JP3192671B2 - ディスクファイル装置 - Google Patents

ディスクファイル装置

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JP3192671B2
JP3192671B2 JP05466391A JP5466391A JP3192671B2 JP 3192671 B2 JP3192671 B2 JP 3192671B2 JP 05466391 A JP05466391 A JP 05466391A JP 5466391 A JP5466391 A JP 5466391A JP 3192671 B2 JP3192671 B2 JP 3192671B2
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孝浩 今村
英一 神田
和彦 高石
隆久 上野
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクファイル装置に
関し、特に、薄型ディスクファイル装置の内部構造に関
する。従来、コンピュータの外部記憶装置として磁気デ
ィスクや光ディスクなどのディスクファイル装置が使用
されている。このようなディスクファイル装置において
は近年、記録密度の増大に従い、装置本体の短小化が進
んでいる。特に、記録媒体として磁気ディスクを使用す
る磁気ディスクファイル装置では、近年までは8インチ
径以上のディスク径を持つものが主流であったが、最近
では5インチ径以下のディスクが主流になりつつあり、
小径ディスクファイル装置に対する更なる需要も多い。
【0002】一方、ディスクファイル装置の縦横寸法の
小型化の需要に対して、ディスクファイル装置の厚さ方
向(ディスクの積層方向)に対する小寸法化も要望され
ており、ディスク駆動用のモータも外部モータから軸自
体がモータになったスピンドルモータをスピンドルハブ
の内側に形成するインハブモータも実用化されてきてい
るが、まだ、装置の高さ方向の低減に対しては十分でな
く、更なる薄型化が要望されている。
【0003】
【従来の技術】図10は従来のディスクファイル装置の
構成を示す断面図である。従来のディスクファイル装置
10では、エンクロージャ11に固定シャフト12がボ
ルト等により固着されており、この固定シャフト12の
外側にインハブモータと呼ばれるディスク駆動用のモー
タが取り付けられている。このインハブモータでは、ボ
ールベアリング等の軸受13を介して固定シャフト12
にスピンドルハブ14が回転自在に保持され、このスピ
ンドルハブ14の内側の軸受13の間に設けられた固定
シャフト12の外周面にはステータコイル15が取り付
けられ、スピンドルハブ14の内周面にはコイル15に
対向する位置に複数個の永久磁石16が配置され、永久
磁石16とスピンドルハブ14の間にはヨークが設けら
れている。また、スピンドルハブ14の外側には複数枚
の磁気ディスク17が所定間隔だけ離されて取り付けら
れている。
【0004】更に、エンクロージャ11の内部には、ボ
イスコイルモータVCMによって駆動されるヘッドポジ
ショナ18が設けられており、そのアームの先端に取り
付けられたヘッド19によって磁気ディスク17への読
み書きが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に構成された従来のディスクファイル装置では、インハ
ブモータに所定の高さが必要であり、また、ヘッドポジ
ショナ18やボイスコイルモータVCMにも所定の高さ
が必要であるため、どうしてもディスクファイル装置の
薄型化には限界があった。従って、ディスク17の取付
枚数の少ないディスクファイル装置、或いはディスク1
7の積層密度が高いディスクファイル装置に対しては小
型化が図れないという問題があった。
【0006】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、ディスクを回転駆動する
インハブモータを省略することができ、もって新規な薄
型のディスクファイル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のディスクファイル装置の第1の形態が図1(a)に
示される。図1(a)のディスクファイル装置では、少
なくとも1枚の情報記録ディスク1をエンクロージャ内
2に備え、ヘッドによって情報をこのディスク上に読み
書きするディスクファイル装置において、エンクロージ
ャ2に、ディスク1を周囲に隙間を設けて収納するディ
スク収納部3を設け、ディスク1の中央部とこの中央部
に対向するエンロージャ2の下面または上面にディスク
