JP3688679B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高速で回転するディスクを備えた磁気ディスク装置等のディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持したキャリッジアッセンブリ、キャリッジアッセンブリを駆動するボイスコイルモータ、基板ユニット等を備えている。
【0003】
スピンドルモータは円筒状のハブを有し、このハブに、複数枚の磁気ディスクおよびスペーサリングが交互に積層されている。そして、これらの磁気ディスクおよびスペーサリングは、ハブの先端に取り付けられたディスククランパによりハブ外周に固定されている。
【0004】
このような磁気ディスク装置において、高速なデータ処理を行うためには磁気ディスクの回転数を上げる必要がある。そのため、近年、高速回転型の磁気ディスク装置が研究されている。しかし、磁気ディスクが高速回転すると、磁気ディスクと同一回転方向の気流が発生し、この気流の乱れにより磁気ディスクが振動するディスクフラッタと呼ばれる現象が生じる。この場合、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの位置決め精度が低下し、記録密度の向上に支障を生じる。
【0005】
上記のような問題を解決するため、例えば、特許文献1に開示された磁気ディスク装置によれば、磁気ディスク近傍において、磁気ディスク回転時に内周から外周に向かう強制流を発生させる循環流路を形成し、気流の乱れを抑えることによりディスクフラッタ低減を図っている。
【0006】
この磁気ディスク装置では、循環流路を形成するために、スピンドルモータのハブおよびスペーサに空気を通す切欠きあるいはテーパ部を加工し、同時に、これらの切欠きあるいはテーパ部に気流を導入するため、磁気ディスク装置のベースおよびトップカバーに空気導入路を合わせて形成している。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−162548号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高記録密度を求められる磁気ディスク装置において、個々の部品の加工精度は装置性能に直接影響を及ぼす。そのため、循環流路を形成するために個々の部品を加工する場合、加工箇所の増加に伴い加工、仕上げコストの増加は避けられない。
【0009】
また、前述したディスクフラッタを防止するため、トップカバーの形状を変更したり、あるいは、別部品を設置した磁気ディスク装置も提案されているが、いずれの装置も大幅な形状変更や部品点数の増加、組立精度の確保等、解決しなければならない問題が多い。
【0010】
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、製造コストの上昇を抑制しつつ、ディスクの振動を低減しディスクに対するヘッド位置決め精度の向上を図ることが可能なディスク駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の態様に係るディスク駆動装置は、ケースと、回転自在なハブを有し上記ケースに設けられたモータと、それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外周に嵌合されたディスクと、上記ディスクに対して情報処理を行うヘッドと、を備え、上記ハブは、上記ディスク表面上の気流を整流する環状の整流部を一体に有し、上記整流部は上記ハブの外周から径方向外方に延出し上記ディスクの表面と隙間を置いて対向配置されているとともに上記ハブと一体的に回転自在に形成されていることを特徴としている。
【0012】
上記のように構成されたディスク駆動装置によれば、モータのハブと一体に回転する整流板を設けることにより、ディスク表面上の気流を整流することが可能となる。その結果、ディスクが高速で回転した場合でも、ディスク付近で発生する気流の乱れを低減し、ディスクフラッタを効果的に低減することができる。これにより、製造コストの上昇を抑制しつつ、ディスクの振動を低減しディスクに対するヘッド位置決め精度が向上したディスク駆動装置を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、この発明の実施の形態に係るディスク駆動装置としてハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)について詳細に説明する。図1および図2に示すように、HDDはケース10を備え、このケースは、矩形状の底壁12aを有しているとともに上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞したトップカバー11と、を有している。
【0014】
ケース10内には、ベース12の底壁12aに取り付けられたスピンドルモータ18と、このスピンドルモータによって支持および回転駆動される2枚の磁気ディスク16a、16bとが配設されている。また、ケース10内には、磁気ディスク16a、16bに対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16a、16bに対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した退避位置に保持するランプロード機構25、およびプリアンプ等を有する基板ユニット21が収納されている。
【0015】
また、ベース12の底壁12a外面には、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。
【0016】
