JP2522179B2 - 磁気ヘッド駆動装置 - Google Patents
磁気ヘッド駆動装置Info
- Publication number
- JP2522179B2 JP2522179B2 JP5218084A JP21808493A JP2522179B2 JP 2522179 B2 JP2522179 B2 JP 2522179B2 JP 5218084 A JP5218084 A JP 5218084A JP 21808493 A JP21808493 A JP 21808493A JP 2522179 B2 JP2522179 B2 JP 2522179B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic head
- arm
- coil
- arm assembly
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に対しデ
ータの読み書きを行う磁気ヘッドを駆動するための磁気
ヘッド駆動装置に係り、詳しくは磁気ディスク装置等に
用いられる磁気ヘッド駆動装置に関する。
ータの読み書きを行う磁気ヘッドを駆動するための磁気
ヘッド駆動装置に係り、詳しくは磁気ディスク装置等に
用いられる磁気ヘッド駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種の磁気ヘッド駆動装置で
は、磁気ヘッドをロータリー型キャリッジに実装し、高
速回転する磁気ディスクにつれて発生する空気圧によっ
て微小間隙で磁気ヘッドを浮上させ、磁気的記録の読み
書きを実行している。また、この種の磁気ヘッド駆動装
置では、キャリッジが磁気ディスク上に書き込まれてい
る位置決めパターンをサーボヘッドによって読みだし、
サーボループを組んで位置決めを行っている。それによ
ってキャリッジは所定の位置に高速で位置決めが可能に
なり、現在ではその速度、即ちシークタイムは既に１０
ｍｓを切っている製品が実現している。
は、磁気ヘッドをロータリー型キャリッジに実装し、高
速回転する磁気ディスクにつれて発生する空気圧によっ
て微小間隙で磁気ヘッドを浮上させ、磁気的記録の読み
書きを実行している。また、この種の磁気ヘッド駆動装
置では、キャリッジが磁気ディスク上に書き込まれてい
る位置決めパターンをサーボヘッドによって読みだし、
サーボループを組んで位置決めを行っている。それによ
ってキャリッジは所定の位置に高速で位置決めが可能に
なり、現在ではその速度、即ちシークタイムは既に１０
ｍｓを切っている製品が実現している。
【０００３】また、磁気ディスク装置は、記録密度を向
上させる方向に進んでいるが、記録密度を向上する方法
としては、トラックのビット密度を上げる方法と、トラ
ック幅を小さくしてトラック密度を上げる方法とがあ
る。最近では、このトラック幅は、１０μｍを切るとこ
ろまで小さくなっている。
上させる方向に進んでいるが、記録密度を向上する方法
としては、トラックのビット密度を上げる方法と、トラ
ック幅を小さくしてトラック密度を上げる方法とがあ
る。最近では、このトラック幅は、１０μｍを切るとこ
ろまで小さくなっている。
【０００４】図５は従来の磁気ヘッド駆動装置及びこれ
を用いた磁気ディスク装置を示す平面図である。以下、
この図に基づき説明する。
を用いた磁気ディスク装置を示す平面図である。以下、
この図に基づき説明する。
【０００５】磁気ディスク１は、スピンドル軸７の両端
でスピンドルハブ（図示せず）及び軸受（図示せず）を
介して基板３に回転自在に支持されている。一方、磁気
ディスク１に対応して成る磁気ヘッド９はアーム組立体
１２に支持されており、アーム組立体１２は軸受１４を
介して回動軸１３に回動自在に支持されている。そし
て、アーム組立体１２に固着されたコイル１５と永久磁
石組立体１７とから形成される磁気回路により、ローレ
ンツ力に基づくトルクにて磁気ヘッド９を回転駆動させ
ている。永久磁石組立体１７は永久磁石１６ｂ，ヨーク
１８ｂ及び支柱１９ｃ，１９ｂより成る。
でスピンドルハブ（図示せず）及び軸受（図示せず）を
介して基板３に回転自在に支持されている。一方、磁気
ディスク１に対応して成る磁気ヘッド９はアーム組立体
１２に支持されており、アーム組立体１２は軸受１４を
介して回動軸１３に回動自在に支持されている。そし
て、アーム組立体１２に固着されたコイル１５と永久磁
