JP2008004252A - 情報媒体用基板および情報媒体 - Google Patents

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鉄平 大澤
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健太郎 飯田
Mamoru Usami
守 宇佐美
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Abstract

【課題】記録再生処理や印刷処理等に支障を招くことなく、積み重ね時における密着や傷付きの発生を回避し得る情報媒体用基板を提供する。
【解決手段】平板状に形成されて一方の面(表面11a)における装着用中心孔2の口縁部と情報領域A3の内周側縁部との間の領域(この例では、チャッキング領域A2)内に凸部24(第1の凸部)が形成されると共に、他方の面(裏面11b)において凸部24における突端部に対して厚み方向で重なる位置に凸部25(第2の凸部)が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報媒体における各種機能層の支持体として機能する情報媒体用基板、およびその情報媒体用基板を用いて製造された情報媒体に関するものである。
この種の情報媒体用基板を用いて製造された情報媒体として、特開2001−43570号公報に光ディスクが開示されている。この光ディスクは、ポリカーボネート樹脂で射出成形された基板と、基板における情報記録面を覆うようにして形成された反射膜と、反射膜を覆うようにしてアクリル系紫外線硬化型樹脂で形成された保護膜とを備えている。この場合、基板における一方の面(情報記録面の裏面であって、再生用のレーザービーム等を光ディスクに入射させる側の面)には、高さ0.2mm程度のスタックリング(平面視円環状の凸部)が形成されている。また、保護膜の表面には、アクリル系紫外線硬化型樹脂を用いたスクリーン印刷によって高さ0.3mm程度のリングスペーサ(平面視円環状の凸部)が形成されている。
この場合、上記のスタックリングおよびリングスペーサは、光ディスクの厚み方向において重なる位置に互いに等しい直径で形成されている。したがって、この光ディスクを複数枚積み重ねたときには、例えば、下方に位置する光ディスクにおけるスタックリングの突端部に対して、上方に位置する光ディスクにおけるリングスペーサの突端部が当接する。これにより、積み重ねた複数の光ディスクにおいて上下方向で隣り合う2枚の光ディスクにおいて、一方の光ディスクにおける基板の一面と、他方の光ディスクにおける保護膜の表面とが面的に接触する事態が回避されている。この結果、複数枚の光ディスクを積み重ねたときに、光ディスクが密着して貼り付いた状態となる事態や、基板の傷付きが発生する事態が回避されている。
特開2001−43570号公報(第3−4頁、第1−3図)
ところが、従来の光ディスクには、以下の問題点がある。すなわち、従来の光ディスクでは、紫外線硬化型樹脂を用いたスクリーン印刷によって保護膜の表面にリングスペーサを形成した構成が採用されている。したがって、この光ディスクの製造に際して、基板の情報記録面に反射膜および保護膜を形成した状態の中間体(印刷によるリングスペーサ等の形成が実行される以前の中間体)をスタックポールに挿通させて複数枚積み重ねた際には、基板に形成されているスタックリングが保護膜の表面に当接してスタックリングの高さ分だけ中間体が離間した状態となる。このため、従来の光ディスクでは、リングスペーサの形成が完了する以前に中間体(光ディスク)を積み重ねた際に、各光ディスクが密着して貼り付いた状態となる事態や、基板および保護膜に傷付きが生じることのないように、十分な高さのスタックリングを基板に形成する必要がある。
一方、今日では、情報媒体の高密度記録化を図るために、記録再生用のレーザービームの波長を短くすると共に、ピックアップにおける対物レンズの開口数を大きくする傾向にある。したがって、記録データの記録再生時には、光ディスクに対してピックアップを十分に接近させる必要が生じている。このため、従来の光ディスクのように、ある程度高いスタックリング(この例では、0.2mm)を形成した状態では、記録データの記録再生時において光ディスクに接近させたピックアップがスタックリングに当接して、記録再生エラー、ピックアップの故障、および光ディスクの傷付きが生じるおそれがある。また、今日の光ディスクのなかには、基板の一面に形成した厚み100μm程度の樹脂層にレーザービームを透過させて記録データの記録再生を行うタイプの光ディスクが存在する。この種の光ディスクでは、上記の従来の光ディスクにおける情報記録面(基板の一面)がレーベル面として使用される。したがって、基板の一面にある程度の高さを有するスタックリング(この例では、0.2mm)を形成した状態では、レーベル面に対する印刷処理時に印刷装置がスタックリングに当接する結果、レーベルの印刷が妨げられるおそれがある。
このように、高密度記録化が進む今日の光ディスクでは、基板の一面に高背のスタックリングを形成するのが困難となっている。したがって、従来の光ディスクの構成を今日の光ディスクに採用した場合、リングスペーサの形成が完了する以前の中間体(光ディスク)を積み重ねた際に、各中間体(製造途中の光ディスク)が密着して貼り付いた状態となる事態や、基板および保護膜に傷付きが生じるおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、記録再生処理や印刷処理等に支障を招くことなく、積み重ね時における密着や傷付きの発生を回避し得る情報媒体用基板および情報媒体を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る情報媒体用基板は、平板状に形成されて一方の面における中心孔の口縁部と情報領域の内周側縁部との間の領域内に第1の凸部が形成されると共に、他方の面において当該第1の凸部における突端部に対して厚み方向で重なる位置に第2の凸部が形成されている。なお、本発明における情報領域とは、記録型の情報媒体においては、記録データの記録が可能な記録層が形成されている領域を意味し、再生専用型の情報媒体においては、記録データを構成するピットやマークが形成されている領域を意味する。
また、本発明に係る情報媒体用基板は、前記第1の凸部および前記第2の凸部の少なくとも一方が平面視円環状に形成されている。
さらに、本発明に係る情報媒体用基板は、前記第1の凸部および前記第2の凸部のいずれか他方が、所定の間隙を挟んで当該情報媒体用基板の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で構成されている。
また、本発明に係る情報媒体用基板は、前記第1の凸部および前記第2の凸部の少なくとも一方の頂部が当該情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるように形成されている。なお、本発明および後述する発明における「線的な頂部」とは、凸部の頂部(稜線)が極く狭い幅を有して連続または不連続で連なっている状態を意味する。
