JP3530423B2 - 光ディスク - Google Patents
光ディスクInfo
- Publication number
- JP3530423B2 JP3530423B2 JP21339999A JP21339999A JP3530423B2 JP 3530423 B2 JP3530423 B2 JP 3530423B2 JP 21339999 A JP21339999 A JP 21339999A JP 21339999 A JP21339999 A JP 21339999A JP 3530423 B2 JP3530423 B2 JP 3530423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braille
- information reading
- optical disc
- ring
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
体である光ディスクに関し、特に印刷面に点字などの凸
状部が形成されるものに関する。
ィスクとしては、コンパクトディスク(以下CDと称
す)、レーザーディスク、デジタルビデオディスク等、
種々の規格化されたものが実用化されている。
凸を有する情報記録面とし、他方の面を記録された情報
を読み出すためのレーザ光が入射される面(以下情報読
取面と称す)とするポリカーボネート樹脂等の透明樹脂
からなる射出成形により形成された円盤状の基板と、こ
の基板の情報記録面上に形成されたアルミニウム等から
なる反射膜と、この反射膜上に設けられたアクリル系樹
脂等からなる保護膜で形成され、更に保護膜上にはCD
自体を特定するための情報が記載されたレーベルが印刷
される。
称されるリング状の凸部が設けられる。通常ディスクの
製造過程においては、複数枚のディスクが積み重ねられ
て集積され次工程に移行されるが、このスタックリング
は、積み重ねられた際にディスク同士が密着することを
防止するために設けられる(例えば、特開平9−167
386号公報参照)。製造過程でディスクが積み重ねら
れディスク同士が密着すると、反射膜を形成した直後で
あれば反射膜あるいは情報読取面が傷ついたり、レーベ
ル印刷の直後であれば、印刷したレーベル面が汚れて不
良品となったり、あるいは印刷したレーベルのインクに
より情報読取面が汚れたり、インクが硬化していれば情
報読取面が傷ついたりする虞がある。反射膜あるいは情
報読取面が傷つくと、記録した情報を正確に読み出すこ
とができなくなる虞がある。しかし、スタックリングを
設けることで、ディスクが積み重ねられたときにディス
ク同士はリング状に実質的には線接触(断面を考えれば
点接触)することになるので、ディスク同士が密着する
ことが防止される。
は、ディスクの選択や再生装置にディスクをセットする
際の表裏の区別が目の不自由な人でも容易にできるよう
に、ディスクの表面に点字を設けたものがある(例えば
特開平10−11803号公報参照)。点字は6つの点
からなる1マスを基本単位とし、1マスにおける点の有
無により文字を判別するものであるが、目の不自由な人
は点字を指で触れて文字の判読を行なうので、各点は指
で触って有無の判別が可能な高さ(厚さ)が必要とされ
る。
な大きさに形成される必要があるので、ディスク上に形
成される点字には、比較的大きな高さ(厚さ)を有する
ことが要求され、スタックリングの高さ(厚さ)以上の
高さ(厚さ)を有するように形成することが望まれてい
た。
される面に形成されるが、製造過程において複数のディ
スクが積み重ねられると、スタックリングの高さ(厚
さ)以上の高さ(厚さ)の点字を形成すると、点字の点
が情報読取面と接触して情報読取面を傷つけてしまう虞
がある。このため、点字が形成されたディスクを積み重
ねて集積すると、不良品が発生しやすくなり、生産歩留
まりの低下を招いてしまう。
鑑みてなされたもので、スタックリング以上の高さ(厚
さ)を有する点からなる点字を形成しても、情報読取面
が傷つくのを防止できる光ディスクを提供することを目
的とするものである。
光ディスクは、記録された情報を読取るための情報読取
面と、情報読取面とは反対の面である印刷面とを有する
光ディスクであって、印刷面に形成された凸状部と、印
刷面に形成され凸状部が形成される位置とは異なる位置
に光ディスクと同心円状に印刷により形成された肉厚の
リング部とを備え、凸状部が点字であり、かつ、肉厚の
リング部の厚さが凸状部の高さとほぼ同じかそれ以上で
あることを特徴とする。
求項1に記載の発明において、リング部は光ディスクの
中心から半径16.5mm乃至22mmの間に形成されるこ
とを特徴とする。
求項1または2に記載の発明において、情報読取面側に
スタックリングを備え、リング部はスタックリングと対
応する位置に形成されることを特徴とする。
求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、凸状部
は印刷により形成されていることを特徴とする。
例を示す概略上面図、図2は図1の厚さ方向の断面図
で、CDを例に説明を行なうものである。尚、これらの
図は理解を容易にするために模式的に描かれ実際の寸法
及び縮尺割合とは異なっている。
らなる射出成形により形成された直径12cmの円盤状の
基板で、一方の面は情報を示す凹凸からなるピットを有
する情報記録面であり、他方の面は光ディスクの1面で
あり記録された情報を読み出すためのレーザ光が入射さ
れる情報読取面11である。2は情報記録面上に形成さ
れたアルミニウム膜からなる反射膜、3はこの反射膜2
上に設けられた保護膜で、この保護膜3はアクリル系紫
外線硬化型樹脂をスピンコートにより塗布し、紫外線を
照射して硬化させることにより形成される。そして、こ
の保護膜3上には印刷が施され、情報読取面11の反対
側の面である印刷面12となる。尚、保護層3の厚さ
は、その厚さ割合からすると実質的には厚みのない層と
して扱われる。
れたスタックリングで、光ディスクDの中心Cから半径
16.5mm乃至22mmの間で、光ディスクDと同心円状
に幅およそ1mm強、基板1面(情報読取面11)から高
さ約0.2mmの大きさに形成されている。尚、光ディ
スクDには、中央部に中心Cと同心円状に直径15mmの
センターホールHが設けられ、センターホールHの外側
には、やはり中心Cと同心円状に半径13mm乃至16.
5mmの間に図示しない情報再生装置のクランプ機構によ
って保持されるクランプ領域が設けられている。そし
て、中心Cから半径23mmの位置から外側が情報の記録
される領域として設定され、この領域において情報読取
面からの情報の読取りが行われる。
ディスクD自体を特定するための情報が記載されたレー
ベルが印刷されると共に、凸状部としての点字41とリ
ング部としてのリングスペーサ42が印刷により形成さ
れる。点字41は、光ディスクDの中心Cから半径22
mmより外側の位置に設けられ、上述の通り、6つの点か
らなる1マスを基本単位(1文字)として光ディスクを
特定するための情報あるいは表裏を区別するための情報
を示すものが形成されている。
形成される位置とは異なる位置の光ディスクDの中心C
から半径16.5mm乃至22mmの間に、光ディスクDと
同心円状に形成されている。好ましくは、スタックリン
グ13と対応する位置、即ち、同じ形状の光ディスクを
重ねたときに上側の光ディスクのスタックリングと下側
の光ディスクのリングスペーサが当接するように(図3
参照)リングスペーサは形成される。
印刷膜に比べて比較的肉厚に形成されるが、CDの規格
上の制限から最大0.4mm、好ましくは0.3mmの厚
さ(高さ)に形成される。更に、点字としての判読性が
確保される範囲で、点字41はリングスペーサ42より
低く、即ちリングスペーサ42の方が点字41よりも高
く(厚く)形成されていることが望ましい。尚、リング
スペーサ42は、肉厚に形成されていて点字よりも質量
的に大きいものであるが、光ディスクDと同心円状に形
成されているので、情報読取りの際にリングスペーサに
起因して光ディスクの回転が不安定になったり振れが発
生することはない。
2は、アクリル系紫外線硬化型インキを用いたスクリー
ン印刷によって印刷形成されるが、他の印刷部分につい
ては、同時に印刷できるものならば同時に印刷をしても
よいし、別の印刷工程により点字41やリングスペーサ
42の印刷工程より先に印刷しておいても構わない。ま
た、その際、点字41やリングスペーサ42の印刷を透
明インキを用いて印刷を行なえば、点字41やリングス
ペーサ42の下層に印刷膜があったとしても、印刷面全
体のデザインを損ねることなく、点字41やリングスペ
ーサ42を形成することができる。
ディスクを製造過程において複数枚積み重ねた場合、図
3に示すように、リングスペーサ42は情報読取面11
のうち情報読取りには影響のない部分で上側の光ディス
クと当接する。本実施例では、特にリングスペーサ42
はスタックリング13と当接するので、点字41が形成
された部分での上側の光ディスクとの空間が十分に確保
され、点字41が情報読取面11と接触することによる
上側の光ディスクの情報読取面11の損傷を防ぐことが
できる。また、スタックリングが形成されていない場合
でも、リングスペーサ42は情報読取面11のうち情報
読取りには影響のない部分で上側の光ディスクと当接す
るので、点字41が情報読取面11と強く接触すること
は抑制され、上側の光ディスクの情報読取面11の損傷
を防ぐことが可能である。尚、この場合、点字41がリ
ングスペーサ42より低く形成されていれば、上側の光
ディスクの情報読取面11が損傷することを効果的に防
ぐことが可能である。
面の損傷を防ぐだけでなく、点字41の欠損をも同時に
防止することができる。
っても、製造過程において複数枚積み重ねて集積するこ
とが可能になり、少ないスペースでの集積・保管、更に
は簡単な移動が、点字が形成されない光ディスクと同様
に行なえる。従って、生産歩留まりを落とすことなく、
点字が形成されない光ディスクと同様な量産を行なうこ
とが可能となる。
って説明しているが、凸状部としては点字以外のもので
もよく、例えば、凸状に形成された模様(その模様も凸
状の複数の点で構成されるものの方が望ましい)でもよ
い。また、凸状部としての点字は印刷により形成してい
るが、これに限ることなく、リングスペーサよりも薄く
(高さを低く)もしくはほぼ同じ高さに形成されるもの
であれば、別体のシール等で構成しそれを印刷面に接着
あるいは貼着したものであっても構わない。
したが、これに限ることなく、片面が情報読取面で反対
側が印刷面であるような光ディスク、例えば、デジタル
ビデオディスク(DVD)のうち片面側のみから情報の
読取りが行われ(片面側のみからの情報読取りが行われ
るもので、情報記録面が2層構造になっているものもあ
る)、反対側の面が印刷面(レーベル面)であるような
光ディスクであっても、本発明は適用される。
に、印刷面上に、凸状部としての点字と、リングスペー
サを設け、リングスペーサを点字とは異なる位置で光デ
ィスクと同心円状に印刷により肉厚に形成しているの
で、点字が形成された光ディスクを製造過程において複
数枚積み重ねた場合、リングスペーサが情報読取面のう
ち情報読取りには影響のない部分で上側の光ディスクと
当接する。これにより点字が情報読取面と接触すること
による上側の光ディスクの情報読取面の損傷を防ぐこと
ができ、点字が形成された光ディスクであっても、製造
過程において複数枚積み重ねて集積することが可能にな
る。そして、少ないスペースでの集積・保管更に簡単な
移動が、点字が形成されない光ディスクと同様に行な
え、生産歩留まりを落とすことなく、点字が形成されな
い光ディスクと同様な量産を行なうことが可能となる。
上面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】記録された情報を読取るための情報読取面
と、情報読取面とは反対の面である印刷面とを有する光
ディスクにおいて、 印刷面に形成された凸状部と、印刷面に形成され凸状部
が形成される位置とは異なる位置に光ディスクと同心円
状に印刷により形成された肉厚のリング部とを備え、 凸状部が点字であり、かつ、肉厚のリング部の厚さが凸
状部の高さとほぼ同じかそれ以上である ことを特徴とす
る光ディスク。 - 【請求項2】リング部は光ディスクの中心から半径1
6.5mm乃至22mmの間に形成されることを特徴とする
請求項1に記載の光ディスク。 - 【請求項3】情報読取面側にスタックリングを備え、リ