石組立体１７とから形成される磁気回路により、ローレ
ンツ力に基づくトルクにて磁気ヘッド９を回転駆動させ
ている。永久磁石組立体１７は永久磁石１６ｂ，ヨーク
１８ｂ及び支柱１９ｃ，１９ｂより成る。
【０００６】また、磁気ヘッド９は位置決め用に用いる
サーボヘッド（図示せず）と、データ読み書きの為のデ
ータヘッド（図示せず）より成り、これに対応してアー
ム組立体１２はサーボアーム（図示せず）及びデータア
ーム（図示せず）を有している。
サーボヘッド（図示せず）と、データ読み書きの為のデ
ータヘッド（図示せず）より成り、これに対応してアー
ム組立体１２はサーボアーム（図示せず）及びデータア
ーム（図示せず）を有している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置の高
速化及び小型化が近年ますます強まるなかで、従来の磁
気ヘッド駆動装置では次のような問題があった。
速化及び小型化が近年ますます強まるなかで、従来の磁
気ヘッド駆動装置では次のような問題があった。
【０００８】磁気ディスク装置においては、その両端を
基板に固定された回動軸を中心に複数個の軸受で支持さ
れた磁気ヘッドを有するアーム組立体が、磁気回路より
発生する力によって高速で回動運動を行なっている。こ
の回動範囲は二本の支柱の間隔内であるので、この回動
範囲を保ったまま磁気ディスク装置の小型化を図るに
は、支柱を細くする必要がある。
基板に固定された回動軸を中心に複数個の軸受で支持さ
れた磁気ヘッドを有するアーム組立体が、磁気回路より
発生する力によって高速で回動運動を行なっている。こ
の回動範囲は二本の支柱の間隔内であるので、この回動
範囲を保ったまま磁気ディスク装置の小型化を図るに
は、支柱を細くする必要がある。
【０００９】また、このアーム組立体を、基板に取り付
けられたスピンドル軸，軸受，スピンドルハブ，磁気デ
ィスク回転用モーター等から構成されるスピンドル組立
体に組み込む場合、磁気ヘッドを磁気ディスクの外へ一
旦退避させ、さらに磁気ディスク外周方向に最大限に動
かす必要がある。したがって、磁気ディスク装置の組立
て時には、アーム組立体は一方の支柱に非常に近接す
る。この場合も、支柱が細いほど磁気ディスク装置の小
型化が図れることになる。
けられたスピンドル軸，軸受，スピンドルハブ，磁気デ
ィスク回転用モーター等から構成されるスピンドル組立
体に組み込む場合、磁気ヘッドを磁気ディスクの外へ一
旦退避させ、さらに磁気ディスク外周方向に最大限に動
かす必要がある。したがって、磁気ディスク装置の組立
て時には、アーム組立体は一方の支柱に非常に近接す
る。この場合も、支柱が細いほど磁気ディスク装置の小
型化が図れることになる。
【００１０】一方、キャリッジの高速化実現のために
は、磁気回路の特性は高性能なものが要求される。しか
し、小型化を実現する必要上、実装スペースが狭くな
り、磁気回路を構成するヨークの厚みが十分とれない。
そのため、支柱も磁性材を用いてヨークの役目を果たし
ている。
は、磁気回路の特性は高性能なものが要求される。しか
し、小型化を実現する必要上、実装スペースが狭くな
り、磁気回路を構成するヨークの厚みが十分とれない。
そのため、支柱も磁性材を用いてヨークの役目を果たし
ている。
【００１１】しかしながら、上述の装置の小型化の要請
により、十分な太さの支柱を確保できず、磁気回路が飽
和し、その漏洩磁束が磁気ヘッドに影響してしまい、書
き込み読み取り性能が低下するという問題が生じてい
る。
により、十分な太さの支柱を確保できず、磁気回路が飽
和し、その漏洩磁束が磁気ヘッドに影響してしまい、書
き込み読み取り性能が低下するという問題が生じてい
る。
【００１２】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、小型化を実現
すると共に、磁気ヘッドの書き込み読み取り性能を向上
させた磁気ヘッド駆動装置を提供することにある。
すると共に、磁気ヘッドの書き込み読み取り性能を向上
させた磁気ヘッド駆動装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ヘッド
駆動装置は、上記目的を達成するためになされたもので
あり、アームの一端に磁気ヘッドが設けられ、前記アー
ムの他端にコイルが設けられ、このコイルと前記磁気ヘ
ッドとの間の前記アームに回動軸が設けられ、この回動
軸が前記アームを基板に回動自在に取り付けて成るアー