さらに、本発明に係る情報媒体用基板は、前記一方の面および前記他方の面の少なくとも一方における前記情報領域よりも外周側の領域内に第3の凸部が形成されている。
また、本発明に係る情報媒体用基板は、前記第3の凸部が、所定の間隙を挟んで当該情報媒体用基板の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で構成されている。
さらに、本発明に係る情報媒体用基板は、前記第3の凸部の頂部が当該情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるように形成されている。
また、本発明に係る情報媒体は、上記のいずれかの情報媒体用基板における前記一方の面に前記第1の凸部を覆うようにして第1の樹脂材料が塗布されて第1の機能層が形成されると共に、前記他方の面における前記第2の凸部よりも外周側の領域に第2の樹脂材料が塗布されて前記厚み方向における高さが当該第2の凸部の高さ以上となるように第2の機能層が形成されている。なお、本発明における第1の機能層および第2の機能層は、それぞれ単一の層に限定されるものではなく、2つ以上の層(薄膜)が相まって1つの機能層として機能する層がこれに含まれる。また、情報媒体用基板の一面に2つ以上の機能層が形成されている構成においては、この2つ以上の機能層の積層体が本発明における機能層に相当する。
また、本発明に係る情報媒体は、上記のいずれかの情報媒体用基板における前記一方の面に前記第1の凸部を覆うようにして第1の樹脂材料が塗布されて第1の機能層が形成されると共に、前記他方の面に前記第2の凸部を覆うようにして第2の樹脂材料が塗布されて第2の機能層が形成されている。
本発明に係る情報媒体用基板によれば、一方の面における中心孔の口縁部と情報領域の内周側縁部との間の領域内に第1の凸部を形成すると共に、他方の面において第1の凸部における突端部に対して厚み方向で重なる位置に第2の凸部を形成したことにより、例えば情報媒体の製造時において、情報媒体用基板の一方の面に第1の機能層が形成された状態(情報媒体用基板の他方の面に第2の機能層が形成されていない状態)の情報媒体用基板を積み重ねた際に、第1の凸部の高さと第2の凸部の高さとの和の高さだけ第1の機能層と情報媒体用基板とを十分に離間させることができる。したがって、記録再生エラー等を招くことのない程度に第1の凸部を十分に低く形成したとしても、積み重ねた情報媒体用基板に貼り付きが生じる事態や、情報媒体用基板および第1の機能層の傷付きが生じる事態を確実に回避することができる。また、過剰に高い凸部が存在しないため、凸部の存在に起因して記録再生処理やレーベル面に対する印刷処理等が妨げられる事態を回避することができる。
また、本発明に係る情報媒体用基板によれば、第1の凸部および第2の凸部の少なくとも一方を平面視円環状に形成したことにより、複数の情報媒体用基板を積み重ねる際に、下方の情報媒体用基板に対して上方の情報媒体用基板をどのように回転させた状態で積み重ねたとしても、下方の情報媒体用基板における第1の凸部と上方の情報媒体用基板における第2の凸部とを、または下方の情報媒体用基板における第2の凸部と上方の情報媒体用基板における第1の凸部とを確実に当接させて、両凸部の高さの和の分だけ両情報媒体用基板を確実に離間させることができる。
さらに、本発明に係る情報媒体用基板によれば、所定の間隙を挟んで情報媒体用基板の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で第1の凸部および第2の凸部のいずれか他方を構成したことにより、この情報媒体用基板を積み重ねた状態において、上方に位置する情報媒体用基板と下方に位置する情報媒体用基板との間の空間内に所定の間隙から周囲の空気を容易に進入させることができるため、上方に位置する情報媒体用基板を例えばスタック位置から搬送する際に、その下方に位置する情報媒体用基板との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方の情報媒体用基板が上方の情報媒体用基板と共に(上方の情報媒体用基板に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置する情報媒体用基板のみを搬送することができる。
また、本発明に係る情報媒体用基板によれば、第1の凸部および第2の凸部の少なくとも一方の頂部が情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるようにを形成したことにより、この情報媒体用基板を積み重ねた状態において、上方に位置する情報媒体用基板と下方に位置する情報媒体用基板との間の空間内に第1の凸部および第2の凸部の当接部位から周囲の空気を容易に進入させることができる。したがって、この情報媒体用基板によれば、上方に位置する情報媒体用基板を例えばスタック位置から搬送する際に、その下方に位置する情報媒体用基板との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方の情報媒体用基板が上方の情報媒体用基板と共に(上方の情報媒体用基板に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置する情報媒体用基板のみを搬送することができる。
さらに、本発明に係る情報媒体用基板によれば、一方の面および他方の面の少なくとも一方における情報領域よりも外周側の領域内に第3の凸部を形成したことにより、複数の情報媒体用基板を積み重ねた状態において、情報媒体用基板に傾きが生じたとしても、例えば上方に位置する情報媒体用基板における第3の凸部が下方に位置する情報媒体用基板の表面に当接して両情報媒体用基板が面的に接触する事態を確実に回避することができる。したがって、積み重ねた情報媒体用基板に貼り付きが生じる事態や傷付きが生じる事態を一層確実に回避することができる。
また、本発明に係る情報媒体用基板によれば、所定の間隙を挟んで情報媒体用基板の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で第3の凸部を構成したことにより、この情報媒体用基板を積み重ねた状態において、上方に位置する情報媒体用基板と下方に位置する情報媒体用基板との間の空間内に所定の間隙から周囲の空気を容易に進入させることができるため、上方に位置する情報媒体用基板を例えばスタック位置から搬送する際に、その下方に位置する情報媒体用基板との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方の情報媒体用基板が上方の情報媒体用基板と共に(上方の情報媒体用基板に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置する情報媒体用基板のみを搬送することができる。