ング部はスタックリングと対応する位置に形成されるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク。 - 【請求項4】凸状部は印刷により形成されていることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ディス
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21339999A JP3530423B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21339999A JP3530423B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 光ディスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001043570A JP2001043570A (ja) | 2001-02-16 |
JP3530423B2 true JP3530423B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=16638582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21339999A Expired - Fee Related JP3530423B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 光ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3530423B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004158099A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Horon:Kk | 印刷処理されたディスク状記憶媒体 |
JP2007095159A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Mitsubishi Kagaku Media Co Ltd | 光記録媒体 |
JP2007090640A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Mitsubishi Kagaku Media Co Ltd | 点字付光記録媒体の製造方法 |
JP2008004252A (ja) * | 2006-05-26 | 2008-01-10 | Tdk Corp | 情報媒体用基板および情報媒体 |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP21339999A patent/JP3530423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001043570A (ja) | 2001-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20040152501A1 (en) | Gaming machine and display device therefor | |
JP2002260307A (ja) | 光情報記録媒体の製造方法、製造装置及び光情報記録媒体 | |
JP3530423B2 (ja) | 光ディスク | |
WO1996028819A1 (en) | Structure for optical disk, and method and device for manufacturing it | |
US20040170116A1 (en) | Optical disc incorporating a relief pattern | |
JP2009032300A (ja) | 光情報記録媒体および光情報記録媒体の製造方法 | |
JP2007133970A (ja) | 光記録媒体およびその製造方法 | |
JPH1011803A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP3677697B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2789837B2 (ja) | 光ディスク | |
EP1581942B1 (en) | Magnetically clamped optical disc and apparatus | |
US20040158848A1 (en) | Optical disk and method for manufacturing the same | |
JP3585981B2 (ja) | 光学ディスクの製造方法及び装置 | |
GB2404277A (en) | Anti-scratch system for an optically read disc | |
JP2002092965A (ja) | 光学記録媒体およびその製造方法 | |
KR200238675Y1 (ko) | 잡기 편리하게 제작된 씨디 | |
JP4516125B2 (ja) | 情報記録媒体 | |
JP4714666B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2005063542A (ja) | 光ディスク媒体、ターンテーブル及び光ディスク装置 | |
JPH06203409A (ja) | 記録媒体 | |
JP2005063541A (ja) | 光ディスク媒体、ターンテーブル及び光ディスク装置 | |
JP2001297483A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2006164489A (ja) | 薄型光ディスクの記録再生装置 | |
JP2007200470A (ja) | 情報記録再生装置及びディスククランパ | |
JP2006202429A (ja) | 記録媒体およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040227 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |