JP2007095240A - データ記憶装置 - Google Patents

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Mutsuro Ota
睦郎 太田
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Abstract

【課題】
ランプの高さを低くし、装置の薄型化を可能にするとともに、ロード・アンロード時における動特性の劣化を抑制できるデータ記録装置を提供すること。
【解決手段】
本発明にかかるデータ記録装置は、記録ディスク101の記録領域にアクセスするヘッド105と、記録ディスク101の外周端部から円周方向に離間して配置され、ヘッド105が記録ディスク101面上から退避するランプ115と、ヘッド105を支持するロード・ビーム404を有しヘッド105を移動させるアクチュエータ106とを備え、ロード・ビーム404は、ロード・ビーム先端部からロード・ビーム404のヘッド支持部404aよりも記録ディスク101側に延出され、ランプ表面を摺動するタブを有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明はデータ記憶装置に関し、特に、ロード・アンロード方式のハードディスク・ドライブに好適なデータ記憶装置の構成に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カー・ナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブル・メモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
図12は、従来のHDD900の構成を示す斜視図である。図に示されるように、従来のHDD900は、ベース902、データを記録する磁気ディスク901、ヘッド905を先端側で支持するサスペンション910、サスペンション910とアーム911を含むアクチュエータ906、ヘッド905を退避するランプ915を備えている。
ヘッド905は、薄膜素子であるヘッド素子部と、ヘッド素子部がその面上に配置されたスライダとを有している。ヘッド素子部は、磁気ディスクへの記録データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子部と磁気ディスクからの磁界を電気信号に変換する再生素子部とを有している。典型的には、記録素子部と再生素子部が一つの薄膜素子に一体的に形成されている。
アクチュエータ906は、揺動軸907を中心として、VCM(Voice Coil Motor)909によって揺動駆動され、ヘッド905を磁気ディスク901上の所望の位置に移動させる。これによって、ヘッド905(ヘッド素子部)が磁気ディスク901に形成された所望のトラックにアクセスし、データの読み出し/書き込み処理を行うことができる。アクチュエータ906への電力の供給とヘッド905との信号のやり取りは、アーム911に固定されたFPC(Flexible Printed Circuit)904を介して行われる。
この従来のHDD900は、ロード・アンロード方式のHDDであり、ランプ915は、磁気ディスク901外周端部に近接して配置される。磁気ディスク901の回転が停止すると、ヘッド905が磁気ディスク901表面に吸着されるため、磁気ディスク901の回転が停止するときには、アクチュエータ906はヘッド905を磁気ディスク901の記録面からランプ915に退避させる。
サスペンション910の先端には、タブ916が設けられており、ランプ915にタブ916が誘導されることで、ヘッド905が磁気ディスク901の面上から外側へと退避してアンロードが行われ、反対にランプ915からタブ916が離れることで、ヘッド905が磁気ディスク901の外側から面上へ移動してロードが行われる。アンロード時、ヘッド905が磁気ディスク901上に位置している状態で、タブ916とランプ915が接触してヘッド905を磁気ディスク901から引き離す必要があるため、従来のHDD900では、磁気ディスク901とランプ915、及び、磁気ディスク901と退避位置にあるアクチュエータ906が重なる位置に配置されている。
図13は、従来のHDD900で用いられるサスペンション910の先端部のロード・ビーム940の側面図であり、ヘッド905が磁気ディスク901上に位置している時のロード・ビーム940の状態を示している。
図に示されるように、ヘッド905は、ロード・ビーム940に設けられたディンプル960によって一点支持されて、磁気ディスク901の面上を所定の高さで浮上している。タブ916は、ロード・ビーム940の先端部から、磁気ディスク901から離れるように折れ曲がって延出している。すなわち、磁気ディスク901上において、タブ916は、ロード・ビーム940のヘッド支持部940aの高さよりも高い位置となるように形成されている。
図14は、従来のHDD900で用いられるランプ915の断面図であり、タブ916の高さとランプ915の高さを示している。尚、本明細書において「高さ」とは、磁気ディスクの記録面から垂直方向の距離である。
上記のようにランプ915は、磁気ディスク901と重なるように形成されており、ランプ915は、図に示されるように、磁気ディスク901の外周部の面と重なるように突出した突出部915aを有している。
ここでランプ915の高さは、A+H3+H4である。高さAは、ヘッド905が磁気ディスク901上に位置している時における磁気ディスク901の面からタブ916までの高さであり、アンロードする時におけるタブ916が最初にランプ915に接する高さである。高さH3は、機械的誤差であり、ランプ915とタブ916の相対的な高さ誤差の3σである。高さH4は、磁気ディスク901の面からヘッド905を引き離すために必要なタブ916の持ち上げ量(リフト量)である。
