JP4034789B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4034789B2
JP4034789B2 JP2005079583A JP2005079583A JP4034789B2 JP 4034789 B2 JP4034789 B2 JP 4034789B2 JP 2005079583 A JP2005079583 A JP 2005079583A JP 2005079583 A JP2005079583 A JP 2005079583A JP 4034789 B2 JP4034789 B2 JP 4034789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage arm
carriage
disk
airflow
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005079583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006260714A (ja
Inventor
ビスワス デバシス
伴直 高松
勝美 久野
秀夫 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005079583A priority Critical patent/JP4034789B2/ja
Priority to US11/235,164 priority patent/US20060209456A1/en
Publication of JP2006260714A publication Critical patent/JP2006260714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4034789B2 publication Critical patent/JP4034789B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Description

この発明は、ディスクドライブ装置に係り、特に、ディスクドライブ装置、例えば、HDD装置(ハードディスクドライブ装置)のキャリッジの改良に関する。
近年の情報処理技術の急速な発展に伴い、ディスクドライブ装置、例えば、HDD装置(ハードディスクドライブ装置)においても、記録媒体の記録密度の向上並びに記録媒体への記録速度の向上がますます求められている。このため記録媒体を検索する記録ヘッドの位置決め精度が非常に重要な問題となっている。しかし、ディスクドライブ装置内の狭い空間でディスクが高速回転されるため、現状でも内部の空気流速が最大数十m/s以上になっている箇所もあり、風乱と呼ばれる内部の気流の乱れがヘッド位置決め精度に大きな影響を与えている。現状では思考錯誤的に各部品形状を変えて問題を回避しているが、今後さらに高速化・高密度化するにあたって、風乱を低減し、位置決め精度を向上することが必要とされている。
特許文献1には、記録媒体としてのディスクに略平行に円形の整流板をケース内に設け、ディスクフラッタと称されるディスクのばたつきを防ぎ、ヘッドの位置決め精度を向上させる手法が提案されている。
また、特許文献2には、ディスク表面に沿って生成される気流の乱れをランプ部材と一体化させた整流板によって抑制する手法が提案されている。
特開2004−185666 特開2004−171674
従来のディスクドライブ装置のように整流板をケース内に設ける手法では、新たに部材としての整流板を設けることが必要とされ、新たな部材が増え、これに伴いディスクドライブ装置のコスト上昇に繋がる問題がある。
従来のディスクドライブ装置のように整流版を採用した構造では、数値解析の結果によれば、静止したアームと回転しているディスク間に働くせん断モーメントによりキャリッジが振動しているという結果が得られている。この特許文献2に提案された手法では、このキャリッジの振動による影響を取り除くことは困難である。
この発明は、上記問題点を解決するためになされるものであり、その目的は、ディスク及びキャリッジの間に掛かるせん断モーメントによるキャリッジの振動を抑制してヘッド位置決め精度を向上させることができるディスクドライブ装置を提供することにある。
この発明によれば、 ケースと、
前記ケース内に収納され、情報を記録することができるディスク面を備えるディスクと、
前記ディスクを回転駆動するためのモータと、
前記ディスク面に情報を記録及び記録された前記情報を再生するためのヘッドと、
前記ヘッドを支持する弾性変形が可能なサスペンションと、
前記サスペンションを先端で支持するキャリッジアームと、
前記キャリッジアームが設けられ、前記ディスク面を前記ディスク面の途中まで横切るように前記ヘッドを回動するためのキャリッジ機構と、
を有するディスクドライブ装置であって、
前記キャリッジアームには、前記ディスク面に対向して形成されたガイド壁間に前記ディスク面上に生じる気流をガイドするガイド溝が前記キャリッジアームの長手方向に沿って形成され、当該ガイド壁の一部が切除されて当該キャリッジアームの基部に導入部が形成され、当該キャリッジアームの前記先端に導出部が設けられ、前記キャリッジアームには、前記ガイド溝でガイドされる気流の一部を流出する孔が形成され、前記キャリッジ機構は、前記ディスク面上の気流を前記導入部から前記ガイド溝に導入させるように当該キャリッジアームを回転して当該キャリッジアームを前記ディスク上に進入させ、前記導入された気流を前記ガイド溝でガイドさせて前記導出部から流出されるとともに当該気流の一部を前記孔を介して前記キャリッジアームの上方に向けて流出させることを特徴とするディスクドライブ装置が提供される。