ム組立体と、永久磁石の異なる磁極を磁性体の支持部材
及びヨークを介して対向させて成ると共に、前記基板に
固設された永久磁石組立体とを備えたものである。そし
て、前記永久磁石の異なる磁極間に前記コイルを挿入す
ると共にこのコイルに生ずるローレンツ力により前記ア
ーム組立体を回動させるものである。これに加え、前記
アーム組立体が回動によって挿入する逃げ溝を前記支持
部材に形成したことを特徴とするものである。
駆動装置は、上記目的を達成するためになされたもので
あり、アームの一端に磁気ヘッドが設けられ、前記アー
ムの他端にコイルが設けられ、このコイルと前記磁気ヘ
ッドとの間の前記アームに回動軸が設けられ、この回動
軸が前記アームを基板に回動自在に取り付けて成るアー
ム組立体と、永久磁石の異なる磁極を磁性体の支持部材
及びヨークを介して対向させて成ると共に、前記基板に
固設された永久磁石組立体とを備えたものである。そし
て、前記永久磁石の異なる磁極間に前記コイルを挿入す
ると共にこのコイルに生ずるローレンツ力により前記ア
ーム組立体を回動させるものである。これに加え、前記
アーム組立体が回動によって挿入する逃げ溝を前記支持
部材に形成したことを特徴とするものである。
【００１４】また、前記支持部材と前記ヨークとを一体
物から形成したものとしてもよい。さらに、前記磁極間
の距離と略等しく前記逃げ溝を形成したものとしてもよ
い。
物から形成したものとしてもよい。さらに、前記磁極間
の距離と略等しく前記逃げ溝を形成したものとしてもよ
い。
【００１５】
【作用】永久磁石組立体では、永久磁石がその異なる磁
極を支持部材を介して対向させている。アーム組立体で
は、アームの一端に磁気ヘッド、アームの他端にコイル
がそれぞれ設けられている。永久磁石の異なる磁極間に
コイルが挿入されており、コイルに生ずるローレンツ力
によりアーム組立体が回動する。この回動範囲は、アー
ム組立体が支持部材に当接する位置によって決まる。支
持部材には、前記アーム組立体が回動によって挿入する
逃げ溝を形成してある。したがって、支持部材が太くて
も、実質的に細いものと同じ回動範囲が得られる。
極を支持部材を介して対向させている。アーム組立体で
は、アームの一端に磁気ヘッド、アームの他端にコイル
がそれぞれ設けられている。永久磁石の異なる磁極間に
コイルが挿入されており、コイルに生ずるローレンツ力
によりアーム組立体が回動する。この回動範囲は、アー
ム組立体が支持部材に当接する位置によって決まる。支
持部材には、前記アーム組立体が回動によって挿入する
逃げ溝を形成してある。したがって、支持部材が太くて
も、実質的に細いものと同じ回動範囲が得られる。
【００１６】また、支持部材を十分に太くできるので、
磁気回路が飽和せず、漏洩磁束による磁気ヘッドへの影
響を防げる。
磁気回路が飽和せず、漏洩磁束による磁気ヘッドへの影
響を防げる。
【００１７】
【実施例】図１は本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の一
実施例及びこれを用いた磁気ディスク装置を示す一部を
切り欠いた平面図である。図２は図１における矢視IIか
ら見た要部側面図である。以下、これらの図に基づき説
明する。
実施例及びこれを用いた磁気ディスク装置を示す一部を
切り欠いた平面図である。図２は図１における矢視IIか
ら見た要部側面図である。以下、これらの図に基づき説
明する。
【００１８】磁気ヘッド駆動装置は、アーム１２Ａの一
端に磁気ヘッド９が設けられ、アーム１２Ａの他端にコ
イル１５が設けられ、コイル１５と磁気ヘッド９との間
のアーム１２Ａに回動軸１３が設けられ、回動軸１３が
アーム１２Ａを基板３に回動自在に取り付けて成るアー
ム組立体１２と、永久磁石１６ａ，１６ｂの異なる磁極
を支持部材としての支柱１９ａ，１９ｂを介して対向さ
せて成ると共に、基板３に固設された永久磁石組立体１
７とを備えたものである。そして、永久磁石１６ａ，１
６ｂの異なる磁極間にコイル１５を挿入すると共にコイ
ル１５に生ずるローレンツ力によりアーム組立体１２を
回動させるものである。これに加え、アーム組立体１２
が回動によって挿入する逃げ溝２０を支柱１９ａに形成
したことを特徴とするものである。
端に磁気ヘッド９が設けられ、アーム１２Ａの他端にコ
イル１５が設けられ、コイル１５と磁気ヘッド９との間
のアーム１２Ａに回動軸１３が設けられ、回動軸１３が
アーム１２Ａを基板３に回動自在に取り付けて成るアー
