JP2003257154A - ディスク支持装置およびこれを備えた磁気ディスク装置 - Google Patents

ディスク支持装置およびこれを備えた磁気ディスク装置

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JP2003257154A
JP2003257154A JP2002054561A JP2002054561A JP2003257154A JP 2003257154 A JP2003257154 A JP 2003257154A JP 2002054561 A JP2002054561 A JP 2002054561A JP 2002054561 A JP2002054561 A JP 2002054561A JP 2003257154 A JP2003257154 A JP 2003257154A
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disk
magnetic disk
magnetic
hub
spacer ring
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JP2002054561A
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Satoyuki Tokisaki
智行 時崎
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to CN03103507A priority patent/CN1441422A/zh
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
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    • G11B17/038Centering or locking of a plurality of discs in a single cartridge
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B25/00Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
    • G11B25/04Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
    • G11B25/043Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストの上昇を抑制しつつ、磁気ヘッドの
位置決め精度向上を図ることが可能なディスク支持装
置、および磁気ディスク装置を提供する。 【解決手段】モータのハブ44には、複数の磁気ディス
ク12a、12b、12cと、磁気ディスク間に位置し
たスペーサリング58とが嵌合され、ハブの一端に設け
られたディスク受け部54とハブの他端に固定されたク
ランプ部材60との間に挟持されている。ディスク受け
部およびクランプ部材の外径はほぼ等しく、スペーサリ
ングの外径はクランプ部材の外径よりも大きく形成され
ている。スペーサリングの外周半径rs、磁気ディスク
の外周半径rd、磁気ディスクの内周半径rh、ディス
ク受け部およびクランプ部材の外周半径rcは、 (rc−rh)/rd < 0.1 < (rs−rh)/
rd < 0.15 の関係を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク支持装
置、特に、磁気ディスク、スペーサリング等をスピンド
ルモータのハブに積層して固定したディスク支持装置、
およびこれを備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、ケース内
に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および
回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持した
キャリッジアッセンブリ、キャリッジアッセンブリを駆
動するボイスコイルモータ、基板ユニット等を備えて構
成されている。
【0003】スピンドルモータは円筒状のハブを有し、
このハブに、複数枚の磁気ディスクおよびスペーサリン
グが交互に積層されている。そして、これらの磁気ディ
スクおよびスペーサリングは、ハブの一端に形成された
フランジと、ハブの他端にねじ止めされたクランプリン
グとの間に挟持された状態でハブ外周に取り付けられて
いる。
【0004】このような磁気ディスク装置において、高
速なデータ処理を行うためには磁気ディスクの回転数を
上げる必要がある。そのため、近年、高速回転型の磁気
ディスク装置が研究されている。しかし、磁気ディスク
が高速回転すると、空気の圧力変動により磁気ディスク
が振動するフラッタと呼ばれる現象が生じる。この場
合、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの位置決め精度が
低下し、記録密度の向上に支障が生じる。
【0005】上記のような問題を解決するため、高速回
転型の磁気ディスク装置において、磁気ディスクの外径
を2.5インチ磁気ディスク装置並に小さくし、磁気デ
ィスクの内径を3.5インチ磁気ディスク装置並に大き
く取ることにより、磁気ディスクの振動領域をへらして