さらに、本発明に係る情報媒体用基板によれば、第3の凸部の頂部が情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるようにを形成したことにより、この情報媒体用基板を積み重ねた状態において、上方に位置する情報媒体用基板と下方に位置する情報媒体用基板との間の空間内に情報媒体用基板の一方の面および第3の凸部の当接部位から周囲の空気を容易に進入させることができる。したがって、この情報媒体用基板によれば、上方に位置する情報媒体用基板を例えばスタック位置から搬送する際に、その下方に位置する情報媒体用基板との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方の情報媒体用基板が上方の情報媒体用基板と共に(上方の情報媒体用基板に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置する情報媒体用基板のみを搬送することができる。
また、本発明に係る情報媒体によれば、上記のいずれかに記載の情報媒体用基板における一方の面に第1の凸部を覆うようにして第1の樹脂材料を塗布して第1の機能層を形成すると共に、他方の面における第2の凸部よりも外周側の領域に第2の樹脂材料を塗布して厚み方向における高さが第2の凸部の高さ以上となるように第2の機能層を形成したことにより、第2の機能層としての印刷層に対する印刷処理時において、印刷装置が第2の凸部に引っ掛かって印刷が妨げられる事態を確実に回避することができる。
また、本発明に係る情報媒体によれば、上記のいずれかに記載の情報媒体用基板における一方の面に第1の凸部を覆うようにして第1の樹脂材料を塗布して第1の機能層を形成すると共に、他方の面に第2の凸部を覆うようにして第2の樹脂材料を塗布して第2の機能層を形成したことにより、情報媒体の製造時における中間体のみならず、完成状態の情報媒体においても、その他方の面側に第2の凸部を突出させた状態を維持することができる。したがって、第2の凸部を十分に低く形成したとしても、完成状態の複数の情報媒体を積み重ねた際に、一方の面側に形成されている第1の凸部と他方の面側に形成されている第2の凸部とが相まって2枚の情報媒体が面的に接触するのを確実に回避することができる。これにより、完成状態の複数の情報媒体を積み重ねた際に、貼り付きや傷付きが生じるのを確実に回避することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報媒体用基板および情報媒体の最良の形態について説明する。
図1に示す光ディスク1は、本発明に係る情報媒体の一例であって、一例として、記録データの記録および再生が可能に構成されている。この光ディスク1は、ディスク基板(光透過性基板)11の一方の面(同図における上面)に記録層12および光透過層13がこの順で形成されると共に、ディスク基板11の他方の面(同図における下面)に調整層14および印刷層15がこの順で形成されて構成されている。また、光ディスク1の中心部には、記録再生装置に光ディスク1を装着するための装着用中心孔2が形成されている。
一方、ディスク基板11は、本発明に係る情報媒体用基板の一例であって、光透過性樹脂材料を用いて全体として円板状(平板状)に射出成形で形成されている。具体的には、ディスク基板11は、光ディスク1に求められる機械的強度を十分に高めることができるように、一例として、ポリカーボネート樹脂等の光透過性樹脂によって直径が120mm程度で厚みが1.1mm程度の円板状に射出成形で形成されている。なお、ディスク基板11を成形するための材料は、ポリカーボネート樹脂に限定されず、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ABS樹脂およびウレタン樹脂のいずれかを用いて成形することができる。
このディスク基板11は、図2に示すように、表面11a(本発明における一方の面の一例)における装着用中心孔2の口縁部(中心孔形成領域A1の外周側端部)と、記録層12が形成される情報領域A3の内周側縁部との間の領域(チャッキング領域A2)に、本発明における第1の凸部に相当する凸部24が形成されている。この場合、凸部24は、平面視円環状に形成されると共に、表面11aからの高さH1が一例として0.075mm程度となるように形成されている。また、このディスク基板11では、凸部24は、その頂部がディスク基板11の周方向に沿って線的となるように形成されている。
さらに、裏面11b(本発明における他方の面の一例)における装着用中心孔2の口縁部(中心孔形成領域A1の外周側端部)と、記録層12が形成される情報領域A3の内周側縁部との間のチャッキング領域A2には、本発明における第2の凸部に相当する凸部25が形成されている。この場合、凸部25は、裏面11bにおいて上記した凸部24の突端部に対して光ディスク1の厚み方向(同図における上下方向)で重なる位置に平面視円環状に形成されると共に、裏面11bからの高さH2が一例として0.08mm程度となるように形成されている。また、裏面11bにおける情報領域A3よりも外周側の外縁領域A4には、本発明における第3の凸部の一例である凸部26が形成されている。この場合、凸部26は、ディスク基板11の外縁部に沿って平面視円環状に形成されると共に、裏面11bからの高さH3が一例として0.08mm程度となるように形成されている。つまり、凸部26および凸部25は互いに等しい高さかまたはほぼ等しい高さとなるように形成されている。
記録層12は、一例として、金属材料を含む反射膜(図示せず)と、相変化材料を含む記録材料層(図示せず)と、これを挟むようにして設けられた誘電体層(図示せず)とがディスク基板11の表面11aにこの順で形成されて構成されている(光ディスク1が書換え型の情報媒体である構成の例)。なお、本発明を再生専用型の情報媒体に適用するときには、光ディスク1におけるディスク基板11に代えて、射出成形時にピットが形成された基板を用いると共に、記録層12に代えて、金属材料を含む反射膜(図示せず)からなる機能層を基板の表面11aに形成する。
光透過層13は、ディスク基板11の表面11aに形成された記録層12を保護すると共に、記録再生用のレーザービームを透過させるための層であって、前述した記録層12と相まって本発明における第1の機能層を構成する。具体的には、光透過層13は、アクリル系樹脂やエポキシ系樹脂等の紫外線硬化型樹脂(本発明における第1の樹脂材料の一例)を記録層12が形成されたディスク基板11の表面11aにスピンコートで塗布して硬化させることで厚み100μm程度に形成されている。調整層14は、光透過層13が形成された状態のディスク基板11に応力差に起因する反りの発生を回避するための層であって、印刷層15と相まって本発明における第2の機能層に相当する。具体的には、調整層14は、一例として、光透過層13を形成するのに用いる樹脂材料と同様のアクリル系樹脂やエポキシ系樹脂等の紫外線硬化型樹脂(本発明における第2の樹脂材料の一例)をディスク基板11の裏面11bにスピンコートで塗布して硬化させることで厚み100μm程度に形成されている。