この発明に係るディスクドライブによれば、ディスクとキャリッジの間にかかるせん断モーメントによるキャリッジの振動を押さえることが可能であり、ヘッド位置決め精度を向上させることができる。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、この発明の一実施の形態に係るディスクドライブ装置を説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るディスクドライブ装置としてのHDD装置(ハードディスクドライブ装置)を概略的に示している。以下の説明では、HDD装置の後述するベース12の開口部を上とした場合を基準に説明する。すなわち説明中での上下左右や表裏等の方向はこの基準に対する相対的な方向を意味し、HDD装置が設置される方向によって変化するものである。
図1に示すHDD装置は、ドライブケース10を備え、このケース10は、略矩形状の底壁及びこの周囲に立設された側壁を有するとともに上面が開口された矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベース12の側壁上の開口部にねじ止めされてベースの上端開口部を閉塞したトップカバー(図示せず)を具備している。尚、図1においては、HDD装置の内部構造を示すために、トップカバーは、ベース上端開口部から除去して示されている。
ケース10内には、ベース12の底壁に取り付けられたスピンドルモータ18と、このスピンドルモータ18によって支持及び回転駆動される記録媒体としての磁気ディスク16とが配設されている。HDD装置は、その外形サイズが規格またはデファクトスタンダードに従って作られる場合が多く、一般的には1枚から5枚の磁気ディスク16が配設される。以下、例として2枚の磁気ディスク16が配設されたHDD装置について説明する。
また、ケース10内には、磁気ディスク16への情報の記録、および記録された情報の再生を行なう単数または複数の磁気ヘッド40、これらの磁気ヘッド40を磁気ディスク16に対して移動自在に支持するキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリ22を回動及び位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッド40が磁気ディスク16の最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスク16から離間した退避位置に保持するランプロード機構25、及びプリアンプ等を有する基板ユニット21が収納されている。
また、ベース12の底面には、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、及び磁気ヘッド40の動作を制御する図示しないプリント回路基板(図示せず)がねじ止めされている。
図1に示すように、キャリッジアッセンブリ22(キャリッジ機構)は、ベース12の底面上に固定された軸受部26と、軸受部26から延出した単数または複数のキャリッジアーム32とを備えている。これらのキャリッジアーム32は、磁気ディスク16の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置している。複数のキャリッジアーム32を備えている場合には、それぞれのキャリッジアーム32は、軸受部26から同一方向へ延出している。また、キャリッジアッセンブリ22は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション38を備えている。サスペンション38は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接或いは接着によりキャリッジアーム32の先端に固定され、キャリッジアーム32から延出されている。なお、各サスペンション38は、対応するキャリッジアーム32と一体に形成されていてもよい。
サスペンション38の延出端には、磁気ヘッド40が取り付けられている。磁気ヘッド40は、ほぼ矩形状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用のMR(磁気抵抗)ヘッドとを有し、サスペンション30の先端部に形成されたジンバル部に固定されている。それぞれサスペンション38に取り付けられた4つの磁気ヘッド40は、その2個が互いに向かい合って位置し、各磁気ディスク16を両面側から挟むように配設されている。
一方、キャリッジアッセンブリ22は、軸受部26からキャリッジアーム32と反対の方向へ延出した支持枠45を有し、この支持枠45により、VCM24の一部を構成するボイスコイル47が支持されている。支持枠45は、合成樹脂によりボイスコイル47の外周に一体的に成形されている。ボイスコイル47は、ベース12上に固定された一対のヨーク49間に位置し、これらのヨーク49及び一方のヨーク49に固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。そして、ボイスコイル47に通電することにより、軸受部26の回りでキャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動して位置決めされる。
ランプロード機構25は、ベース12の底面に設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ51及び各サスペンション38の先端から延出したタブ53を備えている。キャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40が磁気ディスク16の外側の退避位置まで回動する際、各タブ53は、ランプ51に形成されたランプ面54と係合し、その後、ランプ面54の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド40をアンロードする。
