(図2)、第1(第4)の段部51に対する第2の段部52の段差H1(図3)、および第1の段部51に対する第3の段部53の段差H2(図3)によって変化する。つまり、W1、W2、H1、H2を適切な値に設定することにより、トップカバー15の剛性を高めることができる。以下、剛性を高めることのできるW1、W2、H1、H2について考察する。
【0034】
図3に示すように、トップカバー15の第4の段部54の高さは、ディスク12を回転させるスピンドルモータ13のハブの高さに応じて略決定される。また、上段のディスク12aに最も近い第3の段部53の高さも略一定となる。このため、第4の段部54(第1の段部51)と第3の段部53との間の段差H2は、HDD1に略固有の値となる。
【0035】
この点を考慮し、段差H2を一定とし、第1の段部51と第2の段部52の段差H1を種々変化させ、トップカバー15の剛性を調べたところ、図4に示すような結果が得られた。尚、ここでは、トップカバー15の剛性として、中心対応部Cを所定の押圧力で押圧した場合におけるトップカバーの最大変形量比を調べた。変形量比として、段差H1の高さが0の場合を1とした。
【0036】
これによると、段差H1と段差H2との比(H1/H2)を0.3〜0.85に設定したとき、トップカバー15の最大変形量比を0.78未満とすることができる。この領域は最小値に対して8%以内となる範囲である。
【0037】
特に、上述した従来のディスクドライブ(US6,351,344B1)のように、第2の段部52に相当する部分を無くした(H1/H2=0)場合を想定すると、トップカバー15の最大変形量が0.18[mm]を超えており、十分に満足のいく剛性が得られていないことが分る。
【0038】
一方、トップカバー15の剛性を高める上で最適なW2/W1を調べるため、第2の段部52の幅W1と第3の段部53の幅W2を種々変更した際のトップカバー15の変形量比を調べた。その結果を図5に示す。尚、ここでは、変形量比として、幅W2が0の場合を1とした。
【0039】
これによると、幅W1と幅W2の比(W2/W1)を0.3〜0.9に設定することにより、0.65未満にすることができる。この領域は、最小値に対して8%以内となる範囲である。
【0040】
特に、上述した従来のディスクドライブ(US6,351,344B1)のように、第3の段部53に相当する部分を無くした(W2/W1=0)場合を想定すると、トップカバー15の変形量比が1.0に達し、十分に満足のいく剛性が得られていないことが分る。
【0041】
以上のように、トップカバー15の剛性を高めるためには、第1の段部51と第3の段部との間の段差H2に対する、第1の段部51と第2の段部52との間の段差H1の比(H1/H2)を0.3〜0.85に設定し、および/或いは第2の段部52の径方向に沿った幅W1に対する、第3の段部53の径方向に沿った幅W2の比(W2/W1)を0.3〜0.9に設定すれば良いことが分る。
【0042】
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
【0043】
例えば、上述した実施の形態では、ランプロード機構18に対向する位置にだけ規制段部58を設けた場合について説明したが、これに限らず、図6に示すように、第1の段部51の外周に沿って且つ全長に亘って円弧状の規制段部60を設けても良い。この場合、上述した実施の形態の規制段部58と同様に、規制段部60は、第3の段部53よりディスク12aに近い位置に設けられる(図7)。これにより、ディスク12の略全周に亘ってディスク12の振動を規制することができ、ディスク12の割れをより確実に防止できる。
【0044】
つまり、規制段部60を第3の段部53よりディスク12に近い位置に設けることで、HDD1の動作時ならびに非動作時において外部から衝撃を受けたとき、第3の段部53の位置でトップカバー15がディスク12に接触することを防止できる。言い換えると、ディスク12aの表面から第2の段部52までの距離L1、第3の段部までの距離L2、および規制段部60までの距離L3が、
L3<L2<L1
を満たすように各段部の高さを設定することにより、ディスク12の割れを防止できる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のディスク装置は、上記のような構成および作用を有しているので、トップカバーの剛性を十分に高めることができ、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るハードディスクドライブの概略構造を示す分解斜視図。
【図2】図1のHDDのトップカバーを示す平面図。
【図3】図1のHDDの断面図。
【図4】図2のトップカバーの各段部の段差の比を変えた場合における変形量の変化を示すグラフ。
【図5】図2のトップカバーの各段部の幅の比を変えた場合における変形量比の変化を示すグラフ。
【図6】第1の段部の全周に亘って規制段部を設けたトップカバーを示す平面図。
【図7】図6のトップカバーを備えたHDDの断面図。
【符号の説明】
1…ハードディスクドライブ、10…ケース本体、12a、12b…磁気ディスク、15…トップカバー、51…第1の段部、52…第2の段部、53…第3の段部、55、56…リブ、58、60…規制段部、W1…第2の段部の幅、W2…第3の段部の幅、H1…第2の段部の段差、H2…第3の段部の段差。

Claims (4)

  1. ディスクと、
    このディスクを支持および回転する駆動部と、
    上記ディスクに対して情報の記録再生を行うヘッドと、
    上記ディスク、駆動部、およびヘッドを収納したケースと、を備え、
    上記ケースは、
    開口を有したケース本体と、
    このケース本体に固定され上記開口を閉塞しているとともに上記ディスクに対向した板状の蓋体と、を有し、
    上記蓋体は、
    上記ディスクの外周に対向した円弧状の第1の段部と、
    この第1の段部より上記ディスクに近い円弧状の第2の段部と、
    この第2の段部より上記ディスクに近い円弧状の第3の段部と、を有し、
    上記第1乃至第3の段部は、上記ヘッドの移動経路から外れた位置で上記ディスクに対向して同心円状に少なくとも180°を超える角度範囲に亘って設けられており、
    上記第2の段部は、上記第1の段部の内周側に設けられ、上記第3の段部は、上記第2の段部の中に設けられており、
    上記第1の段部と上記第3の段部との間の段差に対する、上記第1の段部と上記第2の段部との間の段差の比が、0.3〜0.85であることを特徴とするディスク装置。
  2. ディスクと、
    このディスクを支持および回転する駆動部と、
    上記ディスクに対して情報の記録再生を行うヘッドと、
    上記ディスク、駆動部、およびヘッドを収納したケースと、を備え、
    上記ケースは、
    開口を有したケース本体と、
    このケース本体に固定され上記開口を閉塞しているとともに上記ディスクに対向した板状の蓋体と、を有し、
    上記蓋体は、
    上記ディスクの外周に対向した円弧状の第1の段部と、
    この第1の段部より上記ディスクに近い円弧状の第2の段部と、
    この第2の段部より上記ディスクに近い円弧状の第3の段部と、を有し、
    上記第1乃至第3の段部は、上記ヘッドの移動経路から外れた位置で上記ディスクに対向して同心円状に少なくとも180°を超える角度範囲に亘って設けられており、
    上記第2の段部は、上記第1の段部の内周側に設けられ、上記第3の段部は、上記第2の段部の中に設けられており、
    上記第2の段部の径方向に沿った幅に対する、上記第3の段部の径方向に沿った幅の比が、0.3〜0.9であることを特徴とするディスク装置。
  3. 上記第2の段部の内周側には、上記ディスクを駆動部に取り付けるためのハブに対向する略円形の第4の段部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディスク装置。
  4. 上記第4の段部は、上記第1の段部と略同じ高さであることを特徴とする請求項に記載のディスク装置。
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