印刷層15は、白色下地層(図示せず)と、例えばインクジェット式プリンタによる各種図柄等の印刷が可能な空隙型(多孔質型)のインク受理層(インク受容層:図示せず)とが形成されている。この場合、白色下地層は、アクリル系樹脂等の紫外線硬化型樹脂に酸化チタン等の白色顔料を混合した塗布液を例えばスクリーン印刷法によって調整層14の表面に塗布した後(印刷した後)に紫外線を照射して硬化させることによって形成されている。なお、白色下地層の厚みについては特に限定されないが、一例として、5μm以上の厚みとすることで白色下地層を白色に形成することができる。また、白色下地層の厚みを過剰に厚くしたとしても、上記の白さの度合いが大きく変化することはなく、光ディスク1の全域に亘って均一な厚みの白色下地層を形成するのが困難となるおそれがある。このため、白色下地層の厚みを20μm以下とするのが好ましい。
一方、インク受理層は、例えば、インクジェット式プリンタによる図柄等の印刷が可能に、全体として半透明の薄膜状に形成されており、プリンタから射出されるインクを光ディスク1に定着させる機能を有している。この場合、十分な量のインクを短時間で定着させるためには、インク受理層の厚みを10μm以上50μm以下の範囲内とするのが好ましい。また、インク受理層の表面の平均粗さ(Ra)を十分に小さくすることにより、プリンタによって図柄等を印刷したときの印刷品質(特に、発色や光沢)を向上させることができる。具体的には、銀塩写真に近い印刷品質を再現するには、インク受理層の表面の平均粗さ(Ra)を0.1μm以下とするのが好ましい。このインク受理層は、一例として、ベーマイトとαアルミナとを顔料として含んだ塗布液を上記の白色下地層の表面に塗布した後に乾燥させることで形成される。この場合、インク受理層を形成するための塗布液を塗布する方法は特に限定されないが、一例として、スピンコート法やスリットコート法を採用することができる。
この光ディスク1の製造に際しては、まず、例えばポリカーボネート樹脂によってディスク基板11を射出成形する。この際には、本発明における第1の凸部に相当する凸部24が表面11aに形成されると共に、本発明における第2の凸部に相当する凸部25と、本発明における第3の凸部に相当する凸部26とが裏面11bに形成される。この場合、このディスク基板11では、ディスク基板11の厚み方向において凸部24と重なる裏面11bの所定位置に凸部25が形成される。また、このディスク基板11では、凸部24は、その頂部がディスク基板11の周方向に沿って線的となるように形成される。したがって、射出成形が完了した複数のディスク基板11を例えばスタックポールに挿通させて積み重ねた状態(図示せず)においては、一例として、下方に位置するディスク基板11の凸部24が、上方に位置するディスク基板11の凸部25に対して線的に接触した状態となる。
この場合、前述したように、ディスク基板11の厚みが非常に薄いため、積み重ねた状態のディスク基板11が撓むようにして変形して、上方に位置するディスク基板11の凸部26が下方に位置するディスク基板11の表面11aに当接した状態となることがある。このような状態においては、上方に位置するディスク基板11の裏面11bと、下方に位置するディスク基板11の表面11aとの間の空間が、両ディスク基板11,11の内周側において、上方に位置するディスク基板11の凸部25と、下方に位置するディスク基板11の凸部24とで閉塞されると共に、両ディスク基板11,11の外周側において、上方に位置するディスク基板11の凸部26と、下方に位置するディスク基板11の表面11aとで閉塞された状態となる。
しかしながら、このディスク基板11では、上記したように、下方に位置するディスク基板11の凸部24が上方に位置するディスク基板11の凸部25に対して線的に接触した状態となっているため、本発明における第1の凸部および第2の凸部が面的に接触した状態と比較して、凸部24,25の当接部から両ディスク基板11,11における表面11aおよび裏面11bの間の空間内に周囲の空気を容易に進入させることが可能となっている。このため、上方に位置するディスク基板11をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板11との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板11が上方のディスク基板11と共に(上方のディスク基板11に貼り付いた状態で)搬送される事態が回避される。
次いで、例えばスパッタリング法によってディスク基板11の表面11aに金属材料をスパッタリングすることで反射膜(図示せず)を形成した後に記録材料層や誘電体層等を形成することにより、図3に示すように、ディスク基板11の表面11aにおける情報領域A3に記録層12を形成する。続いて、記録層12の上に例えばスピンコート法によって紫外線硬化型樹脂を塗布して硬化させることにより、図4に示すように、ディスク基板11の表面11aに光透過層13を形成する。この際には、ディスク基板11を低速回転させた状態において表面11aにおける装着用中心孔2の口縁部(凸部24の内周側)に樹脂材料を滴下した後に、光ディスク1を高速回転させる。これにより、ディスク基板11の外縁部に向けて樹脂材料が移動する結果、同図に示すように、凸部24や記録層12を覆うようにして樹脂材料の層が形成される。この状態において紫外線を照射することで樹脂材料の層が硬化して光透過層13が形成される。
この場合、このディスク基板11では、射出成形時において表面11aのチャッキング領域A2に凸部24が形成されている。したがって、この凸部24を覆うようにして光透過層13を形成することで、同図に示すように、光透過層13の厚みの分だけ凸部24よりも一回り大きい凸部24aがディスク基板11の表面11aに形成される。また、このディスク基板11では、ディスク基板11の厚み方向において凸部24と重なる裏面11bの所定位置に凸部25が形成されている。したがって、図5に示すように、光透過層13の形成が完了した状態の複数のディスク基板11(中間体)をスタックポール50に挿通させるようにして積み重ねた際には、一例として、下方に位置する中間体(ディスク基板11)における凸部24aが、上方に位置する中間体(ディスク基板11)における凸部25に当接する。この結果、下方の中間体における光透過層13と、上方の中間体におけるディスク基板11とが、凸部24(凸部24a)の高さH1と凸部25の高さH2との和である0.155mm程度だけ離間した状態が維持される。これにより、積み重ねた中間体同士が面的に接触して貼り付きが生じたり、中間体同士の面的接触に起因する光透過層13の傷付きが回避される。
また、前述したように、このディスク基板11では、凸部24は、その頂部がディスク基板11の周方向に沿って線的となるように形成されている。したがって、この凸部24を覆うようにして光透過層13を形成することで形成される上記の凸部24aもその頂部がディスク基板11の周方向に沿って線的となるように形成される。このため、光透過層13の形成が完了した複数のディスク基板11をスタックポール50に挿通させて積み重ねた状態においては、下方に位置するディスク基板11の凸部24aが、上方に位置するディスク基板11の凸部25に対して線的に接触した状態となる。
したがって、積み重ねた状態のディスク基板11が撓むようにして変形して、上方に位置するディスク基板11の凸部26が下方に位置するディスク基板11の表面11a(光透過層13の表面)に当接した状態となったとしても、凸部24a,25の当接部から両ディスク基板11,11における表面11a(光透過層13の表面)および裏面11bの間の空間内に周囲の空気を容易に進入させることが可能となっている。このため、上方に位置するディスク基板11をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板11との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板11が上方のディスク基板11と共に(上方のディスク基板11に貼り付いた状態で)搬送される事態が回避される。
次いで、図6に示すように、ディスク基板11の裏面11bにスクリーン印刷法によって樹脂材料を塗布して硬化させることによって調整層14を形成する。この際には、裏面11bにおける凸部25,26の間の環状領域に樹脂材料を塗布することで、凸部25,26の表面を樹脂材料の層から露出させる。続いて、図7に示すように、調整層14の表面に印刷層15を形成する。具体的には、まず、白色下地層を形成するための塗布液を調整層14の表面にスクリーン印刷した後に、塗膜に紫外線を照射して硬化させる。次いで、インク受理層を形成するための塗布液を上記の白色下地層の表面に塗布した後に乾燥させる。これにより、印刷層15が形成される。なお、この光ディスク1では、上記の調整層14および印刷層15の厚みの和が凸部25,26の高さH2,H3と等しくなるように調整層14および印刷層15が形成されている。これにより、図1に示すように、光ディスク1が完成する。
このように、この光ディスク1におけるディスク基板11によれば、一方の面(この例では、表面11a)における装着用中心孔2の口縁部と情報領域A3の内周側縁部との間の領域(この例では、チャッキング領域A2)内に本発明における第1の凸部に相当する凸部24を形成すると共に、他方の面(この例では、裏面11b)において凸部24における突端部に対して厚み方向で重なる位置に本発明における第2の凸部に相当する凸部25を形成したことにより、例えば光ディスク1の製造時において、光透過層13の形成が完了した状態(調整層14の形成が完了していない状態)のディスク基板11を積み重ねた際に、凸部24(凸部24a)の高さH1と凸部25の高さH2との和の高さ(この例では、0.155mm程度)だけ光透過層13とディスク基板11とを十分に離間させることができる。したがって、記録再生エラー等を招くことのない程度に凸部25を十分に低く形成したとしても、積み重ねたディスク基板11に貼り付きが生じる事態や、ディスク基板11および光透過層13の傷付きが生じる事態を確実に回避することができる。また、過剰に高い凸部が存在しないため、凸部の存在に起因して記録再生処理やレーベル面に対する印刷処理が妨げられる事態を回避することができる。
また、この光ディスク1におけるディスク基板11によれば、本発明における第1の凸部および第2の凸部の少なくとも一方(この例では、凸部24,25の双方)を平面視円環状に形成したことにより、複数のディスク基板11を積み重ねる際に、下方のディスク基板11に対して上方のディスク基板11をどのように回転させた状態で積み重ねたとしても、下方のディスク基板11における凸部24(凸部24a)と上方のディスク基板11における凸部25とを、または下方のディスク基板11における凸部25と上方のディスク基板11における凸部24(凸部24a)とを確実に当接させて、両凸部24,25の高さの和の分だけ両ディスク基板11を確実に離間させることができる。
また、この光ディスク1におけるディスク基板11によれば、本発明における第1の凸部および第2の凸部の少なくとも一方(この例では、第1の凸部に相当する凸部24のみ)の頂部がディスク基板11の周方向に沿って線的となるように形成したことにより、このディスク基板11を積み重ねた状態において、上方に位置するディスク基板11と下方に位置するディスク基板11との間の空間内に凸部24(第1の凸部)および凸部25(第2の凸部)の当接部位から周囲の空気を容易に進入させることができる。したがって、このディスク基板11によれば、上方に位置するディスク基板11をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板11との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板11が上方のディスク基板11と共に(上方のディスク基板11に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置するディスク基板11のみを搬送することができる。
さらに、この光ディスク1におけるディスク基板11によれば、一方の面および他方の面の少なくとも一方(この例は、他方の面である裏面11b)における情報領域A3よりも外周側の領域(この例では、外縁領域A4)内に本発明における第3の凸部に相当する凸部26を形成したことにより、複数のディスク基板11を積み重ねた状態において、ディスク基板11に傾きが生じたとしても、例えば上方に位置するディスク基板11における凸部26が下方に位置するディスク基板11の表面11aに当接して両ディスク基板11が面的に接触する事態を確実に回避することができる。したがって、積み重ねたディスク基板11に貼り付きが生じる事態や傷付きが生じる事態を一層確実に回避することができる。
また、この光ディスク1によれば、ディスク基板11における表面11aに凸部24を覆うようにして第1の樹脂材料(この例では、光透過性を有する紫外線硬化型樹脂)を塗布して本発明における第1の機能層に相当する光透過層13を形成すると共に、裏面11bにおける凸部25よりも外周側の領域(この例では、凸部25と凸部26との間の領域A5)に第2の樹脂材料(この例では、第1の樹脂材料と同様の紫外線硬化型樹脂)を塗布して厚み方向における高さが凸部25の高さ以上となるように本発明における第2の機能層に相当する調整層14を形成したことにより、本発明における第2の機能層としての印刷層15に対する印刷処理時において、印刷装置が凸部25に引っ掛かって印刷が妨げられる事態を確実に回避することができる。
なお、本発明は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、上記の光ディスク1では、ディスク基板11の裏面11bに形成された凸部25,26の間の領域A5に樹脂材料を塗布して調整層14を形成する構成を採用しているが、本発明はこれに限定されず、図8に示す光ディスク1Aのように、凸部25,26を覆うようにして樹脂材料を塗布して調整層14a(本発明における第2の機能層の他の一例)を形成する構成を採用することができる。この構成を採用した場合、調整層14aの厚みの分だけ凸部25よりも大きい凸部25aと、調整層14aの厚みの分だけ凸部26よりも大きい凸部26aとがディスク基板11の裏面11b側に形成される。したがって、図9に示すように、完成状態の複数の光ディスク1Aをスタックポール60に挿通させるようにして積み重ねたときには、下方に位置する光ディスク1Aの凸部25aと上方に位置する光ディスク1Aの凸部24aとが当接して両凸部24a,25aの高さの和の分だけ両光ディスク1Aが離間した状態となる。なお、各光ディスク1Aを反転させて光透過層13の形成面を上向きにして積み重ねた場合には(図示せず)、下方に位置する光ディスク1Aの凸部24aと上方に位置する光ディスク1Aの凸部25とが当接して両凸部24a,25aの高さの和の分だけ両光ディスク1Aが離間した状態となる。