図1に示すように、磁気ディスク16は、一例として直径65mm(2.5インチ)に形成され、その中央部に内孔(図示せず)を有し、上面および下面に磁気記録層を有している。スピンドルモータ18は、ロータとして機能するハブ(図示せず)を備え、このハブに、2枚の磁気ディスク16が互いに同軸的に嵌合され、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をおいて積層されている。そして、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18により所定の速度でハブとともに一体に回転駆動される。
図1に示されるディスクドライブ装置においては、ディスクドライブ装置が作動されると、スピンドルモータ18が附勢されて磁気ディスク16が回転され、VCM24が作動して軸受部26の周りにキャリッジアーム32が回動してランプ51上に退避していたアンロード状態の磁気ヘッド40が磁気ディスク16の略半径方向に沿って回動されて磁気ヘッド40が磁気ディスク16上に位置される。この磁気ヘッド40は、ディスク面を前記ディスク面の途中まで横切るように移動制御されてその位置が制御され、この磁気ヘッド40によって磁気ディスク16の記録面の記録、再生される。なお、ここで磁気ディスク16上とはディスク面上、すなわち磁気ディスク16の上面の直上および磁気ディスク16の下面の直下のことをいう。
磁気ディスク16の回転に伴いその表面の空気層が気流としてディスク16の表面を流れ、また、磁気ディスク16の回転によって与えられる遠心力によって気流が磁気ディスク16の外周に向けて流出される。従って、キャリッジアーム32は、この外周に向けて流出する気流に抗して磁気ディスク16に向けて回動されるとともに磁気ディスク16の表面上では、その表面に生じる気流層上に乗ることとなる。ここで、キャリッジアーム32が磁気ディスク16上に進入する際にキャリッジアーム32に向けられる気流の乱れが大きいとキャリッジアーム32が振動し、また、キャリッジアーム32が磁気ディスク16上で回動される際に磁気ディスク16上に生じる気流層に同様に乱れが大きいと、同様にアームが振動される。そこで、この発明の実施例に係るディスクドライブ装置においては、図2及び図3に示すように、キャリッジアーム32とディスク16との間を流れる気流の流れを任意に誘導(ガイド)してキャリッジ周りの気流の乱れ(風乱)を抑制している。
図2及び図3は、図1に示されたキャリッジアッセンブリ22を拡大して示している。図2及び図3では、キャリッジアッセンブリ22の構造を説明する為にサスペンション38及び支持枠45を除去して軸受け部26及びこの軸受け部26から延出されるキャリッジアーム32のみが示されている。
キャリッジアーム32には、図2及び図3に矢印Fdで示されるように、キャリッジ周りの気流の方向をキャリッジアーム32の長手方向に近づけるように(以下長手方向に沿ってという)気流をガイドする溝(グルーブ)60が図2に斜線で示すように形成されている。ここで、キャリッジアーム32の長手方向に沿ってとは、キャリッジアーム32が延出されている方向に沿うことを意味し、長手方向は、直線的に延出される場合に限らず、キャリッジアーム32が湾曲して延出される場合には、その湾曲された延出方向に沿う場合をも含むものである。
最も上に位置するキャリッジアーム32の場合その裏面に、最も下に位置するキャリッジアーム32の場合は、その表面に溝60は設けられる。また、最も上および最も下に位置するキャリッジアーム32の間に設けられたキャリッジアーム32の場合は、その両面に溝60は設けられる。すなわち、溝60はキャリッジアーム32のディスクと対向する面に設けられる。
このガイド溝60は、キャリッジアーム32を横切方向に流れる気流をガイド溝60に導入する為の導入部60A、導入された気流をガイドする為のガイド部60B、及びガイドされた気流をキャリッジアーム32の先端に向けて流出ための導出部60Gから構成されている。導入部60Aは、軸受部26に近接し、軸受部26に連結されることから比較的十分な剛性が与えられているキャリッジアーム32の基部に設けられている。また、導入部60Aはキャリッジアーム32のディスク16の回転中心側、すなわちスピンドルモータ18側に設けられている。ガイド部60Bは、キャリッジアーム32の長手方向に沿って延出されている。導出部60Gは、キャリッジアーム32の先端側、すなわちサスペンション38が支持されている側に設けられている。
また、このキャリッジアーム32には、図2及び図3に示すようにキャリッジアーム32下に生ずる気流から与えられる加圧を減じる為に1又は複数の孔62A,62B、62Cが形成されている。尚、孔62A,62B、62Cがキャリッジアーム32に形成されても、実質的にキャリッジアーム32に十分な剛性を与えることができる。
キャリッジアーム32が磁気ディスク16上に進入する際には、磁気ディスク16からその外周に流出する気流の一部は、キャリッジアーム32の導入部60Aからガイド溝60に導入され、ガイド部60Bに沿って流出されてキャリッジアーム32の先端に向けて流出される。従って、キャリッジアーム32は、ガイド部60Bに沿って安定して流れる気流によってキャリッジアーム32を横切る気流を減少し、キャリッジアーム32に加わるせん断力が緩和された状態で回動され、振動することなく、磁気ディスク16上に回動される。また、ガイド部60Bに沿って流出される気流の一部は、孔62A,62B、62Cからキャリッジアーム32の上方に向けて流出される。従って、ガイド部60Bに沿って流出される気流からキャリッジアーム32が上方に向けてリフトされるような作用力が減少され、この状態でキャリッジアーム32が回動される。その結果、キャリッジアーム32がその面に対して上下動するような振動を生ずることを確実に防止することができる。
また、図2及び図3に示すように、キャリッジアーム32が回動されて磁気ディスク16上に配置された際には、同様に磁気ディスク16上の気流は、キャリッジアーム32の導入部60Aからガイド溝60に導入され、ガイド部60Bに沿って流出されてキャリッジアーム32の先端に向けて導出部60Gから流出される。従って、キャリッジアーム32は、ガイド部60Bに沿って安定して流れる気流によって実質的にその剛性が高められた状態で回動され、キャリッジアーム32と磁気ディスク16との間に定常的に生じている気流層によって振動することなく、磁気ディスク16上を移動することができる。また、ガイド部60Bに沿って流出される気流の一部は、孔62A,62B、62Cからキャリッジアーム32の上方に向けて流出される。従って、ガイド部60Bに沿って流出される気流からキャリッジアーム32が上方に向けてリフトされるような作用力が減少され、この状態でキャリッジアーム32が磁気ディスク16上を移動される。その結果、同様にキャリッジアーム32は、キャリッジアーム32と磁気ディスク16の表面との間の安定した気流層によってキャリッジアーム32が保持され、キャリッジアーム32が振動することを確実に防止することができる。
図4(a)〜(c)は、ガイド溝60が形成された種々の形態に係るキャリッジアーム32の裏面構造を示している。ここで図4は説明の便宜上、キャリッジアーム32の180°反転させた状態を図示している。図4(a)は、キャリッジアーム32の裏面を切削してその両側に気流を整流するためのガイド壁70を設けているキャリッジアーム32の構造を示している。図4(a)に示される構造では、図5(a)に示されるように両側のガイド壁70間にガイド部60Bが定められ、ガイド壁70の一部が切除されて導入部60A及び導出部60Gが定められている。ガイド部60B及び導入部60Aは、図4(b)及び図5(b)に示すようにキャリッジアーム32の裏面に限らず、その上面に導入部60C及びガイド部60Dとして更に設けても良い。この図4(b)及び図5(b)に示すキャリッジアーム32では、キャリッジアーム32の長手方向に沿ってその上面及び下面に沿って気流が生じ、同様にキャリッジアーム32を磁気ディスク16上で移動させることができる。キャリッジアーム32の表面を切削してその両側に気流を整流するためのガイド壁70を設けることによってその上面に導入部60C及びガイド部60Dを設けることができる。
ガイド壁70は、図4(c)及び図5(c)に示すようにその上面及び裏面にガイド部60A,60Dを定める壁面は、平坦に形成してその外側面を曲面、例えば、紡錘形状に形成してキャリッジアーム32の側面に向けられている気流に対しての抵抗を少なくしてキャリッジアーム32が滑らかに気流を横切ることができる形状としても良い。図5(d)に示されるようにその両側が紡錘形のガイド壁70を備えるキャリッジアーム32は、その裏面のみにガイド部60Dが設けられても良いことは明らかである。
また、溝(グルーブ)60は、共通のガイド部60Aが図5(e)に示すような複数のガイド壁70A〜70Eの互いに隣接する間に定められる複数のガイド部60Eに連通されるように形成されても良い。複数のガイド部60Eは、キャリッジアーム32の長手方向に沿って気流をガイドするように延出される。このように複数のガイド部60Eを有するキャリッジアーム32では、共通のガイド部60Aには共通の導入部60Aから流入される気流が導入され、共通のガイド溝60に導入された気流がこの複数のガイド溝60Eに分配されてキャリッジアーム32の長手方向に沿って流出される。図5(e)に示される構造によれば、キャリッジアーム32は、キャリッジアーム32と磁気ディスク16の表面との間の安定した気流層によってキャリッジアーム32が保持される。従って、キャリッジアーム32が振動することを確実に防止することができる。当然ながら、複数のガイド部60Eは、図5(f)に示すようにキャリッジアーム32の裏面に限らず、上面に設けても良いことは明らかである。
上述した実施の形態では、また、ガイド溝60は、整流作用をガイド壁70で与えているが、壁面に限らず、板状のガイド翼が設けられ、その間に定められるガイド溝60に沿って気流を流す整流作用をガイド翼が与えても良いことは明らかである。即ち、上記実施の形態において、キャリッジアーム32の長手方向に沿って気流をガイドできるのであれば、グルーブ或いはガイド翼が採用され、これらがキャリッジアーム32の回転軸近傍或いはディスクのエッジ(外周端)が通過する付近に設けられれば良いこととなる。その結果として、キャリッジアーム32の最もせん断モーメントの大きいところで、そのモーメントを小さくすることができる。また、この位置で流れを制御することにより、流れの方向を変える際に気流からキャリッジアーム32が受ける力を最小限に抑えることができ、ヘッドの位置決め精度の悪化を招くことを防止することができる。
以上のように、キャリッジアーム32の磁気ディスク16に対向する面に、ガイド溝60を設けることにより、キャリッジアーム32とディスク16の間を流れる気流の流れを任意に誘導することができ、キャリッジアーム32周囲で気流の乱れ(風乱)を抑制することができる。特に、キャリッジアーム32の長手方向に気流を誘導することにより、キャリッジアーム32を横切る流れを抑制することができる。従って、キャリッジアーム32を支持している軸受部26の回りのせん断モーメントを抑制することができ、ヘッドの位置決め精度を向上させることができる。
また、キャリッジの振動を抑制する部材としてのグルーブ(ガイド溝)或いはガイド翼は、キャリッジと容易に一体化させて形成することが可能である。従って、部材を増やすことなく位置決め精度を向上させることができ、位置決め精度を向上させたディスクドライブ装置を低コストで実現することができる。また、振動抑制部材がキャリッジと一体化しているために、記録データを読み書きする際にキャリッジがいずれの位置に動いても、同様に振動抑制の効果を期待することができる。
