JP2004303398A - ヘッド支持装置およびそれを用いたディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドに必要十分な付勢力を与えながら、薄型で耐衝撃性に優れたヘッド支持装置およびこれを用いたディスク装置を提供する。
【解決手段】ヘッドと、ヘッドを保持するヘッド支持部材2と、回転軸10に軸支され、ヘッド支持部材2を保持するベースアーム4と、ヘッド支持部材2を回動可能に支持する回動支点5と、ヘッド支持部材2に付勢力を付与する弾性部材からなる弾性手段2bとを備え、回動支点5をベースアーム4に配設する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、浮上型のヘッドによりディスクに記録再生を行うためのヘッド支持装置およびそれを用いたディスク装置に関する。
ハードディスク装置(以下、HDDという)等のディスク記録再生装置(以下、ディスク装置という)は、記録媒体として磁気ディスク等のディスクが使用され、磁気ヘッド等のヘッドによりディスクのデータ記録面に対して、データの記録および再生を行う。HDDには通常、ヘッド支持装置が設けられ、ヘッドはディスクのデータ記録面に対して、所定の間隔で浮上した状態で支持され、ディスク上を半径方向に移動するように構成されている。
以下、浮上型のヘッドを用いた従来のヘッド支持装置の一例として、HDD等の磁気記録再生装置におけるヘッド支持装置について、図8および図9を用いて説明する。図8は従来のディスク装置の主要部の構成、およびヘッド支持装置とディスクとの関係を示す平面図である。図9は従来のディスク装置におけるヘッド支持装置の主要部の構成を示す斜視図である。
図8および図9において、ヘッド支持装置91は、比較的剛性の低いサスペンション92、弾性手段93、比較的剛性の高いアーム94、サスペンション92の一方の端部にあってディスク98と対向する面に設けられたスライダ95およびこのスライダ95に搭載されたヘッド(図示せず)により構成されている。サスペンション92は比較的剛性が低く設計されており、その他方の端部は折り曲げられて弾性手段93を構成し、弾性手段93がアーム94に接続されている。さらに、アーム94は、軸受部96で回転自在に軸支され、アーム94に取り付けられた駆動手段97により、ヘッド支持装置91はディスク98の記録面に沿って半径方向に所定の角度範囲で回動することができる。なお、ヘッド支持装置91、軸受部96および駆動手段97によりヘッド駆動装置90が構成される。
ディスク98は回転駆動手段99によって所定の回転速度で回転する。ディスク装置の記録および再生時には、ディスク98の回転にともなって生じる空気流による浮揚力と、スライダ95をディスク98の記録面の方向に付勢する力との釣り合いにより、スライダ95は一定の浮上量で浮上し、スライダ95に搭載されたヘッドが浮上した状態でディスク98の記録面に記録および再生を行う。なお、ディスク98のデータ記録面にスライダ95を付勢する力は、ヘッド支持装置91の弾性手段93により主として付加される。また、ヘッド支持装置91は、アーム94に設けられた駆動手段97により、軸受部96を中心として回動し、スライダ95に搭載されたヘッドがディスク98のデータ記録面の表面から所定の浮上量で浮上した状態で所定のトラックに位置決めされて、記録および再生が行われる。
このようなヘッド支持装置91においては、ディスク98への記録および再生時にディスク98の上下動が発生した場合でも、サスペンション92の弾性手段93には、製造のバラツキ等による付勢力の変動を吸収して、スライダ95をディスク98に対して所定の浮上量で浮上させて安定的した状態で追従する機能が要求される。したがって、サスペンション92は、通常、切り欠き部を設けたり薄板構造としたりすることで、剛性を下げるとともにばね定数も小さくして、ヘッド支持装置91にある程度の柔軟性を与えるように構成する。スライダ95に対する外部からの衝撃を吸収し緩和する方法としては、従来、ヘッド支持装置の機構の重心を特定の位置に設定する方法や、カウンターウェイトを付加して衝撃荷重をキャンセルする方法などが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平9−82052号公報(第3−4頁、第1図) 特開平11−39808号公報(第3頁、第2図)
しかしながら、上記の従来のディスク装置に備わるヘッド支持装置では、サスペンションを薄板構造にしているため、共振周波数が低くなり、回動動作によりヘッド支持装置を所定のトラックに位置決めする際に、捩れ等の振動モードが発生する。この振動モードを安定化するための時間が、記録および再生のアクセス時間を増加させるという課題があった。
また、薄板の曲げによる振幅を利用して衝撃を吸収するため、特にサスペンションのスライダ保持部分の剛性が低く、ヘッド支持装置に外部から強い衝撃等が加わった場合、スライダ部分において、ディスクの回転にともなう空気流による浮揚力とディスクに付勢する力とのバランスが崩れ、スライダがディスクの表面から跳躍する現象が発生する可能性がある。したがって、このような外部からの強い衝撃等の印加により、スライダがディスクに衝突して、ディスクが磁気的または機械的損傷を生じる場合があった。このような課題は、浮上型のヘッドを有するディスク装置、例えば光ディスク装置や光磁気ディスク装置等においても同様である。