そして、従来のランプ915では、ランプ915が磁気ディスク901と重なっているため、高さAは、A>H1+H2+H3を満たしている必要がある。高さH1は、磁気ディスク901の面から突出部915aの磁気ディスク901側の面までの高さである。高さH1は、磁気ディスク901とランプ915の接触を防ぐためのマージンであり、磁気ディスク901とランプ915の機械的誤差を含んでいる。高さH2は、突出部915aの先端曲面のRの高さである。先端曲面の半径をr、突出部915aの表面の傾斜をθとすると、H2=r(cosθ)となる。ランプ915は、樹脂で形成されることから突出部915の先端が曲面状となるのである。
例えば、高さAがH1よりも低いと、アンロードする時にタブ916が突出部915aと磁気ディスク901の間に入り込み、二度とロードすることができなくなる。高さAがH1+H2よりも低いと、アンロードする時にタブ916が突出部915aの先端曲面に引っ掛かるためアンロードすることができない。
尚、ロード・アンロード方式の従来のHDDとして特許文献1〜4が知られている。
特開2001−291349号公報 特開2004−152360号公報 特開2005−11511号公報 米国特許第6778360号公報
このように、ランプと磁気ディスクが重なるような構造で、かつ、タブが磁気ディスクから離れる方向に折れ曲がっている場合には、A>H1+H2+H3を満たす必要があり、ランプの高さが制限されてしまうため、ランプを低くすることができず、装置の薄型化が困難であるという問題点があった。
上記特許文献1では、ランプを磁気ディスクの外側に設け、タブが磁気ディスク側に近づいているが、サスペンションの先端ではなく、左右両端に揺動方向に延びるようにタブを設けている。ロード・アンロード時に、サスペンションの中心ではなく、揺動方向の端部でタブとランプが接触すると、サスペンションにねじれが生じサスペンションが大きく振動してしまう。したがって、サスペンションの動特性が劣化する。
上記特許文献2では、ランプを磁気ディスクの外側に設け、タブが磁気ディスク側に近づいているが、サスペンションの先端ではなく、サスペンションの根元側にタブを設けている。サスペンションの根元側にタブを設けた場合、サスペンションの先端と比べて、タブとヘッドとの距離が遠くなってしまう。このため、ロード・アンロード時、ヘッドと支持点が遠いことから、ヘッドが大きく振動し、サスペンション(ヘッド)の動特性が劣化するとともに、ヘッドと支持点との間でサスペンションがしなるために、タブ持ち上げ量の制御や微調整が困難である。
上記特許文献3及び4では、タブが磁気ディスク側に近づいているが、ランプが磁気ディスクと重なって配置されているため、上記のようにランプの高さが制限されてしまう。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであって、本発明の目的は、ランプの高さを低くし、装置の薄型化を可能にするとともに、ロード・アンロード時における動特性の劣化を抑制できるデータ記録装置を提供することである。
本発明にかかるデータ記録装置は、記録メディアの記録領域にアクセスするヘッドと、前記記録メディアの外周端部から円周方向に離間して配置され、前記ヘッドを前記記録メディア面上から退避させるランプと、前記ヘッドを支持するロード・ビームを有し前記ヘッドを移動させるアクチュエータと、を備え、前記ロード・ビームは、前記ヘッドを支持するヘッド支持部と、このヘッド支持部よりも先端側に前記ヘッド支持部よりも前記記録メディア側へ延出された前記ランプ表面を摺動するタブと、を有するものである。このデータ記録装置によれば、ランプが記録ディスクと重ならないように配置され、かつ、タブがロード・ビームから記録ディスクへ近づくように延出しているため、ランプの高さを低くすることができ、データ記録装置の薄型化が可能になる。
上述のデータ記録装置において、前記タブは、前記ロード・ビーム中央部から延出されていることが好ましい。これにより、動特性の劣化を抑止することができる。
上述のデータ記録装置において、前記タブが前記ランプ上に接している場合には、前記タブと前記ランプの接触点から前記記録メディア面までの高さは、前記ヘッド支持部の前記記録メディア面に最も遠い部分から前記記録メディア面までの高さとほぼ同じかもしくは高くなることが好ましい。これにより、データ記録装置を薄型化することができる。
上述のデータ記録装置において、前記タブが前記ランプ上に接している場合には、前記ヘッド支持部の前記記録メディア面に最も遠い部分から前記記録メディア面までの高さは、前記タブと前記ランプの接触点から前記記録メディア面までの高さよりも高くなることが好ましい。これにより、耐衝撃性を向上することができる。
上述のデータ記録装置において、前記記録メディア面から前記ランプ表面まで最も離れる部分の高さは、前記ランプの円周方向端部と前記タブとが接触する接触点の高さと、前記記録メディア面から前記ヘッドを引き離すためのリフト量を含んでいることが好ましい、これにより、アンロード時に確実にヘッドを磁気ディスクから引き離すことができる。
上述のデータ記録装置において、前記タブと前記記録メディア面との距離は、衝撃時における前記タブのたわみ量を含んでいることが好ましい。これにより、衝撃時の故障を防止しつつ、ランプの高さを低くすることができる。
上述のデータ記録装置において、前記タブは前記ランプ側から見てU字状に曲折され、前記U字状タブの凸状部が前記ランプ表面上を摺動することが好ましい。これにより、タブの剛性が向上し、さらに動特性の劣化を抑止することができる。
上述のデータ記録装置において、前記ヘッド支持部は、長手方向に延びる両縁部のそれぞれを曲折して形成したフランジを有することが好ましい。これにより、ロード・ビームの剛性が向上し、さらに動特性の劣化を抑止することができる。
上述のデータ記録装置において、前記フランジは、前記タブにさらに形成されていることが好ましい。これにより、ロード・ビーム及びタブの剛性が向上し、さらに動特性の劣化を抑止することができる。