図1および図2に示すように、キャリッジアッセンブリ22は、ベース12の底壁12a上に固定された軸受部26と、軸受部から延出した複数のアーム32と、を備えている。これらのアーム32は、磁気ディスク16a、16bの表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部26から同一の方向へ延出している。また、キャリッジアッセンブリ22は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション38を備えている。サスペンション38は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム32の先端に固定され、アームから延出している。なお、各サスペンション38は対応するアーム32と一体に形成されていてもよい。
【0017】
サスペンション38の延出端には磁気ヘッド40が取り付けられている。磁気ヘッド40は、ほぼ矩形状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用のMR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション30の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。それぞれサスペンション38に取り付けられた4つの磁気ヘッド40は、2個づつ互いに向かい合って位置し、各磁気ディスクを両面側から挟むように配設されている。
【0018】
一方、キャリッジアッセンブリ22は、軸受部26からアーム32と反対の方向へ延出した支持枠45を有し、この支持枠により、VCM24の一部を構成するボイスコイル47が支持されている。支持枠45は、合成樹脂によりボイスコイル47の外周に一体的に成形されている。ボイスコイル47は、ベース12上に固定された一対のヨーク49間に位置し、これらのヨーク、および一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。そして、ボイスコイル47に通電することにより、軸受部26の回りでキャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク16a、16bの所望のトラック上に移動および位置決めされる。
【0019】
ランプロード機構25は、ベース12の底壁12aに設けられているとともに磁気ディスク16a、16bの外側に配置されたランプ51と、各サスペンション38の先端から延出したタブ53と、を備えている。キャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40が磁気ディスク16a、16bの外側の退避位置まで回動する際、各タブ53は、ランプ51に形成されたランプ面と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド40をアンロードする。
【0020】
図1および図2に示すように、磁気ディスク16a、16bは、直径65mm(2.5インチ)に形成され、その中央部に内孔42を有し、上面および下面に磁気記録層を有している。スピンドルモータ18は、ロータとして機能するハブ44を備え、このハブに、2枚の磁気ディスク16a、16bが互いに同軸的に嵌合され、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をおいて積層されている。そして、磁気ディスク16a、16bは、スピンドルモータ18により所定の速度でハブ44と一体に回転駆動される。
【0021】
詳細に説明すると、スピンドルモータ18のハブ44は上端が閉塞した円筒状に形成されている。ハブ44の内側にはスピンドル軸62が同軸的かつハブと一体的に設けられている。また、ベース12の底壁12aには、ケースの内側に向かって突出した円筒部63が一体に形成され、この円筒部の内周に軸受部64が嵌合されている。そして、スピンドル軸62は軸受部64に挿入された状態で回転自在に支持されている。これにより、ハブ44は、ケース10内の所定位置に配置されている。軸受部64の外周部にはステータ66が設けられ、また、ハブ44の内周には磁石67が同軸的に設けられステータ66と隙間を置いて対向している。
【0022】
ハブ44の下端部外周には、フランジ状のディスク受け部50が形成されている。2枚の磁気ディスク16a、16bは、その内孔42にハブ44が挿通された状態でハブの外周面に嵌合され、ディスク受け部50上に積層されている。また、ハブ44の外周にはスペーサリング54が嵌合され、磁気ディスク12a、12b間に挟まれた状態で積層されている。また、ハブ44の上端面にねじ57によってディスククランパ56がねじ止めされている。このディスククランパ56の外周部は上段の磁気ディスク16aの中央部上面に当接し、2枚の磁気ディスク16a、16bおよびスペーサリング54をハブ44のディスク受け部50に向かって押圧している。それにより、磁気ディスク16a、16bおよびスペーサリング54は、ディスク受け部50とクランプ部58との間に挟持され、互いに密着した状態でハブ44に固定保持されている。そして、ディスククランパ56は、ハブ44および磁気ディスク16a、16bと一体に回転駆動される。
【0023】
本実施の形態によれば、ハブ44は、その下端部外周から径方向外方に延出したほぼ環状の整流板70を一体に備えている。整流部として機能する整流板70は、例えば、板厚0.6mm程度のステンレス板により形成されている。そして、整流板70は、ハブ44および磁気ディスク16a、16bと同軸的に位置しているとともに、ハブ44および磁気ディスク16a、16bと一体に回転駆動される。
【0024】
整流板70は、ベース12の底壁12aと下段の磁気ディスク16bとの間に延出し、磁気ディスク16bの表面と所定の隙間を置いて対向している。整流板70の磁気ディスク16aと対向する表面は平滑な平面に形成されている。そして、整流板70と磁気ディスク表面との間隔は、磁気ディスク16b上を移動する磁気ヘッド40およびキャリッジアッセンブリ22と整流板70とが干渉しない範囲で最小に設定されている。例えば、この間隔は、0.85mm以下に設定され、本実施の形態では0.85mmに設定されている。
【0025】
ベース12の底壁12a内面には、整流板70の一部が位置した凹所72が形成されている。そして、整流板70と底壁12a内面との間隔は、整流板と底壁とが接触しない最小の隙間とし、その寸法は例えば、0.7mm以下に設定されている。本実施の形態では0.7mmに設定されている。なお、ベース12の凹所72は省略することも可能である。
【0026】
整流板70の外周半径dは、整流板の整流効果および他の構成部品との干渉等を考慮して、磁気ディスク16bの外周半径Dの50ないし110%、望ましくは、磁気ディスク外径の75ないし100%に形成されている。本実施の形態において、整流板70の外周半径dは磁気ディスク16a、16bの外周半径Dの約90%に設定されている。
【0027】
上記のように構成されたHDDによれば、磁気ディスク16a、16bが取り付けられているハブ44に整流板70を設け、この整流板の外周半径を磁気ディスクの外周半径と同程度まで大型化している。これにより、磁気ディスク16bとベース12の底壁12aとの間の空間を整流板70によって効果的に減少させることができる。同時に、磁気ヘッド40およびキャリッジアッセンブリ22と干渉しない範囲で、整流板70は磁気ディスク16bに接近して配置されている。そして、整流板70はハブ44および磁気ディスク16a、16bと一体に回転する。そのため、専用の別部材を追加することなく、ハブ44と一体の整流板70により、磁気ディスク表面上の気流を整流することが可能となる。
【0028】
その結果、磁気ディスク16a、16bが高速で回転した場合でも、磁気ディスク付近で発生する気流、特に、磁気ディスク16bと底壁12aとの間における気流を整流し、気流の乱れによるディスクフラッタを低減することができる。これにより、製造コストの上昇を抑制しつつ、磁気ディスクの振動を低減し磁気ディスクに対するヘッド位置決め精度が向上したHDDを得ることができる。
【0029】
上述した実施の形態に係る整流板70を備えたHDDと整流体を持たない従来のHDDとを用意し、それぞれのHDDについて、磁気ディスク表面に対して垂直な方向のディスクフラッタを測定した。本実施の形態に係るHDDの測定結果を図3(a)に、従来のHDDの測定結果を図3(b)にそれぞれ示す。また、これら測定結果の丸印Aで示された部分を拡大して比較した結果を図4に示す。ディスクフラッタの測定には、レーザドップラー振動計(LDV)を使用し、FFTアナライザにより各周波数のスペクトルを測定した。
【0030】
図3(a)および図3(b)において、スペクトルのピークは、磁気ディスク表面のうねり等による回転速度の整数倍のものと、気流の乱れに起因する振動のディスクフラッタ成分と、を含んでいる。図4において、丸印で示した3ヶ所は、ディスクフラッタ成分によるピークであり、従来のHDDに比較して、本実施例に係るHDDはディスクフラッタが約5%程度減少していることが解る。
【0031】
次に、この発明の第2の実施の形態に係るHDDについて説明する。図5に示すように、第2の実施の形態によれば、ハブ44に取り付けられハブと一体に回転するディスククランパ56は、ハブ44の径よりも僅かに大きな外径を有する円盤状のクランプ部58と、クランプ部から径方向外方に延出しほぼ環状の整流板60とを一体に備えている。このディスククランパ56は、例えば、板厚0.6mm程度のステンレス板を折り曲げて一体成形されている。
【0032】
クランプ部58は、ねじ57によってハブ44にねじ止め固定され、ハブの上端面に密着している。そして、クランプ部58の外周部が上段の磁気ディスク16aの中央部上面に当接し、2枚の磁気ディスク16a、16bおよびスペーサリング54をハブ44のディスク受け部50に向かって押圧している。それにより、磁気ディスク16a、16bおよびスペーサリング54は、フランジ50とクランプ部58との間に挟持され、互いに密着した状態でハブ44に固定保持されている。
【0033】
また、整流部として機能するディスククランパ56の整流板60は、クランプ部58よりも一段高く形成され、磁気ディスク16a、16bと同軸的に位置しているとともに、磁気ディスク16aの表面と所定の隙間を置いて対向している。整流板60の磁気ディスク16aと対向する表面は平滑な平面に形成されている。そして、整流板60と磁気ディスク表面との間隔は、磁気ディスク16a上を移動する磁気ヘッド40およびキャリッジアッセンブリ22と整流板60とが干渉しない範囲で最小に設定されている。例えば、この間隔は、0.85mm以下に設定され、本実施の形態では0.85mmに設定されている。更に、整流板60とトップカバー11内面との間隔は、整流部とトップカバーとが接触しない最小の隙間とし、その寸法は例えば、0.7mm以下に設定されている。本実施の形態では0.7mmに設定されている。
【0034】
整流板60の外周半径dは、整流部の整流効果および他の構成部品との干渉等を考慮して、磁気ディスクの外周半径Dの50ないし110%、望ましくは、磁気ディスク外径の75ないし100%に形成されている。本実施の形態において、整流板60の外周半径dは磁気ディスク16a、16bの外周半径Dの約90%に設定されている。
他の構成は前述した実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0035】
上記のように構成されたHDDによれば、磁気ディスク16a、16bを固定しているディスククランパ56の外周半径を磁気ディスクの外周半径と同程度まで大型化することにより、磁気ディスクとトップカバー11との間の空間をディスククランパによって効果的に減少させることができる。同時に、磁気ヘッド40およびキャリッジアッセンブリ22と干渉しない範囲で、ディスククランパ56の整流板60を磁気ディスク16aに接近している。また、ディスククランパ56はハブ44にねじ止めされ、磁気ディスク16a、16bと一体に回転する。そのため、トップカバーの形状を変更したり、専用の別部材を追加することなく、整流板60を有したディスククランパ56により、磁気ディスク16a表面上の気流を整流することが可能となる。また、前述した実施の形態と同様に、ハブ44に設けられた整流板70により、磁気ディスク16b表面上の気流を整流することができる。
