JPWO2019117288A1 - 光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法 Download PDF

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Abstract

樹脂被覆層の損傷の発生を抑制できる光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法を提供することを目的として、樹脂被覆層を有する光ファイバ心線に、保証値として設定された保証引張り歪みを与えるスクリーニング方法であって、前記光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、前記保証引張り歪みより小さい予備引張り歪みを与える予備歪み付与工程と、前記予備引張り歪みを与えられた光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、前記保証引張り歪みを所定の時間だけ与える保証歪み付与工程と、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから解放する歪み解放工程と、を含む。

Description

本発明は、光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法に関する。
光ファイバ心線は、通常、コアと、コアの外周に形成されたクラッドとを有する光ファイバの外周に、樹脂被覆層が形成された構造を有する。このような樹脂被覆層を有する光ファイバ心線の長期間にわたる機械的信頼性を保証するためのスクリーニング方法として、光ファイバ心線に対して張力を印加して、保証値として設定された引張り歪み(以下、適宜、保証引張り歪みと記載する)を与える方法がある(特許文献1、2)。光ファイバ心線に対してこのような引張り歪みを与えると、機械的強度の弱い部分は断線するので、製品となる光ファイバ心線から予め除去することができる。このようなスクリーニング方法は、プルーフテストとも呼ばれる。光ファイバ心線に張力を印加する方法としては、光ファイバ心線の一部の両端を把持する等によって抑えて、その両端の間に荷重を掛ける方法がある。
特開平09−079959号公報 特開平09−156949号公報
ここで、光ファイバ心線に大きい引張り歪みを与える場合、光ファイバ心線に印加する張力を急激に変化させると、光ファイバ心線の樹脂被覆層が損傷して保護層としての機能が損なわれてしまう場合がある。たとえば、高い機械的強度が要求される光ファイバ心線や、クラッド径が標準的な125μmよりも大きい光ファイバ心線のスクリーニングを行う場合には、比較的大きい引張り歪みを与える必要があるので損傷が発生しやすい。また、光ファイバ心線の細径化のために、樹脂被覆層の厚さを標準的な125μmよりも薄くした、いわゆる薄肉光ファイバ心線のスクリーニングを行う場合にも、その薄肉のために、比較的低い引張り歪みで損傷が発生しやすい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、樹脂被覆層の損傷の発生を抑制できる光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、樹脂被覆層を有する光ファイバ心線のスクリーニング方法であって、前記光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、保証値として設定された保証引張り歪みより小さく、ゼロより大きい予備引張り歪みを与える予備歪み付与工程と、前記予備引張り歪みを与えられた光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、前記保証引張り歪みを所定の時間だけ与える保証歪み付与工程と、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから解放する歪み解放工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、キャプスタンローラと抑えベルトとで前記光ファイバ心線を挟んで抑えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、一対のキャプスタンローラで前記光ファイバ心線を挟んで抑えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、一対の抑えベルトで前記光ファイバ心線を挟んで抑えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、キャプスタンローラの外周表面と前記光ファイバ心線との間に作用する摩擦力によって前記光ファイバ心線を抑えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記予備歪み付与工程において、引張り歪みを段階的に与えることによって前記予備引張り歪みを与えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記予備歪み付与工程において、前記引張り歪みをN段階(Nは2以上の整数)で与える場合、第n段階(nは1以上N未満の整数)で印加する張力を張力nとすると、(張力1)>(張力(n+1)−張力n)の関係が成り立つように張力を印加することを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法は、前記歪み解放工程は、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから段階的に解放することを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線の製造方法は、光ファイバの外周に前記樹脂被覆層を形成して前記光ファイバ心線を形成する工程と、本発明の一態様に係るスクリーニング方法を用いて前記光ファイバ心線をスクリーニングする工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、樹脂被覆層を有する光ファイバ心線のスクリーニング装置であって、前記光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、保証値として設定された保証引張り歪みより小さく、ゼロより大きい予備引張り歪みを与えるように構成された予備歪み付与部と、前記予備歪み付与部と接続され、前記予備引張り歪みが与えられた光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、前記保証引張り歪みを所定の時間だけ与えるように構成された保証歪み付与部と、前記保証歪み付与部と接続され、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから解放するように構成された歪み解