JPH0979959A - 光ファイバのスクリーニング装置とそれを用いた光ファイバのスクリーニング方法 - Google Patents

光ファイバのスクリーニング装置とそれを用いた光ファイバのスクリーニング方法

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JPH0979959A
JPH0979959A JP23127995A JP23127995A JPH0979959A JP H0979959 A JPH0979959 A JP H0979959A JP 23127995 A JP23127995 A JP 23127995A JP 23127995 A JP23127995 A JP 23127995A JP H0979959 A JPH0979959 A JP H0979959A
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JP
Japan
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optical fiber
screening
fiber
guaranteed
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP23127995A
Other languages
English (en)
Inventor
Keigo Maeda
恵吾 前田
Toshiaki Tateishi
俊章 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーニングによって強度劣化を起こした
光ファイバを除去して光ファイバの強度保証の信頼性を
確実にする光ファイバのスクリーニング装置とそれを用
いたスクリーニング方法を提供する。 【解決手段】 光ファイバ1を走行させて、その光ファ
イバ1が保証する所定の加重を走行中の光ファイバ1に
印加して、光ファイバ1の保証加重以下の部分を破断し
て除去する光ファイバのスクリーニング装置10におい
て、走行中の光ファイバ1に印加する所定の保証加重1
8、22が少なくとも2ヶ所以上設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの品質
を保証するために光ファイバの低強度部を除去する光フ
ァイバのスクリーニング装置とそれを用いた光ファイバ
のスクリーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを伝送媒体として用いる光伝
送線路にあっては、光伝送線路を構成する光ケーブルの
光ファイバの信頼性を保証することは実用上極めて重要
なことである。光ファイバは、ぜい性材料固有の性質と
して表面のきずや内部の欠陥によってその強度が著しく
低下する。
【0003】光ファイバの強度を保証する方法として光
ファイバのスクリーニングがある。光ファイバのスクリ
ーニングは、光ファイバに所定の加重を印加してその加
重以下の低強度部を破断させることによって除去し、光
ファイバの強度を保証するものである。これは、光ファ
イバに負荷応力σを時間t印加したときの破断確率Fが
次の1式に従うことを前提としている。
【0004】
【数1】
【0005】ここで Np;単位長さあたりの破断回数 m;引張り強度のワイブル分布における低強度部分(ス
クリーニング歪み近傍)の傾き n;疲労係数 c;定数(0) σ;負荷応力 σp ;スクリーニング応力 tp ;スクリーニング時間
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年光ケー
ブルは、高強度化が要求されるようになり光ファイバの
スクリーニングに対しても2%歪み以上の高強度スクリ
ーニングが行われるようになってきた。このような高強
度スクリーニングを行うとスクリーニングによる強度劣
化が起こることがあることが分かった。この場合、上記
の1式には従わないので、寿命保証ができない。また、
スクリーニングにより強度劣化を起こしただけでは、光
ファイバが破断しないから従来のスクリーニング方法で
は強度劣化を起こしたことが分からずこの光ファイバの
除去は不可能であった。
【0007】本発明は上記の課題を解決し、従来のスク
リーニングでは除去できなかったスクリーニングによっ
て強度劣化を起こした光ファイバを除去して光ファイバ
の強度保証の信頼性を確実にする光ファイバのスクリー
ニング装置とそれを用いたスクリーニング方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0009】本発明のうち請求項1の光ファイバのスク
リーニング装置は、光ファイバを走行させて、その光フ
ァイバが保証する所定の加重を前記走行中の光ファイバ
に印加して、光ファイバの保証加重以下の部分を破断し
て除去する光ファイバのスクリーニング装置において、
前記走行中の光ファイバに印加する所定の保証加重が少