固有振動数を向上させフラッタを低減する構成が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された高速回転型の磁気ディスク装置では、
部品の大部分を通常回転型の磁気ディスク装置に用いら
れている部品と異なるものを用いなければならず、生産
性が低下するとともに製造コストが上昇するという問題
がある。
【0007】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、製造コストの上昇を抑制しつつ、磁気
ディスクの振動を低減し磁気ディスクに対する磁気ヘッ
ドの位置決め精度向上を図ることが可能なディスク支持
装置、およびこれを備えた磁気ディスク装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の形態に係るディスク支持装置は、一端部
外周にディスク受け部を有する回転自在なハブを備えた
モータと、それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上
記ハブの外周に嵌合された複数の磁気ディスクと、上記
ハブが挿通された内孔を有し、上記磁気ディスク間に位
置した状態で上記ハブの外周に嵌合されたスペーサリン
グと、上記ハブの他端に固定され、上記ディスク受け部
との間に上記磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持
したクランプ部材と、を備えている。
【0009】上記ディスク受け部の外径および上記クラ
ンプ部材の外径はほぼ等しく、上記スペーサの外径は上
記ディスク受け部およびクランプ部材の外径よりも大き
く、上記スペーサの外周半径をrs、上記磁気ディスク
の外周半径をrd、上記磁気ディスクの内周半径をr
h、上記ディスク受け部およびクランプ部材の外周半径
をrcとした場合、 (rc−rh)/rd < 0.1 < (rs−rh)/
rd < 0.15 の関係を有している。
【0010】また、この発明に係る磁気ディスク装置
は、磁気ディスクを支持しているとともに回転駆動する
上述したディスク支持装置と、上記磁気ディスクに対し
て情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、上記磁気ヘッド
を磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッジ
アッセンブリと、を備えている。
【0011】上記のように構成されたディスク支持装置
および磁気ディスク装置によれば、スペーサの外周半径
をrs、上記磁気ディスクの外周半径をrd、上記磁気
ディスクの内周半径をrh、上記ディスク受け部および
クランプ部材の外周半径をrcを上記関係とすることに
より、ハブおよびクランプ部材を変更することなく磁気
ディスクの固定部半径を拡大し、磁気ディスクの固有振
動数を上げることこができる。これにより、磁気ディス
クを高速で回転させた場合でもその振動を低減し、磁気
ディスクに対する磁気ヘッドの位置決め精度向上を図る
ことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係る磁気ディスク装置としてハードデ
ィスクドライブ(以下、HDDと称する)について詳細
に説明する。図1に示すように、HDDは、上面の開口
した矩形箱状のケース10と、複数のねじによりケース
にねじ止めされてケースの上端開口を閉塞する図示しな
いトップカバーと、を有している。
【0013】ケース10内には、3枚の磁気ディスク1
2a、12b、12cとこれらの磁気ディスクを支持お
よび回転駆動するスピンドルモータ13とを備えたディ
スク支持装置15が配設されている。また、ケース10
内には、磁気ディスク12a、12b、12cに対して
情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド、これらの
磁気ヘッドを磁気ディスク12a、12b、12cに対
して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ14、
キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイ
スコイルモータ(以下VCMと称する)16、およびプ
リアンプ等を有する基板ユニット17が収納されてい
る。
【0014】また、ケース10の底壁外面には、基板ユ
ニット17を介してスピンドルモータ13、VCM1
6、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリ
ント回路基板20がねじ止めされている。
【0015】図1および図2に示すように、キャリッジ
アッセンブリ14は、ケース10の底壁上に固定された
軸受部18を備えている。軸受部18には、6本のアー
ム26が固定され同一方向に向かって互いに平行に延出
している。各アーム26は、例えば、SUS304等の
ステンレス系の材料により、板厚250μm程度の薄い
平板状に形成されている。
【0016】各アーム26の延出端には磁気ヘッド組立
体28が取り付けられている。磁気ヘッド組立体28
は、板ばねによって形成された細長いサスペンション3
0と、サスペンションに固定された磁気ヘッド32と、
を備えている。サスペンション30は、板厚60〜70
μmの板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接
あるいは接着によりアーム26の先端に固定され、アー