放部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、前記光ファイバ心線を挟んで抑えるキャプスタンローラと抑えベルトとを有することを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、前記光ファイバ心線を挟んで抑える一対のキャプスタンローラを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、前記光ファイバ心線を挟んで抑える一対の抑えベルトを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、キャプスタンローラを備え、該キャプスタンローラの外周表面と前記光ファイバ心線との間に作用する摩擦力によって前記光ファイバ心線を抑えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記予備歪み付与部は、引張り歪みを段階的に与えることによって前記予備引張り歪みを与えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記予備歪み付与部は、前記引張り歪みをN段階(Nは2以上の整数)で与える場合、第n段階(nは1以上N未満の整数)で印加する張力を張力nとすると、(張力1)>(張力(n+1)−張力n)の関係が成り立つように張力を印加することを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置は、前記歪み解放部は、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから段階的に解放することを特徴とする。
本発明によれば、樹脂被覆層の損傷の発生を抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る光ファイバ心線の製造方法のフロー図である。 図2は、光ファイバの線引及び被覆装置の模式図である。 図3は、実施形態2に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。 図4Aは、従来のスクリーニング装置において、光ファイバ心線に印加される張力を説明する模式図である。 図4Bは、実施形態2に係るスクリーニング装置において、光ファイバ心線に印加される張力を説明する模式図である。 図5は、実施形態3に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。 図6は、実施形態4に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。 図7は、実施形態5に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。 図8は、実施形態6に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。 図9は、実施形態7に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。 図10は、実施形態8に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本明細書において、光ファイバ心線とは光ファイバの外周に樹脂被覆を有するものを総称したものである。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光ファイバ心線の製造方法のフロー図である。本製造方法では、ステップS101において、光ファイバ母材から光ファイバを線引する線引き工程を行う。つづいて、ステップS102において、線引きした光ファイバの外周に樹脂被覆層を形成する被覆工程を行い、光ファイバ心線を形成する。つづいて、ステップS103において、形成した光ファイバ心線にスクリーニング工程を行う。これにより、製品となる光ファイバ心線が製造される。
図2は、実施形態1に係る光ファイバ心線の製造方法の実施に用いる光ファイバの線引及び被覆装置100の模式図である。図2に示すように、光ファイバ線引炉101のヒータ101aで光ファイバ母材Pの下端を加熱して溶融し、光ファイバ1を線引きする。その後、被覆工程として、線引きされた光ファイバ1の外周に、被覆形成装置102にて樹脂被覆層を形成し、光ファイバ心線2を形成する。光ファイバ心線2は、キャプスタンローラ103によって引き取られ、ガイドロール104を介して巻取ボビン105によって巻き取られる。
つづいて、光ファイバ心線2に対して、スクリーニング装置を用いてスクリーニング工程を行う。以下、実施形態2〜8に係るスクリーニング装置について説明する。
(実施形態2)
図3は、実施形態2に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200は、繰出ボビン201を備えている。繰出ボビン201は、光ファイバ心線2が巻かれており、光ファイバ心線2を繰り出す。繰り出された光ファイバ心線2は、プーリ202、繰出ダンサ203、抑え部204、スクリーニングダンサ205、抑え部206、スクリーニングダンサ207、抑え部208、巻取ダンサ209、及びプーリ210を順次通過して、巻取ボビン211で巻き取られる。
繰出ダンサ203は、光ファイバ心線2が弛まないようにわずかに張力を印加する。抑え部204は、キャプスタンローラ204aと、ローラによって回転する抑えベルト204bとを有しており、光ファイバ心線2を挟んで抑える。同様に、抑え部206は、キャプスタンローラ206aと、ローラによって回転する抑えベルト206bとを有しており、光ファイバ心線2を挟んで抑える。そして、抑え部204及び抑え部206は、光ファイバ心線2の一部の両端を抑えて送る。
スクリーニングダンサ205は、抑え部204及び抑え部206に両端を抑えられた光ファイバ心線2に、荷重を掛けることで張力を印加し、予備歪み付与工程として、保証値として設定された保証引張り歪みよりも小さく、ゼロより大きい予備引張り歪みを与える。抑え部204、スクリーニングダンサ205及び抑え部206が予備歪み付与部に相当する。
抑え部208は、キャプスタンローラ208aと、ローラによって回転する抑えベルト208bを有している。抑え部206及び抑え部208は、光ファイバ心線2を挟んでその一部の両端を抑えて送る。スクリーニングダンサ207は、抑え部206及び抑え部208に両端を抑えられた光ファイバ心線2に、荷重を掛けることで張力を印加し、保証引張り歪みを与える。抑え部206、スクリーニングダンサ207及び抑え部208が保証歪み付与部に相当し、この保証歪み付与部にてスクリーニングが行われる。すなわち、保証歪み付与部は、上述した予備歪み付与部と接続されている。光ファイバ心線2は、保証歪み付与工程として、抑え部206と抑え部208との間を通過する所定の時間だけ保証引張り歪みが与えられ、スクリーニングを受けることとなる。