上述のデータ記録装置において、前記フランジは、前記タブから前記ヘッド支持部まで連続して形成されていることが好ましい。これにより、ロード・ビーム及びタブの剛性が向上し、さらに動特性の劣化を抑止することができる。
上述のデータ記録装置において、前記ヘッドの退避位置よりも前記記録メディア側の前記ランプの円周方向端部と前記タブとが接触する位置において、前記ヘッドは前記記録ディスク上に存在することが好ましい。これにより、記録ディスク上で、ヘッドを記録ディスクから確実に引き離すことができる。
また、本発明にかかるデータ記録装置は、記録メディアの記録領域にアクセスするヘッドと、前記記録メディアの外周端部から円周方向に離間して配置され、前記ヘッドを前記記録メディア面上から退避させるランプと、前記ヘッドを支持するロード・ビームを有し前記ヘッドを移動させるアクチュエータと、を備え、前記ロード・ビームは、前記ヘッドを支持するヘッド支持部と、前記ヘッド支持部の前記ロード・ビーム先端側の中央部から延出された前記ランプ表面を摺動するタブと、を有するものである。このデータ記録装置によれば、タブをロード・ビーム先端の中央部から延出しているため、動特性の劣化を抑止することができる。
本発明によれば、ランプの高さを低くし、装置の薄型化を可能にするとともに、ロード・アンロード時における動特性の劣化を抑制できるデータ記録装置を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1は、本実施の形態に係るハードディスク・ドライブ(HDD)100の概略構成を示す図である。図1は、アクチュエータが動作時の配置にあるHDD100の状態を示している。図1において、101はデータを記憶するメディア(記録ディスク)であって、磁性層が磁化されることによってデータを記録する不揮発性の記録ディスクである磁気ディスクである。ベース102は、ガスケット(不図示)を介してベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)と固定することによってディスク・エンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を密閉状態で収容することができる。
103は磁気ディスク101をスピンドル・モータ(不図示)に固定するためのクランプである。磁気ディスク101は、ベース102の底面に固定されたスピンドル・モータにより所定の速さで回転駆動される。HDD100の非動作時には、磁気ディスク101は静止している。105は磁気ディスクの記録領域にアクセスするヘッドである。ヘッド105は、ヘッド素子部とヘッド素子部が固定されたスライダとを有している。ヘッド素子部には、磁気ディスク101への記録データに応じて電気信号を磁界に変換する記録ヘッド部、及び、磁気ディスク101からの磁界を電気信号に変換する再生ヘッド部が一体的に形成されている。尚、記録ヘッド部と再生ヘッド部を別に形成することも可能である。また、記録ヘッド部と再生ヘッド部のいずれか一方のみを有するHDDに本発明を適用することが可能である。
106は、ヘッドを、保持、移動するアクチュエータである。図1においては、アクチュエータ106は、揺動軸107に揺動自在に保持されており、キャリッジ108と駆動機構としてのVCM(ボイス・コイル・モータ)109とを備えている。キャリッジ108は、ヘッド105が配置されたその先端部から、サスペンション110、アーム111及びコイル・サポート112の順で結合された各構成部材を備えている。
サスペンション110の構成については、後に詳細に説明する。アーム111の磁気ディスク101と対向する側の表面上に、サスペンション110をかしめによって接合する。動特性の観点から、サスペンション110の質量は、揺動軸中心とヘッド105のスライダとを結ぶ線について対称であることが好ましい。また、ねじれモードの振動を低減する観点から、アーム111の揺動軸中心とヘッド105のスライダとを結ぶ線について、アーム111の外形は対称形であることが好ましい。
112はコイル・サポート112であり、フラットコイル113を保持している。114はベース102に固定された上側ステータ・マグネット保持板であり、下側ステータ・マグネット保持板(不図示)とともに、フラットコイル113を挟み込んでいる。
115は、磁気ディスク101の回転が停止するときには、ヘッド105を磁気ディスク101の面上からから退避させるためのランプである。116はサスペンション110の先端部に形成されたタブである。ランプ115は、タブ106の軌道から外れたところにある支柱によってベース102の底面あるいは側面に取り付けられている。
ランプ115は、磁気ディスク101の外周端部に近接している。本実施形態のHDD100において、ランプ115は磁気ディスク101の外周端部と離間している。ランプ115が磁気ディスク101と重ならないように配置することによって、ランプ115の高さを低くすることができる。また、回転する磁気ディスク101とランプ115との間に生じうる空気摩擦の発生を防止し、風損による電力の消費を抑制することができる。さらに、ランプ115によって磁気ディスク101上の空気流が乱され、ヘッド105の浮上の安定が妨げられることを防止すること、あるいは、アクチュエータ106が加振されることでトラック追従の妨げとなることを防止することができる。
VCM109は、コントローラ(不図示)からフラットコイル113に流される駆動信号に応じて、揺動軸107を中心としてキャリッジ108を揺動し、磁気ディスク101の記録面上にヘッド105を移動する、もしくは、磁気ディスク101の記録面上からランプ115にヘッド105移動することができる。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上方にヘッド105を移動する。アクチュエータ106が揺動することによって、ヘッド105が磁気ディスク101の記録面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド105が所望のトラックにアクセスすることができる。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面で発生する力とサスペンション110による押し付け力とがバランスすることによって、ヘッド105は磁気ディスク101上を一定のギャップを置いて浮上する。
磁気ディスク101の回転が停止すると、ヘッド105が磁気ディスク101表面に接触・吸着し、接触の際或いは吸着を引き剥がす際にデータ領域の傷の発生、または吸着によって磁気ディスク101の回転不能などの問題が起こるため、磁気ディスク101の回転が停止するときには、アクチュエータ106はヘッド105を磁気ディスク101表面からアンロードし、ヘッド105をランプ115に退避させる。図2(a)は、ヘッド105を磁気ディスク101の面上からアンロードする様子を示す図である。アクチュエータ106がランプ115の方向に揺動し、アクチュエータ先端部のタブ116がランプ115の摺動面に接触する。この時点において、ヘッド105は回転する磁気ディスク101上に浮上している。さらに、アクチュエータ106は磁気ディスク101から離れる方向(図2(a)図の右側)に揺動する。タブ116は、ランプ115の摺動面上を摺動しながら移動し、ランプ115上の停止面に載り、停止位置(ホーム・ポジション)において停止する。これにより、磁気ヘッド105のアンロード処理が完了する。図2(b)は、アクチュエータ106が、非動作時にホーム・ポジションに停止している状態を示している。
図3を参照して、ロード・アンロードにおけるランプ115に対するタブ116の動きを説明する。図3において、301はタブ116がその面上を摺動するランプ115の摺動面である。ロード・アンロードにおいて、タブ116は摺動面301と接触しながら移動する。摺動面301は複数の傾斜面301a−dを備えている。302は、タブ116がその面上で停止する停止面である。タブ116は、停止面302上も摺動する。停止面302は、摺動面301を形成する傾斜面と異なり、フラットである。非動作時において、タブ116は停止面302上に停止している。
ロード時は、タブ116は停止面302上のホーム・ポジションから、磁気ディスク101方向に移動する。タブ116は摺動面301上を、301a−b−c−dの順で摺動し、傾斜面(摺動面)301dを離脱し、磁気ディスク101上に移動する。アンロード時は、ロード時とは反対に、タブ116は磁気ディスク101上からランプ115方向へ移動する。磁気ディスク101外周端部を離されたタブ116は、摺動面の傾斜面301dに接触し、さらに、ランプ115の磁気ディスク101と反対側の端部の方向へ移動する。タブ116は、301d−c−b−aの順で摺動面301上を摺動し、停止面302上で停止する。
本実施形態では、磁気ディスク101とアクチュエータ106及びランプ115が重ならないため、HDD100の組立工程における効果も有している。すなわち、磁気ディスク101を、アクチュエータ106及びランプ115の後に組み付けることができる。ランプ115及びアクチュエータ106の組み付け後に磁気ディスク101を組み付ける場合、ランプ115あるいはアクチュエータ106の組み付けによる塵芥が磁気ディスク101上に溜まりやすい。塵芥は、ネジ締め等の際においてネジが削れることによって発生し、あるいは、ツールや人の手についた塵芥が作業中に落下することによって磁気ディスク上に溜まる。塵芥は、ヘッド105の破損あるいは正確なデータ・アクセスを妨げる原因となり、装置の信頼性を低下させる。上記のように、磁気ディスク101をこれらの後に組み付けることによって、磁気ディス101の組み付け後に磁気ディスク101上に付着する塵芥を効果的に低減することができる。
尚、上記の説明では、簡単のために磁気ディスク101が一枚構成で、両面記録のHDDを説明しているが、複数枚の磁気ディスクを両面記録する場合には、スピンドル・モータの回転軸方向に所定の間隔で複数枚の磁気ディスクを一体的に保持する。それぞれ各記録面を走査するヘッドを保持するサスペンションを記録面の数だけ用意し、図1のサスペンション110と所定の間隔をおいて重なる位置でアームを介してコイル・サポート112に固定する。また、本発明を片面記録の磁気ディスクを備えるHDDに適用することが可能である。片面記録の磁気ディスクを備えるHDDにおいては、下面側のサスペンションのタブを考慮する必要がないため、ランプの底面をベースの面に確実に固定することができる。
以下において、本実施形態のサスペンション110の構成について詳述する。ランプ115及び停止位置(退避位置)にあるアクチュエータ106を、磁気ディスク101外周端部から離間して配置するため、本サスペンション110は特徴的な構造を備えている。特に、サスペンション110はその先端中央部にタブ116を備えている。タブ116はランプ115に乗り上げる、あるいは、ランプ115から離れるタイミングにおいて、ヘッド105が回転する磁気ディスク101上を飛行していることが必要である。このため、タブ116は、このような条件を満たすように所定長以上の長さを有する。また、タブ116を含むサスペンション110は、長いタブ116に対応した剛性を保つように形成されている。
図4は、本実施の形態において用いられるヘッド・サスペンション・アセンブリ400の概略構成を示す平面図、図5はその斜視図である。図4(a)は、磁気ディスク101側から見たヘッド・サスペンション・アセンブリ400の構成を、図4(b)はその反対の背面側から見たヘッド・サスペンション・アセンブリ400の構成を示している。