駆動手段4を設け、ディスク1の回転時に、ディスク1
の上面とエンクロージャ2の天井面、またはディスク1
の下面とエンクロージャ2の底面、およびディスク1の
外周面とディスク収納部3の内周面との間に発生する動
圧効果で、ディスク1をディスク収納部3内に回転支持
することを特徴としている。この場合、更に、隙間RA
の一部を半径方向に拡大してエンクロージャ2にヘッド
を駆動するヘッドポジショナ26を取り付けるための切
り欠き部22aを設けた場合は、ディスク1の中心の点
対称の位置に同様の切り欠き部22bを設け、ディスク
1の回転時に、ディスク1の外周面とディスク収納部3
の内周面との間の隙間RAに発生する動圧効果で、ディ
スク1をディスク収納部3内に、径方向にほぼ中心付近
に安定に回転支持するようにすることができる。
【0008】また、前記目的を達成する本発明のディス
クファイル装置の第2の形態が図1(b)に示される。
図1(b)のディスクファイル装置では、少なくとも1
枚の情報記録ディスク5をエンクロージャ6内に備え、
ヘッドによって情報をこのディスク5上に読み書きする
ディスクファイル装置において、ディスク5を、少なく
ともその一部を導体を用いて構成すると共に、エンクロ
ージャ6に設けられた固定軸7に軸受8を介して回転可
能に取り付け、ディスク5の軸受8の近傍とこれに対向
するエンクロージャ6の下面または上面に、ディスク5
を磁気力を利用して直接回転駆動させるディスク駆動手
段9を設け、このディスク駆動手段9はディスク5に底
面方向へのスラスト荷重を与えることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】本発明のディスクファイル装置によれば、第1
の形態ではディスクがエンクロージャ内にディスク回転
時の動圧効果によって回転支持され、ディスクの回転は
エンクロージャ側のディスク駆動手段とディスクとの間
に作用する磁気吸引力によって行われる。また、第2の
形態では、ディスクがエンクロージャ内に軸受によって
回転支持されるが、ディスクの少なくともその一部を導
体を用いて構成したので、ディスクの回転はエンクロー
ジャ側のディスク駆動手段とディスクとの間に作用する
磁気吸引力によって行われる。この結果、何れの形態の
ディスクファイル装置においても、ディスクファイル装
置の高さ方向の大きさを減らすことができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2(a)は本発明の第1の実施例のディ
スクファイル装置20の構成を示す平面図であり、同図
(b)は(a)のA−A線における断面図である。図に
おいて、21はディスク、22はエンクロージャ、23
はコイル、24はヨーク、25は磁石、26はヘッドポ
ジショナ、27はヘッド、28はハブである。
【0011】この実施例のディスクファイル装置20で
は、密閉されたエンクロージャ22内のディスク収容部
に、記録媒体であるディスク21が一枚以上ハブ28に
搭載されて収容され、最下ディスクの下面とそれに相対
するエンクロージャ22の底面は平滑に形成され、ディ
スク21の回転時には最下ディスクの下面とそれに相対
するエンクロージャ22の底面との間に微小な隙間SA
生じるようになっている。また、ディスク21の外周面
とエンクロージャ22のディスク収納部の内周面との間
に微小な隙間RAが設けられている。これら2つの微小
隙間部SA、RAに対向するディスク21の部位には適
宜、空気引き込み手段としての圧力発生用のグルーブ
(溝)を設けると良い。更に、エンクロージャ22内に
は、ヘッド27をディスク21上に位置決めするための
ヘッドポジショナ26が設けられている。
【0012】ディスク21の外周面とエンクロージャ2
のディスク収納部の内周面との間に設けられた微小な
隙間RAは、平面的には円形か、或いはほぼ円形で、デ
ィスク21の中心Oとヘッドポジショナ26の回転中心
Pを通る直径に対してほぼ対称とする。また、エンクロ
ージャ22にヘッドポジショナ26を取り付けるための
切り欠き部22aに対して、ディスク21の中心Oの点
対称の位置に同様の切り欠き部22bが設けられてい
る。また、ハブ28の内側には、ディスク21の回転駆
動用の磁石25とヨーク24が設けられ、それと相対す
るエンクロージャ22の部分にコイル23とヨーク24
が設けられている。
【0013】一般に、回転中のディスクは上下方向、径
方向ともに安定に支持する必要があり、従来のディスク
ファイル装置では、ディスクをエンクロージャに固定さ
れた固定軸にボールベアリング等の軸受を用いて取り付
けることにより行っていた。一方、前述のような構成の