抑え部208を通過した光ファイバ心線2は、歪み解放工程として、スクリーニングのために保証歪み付与部によって与えられた引張り歪みから解放される。抑え部208が歪み解放部に相当する。すなわち、歪み解放部は、上述した保証歪み付与部と接続されている。巻取ダンサ209は、抑え部208を通過した光ファイバ心線2が弛まないようにわずかに張力を印加する。
巻取ダンサ209によって巻き取られた光ファイバ心線2は、スクリーニングが行われた製品としての光ファイバ心線となる。なお、スクリーニング装置200において断線した光ファイバ心線2は、引張り歪みの保証値を満たさないものとして製品からは除去される。
なお、光ファイバ心線2の送り速度は、不図示の制御部によって抑え部204、206、208、巻取ボビン211の回転速度を調整することによって制御することができる。
ここで、図4Aおよび図4Bを参照して、光ファイバ心線2に印加される張力を説明する。なお、図4Aおよび図4Bでは、キャプスタンローラは不図示とし、かつ光ファイバ心線2は直線的に示している。図4Aに示すように、従来のスクリーニング装置では、繰出ボビン側から矢印Ar1のように進んでくる、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204と同様の構造の抑え部1204にて、保証引張り歪み(たとえば、3.0%歪み)を与えるための張力F1を印加するようにしていた。その結果、光ファイバ心線2に印加される張力が抑え部1204を境にして急激に変化するので、光ファイバ心線2の樹脂被覆層が損傷して保護層としての機能が損なわれてしまう場合があった。
これに対して、図4Bに示すように、実施形態2に係るスクリーニング装置200では、繰出ボビン201側から矢印Ar1のように進んでくる、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204と抑え部206との間で、保証引張り歪みよりも小さい予備引張り歪み(たとえば、1.5%歪み)を与えるための張力F2を印加する。そして、予備引張り歪みが与えられた光ファイバ心線2に対して、抑え部206にて、保証引張り歪み(たとえば、3.0%歪み)を与えるための張力F3を印加する。これにより、抑え部206にて光ファイバ心線2に大きな張力F3が与えられるが、抑え部206を境とした張力の変化は張力F3と張力F2との差分(たとえば、(3.0−1.5=1.5)%歪みに相当する張力)の張力F4であり、張力の急激な変化が抑制される。その結果、光ファイバ心線2の樹脂被覆層の損傷が抑制される。
予備引張り歪みの大きさは、たとえば保証引張り歪みの大きさや、樹脂被覆層の材料物性や厚さなどに応じて、光ファイバ心線2の樹脂被覆層の損傷が抑制されるように適宜設定される。
(実施形態3)
図5は、実施形態3に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200Aは、図3に示すスクリーニング装置200の構成において、抑え部204、206、208を、それぞれ抑え部204A、206A、208Aに置き換えた構成を有する。
抑え部204A、206A、208Aは、抑え部204、206、208の構成において、抑えベルト204b、206b、208bを、それぞれキャプスタンローラ204Ab、206Ab、208Abに置き換えた構成を有する。すなわち、抑え部204Aは、一対のキャプスタンローラ204a、204Abで光ファイバ心線2を挟んで抑え、送るように構成されている。同様に、抑え部206A、208Aは、それぞれ、一対のキャプスタンローラ206a、206Ab、一対のキャプスタンローラ208a、208Abで光ファイバ心線2を挟んで抑え、送るように構成されている。
このスクリーニング装置200Aも、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204Aと抑え部206Aとの間で予備引張り歪みを与えるための張力を印加し、これにつづいて、抑え部206Aと抑え部208Aとの間で、保証引張り歪みを与えるための張力を印加する。これにより、光ファイバ心線2における張力の急激な変化が抑制されるので、樹脂被覆層の損傷が抑制される。
(実施形態4)
図6は、実施形態4に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200Bは、図3に示すスクリーニング装置200の構成において、抑え部204、206、208を、それぞれ抑え部204B、206B、208Bに置き換えた構成を有する。
抑え部204Bは、ローラによって回転する一対の抑えベルト204Ba、204Bbで光ファイバ心線2を挟んで抑え、送るように構成されている。同様に、抑え部206B、208Bは、それぞれ、一対の抑えベルト206Ba、206Bb、一対の抑えベルト208Ba、208Bbで光ファイバ心線2を挟んで抑え、送るように構成されている。
このスクリーニング装置200Bも、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204Bと抑え部206Bとの間で予備引張り歪みを与えるための張力を印加し、これにつづいて、抑え部206Bと抑え部208Bとの間で、保証引張り歪みを与えるための張力を印加する。これにより、光ファイバ心線2における張力の急激な変化が抑制されるので、樹脂被覆層の損傷が抑制される。
(実施形態5)
図7は、実施形態5に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200Cは、図3に示すスクリーニング装置200の構成において、抑え部204、206、208を、それぞれ抑え部204C、206C、208Cに置き換え、ローラ212、213、214、215を追加し、スクリーニングダンサ205を削除した構成を有する。
抑え部204Cは、ローラによって回転する一対の抑えベルト204Ca、204Cbで光ファイバ心線2を挟んで抑え、送るように構成されている。同様に、抑え部206C、208Cは、それぞれ、一対の抑えベルト206Ca、206Cb、一対の抑えベルト208Ca、208Cbで光ファイバ心線2を挟んで抑え、送るように構成されている。
このスクリーニング装置200Cでは、抑え部204Cと抑え部206Cとで回転速度に差を付けることによって、抑え部204Cと抑え部206Cとの間の光ファイバ心線2に予備引張り歪みを与えるようにしている。具体的には、抑え部206Cの回転速度を抑え部204Cの回転速度よりも速くすることによって、その回転速度差に応じて、光ファイバ心線2に張力が印加され、これにより予備引張り歪みが与えられる。
ローラ212、213、214、215は、光ファイバ心線2の送り方向を変更するために設けられている。抑え部204Cと抑え部206Cとの間に設けられたローラ213には、光ファイバ心線2に与えられている予備引張り歪みを検知するために、ロードセルなどの荷重センサを設けることが好ましい。