本実施形態において、ヘッド・サスペンション・アセンブリ400は複数の構成部材によって構成されており、ヘッド105、FPC(Flexible Printed Circuit)401、及び、サスペンション110を備えている。本実施形態において、サスペンション110は複数の構成部材によって構成されており、マウント・プレート402、ジンバル403及びロード・ビーム404を備えている。
FPC401は、複数本のリードを有しており、各リードは、ヘッド105のスライダに形成されたパッドに接続されている。FPC401は、ジンバル403に接着剤によって固定されているが、ジンバル403と一体に形成することも可能である。
マウント・プレート402とジンバル403とは、共にロード・ビーム404にレーザ・スポット溶接によって溶着されている。ジンバル403はロード・ビーム404の前部に溶着する。尚、サスペンションの各部において、前とはサスペンション先端側(タブ側)であり、後とはサスペンション根元側(揺動軸側)である。ジンバル403前部には、ジンバル・タブ431が形成されている。ジンバル・タブ431は、ヘッド105がランプ115に退避しているときに外部からの衝撃を受けた場合に、ランプ115と接触することによって、ヘッド・サスペンション・アセンブリ400の損傷を防止することができる。
ジンバル・タブ431の後部には、ジンバル403の中央にむかって突出した舌片状のジンバル・タング(不図示)が形成されている。このジンバル・タングには、ヘッド105が低弾性エポキシ樹脂などによって固着する。ロード・ビーム404のディンプル(不図示)が、ジンバル・タングを一点支持する。
ジンバル403は、ジンバル403の後側のベース部(不図示)においてロード・ビーム404に溶着され、ジンバル・タングを含むジンバル403の前部は溶着されておらず、自由な状態となっている。
図6は、ロード・ビーム404の構成を示す図である。図6(a)はヘッド105を保持する側であり、図6(b)は側面図であり、図6(c)はヘッド105を保持する側の反面側である。以下、図4−6を参照して、本実施形態のサスペンション110構造について説明する。ロード・ビーム404は、ステンレス系金属などの板材によって形成され、精密な薄板ばねとして機能する。ロード・ビーム404の形状は、薄くて軽量であると共に必要な剛性が保てるように工夫されている。ロード・ビーム404の先端部には、先端部から突出するタブ116が形成されている。タブ116は、ロード・ビーム404と一体形成されており、ロード・ビーム404の先端部から前方に向かって、磁気ディスク101側に折れ曲がって延出している。一体形成することによって、ロード・ビーム404(及びサスペンション110)の重量の増加を抑制し、動特性の低下を抑制することができる。尚、図6(b)に示すように、ロード・ビーム404は、タブ116とヘッド支持部404aから構成されている。タブ116は、ヘッドをランプに退避させるために形成されている部分であり、ヘッド支持部404aはタブ116を除いてヘッドを支持する部分である。例えば、ロード・ビーム404の根元からタブ形成のために曲げ加工が施されている部分までがヘッド支持部404aであり、曲げ加工部分からロード・ビーム404の先端までがタブ116である。
図4、6に明示するように、タブ116は、ロード・ビーム404先端部において、ロード・ビーム404の短手方向(サスペンション110の揺動方向)における中央部に形成されている。これによって、サスペンション110のねじれ方向(ロール方向)の振動成分を抑制し、動特性の低下を抑制することができる。本実施形態のサスペンション110において、タブ116は、サスペンション110及びロード・ビーム404の対称軸上に形成されている。対称軸がねじれ方向振動の中心軸となる。このように、ねじれ方向振動の中心軸にタブ116を形成することによって、効果的に振動成分を抑制することができる。
上記のように、タブ116は磁気ディスク101から離間して配置されたランプ115に乗り上げる(アンロード)、あるいは、ランプ115から磁気ディスク101表面上に移動(ロード)できるように、所定の長さを有している。このため、タブ116の剛性を高める形状が必要とされる。図5、6に明示するように、本実施形態のタブ116は、短手方向(揺動方向)において曲折されて形成されている。具体的には、タブ116は、短手方向の断面形状がU字状となるようにU字曲げ加工を施されている。タブ116の形状は、プレス加工によって形成することができる。タブ116のU字曲げによって、タブ116の剛性を高めることができる。
剛性及びランプ115上を摺動する際における接触性の観点から、タブ116の断面形状はU字状(U字状は、いわゆる円弧状をも含む)であることが好ましいが、例えば、V字状など、タブ116の剛性を高めるための他の形状にタブ116を加工することも可能である。
図5、6を参照して、ロード・ビーム404の長手方向、つまり、タブ116(前側)から揺動軸107(後側)への方向に沿ったロード・ビーム404の両縁部には、フランジ451が形成されている。フランジ451は、ヒンジ部452の前側(タブ116側)端部からロード・ビーム404の先端部に向かって、タブ116の先端まで連続して形成されている。ヒンジ部452はマウント・プレート402の前側(タブ側)端辺に近接して形成されている。ヒンジ部452において、図6に示すように、開口453が形成されており、フランジ451は、ヒンジ部の452のタブ側端部まで形成されている。ヒンジ部452は、磁気ディスク101側(ジンバル403側)へ弾性力を発生することによって、ヘッド105への荷重を発生させる。