ム組立体１２と、永久磁石１６ａ，１６ｂの異なる磁極
を支持部材としての支柱１９ａ，１９ｂを介して対向さ
せて成ると共に、基板３に固設された永久磁石組立体１
７とを備えたものである。そして、永久磁石１６ａ，１
６ｂの異なる磁極間にコイル１５を挿入すると共にコイ
ル１５に生ずるローレンツ力によりアーム組立体１２を
回動させるものである。これに加え、アーム組立体１２
が回動によって挿入する逃げ溝２０を支柱１９ａに形成
したことを特徴とするものである。
【００１９】また、支柱１９ａ，１９ｂを磁性体として
いる。
いる。
【００２０】さらに、永久磁石１６ａ，１６ｂの異なる
磁極間の距離Ｌｇと略等しく、逃げ溝２０を形成してい
る。
磁極間の距離Ｌｇと略等しく、逃げ溝２０を形成してい
る。
【００２１】続いて、より詳しく説明する。
【００２２】スピンドル軸２はその両端を基板３に固定
し、スピンドルハブ（図示せず）に交互に積層した磁気
ディスク１，スぺーサリング（図示せず）がクランプリ
ング７にて支持し、スピンドルモータ（図示せず）によ
って軸受（図示せず）を介して高速回転する。
し、スピンドルハブ（図示せず）に交互に積層した磁気
ディスク１，スぺーサリング（図示せず）がクランプリ
ング７にて支持し、スピンドルモータ（図示せず）によ
って軸受（図示せず）を介して高速回転する。
【００２３】磁気ディスク１に対応してなる磁気ヘッド
９はアーム組立体１２に支持されており、アーム組立体
１２は軸受１４を介して回動軸１３に回動自在に支持さ
れている。そして、アーム組立体１２に固着されたコイ
ル１５と永久磁石組立体１７より形成される磁気回路に
より発生するトルクにて磁気ヘッド９を回転駆動させて
いる。永久磁石組立体１７は、永久磁石１６ａ，１６ｂ
と、ヨーク１８ａ，１８ｂと、支柱１９ａ，１９ｂとよ
り成る。磁気ヘッド９は、前述と同様、位置決め用に用
いるサーボヘッドと、データ読み書きの為のデータヘッ
ドとから成り、これに対応してアーム組立体１２はサー
ボアーム及びデータアームを有している。
９はアーム組立体１２に支持されており、アーム組立体
１２は軸受１４を介して回動軸１３に回動自在に支持さ
れている。そして、アーム組立体１２に固着されたコイ
ル１５と永久磁石組立体１７より形成される磁気回路に
より発生するトルクにて磁気ヘッド９を回転駆動させて
いる。永久磁石組立体１７は、永久磁石１６ａ，１６ｂ
と、ヨーク１８ａ，１８ｂと、支柱１９ａ，１９ｂとよ
り成る。磁気ヘッド９は、前述と同様、位置決め用に用
いるサーボヘッドと、データ読み書きの為のデータヘッ
ドとから成り、これに対応してアーム組立体１２はサー
ボアーム及びデータアームを有している。
【００２４】アーム組立体１２を、基板３に取り付けら
れたスピンドル軸、軸受、スピンドルハブ、磁気ディス
クから構成されるを含むスピンドル組立体に組み込む場
合、実装スペースが小さいため、磁気ヘッド９を外周一
杯に位置させる。したがって、アーム組立体１２は支柱
１９ａに非常に近接する。この場合、支柱１９ａが太く
ても、逃げ溝２０にアーム組立体１２を挿入できる。こ
のため、支柱１９ａは実質的に細いものと変わりはな
く、磁気ヘッド駆動装置すなわち磁気ディスク装置の小
型化が図れる。
れたスピンドル軸、軸受、スピンドルハブ、磁気ディス
クから構成されるを含むスピンドル組立体に組み込む場
合、実装スペースが小さいため、磁気ヘッド９を外周一
杯に位置させる。したがって、アーム組立体１２は支柱
１９ａに非常に近接する。この場合、支柱１９ａが太く
ても、逃げ溝２０にアーム組立体１２を挿入できる。こ
のため、支柱１９ａは実質的に細いものと変わりはな
く、磁気ヘッド駆動装置すなわち磁気ディスク装置の小
型化が図れる。
【００２５】一方、キャリッジの高速化を図るため、磁
気回路が磁気的に飽和しないよう、支柱１９ａ、１９ｂ
にも磁性体を用いてヨークの役目を果たさせている。逃
げ溝２０以外の支柱１９ａは十分な太さが確保でき、磁
気回路の磁気的な飽和が防げる。
気回路が磁気的に飽和しないよう、支柱１９ａ、１９ｂ
にも磁性体を用いてヨークの役目を果たさせている。逃
げ溝２０以外の支柱１９ａは十分な太さが確保でき、磁
気回路の磁気的な飽和が防げる。
【００２６】また、逃げ溝２０は磁気回路に於けるギャ
ップと同じ作用を示す為、その切欠き幅は永久磁石組立
体１７のギャップ幅Ｌｇと同程度が望ましい。よって、
その漏洩磁束は極めて小さく磁気ヘッド９に対する影響
は無くなり、安定した書き込み読み取り性能が得られ
る。さらに、ヨーク１８ａ，１８ｂと支柱１９ａ，１９
ｂとを一体物から形成すると漏洩磁束をより小さくでき
る。
ップと同じ作用を示す為、その切欠き幅は永久磁石組立
体１７のギャップ幅Ｌｇと同程度が望ましい。よって、
その漏洩磁束は極めて小さく磁気ヘッド９に対する影響
は無くなり、安定した書き込み読み取り性能が得られ
る。さらに、ヨーク１８ａ，１８ｂと支柱１９ａ，１９
ｂとを一体物から形成すると漏洩磁束をより小さくでき
る。
【００２７】なお、逃げ溝２０は、本実施例では支柱１
９ａのみに形成しているが、支柱１９ｂのみ又は支柱１
９ａ，１９ｂ両方に形成してもよい。
９ａのみに形成しているが、支柱１９ｂのみ又は支柱１
９ａ，１９ｂ両方に形成してもよい。
【００２８】また、逃げ溝２０の形状は、図３に示すよ
うに本実施例では半円状であるが、図４に示す逃げ溝２
０ｄのように円周状としてもよい。
うに本実施例では半円状であるが、図４に示す逃げ溝２
０ｄのように円周状としてもよい。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、永
久磁石の異なる磁極を対向させている支持部材に、アー
ム組立体が回動によって挿入する逃げ溝を形成してある
ので、支持部材が太くても、支持部材が細い場合のアー
ム組立体の回動範囲を得ることができる。したがって、
磁気ディスク装置の小型化を図りつつ支持部材を十分に
太くできるので、磁気回路が飽和せず、漏洩磁束による
磁気ヘッドへの影響を防ぐことができ、磁気ヘッドの書
き込み読み取り性能を向上できる。
久磁石の異なる磁極を対向させている支持部材に、アー
ム組立体が回動によって挿入する逃げ溝を形成してある
ので、支持部材が太くても、支持部材が細い場合のアー
ム組立体の回動範囲を得ることができる。したがって、
磁気ディスク装置の小型化を図りつつ支持部材を十分に
太くできるので、磁気回路が飽和せず、漏洩磁束による
磁気ヘッドへの影響を防ぐことができ、磁気ヘッドの書
き込み読み取り性能を向上できる。
【図１】本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の一実施例及
びこれを用いた磁気ディスク装置を示す一部を切り欠い
た平面図である。
びこれを用いた磁気ディスク装置を示す一部を切り欠い
た平面図である。
【図２】図１における矢視IIから見た要部側面図であ
る。
る。
【図３】本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の一実施例の
支柱の斜視図である。
支柱の斜視図である。
【図４】本発明に係る磁気ヘッド駆動装置の他の実施例
の支柱の斜視図である。
の支柱の斜視図である。
【図５】従来の磁気ヘッド駆動装置及びこれを用いた磁
気ディスク装置を示す平面図である。
気ディスク装置を示す平面図である。
３ 基板 ４ カバー ９ 磁気ヘッド １２ アーム組立体 １２Ａ アーム １３ 回動軸 １５ コイル １６ａ，１６ｂ 永久磁石 １７ 永久磁石組立体 １８ａ，１８ｂ ヨーク １９ａ，１９ｂ 支柱（支持部材） ２０，２０ｄ 逃げ溝
Claims (3)
- 【請求項１】 アームの一端に磁気ヘッドが設けられ、
前記アームの他端にコイルが設けられ、このコイルと前
記磁気ヘッドとの間の前記アームに回動軸が設けられ、
この回動軸が前記アームを基板に回動自在に取り付けて
成るアーム組立体と、 永久磁石の異なる磁極を磁性体の支持部材及びヨークを
介して対向させて成ると共に、前記基板に固設された永
久磁石組立体とを備え、 前記永久磁石の異なる磁極間に前記コイルを挿入すると
共にこのコイルに生ずるローレンツ力により前記アーム
組立体を回動させる磁気ヘッド駆動装置において、 前記支持部材に、前記アーム組立体が回動によって挿入
する逃げ溝を形成したことを特徴とする磁気ヘッド駆動
装置。 - 【請求項２】前記支持部材と前記ヨークとを一体物から
形成したことを特徴とする請求項１記載の磁気ヘッド駆
動装置。 - 【請求項３】前記永久磁石の異なる磁極間の距離と略等
しく前記逃げ溝を形成したことを特徴とする請求項１記
載の磁気ヘッド駆動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5218084A JP2522179B2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 磁気ヘッド駆動装置 |
| US08/285,402 US5469316A (en) | 1993-08-10 | 1994-08-03 | Actuator for magnetic disks and having a VCM support with a recess |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5218084A JP2522179B2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 磁気ヘッド駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757407A JPH0757407A (ja) | 1995-03-03 |
| JP2522179B2 true JP2522179B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16714393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5218084A Expired - Lifetime JP2522179B2 (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | 磁気ヘッド駆動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5469316A (ja) |
| JP (1) | JP2522179B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6611403B1 (en) | 2000-03-31 | 2003-08-26 | Seagate Technology Llc | Magnet spacer location facilitating in-deck merge |
| US7149058B2 (en) * | 2003-12-09 | 2006-12-12 | Seagate Technology Llc | Actuator latch with variable retention force |
| JP5035552B2 (ja) * | 2007-03-20 | 2012-09-26 | 信越化学工業株式会社 | ボイスコイルモータ用磁気回路及びボイスコイルモータ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5233493A (en) * | 1991-04-15 | 1993-08-03 | Seagate Technology, Inc. | Notched arcuate magnet for rotary actuator |
| US5270887A (en) * | 1991-12-04 | 1993-12-14 | Western Digital Corporation | Compact disk drive head disk assembly with conformable tape seal |
| US5343345A (en) * | 1992-05-01 | 1994-08-30 | Gilovich Paul A | Magnetic disk storage apparatus with multiple sets of actuator arms for read/write operations at different circumferential locations within the disk stack |
-
1993
- 1993-08-10 JP JP5218084A patent/JP2522179B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-08-03 US US08/285,402 patent/US5469316A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0757407A (ja) | 1995-03-03 |
| US5469316A (en) | 1995-11-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960402 |