このスクリーニング装置200Cも、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204Cと抑え部206Cとの間で予備引張り歪みを与えるための張力を印加し、これにつづいて、抑え部206Cと抑え部208Cとの間で、スクリーニングダンサ207によって、保証引張り歪みを与えるための張力を印加する。これにより、光ファイバ心線2における張力の急激な変化が抑制されるので、樹脂被覆層の損傷が抑制される。
なお、抑え部206Cと抑え部208Cとの間に回転速度差を付け、この回転速度差により発生する張力と、スクリーニングダンサ207の荷重により発生する張力との加算によって、保証引張り歪みを与えるようにしてもよい。
(実施形態6)
図8は、実施形態6に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200Dは、図3に示すスクリーニング装置200の構成において、抑え部204、206、208を、それぞれ抑え部204D、206D、208Dに置き換えた構成を有する。
抑え部204Dは、外周表面をシリコーンなどでライニングして摩擦係数を高くしたキャプスタンローラで構成され、外周表面と、外周表面に沿って配置される光ファイバ心線2との間に作用する摩擦力によって、光ファイバ心線2を抑え、送るように構成されている。同様に、抑え部206D、208Dは、外周表面をライニングして摩擦係数を高くしたキャプスタンローラで構成され、摩擦力によって光ファイバ心線2を抑え、送るように構成されている。
このスクリーニング装置200Dも、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204Dと抑え部206Dとの間で予備引張り歪みを与えるための張力を印加し、これにつづいて、抑え部206Dと抑え部208Dとの間で、保証引張り歪みを与えるための張力を印加する。これにより、光ファイバ心線2における張力の急激な変化が抑制されるので、樹脂被覆層の損傷が抑制される。
(実施形態7)
図9は、実施形態7に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200Eは、図3に示すスクリーニング装置200の構成において、抑え部204を抑え部204Eに置き換え、抑え部219、及びローラ216、217、218、220を追加した構成を有する。
抑え部204Eは、キャプスタンローラ204Eaと、ローラによって回転する抑えベルト204Ebとを有しており、光ファイバ心線2を挟んで抑える。同様に、抑え部219は、キャプスタンローラ219aと、ローラによって回転する抑えベルト219bとを有しており、光ファイバ心線2を挟んで抑える。
このスクリーニング装置200Eでは、抑え部204Eと抑え部206とで回転速度に差を付けることによって、抑え部204Eと抑え部206との間の光ファイバ心線2に予備引張り歪みを与えるようにしている。
さらに、このスクリーニング装置200Eでは、光ファイバ心線2を、抑え部206と抑え部208との間で与えられた保証引張り歪みから段階的に解放するようにしている。具体的には、抑え部208と抑え部219とで回転速度に差を付けることによって、光ファイバ心線2に与えられた引張り歪みが減少され(第1段目の解放)、つづいて、抑え部219を通過することで、光ファイバ心線2は引張り歪みから解放される(第2段目の解放)。すなわち、スクリーニング装置200Eでは、2段階で保証引張り歪みの解放を行う。
ローラ216、217、218、220は、光ファイバ心線2の送り方向を変更するために設けられている。抑え部204Eと抑え部206との間に設けられたローラ217には、光ファイバ心線2に与えられている予備引張り歪みを検知するために、ロードセルなどの荷重センサを設けることが好ましい。同様に、抑え部208と抑え部219との間に設けられたローラ218には、減少された引張り歪みを検知するために、ロードセルなどの荷重センサを設けることが好ましい。
このスクリーニング装置200Eも、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204Eと抑え部206との間で予備引張り歪みを与えるための張力を印加し、これにつづいて、抑え部206と抑え部208との間で、保証引張り歪みを与えるための張力を印加する。これにより、光ファイバ心線2における張力の急激な変化が抑制されるので、樹脂被覆層の損傷が抑制される。
さらに、このスクリーニング装置200Eは、抑え部208と抑え部219とで、2段階で保証引張り歪みの解放を行う。光ファイバ心線2を保証引張り歪みから解放する場合に、保証引張り歪みが大きいと、光ファイバ心線2に印加されている張力が急激に変化するために樹脂被覆層の剥離が発生する場合があるが、このように段階的に解放を行うことで、樹脂被覆層の剥離の発生を好適に抑制できる。
(実施形態8)
図10は、実施形態8に係る光ファイバ心線のスクリーニング装置の模式図である。このスクリーニング装置200Fは、図9に示すスクリーニング装置200Eの構成にスクリーニングダンサ221と抑え部222とを追加した構成を有する。
抑え部222は、キャプスタンローラ222aと、ローラによって回転する抑えベルト222bとを有しており、光ファイバ心線2を挟んで抑える。
このスクリーニング装置200Fでは、引張り歪みを段階的に与えることによって予備引張り歪みを与えるようにしている。具体的には、抑え部204Eと抑え部206とで回転速度に差を付けることによって、抑え部204Eと抑え部206との間の光ファイバ心線2に引張り歪みを与えるようにしている(第1段目の引張り歪み付与)。さらに、抑え部206及び抑え部222に両端を抑えられた光ファイバ心線2に、スクリーニングダンサ221によって荷重を掛けることで張力を印加し、引張り歪みを与えるようにしている(第2段目の引張り歪み付与)。これにより、光ファイバ心線2に予備引張り歪みが与えられる。その後、抑え部222及び抑え部208に両端を抑えられた光ファイバ心線2に、スクリーニングダンサ207によって荷重を掛けることで張力を印加し、保証引張り歪みを与えるようにしている。
このスクリーニング装置200Fも、引張り歪みが殆ど無い光ファイバ心線2に対して、抑え部204Eと抑え部206との間、及び抑え部206と抑え部222との間で、段階的に予備引張り歪みを与えるための張力を印加し、これにつづいて、抑え部222と抑え部208との間で、保証引張り歪みを与えるための張力を印加する。これにより、たとえば保証引張り歪みが大きい場合などに、予備引張り歪みを1段階で与えるよりも、光ファイバ心線2における張力の急激な変化が抑制されるので、樹脂被覆層の損傷が抑制される。
さらに、このスクリーニング装置200Fも、2段階で保証引張り歪みの解放を行うので、樹脂被覆層の剥離の発生を抑制できる。
なお、予備引張り歪みや保証引張り歪みの解放は、2段階に限らず、3段階以上でおこなってもよい。