【0036】
その結果、磁気ディスク16a、16bが高速で回転した場合でも、磁気ディスク付近で発生する気流、特に、磁気ディスクとケース10との間における気流を整流し、気流の乱れによるディスクフラッタを低減することができる。これにより、製造コストの上昇を抑制しつつ、磁気ディスクの振動を低減し磁気ディスクに対するヘッド位置決め精度が向上したHDDを得ることができる。
【0037】
なお、この発明は上述した実施の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で更に種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態においては、2枚の磁気ディスクを備えた構成について説明したが、磁気ディスクの枚数は必要に応じて増減可能である。また、この発明は、磁気ディスク装置に限らず、他のディスク駆動装置にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、製造コストの上昇を抑制しつつディスクの振動を低減し、ディスクに対するヘッドの位置決め精度向上を図ることが可能なディスク駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るHDDの内部を示す平面図。
【図2】上記HDDのケース、スピンドルモータ、磁気ディスクを示す断面図。
【図3】上記実施の形態に係るHDDおよび従来のHDDのディスクフラッタの測定結果をそれぞれ示す図。
【図4】上記実施の形態に係るHDDおよび従来のHDDのディスクフラッタの測定結果を比較して示す図。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係るHDDのケース、スピンドルモータ、磁気ディスクを示す断面図。
【符号の説明】
10…ケース
11…トップカバー
12…ベース
16a、16b…磁気ディスク
18…スピンドルモータ
22…キャリッジアッセンブリ
40…磁気ヘッド
44…ハブ
56…ディスククランパ
58…クランプ部
60、70…整流板

Claims (11)

  1. ケースと、
    回転自在なハブを有し上記ケースに設けられたモータと、
    それぞれ上記ハブが挿通された内孔を有し上記ハブの外周に嵌合されたディスクと、
    上記ディスクに対して情報処理を行うヘッドと、を備え、
    上記ハブは、上記ディスク表面上の気流を整流する環状の整流部を一体に有し、上記整流部は上記ハブの外周から径方向外方に延出し上記ディスクの表面と隙間を置いて対向配置されているとともに上記ハブと一体的に回転自在に形成されていることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 上記整流の外径は、上記ディスク外径の50ないし110%に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 上記整流の外径は、上記ディスク外径の75ないし100%に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動装置。
  4. 上記整流と上記ディスク表面との間隔は、上記ヘッドに接触しない最小の間隔とし、0.85mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のディスク駆動装置。
  5. 上記ケースは、上記モータが設けられた底壁を備え、上記整流は上記ディスクと底壁との間に位置していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のディスク駆動装置。
  6. 上記整流と底壁との間隔は、0.7mm以下に設定されていることを特徴とする請求項5に記載のディスク駆動装置。
  7. 上記ハブの端部に固定され、上記ディスクを上記ハブに保持したディスククランパと、を備え、上記ディスククランパは、上記ハブの端部に固定されて上記ディスクの中心部を保持したクランプ部と、クランプから径方向外方に延出し上記ディスクの表面と所定の隙間を置いて対向したほぼ環状の整流部とを一体に備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のディスク駆動装置。
  8. 上記ディスククランパの整流部の外径は、上記ディスク外径の50ないし110%に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のディスク駆動装置。
  9. 上記ディスククランパの整流部の外径は、上記ディスク外径の75ないし100%に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のディスク駆動装置。
  10. 上記ディスククランパの整流部と上記ディスク表面との間隔は、上記ヘッドに接触しない最小の間隔とし、0.85mm以下に設定されていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載のディスク駆動装置。
  11. 上記ケースは、上記モータが取り付けられているとともに上部開口を有したベースと、上記ベースの上部開口を閉塞しているとともに上記ディスククランパの整流部に対向したトップカバーとを備え、上記トップカバーと整流部との間隔は、トップカバーと整流部とが接触しない最小の間隔とし、0.7mm以下に設定されていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項に記載のディスク駆動装置。
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