さらに、近年、パソコン等の小型化にともない、ディスク装置の小型化、特に薄型化が重要な課題として要求されており、ディスク装置の主要部を構成するヘッド支持装置の薄型化が必要とされている。
本発明は、ヘッドに必要十分な付勢力を与えながら、薄型で耐衝撃性に優れたヘッド支持装置およびこれを用いたディスク装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のヘッド支持装置は、回転軸の回りを回転する記録媒体に情報を記録/再生する読み込み/書き込み用ヘッドと、回転軸に平行で、かつ回転軸から離れた位置にある第1の軸の回りを回転可能なヘッド支持部材と、ヘッドに読み込み/書き込み位置で所定の付勢力を付加し、ヘッド支持部材よりも弱い剛性を有する弾性部材と、駆動手段により第1の軸の回りにヘッド支持部材とともに回転可能に配設され、弾性部材によりヘッド支持部材と連結したベースアームとを備えたヘッド支持装置において、ヘッド支持部材は、ヘッドを一端で支持し、ベースアームとヘッド支持部材とが接触する回動支点を中心として第1の軸に垂直な第2の軸の回りを回動支点により回動可能であり、回動支点をベースアームの厚さ方向に対してベースアームの両表面あるいは両表面間に配設する構成を有してしている。この構成により、ベースアームに回動支点を設けることによるベースアームの厚さ方向に対する寸法の増加を防止し、薄型のヘッド支持装置を実現することができる。また、ヘッド支持部材の剛性を高め、共振周波数を大きくすることにより、ヘッド支持装置のアクセス速度を速くすることができる。
また、本発明のヘッド支持装置は、回動支点をベースアームのヘッド側の先端部に配設する構成、また、回動支点をベースアームのヘッド側の先端の角部に配設する構成を有している。これらの構成により、ベースアームの先端部においてヘッド支持部材を載置することが可能となる。したがって、簡単な構造により回動支点を構成するとともに、ベースアームの長さを必要最小限とし、衝撃時のベースアームの撓みを抑えることにより、薄型で剛性の高い小型のヘッド支持装置を実現することができる。
また、本発明のヘッド支持装置は、ヘッド支持部材の重心を回動支点またはその近傍に設定する構成としている。この構成により、回動支点またはその近傍においてヘッド支持部材の重心を支えることが可能となる。したがって、衝撃時にヘッドに作用する回転モーメントが小さくなり、ヘッド支持部材の緩衝機能が向上し、ヘッド支持装置の耐衝撃性を向上させることができる。
また、本発明のヘッド支持装置は、ベースアームに切り欠き部を設ける構成、切り欠き部を2箇所設ける構成、切り欠き部の空間にヘッド支持部材の一部を配設する構成、弾性部材が弾性を有する材料で形成された構成を有している。
これらの構成により、ベースアームはヘッド支持部材の載置と保持を2つの面に分離して行うことが可能となる。したがって、ヘッド支持部材の載置と保持の中間の部分に中継部を設け、中継部の変形を利用して回動支点により回動する場合、ベースアームの板厚方向に関する、中継部の寸法をベースアームの板厚分だけ吸収することができ、中継部を設けることによるヘッド支持装置の厚さの増加を大幅に削減することができる。また、衝撃発生時およびロード・アンロード時には、ヘッド支持部材と記録媒体との接触を確実に回避し、スライダの記録媒体表面への衝突によるヘッドや記録媒体の損傷を防止することができる。さらに、ヘッド支持部材の剛性を高め、共振周波数を大きくすることにより、ヘッド支持装置のアクセス速度を速くすることができる。また、ヘッド支持部材の載置と保持の中間の部分に中継部として弾性手段を設け、弾性手段には弾性部材を使用し、弾性部材からなる弾性手段を介してヘッド支持部材をベースアームに保持することが可能となる。したがって、ヘッド支持部材のヘッド載置部と弾性手段に適切な材料を使用し、回動支点によるヘッド支持部材の回動機能を高めるとともに、ヘッド支持部材の剛性を高めることができる。また、弾性部材からなる弾性手段によるヘッド支持装置の厚さの増加を大幅に削減し、簡単な構成により、薄型のヘッド支持装置を実現することができる。また、弾性部材の取付部にベースアームの強度を補強する機能を付与したうえ、ヘッド支持部材をベースアームにより保持することが可能となる。したがって、薄型でベースアームの剛性が高いヘッド支持装置を実現することができる。さらに、ベースアームを補強するための補助部材を削減し、ヘッド支持装置の構造を簡略化することができ、ヘッド支持部材に弾性機能を付与するとともに、ベースアームの強度を補強する機能を付与したうえ、ヘッド支持部材をベースアームにより保持することが可能となる。したがって、薄型でベースアームの剛性が高いヘッド支持装置を、簡単な構造により実現することができる。
また、本発明のヘッド支持装置は、弾性部材を、ベースアームの表面で固着する構成を有している。この構成により、ベースアームの厚さを利用して弾性部材による変形を実施させることが可能となり、厚さ方向に対する寸法の増加を防止し、薄型のヘッド支持装置を実現することができる。
また、本発明のディスク装置は、記録媒体と、記録媒体を回転させる回転駆動手段と、回転軸の回りを回転する記録媒体に情報を記録/再生する読み込み/書き込み用ヘッドと、回転軸に平行で、かつ回転軸から離れた位置にある第1の軸の回りを回転可能なヘッド支持部材と、ヘッドに読み込み/書き込み位置で所定の付勢力を付加し、ヘッド支持部材よりも弱い剛性を有する弾性部材と、駆動手段により第1の軸の回りにヘッド支持部材とともに回転可能に配設され、弾性部材によりヘッド支持部材と連結したベースアームとを備えたディスク装置において、ヘッド支持部材は、ヘッドを一端で支持し、ベースアームとヘッド支持部材とが接触する回動支点を中心として第1の軸に垂直な第2の軸の回りを回動支点により回動可能であり、記録媒体とヘッド支持部材との間にある位置にベースアームを配設させる構成、また、回動支点をベースアームの厚さ方向に対してベースアームの両表面あるいは両表面間に配設する構成、さらに、ヘッド支持部材と弾性部材とに一体に結合された連結部材であって、連結部材は、ベースアームの記録媒体側に係合され、かつ、ヘッドからの信号配線をヘッド支持部材、弾性部材、連結部を通してベースアーム側に配設されている構成を備えている。これらの構成により、ヘッドに必要十分な付勢力を与えながら、薄型で耐衝撃性に優れたディスク装置を実現することが可能になる。
本発明は、外部から衝撃力を受けた場合やロード・アンロード時には、ヘッド支持部材と記録媒体との接触を確実に回避でき、スライダの記録媒体の記録面への衝突によるヘッドや記録媒体の損傷を防止でき、振動の少ない、耐衝撃性に優れたヘッド支持装置およびそれを用いたディスク装置を実現することができ、さらに、ヘッド支持部材の共振周波数を高めることができ、捩れ等の振動モードが発生することもないので、振動を安定化するための動作が不要で、高速の位置決めが可能となり、ヘッド支持装置のアクセス速度を向上するという利点がある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置を備えたディスク装置の斜視図である。以下、ディスク装置として磁気記録再生装置を例に挙げて説明する。
図1において、ヘッド支持部材(ヘッド支持アームあるいは単に支持アームともいう)等のアーム部を備えるヘッド支持装置9は回転軸10により回転自在に軸支されている。ヘッド支持装置9の回転軸10を挟んでアーム部とは反対側に、ヘッド支持装置駆動手段11(以下、駆動手段11という)が設けられ、ボイスコイル等の駆動手段11に制御電流を供給して駆動する等の周知の方法を用いることにより、ヘッド支持装置9に備わるスライダに搭載された磁気ヘッド等のヘッド(スライダ、ヘッドともに図示せず)を記録媒体12の所定のトラックに位置決めすることができる。なお、駆動手段11としては、例えば上述のボイスコイルモータの他に、リニアモータ等を使用することができる。
一方、記録媒体12は、記録媒体駆動手段13により所定の回転数で回転可能に構成されている。記録媒体駆動手段13には、例えばスピンドルモータ等を使用することができる。筐体14はこれらの構成部材を所定の位置関係に保持するとともに、蓋体(図示せず)とにより密封して、外気や微小な塵芥による記録媒体12やヘッドへの悪影響を防止している。
つぎに、図2および図3により、本発明の実施の形態1におけるディスク装置に備わるヘッド支持装置の構成について説明する。図2(a)はヘッド支持装置の主要部の構成を示す平面図、図2(b)は、図2(a)におけるAA部で切断した側面図、図2(c)は、ヘッド支持装置を記録媒体側から見た平面図であり、図2(d)は、ヘッド支持部材のみを平面図で示し、また、図2(e)は、ベースアームのみを平面図で示している。また、図3は、本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置の主要部の構成を示す斜視図である。
図2(b)および図2(d)に示すように、ヘッド支持部材2は、ヘッド保持部2a(以下、保持部2aという)、弾性部材からなる弾性手段2b、取付部2c、回転軸10を貫通用の丸穴2d、ロード・アンロード用タブ2e、切り欠き部2fおよびサイド補強部2gにより構成され、保持部2aには磁気ヘッド等のヘッド(図示せず)を搭載したスライダ1が直接あるいはヘッド配線用フレクシャ(図示せず)を介して固着され、取付部2cはベースアーム4と重ね合わされて、例えばQに示す複数個所において溶接されている。このことによって、ベースアーム4に一体的に固着されている(図2(c))。なお、ヘッド配線用フレクシャについては後述する。また、切り欠き部2fは、軽量化と弾性部材からなる弾性手段2bのばね特性を調整するために設けられており、切り欠き部2fの形状を図3では菱形形状とし、図2では菱形形状の各頂部に曲率を持たせた形状としているが、本発明のヘッド支持装置ではこれらの形状に限定されるものではない。また、ベースアーム4は、軸受部8において回転軸10により回動可能に軸支されている。
ヘッド支持部材2とベースアーム4を固着し一体化することにより、ベースアーム4自身の厚みを増加させることなく、実質的な厚みを増加させることができるため、ヘッド支持部材2にベースアーム4の強度を補強する機能が付加され、特にベースアーム4の曲げ剛性を高める効果を発揮する。この結果、衝撃が発生した場合のベースアーム4の歪みが小さくなり、図2(b)に示すようにヘッド支持装置9と記録媒体12との距離dを小さくすることができる。このことは、ヘッド支持装置9の薄型化に大きな効果を発揮する。