ディスクファイル装置では、ディスクの回転時に最下デ
ィスク21の下面とそれに相対するエンクロージャ22
の底面との間に発生する微小な隙間SAがスラストエア
ベアリングとして作用し、ディスク21はこのディスク
21の回転に伴って発生する動圧による上向きの力と磁
石25と固定側ヨーク24の間に働く下向きの磁気吸引
力が釣り合う高さで安定に保持される。また、ディスク
21の外側面とエンクロージャ22内側面との微小な隙
間RAがラジアルエアベアリングとして作用し、ディス
ク21は径方向にはほぼ中心付近に安定に保持される。
【0014】この時ラジアルエアベアリングは、前述の
ように、ディスク21の中心Oの点対称の位置にエンク
ロージャ22にヘッドポジショナ26を取り付けるため
の切り欠き部22aと切り欠き部22bが設けられてい
るので、点対称か、または、ある直径に対してほぼ線対
称の形状になっている。なお、エアベアリングは最上デ
ィスク21の上面を併用してもよい。
【0015】この実施例のディスクファイル装置20で
は、ディスク21の回転駆動はコイル23に発生する回
転磁界で、ハブ28に取り付けられた磁石25を駆動す
ることによって行われる。また、情報の読み書きはエン
クロージャ22に取付られたヘッドポジショナ26によ
って、ディスク21面の任意の位置に位置決めされるヘ
ッド27によって行われる。
【0016】図3(a)は本発明の第2の実施例のディ
スクファイル装置30の構成を示す平面図であり、同図
(b)は(a)のB−B線における断面図である。図に
おいて、31はディスク、32はエンクロージャ、33
はコイル、34はヨーク、35は磁石、36はヘッドポ
ジショナ、37はヘッドである。この実施例のディスク
ファイル装置30では、密閉されたエンクロージャ32
内に、ディスク31の外径よりも僅かに大きな径を持つ
ディスク収容部があり、この収容部にはディスク31が
1枚のみ収容される。そして、ディスク収容時には、デ
ィスク21の外周面とエンクロージャ22のディスク収
納部の内周面との間には、微小な隙間RAが生じるよう
になっている。そして、ディスク収容部の外側にヘッド
ポジショナ36が、微小な隙間RAを侵略することなく
取り付けられている。
【0017】この実施例では、ディスク収容部に収容す
るディスク31が1枚であり、ハブを用いずにディスク
31の中央部に同心円状に直接駆動用磁石35と、これ
を裏打ちするヨーク34とがディスク31に面一に設け
られている。そして、このディスク31の中央部に同心
円状に設けられた直接駆動用磁石35に対向するエンク
ロージャ32の底面に、コイル33とヨーク34とが設
けられている。
【0018】この実施例では、コイル33に発生する回
転磁界に磁石35が追従することによってディスク31
が回転し、ディスク31の回転時に最下ディスクの下面
とそれに相対するエンクロージャ32の底面との間に発
生する微小な隙間SAがスラストエアベアリングとして
作用し、ディスク31はこのディスク31の回転に伴っ
て発生する動圧による上向きの力と磁石35と固定側ヨ
ーク34の間に働く下向きの磁気吸引力が釣り合う高さ
で安定に保持される。また、ディスク31の外側面とエ
ンクロージャ32内側面との微小な隙間RAがラジアル
エアベアリングとして作用し、ディスク31は径方向に
はほぼ中心付近に安定に保持される。動圧を増すために
は、これら2つの微小隙間部SA、RAに対向するディ
スク31の部位には適宜、空気引き込み手段としての圧
力発生用の溝を設けると良い。
【0019】図4(a)は本発明の第3の実施例のディ
スクファイル装置40の構成を示す平面図であり、同図
(b)は(a)のC−C線における断面図である。図に
おいて、41はディスク、42はエンクロージャ、43
はコイル、44はヨーク、46はヘッドポジショナ、4
7はヘッドである。この実施例では、基板が導体のディ
スク41(基板がガラスでその表面に導体を設けたもの
も可能)を用い、ディスク41は上下、外側面ともに微
小な隙間RA、SAでエンクロージャ42内のディスク
収容部に収められている。エンクロージャ42の底面に
は、ディスク41の中央部に対向する部分にヨーク44
とコイル43が設けられ、エンクロージャ42の天井面
にはこのヨーク44とコイル43に対向する部分にヨー
ク44が設けられている。
【0020】以上の構成のディスクファイル装置では、
コイル43により発生される回転磁界がディスク41の
導体基板に作用し、誘導作用によりディスク41が回転
駆動される。ディスク41は上下方向には上下それぞれ
のスラストエアベアリングの動圧による力が釣り合う高
さで安定に保持される。このとき、ディスク41が斜め