なくとも2ヶ所以上設けられていることを特徴とする。
【0010】本発明のうち請求項2の光ファイバのスク
リーニング方法は、光ファイバを走行させて、その光フ
ァイバが保証する所定の加重を前記走行中の光ファイバ
に印加して、光ファイバの保証加重以下の部分を破断し
て除去する光ファイバのスクリーニング方法において、
前記走行中の光ファイバに印加する保証加重が少なくと
も2ヶ所以上設けられていて、最初の光ファイバの保証
加重を通過した光ファイバがそれ以降の保証加重で破断
した場合は、その所定通過長当たりの破断回数によりそ
のロットの光ファイバの合否を判定することを特徴とす
る。
【0011】本発明のうち請求項3の光ファイバのスク
リーニング方法は、最初の光ファイバの保証加重を通過
した光ファイバがそれ以降の保証加重で破断した場合
は、そのロットの光ファイバを不良品と判定することを
特徴とする。
【0012】本発明の請求項1ないし請求項3の光ファ
イバのスクリーニング装置および方法によれば、保証す
る所定の加重を少なくとも2ヶ所以上で印加するように
なっている。通常、光ファイバのスクリーニングにおい
ては、最初のスクリーニングで破断しない場合、光ファ
イバの疲労から考えてそれ以降の同じ加重での2度目の
スクリーニングでは破断は計算上ではほとんど起こらな
い。したがって、2度目のスクリーニングで破断が生じ
た場合はその破断が最初のスクリーニングでの強度劣化
と考えられる。2度目のスクリーニングで破断が生じた
光ファイバはスクリーニングの保証加重には耐えられる
ものの表面にきずや内部に欠陥を有している光ファイバ
ということになる。そこで、このように2度目のスクリ
ーニングで破断が生じた光ファイバのロットを排除する
ことによって信頼性の高い光ファイバの強度保証が可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光ファイバのスク
リーニング装置の実施の形態の一例を図を参照してより
詳細に説明する。図1のスクリーニング装置10は、光
ファイバ心線1の繰り出し側に光ファイバ繰り出しリー
ル12がセットされる。光ファイバ繰り出しリール12
から繰り出された光ファイバ心線1は、繰り出し側固定
プーリ14を経て繰り出し側ダンサ16を通過して1段
目のスクリーニング部18に導入される。
【0014】1段目のスクリーニング部18を通過した
光ファイバ心線1はピンチローラ20を経て2段目のス
クリーニング部22に導入されてピンチローラ24に引
き出される。ピンチローラ24に引き出された光ファイ
バ心線1は巻き取り側ダンサ26を経て巻き取り側固定
プーリ28を通過して巻き取りリール30に巻き取られ
る。
【0015】1段目のスクリーニング部18は図2に示
すように曲げスクリーニングとなっていて曲げ歪み付与
用のマンドレル32が6個配置されている。6個のマン
ドレル32は光ファイバ心線1の周面を6方向から曲げ
歪みを付与するように適宜配置されている。マンドレル
32は1ターン径が6.25mmφで0.004秒で
2.0%歪みを付与するようになっている。2段目のス
クリーニング部22は加重付与スクリーニングとなって
いてピンチローラ20とピンチローラ24の間のスクリ
ーニングダンサ34で2.0%歪み加重が付与されるよ
うになっている。
【0016】上記の1段目のスクリーニング部18と2
段目のスクリーニング部22での光ファイバの破断率の
計算結果を図3に示す。図3は、1段目のスクリーニン
グ部18に2.0%歪み(1ターン径が6.25mmφ
で0.004秒)、2段目のスクリーニング部22に
2.0%歪み1秒を行った場合の計算(m=3、n=2
0)である。図3に示すようにガラスの疲労から考えて
2段目のスクリーニング部22における破断は計算上ほ
とんど起こらないと考えられる。したがって、2段目の
スクリーニング部22で破断した光ファイバロットを排
除すれば信頼性の高い光ファイバのみを良品として選別
することができる。
【0017】(実施例)上記のスクリーニング装置10
でクラッド径125μmφ、被覆径160μmφの光フ
ァイバ心線を長さ50kmスクリーニングして試験し
た。1段目のスクリーニング部18で13回、2段目の
スクリーニング部22で2回の破断が起きた。2段目の
スクリーニング部22で破断が起きたので、この光ファ
イバ心線のロットを不合格とした。
【0018】(比較例)実施例と同一ロットで製造した
クラッド径125μmφ、被覆径160μmφの光ファ
イバ心線を図示していない従来の1段のスクリーニング
装置で長さ50kmスクリーニングして試験した。スク
リーニング部で15回の破断が起こったが、最長のスク
リーニング通過長は17kmとなり、これは従来の基準
では合格と判定されるものであった。17km通過した
光ファイバ心線を引張試験した。標線区間10m、引張
速度5%/分で20本行った。2本は破断強度2kg以
下の値であった。上記の光ファイバ心線はスクリーニン
グによる劣化で破断したものと認められた。
【0019】以上説明したように、本発明の光ファイバ
