JP2002197821A - ヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置 - Google Patents
ヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置Info
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- JP2002197821A JP2002197821A JP2000395934A JP2000395934A JP2002197821A JP 2002197821 A JP2002197821 A JP 2002197821A JP 2000395934 A JP2000395934 A JP 2000395934A JP 2000395934 A JP2000395934 A JP 2000395934A JP 2002197821 A JP2002197821 A JP 2002197821A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】耐衝撃性および磁気ヘッドの位置決め精度の向
上したヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気
ディスク装置を提供することにある。 【解決手段】ヘッドアクチュエータ14は、軸受組立体
24から延出した複数のアーム27a〜27dを有し、
各アームからは、磁気ヘッド33を搭載した磁気ヘッド
組立体30が延出している。アームの内、背中合わせに
隣接対向して位置した内アーム27b、27cは、溶接
により互いに連結され一体化されている。
上したヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気
ディスク装置を提供することにある。 【解決手段】ヘッドアクチュエータ14は、軸受組立体
24から延出した複数のアーム27a〜27dを有し、
各アームからは、磁気ヘッド33を搭載した磁気ヘッド
組立体30が延出している。アームの内、背中合わせに
隣接対向して位置した内アーム27b、27cは、溶接
により互いに連結され一体化されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ヘッドを搭
載したヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気
ディスク装置に関する。
載したヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、ケース内
に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および
回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持およ
び駆動するヘッドアクチュエータ、このヘッドアクチュ
エータを駆動するボイスコイルモータ、磁気ヘッドを制
御部に電気的に接続するメインフレキシブルプリント回
路基板(以下メインFPCと称する)等を備えている。
に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および
回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持およ
び駆動するヘッドアクチュエータ、このヘッドアクチュ
エータを駆動するボイスコイルモータ、磁気ヘッドを制
御部に電気的に接続するメインフレキシブルプリント回
路基板(以下メインFPCと称する)等を備えている。
【0003】そして、このような磁気ディスク装置で
は、磁気ディスクが回転した状態で、ヘッドアクチュエ
ータにより磁気ヘッドを磁気ディスク上の任意の半径位
置、つまり、任意のトラック上に移動および位置決め
し、磁気ヘッドにより磁気ディスクに対する情報の読取
および書き込みを行う。
は、磁気ディスクが回転した状態で、ヘッドアクチュエ
ータにより磁気ヘッドを磁気ディスク上の任意の半径位
置、つまり、任意のトラック上に移動および位置決め
し、磁気ヘッドにより磁気ディスクに対する情報の読取
および書き込みを行う。
【0004】ヘッドアクチュエータは、ケースに取り付
けられた軸受部と、軸受部から延出した複数のアーム
と、各アームの延出端に固定された磁気ヘッド組立体
と、を有している。磁気ヘッド組立体は、その基端部が
アームの先端に溶接された細長いサスペンションを有
し、サスペンションの延出端に磁気ヘッドが搭載されて
いる。近年、各アームは、ステンレス等の薄板で形成さ
れ、同様に、サスペンションもステンレス等によって薄
い板バネ状に形成されている。
けられた軸受部と、軸受部から延出した複数のアーム
と、各アームの延出端に固定された磁気ヘッド組立体
と、を有している。磁気ヘッド組立体は、その基端部が
アームの先端に溶接された細長いサスペンションを有
し、サスペンションの延出端に磁気ヘッドが搭載されて
いる。近年、各アームは、ステンレス等の薄板で形成さ
れ、同様に、サスペンションもステンレス等によって薄
い板バネ状に形成されている。
【0005】ヘッドアクチュエータのアームおよび磁気
ヘッド組立体は、1枚の磁気ディスクに対して2本ずつ
設けられ、磁気ディスクの両面と対向するように積層配
置されている。
ヘッド組立体は、1枚の磁気ディスクに対して2本ずつ
設けられ、磁気ディスクの両面と対向するように積層配
置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たヘッドアクチュエータにおいて、アームは薄板で形成
されていることから、上下方向、つまり、磁気ディスク
表面に対して垂直な方向の衝撃に対して振動し易い。そ
のため、磁気ディスク装置に大きな衝撃が作用した場
合、アームが振動して磁気ディスク表面に接触し、ディ
スク表面を傷つけてしまう恐れがある。
たヘッドアクチュエータにおいて、アームは薄板で形成
されていることから、上下方向、つまり、磁気ディスク
表面に対して垂直な方向の衝撃に対して振動し易い。そ
のため、磁気ディスク装置に大きな衝撃が作用した場
合、アームが振動して磁気ディスク表面に接触し、ディ
スク表面を傷つけてしまう恐れがある。
【0007】また、通常、磁気ヘッドは、位置決めサー
ボ系により位置決めされる。そのため、この位置決めサ
ーボ系に影響するヘッドアクチュエータの共振周波数が
低いと、このサーボ系により安定したサーボが掛けられ
ている場合でも、外乱によりサーボ系に共振周波数の振
動が生じたり、あるいはサーボ帯域を上げることができ
ず磁気ヘッドの位置決め精度の向上を図ることが困難と
なる。
ボ系により位置決めされる。そのため、この位置決めサ
ーボ系に影響するヘッドアクチュエータの共振周波数が
低いと、このサーボ系により安定したサーボが掛けられ
ている場合でも、外乱によりサーボ系に共振周波数の振
動が生じたり、あるいはサーボ帯域を上げることができ
ず磁気ヘッドの位置決め精度の向上を図ることが困難と
なる。
【0008】そのため、ヘッドアクチュエータの共振周
波数をなるべく高くするか、あるいはヘッドアクチュエ
ータのダンピングを大きくして共振ピークを低くするこ
とが望ましいが、上記のような薄板からなるアームを用
いた場合、ダンピングが小さく、かつ、共振周波数を上
げることも難しい。
波数をなるべく高くするか、あるいはヘッドアクチュエ
ータのダンピングを大きくして共振ピークを低くするこ
とが望ましいが、上記のような薄板からなるアームを用
いた場合、ダンピングが小さく、かつ、共振周波数を上
げることも難しい。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、耐衝撃性の向上および磁気ヘッドの位
置決め精度向上を図ることのできるヘッドアクチュエー
タ、およびこれを備えた磁気ディスク装置を提供するこ
とにある。
で、その目的は、耐衝撃性の向上および磁気ヘッドの位
置決め精度向上を図ることのできるヘッドアクチュエー
タ、およびこれを備えた磁気ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るヘッドアクチュエータは、軸受部
と、それぞれ薄板により形成されているとともに、上記
軸受部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延
出した複数のアームと、各アームの延出端から延びたサ
スペンションと、各サスペンションの延出端に搭載され
た磁気ヘッドと、を備え、上記複数のアームは上記軸受
部に所定の方向に沿って積層配置されているとともに、
背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アームを含
み、上記背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アー
ムは、少なくとも延出端部同士が互いに連結されている
ことを特徴としている。
め、この発明に係るヘッドアクチュエータは、軸受部
と、それぞれ薄板により形成されているとともに、上記
軸受部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延
出した複数のアームと、各アームの延出端から延びたサ
スペンションと、各サスペンションの延出端に搭載され
た磁気ヘッドと、を備え、上記複数のアームは上記軸受
部に所定の方向に沿って積層配置されているとともに、
背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アームを含
み、上記背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アー
ムは、少なくとも延出端部同士が互いに連結されている
ことを特徴としている。
【0011】また、この発明に係る他のヘッドアクチュ
エータは、軸受部と、それぞれ薄板により形成されてい
るとともに、上記軸受部に取付けられた基端部を有し、
上記軸受部から延出した複数のアームと、各アームの延
出端から延びたサスペンションと、各サスペンションの
延出端に搭載された磁気ヘッドと、それぞれ薄板により
形成されているとともに、上記軸受部に取付けられた基
端部を有し、上記軸受部から延出した複数の補助板と、
を備え、上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に
沿って積層配置されているとともに、上記所定方向の両
端に位置し、他のアームに対して所定の隙間を持って対
向した少なくとも2本の外アームを含み、上記補助板
は、上記各外アームの外側に隣接対向して設けられ、少
なくとも各外アームの延出端部と補助板の延出端部とが
互いに連結されていることを特徴としている。
エータは、軸受部と、それぞれ薄板により形成されてい
るとともに、上記軸受部に取付けられた基端部を有し、
上記軸受部から延出した複数のアームと、各アームの延
出端から延びたサスペンションと、各サスペンションの
延出端に搭載された磁気ヘッドと、それぞれ薄板により
形成されているとともに、上記軸受部に取付けられた基
端部を有し、上記軸受部から延出した複数の補助板と、
を備え、上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に
沿って積層配置されているとともに、上記所定方向の両
端に位置し、他のアームに対して所定の隙間を持って対
向した少なくとも2本の外アームを含み、上記補助板
は、上記各外アームの外側に隣接対向して設けられ、少
なくとも各外アームの延出端部と補助板の延出端部とが
互いに連結されていることを特徴としている。
【0012】更に、この発明に係るヘッドアクチュエー
タは、軸受部と、それぞれ薄板により形成されていると
ともに、上記軸受部に取付けられた基端部を有し、上記
軸受部から延出した複数のアームと、各アームの延出端
から延びたサスペンションと、各サスペンションの延出
端に搭載された磁気ヘッドと、それぞれ薄板により形成
されているとともに、上記軸受部に取付けられた基端部
を有し、上記軸受部から延出した複数の補助板と、を備
え、上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿っ
て積層配置されているとともに、背中合わせに隣合った
少なくとも2本の内アームと、上記所定方向の両端に位
置し、上記内アームに対して所定の隙間を持って対向し
た2本の外アームと、を含み、上記背中合わせに隣合っ
た少なくとも2本の内アームは、少なくとも延出端部同
士が互いに連結され、上記補助板は、上記各外アームの
外側に隣接対向して設けられ、少なくとも各外アームの
延出端部と補助板の延出端部とが互いに連結されている
ことを特徴としている。
タは、軸受部と、それぞれ薄板により形成されていると
ともに、上記軸受部に取付けられた基端部を有し、上記
軸受部から延出した複数のアームと、各アームの延出端
から延びたサスペンションと、各サスペンションの延出
端に搭載された磁気ヘッドと、それぞれ薄板により形成
されているとともに、上記軸受部に取付けられた基端部
を有し、上記軸受部から延出した複数の補助板と、を備
え、上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿っ
て積層配置されているとともに、背中合わせに隣合った
少なくとも2本の内アームと、上記所定方向の両端に位
置し、上記内アームに対して所定の隙間を持って対向し
た2本の外アームと、を含み、上記背中合わせに隣合っ
た少なくとも2本の内アームは、少なくとも延出端部同
士が互いに連結され、上記補助板は、上記各外アームの
外側に隣接対向して設けられ、少なくとも各外アームの
延出端部と補助板の延出端部とが互いに連結されている
ことを特徴としている。
【0013】上記のように構成されたへッドアクチュエ
ータによれば、隣接した内アーム同士、あるいは、外ア
ームと補助板とを互いに連結することにより、アクチュ
エータ全体の厚さを増加することなくこれらのアームを
一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の向上および位置決め
精度の向上を図ることができる。
ータによれば、隣接した内アーム同士、あるいは、外ア
ームと補助板とを互いに連結することにより、アクチュ
エータ全体の厚さを増加することなくこれらのアームを
一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の向上および位置決め
精度の向上を図ることができる。
【0014】アーム同士を溶接により連結した場合、剛
性の向上とともに共振周波数が上がり、位置決めサーボ
系に対する外乱の影響を低減することができ、あるい
は、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上
を図ることが可能となる。
性の向上とともに共振周波数が上がり、位置決めサーボ
系に対する外乱の影響を低減することができ、あるい
は、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上
を図ることが可能となる。
【0015】また、アーム同士を粘弾性材により連結し
た場合、剛性の向上とともにヘッドアクチュエータのダ
ンピングを大きくして共振ピークを低くすることがで
き、その結果、位置決めサーボ系に対する外乱の影響を
低減し、あるいは、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位
置決め精度向上を図ることが可能となる。
た場合、剛性の向上とともにヘッドアクチュエータのダ
ンピングを大きくして共振ピークを低くすることがで
き、その結果、位置決めサーボ系に対する外乱の影響を
低減し、あるいは、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位
置決め精度向上を図ることが可能となる。
【0016】また、この発明に係る磁気ディスク装置
は、磁気ディスクと、上記磁気ディスクを支持および回
転駆動する駆動部と、上記磁気ディスクに対して情報の
記録再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上記磁
気ディスクに対して移動自在に支持しているとともに磁
気ディスクに対して任意の位置に位置決めするヘッドア
クチュエータと、を備え、上記ヘッドアクチュエータ
は、上述したヘッドアクチュエータのいずれかを用いて
構成されている。
は、磁気ディスクと、上記磁気ディスクを支持および回
転駆動する駆動部と、上記磁気ディスクに対して情報の
記録再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上記磁
気ディスクに対して移動自在に支持しているとともに磁
気ディスクに対して任意の位置に位置決めするヘッドア
クチュエータと、を備え、上記ヘッドアクチュエータ
は、上述したヘッドアクチュエータのいずれかを用いて
構成されている。
【0017】このように構成された磁気ディスク装置に
おいても、へッドアクチュエータにおける隣接した内ア
ーム同士、あるいは、外アームと補助板とを互いに連結
することにより、アクチュエータ全体の厚さを増加する
ことなくこれらのアームを一体化して剛性を上げ、耐衝
撃性の向上および位置決め精度の向上を図ることができ
る。また、ヘッドアクチュエータのアームと磁気ディス
ク表面との接触を低減し、磁気ディスク表面の損傷を防
止することができる。
おいても、へッドアクチュエータにおける隣接した内ア
ーム同士、あるいは、外アームと補助板とを互いに連結
することにより、アクチュエータ全体の厚さを増加する
ことなくこれらのアームを一体化して剛性を上げ、耐衝
撃性の向上および位置決め精度の向上を図ることができ
る。また、ヘッドアクチュエータのアームと磁気ディス
ク表面との接触を低減し、磁気ディスク表面の損傷を防
止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明を磁気ディスク装置としてのハードディスクドライブ
(以下HDDと称する)に適用した実施の形態について
詳細に説明する。
明を磁気ディスク装置としてのハードディスクドライブ
(以下HDDと称する)に適用した実施の形態について
詳細に説明する。
【0019】図1に示すように、HDDは、上面の開口
した矩形箱状のケース10と、複数のねじによりケース
にねじ止めされてケースの上端開口を閉塞する図示しな
いトップカバーと、を有している。
した矩形箱状のケース10と、複数のねじによりケース
にねじ止めされてケースの上端開口を閉塞する図示しな
いトップカバーと、を有している。
【0020】ケース10内には、磁気記録媒体としての
2枚の磁気ディスク12a、12b、これらの磁気ディ
スクを支持および回転させるスピンドルモータ13、磁
気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数の磁
気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク12a、
12bに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエー
タ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めす
るボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16、磁
気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘ
ッドを磁気ディスクから離間した位置に保持するランプ
ロード機構18、ヘッドクチュエータを退避位置に保持
するイナーシャラッチ機構20、およびプリアンプ等の
回路部品が実装されたフレキシブルプリント回路基板ユ
ニット(以下、FPCユニットと称する)17が収納さ
れている。
2枚の磁気ディスク12a、12b、これらの磁気ディ
スクを支持および回転させるスピンドルモータ13、磁
気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数の磁
気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク12a、
12bに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエー
タ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めす
るボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16、磁
気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘ
ッドを磁気ディスクから離間した位置に保持するランプ
ロード機構18、ヘッドクチュエータを退避位置に保持
するイナーシャラッチ機構20、およびプリアンプ等の
回路部品が実装されたフレキシブルプリント回路基板ユ
ニット(以下、FPCユニットと称する)17が収納さ
れている。
【0021】また、ケース10の外面には、FPCユニ
ット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、
および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリント
回路基板がねじ止めされ、ケースの底壁と対向して位置
している。
ット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、
および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリント
回路基板がねじ止めされ、ケースの底壁と対向して位置
している。
【0022】各磁気ディスク12a、12bは、例え
ば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面お
よび下面に磁気記録層を有している。2枚の磁気ディス
ク12a、12bは、スピンドルモータ13の図示しな
いハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクラン
プばね21によりクランプされ、ハブの軸方向に沿って
所定の間隔をおいて積層されている。そして、磁気ディ
スク12a、12bは、駆動部としてのスピンドルモー
タ13により所定の速度で回転駆動される。
ば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面お
よび下面に磁気記録層を有している。2枚の磁気ディス
ク12a、12bは、スピンドルモータ13の図示しな
いハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクラン
プばね21によりクランプされ、ハブの軸方向に沿って
所定の間隔をおいて積層されている。そして、磁気ディ
スク12a、12bは、駆動部としてのスピンドルモー
タ13により所定の速度で回転駆動される。
【0023】図1ないし図3に示すように、ヘッドアク
チュエータ14は、ケース10の底壁上に固定された軸
受組立体24を備えている。軸受部として機能する軸受
組立体24は、ケース10の底壁に立設された枢軸23
と、枢軸に一対の軸受を介して回転自在に支持された円
筒形状のハブ26と、を有している。ハブ26の上端に
は環状のフランジ29が形成され、下端部外周には図示
しないねじ部が形成されている。
チュエータ14は、ケース10の底壁上に固定された軸
受組立体24を備えている。軸受部として機能する軸受
組立体24は、ケース10の底壁に立設された枢軸23
と、枢軸に一対の軸受を介して回転自在に支持された円
筒形状のハブ26と、を有している。ハブ26の上端に
は環状のフランジ29が形成され、下端部外周には図示
しないねじ部が形成されている。
【0024】また、ヘッドアクチュエータ14は、ハブ
26に取り付けられた4本のアーム27a、27b、2
7c、27dおよび2つのスペーサリング28a、28
bと、各アームに支持された4つの磁気ヘッド組立体3
0と、を備えている。
26に取り付けられた4本のアーム27a、27b、2
7c、27dおよび2つのスペーサリング28a、28
bと、各アームに支持された4つの磁気ヘッド組立体3
0と、を備えている。
【0025】アーム26aないし26dの各々は、例え
ば、SUS304等のステンレス系の材料により、板厚
250μm程度の薄い平板状に形成され、その一端、つ
まり、基端には円形の透孔31が形成されている。
ば、SUS304等のステンレス系の材料により、板厚
250μm程度の薄い平板状に形成され、その一端、つ
まり、基端には円形の透孔31が形成されている。
【0026】各磁気ヘッド組立体30は、板ばねによっ
て形成された細長いサスペンション32と、サスペンシ
ョンに固定された磁気ヘッド33と、を備えている。サ
スペンション32は、板厚60〜70μmの板ばねによ
り構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によ
りアーム27aないし27dの先端に固定され、アーム
から延出している。
て形成された細長いサスペンション32と、サスペンシ
ョンに固定された磁気ヘッド33と、を備えている。サ
スペンション32は、板厚60〜70μmの板ばねによ
り構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によ
りアーム27aないし27dの先端に固定され、アーム
から延出している。
【0027】各磁気ヘッド33は、図示しないほぼ矩形
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
MR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション32
の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。ま
た、各磁気ヘッド33は、図示しない4つの電極を有し
ている。なお、サスペンション32は、アームと同一の
材料によりアームと一体的に形成されていてもよい。
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
MR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション32
の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。ま
た、各磁気ヘッド33は、図示しない4つの電極を有し
ている。なお、サスペンション32は、アームと同一の
材料によりアームと一体的に形成されていてもよい。
【0028】一方、図2に示すように、ヘッドアクチュ
エータ14の各磁気ヘッド33は、それぞれ中継フレキ
シブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)
62を介して後述するメインFPC42に電気的に接続
される。中継FPC62は、ヘッドアクチュエータ14
の各アームおよびサスペンション32の表面に貼り付け
固定され、サスペンションの先端からアームの回動基端
に亘って延びている。中継FPC62は、全体として細
長い帯状に形成され、その先端は磁気ヘッド33に電気
的に接続されているとともに、その基端部はアームの基
端から外側に延出し、複数の接続パッドを有した接続部
64を構成している。
エータ14の各磁気ヘッド33は、それぞれ中継フレキ
シブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)
62を介して後述するメインFPC42に電気的に接続
される。中継FPC62は、ヘッドアクチュエータ14
の各アームおよびサスペンション32の表面に貼り付け
固定され、サスペンションの先端からアームの回動基端
に亘って延びている。中継FPC62は、全体として細
長い帯状に形成され、その先端は磁気ヘッド33に電気
的に接続されているとともに、その基端部はアームの基
端から外側に延出し、複数の接続パッドを有した接続部
64を構成している。
【0029】図2ないし図4に示すように、磁気ヘッド
組立体30および中継FPC62が取り付けられた4本
のアーム27a、27b、27c、27dは、透孔31
にハブ26を挿通することにより、ハブ26の軸方向に
沿ってフランジ27上に積層された状態でハブの外周に
嵌合されている。また、スペーサリング28aは、アー
ム27a、27b間、およびスペーサリング28bは、
アーム27c、27d間にそれぞれ挟まれた状態でハブ
26の外周に嵌合されている。
組立体30および中継FPC62が取り付けられた4本
のアーム27a、27b、27c、27dは、透孔31
にハブ26を挿通することにより、ハブ26の軸方向に
沿ってフランジ27上に積層された状態でハブの外周に
嵌合されている。また、スペーサリング28aは、アー
ム27a、27b間、およびスペーサリング28bは、
アーム27c、27d間にそれぞれ挟まれた状態でハブ
26の外周に嵌合されている。
【0030】ハブ26の外周に嵌合された4本のアーム
27aないし27d、および2つのスペーサリング28
a、28bは、ハブ26のねじ部に螺合されたナット3
7とフランジ29との間に挟持され、ハブ26の外周上
に固定保持されている。それにより、アーム27aおよ
び27bは所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、こ
れらのアームに取り付けられた磁気ヘッド組立体30の
磁気ヘッド33は互いに向かい合って位置している。ま
た、アーム27cおよび27dは所定の間隔を置いて互
いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられた磁
気ヘッド組立体30の磁気ヘッド33は互いに向かい合
って位置している。
27aないし27d、および2つのスペーサリング28
a、28bは、ハブ26のねじ部に螺合されたナット3
7とフランジ29との間に挟持され、ハブ26の外周上
に固定保持されている。それにより、アーム27aおよ
び27bは所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、こ
れらのアームに取り付けられた磁気ヘッド組立体30の
磁気ヘッド33は互いに向かい合って位置している。ま
た、アーム27cおよび27dは所定の間隔を置いて互
いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられた磁
気ヘッド組立体30の磁気ヘッド33は互いに向かい合
って位置している。
【0031】アーム27b、27cは背中合わせで隣接
対向して位置し、この発明における内アームとして機能
する。また、積層方向に沿って上端及び下端に位置した
アーム27a、27dは、この発明における外アームと
して機能している。そして、4本のアーム27aないし
27dはハブ26から同一の方向へ延出し、これらのア
ームおよび磁気ヘッド組立体30は、ハブ26と一体的
に回動可能となっている。
対向して位置し、この発明における内アームとして機能
する。また、積層方向に沿って上端及び下端に位置した
アーム27a、27dは、この発明における外アームと
して機能している。そして、4本のアーム27aないし
27dはハブ26から同一の方向へ延出し、これらのア
ームおよび磁気ヘッド組立体30は、ハブ26と一体的
に回動可能となっている。
【0032】更に、本実施の形態によれば、背中合わせ
で隣接したアーム27b、27cは互いに連結されてい
る。図4および図5に示すように、これらのアーム27
b、27cは、複数箇所、例えば、4箇所でスポット溶
接され、互いに結合されている。溶接箇所は、少なくと
もアーム27b、27cの延出端部を含んで選択され、
アームの延出端と透孔31の中心と間の長さをLとした
場合、溶接箇所はアームの先端からL/2の範囲に複数
点設けられていることが望ましく、更に、アーム先端か
ら距離dが10mm以内、望ましく5mm以内の範囲に
少なくとも1点設けられている。
で隣接したアーム27b、27cは互いに連結されてい
る。図4および図5に示すように、これらのアーム27
b、27cは、複数箇所、例えば、4箇所でスポット溶
接され、互いに結合されている。溶接箇所は、少なくと
もアーム27b、27cの延出端部を含んで選択され、
アームの延出端と透孔31の中心と間の長さをLとした
場合、溶接箇所はアームの先端からL/2の範囲に複数
点設けられていることが望ましく、更に、アーム先端か
ら距離dが10mm以内、望ましく5mm以内の範囲に
少なくとも1点設けられている。
【0033】アーム27b、27cを連結して一体とす
ることにより、これらアームの共振周波数が向上する。
溶接箇所は2点以上が望ましいが、6点程度で共振周波
数の特性は飽和状態となる。また、溶接箇所があまり多
くなると溶接作業が煩雑となる。なお、アーム27b、
27cのスポット溶接は、ヘッドアクチュエータ14を
組み立てた状態で行う。
ることにより、これらアームの共振周波数が向上する。
溶接箇所は2点以上が望ましいが、6点程度で共振周波
数の特性は飽和状態となる。また、溶接箇所があまり多
くなると溶接作業が煩雑となる。なお、アーム27b、
27cのスポット溶接は、ヘッドアクチュエータ14を
組み立てた状態で行う。
【0034】また、図2ないし図4に示すように、スペ
ーサリング28bは、アーム27aないし27dと反対
方向へ延出した支持フレーム34を有し、合成樹脂等に
よって一体に整形されている。支持フレーム34には、
VCM16の一部を構成するボイスコイル36が埋め込
まれている。この支持フレーム34からはピン状の2本
の端子35が突出し、これらの端子は、支持フレーム3
4内に埋め込まれた図示しない配線を介してボイスコイ
ル36に電気的に接続されている。
ーサリング28bは、アーム27aないし27dと反対
方向へ延出した支持フレーム34を有し、合成樹脂等に
よって一体に整形されている。支持フレーム34には、
VCM16の一部を構成するボイスコイル36が埋め込
まれている。この支持フレーム34からはピン状の2本
の端子35が突出し、これらの端子は、支持フレーム3
4内に埋め込まれた図示しない配線を介してボイスコイ
ル36に電気的に接続されている。
【0035】図1からよくわかるように、上記のように
構成されたヘッドアクチュエータ14をケース10に組
み込んだ状態において、磁気ディスク12aはアーム2
7a、27b間に位置し、また、磁気ディスク12bは
アーム27c、27d間に位置している。
構成されたヘッドアクチュエータ14をケース10に組
み込んだ状態において、磁気ディスク12aはアーム2
7a、27b間に位置し、また、磁気ディスク12bは
アーム27c、27d間に位置している。
【0036】そして、HDDの動作時、アーム27a、
27bに取り付けられた磁気ヘッド33は、磁気ディス
ク12aの上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディ
スク12aを両面側から挟持する。同様に、アーム27
c、27dに取り付けられた磁気ヘッド33は、磁気デ
ィスク12bの上面および下面にそれぞれ対向し、磁気
ディスク12bを両面側から挟持する。
27bに取り付けられた磁気ヘッド33は、磁気ディス
ク12aの上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディ
スク12aを両面側から挟持する。同様に、アーム27
c、27dに取り付けられた磁気ヘッド33は、磁気デ
ィスク12bの上面および下面にそれぞれ対向し、磁気
ディスク12bを両面側から挟持する。
【0037】また、ヘッドアクチュエータ14をケース
10に組み込んだ状態において、支持フレーム34に固
定されたボイスコイル36は、ケース10上に固定され
た一対のヨーク38間に位置し、これらのヨークおよび
一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVC
M16を構成している。そして、ボイスコイル36に通
電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動
し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12a、12bの所
望のトラック上に移動および位置決めされる。
10に組み込んだ状態において、支持フレーム34に固
定されたボイスコイル36は、ケース10上に固定され
た一対のヨーク38間に位置し、これらのヨークおよび
一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVC
M16を構成している。そして、ボイスコイル36に通
電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動
し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12a、12bの所
望のトラック上に移動および位置決めされる。
【0038】図1ないし図4に示すように、基板ユニッ
ト17は、ケース10の底壁上に固定された矩形状の基
板本体40を有し、この基板本体上には、複数の電子部
品およびコネクタ等が実装されている。また、基板ユニ
ット17は、基板本体40とヘッドアクチュエータ14
とを電気的に接続した帯状のメインフレキシブルプリン
ト回路基板(以下、メインFPCと称する)42を有し
ている。そして、ヘッドアクチュエータ14に支持され
た各磁気ヘッド33は、中継FPC62およびメインF
PC42を介して基板ユニット17に電気的に接続され
ている。
ト17は、ケース10の底壁上に固定された矩形状の基
板本体40を有し、この基板本体上には、複数の電子部
品およびコネクタ等が実装されている。また、基板ユニ
ット17は、基板本体40とヘッドアクチュエータ14
とを電気的に接続した帯状のメインフレキシブルプリン
ト回路基板(以下、メインFPCと称する)42を有し
ている。そして、ヘッドアクチュエータ14に支持され
た各磁気ヘッド33は、中継FPC62およびメインF
PC42を介して基板ユニット17に電気的に接続され
ている。
【0039】すなわち、メインFPC42は、ヘッドア
クチュエータ14の軸受組立体24に取付けられた接続
端部42aと、基板本体40と一体に形成された基端部
と、を有している。接続端部42aには透孔58が形成
され、この透孔に挿通されたねじ56によってスペーサ
リング28aにねじ止めされている。また、各アームお
よびサスペンション32上に設けられた中継FPC62
の接続端部64は、メインFPC42の接続端部42a
に設けられたパッド部にそれぞれ接続されている。これ
により、各中継FPC62とメインFPC42とが電気
的に接続されている。
クチュエータ14の軸受組立体24に取付けられた接続
端部42aと、基板本体40と一体に形成された基端部
と、を有している。接続端部42aには透孔58が形成
され、この透孔に挿通されたねじ56によってスペーサ
リング28aにねじ止めされている。また、各アームお
よびサスペンション32上に設けられた中継FPC62
の接続端部64は、メインFPC42の接続端部42a
に設けられたパッド部にそれぞれ接続されている。これ
により、各中継FPC62とメインFPC42とが電気
的に接続されている。
【0040】以上のように構成されたHDDによれば、
ヘッドアクチュエータ14において、隣接した内アーム
27b、27cを溶接して互いに連結することにより、
アクチュエータ全体の厚さを増加することなくこれらの
アームを一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の向上および
位置決め精度の向上を図ることができる。
ヘッドアクチュエータ14において、隣接した内アーム
27b、27cを溶接して互いに連結することにより、
アクチュエータ全体の厚さを増加することなくこれらの
アームを一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の向上および
位置決め精度の向上を図ることができる。
【0041】アーム同士を溶接により連結した場合、剛
性の向上とともに共振周波数が上がり、位置決めサーボ
系に対する外乱の影響を低減することができ、あるい
は、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上
を図ることが可能となる。
性の向上とともに共振周波数が上がり、位置決めサーボ
系に対する外乱の影響を低減することができ、あるい
は、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上
を図ることが可能となる。
【0042】また、外部衝撃を受けた場合でも、ヘッド
アクチュエータ14のアーム27aないし27dと磁気
ディスク12a、12b表面との接触を低減し、磁気デ
ィスク表面の損傷を防止することができる。これによ
り、耐衝撃性の向上および磁気ヘッドの位置決め精度向
上が可能なヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた
磁気ディスク装置を提供することができる。
アクチュエータ14のアーム27aないし27dと磁気
ディスク12a、12b表面との接触を低減し、磁気デ
ィスク表面の損傷を防止することができる。これによ
り、耐衝撃性の向上および磁気ヘッドの位置決め精度向
上が可能なヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた
磁気ディスク装置を提供することができる。
【0043】上述した実施の形態において、ヘッドアク
チュエータ14の内アーム27b、27cを溶接により
連結する構成としたが、図6に示す第2の実施の形態の
ように、内アーム27b、27cは、粘弾性材50によ
って互いに連結されていても良い。第2の実施の形態に
よれば、内アーム27b、27cは、その全面に貼付さ
れた粘弾性材50によって連結されている。粘弾性材5
0としては、例えば、両面テープ状のもの、樹脂接着剤
等を用いることができ、アーム同士を強固に固着するも
のが望ましい。
チュエータ14の内アーム27b、27cを溶接により
連結する構成としたが、図6に示す第2の実施の形態の
ように、内アーム27b、27cは、粘弾性材50によ
って互いに連結されていても良い。第2の実施の形態に
よれば、内アーム27b、27cは、その全面に貼付さ
れた粘弾性材50によって連結されている。粘弾性材5
0としては、例えば、両面テープ状のもの、樹脂接着剤
等を用いることができ、アーム同士を強固に固着するも
のが望ましい。
【0044】図7に示す第3の実施の形態のように、内
アーム27b、27cの延出端部のみを粘弾性材50に
よって互いに連結してもよい。なお、アームの延出端部
間のみに粘弾性材50を設けた場合、この粘弾性材の厚
さにより各アームが僅かに歪み、磁気ヘッド33の浮上
特性に影響する場合も考えられる。そこで、図8に示す
第4の実施の形態のように、内アーム27b、27cの
各々の延出端部に凹所52を形成し、これらの凹所内に
粘弾性材50を収納した状態で、アームの延出端部同士
を連結した構成としても良い。この場合、粘弾性材50
の厚さによるアームの歪みを無くすことができる。
アーム27b、27cの延出端部のみを粘弾性材50に
よって互いに連結してもよい。なお、アームの延出端部
間のみに粘弾性材50を設けた場合、この粘弾性材の厚
さにより各アームが僅かに歪み、磁気ヘッド33の浮上
特性に影響する場合も考えられる。そこで、図8に示す
第4の実施の形態のように、内アーム27b、27cの
各々の延出端部に凹所52を形成し、これらの凹所内に
粘弾性材50を収納した状態で、アームの延出端部同士
を連結した構成としても良い。この場合、粘弾性材50
の厚さによるアームの歪みを無くすことができる。
【0045】また、アーム27b、27cの両方に限ら
ず、一方のアームの延出端部のみに凹所52を設ける構
成としても良い。上述した第2ないし第4の実施の形態
において、他の構成は前述した第1の実施の形態と同一
であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳
細な説明を省略する。
ず、一方のアームの延出端部のみに凹所52を設ける構
成としても良い。上述した第2ないし第4の実施の形態
において、他の構成は前述した第1の実施の形態と同一
であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0046】そして、上記第2ないし第4の実施の形態
におけるへッドアクチュエータ14によれば、隣接した
内アーム同士を粘弾性材50によって互いに連結するこ
とにより、アクチュエータ全体の厚さを増加することな
くこれらのアームを一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の
向上および位置決め精度の向上を図ることができる。
におけるへッドアクチュエータ14によれば、隣接した
内アーム同士を粘弾性材50によって互いに連結するこ
とにより、アクチュエータ全体の厚さを増加することな
くこれらのアームを一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の
向上および位置決め精度の向上を図ることができる。
【0047】また、アーム同士を粘弾性材50により連
結した場合、剛性の向上とともにヘッドアクチュエータ
のダンピングを大きくして共振ピークを低くすることが
できる。特に、2本のアームが異なる方向に変形する共
振モードでは粘弾性材50はせん断変形するため、大き
なダンピングを得ることができる。その結果、位置決め
サーボ系に対する外乱の影響を低減し、あるいは、サー
ボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上を図るこ
とが可能となる。
結した場合、剛性の向上とともにヘッドアクチュエータ
のダンピングを大きくして共振ピークを低くすることが
できる。特に、2本のアームが異なる方向に変形する共
振モードでは粘弾性材50はせん断変形するため、大き
なダンピングを得ることができる。その結果、位置決め
サーボ系に対する外乱の影響を低減し、あるいは、サー
ボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上を図るこ
とが可能となる。
【0048】また、外部衝撃を受けた場合でも、ヘッド
アクチュエータ14のアーム27aないし27dと磁気
ディスク12a、12b表面との接触を低減し、磁気デ
ィスク表面の損傷を防止することができる。これによ
り、耐衝撃性の向上および磁気ヘッドの位置決め精度向
上が可能なヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた
磁気ディスク装置を提供することができる。
アクチュエータ14のアーム27aないし27dと磁気
ディスク12a、12b表面との接触を低減し、磁気デ
ィスク表面の損傷を防止することができる。これによ
り、耐衝撃性の向上および磁気ヘッドの位置決め精度向
上が可能なヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた
磁気ディスク装置を提供することができる。
【0049】次に、この発明の第5の実施の形態に係る
HDDのヘッドアクチュエータについて説明する。図9
および図10に示すように、4本のアーム27a〜27
dに加え、2本の補助板70a、70bを備えて構成さ
れている。各補助板70a、70bは、例えばステンレ
スからなる薄板によって構成され、アーム27a〜27
dと同一の構造および同一の寸法に形成されている。
HDDのヘッドアクチュエータについて説明する。図9
および図10に示すように、4本のアーム27a〜27
dに加え、2本の補助板70a、70bを備えて構成さ
れている。各補助板70a、70bは、例えばステンレ
スからなる薄板によって構成され、アーム27a〜27
dと同一の構造および同一の寸法に形成されている。
【0050】補助板70a、70bの各々は、その基端
部に形成された透孔31を有し、この透孔に軸受組立体
24のハブ26を挿通することにより、アーム27a〜
27dと共にハブ26に取付けられている。また、前述
したように、4本のアーム27a〜7dの内、積層方向
の上下端に位置しているとともに内アーム27b、27
cに対して所定の隙間を持って対向した2本のアーム2
7a、27dは外アームとして機能する。
部に形成された透孔31を有し、この透孔に軸受組立体
24のハブ26を挿通することにより、アーム27a〜
27dと共にハブ26に取付けられている。また、前述
したように、4本のアーム27a〜7dの内、積層方向
の上下端に位置しているとともに内アーム27b、27
cに対して所定の隙間を持って対向した2本のアーム2
7a、27dは外アームとして機能する。
【0051】そして、補助板70a、70bは、これら
外アーム27a、27dの外側にそれぞれ隣接対向して
設けられている。更に、補助板70aと外アーム27a
とは、並びに、補助板70bと外アーム27dとは、ス
ポット溶接により互いに連結されている。アーム間の溶
接箇所は、前述した第1の実施の形態と同様に設定され
ている。また、本実施の形態において、内アームとして
のアーム27b、27cも粘弾性材50によって互いに
連結されている。第5の実施の形態において、他の構成
は前述した第1の実施の形態と同一であり、同一の部分
には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
外アーム27a、27dの外側にそれぞれ隣接対向して
設けられている。更に、補助板70aと外アーム27a
とは、並びに、補助板70bと外アーム27dとは、ス
ポット溶接により互いに連結されている。アーム間の溶
接箇所は、前述した第1の実施の形態と同様に設定され
ている。また、本実施の形態において、内アームとして
のアーム27b、27cも粘弾性材50によって互いに
連結されている。第5の実施の形態において、他の構成
は前述した第1の実施の形態と同一であり、同一の部分
には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0052】以上のように構成されたHDDによれば、
ヘッドアクチュエータ14において、隣接した内アーム
27b、27cを互いに連結することにより、前述した
第1ないし第4の実施の形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。更に、第5の実施の形態によれば、外アー
ム27a、27dの外側に補助板70a、70bを設
け、各外アームと補助板とを連結して一体化することに
より剛性を上げ、耐衝撃性および位置決め精度を一層向
上させることができる。
ヘッドアクチュエータ14において、隣接した内アーム
27b、27cを互いに連結することにより、前述した
第1ないし第4の実施の形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。更に、第5の実施の形態によれば、外アー
ム27a、27dの外側に補助板70a、70bを設
け、各外アームと補助板とを連結して一体化することに
より剛性を上げ、耐衝撃性および位置決め精度を一層向
上させることができる。
【0053】また、アームと補助板とを溶接により連結
した場合、剛性の向上とともに共振周波数が上がり、位
置決めサーボ系に対する外乱の影響を一層低減すること
ができ、あるいは、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位
置決め精度向上を図ることが可能となる。そして、外部
衝撃を受けた場合でも、ヘッドアクチュエータ14のア
ーム27aないし27dと磁気ディスク12a、12b
表面との接触を低減し、磁気ディスク表面の損傷を防止
することができる。これにより、耐衝撃性および磁気ヘ
ッドの位置決め精度の一層の向上が可能なヘッドアクチ
ュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置を提供
することができる。
した場合、剛性の向上とともに共振周波数が上がり、位
置決めサーボ系に対する外乱の影響を一層低減すること
ができ、あるいは、サーボ帯域を上げて磁気ヘッドの位
置決め精度向上を図ることが可能となる。そして、外部
衝撃を受けた場合でも、ヘッドアクチュエータ14のア
ーム27aないし27dと磁気ディスク12a、12b
表面との接触を低減し、磁気ディスク表面の損傷を防止
することができる。これにより、耐衝撃性および磁気ヘ
ッドの位置決め精度の一層の向上が可能なヘッドアクチ
ュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置を提供
することができる。
【0054】なお、第5の実施の形態において、内アー
ム27b、27cを互いに連結することなく、外アーム
および補助板のみを互いに連結する構成としても良い。
この場合においても、前述した第1の実施の形態と同様
の作用効果を得ることができる。
ム27b、27cを互いに連結することなく、外アーム
および補助板のみを互いに連結する構成としても良い。
この場合においても、前述した第1の実施の形態と同様
の作用効果を得ることができる。
【0055】また、第5の実施の形態では、各外アーム
27a、27dと補助板70a、70bとを溶接により
連結する構成としたが、これらの外アームおよび補助板
は、粘弾性材50によって互いに連結されていても良
い。この場合、粘弾性材は、外アームと補助板との間の
全面に設けられていても、あるいは、図11に示す第6
の実施の形態のように、内アーム27a、27dおよび
補助板70a、70bの延出端部のみを粘弾性材50に
よって互いに連結してもよい。
27a、27dと補助板70a、70bとを溶接により
連結する構成としたが、これらの外アームおよび補助板
は、粘弾性材50によって互いに連結されていても良
い。この場合、粘弾性材は、外アームと補助板との間の
全面に設けられていても、あるいは、図11に示す第6
の実施の形態のように、内アーム27a、27dおよび
補助板70a、70bの延出端部のみを粘弾性材50に
よって互いに連結してもよい。
【0056】そして、延出端部間のみに粘弾性材を設け
る場合、図11に示すように、外アームおよび補助板の
両方の延出端部に粘弾性材を収納した凹所52を形成
し、あるいは、図12に示す第7の実施の形態のよう
に、いずれか一方、例えば、補助板70a、70bの延
出端部のみに粘弾性材50を収納した凹所52を形成す
ることが望ましい。粘弾性材50としては、例えば、両
面テープ状のもの、樹脂接着剤等を用いることができ、
アーム同士を強固に固着するものが望ましい。
る場合、図11に示すように、外アームおよび補助板の
両方の延出端部に粘弾性材を収納した凹所52を形成
し、あるいは、図12に示す第7の実施の形態のよう
に、いずれか一方、例えば、補助板70a、70bの延
出端部のみに粘弾性材50を収納した凹所52を形成す
ることが望ましい。粘弾性材50としては、例えば、両
面テープ状のもの、樹脂接着剤等を用いることができ、
アーム同士を強固に固着するものが望ましい。
【0057】上述した第6および第7の実施の形態にお
いて、他の構成は前述した第5の実施の形態と同一であ
り、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。そして、第6および第7の実施の形態
におけるへッドアクチュエータ14によれば、外アーム
および補助板を粘弾性材50によって互いに連結するこ
とにより、アクチュエータ全体の厚さを増加することな
くこれらのアームを一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の
向上および位置決め精度の向上を図ることができるとと
もに、ヘッドアクチュエータのダンピングを大きくして
共振ピークを低くすることができ、その結果、位置決め
サーボ系に対する外乱の影響を低減し、あるいは、サー
ボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上を図るこ
とが可能となる。
いて、他の構成は前述した第5の実施の形態と同一であ
り、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。そして、第6および第7の実施の形態
におけるへッドアクチュエータ14によれば、外アーム
および補助板を粘弾性材50によって互いに連結するこ
とにより、アクチュエータ全体の厚さを増加することな
くこれらのアームを一体化して剛性を上げ、耐衝撃性の
向上および位置決め精度の向上を図ることができるとと
もに、ヘッドアクチュエータのダンピングを大きくして
共振ピークを低くすることができ、その結果、位置決め
サーボ系に対する外乱の影響を低減し、あるいは、サー
ボ帯域を上げて磁気ヘッドの位置決め精度向上を図るこ
とが可能となる。
【0058】その他、この発明は上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。例えば、上述した実施の形態では、アームを4
本備えた構成について説明したが、この発明は、アーム
が1本あるいは5本以上のHDDについても適用するこ
とができる。アームが1本あるいは2本の場合、これら
のアームはいずれも外アームとして機能し、補助板を連
結する構成とすることができる。
限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能
である。例えば、上述した実施の形態では、アームを4
本備えた構成について説明したが、この発明は、アーム
が1本あるいは5本以上のHDDについても適用するこ
とができる。アームが1本あるいは2本の場合、これら
のアームはいずれも外アームとして機能し、補助板を連
結する構成とすることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、耐衝撃性および磁気ヘッドの位置決め精度が向上し
たヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディ
スク装置を提供することができる。
ば、耐衝撃性および磁気ヘッドの位置決め精度が向上し
たヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディ
スク装置を提供することができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るHDDの内
部を示す斜視図。
部を示す斜視図。
【図2】上記HDDに設けられたヘッドアクチュエータ
の分解斜視図。
の分解斜視図。
【図3】上記ヘッドアクチュエータの斜視図。
【図4】上記ヘッドアクチュエータの側面図。
【図5】上記ヘッドアクチュエータの内アームおよびそ
の溶接箇所を示す平面図。
の溶接箇所を示す平面図。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係るHDDにお
けるヘッドアクチュエータの側面図。
けるヘッドアクチュエータの側面図。
【図7】この発明の第3の実施の形態に係るHDDにお
けるヘッドアクチュエータの内アーム部分を概略的に示
す側面図。
けるヘッドアクチュエータの内アーム部分を概略的に示
す側面図。
【図8】この発明の第4の実施の形態に係るHDDにお
けるヘッドアクチュエータの内アーム部分を概略的に示
す斜視図および側面図。
けるヘッドアクチュエータの内アーム部分を概略的に示
す斜視図および側面図。
【図9】この発明の第5の実施の形態に係るHDDにお
けるヘッドアクチュエータの分解斜視図。
けるヘッドアクチュエータの分解斜視図。
【図10】上記第5の実施の形態に係るHDDにおける
ヘッドアクチュエータの側面図。
ヘッドアクチュエータの側面図。
【図11】この発明の第6の実施の形態に係るHDDに
おけるヘッドアクチュエータの外アームおよび補助板部
分を概略的に示す側面図。
おけるヘッドアクチュエータの外アームおよび補助板部
分を概略的に示す側面図。
【図12】この発明の第7の実施の形態に係るHDDに
おけるヘッドアクチュエータの外アームおよび補助板部
分を概略的に示す側面図。
おけるヘッドアクチュエータの外アームおよび補助板部
分を概略的に示す側面図。
12a、12b…磁気ディスク 14…ヘッドアクチュエータ 16…ボイスコイルモータ 17…基板ユニット 24…軸受組立体 26a、26b、26c、26d…アーム 28a、28b…スペーサリング 30…磁気ヘッド組立体 32…サスペンション 33…磁気ヘッド 34…支持フレーム 42…メインFPC 50…粘弾性材 52…凹所 62…中継FPC 70a、70b…補助板
Claims (13)
- 【請求項1】軸受部と、 それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数のアームと、 各アームの延出端から延びたサスペンションと、 各サスペンションの延出端に搭載された磁気ヘッドと、
を備え、 上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿って積
層配置されているとともに、背中合わせに隣合った少な
くとも2本の内アームを含み、 上記背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アーム
は、少なくとも延出端部同士が互いに連結されているこ
とを特徴とするヘッドアクチュエータ。 - 【請求項2】軸受部と、 それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数のアームと、 各アームの延出端から延びたサスペンションと、 各サスペンションの延出端に搭載された磁気ヘッドと、 それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数の補助板と、を備え、 上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿って積
層配置されているとともに、上記所定方向の両端に位置
し、他のアームに対して所定の隙間を持って対向した少
なくとも2本の外アームを含み、 上記補助板は、上記各外アームの外側に隣接対向して設
けられ、少なくとも各外アームの延出端部と補助板の延
出端部とが互いに連結されていることを特徴とするヘッ
ドアクチュエータ。 - 【請求項3】軸受部と、 それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数のアームと、 各アームの延出端から延びたサスペンションと、 各サスペンションの延出端に搭載された磁気ヘッドと、 それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数の補助板と、を備え、 上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿って積
層配置されているとともに、背中合わせに隣合った少な
くとも2本の内アームと、上記所定方向の両端に位置
し、上記内アームに対して所定の隙間を持って対向した
2本の外アームと、を含み、 上記背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アーム
は、少なくとも延出端部同士が互いに連結され、 上記補助板は、上記各外アームの外側に隣接対向して設
けられ、少なくとも各外アームの延出端部と補助板の延
出端部とが互いに連結されていることを特徴とするヘッ
ドアクチュエータ。 - 【請求項4】上記少なくとも2本の内アームは、互いに
溶接されていることを特徴とする請求項1又は3に記載
のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項5】上記各外アームおよび補助板は、互いに溶
接されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の
ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項6】上記少なくとも2本の内アームは、これら
の内アーム間に配置された粘弾性材によって互いに連結
されていることを特徴とする請求項1又は3に記載のヘ
ッドアクチュエータ。 - 【請求項7】上記2本の内アームの少なくとも一方は、
上記粘弾性材を収納した凹所を有していることを特徴と
する請求項6に記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項8】上記各外アームおよび補助板は、これら外
アームと補助板との間に配置された粘弾性材によって互
いに連結されていることを特徴とする請求項2又は3に
記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項9】上記各外アームおよび補助板の少なくとも
一方は、上記粘弾性材を収納した凹所を有していること
を特徴とする請求項8に記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項10】上記補助部材は、上記アームと同一構造
を有し同一材料により形成されていることを特徴とする
請求項2、3、5、8、9のいずれか1項に記載のヘッ
ドアクチュエータ。 - 【請求項11】磁気ディスクと、 上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動部と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
ッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動自在に
支持しているとともに磁気ディスクに対して任意の位置
に位置決めするヘッドアクチュエータと、を備え、 上記ヘッドアクチュエータは、軸受部と、それぞれ薄板
により形成されているとともに、上記軸受部に取付けら
れた基端部を有し、上記軸受部から延出した複数のアー
ムと、各アームの延出端から延びたサスペンションと、
各サスペンションの延出端に搭載された磁気ヘッドと、
を備え、 上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿って積
層配置されているとともに、背中合わせに隣合った少な
くとも2本の内アームを含み、 上記背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アーム
は、少なくとも延出端部同士が互いに連結されているこ
とを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項12】磁気ディスクと、 上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動部と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
ッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動自在に
支持しているとともに磁気ディスクに対して任意の位置
に位置決めするヘッドアクチュエータと、を備え、 上記ヘッドアクチュエータは、軸受部と、それぞれ薄板
により形成されているとともに、上記軸受部に取付けら
れた基端部を有し、上記軸受部から延出した複数のアー
ムと、各アームの延出端から延びたサスペンションと、
各サスペンションの延出端に搭載された磁気ヘッドと、
それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数の補助板と、を備え、 上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿って積
層配置されているとともに、上記所定方向の両端に位置
し、他のアームに対して所定の隙間を持って対向した少
なくとも2本の外アームを含み、 上記補助板は、上記各外アームの外側に隣接対向して設
けられ、少なくとも各外アームの延出端部と補助板の延
出端部とが互いに連結されていることを特徴とする磁気
ディスク装置。 - 【請求項13】磁気ディスクと、 上記磁気ディスクを支持および回転駆動する駆動部と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
ッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動自在に
支持しているとともに磁気ディスクに対して任意の位置
に位置決めするヘッドアクチュエータと、を備え、 上記ヘッドアクチュエータは、軸受部と、それぞれ薄板
により形成されているとともに、上記軸受部に取付けら
れた基端部を有し、上記軸受部から延出した複数のアー
ムと、各アームの延出端から延びたサスペンションと、
各サスペンションの延出端に搭載された磁気ヘッドと、
それぞれ薄板により形成されているとともに、上記軸受
部に取付けられた基端部を有し、上記軸受部から延出し
た複数の補助板と、を備え、 上記複数のアームは上記軸受部に所定の方向に沿って積
層配置されているとともに、背中合わせに隣合った少な
くとも2本の内アームと、上記所定方向の両端に位置
し、上記内アームに対して所定の隙間を持って対向した
2本の外アームと、を含み、 上記背中合わせに隣合った少なくとも2本の内アーム
は、少なくとも延出端部同士が互いに連結され、 上記補助板は、上記各外アームの外側に隣接対向して設
けられ、少なくとも各外アームの延出端部と補助板の延
出端部とが互いに連結されていることを特徴とする磁気
ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000395934A JP2002197821A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | ヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000395934A JP2002197821A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | ヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002197821A true JP2002197821A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18861310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000395934A Pending JP2002197821A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | ヘッドアクチュエータ、およびこれを備えた磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002197821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114267379A (zh) * | 2020-09-16 | 2022-04-01 | 株式会社东芝 | 盘装置 |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000395934A patent/JP2002197821A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114267379A (zh) * | 2020-09-16 | 2022-04-01 | 株式会社东芝 | 盘装置 |
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