この発明の実施の形態に係るHDDの内部構造を概略的に示す平面図である。 図1に示されるキャリッジアームの構造を概略的に示す平面図である。 図1に示されるキャリッジアームの構造を概略的に示す平面図である。 図2及び図3に示されるキャリッジアームの種々の形態を概略的に示す部分斜視図である。 図2及び図3に示されるキャリッジアームの種々の形態を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10...ケース、12...ベース、16...磁気ディスク、18...スピンドルモータ、22...キャリッジアッセンブリ、24...ボイスコイルモータ、22...キャリッジアッセンブリ、25...ランプロード機構、26...軸受部、32...キャリッジアーム、40...磁気ヘッド、60...ガイド溝、60A...導入部、60B...ガイド部、62A,62B、62C...孔、70...ガイド壁

Claims (2)

  1. ケースと、
    前記ケース内に収納され、情報を記録することができるディスク面を備えるディスクと、
    前記ディスクを回転駆動するためのモータと、
    前記ディスク面に情報を記録及び記録された前記情報を再生するためのヘッドと、
    前記ヘッドを支持する弾性変形が可能なサスペンションと、
    前記サスペンションを先端で支持するキャリッジアームと、
    前記キャリッジアームが設けられ、前記ディスク面を前記ディスク面の途中まで横切るように前記ヘッドを回動するためのキャリッジ機構と、
    を有するディスクドライブ装置であって、
    前記キャリッジアームには、前記ディスク面に対向して形成されたガイド壁間に前記ディスク面上に生じる気流をガイドするガイド溝が前記キャリッジアームの長手方向に沿って形成され、当該ガイド壁の一部が切除されて当該キャリッジアームの基部に導入部が形成され、当該キャリッジアームの前記先端に導出部が設けられ、前記キャリッジアームには、前記ガイド溝でガイドされる気流の一部を流出する孔が形成され、前記キャリッジ機構は、前記ディスク面上の気流を前記導入部から前記ガイド溝に導入させるように当該キャリッジアームを回転して当該キャリッジアームを前記ディスク上に進入させ、前記導入された気流を前記ガイド溝でガイドさせて前記導出部から流出されるとともに当該気流の一部を前記孔を介して前記キャリッジアームの上方に向けて流出させることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 前記キャリッジアームは、その外側面が曲面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
JP2005079583A 2005-03-18 2005-03-18 ディスクドライブ装置 Expired - Fee Related JP4034789B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079583A JP4034789B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 ディスクドライブ装置
US11/235,164 US20060209456A1 (en) 2005-03-18 2005-09-27 Disk drive apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079583A JP4034789B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 ディスクドライブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006260714A JP2006260714A (ja) 2006-09-28
JP4034789B2 true JP4034789B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=37010052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005079583A Expired - Fee Related JP4034789B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 ディスクドライブ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060209456A1 (ja)
JP (1) JP4034789B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164870A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Toshiba Corp ディスクドライブ装置
US7755866B1 (en) 2006-05-19 2010-07-13 Magnecomp Corporation Vertically coupling actuator arm for disc drives
US7623320B2 (en) * 2006-07-27 2009-11-24 Intri-Plex Technologies, Inc. Discrete mounting arm for hard disk drive and method for making the same
JP4208253B2 (ja) * 2006-09-07 2009-01-14 サンコール株式会社 磁気ヘッドサスペンション及び磁気ヘッドサスペンション用基部の製造方法