また、予備歪みをN段階(Nは2以上の整数)で与える場合、予備引張り歪みを与える前に、繰出ダンサ203によって光ファイバ心線2にわずかに印加する張力を張力0とし、第n段階(nは1以上N未満の整数)で印加する張力を張力nとすると、(張力1−張力0)>(張力(n+1)−張力n)の関係が成り立つように張力を印加することが好ましい。なお、張力0は張力nに比べてきわめて小さいので、(張力1)>(張力(n+1)−張力n)の関係が成り立つように張力を印加してもよい。このようにすると、初期の段階で比較的大きな引張り歪みを掛けることとなるので、そのような比較的大きな引張り歪に耐えられない光ファイバ心線2を早期に破断させ、除去することができる。また、巻取ボビン211から遠い位置で光ファイバ心線2を破断させることができる。これにより、張力が印加された状態で破断した光ファイバ心線2が暴れて、巻取ボビン211に巻かれた良品の光ファイバ心線2に達し、その表面を叩いて損傷させるという、いわゆるファイバ叩きの発生を抑制できる。また、破断した際に発生する破片が良品の光ファイバ心線2に達することも抑制できる。
(実施例1)
光ファイバ母材から、外径が125μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ソフト層+ハード層の2層構造のUV硬化型ウレタンアクリレート樹脂からなり外径が245μmの光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ50kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図3に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。なお、繰出ダンサが印加する張力による引張り歪みは略0%であり、予備引張り歪みは1.6%、保証引張り歪みは3.0%に設定した。すなわち、引張り歪み付与時の引張り歪みの変化量は、1.6%及び1.4%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである3.0%から略0%へ解放した。この3%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認められなかった。さらに、この3%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、予備引張り歪みを与えずに(すなわち予備引張り歪みをゼロとして)保証引張り歪みを1.0%に設定した1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(比較例1)
実施例1において形成した光ファイバ心線から、長さ50kmの別のサンプルを切り取り、このサンプルに対して、予備引張り歪みを与えない従来のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。実施例1と同様に保証引張り歪みを3.0%に設定したので、引張り歪みは略0%から3.0%に急激に変化することとなる。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである3.0%から略0%へ解放した。この3%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。しかし、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、50kmのうち5箇所に、ある程度の長さの外径異常部が認められた。さらに、この3%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、1%スクリーニングを実施したところ、光ファイバの破断が発生した。破断した箇所は外径異常部の途中であった。そこで、破断した箇所を含む外径異常部を切り出して詳細に観察したところ、外径異常部においては、樹脂被覆層が破壊されて裂けていることが確認された。
(実施例2)
実施例1において形成した光ファイバ心線から、長さ50kmの別のサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図5に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。実施例1と同様に繰出ダンサによる引張り歪みは略0%であり、予備引張り歪みは1.6%、保証引張り歪みは3.0%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、1.6%及び1.4%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである3.0%から略0%へ解放した。この3%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この3%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例3)
実施例1において形成した光ファイバ心線から、長さ50kmの別のサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図6に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。実施例1と同様に繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは1.6%、保証引張り歪みは3.0%に設定した。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである3.0%から略0%へ解放した。この3%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この3%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例4)
実施例1において形成した光ファイバ心線から、長さ50kmの別のサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図8に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。実施例1と同様に繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは1.6%、保証引張り歪みは3.0%に設定した。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである3.0%から略0%へ解放した。この3%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この3%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例5)