フランジ451は、ヘッド105が固定される面の背面側に向かって(図5における上方向)、プレス処理によりロード・ビーム404の縁部を曲げることによって形成することができる。設計によっては、縁部をヘッド105が固定される側に曲げ加工することも可能である。フランジ451によって、タブ116を含むロード・ビーム404の剛性を高めることができる。特に、本実施形態において、ヘッド105のタブ116側端面より先端側、つまり、ヘッド105の前側端部が配置される位置からタブ116の先端までフランジ451が形成されている。ロード・ビーム404のヘッド支持部404a縁部のフランジ451を、タブ116のU字状の縁部と連続して一体に構成することによって、長いタブ116を有するサスペンション110において、動特性と剛性の劣化を効果的に抑制することができる。剛性の観点からは、フランジ451はできる限り長いことが好ましいため、本実施形態において、フランジ451は、ヒンジ部の452のタブ側端部まで形成されている。
ロード・ビーム404の先端部近傍に、開口454が形成されている。開口454は、タブ116を所望の形状に加工することを可能とする。開口454の前端辺からタブ116までの間は、ロード・ビーム404の短手方向に曲折された絞り部455が形成されている。絞り部455では、ロード・ビーム404のヘッド支持部404aからタブ116へ近づくにしたがって幅が狭くなっている。絞り部455によって、ロード・ビーム404の先端部近傍における剛性が高まり、また、タブ116のU字曲げも可能となる。図に示すように、絞り部455は、開口454の前端辺からロード・ビーム404先端部まで延在し、フランジ451と同じ方向に曲折された部分455aと、タブ116と同一形状で形成され、タブ116から開口454の前端辺まで延在する部分455bとを備えている。部分455bは部分455aと連続して形成されており、部分455aからヘッド105側へ折り曲げられて形成されている。
開口454の後ろ側には、開口456と開口457が形成されている。開口456は、例えば、ヘッド105の前端面と重なる位置に形成されており、ヘッド105の実装時に、ヘッドをクランプするために利用される。開口457は、例えば、ジンバル403のリミッタ・タブを係止し、ジンバル403変形を規制するために利用される。開口456の後側(揺動軸107側)の一辺の略中央において、開口456の中央にむかって突出した突出部459がある。突出部459には、ジンバル403側(ヘッド105側)に向かって隆起したディンプル(不図示)がある。
開口454と開口456は連続して一体に形成されず、ブリッジ部458によって分離されている。開口454と開口456の間にブリッジ部458を形成することによって、ロード・ビーム404及びサスペンション110の剛性を高めることができる。
図7は、ロード・ビーム404の側面図であり、ヘッド105が磁気ディスク101上に位置している時のロード・ビーム404の状態を示している。尚、図では、FPC401やジンバル403の図示を省略している。
図に示されるように、ヘッド105は、ロード・ビーム404に設けられたディンプル460によって一点支持されて、磁気ディスク101の面上を所定の高さで浮上している。上記のように、タブ116は、ロード・ビーム404の先端部から、磁気ディスク101に近づくように折れ曲がって延出している。すなわち、磁気ディスク101上において、タブ116は、ロード・ビーム404のヘッド支持部404aの高さよりも低い位置となるように形成されている。
図8は、ランプ115の断面図であり、タブ116の高さとランプ115の高さを示している。上記のようにランプ115は、磁気ディスク101の外周端部から離間するように形成されており、ランプ115は、図に示されるように、磁気ディスク101の外周端部の側面に向かって突出した突出部115aを有している。
ここでランプ115の高さは、A+H3+H4である。図14と同様に、高さAは、ヘッド105が磁気ディスク101上に位置している時における磁気ディスク101の面からタブ116までの高さであり、アンロードする時におけるタブ116が最初にランプ915に接する接触点(ヘッドの退避位置よりも磁気ディスク側のランプの円周方向端部とタブとが接触する接触点)の高さである。高さH3は、ランプ115とタブ116の相対的な高さ誤差の3σである。この誤差は、機械的誤差であり、例えば、ベースのランプ取り付け面の誤差、ランプ自体の形状の誤差、スピンドル・モータのハブ面のベースに対する誤差、磁気ディスク自体の厚みの誤差、磁気ディスクをクランプで固定したときのたわみによる誤差、磁気ディスクの回転によるRROの誤差、ヘッド(スライダ)に対するタブの高さの誤差などを含んでいる。高さH4は、磁気ディスク101の面からヘッド105を引き離すために必要なタブ116の持ち上げ量(リフト量)である。この持ち上げ量は、ヘッド105の浮上量やロードする時のヘッド105と磁気ディスク101の接触などを考慮した量である。例えば、H3やH4を考慮せずに、ランプ115の高さをAのみとすると、アンロードする時に、タブ116がランプ115の斜面に当たらないために、タブ116を持ち上げず磁気ディスク101から引き離さずに磁気ディスク101の外側へ移動させることになり、ヘッド105の故障や磁気ディスク101の傷が生じてしまう。ヘッド105を引き離すためには、少なくとも、ランプ115の高さが、AとH4を含んでいることが好ましい。
本実施形態では、ランプ115を磁気ディスク101と重ならないようにしたため従来例のH1とH2が不要となり、高さAを低くすることができる。そして、タブ116をロード・ビームのヘッド支持部404aから磁気ディスク側に折り曲げているため、高さAをさらに低くすることができる。すなわち、アンロード時に、タブ116がランプ115の斜面(ランプ115の記録ディスク側端部)と最初に接触する位置において、タブ116がロード・ビームのヘッド支持部404aよりも低い(磁気ディスク101の面に近い)ため、高さAがさらに低くなるのである。したがって、図14の従来例と比べて、ランプ115の高さを大幅に低くすることができる。
図9は、アンロードする時に、タブ116がランプ115の斜面を摺動して、ロード・ビーム404が所定の高さまで持ち上げられた状態を示している。