JP2010033680A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4992898A (en) * 1988-03-31 1991-02-12 Applied Magnetic Corporation Magnetic head slider suspension assembly having inverted load rails
US5731931A (en) * 1994-03-22 1998-03-24 Hutchinson Technology Incorporated Monocoque suspension
JP2682472B2 (ja) * 1994-10-31 1997-11-26 日本電気株式会社 磁気ヘッド及びこの製造方法
US6433967B1 (en) * 1996-01-16 2002-08-13 International Business Machines Corporation Transducer suspension system having a rigid extension section
US5850319A (en) * 1997-03-28 1998-12-15 Hutchinson Technology Incorporated Head suspension for use with a dynamic storage drive having an optimized top profile defined by curved side edges
JP3795659B2 (ja) * 1998-02-10 2006-07-12 富士通株式会社 ディスク装置及びヘッドサスペンション装置
AU2002231321A1 (en) * 2000-10-25 2002-05-06 Seagate Technology Llc Monocoque head suspension
US7054109B2 (en) * 2001-08-24 2006-05-30 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Balanced and damped suspension for use in a disk drive
US7430097B2 (en) * 2005-06-29 2008-09-30 Seagate Technology Llc Actuator with fluid-redirecting and drag-reducing surface features

Also Published As

Publication number Publication date
US20060209456A1 (en) 2006-09-21
JP2006260714A (ja) 2006-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100564612B1 (ko) 하드 디스크 드라이브
JP4886882B2 (ja) ヘッドスタックアッセンブリおよびこれを備えたディスク駆動装置
JP2006318519A (ja) 磁気ディスク装置
US20050286162A1 (en) Disk drive device and method of assembling disk drive device
JP4034789B2 (ja) ディスクドライブ装置
US8264794B2 (en) Head and disk drive with same
JP4476970B2 (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP4170075B2 (ja) 記録媒体駆動装置
JP4202939B2 (ja) 記録ディスク駆動装置およびランプ部材
US7382565B2 (en) Method to avoid contact between the head and disk protrusions
JP2009015902A (ja) ディスク駆動装置
US8339730B2 (en) Two-step recess base
US7274537B2 (en) Windage stripper for an actuator and rotating disc
JP2004079165A (ja) ハードディスクドライブ
JP2007164870A (ja) ディスクドライブ装置
JP4181167B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3682268B2 (ja) ディスク駆動装置
JP3688679B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2004234804A (ja) ディスク装置およびヘッドサスペンションアッセンブリ
JP2005317131A (ja) ヘッドサスペンションアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US20020039252A1 (en) Finned base airstream conditioning apparatus for a data storage device
US10998009B1 (en) Air turbulence control for actuators
JP2006120198A (ja) ヘッド、ヘッドサスペンションアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置
JP2006120228A (ja) ディスク装置
JP2010140573A (ja) ディスク駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees