JP2008010063A - ディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリ - Google Patents

ディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータの屈曲振動によるヘッド位置精度の低下を抑制する。
【解決手段】本発明の一つの態様において、アクチュエータ106のキャリッジ・アーム111aがねじれている。サスペンション110aは、キャリッジ・アーム111aのねじれに従って傾いている。キャリッジ・アーム111aとサスペンション110aの屈曲振動方向は、ねじれに従って記録面の法線方向に対して傾く。これによって、スキュー角と屈曲振動方向との関係に従うヘッド・スライダ105のオフ・トラック変位のピーク値を小さくする。
【選択図】図2

Description

本発明はディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリに関し、特に、ヘッドを支持するヘッド支持部の屈曲振動によるヘッドの位置ずれを補償する技術に関する。
ディスク・ドライブ装置として、光ディスク、光磁気ディスクあるいはフレキシビル磁気ディスクなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カー・ナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブル・メモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクからのデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド・スライダ、及び、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータによって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。
ヘッド・スライダは、スライダと、そのスライダの面上に形成されたヘッド素子部を備えている。ヘッド素子部は、磁気ディスクへの記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子、及び/又は、磁気ディスクからの磁界を電気信号に変換する再生素子を有している。アクチュエータは弾性を有するサスペンション及びそのサスペンションが固定されたキャリッジ・アームを備える。ヘッド・スライダはサスペンションに固着されている。アクチュエータに支持されたヘッド・スライダは、回転する磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上する。
アクチュエータの振動は、ヘッド・スライダの位置決め精度を悪化させる。アクチュエータの振動は、HDD自身の振動や磁気ディスクの回転に伴うHDD内部の風の流れによって励起される。このため、アクチュエータの剛性を高めることよって、風乱などによるアクチュエータの振動を低減するための技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−272974号公報
アクチュエータの振動としては、横揺れ(Sway)、ねじれ(Torsion)そして縦ゆれ(Bending)などのモードが存在する。ここで、横は磁気ディスクの記録面(主面)に対して平行な方向を示し、縦は磁気ディスクの記録面に対して垂直な方向を示している。Swayは、磁気ディスク上のトラックに対して外れる方向にヘッド位置がずれるため、位置決め制御に与える影響が大きい。この問題に対しては、横方向剛性を上げる、あるいは、アクチュエータ周囲の風の流れをスムーズにするなどの対策が講じられている。
Torsionはキャリッジ・アームのねじれ動作であり、キャリッジ・アームの剛性中心において回動する。このとき、ヘッド素子部は剛性中心にないため、回動に応じて横方向にヘッド位置のずれが生じる。この問題に対しても、Swayと同様に、剛性強化や風の流れに対する対策が講じられている。
Bendingは、キャリッジ・アームが、その薄くて弱い方向に曲がる振動モードである。Bendingモードによって、ヘッド素子部(ヘッド・スライダ)は、アクチュエータの長手方向、つまり、ヘッド・スライダと回動軸との間で規定される方向において移動し、振動する。この振動方向(移動方向)は、トラックに対して平行に近いため、ヘッド位置精度に対する影響は、上記二つの振動に比較して小さい。
しかし、TPI(Track Per Inch)の狭小化に伴い、SwayやTorsionの各モードのみならず、Bendingモードの低減も要求されるようになってきている。Sway/Torsionモードに関しては、従来から剛性が高いこともあり、同様の対策を講じることで相応の効果を得ることができる。しかし、近年、Bendingモードによる位置決め精度の悪化も大きな割合を占めるようになってきている。