このように、この光ディスク1Aによれば、ディスク基板11の表面11aに凸部24を覆うようにして第1の樹脂材料(この例では、光透過性を有する紫外線硬化型樹脂)を塗布して本発明における第1の機能層に相当する光透過層13を形成すると共に、裏面11bに凸部25および凸部26を覆うようにして第2の樹脂材料(この例では、光透過性を有する紫外線硬化型樹脂)を塗布して本発明における第2の機能層に相当する調整層14aを形成したことにより、光ディスク1Aの製造時における中間体のみならず、完成状態の光ディスク1Aにおいても、その裏面11b側に凸部25a,26aを突出させた状態を維持することができる。したがって、凸部25a,26aを十分に低く形成したとしても、完成状態の複数の光ディスク1Aを積み重ねた際に、表面11a側に形成されている凸部24aと裏面11b側に形成されている凸部25aとが相まって2枚の光ディスク1Aが面的に接触するのを確実に回避することができる。これにより、完成状態の複数の光ディスク1Aを積み重ねた際に、貼り付きや傷付きが生じるのを確実に回避することができる。
また、上記のディスク基板11では、裏面11b側のみに本発明における第3の凸部に相当する凸部26を形成した構成を採用しているが、図10に示すディスク基板31(本発明に係る情報媒体用基板の他の一例)のように、本発明における一方の面に相当する表面11a側にも本発明における第3の凸部に相当する平面視円環状の凸部36を形成する構成を採用することができる。なお、同図に示すディスク基板31、および後に説明するディスク基板41、51A〜51E,61において前述したディスク基板11と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。この構成では、複数のディスク基板31を積み重ねた状態においてディスク基板31に傾きが生じたときや、ディスク基板31が撓むようにして変形したときに、例えば、下方に位置するディスク基板31における凸部36と上方に位置するディスク基板31における凸部26とが当接する結果、下方に位置するディスク基板31と上方に位置するディスク基板31とが密着する事態を確実に回避することができる。この場合、表面11aの外縁領域A4に形成する凸部36の高さH4は、光透過層13の形成時における樹脂材料の流動が阻害されることなく、かつ、上記のように密着を十分に回避することができるように、一例として、0.08mm程度とするのが好ましい。
また、図11に示すディスク基板41(本発明に係る情報媒体用基板のさらに他の一例)のように、例えば、調整層14を形成する裏面11bの側に形成する凸部45,46(本発明における第2および第3の凸部の他の一例)について、その口縁部の断面形状を緩やかな円弧状とすることにより、調整層14を形成するための樹脂材料をディスク基板41の裏面11bに対して確実に密着させることができる。さらに、前述したディスク基板11では、本発明における第1の凸部に相当する凸部24と本発明における第2の凸部に相当する凸部25の双方について平面視円環状に形成する構成を採用しているが、本発明における第1の凸部および第2の凸部のいずれか一方のみを平面視円環状に形成したとしても、ディスク基板11等と同様にして、複数のディスク基板を積み重ねる際に、下方のディスク基板に対して上方のディスク基板をどのように回転させた状態で積み重ねたとしても、下方のディスク基板における第1の凸部と上方のディスク基板における第2の凸部とを、または下方のディスク基板における第2の凸部と上方のディスク基板における第1の凸部とを確実に当接させて、両凸部の高さの和の分だけ両ディスク基板を確実に離間させることができる。
さらに、周方向に沿って線的となる頂部を有するように本発明における第1の凸部に相当する凸部24を形成したディスク基板11,31,41について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示すディスク基板51Aのように、本発明における第2の凸部に相当する凸部55aの突端面を内周側に向かうに従って低くなる(内周側ほど凸部の基端部から突端面までの距離が短くなる)内周向きの斜面とすることで、ディスク基板51Aの周方向に沿って線的となる頂部を有するように凸部55aを構成すると共に、本発明における第3の凸部に相当する凸部56aの突端面を外周側に向かうに従って低くなる(外周側ほど凸部の基端部から突端面までの距離が短くなる)外周向きの斜面とすることで、ディスク基板51Aの周方向に沿って線的となる頂部を有するように凸部56aを構成することもできる。このディスク基板51Aでは、前述したディスク基板11と同様にして、図13に示すように、例えば射出成形が完了した複数のディスク基板51Aを例えばスタックポール50に挿通させて積み重ねた状態において、一例として、上方に位置するディスク基板51Aの凸部55aが下方に位置するディスク基板51Aの凸部24に対して線的に接触した状態となる。
また、ディスク基板51Aが撓むようにして変形した状態においては、一例として、上方に位置するディスク基板51Aの凸部56aが下方に位置するディスク基板51Aの表面11aに対して線的に接触した状態となる。したがって、本発明における第1の凸部と第2の凸部とが面的に接触した状態や、本発明における第3の凸部と本発明における一方の面とが面的に接触した状態と比較して、凸部24,55aの当接部、および凸部56aと表面11aとの当接部から両ディスク基板51A,51Aにおける表面11aおよび裏面11bの間の空間内に周囲の空気を容易に進入させることが可能となっている。このため、上方に位置するディスク基板51Aをスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板51Aとの間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、下方のディスク基板51Aが上方のディスク基板51Aと共に(上方のディスク基板51Aに貼り付いた状態で)搬送される事態が回避される。
この場合、本発明における第2の凸部および第3の凸部が線的な頂部を有するための断面形状は、上記のディスク基板51Aにおける凸部55a,56aの形状に限定されない。具体的には、図14に示すディスク基板51Bのように、本発明における第2の凸部に相当する凸部55bの突端面を外周向きの斜面とすることで、ディスク基板51Bの周方向に沿って線的な頂部を有するように凸部55bを構成すると共に、本発明における第3の凸部に相当する凸部56bの突端面を内周向きの斜面とすることで、ディスク基板51Bの周方向に沿って線的な頂部を有するように凸部56bを構成することもできる。また、図15に示すディスク基板51Cのように、本発明における第2の凸部として上記のディスク基板51Aと同様に凸部55aを形成すると共に、本発明における第3の凸部として上記のディスク基板51Bと同様に凸部56bを形成する構成や、図16に示すディスク基板51Dのように、本発明における第2の凸部として上記のディスク基板51Bと同様に凸部55bを形成すると共に、本発明における第3の凸部として上記のディスク基板51Aと同様に凸部56aを形成する構成を採用することもできる。
さらに、図17に示すディスク基板51Eのように、本発明における第2の凸部に相当する凸部55eの突端面に内周向きの斜面および外周向きの斜面の2つの斜面を形成することで、ディスク基板51Eの周方向に沿って線的な頂部を有するように凸部55eを構成すると共に、本発明における第3の凸部に相当する凸部56eの突端面に内周向きの斜面および外周向きの斜面の2つの斜面を形成することで、ディスク基板51Eの周方向に沿って線的な頂部を有するように凸部56eを構成することもできる。なお、本発明に係る情報媒体用基板は、ディスク基板51A〜51E(以下、「ディスク基板51」ともいう)のように、本発明における第2の凸部および第3の凸部の双方に線的な頂部を有する構成に限定されず、本発明における第2の凸部および第3の凸部のいずれか一方に線的な頂部を有する構成を採用することもできる。
このように、上記のディスク基板51によれば、本発明における第1の凸部および第2の凸部の少なくとも一方(この例では、双方)がディスク基板51の周方向に沿って線的となるように形成したことにより、このディスク基板51を積み重ねた状態において、上方に位置するディスク基板51と下方に位置するディスク基板51との間の空間内に第1の凸部および第2の凸部の当接部位から周囲の空気を容易に進入させることができる。したがって、このディスク基板51によれば、上方に位置するディスク基板51をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板51との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板51が上方のディスク基板51と共に(上方のディスク基板51に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置するディスク基板51のみを搬送することができる。
また、上記のディスク基板51によれば、本発明における第3の凸部の頂部がディスク基板51の周方向に沿って線的となるように形成したことにより、このディスク基板51を積み重ねた状態において、上方に位置するディスク基板51と下方に位置するディスク基板51との間の空間内に表面11aおよび第3の凸部の当接部位から周囲の空気を容易に進入させることができる。したがって、このディスク基板51によれば、上方に位置するディスク基板51をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板51との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板51が上方のディスク基板51と共に(上方のディスク基板51に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置するディスク基板51のみを搬送することができる。
また、例えば、前述したディスク基板11では、本発明における第1の凸部に相当する凸部24と、本発明における第2の凸部に相当する凸部25の双方を平面視円環状に形成すると共に、本発明における第3の凸部に相当する凸部26を平面視円環状に形成しているが、本発明に係る情報媒体用基板の構成はこれに限定されない。例えば、図18,19に示すディスク基板61のように、本発明における第1の凸部に相当する凸部24を平面視円環状に形成すると共に、所定の間隙を挟んでディスク基板61の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で本発明における第2の凸部に相当する凸部65を構成し、かつ、所定の間隙を挟んでディスク基板61の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で本発明における第3の凸部に相当する凸部66を構成することができる。
具体的には、このディスク基板61では、その裏面11b(本発明における他方の面の一例)における装着用中心孔2の口縁部(中心孔形成領域A1の外周側端部)と、記録層12が形成される情報領域A3の内周側縁部との間のチャッキング領域A2に、本発明における第2の凸部に相当する凸部65が形成されている。この場合、凸部65は、本発明における所定の間隙に相当する4つの切り欠き65aによって分割された4つの弧状の凸部65bがディスク基板61の周方向において隣り合って並ぶようにして形成されて構成されている。この場合、凸部65を構成する各凸部65bは、上記した凸部24の突端部に対して光ディスク1の厚み方向で重なる裏面11bの所定位置に形成されている。また、裏面11bにおける情報領域A3よりも外周側の外縁領域A4には、本発明における第3の凸部の一例である凸部66が形成されている。この場合、凸部66は、本発明における所定の間隙に相当する6つの切り欠き66aによって分割された6つの弧状の凸部66bがディスク基板61の周方向において隣り合って並ぶようにして形成されて構成されている。
このディスク基板61では、例えば、射出成形が完了した複数のディスク基板61をスタックポールに挿通させて積み重ねた状態(図示せず)において、一例として、上方に位置するディスク基板61の凸部65が、下方に位置するディスク基板61の凸部24に対して凸部65を構成する4つの凸部65bの形成位置に対応する4カ所で当接した状態となる。この場合、切り欠き65aの形成位置においては、上方のディスク基板61と下方のディスク基板61とが非接触の状態となる。また、積み重ねた状態のディスク基板61が撓むようにして変形して、上方に位置するディスク基板61の凸部66が下方に位置するディスク基板61の表面11aに当接した状態においても、上方に位置するディスク基板61の凸部66は、下方に位置するディスク基板61の表面11aに対して凸部66を構成する6つの凸部66bの形成位置に対応する6カ所で当接した状態となる。この場合、切り欠き66aの形成位置においては、上方のディスク基板61と下方のディスク基板61とが非接触の状態となる。したがって、このディスク基板61では、各切り欠き65a,66aから両ディスク基板61,61における表面11aおよび裏面11bの間の空間内に周囲の空気を容易に進入させることが可能となっている。