ムから延出している。なお、サスペンション30は、ア
ームと同一の材料によりアームと一体的に形成されてい
てもよい。
【0017】各磁気ヘッド32は、図示しないほぼ矩形
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
MR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション30
の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。ア
ーム26に取り付けられた6つの磁気ヘッド32は、2
個づつ互いに向かい合って位置し、各磁気ディスクを両
面側から挟むように配設されている。
【0018】また、キャリッジアッセンブリ14は軸受
部18からアーム26と反対方向へ延出した支持フレー
ム34を有し、この支持フレームにVCM16の一部を
構成するボイスコイル35が固定されている。
【0019】図1に示すように、キャリッジアッセンブ
リ14をケース10内へ組み込んだ状態において、支持
フレーム34に固定されたボイスコイル35は、ケース
10上に固定された一対のヨーク36(一方のみ図示す
る)間に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに
固定された図示しない磁石とともにVCM16を構成し
ている。そして、ボイスコイル35に通電することによ
り、キャリッジアッセンブリ14が回動し、磁気ヘッド
32は磁気ディスク12a、12b、12cの所望のト
ラック上に移動および位置決めされる。
【0020】図1および図2に示すように、キャリッジ
アッセンブリ14の軸受部18の周面にはメインフレキ
シブルプリント回路基板(以下メインFPCと称する)
38の一端が取り付けられている。メインFPC38の
他端は基板ユニット17に接続されている。更に、各磁
気ヘッド32は、アーム26上を延びる中継フレキシブ
ルプリント回路基板40を介してメインFPC38に接
続されている。これにより、各磁気ヘッド32は、中継
フレキシブルプリント回路基板40およびメインFPC
38を介して基板ユニット17に電気的に接続されてい
る。
【0021】図1および図3に示すように、ディスク支
持装置15において、磁気ディスク12a、12b、1
2cは、直径65mm(2.5インチ)に形成され、そ
の中央部に内孔42を有しているとともに、上面および
下面に磁気記録層を有している。また、スピンドルモー
タ13はアウターロータ型のスピンドルモータにより構
成されている。スピンドルモータ13は、ロータとして
機能する円筒形状のハブ44を有し、3枚の磁気ディス
ク12a、12b、12cはハブに互いに同軸的に嵌合
され、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をおいて積層さ
れている。そして、磁気ディスク12a、12b、12
cは、スピンドルモータ13により所定の速度で回転駆
動される。
【0022】詳細に説明すると、図3および図4に示す
ように、回転自在なハブ44の下端部外周には、ディス
ク受け部として機能するフランジ54が形成されている
とともに、ハブの上端面には、後述するクランプリング
をねじ止めするための複数のねじ孔55が形成されてい
る。そして、スピンドルモータ13は、モータブラケッ
ト45をケース10の底壁にねじ止めすることにより、
ケース内の所定位置に固定配置されている。
【0023】3枚の磁気ディスク12a、12b、12
cは、その内孔42にハブ44が挿通された状態でハブ
の外周面に嵌合され、ハブ44の軸方向に沿ってフラン
ジ54上に積層されている。なお、フランジ54の上面
外周部には上方に突出した環状の当接部54aが形成さ
れ、下段の磁気ディスク12cに当接している。また、
ハブ44の外周には一対のスペーサリング58が嵌合さ
れ、磁気ディスク12a、12b間、および磁気ディス
ク12b、12c間にそれぞれ挟まれた状態で積層され
ている。各スペーサリング58は、それぞれ磁気ディス
クに当接した環状の第1および第2表面58a、58b
を有している。
【0024】ハブ44の上端面には、クランプ部材とし
て機能するクランプリング60が4本のねじ61によっ
てねじ止め固定されている。クランプリング60の外周
部内面は下方に突出した環状の当接部60aを有してい
る。そして、この当接部60aが上段の磁気ディスク1
2aの中央部上面に当接し、3枚の磁気ディスク12
a、12b、12cおよび2つのスペーサリング58を
ハブ44のフランジ54に向かって押圧している。それ
により、磁気ディスク12a、12b、12cおよびス
ペーサリング58は、フランジ54とクランプリング6
0との間に挟持され、互いに密着した状態でハブ44に
固定保持されている。
【0025】図4に示すように、本実施の形態に係るH
DDにおいて、クランプリング60の外周半径rcと、
フランジ54の外周半径の半径とはほぼ同一に形成され
ている。ここで、クランプリング60の外周半径rcと
は、磁気ディスクに当接している当接部60aの半径を
示し、また、フランジ54の外周半径とは、磁気ディス
クに当接している当接部54aの半径を示している。こ
れに対して、各スペーサリング58は、その外周半径r
sが当接部60a、54aの半径rcより大きく形成さ
れ、これら当接部よりも外側に延出している。
【0026】また、各磁気ディスクの外周半径をrd、
磁気ディスクの内周半径をrhとした場合、クランプリ
ング60、磁気ディスク、スペーサリング58は以下の
