JPH0696532A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH0696532A JPH0696532A JP24296892A JP24296892A JPH0696532A JP H0696532 A JPH0696532 A JP H0696532A JP 24296892 A JP24296892 A JP 24296892A JP 24296892 A JP24296892 A JP 24296892A JP H0696532 A JPH0696532 A JP H0696532A
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- Japan
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- bobbin
- magnetic disk
- coil
- carriage
- magnetic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、キャリッジのバランスをとる
ことによって高精度の磁気ディスク装置を提供すること
である。 【構成】磁気ディスク装置のキャリッジ部のボビン13
をタングステン合金で構成する。さらに、ボビン13に
Ni#K等のメッキ処理をほどこす。 【効果】タングステンは高比重であるため、比較的小さ
くてもバランスウェイトなしでキャリッジのバランスを
とることができる。また、高ヤング率の材質であるため
剛性が高く、ボビンの固有振動数は、高周波数となり、
他部品との共振はなくなり装置の耐振性に有利である。
また特別な振動吸収構造を設けていないため高信頼性
で、装置の小型化に有利である。
ことによって高精度の磁気ディスク装置を提供すること
である。 【構成】磁気ディスク装置のキャリッジ部のボビン13
をタングステン合金で構成する。さらに、ボビン13に
Ni#K等のメッキ処理をほどこす。 【効果】タングステンは高比重であるため、比較的小さ
くてもバランスウェイトなしでキャリッジのバランスを
とることができる。また、高ヤング率の材質であるため
剛性が高く、ボビンの固有振動数は、高周波数となり、
他部品との共振はなくなり装置の耐振性に有利である。
また特別な振動吸収構造を設けていないため高信頼性
で、装置の小型化に有利である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に係
り、特に装置の小型大容量に有利で、かつ装置の内部振
動を減少することができる磁気ディスク装置に関する。
り、特に装置の小型大容量に有利で、かつ装置の内部振
動を減少することができる磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置のキャリッジ部は、高
度な位置決め精度を得るため、ピボットベアリングの回
転軸に対して、キャリッジの磁気ヘッドを搭載する側
と、ボビン・コイルを搭載する側とのバランスをとる必
要がある。また一般的に、磁気ディスク装置の大容量化
のために磁気ディスクの枚数を増やされるが、それと共
に磁気ヘッドの個数が増加するので、キャリッジのボビ
ン・コイルを搭載する側の重量を上げてバランスをとる
必要がある。
度な位置決め精度を得るため、ピボットベアリングの回
転軸に対して、キャリッジの磁気ヘッドを搭載する側
と、ボビン・コイルを搭載する側とのバランスをとる必
要がある。また一般的に、磁気ディスク装置の大容量化
のために磁気ディスクの枚数を増やされるが、それと共
に磁気ヘッドの個数が増加するので、キャリッジのボビ
ン・コイルを搭載する側の重量を上げてバランスをとる
必要がある。
【0003】また、磁気ディスク装置は、高速回転中の
磁気ディスクに空気力学的に浮上する磁気ヘッドを用い
てデータを高密度に記録再生するため、内部振動、特に
磁気ヘッドの位置決めに重要なキャリッジ部の振動を減
少させる必要がある。
磁気ディスクに空気力学的に浮上する磁気ヘッドを用い
てデータを高密度に記録再生するため、内部振動、特に
磁気ヘッドの位置決めに重要なキャリッジ部の振動を減
少させる必要がある。
【0004】従来技術による磁気ディスク装置では、一
般にはキャリッジのバランスをとり、かつ内部振動を減
少させるため、ボビンの断面2次モーメントを大きくと
っている。ボビンの断面2次モーメントが大きくとられ
ることにより、ボビンの重量でバランスがとれ、さらに
剛性が上がることにより耐振動性が向上させる。また、
バランスをとるためにコイル・ボビンにバランスウェイ
トを設けることも一般的に知られ、例えば、特開平2−
166678号のキャリッジの図ではコイル中央部にバ
ランスウェイトを設けてある。さらに内部振動を減少さ
せるためには共振しやすい部分に振動を吸収する構造を
設けたものが考えられており、例えば特開平3−183
348号では、コイル・ボビンを振動を吸収するための
ステレンス板を粘着層を介して設けたものが記されてい
る。また特開昭63−277458号では、ボビンを比
剛性の高いセラミックスで構成し、ボビンの剛性を上げ
て耐振動性が向上させるものが記されている。
般にはキャリッジのバランスをとり、かつ内部振動を減
少させるため、ボビンの断面2次モーメントを大きくと
っている。ボビンの断面2次モーメントが大きくとられ
ることにより、ボビンの重量でバランスがとれ、さらに
剛性が上がることにより耐振動性が向上させる。また、
バランスをとるためにコイル・ボビンにバランスウェイ
トを設けることも一般的に知られ、例えば、特開平2−
166678号のキャリッジの図ではコイル中央部にバ
ランスウェイトを設けてある。さらに内部振動を減少さ
せるためには共振しやすい部分に振動を吸収する構造を
設けたものが考えられており、例えば特開平3−183
348号では、コイル・ボビンを振動を吸収するための
ステレンス板を粘着層を介して設けたものが記されてい
る。また特開昭63−277458号では、ボビンを比
剛性の高いセラミックスで構成し、ボビンの剛性を上げ
て耐振動性が向上させるものが記されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気ディスク装
置は小型大容量化に対応して高密度化が重要となり、さ
らにはキャリッジのマス増大と高速アクセス化により、
VCMはより強力な磁力を必要としてVCMマグネット
とヨークは巨大化している。
置は小型大容量化に対応して高密度化が重要となり、さ
らにはキャリッジのマス増大と高速アクセス化により、
VCMはより強力な磁力を必要としてVCMマグネット
とヨークは巨大化している。
【0006】上記従来技術、例えば、ボビンの断面2次
モーメントを大きくとることにより、ボビンの重量でバ
ランスをとり、さらには剛性が上がることにより耐振動
性を向上させる技術では、大きな占有スペースを必要と
するため、高密度化を必要とする磁気ディスク装置の小
型大容量化に向かない。
モーメントを大きくとることにより、ボビンの重量でバ
ランスをとり、さらには剛性が上がることにより耐振動
性を向上させる技術では、大きな占有スペースを必要と
するため、高密度化を必要とする磁気ディスク装置の小
型大容量化に向かない。
【0007】またコイル・ボビンにバランスウェイトを
設ける技術では、バランスをとるためだけの技術であり
耐振動性の問題は解決しない。
設ける技術では、バランスをとるためだけの技術であり
耐振動性の問題は解決しない。
【0008】また特開平3−183348号の技術で
は、振動吸収構造が比較的高価であり、また粘着層の剥
離等、信頼性の点で問題がある。さらに、振動吸収構造
の体積分、磁気ディスク装置の小型化にも不利である。
は、振動吸収構造が比較的高価であり、また粘着層の剥
離等、信頼性の点で問題がある。さらに、振動吸収構造
の体積分、磁気ディスク装置の小型化にも不利である。
【0009】さらにボビンを比剛性の高いセラミックス
で構成する技術では、耐振動性は向上するが、キャリッ
ジバランスの問題が解決しないほか、セラミックスはセ
ラミックスの粉が発塵しやすいため、磁気ディスク装置
の信頼性に問題がある。
で構成する技術では、耐振動性は向上するが、キャリッ
ジバランスの問題が解決しないほか、セラミックスはセ
ラミックスの粉が発塵しやすいため、磁気ディスク装置
の信頼性に問題がある。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術による不具
合を除去することであり、装置の小型大容量に有利で、
かつ防振効果の優れた磁気ディスク装置を提供すること
である。
合を除去することであり、装置の小型大容量に有利で、
かつ防振効果の優れた磁気ディスク装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明にかかる磁気デ
ィスク装置は、磁気ディスクと、磁気ディスクにデータ
の読み/書きを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気デ
ィスクの半径方向に位置決めするキャリッジにより構成
される。
ィスク装置は、磁気ディスクと、磁気ディスクにデータ
の読み/書きを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気デ
ィスクの半径方向に位置決めするキャリッジにより構成
される。
【0012】キャリッジは、一端に前記磁気ヘッドを固
定し、他端が回転軸により支持されるアームを有する。
このアームは、磁気ヘッドを所定の力で磁気ディスクに
押しつけるロードスプリングと、回転軸にたいし揺動す
るためのベアリングを含む。
定し、他端が回転軸により支持されるアームを有する。
このアームは、磁気ヘッドを所定の力で磁気ディスクに
押しつけるロードスプリングと、回転軸にたいし揺動す
るためのベアリングを含む。
【0013】アームにはコイルボビンが固定される。コ
イルボビンは回転軸にたいして磁気ヘッドと反対側にな
るように設けられる。コイルボビンは、比重の高く、高
ヤング率のタングステン合金で形成する。また、タング
ステン合金の表面から金属粉等が発塵するのを防止する
ために、表面をめっき処理する。コイルボビンには、巻
回されたコイルが、例えば、接着剤等によって固定され
る。さらに、このコイルに対向して磁気回路が設けられ
る。磁気回路は、永久磁石と磁路を形成するヨークを含
む。
イルボビンは回転軸にたいして磁気ヘッドと反対側にな
るように設けられる。コイルボビンは、比重の高く、高
ヤング率のタングステン合金で形成する。また、タング
ステン合金の表面から金属粉等が発塵するのを防止する
ために、表面をめっき処理する。コイルボビンには、巻
回されたコイルが、例えば、接着剤等によって固定され
る。さらに、このコイルに対向して磁気回路が設けられ
る。磁気回路は、永久磁石と磁路を形成するヨークを含
む。
【0014】
【作用】本願発明にかかる磁気ディスク装置は、ボビン
の材質がタングステン合金という高比重の材質であるた
め、比較的小さくてもバランスウェイトなしでキャリッ
ジのバランスをとることができる。またタングステン合
金は高ヤング率の材質であるためボビンの断面2次モー
メントが小さくても剛性が高く、ボビンの固有振動数
は、高周波数となり、他部品との共振がなくなるため装
置の耐振性に有利である。また特別な振動吸収構造を設
けていないため高信頼性で、装置の小型化に有利であ
る。さらにタングステン合金はNi#K等のメッキ処理
が可能なためタングステンの粉等が発塵することが無
く、高信頼性である。
の材質がタングステン合金という高比重の材質であるた
め、比較的小さくてもバランスウェイトなしでキャリッ
ジのバランスをとることができる。またタングステン合
金は高ヤング率の材質であるためボビンの断面2次モー
メントが小さくても剛性が高く、ボビンの固有振動数
は、高周波数となり、他部品との共振がなくなるため装
置の耐振性に有利である。また特別な振動吸収構造を設
けていないため高信頼性で、装置の小型化に有利であ
る。さらにタングステン合金はNi#K等のメッキ処理
が可能なためタングステンの粉等が発塵することが無
く、高信頼性である。
【0015】
【実施例】以下、本発明による磁気ディスク装置の一実
施例を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施例
の磁気ディスク装置のキャリッジ部の詳細図である。図
2は、本実施例による磁気ディスク装置のヘッド・ディ
スク・アッセンブリー(以下HDAと略す)の内部構造
を説明するための斜視図である。
施例を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施例
の磁気ディスク装置のキャリッジ部の詳細図である。図
2は、本実施例による磁気ディスク装置のヘッド・ディ
スク・アッセンブリー(以下HDAと略す)の内部構造
を説明するための斜視図である。
【0016】図1、及び図2において、本発明による磁
気ディスク装置の機構的本体を構成するHDAは、デー
タを磁気的に記録するための磁気記録円板1、これを一
定速度で回転させるスピンドルモータ2、磁気記録円板
1に対しデータのリード/ライトを行なう磁気ヘッド
3、磁気ヘッド3を支持し、ピボットベアリング4の回
転軸を中心に回転可能なキャリッジ5、キャリッジ5を
回転駆動し、磁気ヘッド3をデータのリード/ライトの
ために磁気記録円板1に位置決めするボイスコイルモー
タ(以下VCMと略す)6、磁気ヘッド3からの信号を
回路部転送するFPC7、及びこれらを搭載するための
ベース8等を主に構成されている。
気ディスク装置の機構的本体を構成するHDAは、デー
タを磁気的に記録するための磁気記録円板1、これを一
定速度で回転させるスピンドルモータ2、磁気記録円板
1に対しデータのリード/ライトを行なう磁気ヘッド
3、磁気ヘッド3を支持し、ピボットベアリング4の回
転軸を中心に回転可能なキャリッジ5、キャリッジ5を
回転駆動し、磁気ヘッド3をデータのリード/ライトの
ために磁気記録円板1に位置決めするボイスコイルモー
タ(以下VCMと略す)6、磁気ヘッド3からの信号を
回路部転送するFPC7、及びこれらを搭載するための
ベース8等を主に構成されている。
【0017】キャリッジ5は磁気ヘッド3を支持するヘ
ッドアーム10と、複数のヘッドアーム10に複数のネ
ジ11で固着されたボビン13と、ボビン13に巻回さ
れたコイル14とから構成され、コイル14の上下に位
置する永久磁石15a、15bと、ヨーク16a、16
bからなるVCM6と共に磁気回路を構成している。
ッドアーム10と、複数のヘッドアーム10に複数のネ
ジ11で固着されたボビン13と、ボビン13に巻回さ
れたコイル14とから構成され、コイル14の上下に位
置する永久磁石15a、15bと、ヨーク16a、16
bからなるVCM6と共に磁気回路を構成している。
【0018】図3及び図4は、それぞれ従来例のキャリ
ッジ詳細図とVCMキャリッジ部の断面図である。図
3、及び図4においてホビン113の材質は一般的なア
ルミ、鉄、あるいは亜鉛等で構成されている。また、キ
ャリッジはバランスをとるためにコイル114中央部バ
ランスウェイト120を設けている。
ッジ詳細図とVCMキャリッジ部の断面図である。図
3、及び図4においてホビン113の材質は一般的なア
ルミ、鉄、あるいは亜鉛等で構成されている。また、キ
ャリッジはバランスをとるためにコイル114中央部バ
ランスウェイト120を設けている。
【0019】図3及び図4に示す従来例を振動系の解析
モデル化したのが図5である。図5において、E:ボビ
ンのヤング率、 I:ボビンの断面2次モーメント、
l:ボビンのスパン、 mb:ボビンの質量、m:コイ
ルとバランスウェイトの質量、とすると、コイル・ボビ
ンの固有振動数は、 ωn2=12EI/(l3×(4m+mb)) 式1 となる。
モデル化したのが図5である。図5において、E:ボビ
ンのヤング率、 I:ボビンの断面2次モーメント、
l:ボビンのスパン、 mb:ボビンの質量、m:コイ
ルとバランスウェイトの質量、とすると、コイル・ボビ
ンの固有振動数は、 ωn2=12EI/(l3×(4m+mb)) 式1 となる。
【0020】このモデルで、ボビンの形状及び大きさを
変えずに固有振動数をあげることを考えてみる。上式の
簡略化のためボビンの形状及び大きさをそれぞれ1とす
ると、上式は ωn2=12E/(4m+mb) 式2 となる。
変えずに固有振動数をあげることを考えてみる。上式の
簡略化のためボビンの形状及び大きさをそれぞれ1とす
ると、上式は ωn2=12E/(4m+mb) 式2 となる。
【0021】ここで、キャリッジのバランスを保つため
に、コイル・ボビン、そしてバランスウェイトの総重量
をほぼ一定にする必要があることから、上式からコイル
・ボビンの固有振動数をあげるためには、ホビンのヤン
グ率Eを上げるか、さらにボビンの質量を増やして逆に
バランスウェイトの質量を極力減らすことが望ましいこ
とがわかる。
に、コイル・ボビン、そしてバランスウェイトの総重量
をほぼ一定にする必要があることから、上式からコイル
・ボビンの固有振動数をあげるためには、ホビンのヤン
グ率Eを上げるか、さらにボビンの質量を増やして逆に
バランスウェイトの質量を極力減らすことが望ましいこ
とがわかる。
【0022】図6は本実施例のキャリッジ・VCM部の
断面図である。図1及び図6において、ボビン13はメ
ッキがされたタングステン合金で構成され、コイル14
と接着剤19で固定されている。タングステン合金はタ
ングステンWを主にCu、Ni等を配合した焼結金属で
比重がアルミ、鉄、亜鉛といった一般に磁気ディスク装
置で使用される金属と比較してはるかに大きく、さらに
ヤング率も一般に磁気ディスク装置で使用される金属よ
り高い。タングステンの含有率は、好ましくは90パー
セント以上、特に好ましくは約95%前後が良い。よっ
て、本実施例ではバランスウェイトなしでキャリッジの
バランスを保つことが可能になり、式2からボビン13
の材質がタングステン合金であることにより、さらには
コイル・ボビンの固有振動数は上がり、他の部品との共
振はなることによって装置の耐振性は向上する。また、
ボビン13はメッキがされているため材料粉等の発塵の
心配がない。
断面図である。図1及び図6において、ボビン13はメ
ッキがされたタングステン合金で構成され、コイル14
と接着剤19で固定されている。タングステン合金はタ
ングステンWを主にCu、Ni等を配合した焼結金属で
比重がアルミ、鉄、亜鉛といった一般に磁気ディスク装
置で使用される金属と比較してはるかに大きく、さらに
ヤング率も一般に磁気ディスク装置で使用される金属よ
り高い。タングステンの含有率は、好ましくは90パー
セント以上、特に好ましくは約95%前後が良い。よっ
て、本実施例ではバランスウェイトなしでキャリッジの
バランスを保つことが可能になり、式2からボビン13
の材質がタングステン合金であることにより、さらには
コイル・ボビンの固有振動数は上がり、他の部品との共
振はなることによって装置の耐振性は向上する。また、
ボビン13はメッキがされているため材料粉等の発塵の
心配がない。
【0023】図7は本実施例の、コイル・ボビンの斜視
図であり、ボビン13とコイル14は接着剤によって固
定されているが、本発明はそれに限らず、例えばコイル
14とボビン13を圧着に固定することも可能である。
図であり、ボビン13とコイル14は接着剤によって固
定されているが、本発明はそれに限らず、例えばコイル
14とボビン13を圧着に固定することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明による磁気デ
ィスク装置では、ボビンの材質がタングステン合金とい
う高比重の材質であるため、比較的小さくてもバランス
ウェイトなしでキャリッジのバランスをとることができ
る。またタングステン合金は高ヤング率の材質であるた
めボビンが比較的小さくても剛性が高く、ボビンの固有
振動数は、高周波数となり、他部品との共振がなくなり
装置の耐振性に有利である。また特別な振動吸収構造を
設けていないため高信頼性で、装置の小型化に有利であ
る。さらにタングステン合金はNi#K等のメッキ処理
が可能なためタングステンの粉等が発塵することが無
く、高信頼性である。
ィスク装置では、ボビンの材質がタングステン合金とい
う高比重の材質であるため、比較的小さくてもバランス
ウェイトなしでキャリッジのバランスをとることができ
る。またタングステン合金は高ヤング率の材質であるた
めボビンが比較的小さくても剛性が高く、ボビンの固有
振動数は、高周波数となり、他部品との共振がなくなり
装置の耐振性に有利である。また特別な振動吸収構造を
設けていないため高信頼性で、装置の小型化に有利であ
る。さらにタングステン合金はNi#K等のメッキ処理
が可能なためタングステンの粉等が発塵することが無
く、高信頼性である。
【図1】本実施例のキャリッジの詳細図。
【図2】本実施例のHDAの内部構造を説明するための
等角図。
等角図。
【図3】従来例のキャリッジの詳細図。
【図4】従来例のVCM・キャリッジの断面図。
【図5】キャリッジの振動系解析モデル図。
【図6】本実施例のVCM・キャリッジの断面図。
【図7】本実施例の、コイル・ボビンの等角図
1、101: 磁気ディスク、 3、103: 磁気ヘッド、 5: キャリッジ 6: VCM、 13、113、213: ボビン、 14、114: コイル、 15a、15b、115a、115b: VCM永久磁
石、 16a、16b、116a、116b: VCMヨー
ク、 19、119a、119b: 接着剤、 120: バランスウェイト 220: バランスウェイト+コイル
石、 16a、16b、116a、116b: VCMヨー
ク、 19、119a、119b: 接着剤、 120: バランスウェイト 220: バランスウェイト+コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 健二郎 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 伊藤 厚 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内
Claims (1)
- 【請求項1】磁気ディスクと、 前記磁気ディスクにデータの読み/書きを行う磁気ヘッ
ドと、 一端に前記磁気ヘッドを固定し、他端が回転軸により支
持されるアームと、 前記アームに固定され前記回転軸に対し前記磁気ヘッド
と反対側に伸びて前記アームに固定されるコイルボビン
と、 前記コイルボビンいよって固定されるコイルと、 前記コイルに対向して設けられる磁気回路を有し、 前記コイルボビンをタングステン合金で形成したことを
特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24296892A JPH0696532A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24296892A JPH0696532A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0696532A true JPH0696532A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17096914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24296892A Pending JPH0696532A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696532A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6243228B1 (en) | 1997-02-27 | 2001-06-05 | Hitachi, Ltd. | Information storage and retrieval device |
US6549377B2 (en) | 1998-12-09 | 2003-04-15 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk drive with a movable ramp mechanism for relieving impact upon loading and unloading |
US6583950B2 (en) | 1997-02-27 | 2003-06-24 | Hitachi, Ltd. | Information storage and retrieval device provided with shock-absorbing mechanism |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP24296892A patent/JPH0696532A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6243228B1 (en) | 1997-02-27 | 2001-06-05 | Hitachi, Ltd. | Information storage and retrieval device |
US6583950B2 (en) | 1997-02-27 | 2003-06-24 | Hitachi, Ltd. | Information storage and retrieval device provided with shock-absorbing mechanism |
US6697218B2 (en) * | 1997-02-27 | 2004-02-24 | Hitachi, Ltd. | Information storage and retrieval device |
US6549377B2 (en) | 1998-12-09 | 2003-04-15 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk drive with a movable ramp mechanism for relieving impact upon loading and unloading |
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