高さ(a)は、磁気ディスク101側に折り曲げた本実施形態のタブ116aを用いた場合のタブの最大高さ、高さ(b)は、折り曲げずにロード・ビーム404のヘッド支持部404aと同じ高さの従来のタブ116bを用いた場合のタブの最大高さ、高さ(c)は、磁気ディスク101と反対側に折り曲げた従来のタブ116cを用いた場合のタブの最大高さである。「最大高さ」とは、ロード・アンロードにおいてタブを持ち上げた時に最も高くなる高さである。
上記のように、ヘッド105を磁気ディスク101から所定の高さまで引き離すために、タブ116を所定の高さH4まで持ち上げる必要があり、高さ(a)〜(c)は、高さH4までタブ116a〜cを持ち上げたときの高さである。
タブを所定の位置まで持ち上げるために必要な高さは、タブ116cでは、磁気ディスク101と反対側にタブを折り曲げているため最も高く、タブ116bでは、タブがロード・ビーム404のヘッド支持部404aと同じ高さのため2番目に高く、タブ116aでは、磁気ディスク101側にタブを折り曲げているため最も低くなる。
すなわち、本実施形態では、タブ116を磁気ディスク側に折り曲げたことにより、少ない持ち上げ量で、ロード・ビーム404を所定の高さまで持ち上げることができ、低いランプの高さで、ヘッド105を磁気ディスク101から確実に引き離すことができる。
ここで、タブ116の高さをロード・ビーム404のヘッド支持部404aに対してより低くするほど、上記の高さAを低くでき、ランプ115の高さも低くすることができる。高さAを低くするために、少なくともタブ116の高さは、ロード・ビーム404のヘッド支持部404aの磁気ディスク側の面よりも下であることが好ましい。タブ116の高さが、ヘッド105(スライダ)の上面とほぼ等しい高さの場合には、組立工程後に、ヘッド105の状態や製造番号などを外部から視認することができる。さらに、タブ116の高さは、ヘッド105の浮上量、すなわち、ヘッド105が磁気ディスク101上に位置している時のヘッド105のABS面と磁気ディスク101の面との距離であることが最も好ましい。
実際には、タブ116と磁気ディスク101との接触を防ぐために、タブ116の高さは、ヘッド105が磁気ディスク101状に位置している時において、外部からショックを与えたときのタブ116を含むサスペンション110のたわみ量を考慮した高さである。このたわみ量は、例えば、タブ116の剛性や長さ(質量)により決定することができる。さらに、タブ116の高さは、機械的誤差を考慮した高さである。この機械的誤差には、例えば、ロード・ビームのヘッド支持部やタブ自体の形状の誤差、ディンプルの高さ誤差、スライダの厚みの誤差、スライダをジンバルに貼り付ける際の誤差、磁気ディスクの傾きの誤差などを含んでいる。
また、タブ116の高さは、アンロードする時にタブ116を持ち上げたときに、タブ116がカバー201もしくはベース102に接しない程度(タブ116に限らずヘッド支持部404aがアンロードによって持ち上がった場合も同様にヘッド支持部404aとカバー201もしくはベース102が接しない程度)の高さである。図10(a)は、磁気ディスク側に折り曲げた本実施形態のタブ116aを持ち上げた状態、図10(b)は、折り曲げない従来のタブ116bを持ち上げた状態を示している。
上記のように、所定の高さまでヘッド105を持ち上げるためのタブの高さは、タブを折り曲げない場合や磁気ディスクと反対側に折り曲げた場合に比べて、タブを磁気ディスク側に折り曲げた場合の方が、より低く抑えられる。したがって、図10(b)のタブ116bよりも図10(a)のタブ116aの方が、タブを持ち上げたときの高さが低く、カバー201の高さも低く抑えることができる。
また、タブ116の高さは、アンロードする時にタブ116を持ち上げたときに、タブ116が他のタブ116に接しない程度(タブ116に限らずヘッド支持部404aがアンロードによって持ち上がった場合も同様にヘッド支持部404aと他のヘッド支持部404aが接しない程度)の高さである。図11(a)は、磁気ディスクが2枚の構成において、磁気ディスク側に折り曲げた本実施形態のタブ116aを持ち上げた状態、図11(b)は、磁気ディスクが2枚の構成において、折り曲げない従来のタブ116bを持ち上げた状態を示している。図のように、磁気ディスクが複数枚の構成では、タブを持ち上げたときに、隣り合う磁気ディスク側のタブに近接するようになる。
図10と同様に、タブを磁気ディスク側に折り曲げることにより、タブの持ち上げ量が低くなるため、図11(b)のタブ116bよりも図11(a)のタブ116aの方が、タブを持ち上げたときの高さが低く、磁気ディスク間の距離も小さく抑えることができる。
この際、タブ116の折り曲げ高さを大きくするとヘッド支持部404a同士やヘッド支持部404aとカバー201(もしくはベース102)が接触し、逆にタブ116の折り曲げ高さを小さくするとタブ116先端部同士やタブ116とカバー201(もしくはベース102)が接触してしまうので、図10及び図11の様に、タブ116とランプ115の接点から磁気ディスク面までの高さは、磁気ディスク面から最も離れたヘッド支持部(タブの折れ曲がり部)404aから磁気ディスク面までの高さとほぼ同じにするのが最も磁気ディスク装置を薄くするためには適している。しかし、タブ116先端部同士がより近づく場合には、アンロード時のサスペンション全体の傾きが小さくなるため、ヘッド支持部404a同士が近づく場合に比べて磁気ディスク装置全体を薄くすることができるので、タブ116とランプ115の接点の高さよりもヘッド支持部404aの高さを高くしてもよい。また、ヘッド支持部404a同士がより近づく場合には、揺動軸107からヘッド支持部404a先端までの距離が近くなるため、ロード・アンロード時の振動が低減し耐衝撃性を向上することができるので、磁気ディスク面から最も離れたヘッド指示部404aから磁気ディスク面までの高さは、タブ116とランプ115の接点から磁気ディスク面までの高さよりも大きくしてもよい。