光ファイバ母材から、外径が80μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ソフト層+ハード層の2層構造のUV硬化型ウレタンアクリレート樹脂からなり外径が125μmの、薄肉の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ50kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図9に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が125μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは0.5%、保証引張り歪みは1.0%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、0.5%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである1.0%からまず0.5%として、つづいて略0%へと解放した。この1%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この1%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例6)
石英クラッド光ファイバ母材から、外径が80μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ソフト層+ハード層の2層構造のUV硬化型ウレタンアクリレート樹脂からなり外径が140μmの、薄肉の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ50kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図9に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が140μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは0.7%、保証引張り歪みは2.0%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、1.3%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである2.0%からまず0.7%として、つづいて略0%へと解放した。この2%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この2%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例7)
石英クラッド光ファイバ母材から、外径が80μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ソフト層+ハード層の2層構造のUV硬化型ウレタンアクリレート樹脂からなり外径が160μmの、薄肉の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ50kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図9に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が160μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは1.2%、保証引張り歪みは3.0%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、1.8%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである3.0%からまず1.7%として、つづいて略0%へと解放した。この3%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この3%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例8)
光ファイバ母材から、外径が250μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ソフト層+ハード層の2層構造のUV硬化型ウレタンアクリレート樹脂からなり外径が370μmの、太径の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ25kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図10に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が370μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは0.7%から1.3%と段階的に設定し、保証引張り歪みは1.9%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、0.7%、0.6%、0.6%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである1.9%からまず1.0%として、つづいて略0%へと解放した。この1.9%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、凹凸検出装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の被覆外径異常を確認したところ、異常は認めらなかった。さらに、この1.9%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。
(実施例9)