関係を有するように形成されている。 (rc−rh)/rd < 0.1 < (rs−rh)/
rd < 0.15 上記のように構成されたHDDによれば、スペーサリン
グ58の外周半径、磁気ディスクの外周半径、磁気ディ
スクの内周半径、および当接部60a、54aを上述し
た関係とすることにより、磁気ディスクの固定部半径を
拡大し、磁気ディスクの固有振動数を上げることこがで
きる。これにより、磁気ディスクを高速で回転させた場
合でもその振動を低減し、磁気ディスクに対する磁気ヘ
ッドの位置決め精度向上を図ることが可能となる。
【0027】本発明者は、rdおよびrhを一定とし、
rsを種々変化させて、磁気ディスクに対する磁気ヘッ
ドの位置誤差信号の比と(rs−rh)/rdとの関係
を測定した。その結果を図5に示す。この図から、(r
s−rh)/rdを0.1以上に設定することにより位
置誤差信号の比が低減し、磁気ヘッドの位置決め精度向
上の効果が得られる。また、(rs−rh)/rdを大
きくし過ぎると、磁気ディスクの記録容量が減少してし
まう。そのため、(rs−rh)/rdは、磁気ディス
クの記憶容量との関係を考慮し、0.15以下に設定す
ることが望ましい。
【0028】また、上述したHDDによれば、各磁気デ
ィスクの内径、ハブ44の外径、クランプリング60の
外径等を変更することなく、スペーサリング58の外径
のみを変更することにより上述した関係を得ることがで
きる。従って、最小限の部品変更で磁気ディスクの振動
を低減することができ、製造コストの上昇および生産性
の低下を生じることなく、記録再生精度の高いHDDを
得ることができる。
【0029】次に、この発明の他の実施の形態に係るH
DDについて説明する。図6に示す第2の実施の形態に
係るHDDによれば、ディスク支持装置15の各スペー
サリング58は、それぞれ磁気ディスクに当接した環状
の第1および第2表面58a、58bを有し、これら第
1および第2表面には、スペーサリングと同軸的な環状
の凹所64がそれぞれ形成されている。各凹所64の内
周半径rrは、クランプリング60の外周半径rcより
も小さい形成されている。
【0030】上記のようにスペーサリング58の接触面
に環状の凹所64を設けることにより、磁気ディスクが
スペーサリングの外周先端部で確実に固定され、磁気デ
ィスクの固有振動数を一層高くすることができる。これ
により、磁気ディスクの振動変位を低減し、磁気ヘッド
の位置きめ精度向上を図ることが可能となる。なお、上
記実施の形態では、各スペーサリング58の第1および
第2表面58a、58bに凹所64を設ける構成とした
が、少なくとも一方の表面に凹所を設けることにより、
磁気ディスクの固有振動数を高くすることができる。
【0031】また、図7に示す第3の実施の形態に係る
HDDによれば、ディスク支持装置15のスペーサリン
グ58は、磁気ディスク12a、12bに当接した環状
の第1および第2表面58a、58bを有し、これら第
1および第2表面の内周部には、スペーサリングと同軸
的に環状の凸部66が形成されている。これら凸部66
の外周半径はクランプリング60の外周半径よりも小さ
く形成されている。本実施の形態では、2枚の磁気ディ
スク12a、12b、およびこれらの磁気ディスク間に
挟持された1つのスペーサリング58がハブ44に取り
付けられている。
【0032】上記のようにスペーサリング58の内周部
に環状の凸部66を設け、内周部の厚さを外周部の厚さ
よりも大きくすることにより、磁気ディスク12a、1
2bの内周縁部がスペーサリングから離間する方向に僅
かに湾曲変形し、その結果、磁気ディスクをスペーサリ
ングの外周先端部で確実に固定することができる。これ
により、磁気ディスクの固有振動数を一層高くなり、磁
気ディスクの振動変位を低減し、磁気ヘッドの位置きめ
精度向上を図ることが可能となる。上記実施の形態で
は、スペーサリング58の第1および第2表面58a、
58bに凸部66を設ける構成としたが、少なくとも一
方の表面に凸部66を設けることにより、磁気ディスク
の固有振動数を高くすることができる。
【0033】なお、第2および第3の実施の形態におい
て、他の構成は前述した第1の実施の形態と同一であ
り、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。
【0034】その他、この発明は上述した実施の形態に
限定されることなく、この発明の範囲内で更に種々変形
可能である。例えば、上記第1および第2の実施の形態
においては、3枚の磁気ディスクを備えた構成について
説明したが、磁気ディスクの枚数は必要に応じて増減可
能である。また、ハブ44のディスク受け部54と下段
の磁気ディスクとの間に上記と同様の構成を有したスペ
ーサリングを配置しても良い。更に、クランプリング6
0と上段の磁気ディスクとの間に上記と同様の構成を有
したスペーサリングを配置しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の詳述したように、本発明によれ
ば、製造コストの上昇を抑制しつつ、磁気ディスクの振
動を低減し磁気ディスクに対する磁気ヘッドの位置決め
精度向上を図ることが可能なディスク支持装置、および
これを備えた磁気ディスク装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るHDDの内部を示
す斜視図。
【図2】上記HDDに設けられたキャリッジアッセンブ
リの斜視図。
【図3】上記HDDのケース、スピンドルモータ、磁気