に傾くことが無いよう、上下各スラストエアベアリング
を構成する部分はディスク41のある直径に対してそれ
ぞれ線対称、あるいは点対称にしておく。即ち、図4
(a)に示すように、ヘッドポジショナ46が位置する
部分のエンクロージャ42の切り欠き部42aの、ディ
スク41の回転中心Oに対して点対称の位置にある部分
に切り欠き部42bを設けることにより、上下各スラス
トエアベアリングによる動圧によりディスク41が偏心
しないようにするのである。
【0021】誘導モータの制御回路としては、従来より
ある3相からなるコイル群を整流回路により順次通電し
て回転磁界を発生させれば良い。また、回転磁界の回転
速度は、発振器で発生するクロックの周波数に比例する
ので、ディスク41は誘導作用により回転磁界の方向に
沿って回転磁界の回転数以下のほぼ一定速度で回転する
ことになる。なお、その回転数を例えばディスク41に
予め書き込まれたデータ、または回転部に取付けられた
エンコーダにより検出して、発振器の発振周波数にフィ
ードバックすることでディスク41の回転数を制御する
ようにしても良い。
【0022】図5は本発明の第4の実施例のディスクフ
ァイル装置50の構成を示す断面図である。図におい
て、51はディスク、52はエンクロージャ、53はコ
イル、54はヨーク、55は磁石、56はヘッドポジシ
ョナ、57はヘッドである。この実施例では、基板が導
体のディスク51を用い、ディスク51は下面、外側面
ともに微小な隙間SA、RAでエンクロージャ52内の
ディスク収容部に収められている。エンクロージャ52
の底面には、ディスク51の中央部に対向する部分にヨ
ーク54が設けられ、このヨーク54上にコイル53が
リング状に設けられている。また、エンクロージャ52
の底面に設けられたヨーク54に対向するディスク51
の上面にはヨーク54が設けられ、ディスク51の下面
のリング状のコイル53の中央の穴に対向する部分には
磁石55が設けられている。
【0023】以上の構成のディスクファイル装置50で
は、ディスク51へのスラスト予圧の印加を磁石55の
磁気吸引力で行い、ディスク51の回転駆動を、第3の
実施例と同様に、ディスク51の導体基板とコイル53
による誘導モーターで行う。図6は本発明の第5の実施
例のディスクファイル装置60の構成を示す断面図であ
る。図において、61はディスク、62はエンクロージ
ャ、63はコイル、64はヨーク、65は磁石、67は
ヘッドである。この実施例が他の実施例と異なるのは、
ヘッド67が可動式のヘッドポジショナに取り付けられ
ておらず、エンクロージャ62の底面、あるいは天井面
に固定されている点である。このヘッド67は、ディス
ク61にあるトラックの数だけ設ければ良い。また、ヘ
ッド67を駆動機構により微小に動かすことにより、ヘ
ッドの数を減らすことも可能である。
【0024】この実施例では、ディスク61がエンクロ
ージャ62内に、その天井面、底面、および内周面に対
してそれぞれ隙間SA、RAをもって収納されており、
ディスク61の中央部にリング状の磁石65がディスク
61の表面に対して面一に設けられている。そして、こ
の磁石65に対向するエンクロージャ62の天井面と底
面には、コイル63とヨーク64が設けられている。
【0025】この第の実施例では、スラスト予圧がデ
ィスク上下のエアベアリングによる動圧で行われ、ディ
スク61の回転駆動が可動磁石65とコイル63による
モータによって行われ、情報の読み書きがエンクロージ
ャ62に取付られた複数の固定ヘッド67で行なわれ
る。この実施例では、ヘッド67がエンクロージャ62
に取り付けられているので、ディスクファイル装置の薄
型化が促進される。
【0026】図7は本発明の第6の実施例のディスクフ
ァイル装置70の構成を示す断面図である。図におい
て、71はディスク、72はエンクロージャ、73はコ
イル、74はヨーク、77はヘッドである。この実施例
でも、第5の実施例と同様に、ヘッド77が可動式のヘ
ッドポジショナに取り付けられておらず、エンクロージ
ャ72の底面、あるいは天井面に固定されている。
【0027】この実施例が第5の実施例と異なるのは、
ディスク71の駆動方法のみである。この実施例では、
第3の実施例と同様に基板が導体のディスク71が使用
され、ディスク71の回転駆動がエンクロージャ72に
設けられたコイル73とヨーク74による誘導モーター
で行われる。また、ディスク71の上下方向のスラスト
予圧は隙間SAの動圧で行われ、情報の読み書きがエン
クロージャ72に取付られた複数のヘッド77で行われ
る。この実施例のディスクファイル装置も第5の実施例
と同様に薄型化が促進される。