ヘッド素子部のトラックに対する角度は、記録面の位置によって変化する。ヘッド素子部のトラックに対する角度は、スキュー角によって一般に定義される。スキュー角はヘッド素子部と回動軸中心とを結ぶ線とトラックの接線方向とによって規定される。典型的には、スキュー角は記録面の中央付近において0となり、内周及び外周に向かうにつれて絶対値が増加する。また、スキュー角が0となる位置の内周側と外周側では、スキュー角の方向(スキュー角の正負)が逆となる。
ヘッド素子部がBendingによって前後に揺れた場合、スキュー角のために、オフ・トラック方向、つまり半径方向の振動成分が存在する。現在要求されている高いTPIを達成するためには、このBendingに対しても対策が必要となる。しかし、HDDは高さ方向(記録面の法線方向)における制約が厳しいため、キャリッジ・アームの厚みを増加させてBendingモードに対する剛性を上げることは難しい。また、キャリッジ・アームの体積も厚みと共に増加するため、アクチュエータのバランス/ダイナミクスに与える影響も大きい。
本発明の一態様に係るディスク・ドライブ装置は、データを記憶するディスクを回転するモータと、回転しているディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持するとともに、前記ディスクの記録面上で前記ヘッドを移動するヘッド支持部を備える。前記ヘッド支持部は屈曲振動するモードを有し、前記記録面上の少なくとも一部の位置において前記ディスクの半径方向における前記ヘッドの振動成分を低減するように、前記記録面の法線に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲する。ヘッド支持部がこのように屈曲振動することで、ヘッド・ポジショニング精度の向上を図ることができる。
好ましい一例において、前記ヘッド支持部は、前記記録面の中央よりも外周側の領域内の少なくとも一部の位置において、前記ディスクの半径方向における前記ヘッドの振動成分を低減するように、前記記録面の法線に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲する。これによって、振動が大きくなる外周側において効果的にヘッド・ポジショニング精度の低下を抑えることができる。
前記ヘッド支持部が回動軸を中心として回動し、前記記録面の最内周トラックから最外周トラックに向かう間にスキュー角の向きが変わる場合、好ましくは、前記記録面から離れる屈曲の方向が前記法線から外周側に傾き、前記記録面に近づく屈曲の方向が前記法線から内周側に傾いている。これによって、振動が大きくなる外周側において効果的にヘッド・ポジショニング精度の低下を抑えることができる。
前記ヘッド支持部は回動軸を中心として回動し、その回動軸から前記ヘッドへ向かう方向においてねじれていることが好ましい。これによって、容易な加工によって屈曲方向を調整することができる。
前記記録面の最内周トラックから最外周トラックに向かう間にスキュー角の向きが変わる場合、前記ヘッド支持部は、前記外周側に倒れるようにねじれていることが好ましい。これによって、振動が大きくなる外周側において効果的にヘッド・ポジショニング精度の低下を抑えることができる。あるいは、前記ヘッド支持部は、前記ヘッドを支持するサスペンションと、前記サスペンションと前記回動軸とを結合し前記回動軸から前記ヘッドへ向かう方向についてねじれているキャリッジ・アームを有することができる。
ここで、前記屈曲の方向の前記法線に対する角度は、0.05°〜0.51°であることが好ましい。これによって、効果的にヘッド・ポジショニング精度の向上することができる。
本発明の他の態様に係るディスク・ドライブ装置は、回転しているディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持するとともに回動軸を中心として回動することで前記ディスクの記録面上で前記ヘッドを移動するヘッド支持部を備える。前記ヘッド支持部は、前記回動軸から前記ヘッドへ向かう方向においてねじれており、前記記録面の法線に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲振動する。
前記記録面の最内周トラックから最外周トラックに向かう間にスキュー角の向きが変わる場合、前記ヘッド支持部は、前記ヘッドを支持するサスペンションと、前記サスペンションと前記回動軸とを結合し前記回動軸から前記ヘッドへ向かう方向において外周側に倒れるようにねじれているキャリッジ・アームを有することが好ましい。
本発明の他の態様に係るヘッド・アセンブリは、データを記憶するディスクにアクセスするヘッドと、前記ヘッドを支持するとともに回動軸を中心として回動することで前記ディスクの記録面上で前記ヘッドを移動するヘッド支持部を備る。前記ヘッド支持部は屈曲振動するモードを有し、前記記録面上の少なくとも一部の位置において前記ディスクの半径方向における前記ヘッドの振動成分を低減するように、回動軸方向に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲する。ヘッド支持部がこのように屈曲振動することで、ヘッド・ポジショニング精度の向上を図ることができる。