このように、本実施の形態では、ランプを磁気ディスクと重ならない位置に配置することにより、ランプの高さを低くすることができる。加えて、タブをロード・ビームのヘッド支持部よりも磁気ディスク側に折り曲げることにより、ランプの高さをさらに低くすることができる。したがって、カバーの高さや磁気ディスク間の距離を小さくできるため、磁気ディスク装置の薄型化が可能となる。
尚、本発明は、HDDの他、光学的に記憶データを処理する様々なタイプの記憶装置に適用することができる。本発明を、読み出しもしくは書き込みのみを行うヘッドを備えるデータ記憶装置に適用することが可能である。
本発明にかかるハードディスク・ドライブの概略構成を示す図である。 本発明にかかるハードディスク・ドライブの概略構成を示す図である。 本発明にかかるランプに対するタブの移動を示す図である。 本発明にかかるヘッド・サスペンション・アセンブリの構成を示す図である。 本発明にかかるヘッド・サスペンション・アセンブリの構成を示す斜視図である。 本発明にかかるロード・ビームの構成を示す図である。 本発明にかかるサスペンションの構成を示す側面図である。 本発明にかかるタブとランプの高さ示す図である。 本発明にかかるタブとランプの高さ示す図である。 本発明にかかるタブを持ち上げた状態を示す図である。 本発明にかかるタブを持ち上げた状態を示す図である。 従来のハードディスク・ドライブの概略構成を示す図である。 従来のサスペンションの構成を示す側面図である。 従来のタブとランプの高さ示す図である。
符号の説明
101 磁気ディスク、102 ベース、103 クランプ、
105 ヘッド、106 アクチュエータ、107 揺動軸、
108 キャリッジ、110 サスペンション、111 アーム、
112 コイル・サポート、113 フラットコイル、
114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ、116 タブ、
301 摺動面、302 停止面、400 ヘッド・サスペンション・アセンブリ、
401 FPC、402 マウント・プレート、403 ジンバル、
404 ロード・ビーム、431 ジンバル・タブ、451 フランジ、
452 ヒンジ部、453 開口、454 開口、455 絞り部、
456 開口、457 開口、458 ブリッジ部、459 突出部

Claims (12)

  1. 記録メディアの記録領域にアクセスするヘッドと、
    前記記録メディアの外周端部から円周方向に離間して配置され、前記ヘッドを前記記録メディア面上から退避させるランプと、
    前記ヘッドを支持するロード・ビームを有し前記ヘッドを移動させるアクチュエータと、を備え、
    前記ロード・ビームは、
    前記ヘッドを支持するヘッド支持部と、
    このヘッド支持部よりも先端側に前記ヘッド支持部よりも前記記録メディア側へ延出された前記ランプ表面を摺動するタブと、を有する、
    データ記憶装置。
  2. 前記タブは、前記ロード・ビーム中央部から延出されている、
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 前記タブが前記ランプ上に接している場合には、前記タブと前記ランプの接触点から前記記録メディア面までの高さは、前記ヘッド支持部の前記記録メディア面に最も遠い部分から前記記録メディア面までの高さとほぼ同じかもしくは高くなる、
    請求項1に記載のデータ記録装置。
  4. 前記タブが前記ランプ上に接している場合には、前記ヘッド支持部の前記記録メディア面に最も遠い部分から前記記録メディア面までの高さは、前記タブと前記ランプの接触点から前記記録メディア面までの高さよりも高くなる、
    請求項1に記載のデータ記録装置。
  5. 前記記録メディア面から前記ランプ表面まで最も離れる部分の高さは、前記ランプの円周方向端部と前記タブとが接触する接触点の高さと、前記記録メディア面から前記ヘッドを引き離すためのリフト量を含んでいる、
    請求項1に記載のデータ記録装置。
  6. 前記タブと前記記録メディア面との距離は、衝撃時における前記タブのたわみ量を含んでいる、
    請求項1に記載のデータ記録装置。
  7. 前記タブは前記ランプ側から見てU字状に曲折され、前記U字状タブの凸状部が前記ランプ表面上を摺動する、
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  8. 前記ヘッド支持部は、長手方向に延びる両縁部のそれぞれを曲折して形成したフランジを有する、
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  9. 前記フランジは、前記タブにさらに形成されている、
    請求項8に記載のデータ記録装置。
  10. 前記フランジは、前記タブから前記ヘッド支持部まで連続して形成されている、
    請求項9に記載のデータ記録装置。
  11. 前記ヘッドの退避位置よりも前記記録メディア側の前記ランプの円周方向端部と前記タブとが接触する位置において、前記ヘッドは前記記録ディスク上に存在する、
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  12. 記録メディアの記録領域にアクセスするヘッドと、
    前記記録メディアの外周端部から円周方向に離間して配置され、前記ヘッドを前記記録メディア面上から退避させるランプと、
    前記ヘッドを支持するロード・ビームを有し前記ヘッドを移動させるアクチュエータと、を備え、
    前記ロード・ビームは、
    前記ヘッドを支持するヘッド支持部と、
    前記ヘッド支持部の前記ロード・ビーム先端側の中央部から延出された前記ランプ表面を摺動するタブと、を有する、
    データ記憶装置。
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