ディスクを示す分解斜視図。
【図4】上記HDDのディスク支持装置を示す断面図。
【図5】上記HDDにおける(rs−rh)/rdと、
位置誤差信号の比との関係を示すグラフ。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係るHDDのデ
ィスク支持装置を概略的に示す断面図。
【図7】この発明の第3の実施の形態に係るHDDのデ
ィスク支持装置を概略的に示す断面図。
【符号の説明】
12a、12b、12c…磁気ディスク 13…スピンドルモータ 14…キャリッジアッセンブリ 15…ディスク支持装置 16…ボイスコイルモータ 18…軸受部 26…アーム 32…磁気ヘッド 44…ハブ 54…ディスク受け部 58…スペーサリング 58a…第1表面 58b…第2表面 60…クランプリング 64…凹所 66…凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部外周にディスク受け部を有する回転
    自在なハブを備えたモータと、 それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外
    周に嵌合された複数の磁気ディスクと、 上記ハブが挿通された内孔を有し、上記磁気ディスク間
    に位置した状態で上記ハブの外周に嵌合されたスペーサ
    リングと、 上記ハブの他端に固定され、上記ディスク受け部との間
    に上記磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持したク
    ランプ部材と、を備え、 上記ディスク受け部の外径および上記クランプ部材の外
    径はほぼ等しく、 上記スペーサの外径は上記ディスク受け部およびクラン
    プ部材の外径よりも大きく、 上記スペーサリングの外周半径をrs、上記磁気ディス
    クの外周半径をrd、上記磁気ディスクの内周半径をr
    h、上記ディスク受け部およびクランプ部材の外周半径
    をrcとした場合、 (rc−rh)/rd < 0.1 < (rs−rh)/
    rd < 0.15 の関係を有していることを特徴とするディスク支持装
    置。
  2. 【請求項2】上記スペーサリングは、それぞれ上記磁気
    ディスクに当接した環状の第1および第2表面と、上記
    スペーサリングと同軸的にこれら第1および第2表面の
    少なくとも一方に形成された環状の凹所と、を有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスク支持装
    置。
  3. 【請求項3】上記スペーサリングは、それぞれ上記磁気
    ディスクに当接した環状の第1および第2表面と、上記
    スペーサリングと同軸的に上記第1および第2表面にそ
    れぞれ形成された環状の凹所と、を有していることを特
    徴とする請求項1に記載のディスク支持装置。
  4. 【請求項4】上記凹所の内周半径は、上記クランプ部材
    の外周半径よりも小さい形成されていることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載のディスク支持装置。
  5. 【請求項5】上記スペーサリングは、それぞれ上記磁気
    ディスクに当接した環状の第1および第2表面と、上記
    スペーサリングと同軸的にこれら第1および第2表面の
    内周部に少なくとも一方に形成された環状の凸部と、を
    有し、上記凸部の外周半径は上記クランプ部材の外周半
    径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のディスク支持装置。
  6. 【請求項6】磁気ディスクを支持しているとともに回転
    駆動するディスク支持装置と、 上記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘ
    ッドと、 上記磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持
    したキャリッジアッセンブリと、を備え、 上記ディスク支持装置は、 一端部外周にディスク受け部を有する回転自在なハブを
    備えたモータと、 それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外
    周に嵌合された複数の磁気ディスクと、 上記ハブが挿通された内孔を有し、上記磁気ディスク間
    に位置した状態で上記ハブの外周に嵌合されたスペーサ
    リングと、 上記ハブの他端に固定され、上記ディスク受け部との間
    に上記磁気ディスクおよびスペーサリングを挟持したク
    ランプ部材と、を備え、 上記ディスク受け部の外径および上記クランプ部材の外
    径はほぼ等しく、 上記スペーサリングの外径は上記ディスク受け部および
    クランプ部材の外径よりも大きく、 上記スペーサの外周半径をrs、上記磁気ディスクの外
    周半径をrd、上記磁気ディスクの内周半径をrh、上
    記ディスク受け部およびクランプ部材の外周半径をrc
    とした場合、 (rc−rh)/rd < 0.1 < (rs−rh)/
    rd < 0.15 の関係を有していることを特徴とする磁気ディスク装
    置。
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