のスクリーニング装置およびスクリーニング方法によれ
ば、従来のスクリーニング装置では判断できなかったス
クリーニングによる強度劣化の判定ができることが分か
った。
【0020】なお、上記実施の形態で説明したスクリー
ニング装置10は、1段目のスクリーニング部18が曲
げスクリーニング、2段目のスクリーニング部22が加
重付与スクリーニングとなっているが、1段目のスクリ
ーニング部と2段目のスクリーニング部が同一であって
もよく、実施の形態のものと反対となっていてもよい。
【0021】また、実施例では、2段目のスクリーニン
グ部22で2回破断が起きたので、その光ファイバ心線
のロットを不合格としたが、不合格とする基準は2回と
限定するものでなく、所定長さ当たり何回であるかは適
宜試験をして、例えば1回でも破断したら不合格と決め
る等それぞれの基準を制定することができる。
【0022】さらにまた、上記実施の形態ではスクリー
ニング部は2ヶ所しか設けられていないがスクリーニン
グ部は2ヶ所に限るものではなく2ヶ所以上あってもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1な
いし請求項3の光ファイバのスクリーニング装置および
方法によれば、保証する所定の加重を少なくとも2ヶ所
以上で印加するようになっている。そして、2度目のス
クリーニングで破断が生じた場合はその破断が最初のス
クリーニングでの強度劣化と判断して、2度目のスクリ
ーニングで破断が生じた光ファイバのロットを排除する
ことによって信頼性の高い光ファイバの強度保証が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバのスクリーニング装置の実
施の形態の一例を示す説明図である。
【図2】図1のスクリーニング装置の最初のスクリーニ
ング部の説明図である。
【図3】図1のスクリーニング装置での1段目のスクリ
ーニング部と2段目のスクリーニング部での光ファイバ
の破断率の計算結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ心線 10 光ファイバのスクリーニング装置 12 光ファイバ繰り出しリール 14 繰り出し側固定プーリ 16 繰り出し側ダンサ 18 1段目のスクリーニング部 20 ピンチローラ 22 2段目のスクリーニング部 24 ピンチローラ 30 巻き取りリール 32 曲げ歪み付与用のマンドレル 34 スクリーニングダンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを走行させて、その光ファイ
    バが保証する所定の加重を前記走行中の光ファイバに印
    加して、光ファイバの保証加重以下の部分を破断して除
    去する光ファイバのスクリーニング装置において、前記
    走行中の光ファイバに印加する所定の保証加重が少なく
    とも2ヶ所以上設けられていることを特徴とする光ファ
    イバのスクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバを走行させて、その光ファイ
    バが保証する所定の加重を前記走行中の光ファイバに印
    加して、光ファイバの保証加重以下の部分を破断して除
    去する光ファイバのスクリーニング方法において、前記
    走行中の光ファイバに印加する保証加重が少なくとも2
    ヶ所以上設けられていて、最初の光ファイバの保証加重
    を通過した光ファイバがそれ以降の保証加重で破断した
    場合は、その所定通過長当たりの破断回数によりそのロ
    ットの光ファイバの合否を判定することを特徴とする光
    ファイバのスクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 最初の光ファイバの保証加重を通過した
    光ファイバがそれ以降の保証加重で破断した場合は、そ
    のロットの光ファイバを不良品と判定することを特徴と
    する請求項2に記載の光ファイバのスクリーニング方
    法。
JP23127995A 1995-09-08 1995-09-08 光ファイバのスクリーニング装置とそれを用いた光ファイバのスクリーニング方法 Pending JPH0979959A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014157031A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Fujikura Ltd スクリーニング装置及びスクリーニング方法
WO2019117288A1 (ja) 2017-12-15 2019-06-20 古河電気工業株式会社 光ファイバ心線のスクリーニング方法及び装置、並びに光ファイバ心線の製造方法

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