このように、このディスク基板61によれば、所定の間隙(この例では、切り欠き65a)を挟んでディスク基板61の周方向で隣接する複数の弧状の凸部65bで第1の凸部および第2の凸部のいずれか他方(この例では、本発明における第2の凸部に相当する凸部65)を構成したことにより、このディスク基板61を積み重ねた状態において、上方に位置するディスク基板61と下方に位置するディスク基板61との間の空間内に切り欠き65a(所定の間隙)から周囲の空気を容易に進入させることができるため、上方に位置するディスク基板61をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板61との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板61が上方のディスク基板61と共に(上方のディスク基板61に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置するディスク基板61のみを搬送することができる。
また、このディスク基板61によれば、所定の間隙(この例では、切り欠き66a)を挟んでディスク基板61の周方向で隣接する複数の弧状の凸部66bで第3の凸部(凸部66)を構成したことにより、このディスク基板61を積み重ねた状態において、上方に位置するディスク基板61と下方に位置するディスク基板61との間の空間内に切り欠き66a(所定の間隙)から周囲の空気を容易に進入させることができるため、上方に位置するディスク基板61をスタック位置から搬送する際に、その下方に位置するディスク基板61との間の上記の空間が密閉された状態が維持される事態が回避され、これにより、その下方のディスク基板61が上方のディスク基板61と共に(上方のディスク基板61に貼り付いた状態で)搬送される事態を回避して、上方に位置するディスク基板61のみを搬送することができる。
なお、本発明における所定の間隙を形成するための切り欠き65a,66aの数(すなわち、凸部65を構成する弧状の凸部65bの数、および凸部66を構成する弧状の凸部66bの数)は、上記の例に限定されない。また、本発明における第2の凸部および第3の凸部の双方に本発明における所定の間隙に相当する切り欠き65a,66aを形成した上記の構成に限定されず、第2の凸部および第3の凸部のいずれか一方のみに切り欠き65aまたは切り欠き66aを形成する構成を採用することができる。さらに、本発明における第1の凸部に相当する凸部(上記のディスク基板11等における凸部24)に切り欠き(所定の間隙)を形成して第1の凸部を複数の弧状の凸部で構成することもできる。これらの構成においても、上記のディスク基板61と同様の効果を奏することができる。加えて、各弧状の凸部の頂部が情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるように形成することもできる。
また、本発明における情報媒体は、光記録媒体に限定されず、光磁気記録媒体や磁気記録媒体がこれに含まれる。さらに、インク受理層とディスク基板11との間に白色下地層を設けた構成について説明したが、白色下地層を設けることなく、例えば、ディスク基板11を成形する樹脂材料に酸化チタン等の白色顔料を混合することでディスク基板11を白色にする構成や、インク受理層を形成するための塗布液に酸化チタン等の白色顔料を混合してインク受理層を白色にする構成を採用することもできる。
光ディスク1の構成を示す断面図である。 ディスク基板11の断面図である。 記録層12を形成した状態のディスク基板11の断面図である。 光透過層13を形成した状態のディスク基板11の断面図である。 図4に示す状態のディスク基板11をスタックポール50に挿通させて積み重ねた状態の断面図である。 調整層14を形成した状態のディスク基板11の断面図である。 印刷層15を形成した状態のディスク基板11の断面図である。 光ディスク1Aの構成を示す断面図である。 複数の光ディスク1Aをスタックポール60に挿通させて積み重ねた状態の断面図である。 ディスク基板31の断面図である。 ディスク基板41の断面図である。 ディスク基板51Aの断面図である。 複数のディスク基板51Aをスタックポール50に挿通させて積み重ねた状態の断面図である。 ディスク基板51Bの断面図である。 ディスク基板51Cの断面図である。 ディスク基板51Dの断面図である。 ディスク基板51Eの断面図である。 ディスク基板61の断面図である。 裏面11b側から見たディスク基板61の平面図である。
符号の説明
1,1A 光ディスク
2 装着用中心孔
11,31,41,51A〜51E,61 ディスク基板
11a 表面
11b 裏面
12 記録層
13 光透過層
14,14a 調整層
15 印刷層
24,24a,25,25a,26,26a,27,36,45,46,55a,55b,55e,56a,56b,56e,65,66 凸部
65a,66a 切り欠き
65b,66b 弧状の凸部
A1 中心孔形成領域
A2 チャッキング領域
A3 情報領域
A4 外縁領域
A5 領域
H1〜H4 高さ

Claims (9)

  1. 平板状に形成されて一方の面における中心孔の口縁部と情報領域の内周側縁部との間の領域内に第1の凸部が形成されると共に、他方の面において当該第1の凸部における突端部に対して厚み方向で重なる位置に第2の凸部が形成されている情報媒体用基板。
  2. 前記第1の凸部および前記第2の凸部の少なくとも一方は、平面視円環状に形成されている請求項1記載の情報媒体用基板。
  3. 前記第1の凸部および前記第2の凸部のいずれか他方は、所定の間隙を挟んで当該情報媒体用基板の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で構成されている請求項2記載の情報媒体用基板。
  4. 前記第1の凸部および前記第2の凸部の少なくとも一方は、その頂部が当該情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるように形成されている請求項1から3のいずれかに記載の情報媒体用基板。
  5. 前記一方の面および前記他方の面の少なくとも一方における前記情報領域よりも外周側の領域内に第3の凸部が形成されている請求項1から4のいずれかに記載の情報媒体用基板。
  6. 前記第3の凸部は、所定の間隙を挟んで当該情報媒体用基板の周方向で隣接する複数の弧状の凸部で構成されている請求項5記載の情報媒体用基板。
  7. 前記第3の凸部は、その頂部が当該情報媒体用基板の周方向に沿って線的となるように形成されている請求項5または6記載の情報媒体用基板。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の情報媒体用基板における前記一方の面に前記第1の凸部を覆うようにして第1の樹脂材料が塗布されて第1の機能層が形成されると共に、前記他方の面における前記第2の凸部よりも外周側の領域に第2の樹脂材料が塗布されて前記厚み方向における高さが当該第2の凸部の高さ以上となるように第2の機能層が形成されている情報媒体。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の情報媒体用基板における前記一方の面に前記第1の凸部を覆うようにして第1の樹脂材料が塗布されて第1の機能層が形成されると共に、前記他方の面に前記第2の凸部を覆うようにして第2の樹脂材料が塗布されて第2の機能層が形成されている情報媒体。
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