JP2002197815A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2002197815A
JP2002197815A JP2001324270A JP2001324270A JP2002197815A JP 2002197815 A JP2002197815 A JP 2002197815A JP 2001324270 A JP2001324270 A JP 2001324270A JP 2001324270 A JP2001324270 A JP 2001324270A JP 2002197815 A JP2002197815 A JP 2002197815A
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JP
Japan
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yoke
magnetic disk
magnetic
permanent magnet
voice coil
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Application number
JP2001324270A
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English (en)
Inventor
Hironobu Suzuki
裕宣 鈴木
Yoshihiro Sato
孔宏 佐藤
Akiyoshi Adachi
昭義 安達
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Sinter Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Sinter Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスクと、磁気ヘッドと、アクチュエ
ータと、アクチュエータの駆動源としてのボイスコイル
モータとを、エンクロージャ内に備えた磁気ディスク装
置に関し、高温下でも、有毒なガスを発生しない清浄な
ボイスコイルモータの磁気回路を有した磁気ディスク装
置を実現する。 【解決手段】 アクチュエータの回転端部に設けられ
た、ボイスコイルモータ内のコイルが、ヨーク11と該
ヨーク11に取付けられる永久磁石12とで形成したボ
イスコイルモータの磁気回路中の磁気ギャップに配置さ
れ、このヨーク11上の永久磁石12の取付け面には、
取付け面方向に永久磁石12が移動することを禁止する
突部が形成されているとともに、永久磁石12がこの取
付け面に永久磁石12の磁気吸着力を用いて取付けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動される磁
気ディスクと、磁気ディスクの記録面に対してデータの
リード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ディスクの近
傍に回転可能に設けられ、磁気ディスクのトラックを横
切る方向に移動させるためのアクチュエータと、アクチ
ュエータの駆動源としてのボイスコイルモータとを、エ
ンクロージャ内に備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】近年、磁気ディスク装置の記憶容量は急激
な増加の傾向を示している。記憶容量の増加のため、ヘ
ッドの媒体に対する浮上間隔は、0.2μm 程度と、非常
に小さくなっている。このため磁気ディスク装置にあっ
ては、完全に密閉構造で、その内部は粉塵はもちろん有
毒なガスも存在しない非常に高い清浄さが要求されてい
る。
【0003】このような状況において磁気ディスク装置
の内部に設けられるボイスコイルモータにも、粉塵やガ
スの発生がないことが望まれている。
【0004】
【従来の技術】図31は従来の磁気ディスク装置内のア
クチュエータの磁気回路の斜視図、図32は図31にお
ける正面構成図である。
【0005】図において、1は下面1a,この下面1a
の両サイドより情報に折曲した側面1b,1cから構成
されるの第1のヨーク、2は第1のヨーク1の側面1
b,1cに上端面上に、下面1aに対向する様に配設さ
れる第2のヨークである。
【0006】3,4は第1のヨーク1の下面1a上に取
付けられた第1の永久磁石,第2の永久磁石である。6,
7は第2のヨーク2の第1のヨーク1の下面1aに対向
する面に取付けられた第3の永久磁石,第4の永久磁石
である。
【0007】これら第1から第4の永久磁石3,4,6,
7の極性は、図32に示すように、第1の永久磁石3の
第3の永久磁石6との対向面が N極、第3の永久磁石6
の第1の永久磁石3との対向面が S極、第2の永久磁石
4の第4の永久磁石7との対向面が S極、第4の永久磁
石7の第2の永久磁石4との対向面が N極に設定されて
いる。
【0008】そして、第1から第4の永久磁石3,4,
6,7より発生する磁力は磁束 Mとなって、第1のヨー
ク1,第2のヨーク2に導かれる。5は第1のヨーク1
と第2のヨーク2との間に形成された磁気ギャップ Gに
配設されるアクチュエータのコイル (ボイスコイル) で
ある。
【0009】次に、上記構成の作動を説明する。コイル
5に図32に示すような電流が流れると、フレミング
(Fleming) の左手の法則により、コイル5には矢印 F方
向の推力が発生し、アクチュエータは駆動される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の磁
気ディスク装置の第1及び第2の永久磁石3,4は、第
1のヨーク1に対して、樹脂系の接着剤で接着されてい
る。
【0011】近年、磁気ディスク装置等においては、デ
ータのリード/ライトの高速化に伴い、コイル5の発熱
量も増加の傾向にある。コイル5が発熱すると、磁気回
路の温度が上昇し、第1及び第2の永久磁石3,4をヨ
ーク1に取付けている接着剤から有毒なガスが発生し、
このガスが磁気ディスク装置の内部を汚染し、装置に重
大な障害を引き起こす場合がある。
【0012】又、磁気ディスク装置では、以前からも製
造コストの削減が望まれており、特に小型の磁気ディス
ク装置においては、非常に強く望まれている。本発明
は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、高
温下でも、有毒なガスを発生しない清浄なボイスコイル
モータの磁気回路を有した磁気ディスク装置を実現する
ことにある。
【0013】又、本発明の別の目的は、製造コストの低
いボイスコイルモータの磁気回路を有した磁気ディスク
装置を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転駆動される磁気ディスクと、磁気ディスクの記録面
に対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッドと、
磁気ディスクの近傍に回転可能に設けられ、磁気ディス
クのトラックを横切る方向に移動させるためのアクチュ
エータと、アクチュエータの駆動源としてのボイスコイ
ルモータとを、エンクロージャ内に備えた磁気ディスク
装置であって、アクチュエータの回転端部に設けられ
た、ボイスコイルモータ内のコイルが、ヨークと該ヨー
クに取付けられる永久磁石とで形成したボイスコイルモ
ータの磁気回路中の磁気ギャップに配置された磁気ディ
スク装置に関するものであり、図1はその原理図を示
し、 (a) はボイスコイルモータの磁気回路部分の斜視
図、 (b) は (a) 図における A-A 断面図である。図に
おいて、11は磁束を導くヨーク、12はヨーク11に
磁気吸着力によって取付けられる永久磁石である。
【0015】そして、ヨーク11の永久磁石12の取付
け面には、永久磁石12のヨーク11の永久磁石12の
取付け面方向の移動を禁止する突部13が形成されてい
る。請求項1記載の発明では、永久磁石12は磁気吸着
力でヨーク11に吸着し、永久磁石12のヨーク11の
取付け面方向の移動は、突部13によって規制される。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の突部は、前記永久磁石の側面が当接可能な複数の突
起である。請求項2記載の発明では、複数の突起によっ
て、永久磁石のヨークの取付け面方向の移動が規制され
る。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の突部が、前記永久磁石の側面に沿って形成された連
続した突部であるものである。請求項3記載の発明で
は、連続した突部によって、永久磁石のヨークの取付け
面方向の移動が規制される。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記
載の発明の突部が、プレス加工で形成されたものであ
る。請求項4記載の発明では、突部はプレス加工で形成
されているので、製造コストを下げることができる。
【0019】請求項5記載の発明は、回転駆動される磁
気ディスクと、磁気ディスクの記録面に対してデータの
リード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ディスクの近
傍に回転可能に設けられ、磁気ディスクのトラックを横
切る方向に移動させるためのアクチュエータと、アクチ
ュエータの駆動源としてのボイスコイルモータとを、エ
ンクロージャ内に備えた磁気ディスク装置であって、ア
クチュエータの回転端部に設けられた、ボイスコイルモ
ータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付けられる永
久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁気回路中の
磁気ギャップに配置され、ヨークの永久磁石の取付け面
には、永久磁石の第1の側面が当接可能な突部と、永久
磁石の第1の側面を突部に押接せしめる押え部材とを設
けたものである。
【0020】請求項5記載の発明では、押え部材が永久
磁石の第1の側面を突部に押接せしめることによって、
永久磁石の第1の側面方向の移動が規制される。請求項
6記載の発明は、請求項5記載の発明の押え部材が、ヨ
ークに設けられたレバーであるものである。請求項6記
載の発明では、押え部材としてのレバーを回転させるこ
とによって、永久磁石の第1の側面を突部に押接せし
め、永久磁石の第1の側面方向の移動を規制する。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明の押え部材が可撓可能なものである。請求項7記載の
発明では、可撓可能な押え部材を可撓状態で用いること
で、永久磁石の第1の側面を突部に押接せしめ、永久磁
石の第1の側面方向の移動を規制する。
【0022】請求項8記載の発明は、回転駆動される磁
気ディスクと、磁気ディスクの記録面に対してデータの
リード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ディスクの近
傍に回転可能に設けられ、磁気ディスクのトラックを横
切る方向に移動させるためのアクチュエータと、アクチ
ュエータの駆動源としてのボイスコイルモータとを、エ
ンクロージャ内に備えた磁気ディスク装置であって、ア
クチュエータの回転端部に設けられた、ボイスコイルモ
ータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付けられる永
久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁気回路中の
磁気ギャップに配置され、ヨークの前記永久磁石の取付
け面には、永久磁石の形状に対応した凹部が形成され、
永久磁石は、ヨークの永久磁石の取付け面の凹部の底面
に、永久磁石の磁気吸着力を用いて取付けてなるもので
ある。
【0023】請求項8記載の発明では、永久磁石は磁気
吸着力でヨークの永久磁石の取付け面の凹部底面に吸着
し、永久磁石12のヨークの取付け面方向の移動は、凹
部の壁面によって規制される。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明の凹部が、プレス加工で形成されたものである。請求
項9記載の発明では、凹部はプレス加工で形成されてい
るので、製造コストを下げることができる。
【0025】請求項10記載の発明は、回転駆動される
磁気ディスクと、磁気ディスクの記録面に対してデータ
のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ディスクの
近傍に回転可能に設けられ、磁気ディスクのトラックを
横切る方向に移動させるためのアクチュエータと、アク
チュエータの駆動源としてのボイスコイルモータとを、
エンクロージャ内に備えた磁気ディスク装置であって、
アクチュエータの回転端部に設けられた、ボイスコイル
モータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付けられる
永久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁気回路中
の磁気ギャップに配置され、永久磁石は台形であるもの
である。
【0026】請求項10記載の発明では、永久磁石を台
形としたことにより、コイルのトルク変動を少なくする
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。先ず、第1の形態例の平面部分断面
を示す図8及び図8における正面部分断面を示す図9を
用いて、磁気ディスク装置の全体構成を説明する。
【0028】これらの図において、21は上面が開放さ
れたエンクロージャ、22はエンクロージャ21の上面
を覆う蓋である。エンクロージャ21の内部には、イン
ナハブモータによって高速に回転駆動されるスピンドル
シャフト23が設けられている。このスピンドルシャフ
ト23の外筒面には、スペーサ24を介して、磁気ディ
スク25が複数枚 (本形態例では、 6 枚) 取付けられ
ている。
【0029】又、エンクロージャ21の内部には、磁気
ディスク25の近傍に回転可能に設けられたアクチュエ
ータ26が設けられている。このアクチュエータ26の
一方の回転端部であり、磁気ディスク25のトラックを
横切る方向に延出するヘッドアーム27には、磁気ディ
スク25の記録面方向に延出するスプリングアーム28
を介して、各磁気ディスク25の記録面に対してデータ
のリード/ライトを行う磁気ヘッド29が取付けられて
いる。
【0030】アクチュエータ26の他方の端部側には、
本形態例のボイスコイルモータ30が設けられている。
次に、図2から図5を用いて本形態例でのボイスコイル
モータ30の説明を行う。図2はボイスコイルモータの
平面部分断面図、図3は図2における A 方向矢視図、
図4は図2における B-B 断面図、図5は図2における
下ヨークの平面図、図6は図2おけるサイドヨーク単体
の正面図、図7は図6における上面図である。
【0031】これらの図において、31は円弧状に形成
され、両側部は、ねじ41,42を用いてエンクロージ
ャ21に取付けられ、エンクロージャ21の外壁として
も機能するサイドヨークである。
【0032】サイドヨーク31の下部には下ヨーク32
が、サイドヨーク31の上部には下ヨーク32と形状が
略同一な上ヨーク33がそれぞれ設けられている。34
はサイドヨーク31の側部に取付けられ、サイドヨーク
31よりも大きな曲率を有し、サイドヨーク31,下ヨ
ーク32及び上ヨーク33と略一定の間隔(磁気ギャッ
プ) を介して設けられた扇型状のセンターヨークであ
る。そして、下ヨーク32のセンターヨーク34との対
向面 (磁石取付け面) には、図5に示すように、極性の
異なる2つの下磁石35,36が連設されている。又、
上ヨーク33のセンターヨーク34との対向面 (磁石取
付け面) には、極性の異なる2つの上磁石37,38が
連設されている。又、サイドヨーク31のセンターヨー
ク34との対向面 (磁石取付け面) にも、図6及び図7
に示すように、極性の異なるサイド磁石39,40が連
設されている。そして、これら、サイドヨーク31、下
ヨーク32、上ヨーク33、センターヨーク34及び下
磁石35,36、上磁石37,38、サイド磁石39,4
0で磁気回路43が形成されている。
【0033】アクチュエータ26の他方の回転端部には
コイル44,45が設けられている。これらのコイル4
1はセンターヨーク34を巻回し、センターヨーク34
とサイドヨーク31,下ヨーク32,上ヨーク33との間
隔 (磁気ギャップ) に配設されている。
【0034】そして、磁気回路43とコイル44,45
とで、ボイスコイルモータ (ムービングコイル型のフォ
ースモータ) が形成されている。次に、各ヨーク31,
32,33に取付けられている永久磁石の取付けを図5,
図6を用いて説明する。先ず、図5を用いて、下ヨーク
32に対する下磁石35,36の取付けを説明する。下
磁石35,36は下ヨーク32に対して、自身の磁気吸
着力で取付けられている。そして、下ヨーク32のセン
ターヨーク34との対向面 (磁石取付け面) には、下磁
石35,36の磁石取付け面方向の移動を禁止する複数
の突起32aが下磁石35,36の外形に対して、最小
クリアランスを持つように突設されている。
【0035】本形態例では、この突起32aは、図10
に示すように、プレス加工により形成した。特に、小型
の磁気ディスク装置では、ヨークの厚さが薄いので、簡
単にこの様な突起32aを形成することができる。
【0036】又、上ヨーク33に対する上磁石37,3
8の取付けは、下ヨーク32の場合と同様に、上磁石3
7,38が自身の磁気吸着力によって、上ヨーク33に
取付けられ、上ヨーク33の磁石取付け面に、上磁石3
7,38の磁石取付け面方向の移動を禁止する複数の突
起33aが上磁石37,38の外形に対して、最小クリ
アランスを持つように形成されている。
【0037】同様に、サイドヨーク31のサイド磁石3
9,40の取付けは、図6に示すように、サイドヨーク
31の磁石取付け面の両側部には、サイド磁石39の側
面に対して最小のクリアランスを持つように段部31b
が形成されている。更に、サイドヨーク31の磁石取付
け面には、サイド磁石39の上部,下部に対して、最小
クリアランスを持つように突起31aが突設されてい
る。そして、サイド磁石39,40は自身の磁気吸着力
によって、サイドヨーク31に取付けられ、突起31
a,段部31bによって、磁石取付け面方向の移動が禁
止されている。
【0038】次に、上記構成の作動を説明する。磁気デ
ィスク装置をオンすると、インナハブモータによって、
磁気ディスク25は高速回転駆動 (例えば、3600rpm)
される。そして、図示しない制御回路がコイル44,4
5に電流を流すと、磁気回路43の磁気ギャップに配設
されたコイル44,45には、推力が発生し、アクチュ
エータ26は回転し、ヘッドアーム27は磁気ディスク
25のトラックを横切る方向に回転する。このアクチュ
エータ26の回転により、磁気ヘッド29は磁気ディス
ク25の目的のトラック上に移動し、磁気ディスク25
に対して、データのリード/ライトを行う。
【0039】上記構成によれば、サイドヨーク31のサ
イド磁石39,40、下ヨーク32の下磁石35,36及
び上ヨーク33の上磁石37,38の取付けは、従来の
様に、接着剤を使用せず、各磁石自身の磁気吸着力と、
各ヨークに形成された複数の突起及び段部が、各磁石の
磁石取付け面方向の移動を禁止することとによって、行
っている。よって、コイル44,45が発熱しても、従
来の様に、接着剤より有害なガスが発生することもな
く、エンクロージャ内の清浄な環境を維持することがで
きる。
【0040】又、本形態例では、突起32aをプレス加
工で形成したことにより、突起32aの形成に掛かるコ
ストを安くすることができる。尚、突起32aの加工方
法は、プレス加工に限定するものではなく、ピンを下ヨ
ーク32に打込むことによって、突起を形成する方法や
突起付き焼結ヨーク用いる方法等限定するものではな
い。
【0041】次に、図11から図14を用いて本発明の
第2の形態例を説明する。本形態例と第1の形態例との
相違点は、各ヨークの磁石の取付け構造であり、他の部
分は第1の形態例と同一なので、相違点のみを説明す
る。
【0042】先ず、図11及び図12を用いて下ヨーク
に対する下磁石の取付け方法を説明する。下磁石35,
36は下ヨーク32に対して、自身の磁気吸着力で取付
けられている。そして、下ヨーク32のセンターヨーク
34との対向面 (磁石取付け面) には、下磁石35,3
6の外周にわたって、これら下磁石35,36の外周面
に最小クリアランスを持つように対向する連続した突部
50が形成されている。尚、上ヨーク33に対する上磁
石37,38の取付けは、下ヨーク32の構成と同一な
ので、説明は省略する。
【0043】次に、第2の形態例のサイドヨーク31に
対するサイド磁石39,40の取付け方法を図13及び
図14を用いて説明する。サイドヨーク31の磁石取付
け面の両側部には、サイド磁石39の側面に最小のクリ
アランスを持つように対向する段部31b,31cが形
成されている。更に、サイドヨーク31の磁石取付け面
には、サイド磁石39の上部側面,下部側面に最小のク
リアランスを持つように対向する連続した突起31d,
31eが形成されている。
【0044】そして、サイド磁石39,40は自身の磁
気吸着力によって、サイドヨーク31に取付けられ、段
部31b,31c及び突起31d,31eによって、磁石
取付け面方向の移動が禁止されている。
【0045】上記構成によれば、サイドヨーク31のサ
イド磁石39,40、下ヨーク32の下磁石35,36及
び上ヨーク33の上磁石37,38の取付けは、従来の
様に、接着剤を使用せず、各磁石自身の磁気吸着力と、
各ヨークに形成された複数の突起及び段部が、各磁石の
磁石取付け面方向の移動を禁止することとによって、行
っている。よって、コイル44,45が発熱しても、従
来の様に、接着剤より有害なガスが発生することもな
く、エンクロージャ内の清浄な環境を維持することがで
きる。
【0046】尚、上記形態例において、連続した突起3
1d,31eは、不連続な突起であってもよい。次に、
本発明の第3の形態例を図15から図23を用いて説明
する。尚、本形態例の磁気回路は、第1及び第2の形態
例と同一構造の磁気ディスク装置に設けられるものであ
って、相違する部分は、磁気回路のみであるので、全体
の説明は省略する。
【0047】これらの図において、51は円弧状に形成
され、両側部は、ねじを用いてエンクロージャに取付け
られ、エンクロージャの外壁としても機能するサイドヨ
ークである。
【0048】サイドヨーク51の下部には下ヨーク52
が、サイドヨーク51の上部には下ヨーク52と形状が
略同一な上ヨーク53がそれぞれ設けられている。54
はサイドヨーク51の側部に取付けられ、サイドヨーク
51よりも大きな曲率を有し、サイドヨーク51,下ヨ
ーク52及び上ヨーク53と略一定の間隔(磁気ギャッ
プ) を介して設けられた扇型状のセンターヨークであ
る。そして、下ヨーク52のセンターヨーク54との対
向面 (磁石取付け面) には、図16に示すように、極性
の異なる2つの下磁石55,56が連設されている。
又、上ヨーク53のセンターヨーク54との対向面 (磁
石取付け面) には、極性の異なる2つの上磁石57,5
8が連設されている。又、サイドヨーク51のセンター
ヨーク54との対向面 (磁石取付け面) にも、図15に
示すように、極性の異なるサイド磁石59,60が設け
られている。
【0049】そして、これら、サイドヨーク51、下ヨ
ーク52、上ヨーク53、センターヨーク54及び下磁
石55,56、上磁石57,58、サイド磁石59,60
で磁気回路が形成63されている。アクチュエータ26
の他方の回転端部にはコイル64,65が設けられてい
る。これらのコイル64,65はセンターヨーク54を
巻回し、センターヨーク54とサイドヨーク51,下ヨ
ーク52,上ヨーク53との間隔 (磁気ギャップ) に配
設されている。
【0050】次に、各ヨーク51,52,53に取付けら
れている永久磁石の取付けを説明する。先ず、図18及
び図19を用いて、下ヨーク52に対する下磁石55,
56の取付けを説明する。下磁石55,56は下ヨーク
52に対して、自身の磁気吸着力で吸着している。
【0051】又、下ヨーク52の磁石取付け面には、連
設された下磁石55,56のアクチュエータ26側の端
面に当接可能な突起67,68が、下磁石55の下磁石
56と対向する側面と反対側の側面に当接可能な突起6
9が、下磁石56の下磁石55と対向する側面と反対側
の側面とが当接可能な突起70が突設されている。更
に、下ヨーク52の磁石取付け面には、下磁石55,5
6のアクチュエータ26と対向する面と反対側の面に対
向する様に突起71,72が形成されている。そして、
これら突起71,72には、押え部材73が取付けられ
ている。
【0052】同様に、図16に示すように、上ヨーク5
3の磁石取付け面にも、連設された上磁石57,58の
アクチュエータ26と対向する端面に当接可能な突起7
4,75が、上磁石57の上磁石58と対向する側面と
反対側の側面に当接可能な突起76が、上磁石58の上
磁石57と対向する側面に当接可能な突起77が形成さ
れている。更に、上ヨーク53の磁石取付け面には、上
磁石57,58のアクチュエータ26と対向する面と反
対側の面に対向する様に、突起78,79 (突起78,7
9は図示せず) が形成されている。そして、これら突起
78,79には、押え部材73が取付けられている。
【0053】次に、図20から図23を用いて、押え部
材73の説明を行う。本形態例の押え部材73は弾性を
有する樹脂で形成した。この押え部材73には円弧状と
なっており、外側の円弧面の略中央部には、下ヨーク,
上ヨーク52,53の磁石取付け面に形成された突起7
1,72,78,79に係合する溝80が形成されてい
る。
【0054】又、両端部には、第1及び第2のスリット
81,82が形成され、第1のスリット81を介して、
内側の円弧面側に第1の押圧部83,外側の円弧面側に
第2の押圧部84が、第2のスリット82を介して、内
側の円弧面側に第3の押圧部85,外側の円弧面側に第
4の押圧部86がそれぞれ形成されている。そして、こ
れら第1及び第2のスリット81,82を形成したこと
により、第1,第2, 第3及び第4の押圧部83,84,
85,86は、図20において、矢印 G 方向 (アクチュ
エータ26の回転中心方向に略等しい) に可撓可能とな
ってる。
【0055】更に、第2の押圧部84,第4の押圧部8
6の下面は、下ヨーク52,上ヨーク53の各磁石取付
け面に対して隙間が形成されるように第3及び第4のス
リット87,88が形成されている。又、第2の押圧部
84,第4の押圧部86の上面には、第1及び第2の切
込み89,90が形成されている。そして、第3及び第
4のスリット87,88、第1及び第2及びの切込み8
9,90を形成したことにより、第4の押圧部84,86
は、図21において、 H 方向 (アクチュエータ26の
回転方向に略等しい) に可撓可能となっている。
【0056】この様な押え部材73の第1の押圧部8
3,第3の押圧部85は、図18に示すように、下ヨー
ク52にセットされると、下ヨーク52の下磁石55,
56のアクチュエータ26側の側面と反対側の側面を押
圧し、下磁石55,56のアクチュエータ26側の側面
が、突起67,68に当接することでアクチュエータ2
6の回転中心方向の位置決めが行われる。又、アクチュ
エータ26の回転方向の位置決めは、下磁石55,56
の側面が突起69,70に当接することで行われる。
【0057】同様に、押え部材73の第1の押圧部8
3,第3の押圧部85は、上ヨーク53にセットされる
と、上ヨーク53の上磁石57,58のアクチュエータ
26側の側面と反対側の側面を押圧し、上磁石57,5
8のアクチュエータ26側の側面が突起74,75に当
接することでアクチュエータ26の回転中心方向の位置
決めが行われる。又、アクチュエータ26の回転方向の
位置決めは、上磁石57,58の側面が図示しない突起
78,79に当接することで行われる。
【0058】次に、サイドヨーク51に取付けられるサ
イド磁石59,60の取付けを説明する。サイド磁石5
9,60はサイドヨーク51に対して、自身の磁気吸着
力で吸着している。そして、下ヨーク52にセットされ
た押え部材73の第2の押圧部84及び第4の押圧部8
6には、サイド磁石59,60の下面が当接し、更に、
上ヨーク53にセットされた押え部材73の第2の押圧
部84,第4の押圧部86がサイド磁石59,60の上面
を押圧することで、サイド磁石59,60の位置決めが
行われる。
【0059】上記構成によれば、サイドヨーク51のサ
イド磁石59,60、下ヨーク52の下磁石55,56及
び上ヨーク53の上磁石57,58の取付けは、従来の
様に、接着剤を使用せず、各磁石自身の磁気吸着力,各
ヨークに形成された複数の突起及び押え部材73によっ
て、各磁石の磁石取付け面方向の移動を禁止することと
によって行っている。よって、コイル44,45が発熱
しても、従来の様に、接着剤より有害なガスが発生する
こともなく、エンクロージャ内の清浄な環境を維持する
ことができる。
【0060】次に、図24を用いて本発明の第4の形態
例を説明する。本形態例と第3の形態例との相違点は、
押え部材の形状である。本形態例においては、下ヨーク
80の磁石取付け面には、第3の形態例と同様に、扇型
状の下磁石181,182のアクチュエータ側の側面に
当接する突起183,184と、下磁石181の下磁石
182と対向する側面と反対側の側面に当接可能な突起
185が、下磁石182の下磁石181と対向する側面
と反対側の側面とが当接可能な突起186が突設されて
いる。更に、下ヨーク180の磁石取付け面には、下磁
石181,182のアクチュエータ26と対向する面と
反対側の面に対向する様に突起187,188が形成さ
れている。そして、これら突起187,188には、押
え部材としてのレバー189が回転可能に取付けられて
いる。
【0061】このレバー189は、略楕円形であり、突
起187を中心に回転することによって、レバー189
の円周面が下磁石181,182のアクチュエータ側の
側面と反対側の側面を押圧し、下磁石181,182の
位置決めを行う。
【0062】この様な構成によれば、第1から第3の形
態例と同様の効果をえることができる。次に、図25を
用いて本発明の第5の形態例を説明する。本形態例と第
4の形態例との相違点は、ヨークの形状,磁石,押え部材
の形状である。
【0063】図において、190は略同一形状の台形が
連設された形状のヨークである。この下ヨーク190の
アクチュエータに対向する側面側には、4つの第1の突
起91が形成され、アクチュエータと対向する側面と反
対側にも4つの第2の突起92がそれぞれ形成されてい
る。又、一方の側部側には、2つの第3の突起93が、
他方の側部側には2つの第4の突起94がそれぞれ形成
されている。
【0064】95,96は、下辺が第1の突起91に対
向し、下辺と平行な上辺が第2の突起92に対向し、一
方の側辺が第3の突起93に対向し、他方の側辺が第4
の突起94に対向する台形で略同一形状の下磁石であ
る。
【0065】又、第2の突起92には、下磁石95の上
辺を押圧し、下磁石95の下辺を第1の突起91に押接
せしめる弾性材で形成された第1の押え部材99と、下
磁石96の上辺を押圧し、下磁石96の下辺を第1の突
起91に押接せしめる弾性材で形成された第2の押え部
材97がそれぞれ設けられている。
【0066】更に、第3の突起93には、下磁石95の
一方の側辺を押圧し、下磁石96の他方の側辺を第4の
突起94に押接せしめる第3の押え部材98が設けられ
ている。
【0067】この様な構成においても、第1から第4の
形態例と同様の効果をえることができる。又、本形態例
では、台形状の磁石を用いたことにより、更に他の効果
を得ることができる。図26から図28を用いて説明を
行う。図26において、100は扇型状の磁石、10
1,102はコイルである。又、図27において、11
0は台形状の磁石、111,112はコイルである。
又、図28は磁石上の各位置と磁束密度との関係を説明
する図である。尚、扇型の磁石100と台形の磁石11
0とにおいて、各磁石上の各位置と磁束密度との関係
は、略同一である。
【0068】これらの図において、ボイスコイルモータ
としての特性 Bl (トルク定数) で比較する。図26に
示す扇型の磁石100では、 である。
【0069】図27に示す台形の磁石110では、 である。
【0070】トルク定数 (Bl) は、コイルの可動範囲に
おいて、極力一定であることが望ましい。台形の磁石1
10においては、磁石の両端部において、扇型の磁石1
00より、トルク定数が向上し、トルク変動を少なくす
ることができる。更に、この様な台形の磁石は、製造が
しやすいというメリットもあり、製造コストを下げるこ
とが可能である。
【0071】次に、図29及び図30を用いて、本発明
の第6の形態例を説明する。図29は第6の形態例の下
ヨークの下面図、図30は図29における G-G 断面図
である。本形態例と第1の形態例との相違点は、各ヨー
クの磁石の取付け構造であり、他の部分は第1の形態例
と同一なので、相違点のみを説明する。
【0072】下ヨーク120の磁石取付け面には、プレ
ス加工により、下磁石121,122の形状に対応した
凹部120aが形成されている。そして、下磁石12
1,122は、凹部120aの底面に自身の磁気吸着力
で取付けられている。
【0073】尚、上ヨークに対する上磁石の取付けは、
下ヨーク120の構成と同一なので、説明は省略する。
上記構成によれば、下ヨーク120への下磁石121,
122の取付けは、従来の様に、接着剤を使用せず、各
磁石自身の磁気吸着力と、各ヨークに形成された凹部の
壁部が、各磁石の磁石取付け面方向の移動を禁止するこ
ととによって、行っている。よって、コイルが発熱して
も、従来の様に、接着剤より有害なガスが発生すること
もなく、エンクロージャ内の清浄な環境を維持すること
ができる。
【0074】又、本形態例では、凹部120aをプレス
加工で形成したことにより、凹部120aの形成に掛か
るコストを安くすることができる。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高温
下でも、有毒なガスを発生しない清浄なボイスコイルモ
ータの磁気回路を有した磁気ディスク装置を実現するこ
とができる。又、製造コストが低いボイスコイルモータ
の磁気回路を有した磁気ディスク装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の原理図である。
【図2】第1の形態例でのボイスコイルモータの平面部
分断面図である。
【図3】図2における A 方向矢視図である。
【図4】図2における B-B 断面図である。
【図5】図2における下ヨークの平面図である。
【図6】図2おけるサイドヨーク単体の正面図である。
【図7】図6における上面図である。
【図8】第1の形態例の平面部分断面を示す図である。
【図9】図8における正面部分断面を示す図である。
【図10】突起32aの断面形状を示す図である。
【図11】第2の形態例での下ヨークの平面図である。
【図12】図11における正面図である。
【図13】第2の形態例でのサイドヨークの平面図であ
る。
【図14】図13における右側面図である。
【図15】第3の形態例でのボイスコイルモータの平面
部分断面図である。
【図16】図15における C 方向矢視図である。
【図17】図15における D-D 断面図である。
【図18】図16における下ヨークの平面図である。
【図19】図18における右側面図である。
【図20】図18における押え部材の平面図である。
【図21】図20における正面図である。
【図22】図20における E-E 断面図である。
【図23】図20における F-F 断面図である。
【図24】本発明の第4の形態例の主要部を説明する図
である。
【図25】本発明の第5の形態例の主要部を説明する図
である。
【図26】第5の形態例の効果を説明する図 (扇型の磁
石) である。
【図27】第5の形態例の効果を説明する図 (台形の磁
石) である。
【図28】磁石上の各位置と磁束密度との関係を説明す
る図である。
【図29】第6の形態例での下ヨークの下面図である。
【図30】図29における G-G 断面図である。
【図31】従来の磁気ディスク装置内のアクチュエータ
の磁気回路の斜視図である。
【図32】図31における正面構成図である。
【符号の説明】
11 ヨーク 12 永久磁石 13 突部 25 磁気ディスク 29 磁気ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孔宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通シンター株式会社内 (72)発明者 安達 昭義 山形県東根市大字東根甲5400番2 株式会 社山形富士通内 (72)発明者 鈴木 康夫 山形県東根市大字東根甲5400番2 株式会 社山形富士通内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB02 CC12 EE21 GG25 5H002 AA07 AB06 AC08 5H622 CA02 CA12 PP10 5H633 BB02 BB15 GG03 GG06 GG09 GG11 GG12 GG13 HH02 HH07 HH08 HH13 HH21 HH22 JB04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される磁気ディスクと、該磁気
    ディスクの記録面に対してデータのリード/ライトを行
    う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクの近傍に回転可能に
    設けられ、前記磁気ディスクのトラックを横切る方向に
    移動させるためのアクチュエータと、該アクチュエータ
    の駆動源としてのボイスコイルモータとを、エンクロー
    ジャ内に備えた磁気ディスク装置であって、 前記アクチュエータの回転端部に設けられた、前記ボイ
    スコイルモータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付
    けられる永久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁
    気回路中の磁気ギャップに配置され、 前記ヨークの前記永久磁石の取付け面には、この取付け
    面方向に前記永久磁石が移動することを禁止する突部が
    形成されているとともに、 前記永久磁石が、前記ヨークの前記永久磁石の取付け面
    に、前記永久磁石の磁気吸着力を用いて取付けられてな
    ることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記突部は、前記永久磁石の側面が当接
    可能な複数の突起であることを特徴とする請求項1記載
    の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記突部は、前記永久磁石の側面に沿っ
    て形成された連続した突部であることを特徴とする請求
    項1記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記突部は、プレス加工で形成されたも
    のであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 回転駆動される磁気ディスクと、該磁気
    ディスクの記録面に対してデータのリード/ライトを行
    う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクの近傍に回転可能に
    設けられ、前記磁気ディスクのトラックを横切る方向に
    移動させるためのアクチュエータと、該アクチュエータ
    の駆動源としてのボイスコイルモータとを、エンクロー
    ジャ内に備えた磁気ディスク装置であって、 前記アクチュエータの回転端部に設けられた、前記ボイ
    スコイルモータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付
    けられる永久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁
    気回路中の磁気ギャップに配置され、 前記ヨークの前記永久磁石の取付け面には、 前記永久磁石の第1の側面が当接可能な突部と、 前記永久磁石の第1の側面を前記突部に押接せしめる押
    え部材とが設けられてなることを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  6. 【請求項6】 前記押え部材は、前記ヨークに設けられ
    たレバーであることを特徴とする請求項5記載の磁気デ
    ィスク装置。
  7. 【請求項7】 前記押え部材は可撓可能であることを特
    徴とする請求項5記載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 回転駆動される磁気ディスクと、該磁気
    ディスクの記録面に対してデータのリード/ライトを行
    う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクの近傍に回転可能に
    設けられ、前記磁気ディスクのトラックを横切る方向に
    移動させるためのアクチュエータと、該アクチュエータ
    の駆動源としてのボイスコイルモータとを、エンクロー
    ジャ内に備えた磁気ディスク装置であって、 前記アクチュエータの回転端部に設けられた、前記ボイ
    スコイルモータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付
    けられる永久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁
    気回路中の磁気ギャップに配置され、 前記ヨークの前記永久磁石の取付け面には、前記永久磁
    石の形状に対応した凹部が形成されているとともに、 前記永久磁石が、前記ヨークの前記永久磁石の取付け面
    の凹部の底面に、前記永久磁石の磁気吸着力を用いて取
    付けられてなることを特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記凹部は、プレス加工で形成されたも
    のであることを特徴とする請求項8記載の磁気ディスク
    装置。
  10. 【請求項10】 回転駆動される磁気ディスクと、該磁
    気ディスクの記録面に対してデータのリード/ライトを
    行う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクの近傍に回転可能
    に設けられ、前記磁気ディスクのトラックを横切る方向
    に移動させるためのアクチュエータと、該アクチュエー
    タの駆動源としてのボイスコイルモータとを、エンクロ
    ージャ内に備えた磁気ディスク装置であって、 前記アクチュエータの回転端部に設けられた、前記ボイ
    スコイルモータ内のコイルが、ヨークと該ヨークに取付
    けられる永久磁石とで形成したボイスコイルモータの磁
    気回路中の磁気ギャップに配置され、前記永久磁石は台
    形であることを特徴とする磁気ディスク装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104348327A (zh) * 2013-08-06 2015-02-11 吉佳科技股份有限公司 可稳定移动动件的音圈马达

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