【0028】以上説明した実施例では、ディスクの回転
駆動はディスクの内周部に設けられた固定コイルと可動
磁石、あるいは固定コイルにより行うが、駆動部はディ
スクの内周部に限定されない。図8は本発明の第7の実
施例のディスクファイル装置80の構成を示す断面図で
ある。図において、81はディスク、82はエンクロー
ジャ、82aは固定軸、83はコイル、84はヨーク、
86はヘッドポジショナ、87はヘッド、88はハブ、
89は軸受である。この実施例が他の実施例と異なるの
は、エンクロージャ82に固定軸82aが固着され、こ
の固定軸82aにボールベアリング等の軸受89を介し
てハブ89が回転自在に取り付けられ、このハブ89に
ディスク81が固着されている点である。
【0029】この実施例では、ディスク81は基板が導
体から構成され、ディスク81の回転駆動は、前述の第
3、第6の実施例と同様に、エンクロージャ82に設け
られたコイル83とヨーク84による誘導モーターで行
われる。図9は本発明の第8の実施例のディスクファイ
ル装置90の構成を示す断面図である。図において、9
1はディスク、92はエンクロージャ、92aは固定
軸、93はコイル、94はヨーク、95は磁石、96は
ヘッドポジショナ、97はヘッド、98はハブ、99は
軸受である。この実施例では、図8に示した第7の実施
例と同様に、エンクロージャ92に固定軸92aが固着
され、この固定軸92aにボールベアリング等の軸受9
9を介してハブ99が回転自在に取り付けられ、このハ
ブ99にディスク91が固着されている。
【0030】この実施例が第7の実施例と異なる点は、
ディスク91の回転駆動方法のみである。第7の実施例
では、ディスク81の回転駆動は、エンクロージャ82
に設けられたコイル83とヨーク84による誘導モータ
ーで行われたが、この実施例では、ディスク91の回転
駆動は、第1の実施例と同様に、コイル93に発生する
回転磁界で、ディスク97の下面にリング状に取り付け
られた磁石25を駆動することによって行われる。
【0031】図8および図9の実施例においては、ディ
スクが直接回転駆動されるので、ディスク回転駆動用の
スピンドルモータを設けない分だけディスクファイル装
置の高さを低くすることができる。以上のように、本発
明では、(1)ディスクの固定軸の軸受を省略した場合
には、回転するディスクをディスクの上下面、とエンク
ロージャ内面、および側面とよびエンクロージャ内面と
の間の動圧効果によるエアベアリングで支持することに
より、ディスクを安定に回転させることができ、かつ、
ディスクファイル装置の高さを低くすることができる、
(2)エンクロージャに取り付けられたコイルと、ディ
スクに設けられた磁石との電磁作用、またはディスク上
面または下面との誘導作用によりディスクを直接回転駆
動することにより、ディスクファイル装置の高さを低く
することができる、(3)エンクロージャ内面に取り付
けられた複数の固定ヘッドで情報の読み書きを行うこと
によりディスクファイル装置の高さを低くすることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスクを回転駆動するインハブモータを省略すること
ができる新規な構造により、装置の大幅な薄型化が達成
されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクファイル装置の構成を示す原
理構成図である。
【図2】本発明のディスクファイル装置の第1の実施例
の構成を示す平面図およびA−A線における断面図であ
る。
【図3】本発明のディスクファイル装置の第2の実施例
の構成を示す平面図およびB−B線における断面図であ
る。
【図4】本発明のディスクファイル装置の第3の実施例
の構成を示す平面図およびC−C線における断面図であ
る。
【図5】本発明のディスクファイル装置の第4の実施例
の構成を示す断面図である。
【図6】本発明のディスクファイル装置の第5の実施例
の構成を示す断面図である。
【図7】本発明のディスクファイル装置の第6の実施例
の構成を示す断面図である。
【図8】本発明のディスクファイル装置の第7の実施例
の構成を示す断面図である。
【図9】本発明のディスクファイル装置の第8の実施例
の構成を示す断面図である。
【図10】従来のディスクファイル装置の構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
21〜91…ディスク 22〜92…エンクロージャ 23〜93…コイル 24〜94…ヨーク 25,35,55,65,95…磁石 26〜56,86,96…ヘッドポジショナ 27〜97…ヘッド 28,88,98…ハブ 89,99…軸受
フロントページの続き (72)発明者 高石 和彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 上野 隆久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 越川 誉生 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−158957(JP,A) 特開 昭47−15112(JP,A) 特開 昭50−101009(JP,A) 特開 昭47−18513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/20 - 19/28

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚の情報記録ディスク
    (1)をエンクロージャ内(2)に備え、ヘッドによっ
    て情報をこのディスク上に読み書きするディスクファイ
    ル装置において、 前記エンクロージャ(2)に、前記ディスク(1)を周
    囲に隙間(RA)を設けて収納するディスク収納部
    (3)を設け、前記ディスク(1)の中央部とこの中央
    部に対向する前記エンロージャ(2)の下面または上面
    にディスク駆動手段(4)を設け、 更に、前記隙間(RA)の一部を半径方向に拡大して前
    記エンクロージャ(2)に前記ヘッドを駆動するヘッド
    ポジショナ(26)を取り付けるための切り欠き部(2
    2a)を設けると共に、ディスク(1)の中心の点対称
    の位置に同様の切り欠き部(22b)を設け、 ディスク(1)の回転時に、前記ディスク(1)の上面
    と前記エンクロージャ(2)の天井面、または前記ディ
    スク(1)の下面と前記エンクロージャ(2)の底面、
    および前記ディスク(1)の外周面と前記ディスク収納
    部(3)の内周面との間の隙間(RA)に発生する動圧
    効果で、前記ディスク(1)を前記ディスク収納部
    (3)内に、径方向にほぼ中心付近に安定に回転支持す
    ることを特徴とするディスクファイル装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスクの所定箇所に、ディスク回
    転時の動圧効果を助長するための空気引き込み手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のディスクファイ
    ル装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクと前記エンクロージャ間に
    おける動圧発生部分を、ディスクの回転中心に対してほ
    ぼ点対称に設けたことを特徴とする請求項1または2に
    記載のディスクファイル装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスク(41)の前記エンクロー
    ジャ(42)に対向する面に前記ヘッド(47)が位置
    し、前記ヘッドポジショナ(46)の移動範囲の前記エ
    ンクロージャ(42)が更に切り欠かれた前記切り欠き
    部(42a)を備える場合に、前記切り欠き部(42
    a)の前記ディスク(41)の中心に対して点対称の位
    置の前記エンロージャ(42)に同様の切り欠き部(4
    2b)を設けたことを特徴とする請求項3に記載のディ
    スクファイル装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスクを、一部に導体を設けて構
    成したことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に
    記載のディスクファイル装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスク駆動手段に磁気力を利用し
    た駆動手段を使用したことを特徴とする請求項5に記載
    のディスクファイル装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスク駆動手段が前記ディスクに
    底面方向へのスラスト荷重を与えるスラスト手段を含
    み、このスラスト手段に磁気吸引力を利用した駆動手段
    を使用したことを特徴とする請求項6に記載のディスク
    ファイル装置。
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