光ファイバ母材から、外径が250μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ポリイミド/シリコーン/ナイロンの3層構造の樹脂からなり外径が450μmの、太径の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ10kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図10に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が450μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは0.6%から1.1%と段階的に設定し、保証引張り歪みは1.5%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、0.6%、0.5%、0.4%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである1.5%からまず0.6%として、つづいて略0%へと解放した。この1.5%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、外径凹凸検出装置を使ってスクリーニング後の光ファイバの被覆外径異常を確認したところ異常は認められなかった。加えて、光パルス試験器(OTDR:Optical Time Domain Reflectometer)を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の通光状態を確認したところ、全長に渡って異常は認めらなかった。さらに、この1.5%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。また、OTDR装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の通光状態を確認したところ、全長に渡って異常は認めらなかった。
(実施例10)
光ファイバ母材から、外径が350μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ポリイミド/PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂:テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)の2層構造の樹脂からなり外径が550μmの、太径の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ15kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図10に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が550μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは0.5%から1.1%と段階的に設定し、保証引張り歪みは1.5%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、0.5%、0.6%、0.4%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである1.5%からまず0.6%として、つづいて略0%へと解放した。この1.5%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、外径凹凸検出装置を使ってスクリーニング後の光ファイバの被覆外径異常を確認したところ異常は認められなかった。加えて、OTDR装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の通光状態を確認したところ、全長に渡って異常は認めらなかった。さらに、この1.5%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。また、OTDR装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の通光状態を確認したところ、全長に渡って異常は認めらなかった。
(実施例11)
光ファイバ母材から、外径が450μmの石英クラッドを有する光ファイバを線引きし、その外周に、ポリイミド/シリコーン/ナイロンの3層構造の樹脂からなり外径が900μmの、太径の光ファイバ心線を形成した。形成した光ファイバ心線から長さ10kmのサンプルを切り取り、このサンプルに対して、図10に示す構成のスクリーニング装置にてスクリーニングを行った。外径が900μmの光ファイバ心線においては、繰出ダンサによる引張歪みは略0%であり、予備引張り歪みは0.5%から0.9%と段階的に設定し、保証引張り歪みは1.2%に設定した。すなわち、引張り歪みの変化量は、0.5%、0.4%、0.3%である。また、引張り歪みの解放時には保証引張り歪みである1.2%からまず0.6%として、つづいて略0%へと解放した。この1.2%スクリーニングにて光ファイバ心線の破断は認められなかった。また、外径凹凸検出装置を使ってスクリーニング後の光ファイバの被覆外径異常を確認したところ異常は認められなかった。加えて、OTDR装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の通光状態を確認したところ、全長に渡って異常は認めらなかった。さらに、この1.2%スクリーニングを行った光ファイバ心線に対して、実施例1と同様に1%スクリーニングを実施したが、破断は認められなかった。また、OTDR装置を使って、スクリーニング後の光ファイバ心線の通光状態を確認したところ、全長に渡って異常は認めらなかった。
なお、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。たとえば、図9に示すスクリーニング装置200Eでは、各抑え部204E、206、208、219は、いずれもキャプスタンローラと抑えベルトとで光ファイバ心線を挟んで抑える構成であるが、すべてが同じ構成でなくてもよい。すなわち、各抑え部204E、206、208、219は、一対のキャプスタンローラで構成したもの、一対の抑えベルトで構成したもの、摩擦力によって光ファイバ心線を抑える構成としたものと、適宜置き換えることができる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
以上のように、本発明に係る光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法は、樹脂被覆層の損傷の発生が抑制された光ファイバの製造に適する。
1 光ファイバ
2 光ファイバ心線
100 線引及び被覆装置
101 光ファイバ線引炉
101a ヒータ
102 被覆形成装置
103、204a、204Ab、204Ea、206a、206Ab、208a、208Ab、219a、222a キャプスタンローラ
104 ガイドロール
105 巻取ボビン
200、200A、200B、200C、200D、200E、200F スクリーニング装置
201 繰出ボビン
202 プーリ
203 繰出ダンサ
204、204A、204B、204C、204D、204E、206、206A、206B、206C、206D、208、208A、208B、208C、208D、219、222 抑え部
204b、204Ba、204Bb、204Ca、204Cb、204Eb、206b、206Ba、206Bb、206Ca、206Cb、208b、208Ba、208Bb、208Ca、208Cb、219b、222b 抑えベルト
205、207、221 スクリーニングダンサ
209 巻取ダンサ
210 プーリ
211 巻取ボビン
212、213、214、215、216、217、218、220 ローラ
Ar1 矢印