本発明によれば、ヘッド支持部の屈曲振動によるヘッド位置精度の低下を抑制することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて各要素の重複説明は省略されている。以下においては、ディスク・ドライブ装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)に例において、本発明の好ましい態様を説明する。
本形態のアクチュエータは、屈曲振動するモードを有している。本形態のHDDにおいて、この屈曲振動の方向が、記録面の法線に対して、磁気ディスク半径方向において傾いている。これによって、オフ・トラック方向におけるヘッド位置精度の向上を図ることができる。まず、本発明が適用されるHDDの全体構成について図1を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るHDD100の全体構成を模式的に示す上面図である。図1は、アクチュエータが動作時の配置にあるHDD100の状態を示している。データを記憶するディスクの一例ある磁気ディスク101は不揮発性のディスクであって、磁性層が磁化されることによってデータを記録する。ベース102は、ガスケット(不図示)を介してベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)と固定することによって筐体の一例であるディスク・エンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を収容することができる。
クランプ104は磁気ディスク101をスピンドル・モータ103に固定する。磁気ディスク101は、ベース102の底面に固定されたスピンドル・モータ103により所定の角速度(速さ)で回転駆動される。ヘッドの一例であるヘッド・スライダ105は、磁気ディスク101にアクセスする。ヘッド・スライダ105は、ヘッド素子部とヘッド素子部が固定されたスライダとを有している。ヘッド素子部は、磁気ディスク11記録面の磁気データを電気信号に変換することによって読みだすリード素子と、電気信号によって磁界を生成し記録面に磁気データを書き込むライト素子とを有している。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持し、それを移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、自身を回動する駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109を備えている。
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置されたその先端部から、サスペンション110、キャリッジ・アーム111及びコイル・サポート112の順で結合された各構成部材を備えている。サスペンション110の記録面に対応する面にヘッド・スライダ105が固定されている。本明細書において、サスペンション110とヘッド・スライダ105のアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。
コイル・サポート112は、フラットコイル113を保持している。上側ステータ・マグネット保持板114は、下側ステータ・マグネット保持板(不図示)とともに、フラットコイル113を挟み込んでいる。ランプ115は磁気ディスク101の外周端部に近接し、磁気ディスク101の回転が停止するときなどに、ヘッド・スライダ105を磁気ディスク101の面上からアンロードする退避位置を備える。タブ116はサスペンション110の先端部に形成されており、ロード/アンロードにおいてランプ115上を摺動する。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101記録面のデータ領域上にヘッド・スライダ105を移動する。アクチュエータ106が回動することによって、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の記録面の半径方向に沿って移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面で発生する力とサスペンション110による押し付け力とがバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を所定のギャップを置いて浮上する。
ヘッド・スライダ105の信号は、アクチュエータ106に固定されているトレース122が伝送する。トレース122は、その一端がヘッド・スライダ105に接続され、その他端はプリアンプIC123が実装されたFPC143に接続される。トレース122は、ヘッド・スライダ105とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。FPC143はコネクタ147を介して、ベース102裏面に実装される制御回路基板(不図示)と回路的に接続されている。FPC143は、制御回路とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。HDD100の動作制御及びその信号処理は、制御回路基板上の制御回路が行う。
図2は、本形態のヘッド・アセンブリの一例を模式的に示す斜視図であって、アクチュエータ106とヘッド・スライダ105とを備える。本例のヘッド・アセンブリは、4つのキャリッジ・アーム111a−111d及び6つのHGAを有している。つまり、6つのサスペンション110a−110f及び、各サスペンション110a−110fに固定されたヘッド・スライダ105a−105fを有している。HDD1は、各キャリッジ・アーム111a−111d間に3枚の磁気ディスクを備えることになる。なお、以下において、ヘッド・スライダの任意の一つもしくは包括的にヘッド・スライダを説明するときは、アルファベットを付さずに、ヘッド・スライダ105と示す。サスペンションもしくはキャリッジ・アームについても同様である。
各キャリッジ・アーム111a−111dは、サスペンション110a−110fと回動軸107との間において長手方向に延びるとともに、これらを結合する。本例においては、各キャリッジ・アーム111a−111dは回動軸107を受ける回動軸受け部108に連続して形成されており、各サスペンション110a−110fとかしめ加工によって結合される。これらの構造として、他に知られたものを使用してもよい。
各サスペンション110a−110fは、ヒンジ部361を有している。図2においては、説明のため、サスペンション110fのみに符号を付している。ヒンジ部361は、孔362を有しており、その剛性が弱められている。孔362の回動方向の両側には棒状の金属層363a、363bがあり、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の回転によって気流から受ける浮力に対抗する負圧を与えるバネ機能を示す。
図2において特徴的な点は、キャリッジ・アーム111aがねじれていることである。図2において、手前が磁気ディスク11の内周側であり、奥が磁気ディスク11の外周側となる。従って、キャリッジ・アーム111aは、その長手方向、つまり、回動軸107からヘッド・スライダ105に向かう方向を中心として、外周側に倒れるようにねじれている。ねじれの角度は、回動軸107側から先端のヘッド・スライダ105a側に向かうにつれて傾きが徐々に大きくなる。サスペンション110aは、キャリッジ・アーム111aのねじれに従って、外周側に傾いている。
ここで、アクチュエータ106の屈曲振動及びその屈曲振動に従うヘッド・スライダ105の振動について、図3を参照して説明する。キャリッジ・アーム111は、回動方向の幅及び記録面に平行な面において回動方向に略垂直な長手方向に比較して、回動軸方向(HDD1における上下方向)の厚みが薄い構造となっている。キャリッジ・アーム111は、この薄い方向に曲がることによって振動するBendingモードを有している。この振動は、サスペンション105がヒンジ部361において曲がることによって振動する振動モードとカップリングする。これによって、ヘッドを支持するヘッド支持部の一例であるキャリッジ・アーム111とサスペンション110の結合体は、カップリングによる屈曲振動を行う。
図3は、このカップリングによる屈曲振動モードの一次の振動を示している。この屈曲振動の一次の振動の変動は大きく、それによるヘッド・スライダ105の変位も大きい。以下、この一次振動を屈曲振動として説明する。この屈曲振動は、キャリッジ・アーム111aの根元、つまり回動軸受け部108との結合部において節を有する。また、この屈曲振動は、キャリッジ・アーム111の先端近傍に位置するヒンジ部361、もしくはその近傍において、磁気ディスク11記録面に対して最大振幅を有する。
この屈曲振動において、キャリッジ・アーム111及びサスペンション110の長手方向の長さは一定であるので、ヘッド・スライダ105は、キャリッジ・アーム111の長手方向、つまり、ヘッド・スライダ105と回動軸107(回動軸受け部108)の間で規定される方向において、前後に振動する。ABSを介して浮上しているヘッド・スライダ105と磁気ディスク101記録面との間には、正圧とともに負圧が働いている。
このため、ヘッド・スライダ105が記録面に拘束されるようにその浮上高及び傾きが一定に維持され、記録面の法線方向には振動することなく、記録面と水平な方向に振動することになる。屈曲振動の振幅が最も大きいときに、ヘッド・スライダ105は回動軸107に最も近づき、振幅が最も小さい0のときに回動軸107から最も離れる。
ここで、ヘッド・スライダ105(ヘッド素子部)と、記録面上のトラックの接線方向との間には、記録面の半径位置によって変化するスキュー角が存在する。このスキュー角の存在のために、記録面上の半径位置によって、トラックの接線方向に対するヘッド・スライダ105の振動方向が、半径位置によって変化する。つまり、半径位置によって、ヘッド・スライダ105の振動の半径方向成分(オフ・トラック成分)の大きさが変化する。これについて、図4を参照して説明する。
図4(a)、(b)、(c)は、それぞれ、外周側(OD)、中央部(MD)及び内周側(ID)の各位置におけるスキュー角とヘッド振動との関係を模式的に示している。これらは、ヘッド・スライダ側から記録面に向かって見た図である。また、図の上側が、アクチュエータ106の先端側になる。スキュー角は、ヘッド素子部と回動軸中心との間で規定される方向と、トラックのヘッド位置における接線方向との間の角度として規定される。
図4(a)−(c)においては、リード素子151が例示されている。実践で示した位置は屈曲振動の振幅が0に対応し、点線で示した位置は屈曲振動振幅が最も大きい状態に対応する。D1はトラックの接線方向であり、D2が回動軸中心とリード素子151とを結ぶ方向である。方向D1とD2との間の角度βがスキュー角に相当する。
また、図2を参照して説明したキャリッジ・アーム111のねじれが存在しない場合、ヘッド・スライダ105の振動方向、つまりリード素子151の振動方向は方向D2に一致する。図4の例においては、図4(b)に示すように、中央部の特定の位置において、スキュー角が0となる。
典型的には、記録面上におけるスキュー角の絶対値の最大値を小さくするため、記録面の中央にスキュー角が0となる位置が存在するように、HDD1は設計される。つまり、スキュー角0の位置に対して外周側と内周側とでは、スキュー角の向き(正負)が異なる。具体的には、外周側から内周側に向かうにつれて、接線方向D1に対して方向D2が反時計回りに変化していく。
図4(b)に示したスキュー角が0の半径位置において、接線方向D1と、リード素子151の振動方向D2とが一致する。つまり、リード素子151は、接線方向(円周方向)の振動のみで半径方向の振動成分を有していない。そのため、振動しても、リード素子151はオン・トラック状態にある。これに対して、図4(a)に示した外周側の領域において、リード素子151の振動は、接線方向D1への振動成分のほかに、それと垂直の半径方向において内周側へ向かう振動成分を有している。振動のコサイン成分がトラックに対して平行であり、サイン成分はトラックに対して垂直である内周側へのオフ・トラック成分となる。
これとは反対に、図4(c)に示した内周側の領域において、リード素子151の振動は、外周側への振動成分を有している。リード素子151の振動は、接線方向D1への振動成分のほかに、それと垂直の半径方向において外周側へ向かう振動成分を有している。振動のコサイン成分がトラックに対して平行であり、サイン成分はトラックに対して垂直である外周側へのオフ・トラック成分となる。
図2に示したアクチュエータ106は、ねじれたキャリッジ・アーム111aを有する。キャリッジ・アーム111aがねじれているため、それに従いサスペンション110aのヒンジ部361が記録面に対して傾いている。これによって、屈曲振動の方向が、記録面の法線方向に対して傾く。図5(a)及び(b)は、ねじれたキャリッジ・アーム111a、サスペンション110a及びヘッド・スライダ105aを、ヘッド・スライダ105a側から見た状態を模式的に示す図である。
図5(a)は、アクチュエータ106がランプ115に退避しており、ヘッド・スライダ105aが磁気ディスク101の記録面上から外れた位置にある状態を示している。一方、図5(b)は、ヘッド・スライダ105aが磁気ディスク101の記録面上で浮上している状態を示している。図5(a)及び(b)に示すように、キャリッジ・アーム111aは、回動軸107側から先端のヘッド・スライダ105a側に向かうにつれて傾きが徐々に大きくなるようにねじれている。ねじれの傾きは、外周側となっている。つまり、キャリッジ・アーム111aの磁気ディスク対向面が、内周側を向くように傾いており、可動方向断面において、サスペンション110a(キャリッジ・アーム111a)の外周側端が内周側端よりも記録面に近い。
本例においては、サスペンション110aはねじれておらずフラットである。図5(a)に示すように、アクチュエータ106がランプ115に退避している場合、ヘッド・スライダ105aは、キャリッジ・アーム111aのねじれに応じて磁気ディスク11の記録面に対して傾いた状態にある。しかし、ヘッド・スライダ105aが記録面上で浮上している場合、図5(b)が一例として示すように、ヘッド・スライダ105aは、記録面に対して調整された角度を保つ。上述のように、ヘッド・スライダ105aと記録面との間には正圧及び負圧が存在し、ヘッド・スライダ105aのABS面と記録面との間の角度は、浮上高制御の点から設定された角度を維持する。
図6(a)及び(b)を参照して、キャリッジ・アーム111a及びサスペンション110aからなるアクチュエータ・アームの屈曲振動による、ヘッド・スライダ105aの振動及び変位について説明する。図6(a)に示すように、キャリッジ・アーム111a及びサスペンション110aからなるアクチュエータ・アームの屈曲振動によって、ヘッド・スライダ105aは、外周側に移動するように振動する。
図6(a)は、屈曲の振幅が最も小さい場合の状態と、振幅が最も大きい場合の状態の各状態におけるヘッド・スライダ105の位置を模式的示している。ヘッド・スライダ105は、図に示した各位置の間において振動する。屈曲方向、つまり、ヒンジ部361の移動方向が記録面から離れる方向(UPPER)である場合と、屈曲方向が記録面に近づく方向(LOWER)である場合との双方において、ヘッド・スライダ105aは略同様の動きを示す。なお、振幅は、記録面から離れる方向と近づく方向とで同一である場合も、同一でない場合もある。
屈曲方向は、記録面の法線に対して傾いている。図6(b)は、トラックの接線方向において、アクチュエータ106の先端側から見た場合のヘッド・スライダ105の振動の様子を模式的に示している。記録面から離れる方向において、屈曲方向は法線方向D3に対して外周側に傾いている。一方、記録面に近づく方向において、屈曲方向は法線方向D3に対して内周側に傾いている。
図6(b)においては、いずれの方向においても、記録面の法線方向D3に対する屈曲方向の傾き角をαと例示している。キャリッジ・アーム111aのねじれによって、ヒンジ部361のヘッド・スライダ側の面が磁気ディスクの内周側を向いているため、ヘッド・スライダ105aは、図6(a)及び(b)に示したような振動を見せる。つまり、ヘッド・スライダ105aの振動方向は、磁気ディスク11の半径方向において外側に向かう成分を有している。
ここで、図4(a)を参照して説明したように、キャリッジ・アーム111aにねじれがない場合、つまり、キャリッジ・アーム111a及びサスペンション110aの屈曲方向が記録面の法線方向と一致する場合、ヘッド・スライダ105は、外周側領域において、内周側に移動するように振動する。これに対して、本実施例のヘッド・スライダ105aの振動方向は、外周側に向かう成分を有している。このため、ヘッド・スライダ105aのオフ・トラック方向の振動の全てもしくは一部を補償することができる。
ここで、ヘッド・スライダ105aの半径方向振動成分の割合は、実質的に、いずれの半径位置においても同様である。つまり、ヘッド・スライダ105aの振動の内、トラックの接線方向成分と半径方向成分の割合は、半径位置に寄らずに一定である。従って、特に図4(c)に示した内周側の領域においては、ヘッド・スライダ105aのオフ・トラック振動を大きくする結果となる。また、外周側領域においても、振動のオフ・トラック成分が小さい半径位置においては、半径方向の振動振幅を増加させる結果となりうる。
ここで重要なことは、記録面上において最も大きなオフ・トラック振動を小さくすることである。これによって、全体としてのヘッド・ポジショニングの精度を上げることができる。キャリッジ・アーム111及びサスペンション110の屈曲振動は、典型的には、外周側に向かうにつれて大きくなる。これは、磁気ディスク11の回転の速さが外周側につれて大きくなり、風による屈曲振動も大きくなるからである。また、磁気ディスク11端部においては、上下のディスク間に生じた圧力差によって激しい風の乱れが生じるため、屈曲振動はより大きくなる。
従って、記録面の中央よりも外周側領域内の位置において、特に最外周のトラックにおけるヘッド位置のずれを小さくするように、屈曲方向の傾きを調整することが好ましい。設計においては、例えば、屈曲方向の傾きを変化させることで、記録面上において最も大きなオフ・トラック量(ピーク値)を小さくする値を見出し、その値となるようにキャリッジ・アーム111aのねじれを調整することができる。
従って、内周側において屈曲方向が法線方向に平行な場合にヘッド位置のずれが最も大きい場合は、上述とは反対の屈曲方向となるようにキャリッジ・アーム111aのねじれを調整することもありうる。また、実際のHDDにおいては、屈曲振動以外の振動成分が存在し、それによるヘッド位置精度の低下が起こる。従って、これらのずれを含むヘッド位置精度の低下を抑えるように、屈曲方向を調整しながら最適の傾きを決定する。
図2の例においては、トップ・カバー側の最上段のキャリッジ・アーム111aのみがねじれを有している。しかし、他のキャリッジ・アーム111も同様のねじれを有し、屈曲方向を記録面法線方向に対して、半径方向において傾けることが好ましい。図7は、最上段と最下段(ベース102側)のキャリッジ・アーム111a及びキャリッジ・アーム111dのそれぞれをねじる例を示している。キャリッジ・アーム111dのねじれ方向は、キャリッジ・アーム111aと同様に、ヒンジ部361が記録面に対して内周側を向くように調整されている。
ここで、中段のキャリッジ・アーム111b、111cは、その両面にヘッド・スライダ105b、cあるいは105d、eを有しているため、キャリッジ・アーム111をねじることによって双方のヘッド・スライダ105に対応することができない。従って、図7のように、中段のキャリッジ・アーム111b、111cについては、ねじることなく、その屈曲方向が記録面の法線方向を向くように調整してある。また、屈曲振動は、ディスク回転による風の影響によって、中段のキャリッジ・アーム111b、111cよりも、端の位置にある最上段及び最下段のキャリッジ・アーム111a、111dにおいて大きくなる。従って、キャリッジ・アーム111a、111dの双方に対して本形態の対策を施すことが好ましい。
容易な加工方法でキャリッジ・アーム111及びサスペンション110の屈曲方向を調整することができるため、上述のように、キャリッジ・アーム111をねじることは好ましい方法である。具体的には、治具によって水平なキャリッジ・アーム111をねじった後に、サスペンション110をとりつけることで、上記のアクチュエータ・ヘッド・アセンブリを製造することができる。しかし、この他の方法によって、屈曲方向を調整してもよい。例えば、図8に示すように、キャリッジ・アーム111の厚みを、半径方向において変化させることで剛性を調整し、屈曲方向を調整することができる。
図8の例においては、中段のキャリッジ・アーム111b、111cは、外周側から内周側に向かって徐々に薄くなる厚みを有している。このため、サスペンション110の外周端が記録面により近づくようにキャリッジ・アーム111に取り付けられる。従って、サスペンション110及びヘッド・スライダ105が記録面に対して外周側に傾き、上述のように屈曲方向を調整することができる。このように、キャリッジ・アーム111の厚みを調整することで、その両面にそれぞれ取り付けられるサスペンション110の傾きを個別に調整することができる。
この他、キャリッジ・アーム111の剛性を調整することで、屈曲方向を変化させることができる。具体的には、バランス・ホールの位置、大きさあるいは数を調整する、あるいは、補強材を取り付けるなど、キャリッジ・アーム111の位置によって剛性を変化させることで屈曲方向を調整することができる。
図7に示した態様のHDDを製造し、サスペンション110の傾き、つまり、ヒンジ部360傾きの角度とヘッド位置のずれとの関係を測定した。図9は、その測定結果を示している。スキュー角が0なる位置は、データを記録する記録領域において最内周から最外周に向かって3:7ほどの位置であった。図9において、Y軸はヒンジ部361の記録面に対する傾き、X軸は位置誤差信号(PES)を示している。PESは、リード素子151が読み出したサーボ・データから算出され、ターゲット位置に対するずれの量を現す。プラスの角度が内周側への傾きであり、マイナスの角度が外周側への傾きとなる。従って、図7における傾きは、マイナス値となる。実測値から、ヒンジ部360の記録面に対する傾きは、0.05°〜0.51°であることが好ましい。より好ましくは、傾きは0.09°〜0.34°であり、さらに0.11°〜0.26°であることがより好ましい。
図9のグラフにおいて、点線で示された平均線の切片は−0.17°である。これは、記録面の最外周トラックにおいて、傾きが0.17°である場合に、位置誤差(PES)が0となることを意味する。上記範囲は、それぞれ、0.17°の3分の1と3倍の値、2分の1と2倍の値、そして、1.5分の1と1.5値によって規定された範囲である。上述のように、最外周において屈曲振動は最も大きくなる。従って、この位置における値を基準として上述の範囲にあることによって、記録面の全面において平均的にヘッド振動を抑えることができる。なお、アクチュエータ106単体としては、例えば、回動軸受け部108の底面(ベース固定面)が記録面と平行に配置される場合は、その面に対する角度として測定することができる。
上述の各態様は、アクチュエータの形状にとって屈曲方向を調整するため、屈曲方向がいずれの半径位置においても一定である。ピエゾ素子などの素子を使用することで、半径位置に従って動的に屈曲方向を変化させることができる。キャリッジ・アーム111の記録面側もしくはその反対面にピエゾ素子を配置する。ピエゾ素子が、制御回路からの信号によって、回動方向(半径方向)に伸縮することによってキャリッジ・アーム111がねじれた状態となり、サスペンション110の傾き、つまり、屈曲方向の傾きを変化させることができる。例えば、ピエゾ素子の伸縮量をトラックによって変化させることで、いずれのトラックにおいても振動のオフ・トラック成分の低減を図ることができる。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、本発明は、他のタイプのディスクを使用する装置に適用することができる。また、設計によっては、常にスキュー角の向きが一定であるHDDを製造し、それに本発明を適用することができる。
本実施形態において、ハードディスク・ドライブの全体構成を模式的に示す平面図である。 本実施形態において、アクチュエータとヘッド・スライダとを備えるヘッド・アセンブリの一例を模式的に示す斜視図である。 本実施形態において、キャリッジ・アームとサスペンションの屈曲振動の様子を模式的に示す図である。 本実施形態において、スキュー角とヘッド振動との関係を模式的に示している図である。 本実施形態において、ねじれたキャリッジ・アーム、サスペンション及びヘッド・スライダを、ヘッド・スライダ側から見た状態を模式的に示す図である。 本実施形態において、キャリッジ・アーム及びサスペンションからなるアクチュエータ・アームの屈曲振動による、ヘッド・スライダの振動及び変位を模式的に示す図である。 本実施形態において、最上段と最下段に、ねじれたキャリッジ・アームを有するHDDの構成例を示している。 本実施形態において、ねじれたキャリッジ・アームと、半径方向において厚み変化するキャリッジ・アームを有するHDDの構成例を示している。 本実施形態において、ヒンジ部の傾きの角度とヘッド位置のずれとの関係の測定結果である。
符号の説明
100 ハードディスク・ドライブ、101 磁気ディスク、102 ベース
103 スピンドル・モータ、104 トップ・クランプ、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 アクチュエータ回動軸
109 ボイス・コイル・モータ、110 サスペンション、147 FPCコネクタ
111 キャッリッジ・アーム、112 コイル・サポート、113 フラットコイル
114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ、116 タブ
123 プリアンプIC、143 FPC 、122 トレース、361 ヒンジ部
362 ヒンジ部孔、363 棒状金属部

Claims (11)

  1. データを記憶するディスクを回転するモータと、
    回転しているディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持するとともに、前記ディスクの記録面上で前記ヘッドを移動するヘッド支持部と、を備え、
    前記ヘッド支持部は屈曲振動するモードを有し、前記記録面上の少なくとも一部の位置において前記ディスクの半径方向における前記ヘッドの振動成分を低減するように、前記記録面の法線に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲する、
    ディスク・ドライブ装置。
  2. 前記ヘッド支持部は、前記記録面の中央よりも外周側の領域内の少なくとも一部の位置において、前記ディスクの半径方向における前記ヘッドの振動成分を低減するように、前記記録面の法線に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲する、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  3. 前記ヘッド支持部は、回動軸を中心として回動し、
    前記記録面の最内周トラックから最外周トラックに向かう間にスキュー角の向きが変わり、
    前記記録面から離れる屈曲の方向が前記法線から外周側に傾き、前記記録面に近づく屈曲の方向が前記法線から内周側に傾いている、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  4. 前記ヘッド支持部は回動軸を中心として回動し、その回動軸から前記ヘッドへ向かう方向においてねじれている、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  5. 前記記録面の最内周トラックから最外周トラックに向かう間にスキュー角の向きが変わり、
    前記ヘッド支持部は、前記外周側に倒れるようにねじれている、
    請求項4に記載のディスク・ドライブ装置。
  6. 前記ヘッド支持部は、
    前記ヘッドを支持するサスペンションと、
    前記サスペンションと前記回動軸とを結合し、前記回動軸から前記ヘッドへ向かう方向についてねじれているキャリッジ・アームと、
    を有する、請求項4に記載のディスク・ドライブ装置。
  7. 前記屈曲の方向の前記法線に対する角度は、0.05°〜0.51°である、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ装置。
  8. 回転しているディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持するとともに、回動軸を中心として回動することで前記ディスクの記録面上で前記ヘッドを移動するヘッド支持部と、を備え、
    前記ヘッド支持部は、前記回動軸から前記ヘッドへ向かう方向においてねじれており、前記記録面の法線に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲振動する、
    ディスク・ドライブ装置。
  9. 前記記録面の最内周トラックから最外周トラックに向かう間にスキュー角の向きが変わり、
    前記ヘッド支持部は、
    前記ヘッドを支持するサスペンションと、
    前記サスペンションと前記回動軸とを結合し、前記回動軸から前記ヘッドへ向かう方向において、外周側に倒れるようにねじれているキャリッジ・アームと、
    を有する、
    請求項8に記載のディスク・ドライブ装置。
  10. 前記屈曲の方向の前記法線に対する角度は、0.05°〜0.51°である、
    請求項8に記載のディスク・ドライブ装置。
  11. データを記憶するディスクにアクセスするヘッドと、
    前記ヘッドを支持するとともに、回動軸を中心として回動することで前記ディスクの記録面上で前記ヘッドを移動するヘッド支持部と、を備え、
    前記ヘッド支持部は屈曲振動するモードを有し、前記記録面上の少なくとも一部の位置において前記ディスクの半径方向における前記ヘッドの振動成分を低減するように、回動軸方向に対して前記ディスクの半径方向において傾いた方向において屈曲する、
    ヘッド・アセンブリ。
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