つぎに、ヘッド支持部材2の保持部2aには、スライダ1を固着した面と反対側の面において、バランサ7が、図2(a)に示すように、例えばPに示す複数個所においてスポット溶接等により固着されている。また、ベースアーム4には、板厚方向の一方の面である上面において、先端角部を回動支点5としてバランスさせるようにバランサ7が載置され、ヘッド支持部材2の弾性部材からなる弾性手段2bがベースアーム4の板厚方向に弾性変形することにより、ヘッド支持部材2を介してスライダ1が記録媒体12の記録面に向けて付勢され、上下方向に移動可能に保持されている。ベースアーム4は、ヘッド支持部材2を載置する面と反対側の下面において、ヘッド支持部材2の取付部2cを保持している。バランサ7には両側面に突起端部7aを2箇所と後述する切り欠き部7bが設けられ、突起端部7aはベースアーム4の先端角部と接し、回動支点5を形成している。また、保持部2a、サイド補強部2gとスライダ1とバランサ7の合計の質量の中心を回動支点5と一致させるためと、軽量化のためにバランサ7には切り欠き部7bを設けている。
この構成により、ヘッド支持部材2の弾性部材からなる弾性手段2bが弾性変形する際の変形量をベースアーム4の板厚により吸収している。したがって、回動支点5を設け、弾性部材からなる弾性手段2bを弾性変形させることによるベースアーム4の厚さ方向に対する寸法の増加を抑制する効果を発揮し、薄型のヘッド支持装置9を実現することができる。また、ベースアーム4の先端角部に回動支点5を設けることにより、ベースアーム4の長さを必要最小限とし、衝撃時のベースアーム4の撓みを抑える効果を発揮する。また、ヘッド支持部材2は剛性の高いベースアーム4を挟んで記録媒体12とは反対側に固定され、回動支点5でバランス支持されているので、衝撃発生時における記録媒体12の表面への衝突による損傷を防止することができる。また、ベースアーム4に切り欠き部4aを設け、ベースアーム4とバランサ7との接触を防止している。
記録媒体12への記録および再生時には、図2(b)に示すように、ヘッド支持部材2はスライダ1を固着した部分を低く、ベースアーム4に対してわずかに傾斜した状態でベースアーム4の先端角部にある回動支点5によって保持され、後述するように、弾性部材からなる弾性手段2bによりスライダ1は記録媒体12から浮上した状態で記録媒体12の記録面に垂直な方向に付勢される。スライダ1を記録媒体12の記録面に垂直な方向に付勢する力は、ヘッド支持部材2の弾性部材からなる弾性手段2bの弾性変形による曲げモーメントが、回動支点5からヘッド支持部材2に加わる圧縮応力となってスライダ1に付加される。衝撃対策としては、バランサ7と一体化されたヘッド支持部材2に対する回動支点5を中心とする回転モーメントのバランスを考慮し、バランサ7の形状と質量、回動支点5の位置、ヘッド支持部材2とバランサ7の固着位置等の各パラメータ値を適宜設定することによって、衝撃力を受けても回動支点5とヘッド支持部材2とが離間しないように設定することができる。
例えば、本発明の実施の形態1では、ヘッド支持部材2は、記録媒体12の記録面に垂直な方向で、スライダ1を含めた重心が長手方向に対して回動支点5の近傍になるように構成されている。したがって、外部からの衝撃を受けても、ヘッド支持部材2には回動支点5に関しては、回転モーメントが発生せず、上下方向に回動する力がバランスし、スライダ1は記録媒体12の表面の方向に動くことがなく、スライダ1が記録媒体12の記録面に衝突して、スライダ1に搭載された磁気ヘッド(図示せず)や記録媒体12に損傷が生じることを防止することができる。
さらに、ヘッド支持部材2は、長手方向に沿った左右両側面は略全域にわたって連続した形状になっており、それぞれ曲げ加工によりサイド補強部2gを形成している。したがって、サイド補強部2gを設けることにより、ヘッド支持部材2の剛性を高め、ヘッド支持装置9の共振周波数を大きくすることが可能となり、回動動作によりヘッド支持装置9を所定のトラックに位置決めする際に、振動を安定化するための動作が不要で、捩れ等の振動モードの発生を防止し、記録および再生のアクセス速度を速くする効果を発揮する。
なお、ヘッド支持部材2、ベースアーム4およびバランサ7の材料には、例えば、炭素鋼やステンレス鋼などから選択して使用し、それらの形成には、プレス加工法やエッチング法を用いることができる。
また、ヘッド支持部材2とベースアーム4およびバランサ7との固着方法は、スポット溶接のほかに超音波溶接、レーザ溶接等の周知の方法を使用して行う。また、回動支点5の形成方法としては、プレス加工法、フォーミング、スパッタ蒸着等を用いることができる。
なお、本実施の形態ではヘッド支持部材2とベースアーム4とをレーザ溶接で固着する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば組み立て性を考慮して固着しない構成とし、回転軸10の部分で締め付けにより固定する方法を採ってもよい。この構成にした場合、ヘッド支持部材2とベースアーム4との間にシム等の高さ調整部材を挿入することにより、スライダ1を記録媒体12に付勢する力を調整することが可能となる。
つぎに、本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置の別の構成について、図4を用いて説明する。図4(a)は、本発明の実施の形態1の別の構成のヘッド支持装置の側面断面図、図4(b)はヘッド支持装置をスライダ側から見た平面図である。図4に示した例は、図2、図3を用いて説明した上述の構成とは異なり、ヘッド支持部材と弾性部材からなる弾性手段が一体に構成されていないヘッド支持装置の構成の一例である。
図4において、ヘッド支持部材42およびベースアーム44にそれぞれ切り欠き部42a、44aを設け、切り欠き部42a、44aを通して弾性部材からなる弾性手段43を配設し、ベースアーム44の先端角部を回動支点45bとし、ヘッド支持部材42のスライダ41を設けた面とは反対側の面(図4では、ヘッド支持部材42の上面)においてヘッド支持部材42と弾性部材からなる弾性手段43とを固着し、ベースアーム44の回動支点45bを設けた面と反対側の面(図4では、ベースアーム44の下面)において弾性手段43とベースアーム44とを固着する構成である。この構成では、ベースアーム44の領域の一部が弾性部材からなる弾性手段43の変形の領域となり、記録媒体12に対してスライダ41に適正な付勢力を付加するにあたり、弾性手段43の変形部の設計を容易にする。これとともに、ベースアーム44がヘッド支持部材42を幅方向の両端部の2箇所の回動支点45bで保持する構成であり、ヘッド支持部材42の耐衝撃機能の向上と捩れに対する安定性の向上に対して効果を発揮する。なお、図4に示した構成においてはバランサを用いず、ヘッド支持部材42のみの重量バランスによりバランス支持させているが、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、スライダ41とは反対側にバランサを付加設置することもできる。バランサを設置することにより、支持アームの長さを短くし、ヘッド支持装置をより小型化することが可能になる。
つぎに、本発明の実施の形態1において回動支点を配設する位置について説明する。図5(a)は、既に図2(b)に示したのと同じく、本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置のベースアーム近傍の拡大側面図である。なお、本発明の実施の形態1においては、回動支点はベースアームの先端に配設するのが基本であるが、以下の説明ではベースアームの中間に配設する例もある。しかしながら、このような例においても、ベースアームに切り欠きを設けるなどして回動支点を実質的に先端に配置する構成にしており、以後回動支点がベースアームの中間位置にあっても先端にあるとみなして説明する。
回動支点が配設される範囲は、図5(a)に示すようにベースアーム54の側断面への投影位置により決定し、厚さ方向をYとして、2つの表面およびその中間の位置にある。また、軸受部8に備わる回転軸10により軸支されるベースアーム54の軸受部8への装着用穴部から先端部に向けた長手方向の位置は特に限定されず、構成上の設計条件により決定される。回動支点の配設位置としては、例えばベースアーム54の先端角部と一致する回動支点55(55a)、上側表面上の回動支点55b、先端角部から高さを下げた回動支点55c、下側表面上の回動支点55d、内層部にある回動支点55eなどが含まれる。なお、図5には、回動支点の配設位置を上記の回動支点55a〜回動支点55eとした場合に対応させて、それぞれヘッド支持部材52a〜ヘッド支持部材52eで示している。図5(a)中にはスライダ1に関してヘッド支持部材52e、回動支点55eに対応するスライダ51eのみが示されている。図5(b)は、ベースアーム4の先端角部を回動支点とした構成を示し、図5(c)は、内層部に回動支点を設けた構成を示している。図5(c)は、ベースアーム54の先端の傾斜部に凹み56eを設け、ヘッド支持部材52に形成した半球または半円柱形状の突起部56と嵌め合わせて回動支点55eとしたものである。これらの配設例で明らかなように、回動支点の配設位置と、ヘッド支持部材およびベースアームの板厚と長さ、スライダの高さ等を選択し、組み合わせることにより、小型、特に薄型のヘッド支持装置を構成することができる。したがって、ベースアームが備える回動支点よりも下にある面側で、弾性部材(弾性手段)の他方の側を固着する構成では、弾性部材の弾性変形をベースアームと兼ねることとなる。
なお、本発明の実施の形態1においては、スライダを補助部材として使用し、スライダを介してヘッドをヘッド支持部材に搭載した構成で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ヘッド支持部材がヘッドを直接保持した構成であってもよい。さらに、磁気ヘッドを搭載したスライダを、例えばステンレス等の金属薄板とフレキシブル配線板とが一体になった、いわゆるジンバル装置を兼ね備えた構造とし、複数の補助部材を介してヘッド支持部材がヘッドを保持する構成とすることにより、スライダの動きを円滑にする効果を発揮する。
上述のステンレス等の金属薄板とフレキシブル配線板とが一体になった、いわゆるジンバル装置を兼ね備えた構造については、ヘッド支持部材2の保持部2aに磁気ヘッド等のヘッドを搭載したスライダ1が直接あるいはヘッド配線用フレクシャを介して固着される構成を簡単に述べたが、ここで具体的な例を図6に示す。図6は、本発明の実施の形態1のディスク装置のヘッド支持装置部にヘッド配線用フレクシャを介してスライダを固着した構成を示す図である。図6(a)はヘッド支持部材の長手方向中心線で切断したディスク装置の側面断面図、図6(b)はヘッド支持装置を記録媒体側から見た平面図、図6(c)は別の構成のヘッド支持装置のヘッド支持部材の長手方向中心線で切断した側面断面図である。
図6(a)、図6(c)においては、ヘッド配線用のフレクシャ66を太い点線で示した。図6(a)、図6(b)に示すように、フレクシャ66は、例えばSUS等の金属薄板からなるいわゆるジンバル機構を兼ね備えたスライダ固着部材67、および例えばSUS等の金属薄板からなる保持部固定部材68と、ヘッド信号配線を含むフレキシブル配線板(FPC)とが一体になって形成されており、スライダ固着部材67とはスライダ1側で、保持部固定部材68とは保持部2aの中央部でそれぞれヘッド支持部材2と固着されている。ヘッド支持部材2に設けられたディンプル(図6には図示せず)の頂点がフレクシャ66に当接し、フレクシャ66に固着されたスライダ1がディンプルの頂点の回りに自在に揺動することができるように構成されている。さらに、フレクシャ66は、SUSのようなステンレス薄板で形成されているスライダ固着部材67や保持部固定部材68がない中間部66a、66b、66d、および緩衝部66c、末端部66eは自在に動くフレキシブル配線基板(FPC)のみからなっている。そして、フレクシャ66はヘッド支持部材2の保持部2a近傍で、例えばレーザ溶接等の周知の方法により保持部固定部材68の複数の溶接点Rでヘッド支持部材2に固着されている。さらに、中間部66bと中間部66dの間で、切り欠き部2f近傍には緩衝部66cがあり、取付部2cの中央部近傍で略直角に屈曲し末端部66eを経て端子部69に続いている。
上述の構成により、本発明の実施の形態1におけるディスク装置のヘッド支持装置に備わるフレクシャ66は、一部のみをステンレス薄板で形成したスライダ固着部材67や保持部固定部材68によりヘッド支持部材2と固着されて、他の部分は自在に動くフレキシブル配線基板(FPC)のみからなっており、また、配線部が支持アーム4の下面から上面に続く引き渡しがないので、フレクシャ66の剛性がヘッド支持装置自体の剛性やバランス性能に影響することがないという優れた効果を有している。
また、本発明の第1の実施の形態におけるディスク装置の別の構成のヘッド支持装置に備わるフレクシャ66も、図6(c)に示すように、図4に示した構成と同じフレクシャの構成を利用できる。図6(c)に示す構成のフレクシャであっても効果は変らないことは言うまでもない。
また、本発明の実施の形態1においては、バランサを主要な部材として使用しているが、ヘッド支持部材と別に弾性部材(弾性手段)を設ける方法などにより、バランサを省略する構成も可能である。
また、本発明の実施の形態1においては、磁気ヘッドを用いた磁気記録再生装置に用いているが、非接触型のディスク記録再生装置、例えば、光ディスク装置や光磁気ディスク装置等のヘッド支持装置として用いた場合も同様の効果を有する。また、2個を一組とするヘッド支持部材によって両面にデータ記録面を有する記録媒体を挟み込む方法により、複数の記録媒体とヘッド支持部材を有するヘッド支持装置を構成し、記録容量を高める効果を発揮する。
また、本発明の実施の形態1における図5(c)の説明では、回動支点55eの形状を角柱としているが、形状はこれに限定されない。球、円柱等の形状とすることもできる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、ヘッド支持装置において、ヘッド支持部材の回動支点を設け、ヘッド支持部材をベースアームに保持することによるベースアームの厚さ方向に対する寸法の増加を抑制し、ヘッド支持装置の大幅な薄型化を実現することができる。また、スライダの記録媒体の記録面への衝突によるヘッドや記録媒体の損傷を確実に防止し、振動の少ない、耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を実現することができる。また、捩れ等の振動モードが発生することもなく、高速の位置決めが可能となり、ヘッド支持装置のアクセス速度を向上することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2におけるヘッド支持装置の主要部の構成を示す平面図および側面図である。図7(a)は、ヘッド支持部材72の形状を示す平面図、図7(b)は、ベースアーム74の形状を示す平面図、図7(c)は、ヘッド支持部材72をベースアーム74に固着し軸受部8に備わる回転軸10に軸支したヘッド支持装置の組み立て平面図、図7(d)は、図7(c)によるヘッド支持装置を記録媒体12にロードした場合の側面図を、それぞれ示している。本発明の実施の形態2は、実施の形態1に対し、ヘッド支持部材72の側面側に2箇所の弾性部材からなる弾性手段72bを設けることにより、保持部72a、弾性手段72b、回動支点75に載置する回動部72dを一体化している。本発明の実施の形態2におけるヘッド支持部材72は、保持部72a、弾性手段72b、取付部72c、回動部72d、切り欠き溝72eおよび丸穴72fにより構成されており、弾性手段72bは切り欠き溝72eにより、保持部72aと取付部72cとを中継する位置に、細長い形状に形成されている。