F1、F2、F3、F4 張力
P 光ファイバ母材

Claims (17)

  1. 樹脂被覆層を有する光ファイバ心線のスクリーニング方法であって、
    前記光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、保証値として設定された保証引張り歪みより小さく、ゼロより大きい予備引張り歪みを与える予備歪み付与工程と、
    前記予備引張り歪みを与えられた光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、前記保証引張り歪みを所定の時間だけ与える保証歪み付与工程と、
    前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから解放する歪み解放工程と、を含む
    ことを特徴とする光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  2. 前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、キャプスタンローラと抑えベルトとで前記光ファイバ心線を挟んで抑える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  3. 前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、一対のキャプスタンローラで前記光ファイバ心線を挟んで抑える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  4. 前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、一対の抑えベルトで前記光ファイバ心線を挟んで抑える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  5. 前記予備歪み付与工程及び前記保証歪み付与工程の少なくとも一方において、キャプスタンローラの外周表面と前記光ファイバ心線との間に作用する摩擦力によって前記光ファイバ心線を抑える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  6. 前記予備歪み付与工程において、引張り歪みを段階的に与えることによって前記予備引張り歪みを与える
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  7. 前記予備歪み付与工程において、前記引張り歪みをN段階(Nは2以上の整数)で与える場合、第n段階(nは1以上N未満の整数)で印加する張力を張力nとすると、(張力1)>(張力(n+1)−張力n)の関係が成り立つように張力を印加する
    ことを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  8. 前記歪み解放工程において、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから段階的に解放する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ファイバ心線のスクリーニング方法。
  9. 光ファイバの外周に前記樹脂被覆層を形成して前記光ファイバ心線を形成する工程と、請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記スクリーニング方法を用いて前記光ファイバ心線をスクリーニングする工程と、を含む
    ことを特徴とする光ファイバ心線の製造方法。
  10. 樹脂被覆層を有する光ファイバ心線のスクリーニング装置であって、
    前記光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、保証値として設定された保証引張り歪みより小さく、ゼロより大きい予備引張り歪みを与えるように構成された予備歪み付与部と、
    前記予備歪み付与部と接続され、前記予備引張り歪みが与えられた光ファイバ心線の一部の両端を抑えて送りながら張力を印加し、前記保証引張り歪みを所定の時間だけ与えるように構成された保証歪み付与部と、
    前記保証歪み付与部と接続され、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから解放するように構成された歪み解放部と、を備える
    ことを特徴とする光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  11. 前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、前記光ファイバ心線を挟んで抑えるキャプスタンローラと抑えベルトとを有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  12. 前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、前記光ファイバ心線を挟んで抑える一対のキャプスタンローラを備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  13. 前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、前記光ファイバ心線を挟んで抑える一対の抑えベルトを備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  14. 前記予備歪み付与部及び前記保証歪み付与部の少なくとも一方は、キャプスタンローラを備え、該キャプスタンローラの外周表面と前記光ファイバ心線との間に作用する摩擦力によって前記光ファイバ心線を抑える
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  15. 前記予備歪み付与部は、引張り歪みを段階的に与えることによって前記予備引張り歪みを与えることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  16. 前記予備歪み付与部は、前記引張り歪みをN段階(Nは2以上の整数)で与える場合、第n段階(nは1以上N未満の整数)で印加する張力を張力nとすると、(張力1)>(張力(n+1)−張力n)の関係が成り立つように張力を印加する
    ことを特徴とする請求項15に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
  17. 前記歪み解放部は、前記光ファイバ心線を前記保証引張り歪みから段階的に解放する
    ことを特徴とする請求項10〜16のいずれか1項に記載の光ファイバ心線のスクリーニング装置。
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