JP2730238B2 - トランスジューサの位置決め装置 - Google Patents

トランスジューサの位置決め装置

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JP2730238B2 JP34206289A JP34206289A JP2730238B2 JP 2730238 B2 JP2730238 B2 JP 2730238B2 JP 34206289 A JP34206289 A JP 34206289A JP 34206289 A JP34206289 A JP 34206289A JP 2730238 B2 JP2730238 B2 JP 2730238B2
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則章 若林
亮輔 清水
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディスク装置などの円盤状データ記録媒体に
対して自在にアクセス可能なトランスジューサの位置決
め装置に関し、特に小型で、低慣性な、改良された回動
型のトランスジューサの位置決め装置に関する。
従来の技術 従来の小型の磁気ディスク装置などのトランスジュー
サ位置決め装置には、回動型と、リニア直進型が代表的
なものとしてあげられる。回動型の位置決め装置は従
来、アームの機械剛性に課題があって、リニア直進型の
ものに比べ高速性、トラック追従性などの点で劣ってい
たが、近年の小型の磁気ディスク装置では、アームもコ
ンパクトで剛性も充分高くすることができるようにな
り、慣性が小さく、少ない電力で大きな加速度が得ら
れ、また装置自体も小型化できるようになった。そのた
め、特に、3.5インチ径以下のディスク円盤を用いた、
小型磁気ディスク装置では例えば、USP4、669、004に開
示されているような回動型のトランスジュー位置決め装
置が主流となってきている。
第4図は、このような従来の回動型のトランスジュー
サの位置決め装置のヘッドアセンブリの斜視図であり、
100はトランスジューサ、101はトランスジューサを取り
付けたスライダ(Slider)でディスク円盤の表面を僅か
な隙間を維持して滑走する部材である。102はスライダ
を懸架する可撓性支持部材(フレキシャ:Flexure)、10
3はこのフレキシャを取り付ける回動アーム、104はこの
回動アームの回転軸のための軸孔である。
第5図は、このような従来のヘッドアセンブリを用い
た回動型のトランスジューサの位置決め装置の断面図で
あり、111はディスク円盤、112はスピンドルモータ、11
3は回動型のトランスジューサの位置決め装置の回転
軸、114はボールベアリング、115は回転子のコイル、11
6は永久磁石、117は固定子の磁気回路のヨーク部材であ
る。また、101はスライダ、102はフレキシャ、103は回
動アームである。
第6図は、上記の第5図の従来の回動型のトランスジ
ューサの位置決め装置の上面図であり、111はディスク
円盤、101はスライダ、102はフレキシャ、103は回動ア
ーム、113は回動型のトランスジューサの位置決め装置
の回転軸、117は固定子磁気回路のヨーク部材である。
このように、従来の回動型のトランスジューサの位置決
め装置は、トランスジューサ100を取り付けたスライダ1
01を、フレキシャ102の先端に支持懸架し、これを回動
アーム103に取り付けて、ディスク円盤111の表面を回転
軸113を中心として、回転子、永久磁石、固定子ヨーク
部材で構成される回動型アクチュエータによって、自由
に円弧運動させるように構成している。このような構成
によって、トランスジューサ100をディスク円盤111上に
ある選択された記録トラックにアクセスさせたり、追従
させたりできるようにしている。
以上のような従来の回動型のトランスジューサの位置
決め装置の優れた点は、回動アームをコンパクトに、高
剛性にすることができ、リニア型の位置決め装置に比べ
低慣性にできるので、少ない電力でも大きな加速度を得
ることができ、アクセス速度が速くできるという点であ
る。また装置自体も小型化、軽量化できるという点も見
逃せない。
発明が解決しようとする課題 ところで、第5図から理解できるように、回動アーム
は、積層したディスク円盤とディスク円盤の空隙の間に
入って回動するので、円盤間には一定の空隙が必要であ
る。回動アームは、フレキシャを固定するためと、それ
自身の剛性を維持するために最小限の厚みは必要で、こ
れがディスク円盤の積層枚数を制限する原因となってい
る。つまり、同一の匡体に積層できるディスク円盤枚数
には限りがある。また、同時にこれがさらに慣性を小さ
くしようとするときの障害の原因になっている。
ディスク装置は年々、小型化しているが、記憶容量は
逆に増大の一途をたどっている。本発明はこのような相
反する課題に対応する新しい回動型のトランスジューサ
位置決め装置を提案するものであり、従来よりも一層、
低慣性であること、また、より多くのディスク円盤を積
層することを可能にするものである。
課題を解決するための手段 このような課題を解決するために本発明のトランスジ
ューサの位置決め装置は以下のような構成を備えてい
る。
すなわち、回転可能な積層された複数枚のディスク状
記録媒体の上の情報を、少なくとも再生できるようなト
ランスジューサを、その一端に支持懸架すると同時に、
直接回転軸孔を設けた、可撓性板状支持部材を複数個積
層し、これら回転軸孔に回転軸を配置するように構成し
て、この回転軸回りに前記積層した可撓性板状支持部材
を回動自在にするように構成している。
作用 以上の構成によって、本発明のトランスジューサ位置
決め装置は以下のような作用を持つものである。
まず、実質的に従来のような回動アームがないので部
品点数が少なくシンプルになるという作用があり、結果
として、例えば組立し易いという利点がある。
次に、従来より一層、低慣性にできるので、少ない電
力でも大きな加速度を得ることができるという作用があ
り、その結果、アクセス速度が速くできる。
次にまた、フレキシャ自体はやや長くなる傾向がある
が、従来のようにフレキシャを回動アームに取り付ける
必要がなく、取り付け部での剛性が低下しにくいという
作用があり、かえって製造ばらつきがなく、安定した品
質が得られる。
また、従来のように回動アームがないので、ディスク
円盤の空隙長を極限まで小さくすることが可能で、同一
の匡体に積層できるディスク円盤枚数は、約1.5倍程度
増やすことができ、その結果として記憶容量を増大させ
ることができる。
さらにまた、ディスク装置は年々、小型化、特にディ
スク径が小径化、匡体が薄型化しているが、本装置は薄
型化に適するという作用あるだけでなく、一体化したフ
レキシャをもつ本装置は小型化に最適な構造をもち、デ
ィスク円盤を小径化することができ、その結果ディスク
装置をさらに小型化することができるという作用があ
る。
実施例 以下本発明の一実施例のトランスジューサ位置決め装
置について図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の回動型のトランスジューサの位置
決め装置の一実施例のヘッドアセンブリの斜視図であ
る。図中、1はトランスジューサ、2はトランスジュー
サを取り付けたスライダ(Slider)でディスク円盤の表
面を僅かな隙間(例えば0.1μm)を維持して滑走する
部材である。3はスライダ2をその一端に懸架する可撓
性板状支持部材(フレキシャ:Flexure)、4は、このフ
レキシャ3に設けられた回転軸孔である。5は、同じく
フレキシャ3に、回転軸孔を中心としてスライダと反対
側に設けられた回転子のコイルを取り付け部である。6
は回転子であり、6aは回転子のコイル(巻線)、6bはコ
イル枠である。
第2図は、第1図に示す本発明の一実施例のヘッドア
センブリを用いた回動型のトランスジューサの位置決め
装置の断面図である。11はディスク円盤、12はスピンド
ルモータ、13は回動型のトランスジューサの位置決め装
置の回転軸、14はボールベアリング、6aは回転子のコイ
ル、16は永久磁石、17は固定子の磁気回路のヨーク部材
である。また、2はスライダ、3はフレキシャである。
第3図は、第2図に示す本発明の回動型のトランスジ
ューサの位置決め装置の上面図であり、11はディスク円
盤、2はスライダ、3はフレキシャ、13は回動型のトラ
ンスジューサの位置決め装置の回転軸、17は固定子磁気
回路のヨーク部材である。
このように、本発明の回動型のトランスジューサの位
置決め装置は、トランスジューサ1を取り付けたスライ
ダ2を、フレキシャ3の先端に支持懸架すると同時に、
これに直接、回動型のトランスジューサの位置決め装置
の回転軸孔を設け、ここに回転軸を通す構造となってお
り、従来例のように回動アームを用いない装置となって
いる。またさらに、フレキシャ3に、回転軸孔を中心と
してスライダと反対側の部分に、回転子のコイル取り付
け部を設け、回転子コイルを取り付けることにより、フ
レキシャ3に直接、回転トルクを印加するように構成し
ている。このようにして、回転子6、永久磁石16、固定
子のヨーク部材17で構成される回動型アクチュエータに
よって、フレキシャそのものを自由に円弧運動させ、ト
ランスジューサ1を、ディスク円盤11上にある、選択さ
れた記録トラックにアクセスさせたり、追従させたりで
きるようにする。
発明の効果 本発明のトランスジューサ位置決め装置は、以上に説
明したような構成によって、以下のような優れた効果を
持つものである。
まず、実質的に従来のような回動アームがないので部
品点数が少なくシンプルであり、組立易い。
次に、従来より一層、低慣性にできるので、少ない電
力でも大きな加速度を得ることができ、アクセス速度が
速くできる。
次にまた、フレキシャ自体はやや長くなる傾向がある
が、従来のようにフレキシャを回動アームに取り付ける
必要がなく、取り付け部での剛性の低下という問題が起
きにくく、かえって製造ばらつきがなく、安定した品質
が得られる。
また、従来のように回動アームがないので、ディスク
円盤の空隙長を極限まで小さくすることが可能で、同一
の匡体に積層できるディスク円盤枚数は、1.5倍程度増
やすことができ、その結果として記憶容量を増大させる
ことができる。
さらにまた、ディスク装置は年々、小型化、特にディ
スク径が小径化、匡体が薄型化しているが、本装置は薄
型化に適合性が良いだけでなく、スライダの支持懸架の
部分、回転軸孔の部分、そして回転子のコイル取り付け
部を一体化したフレキシャをもつ本装置は小型化に最適
な構造をもち、ディスク円盤を小径化することができ、
その結果ディスク装置をさらに小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の回動型のトランスジューサの位置決
め装置の一実施例のヘッドアセンブリの斜視図、第2図
は、第1図に示す本発明の一実施例のヘッドアセンブリ
を用いた回動型のトランスジューサの位置決め装置の断
面図、第3図は、第2図に示す本発明の回動型のトラン
スジューサの位置決め装置の上面図、第4図は、従来の
回動型のトランスジューサの位置決め装置のヘッドアセ
ンブリの斜視図、第5図は、従来のヘッドアセンブリを
用いた回動型のトランスジューサの位置決め装置の断面
図、第6図は、第5図の従来の回動型のトランスジュー
サの位置決め装置の上面図である。 1……トランスジューサ、2……スライダ、3……フレ
キシャ、4……回転軸孔、6……回転子、6a……回転子
のコイル、11……ディスク円盤、13……回転軸、14……
ボールベアリング、16……永久磁石、17……固定子のヨ
ーク部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な積層された複数枚のディスク状
    記録媒体の上の情報を少なくとも再生できるようなトラ
    ンスジューサを、その一端に支持懸架すると同時に、回
    転軸孔を設けた、可撓性板状支持部材を複数個積層し、
    これら回転軸孔に回転軸を配置するように構成して、こ
    の回転軸回りに前記積層した可撓性板状支持部材を回動
    自在にするようになしたことを特徴とするトランスジュ
    ーサの位置決め装置。
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