ヘッド支持部材72の材料としては、例えばステンレス鋼等のばね特性を有する材料を使用する。また、切り欠き溝72eにより囲まれた回動部72dは、弾性部材からなる弾性手段72bが弾性変形することにより、回動部72dを引き起こして取付部72cに対して傾斜させることができる。一方、ベースアーム74には、一方の端部の両側面に切り欠き部74aを2箇所、他方の端部付近に回転軸10に軸支される軸受部8を設けている。つぎに、ベースアーム74の2個の切り欠き部74aに挟まれた先端部を、ヘッド支持部材72の回動部72dを引き起こして、回動部72dの下側に差込み、ヘッド支持部材72の取付部72cをベースアーム74と重ね合わせて、スポット溶接等により一体的に固着する。一体化したヘッド支持部材72とベースアーム74を、ベースアーム74の軸受部8に備わる回転軸10を介して軸支する。この結果、図7(c)、図7(d)に示すように、ベースアーム74は、先端角部を回動支点75として、ヘッド支持部材72を上下方向に回動可能に支持することができる。回動部72dには、回動支点75に対して、スライダ1を保持する側と反対側の端部にバランサ7が付加されている。バランサ7は電気回路を用いて構成してもよく、ヘッド支持部材72の重心の位置と、スライダ1の記録媒体12に対する付勢力を所定の値にするために、付加する位置と質量が調整される。また、フレクシャについては、本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置において図6を用いて説明したのと同様の構成のフレクシャが本発明の実施の形態2におけるヘッド支持装置においても利用できる。
なお、記録媒体12への記録および再生時には、ヘッド支持部材72は、両側面に設けられた2箇所の弾性部材からなる弾性手段72bの弾性変形により、スライダ1を固着した保持部72aを低く、ベースアーム74に対してわずかに傾斜した状態でベースアーム74の回動支点75によって保持され、スライダ1には記録媒体12の記録面に垂直な方向に向けて所定の付勢力が付加される。
以上の構成により、本発明の実施の形態2におけるヘッド支持装置は、簡略化した構成により、実施の形態1と同様の効果を実現することができる。また、部品の削減により、部品や組み立ての精度にともなう品質上のバラツキを少なくすることができる。
以上のように本発明は、ベースアームにヘッド支持部材の回動支点を設け、ヘッド支持部材をベースアームに保持することによる、ベースアームの厚さ方向に対する寸法の増加を抑制し、ヘッド支持装置の大幅な薄型化を実現することができ、また、外部から衝撃力を受けた場合やロード・アンロード時には、ヘッド支持部材と記録媒体との接触を確実に回避でき、スライダの記録媒体の記録面への衝突によるヘッドや記録媒体の損傷を防止でき、振動の少ない、耐衝撃性に優れたヘッド支持装置を実現することができるものである。さらに、ヘッド支持部材の共振周波数を高めることができるので、捩れ等の振動モードが発生することもなく、振動を安定化するための動作が不要で、高速の位置決めが可能となり、ヘッド支持装置のアクセス速度を向上することができ、種々の情報装置に適用できる磁気記録再生装置、光磁気ディスク装置や光ディスク装置等のヘッド支持装置として利用可能である。
本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置を備えたディスク装置の斜視図 (a)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置の主要部の構成を示す平面図(b)は図2(a)におけるAA部で切断した側面図(c)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置を記録媒体側から見た平面図(d)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置のヘッド支持部材のみを示す平面図(e)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置のベースアームのみを示す平面図 本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置の主要部の構成を示す斜視図 (a)は本発明の実施の形態1における別の構成のヘッド支持装置の側面断面図(b)は本発明の実施の形態1における別の構成のヘッド支持装置をスライダ側から見た平面図 (a)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置のベースアーム近傍の拡大側面図(b)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置のベースアーム近傍の部分拡大断面図(c)は本発明の実施の形態1におけるヘッド支持装置の他のベースアーム近傍の部分拡大断面図 (a)はヘッド支持部材の長手方向中心線で切断したディスク装置の側面断面図(b)はヘッド支持装置を記録媒体側から見た平面図(c)は別の構成のヘッド支持装置のヘッド支持部材の長手方向中心線で切断した側面断面図 (a)〜(d)は本発明の実施の形態2におけるヘッド支持装置の構成を示す主要部の平面図および側面図 従来のディスク装置の主要部の構成、およびヘッド支持装置とディスクとの関係を示す平面図 従来のディスク装置におけるヘッド支持装置の主要部の構成を示す斜視図
符号の説明
1,41,51e,95 スライダ
2,42,52,52a,52b,52c,52d,52e,72 ヘッド支持部材
2b,43,72b,93 弾性部材(弾性手段)
4,44,54,74 ベースアーム
5,45b,55,55a,55b,55c,55d,55e,75 回動支点
7 バランサ
7a 突起端部
8,96 軸受部
9,91 ヘッド支持装置
10 回転軸
11 (ヘッド支持装置)駆動手段
12 記録媒体
13 記録媒体駆動手段
14 筐体
56 突起部
66 フレクシャ
66a,66b,66d 中間部
66c 緩衝部
66e 末端部
67 スライダ固着部材
68 保持部固定部材
69 端子部
90 ヘッド駆動装置
92 サスペンション
94 アーム
97 駆動手段
98 ディスク
99 回転駆動手段

Claims (12)

  1. 回転軸の回りを回転する記録媒体に情報を記録/再生する読み込み/書き込み用ヘッドと、
    前記回転軸に平行で、かつ前記回転軸から離れた位置にある第1の軸の回りを回転可能なヘッド支持部材と、
    前記ヘッドに読み込み/書き込み位置で所定の付勢力を付加し、前記ヘッド支持部材よりも弱い剛性を有する弾性部材と、
    駆動手段により前記第1の軸の回りに前記ヘッド支持部材とともに回転可能に配設され、前記弾性部材により前記ヘッド支持部材と連結したベースアームと、
    を備えたヘッド支持装置において、
    前記ヘッド支持部材は、前記ヘッドを一端で支持し、前記ベースアームと前記ヘッド支持部材とが接触する回動支点を中心として前記第1の軸に垂直な第2の軸の回りに回動可能であり、
    前記回動支点を前記ベースアームの厚さ方向に対して前記ベースアームの両表面あるいは前記両表面間に配設することを特徴とするヘッド支持装置。
  2. 前記回動支点を前記ベースアームの前記ヘッド側の先端部に配設したことを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  3. 前記回動支点を前記ベースアームの前記ヘッド側の先端の角部に配設することを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  4. 前記ヘッド支持部材の重心を前記回動支点またはその近傍に設定することを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  5. 前記ベースアームに切り欠き部を設けることを特徴とする請求項1に記載のヘッド支持装置。
  6. 前記切り欠き部を2箇所設けることを特徴とする請求項5に記載のヘッド支持装置。
  7. 前記切り欠き部の空間に前記ヘッド支持部材の一部を配設することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のヘッド支持装置。
  8. 前記弾性部材が弾性を有する材料で形成されたことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  9. 前記弾性部材を、前記ベースアームの表面で固着することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のヘッド支持装置。
  10. 記録媒体と、
    前記記録媒体を回転させる回転駆動手段と、
    回転軸の回りを回転する前記記録媒体に情報を記録/再生する読み込み/書き込み用ヘッドと、
    前記回転軸に平行で、かつ前記回転軸から離れた位置にある第1の軸の回りを回転可能なヘッド支持部材と、
    前記ヘッドに読み込み/書き込み位置で所定の付勢力を付加し、前記ヘッド支持部材よりも弱い剛性を有する弾性部材と、
    駆動手段により前記第1の軸の回りに前記ヘッド支持部材とともに回転可能に配設され、前記弾性部材により前記ヘッド支持部材と連結したベースアームと、
    を備えたディスク装置において、
    前記ヘッド支持部材は、前記ヘッドを一端で支持し、前記ベースアームと前記ヘッド支持部材とが接触する回動支点を中心として前記第1の軸に垂直な第2の軸の回りを回動支点により回動可能であり、
    前記記録媒体と前記ヘッド支持部材との間にある位置に前記ベースアームを配設させることを特徴とするディスク装置。
  11. 前記ディスク装置が備えるヘッド支持装置の前記回動支点を前記ベースアームの厚さ方向に対して前記ベースアームの両表面あるいは前記両表面間に配設することを特徴とする請求項10に記載のディスク装置。
  12. 前記ヘッド支持部材と前記弾性部材とに一体に結合された連結部材であって、
    前記連結部材は、前記ベースアームの前記記録媒体側に係合され、
    かつ前記ヘッドからの信号配線を前記ヘッド支持部材、前記弾性部材、連結部を通して前記ベースアーム側に配設されていることを特徴とする請求項10に記載のディスク装置。
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