JPH10114537A - 光ファイバのスクリーニング装置および光ファイバのスクリーニング方法 - Google Patents

光ファイバのスクリーニング装置および光ファイバのスクリーニング方法

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JPH10114537A
JPH10114537A JP26628596A JP26628596A JPH10114537A JP H10114537 A JPH10114537 A JP H10114537A JP 26628596 A JP26628596 A JP 26628596A JP 26628596 A JP26628596 A JP 26628596A JP H10114537 A JPH10114537 A JP H10114537A
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winder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で被検査光ファイバの巻き取りを行って
も線叩きを起こさない光ファイバのスクリーニング装置
およびスクリーニング方法を提供する。 【解決手段】 サプライボビン1から繰り出された光フ
ァイバ2をキャプスタンホイール3、スクリーニングホ
イール5、テンションヘルプホイール6に巻き掛けて順
次移送して巻取機7で巻取りボビンに巻き取る際に、キ
ャプスタンホイール3とスクリーニングホイール5との
間で光ファイバ2にスクリーニングホイール5の軸トル
クの調整によりスクリーニング張力を与えて、光ファイ
バの低強度部を破断させるスクリーニング装置におい
て、スクリーニングホイール5と巻取機7との間にパス
ライン延長部30を新たに設けて、光ファイバ2が破断
してからブレーキ装置により巻取機7が停止するまでに
巻き取られる光ファイバ長よりも、スクリーニングホイ
ール5から巻取機7までの光ファイバの走行路を長くし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの低強
度部を破断させる光ファイバのスクリーニング装置およ
び光ファイバのスクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの製造においては、製造した
光ファイバの引張り強度を保証するために、光ファイバ
に一定の張力を与えて破断しないことを検査するスクリ
ーニングが行われる。このようなスクリーニングに用い
られるスクリーニング装置は、例えば、特開平5−31
0439号公報に開示されている。図11に、特開平5
−310439号公報に開示されている光ファイバのス
クリーニング装置を示す。この装置では、サプライボビ
ン1から繰り出された光ファイバ2をキャプスタンホイ
ール3、スクリーニングホイール5、テンションヘルプ
ホイール6に巻き掛けて順次移送し巻取機7の巻取りボ
ビンで巻き取る。キャプスタンベルト4は、キャプスタ
ンホイール3とともに光ファイバ2を支持する。繰出し
ダンサロール8および巻取りダンサロール9は、サプラ
イボビン1とキャプスタンホイール3との間およびテン
ションヘルプホイール6と巻取機7との間にそれぞれ配
置されて、移送される光ファイバの線速および張力の変
動を吸収している。そして、キャプスタンホイール3と
スクリーニングホイール5の間に光ファイバの破断検出
器11を設けて、光ファイバの破断を検出すると巻取機
7を急停止させていた。破断検出後に巻取機7を急停止
させるのは、光ファイバの破断を検出してから巻取機7
が停止する前に破断した光ファイバの破断端が巻き取ら
れることによって、既に巻取りボビンに巻き取られた光
ファイバがこの破断端によって叩かれ外傷を受けて低強
度になる、いわゆる線叩きを防止するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のスクリーニン
グ装置にあっては、スクリーニング時間の短縮のために
光ファイバの巻取り速度を速くするという要求がある。
ところが、巻取り速度が速くなると次のような問題点が
生じる。
【0004】まず、巻取り速度が速くなると、光ファイ
バの破断が検出されてからブレーキがかかり巻取機7が
停止するまでの間に、光ファイバの破断端が走る距離は
長くなる。従来のスクリーニング装置では、スクリーニ
ングホイール5から巻取機7までの間は、約6mのパス
ライン長があった。しかし、巻取り速度が速くなるにつ
れて、破断検出器11が破断を検出してから巻取機7が
停止するまでに光ファイバの破断端の走る距離がこのパ
スライン長を超えてしまう。したがって、スクリーニン
グの際に線叩きを起こしてしまう。また、スクリーニン
グ装置が自動端末処理を行う端末把持装置を巻取機7の
手前に有する場合は、単に線叩き防止を行えば良いので
なく、光ファイバの破断端が端末把持装置を通過する前
に、巻取機7を停止する必要がある。さもなければ、端
末把持を行い自動端末処置ができないからである。した
がって、停止までに許容できるパスライン長は端末把持
装置と巻取機7の間の距離だけ短くなる。
【0005】次に、光ファイバ2が巻取機7に巻き取ら
れて巻量が増えてくると、巻取った光ファイバ2と巻取
りボビンとを合わせた巻取機7の回転軸回りの合成慣性
モーメントが大きくなるので、巻取機7が停止するまで
の時間は一般に長くなる。また、巻取り速度を速くして
も巻取機7が停止するまでの時間が長くなるし、同じ停
止時間で走行する光ファイバ長も長くなる。したがっ
て、破断検出器11が光ファイバ2の破断を検出した後
に所定のファイバ長内で巻取機7を停止させるために必
要なブレーキ力は、光ファイバ2の巻量が増えるに連れ
て、また巻取り速度が速くなるに連れて大きくする必要
がある。しかし、このブレーキ力が強すぎると、急停止
のための加速度で巻取ボビンに巻き取られた光ファイバ
2が巻き崩れてしまうことがある。また、極端に強いブ
レーキ力をかけると、ブレーキトルクで巻取ボビン自体
が破損してしまうこともある。したがって、巻取機を停
止させるためのブレーキ力には上限があり、線叩きを防
止するために無制限に大きくできない。
【0006】したがって、本発明の目的は、スクリーニ
ングの時間を短縮するために、巻取り速度を高速にして
光ファイバのスクリーニングを行ったときでも、光ファ
イバの破断端が巻取りボビンに巻き取られて線叩きを起
こさない光ファイバのスクリーニング装置および光ファ
イバのスクリーニング方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では次のような構成とした。
【0008】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ装置は、巻き掛けられた被検査光ファイバを回転駆動
により移送するキャプスタンホイールと、このキャプス
タンホイールから繰り出された被検査光ファイバを巻き
取る巻取機と、キャプスタンホイールと巻取機との間に
あり回転駆動により移送しながらキャプスタンホイール
との間で被検査光ファイバに張力を与えて低強度部を破
断させるスクリーニングホイールと、被検査光ファイバ
の破断を検出して破断検出信号を出力する破断検出手段
と、この破断検出手段が出力する破断検出信号を受けて
巻取機を停止させる巻取機停止手段と、スクリーニング
ホイールと巻取機との間にありスクリーニングホイール
から巻取機までの光ファイバの走行路を延長するパスラ
イン延長手段と、を備え、パスライン延長手段は、スク
リーニングホイールから巻取機までの光ファイバの走行
路の長さを、被検査光ファイバが破断してから巻取機停
止手段により巻取機が停止させられるまで巻取機により
巻き取られる光ファイバ長よりも長くするようにした。
【0009】このようにパスライン延長手段を設けてス
クリーニングホイールから巻取機までの光ファイバの走
行路を長くしたので、巻取り速度を速くしても光ファイ
バが破断したときにこの走行路内で破断端を停止させる
ことができる。したがって、光ファイバの破断端が巻取
機に巻き取られることがないので、線叩きを起こさない
ようにできる。
【0010】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ装置は、巻き掛けられた被検査光ファイバを回転駆動
により移送するキャプスタンホイールと、このキャプス
タンホイールから繰り出された被検査光ファイバを巻き
取る巻取機と、キャプスタンホイールと巻取機との間に
あり回転駆動により移送しながらキャプスタンホイール
との間で被検査光ファイバに張力を与えて低強度部を破
断させるスクリーニングホイールと、被検査光ファイバ
の破断を検出して破断検出信号を出力する破断検出手段
と、この破断検出手段が出力する破断検出信号を受けて
巻取機を停止させる巻取機停止手段と、スクリーニング
ホイールと巻取機との間にありスクリーニングホイール
から巻取機までの光ファイバの走行路を延長するパスラ
イン延長手段と、パスライン延長手段と巻取機との間に
あり被検査光ファイバを把持する端末把持部と、を備
え、パスライン延長手段は、スクリーニングホイールか
ら端末把持部までの光ファイバの走行路の長さを、被検
査光ファイバが破断してから巻取機停止手段により巻取
機が停止させられるまで巻取機により巻き取られる光フ
ァイバ長よりも長くするようにした。
【0011】このようにパスライン延長手段を設けてス
クリーニングホイールから端末把持部までの光ファイバ
の走行路を長くしたので、端末把持部により自動端末処
理を行うことができると共に巻取り速度を速くしても光
ファイバが破断したときにこの走行路内で光ファイバの
破断端を停止させることができる。したがって、光ファ
イバの破断端が巻取機に巻き取られることがないので、
線叩きを起こさないようにできる。
【0012】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ装置は、巻取機に巻き取られた被検査光ファイバの巻
量を検出して巻量信号を出力する巻量検出手段を有し、
巻取機停止手段は、巻量検出手段により出力された巻量
信号に応じて巻取機を停止させるブレーキ力を調整する
制動調整手段を有しているものであってもよい。
【0013】このようにパスライン延長部を設けて光フ
ァイバの走行路を延長したのに加えて巻量検出手段と巻
取機停止手段とを設ければ、巻量検出手段からの巻量信
号に応じて巻取機を停止させるブレーキ力を調整でき
る。このため、巻量が増えるに従ってブレーキ力を強く
すれば、巻取り速度を速くしても光ファイバが破断した
ときに走行路内で光ファイバの破断端を停止させること
ができる。つまり、巻取り速度を速くしても巻量に係わ
らず線叩きを起こさないようにできる。また、ブレーキ
力を調整することにより、必要以上のブレーキ力を加え
ることなく巻量に応じたブレーキ力で巻取機を停止させ
ることができるので、巻崩れ等も起こすことがない。
【0014】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ装置は、巻取機に巻き取られる被検査光ファイバの巻
量を検出して巻量信号を出力する巻量検出手段と、この
巻量検出手段からの巻量信号に従ってキャプスタンホイ
ールの回転速度を制御する速度制御手段とを有している
ものであってもよい。
【0015】このようにパスライン延長手段を設けて光
ファイバの走行路を延長したのに加えて巻量検出手段と
速度制御手段とを設ければ、巻始めの巻取り速度を高速
にして巻量が増えるに従って巻量信号に基づいて巻取機
の巻取り速度を遅くすると、巻取り速度を速くしても光
ファイバが破断したときに走行路内で破断端を停止させ
ることができる。したがって、巻取りボビンに光ファイ
バの破断端が巻量に係わらず巻き込まれることがないの
で線叩きを起こさないようにできる。つまり、ほぼ一定
のブレーキ力でも線叩きを起こさないようしながらスク
リーニングを高速に行うことができる。
【0016】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ装置は、巻き掛けられた被検査光ファイバを回転駆動
により移送するキャプスタンホイールと、このキャプス
タンホイールから繰り出された被検査光ファイバを巻き
取る巻取機と、キャプスタンホイールと巻取機との間に
あり回転駆動により移送しながらキャプスタンホイール
との間で被検査光ファイバに張力を与えて低強度部を破
断させるスクリーニングホイールと、被検査光ファイバ
の破断を検出して破断検出信号を出力する破断検出手段
と、この破断検出手段が出力する破断検出信号を受けて
巻取機を停止させる巻取機停止手段と、スクリーニング
ホイールと巻取機との間にありスクリーニングホイール
から巻取機までの光ファイバの走行路を延長するパスラ
イン延長手段と、を備え、パスライン延長手段は、1個
以上のガイドホイールを有し、スクリーニングホイール
から繰り出された被検査光ファイバをガイドホイールに
巻き掛けて、巻取機に繰り出すようにした。
【0017】このように光ファイバを巻き掛けたられた
1個以上のガイドホイールを設けてパスラインを延長し
て、スクリーニングホイールから巻取機までの光ファイ
バの走行路の長さを、被検査光ファイバが破断してから
巻取機が停止するまでに巻き取られる光ファイバ長より
も長くするようにした。このため、巻取り速度を速くし
ても光ファイバが破断したときにこの走行路内で破断端
を停止させることができる。したがって、光ファイバの
破断端が巻取機に巻き取られることがないので、線叩き
を起こさないようにできる。
【0018】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ方法は、キャプスタンホイールおよびスクリーニング
ホイールに順次巻き掛けられた被検査光ファイバをこれ
らの回転駆動により移送した後に、スクリーニングホイ
ールから繰り出し、さらにパスライン延長手段を介して
巻取機に巻き取る際に、スクリーニングホイールとキャ
プスタンホイールとの間でスクリーニングホイールの回
転駆動により被検査光ファイバに張力を与えて低強度部
を破断させ、被検査光ファイバの破断を検知して巻取機
を停止させる光ファイバのスクリーニング方法であっ
て、パスライン延長手段は、スクリーニングホイールか
ら巻取機までの光ファイバの走行路の長さを、被検査光
ファイバが破断してから巻取機が停止するまで巻取機に
より巻き取られる光ファイバ長よりも長くするようにし
た。
【0019】このようにパスライン延長手段を介して光
ファイバを巻き取るようにしたので、スクリーニングホ
イールから巻取機までの光ファイバの走行路を長くでき
る。このため巻取り速度を速くしても光ファイバが破断
したときに走行路内で破断端を停止させることができ
る。したがって、光ファイバの破断端が巻取機に巻き取
られることがないので、線叩きを起こさないようにでき
る。
【0020】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ方法は、キャプスタンホイールおよびスクリーニング
ホイールに順次巻き掛けられた被検査光ファイバをこれ
らの回転駆動により移送した後に、スクリーニングホイ
ールから繰り出し、さらにパスライン延長手段を介して
巻取機に巻き取る際に、スクリーニングホイールとキャ
プスタンホイールとの間でスクリーニングホイールの回
転駆動により被検査光ファイバに張力を与えて低強度部
を破断させる光ファイバのスクリーニング方法であっ
て、被検査光ファイバの破断を検出して破断検出信号を
出力する破断検出工程と、巻取機に巻き取られた被検査
光ファイバの巻量を検出する巻量検出工程と、この巻量
検出工程により検出された被検査光ファイバの巻量に応
じて巻取機を停止させるブレーキ力を調整する制動調整
工程と、破断検出信号を受けて制動調整工程の後に巻取
機を停止させる巻取機停止工程と、を備え、且つ、パス
ライン延長手段は、スクリーニングホイールから巻取機
までの光ファイバの走行路の長さを、被検査光ファイバ
が破断してから巻取機が停止するまで巻取機により巻き
取られる光ファイバ長よりも長くするようにした。
【0021】このようにパスライン延長部を介して光フ
ァイバを巻き取るようにしたので、スクリーニングホイ
ールから巻取機までの光ファイバの走行路を長くでき
る。また、巻量検出工程により検出した光ファイバの巻
量に応じて巻取機停止工程でブレーキ力を調整するよう
にした。このため巻取り速度を速くしても巻量に応じて
ブレーキ力を強くすれば、光ファイバが破断したときに
走行路内で破断端を停止させることができる。また、ブ
レーキ力を調整することにより、必要以上のブレーキ力
を加えることなく巻量に応じたブレーキ力で光ファイバ
の破断端を走行路内で停止させることができるので、巻
崩れ等も起こすことがない。
【0022】本発明に係わる光ファイバのスクリーニン
グ方法は、巻取機に巻き取られた被検査光ファイバの巻
量を検出し巻量信号を出力する巻量検出工程と、巻量検
出工程の巻量信号に従ってキャプスタンホイールの回転
速度を制御する速度制御工程と、を有するものであって
もよい。
【0023】このようにパスライン延長部を介して光フ
ァイバを巻き取るようにすれば、スクリーニングホイー
ルから巻取機までの光ファイバの走行路を長くできる。
また、巻量検出工程で光ファイバの巻量を検出して、速
度制御工程とにより巻量に基づいて巻取り速度を制御で
きる。このため巻量が増加するに従って巻取り速度の遅
くすると、光ファイバが破断したときに走行路内で破断
端を停止させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明に
係わる光ファイバのスクリーニング装置およびスクリー
ニング方法の実施の形態を説明する。なお、各図におい
て同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略し
た。
【0025】(第1の実施の形態)図1、図2および図
3に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0026】図1は、本発明のスクリーニング装置の構
成図である。サプライボビン1から繰り出された光ファ
イバ2をキャプスタンホイール3、スクリーニングホイ
ール5、テンションヘルプホイール6に巻き掛けて順次
移送し巻取機7の巻取りボビンで巻取るようにしてい
る。また、キャプスタンホイール3とスクリーニングホ
イール5との間およびスクリーニングホイール5とテン
ションヘルプホイール6の間には、光ファイバが巻掛け
られたガイドホイール10がそれぞれ配置されている。
そして、キャプスタンベルト4は、キャプスタンホイー
ル3と共に光ファイバ2を把持している。スクリーニン
グ張力は、スクリーニングホイール5の軸トルクを調整
することにより、キャプスタンホイール3とスクリーニ
ングホイール5との間で移送される光ファイバに与えら
れる。スクリーニングホイール5とテンションヘルプホ
イール6の間で移送される光ファイバには、巻取張力よ
り高くスクリーニング張力よりも低い中間張力を設定し
スクリーニングホイール5が滑るのを防いでいる。繰出
しダンサロール8および巻取りダンサロール9は、サプ
ライボビン1とキャプスタンホイール3との間およびテ
ンションヘルプホイール6と巻取機7との間で移送され
る光ファイバの線速および張力の変動をそれぞれ吸収し
ている。そして、キャプスタンホイール3とスクリーニ
ングホイール5の間に光ファイバの破断検出手段として
破断検出器11を設けて、光ファイバの破断を検出して
巻取機7にブレーキをかけて停止させるようにしてい
る。さらに、本発明のスクリーニング装置は、テンショ
ンヘルプホイール6と巻取りダンサロール9との間にパ
スライン延長手段としてパスライン延長部30を新たに
有している。
【0027】パスライン延長部30は、光ファイバの走
行方向が交互に変わるように配置された4個のガイドホ
イール31からなり、テンションヘルプホイール6から
繰り出された光ファイバをガイドホイール31に順次巻
き掛けて巻取りダンサロール9に送り出す構成となって
いる。このようなパスライン延長部30を設けることに
より本実施の形態では、従来のパスライン長の約6mに
加えて、約5mのパスライン延長部30を設けることが
できる。このようにするとパスラインの延長が容易にな
る。なお、ガイドホイール31は少なくとも1個あれば
よい。
【0028】図1においては、サプライボビン1からキ
ャプスタンホイール3に光ファイバ2を供給するように
しているが、そのようなものに限定されるものではな
く、その他のものであってもよい。例えば、線引炉を光
ファイバ2の供給手段として、その線引炉で線引きして
得られた光ファイバ2をそのままキャプスタンホイール
3に供給してもよい。
【0029】図2は、巻取機7の構成を示す側面図であ
る。巻取機7に取り付けられている巻取りボビン70は
サーボモータ72で回転駆動され、光ファイバ2の破断
が検知されるとブレーキ71により急停止する。
【0030】図3は、巻取機停止手段の構成を示す構成
図である。巻取機停止手段としては、図3に示した構成
のブレーキ装置が好ましい。本ブレーキ装置では、エア
ー源51の空気圧を、減圧弁52、電磁弁55および増
圧装置54を通してブレーキ71に伝達して、ブレーキ
力を発生させている。電磁弁55は、破断検出器11か
らの信号により、弁を開いて増圧装置54に空気圧を送
る。増圧装置54は、この空気圧を油圧に変換して増圧
する。このように空気圧を利用すると圧力の伝達が容易
である。なお、ブレーキ装置は図3に示した構成に限ら
ない。
【0031】図4に、破断検出手段の斜視図を示す。破
断検出手段としては図4に示した構成の破断検出器11
が好ましい。破断検出器11は、光ファイバが巻き掛け
られる検出ローラ11aと、光ファイバの張力により検
出ローラ11aの回転軸に加わる曲げ力を検出すること
により光ファイバ2の張力を検出して光ファイバ2の破
断を検出する検出器11bとからなる。破断検出器11
は、光ファイバ2の破断を検出すると検出信号を出力す
る。破断検出器11は、図4に示した構成に限らない。
例えば、光学式破断検出器を用いてもよい。光学式破断
検出器の構成は、光源と、受光器とを備え、光源と受光
器の間の光ファイバの有無を検出する。光学式破断検出
器を用いると非接触で光ファイバの破断を検出できる。
【0032】このようなスクリーニング装置おいては、
巻取り速度と光ファイバの破断が生じてから巻取機7が
停止するまでの時間の関係を示したグラフを図5に示
す。図5によれば、光ファイバの破断が生じてから巻取
機7が停止するまでの時間は、光ファイバの破断を検出
してからブレーキが作動を開始するまでの時間t1とブ
レーキが作動を開始してから巻取機が停止するまでの時
間t2に分けられる。
【0033】ブレーキが作動を開始するまでの時間t1
は、破断検出器11が光ファイバの破断を検知するまで
の時間、破断検出器11がブレーキ作動を指令するまで
の時間、ブレーキ作動のための電磁弁が開いて実際にブ
レーキがかかり始めるまでの時間の合計となる。光ファ
イバの破断を検出してからブレーキが作動を開始するま
での時間t1は、光ファイバの巻取り線速vによっては
変わらない。また、この時間に光ファイバの破断端が走
る距離は、巻取り線速vに比例する。図1に示したスク
リーニング装置では、実験によりこの時間t1は0.3
secであることが判った。
【0034】ブレーキがかかり始めてから巻取機7が停
止するまでの時間t2は、ブレーキ力の強さに反比例
し、そして光ファイバの巻取り線速vに比例する。ま
た、ブレーキがかかり始めてから巻取機7が停止するま
でに光ファイバの破断端が走る距離は、巻取り線速vの
2乗に比例する。
【0035】したがって、光ファイバの破断が生じてか
ら巻取機7が停止するまでの時間に破断した光ファイバ
が走る距離Lは、L=v×t1+v×v÷a÷2で表さ
れる。なお、aは、ブレーキ力に対応する制動加速度で
ある。この制動加速度は、Fをブレーキ力、Iを巻取ボ
ビンと巻取り光ファイバの合成慣性モーメント、lを巻
取ボビンの中心から測ったブレーキ力を作用させる位置
までの距離、dω/dtを巻取ボビンの軸の周りの角加
速度、rを光ファイバ破断時の光ファイバの巻取り半径
とすると、I×dω/dt=F×lおよびa=r×dω
/dtという関係があるから、a=r×F×l÷Iとな
る。なお、この関係式は、あくまでも理論的に導かれる
もので本発明の理解に役立つが、実際にはこのような単
純な関数関係になるとは限らない。
【0036】次に、巻取機を停止させるためのブレーキ
力について説明する。巻取りボビン70に光ファイバが
巻き取られていくと合成慣性モーメントが大きくなるの
で、図5に一点鎖線で示したように同じ巻取り速度でも
巻取機が停止するまでの時間t2は長くなる。この場合
にも、ブレーキ力は、線叩きを起こさないように好まし
い値に設定する必要がある。一方、ブレーキをかけたと
きにも巻き崩れない等の条件から、制動加速度の大きさ
には上限がある。同じ制動加速度の場合、巻取り半径の
少ない巻初めほど巻取りボビンの制動角加速度は大きく
なる。但し、巻崩れが起こる条件は単純に制動角加速度
のみで決まらず、巻量が多くなるとより低い制動角加速
度で巻崩れやすくなる。経験的に巻始めから満巻きまで
ほぼ同じ制動加速度で巻崩れが起こるという結果を得
た。そこで、巻崩れない条件として制動加速度の上限を
考えるのが適当である。特別の場合を除いてほとんど巻
いていない巻取りボビンを持つ巻取機7がもっとも早く
停止するので、ブレーキ力はこの巻取り状態でも巻き崩
れない値に設定する必要がある。図1に示したスクリー
ニング装置では、実験により巻き崩れない最大制動加速
度が−50m/sec2であることが判った。そこで、
ほとんど光ファイバを巻取っていない巻取ボビンで制動
加速度が−50m/sec2になるようにブレーキ力を
調整した。このブレーキ力で満巻きの巻取ボビンの制動
加速度は、−22m/sec2になる。
【0037】このスクリーニング装置を用いて巻取り速
度を変化させて、スクリーニングを行った。従来のスク
リーニング装置では、巻取り速度600m/分でスクリ
ーニングを行うと、t1=0.3secおよびa=−2
2m/sec2という条件で、距離Lは5.27mとな
るので、パスライン延長部がなくても線叩きを起こさな
い。本実施の形態のスクリーニング装置を用い、t1
よびaを同じ条件にして、巻取り速度700m/分でス
クリーニングを行うと、距離Lは6.59mとなる。さ
らに、この条件で巻取り速度900m/分でスクリーニ
ングを行うと、距離Lは9.67mとなる。共に、パス
ライン延長部を設けて、光ファイバが破断してからブレ
ーキにより巻取機が停止させられるまで巻取機により巻
き取られる光ファイバ長よりも、スクリーニングホイー
ルから巻取機までの光ファイバの走行路を長くしたの
で、線叩きを起こさない。
【0038】また、スクリーニング装置が自動端末処理
機構を有している場合には端末の把持を行う必要がある
ので、端末把持装置が必要となる。このような端末把持
装置を有するスクリーニング装置としては、図6に示す
構成が好ましい。図6によれば、図1に示したスクリー
ニング装置に加えて巻取機7の手前に端末把持装置32
を設けている。端末把持装置32は、ノズルの先端に光
ファイバ2を配置して、光ファイバ2を空気吸引するこ
とにより把持するものである。この装置32により、巻
取りボビンの上口端末処理が自動的に行われる。
【0039】このような端末把持装置32は、本実施の
形態においては巻取機7の0.8m程度手前に設けられ
ている。この場合、スクリーニングホイールから端末把
持部までの上記光ファイバの走行路長は、10.2mと
なる。パスライン延長部30は、光ファイバが破断して
からブレーキにより巻取機が停止させられるまで巻取機
により巻き取られる光ファイバ長よりも、スクリーニン
グホイールから端末把持部までの上記光ファイバの走行
路長Lが長くなければならない。先の巻取り速度900
m/分でスクリーニングを行った場合に距離Lは、9.
67mとなるので、端末把持装置を設けた場合でも、線
叩きを起こさない。
【0040】ここで、上口端末処理とは、ボビン巻き取
られた光ファイバ端をボビンのつばにテープを貼りつけ
て、貼りつけ部分から端末把持装置間のファイバを切断
する処理をいう。また、自動端末処理機構とは、上口端
末処理をする一連の動作を行う機構および巻始めの自動
線掛け機構の総称である。
【0041】このようにパスライン延長部を設けて、光
ファイバが破断してから巻取機が停止するまで光ファイ
バの破断端が走る走行路を延長したので、巻取り速度を
速くしても線叩きを起こさないようにできる。
【0042】パスライン延長部30では、各ガイドホイ
ール31は光ファイバの走行方向を変更する作用を有し
ている。したがって、ガイドホイール31を複数個設け
るようにして、光ファイバはガイドホイールに巻き掛け
られる毎にその走行方向が逆になるように各ガイドホイ
ールを配置することが好ましい。このようにすると小さ
い面積でパスライン延長部を長くとることができる。ま
た、ガイドホイール31の一部または全部の同軸上に複
数のホイールを重ねて配置して、光ファイバを複数回巻
き掛けることができるようにしてもよい。このようにす
ると同じ面積でパスライン延長部30をさらに長くでき
る。
【0043】以下、パスライン延長手段の他の例につい
て説明する。
【0044】図7は、巻取りダンサロールの斜視図であ
る。図7によれば、巻取りダンサロールは、同一回転軸
上の複数の固定ローラ91と、支点92を中心に回転す
るスイングアーム93上に取り付けられた同一回転軸上
の複数のスイングローラ94とからなり、図7では固定
ローラ91の方がスイングローラ94より1個多く、ス
イングローラの数だけ光ファイバが巻き掛けられてい
る。固定ローラ91とスイングローラ94の直径はA=
80mm程度が好ましい。光ファイバ2は、固定ローラ
91群の一端から巻き掛けられてスイングローラ94と
固定ローラ91間を交互に巻き回されて固定ローラ91
群の他端から繰り出される。また、スイングアーム93
は、スイングアーム93上の一点を支点92として所定
の角度だけ円弧を描いて回転するようになっている。こ
れにより巻取り線速度差および張力差を吸収できる。な
お、この回転角度はB=±15゜程度が好ましく、また
この円弧の半径はC=400mm程度が好ましい。図7
の例では、光ファイバを3ターン巻いているから400
×sin(15゜)×3×2=620mmとなるので、
巻取りダンサロール9により巻取り線速差および張力差
によって生じるパスラインの過不足を±620mmの範
囲で吸収できる。
【0045】このような巻取りダンサロールでパスライ
ンを従来に比べて延長するためには、巻取りダンサロー
ル9の固定ローラ91およびスイングローラ94の数を
増やすようにしてもよい。なお、従来の巻取りダンサロ
ールでは、スイングローラ94の数は3個であった。
【0046】また、従来に比べてパスラインを延長する
ためには、固定ローラ91とスイングローラ94の距離
Dを大きくしてもよい。従来の巻取りダンサロールで
は、D=350mmであった。これに対してD=1mと
すれば、(1ー0.35)×3×2=3.9mとなり、
パスライン長を3.9m延長できる。さらに、D=1.
2mとすれば、(1.2ー0.35)×3×2=5.1
mとなり、パスライン長を5.1m延長できる。
【0047】なお、巻取りダンサロール9の本来の機能
は、キャプスタンホイール4と巻取機7の巻取り線速度
の差を吸収することにある。したがって、光ファイバの
スクリーニング装置では、この線速差を吸収する範囲で
巻取りダンサロール9が構成されている。この差を吸収
するために必要な長さは、モータの特性や巻取りボビン
の巻量に左右されるが、一般的に線速600m/分では
±400mm、1000m/分では±600mm位であ
れば十分である。このような数値を越えて、光ファイバ
のターン数を増加させたり、またスイングローラの可動
部から離れたところに固定ローラを置いたりするとパス
ラインを延長することになる。
【0048】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
巻取機7を停止させるブレーキ装置として図3に示され
たブレーキ装置の替えて図8に示されたブレーキ装置を
用いるスクリーニング装置について、図1および図8を
用いて説明する。このとき、巻取機7のブレーキ装置が
第1の実施の形態と異なるのみなので、図1の説明を省
略する。
【0049】図8は、巻取機停止手段の構成を示す構成
図である。巻取りボビンへの光ファイバの巻量に応じて
ブレーキ力を変更可能なブレーキ装置は、図8に示した
構成が好ましい。本ブレーキ装置は、エアー源51の空
気圧を、電気式圧力制御弁56、電磁弁55および増圧
装置54を通してブレーキ71に伝達して、ブレーキ力
を発生させる。電気式圧力制御弁56は、弁制御装置5
7とともに制動調整手段として制動調整装置58を構成
する。そして、電気式圧力制御弁56は、弁制御装置5
7の制御に応じてエアー源51の空気圧を調整してブレ
ーキ力を変化させる。ブレーキ力の調整は巻取りボビン
の巻量に応じて行うため、弁制御装置57は巻量検出手
段である巻量検出装置41により制御される。このよう
に巻量検出装置41により巻量を検出して、この値をも
とにして電気式圧力制御弁56を制御するようにしたの
で、巻量に応じてブレーキ力を変更できる。
【0050】光ファイバの巻量は、キャプスタンホイー
ル3の回転数から求めることが好ましい。キャプスタン
ホイールの周囲長は巻量に係わらず一定であるので、回
転数から簡易に巻量を求めることができる。
【0051】次に、光ファイバの巻量に係わらずほぼ同
じ時間で巻取機を停止させるための巻量とブレーキ力の
関係について説明する。巻量とブレーキ力の関係は、実
際には簡単な関数関係にはない。実用的には、巻始め、
満巻き及びこれらの間の数点の巻量のそれぞれで、ほぼ
同じ時間で停止するブレーキ力を測定して、これらの値
をもとにその中間の値を直線補間する方法により、巻量
とブレーキ力の関係を求めても十分利用できる関係を得
ることができることが判った。図9は、巻量とブレーキ
力との関係を表したグラフである。図9では、横軸には
巻量、縦軸にはブレーキ力の代わりとして増圧装置54
にかかる空気圧をとっている。ブレーキ力の測定値を黒
丸で示し、また各測定点間を補間する直線を破線で示し
た。巻量に応じてブレーキ力を変化させる制御装置に図
9に示した関係を記憶させてブレーキ力を制御すれば、
光ファイバの破断を検出してから巻取機7が停止するま
での時間をほぼ一定にできる。このような制御装置とし
ては、巻量検出装置41の信号を受けて動作するので、
弁制御装置57が好ましい。また、巻量検出装置41と
弁制御装置57との間に新たに制御装置を設けて制御し
てもよい。
【0052】このようなスクリーニング装置を用いて巻
取り速度1100m/分でスクリーニングを行った。こ
のとき、停止するまでの時間を0.42sec程度とな
るように各巻量でブレーキ力を調整した。巻取り速度1
100m/分では、直線補間した制動加速度と実際の制
動加速度との差は約±13%の範囲に入ることが実験に
より判っている。したがって、中間での制動加速度を−
44m/sec2に設定すると、最大制動加速度は−4
4m/sec2×1.13=−49.7m/sec2とな
るので、巻き崩れを起こさない加速度である−50m/
sec2以下となる。また、最小制動加速度は−44m
/sec2×0.87=−38m/sec2となる。
【0053】このとき、光ファイバの破断が生じてから
巻取機7が停止するまでの時間に光ファイバの破断端が
走る距離Lは、L=1100×0.3÷60+1100
×1100÷38÷2÷60÷60=9.92mとな
る。本実施の形態のスクリーニング装置はパスライン延
長部を持っているので、光ファイバの破断端はスクリー
ニングホイールと巻取機の間の走行路内で停止する。
【0054】このように巻取機を停止させるブレーキ力
を巻量に応じて変更するようにすると、巻量に係わらず
巻取機が停止するまでの時間をほぼ一定にできるので、
光ファイバの破断端をスクリーニングホイール5から巻
取機7までの走行路内で停止させることができる。した
がって、巻取り速度を速くしても線叩きを起こさないよ
うにできる。
【0055】以上説明したスクリーニング装置の動作を
見ると、キャプスタンホイール3およびスクリーニング
ホイール5に順次巻き掛けられた光ファイバ2をその回
転駆動により移送した後に、スクリーニングホイール5
から繰り出して光ファイバ2を巻取機7に巻き取ると共
に、スクリーニングホイール5とキャプスタンホイール
3との間でスクリーニングホイール5の回転駆動により
光ファイバ2に張力を与えて低強度部を破断させるスク
リーニング方法であって、破断検出工程において光ファ
イバ2の破断を破断検出器11により検出して破断検出
信号を出力して、巻量検出工程において巻取機7に巻き
取られた光ファイバの巻量を巻量検出装置41により検
出して、制動調整工程において巻量検出工程により検出
された光ファイバの巻量に応じて巻取機7を停止させる
ブレーキ力を制動調整装置58により調整して、巻取機
停止工程において破断検出信号を受けて制動調整工程の
後にブレーキ71により巻取機7を停止させている。
【0056】このように光ファイバの巻量に検出して、
巻量に応じて巻取機を停止させるブレーキ力を変更した
後に、ブレーキ装置を作動させるようにすると、巻量に
係わらず巻取機が停止するまでの時間をほぼ一定にでき
るので、光ファイバの破断端をスクリーニングホイール
5から巻取機7までの走行路内で停止させることができ
る。したがって、巻取り速度を速くしても線叩きを起こ
さないようにできる。
【0057】(第3の実施の形態)第1の実施の形態お
よび第2の実施の形態では、光ファイバの巻量に係わら
ず巻取り速度は同じであった。本実施の形態では、巻量
に応じて巻取り速度を変えることができるスクリーニン
グ装置について、図1、図3および図10を用いて説明
する。このとき、第1の実施の形態に対して巻取り速度
を変更できるようにするものだから、図1および図3の
説明は第1の実施の形態と同じになるので、説明を省略
する。
【0058】巻量に応じて巻取り速度を変化させるに
は、図10に示すような構成が好ましい。図10は、サ
プライボビン1、キャプスタンホイール3および巻取機
7と速度変更手段である速度変更装置群43との関係を
示したブロック図である。サプライボビン1、キャプス
タンホイール3および巻取機7のそれぞれに対応して速
度変更装置43a、速度変更装置43b、速度変更装置
43cと巻量検出装置41とが設けられている。巻量検
出装置41から送られる巻量信号はキャプスタンホイー
ルに対応した速度制御装置43bに入力されており、速
度変更装置43bからの信号が速度変更装置43aおよ
び速度変更装置43cをそれぞれ制御している。そし
て、サプライボビン1、キャプスタンホイール3および
巻取機7の回転速度は、それぞれ対応した速度変更装置
43aから速度変更装置43cにより制御されている。
サプライボビン1の速度変更装置43aは繰り出しダン
サロール位置検出装置44aからの位置信号により、ま
た巻取機7の速度変更装置43cは巻取りダンサロール
位置検出装置44cからの位置信号により、さらにキャ
プスタンホイール3との速度差がないように調整され
る。このとき、巻取り速度は巻量が増加するに従って遅
くすることが好ましい。巻量が増加すると巻取りボビン
と巻き取られた光ファイバの合成慣性モーメントが増加
するので、巻取りボビンが停止し難くなるからである。
【0059】なお、巻取り速度の変更に際して、線引炉
を光ファイバ2の供給手段とする場合は、サプライボビ
ン1の制御は必要ない。
【0060】巻取り速度を光ファイバの巻量に応じて変
更するために図10に示した構成が好ましいのは、次の
理由による。図1に示したスクリーニング装置では、サ
プライボビン1、キャプスタンホイール3、スクリーニ
ングホイール5、テンションヘルプホイール6および巻
取機7が全て連動しているので、巻取り速度が変わると
全てホイール等の回転速度が変わる。実際のスクリーニ
ング装置では、巻取り速度を決めているのはキャプスタ
ンホイール3である。そして、スクリーニングホイール
5およびテンションヘルプホイール6は、定トルク機構
を有していて回転速度はキャプスタンホイール3に倣う
ように制御される。サプライボビン1の回転速度は、繰
出しダンサロール8が中点付近を保つように制御され
る。したがって、サプライボビン1の回転速度は、繰出
しダンサロール8からのフィードバック信号およびキャ
プスタンホイール3の回転速度の制御信号により制御さ
れることが好ましい。巻取機7の回転速度は、巻取りダ
サンロール9が中点付近を保つように制御される。した
がって、巻取機7の回転速度は、巻取りダンサロール9
からのフィードバック信号およびキャプスタンホイール
3の回転速度の制御信号により制御されることが好まし
い。すなわち、巻取り速度を制御するには、キャプスタ
ンホイール3を制御することが好ましい。巻取り速度を
決めているのはキャプスタンホイール3だからである。
【0061】このように巻取りボビンと巻き取られた光
ファイバとの合成慣性モーメントが増加して巻取機が停
止し難くなるにつれて、巻取り速度を減速して制動加速
度を抑えるようにすると、巻取り速度を速くしてもスク
リーニングホイールから巻取機までの光ファイバの走行
路内で光ファイバの破断端を停止させることができる。
つまり、巻き取り初期に巻取り速度を速くして巻量が増
加するに従って巻取り速度を減速すると、光ファイバの
破断端が巻取機に巻き取られる前に巻取機を停止させる
ことができるので、巻量に係わらず線叩きを起こさない
ようにしつつ、高速にスクリーニングできる。
【0062】本実施の形態に係わるスクリーニング装置
にあっては、巻取り速度の制御は時間に対して連続的に
行ってもよい。このようにすると巻取り速度は巻量に連
続的に追従できる。また、巻取り速度の制御は時間に対
して離散的に行ってもよい。このようにすると巻取り速
度は巻量に離散的に追従する。この場合、巻取り速度の
変更は、光ファイバに著しい線速差および張力差を生じ
ない範囲および繰り出しダンサロールおよび巻取りダン
サロールの吸収可能な線速差および張力差の範囲で徐々
に行うことが好ましい。
【0063】また、本実施の形態のスクリーニング装置
では、ブレーキ装置は図8に示した装置を用いてもよ
い。このようにすると合成慣性モーメントが増加して巻
取機が停止し難くなるにつれて、巻取り速度を減速して
制動加速度を抑えて、且つ、ブレーキ力も大きくできる
ので、さらに巻取り速度を速くしても線叩きを起こさな
いようにできる。
【0064】以上説明したスクリーニング装置の動作を
見ると、キャプスタンホイール3およびスクリーニング
ホイール5に順次巻き掛けられた光ファイバ2をその回
転駆動により移送した後に、スクリーニングホイール5
から繰り出して光ファイバ2を巻取機7に巻き取る際
に、スクリーニングホイール5とキャプスタンホイール
4との間でスクリーニングホイール5の回転駆動により
張力を与えて光ファイバ2の低強度部を破断させ、光フ
ァイバ2の破断を検知して巻取機7を停止させるスクリ
ーニング方法であって、巻量検出工程において巻量検出
装置41により巻取機7に巻き取られた光ファイバ2の
巻量を検出し巻量信号を出力して、速度制御工程におい
てこの巻量検出工程の巻量信号に従ってキャプスタンホ
イール4の回転速度を速度変更装置群43により制御す
るようになっている。そして、速度制御工程では、光フ
ァイバ2が破断してから巻取機7が停止するまでに巻き
取られる光ファイバ長が、スクリーニングホイール5か
ら巻取機7までの光ファイバの走行路よりも短くなる速
度範囲で巻取り速度を制御することが好ましい。この速
度範囲は、巻取りボビンに巻き取られた光ファイバの巻
量を種々変化させて、線叩きを起こさない速度を求めれ
ば実験により決定できる。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は、パ
スライン延長手段を設けてスクリーニングホイールから
巻取機までの走行路長をあえて長くして、走行路内で破
断端を停止させるようにしたので、光ファイバの巻取り
速度を従来に比べて速くしても線叩きを起こさない。し
たがって、スクリーニングした後の光ファイバに線叩き
による低強度部が新たに作り込まれることがない。
【0066】また、パスライン延長手段を設けてスクリ
ーニングホイールから巻取機までの走行路長をあえて長
くして、また光ファイバが破断したときに巻取機を停止
させるブレーキ力を巻量に応じて変更するようにして、
走行路内で破断端を停止させるようにしたので、巻取り
速度を速くしても線叩きを起こすことがなくまた巻量に
係わらず巻崩れを起こさない。
【0067】さらに、パスライン延長手段を設けてスク
リーニングホイールから巻取機までの走行路長をあえて
長くして、またスクリーニングを行う際に巻取りボビン
の巻量に応じて巻取り速度を減速するようにして、走行
路内で破断端を停止させるようにしたので、高速にスク
リーニングを行っても線叩きを起こすことない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバのスクリーニング装置の構
成図である。
【図2】第1の実施の形態の光ファイバのスクリーニン
グ装置に用いられる巻取機の側面図である。
【図3】第1の実施の形態の光ファイバのスクリーニン
グ装置に用いられるブレーキ装置の構成図である。
【図4】第1の実施の形態の光ファイバのスクリーニン
グ装置に用いられる破断検出器の斜視図である。
【図5】巻取り速度と光ファイバの破断が生じてから巻
取機7が停止するまでの時間の関係を示したグラフであ
る。
【図6】第1の実施の形態の端末把持装置を有する光フ
ァイバのスクリーニング装置の構成図である。
【図7】巻取りダンサロールの斜視図である。
【図8】第2の実施の形態の光ファイバのスクリーニン
グ装置に用いられるブレーキ装置の構成図である。
【図9】ブレーキ力を変更するときの巻量と空気圧の関
係を示すグラフである。
【図10】サプライボビン1、キャプスタンホイール3
および巻取機7と速度変更装置43との関係を示したブ
ロック図である。
【図11】従来技術における光ファイバのスクリーニン
グ装置の構成図である。
【符号の説明】
1…サプライボビン、2…被検査光ファイバ、3…キャ
プスタンホイール、4…キャプスタンベルト、5…スク
リーニングホイール、6…テンションヘルプホイール、
7…巻取機、8…繰出しダンサロール、9…巻取りダン
サロール、10…ガイドホイール、11…光ファイバの
破断検出器、30…パスライン延長部、31…ガイドホ
イール、32…端末把持装置、41…巻量検出装置、4
3…速度変更装置群、43a、43b、43c…速度変
更装置、51…エアー源、52…減圧弁、53…電磁
弁、54…増圧装置、56…電気式圧力制御弁、58…
制動調整装置、70…巻取りボビン、72…サーボモー
タ、71…ブレーキ、91…固定ローラ、92…支点、
93…スイングアーム、94…スイングローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き掛けられた被検査光ファイバを回転
    駆動により移送するキャプスタンホイールと、このキャ
    プスタンホイールから繰り出された前記被検査光ファイ
    バを巻き取る巻取機と、前記キャプスタンホイールと前
    記巻取機との間にあり回転駆動により移送しながら前記
    キャプスタンホイールとの間で前記被検査光ファイバに
    張力を与えて低強度部を破断させるスクリーニングホイ
    ールと、前記被検査光ファイバの破断を検出して破断検
    出信号を出力する破断検出手段と、この破断検出手段が
    出力する破断検出信号を受けて巻取機を停止させる巻取
    機停止手段と、前記スクリーニングホイールと前記巻取
    機との間にあり前記スクリーニングホイールから前記巻
    取機までの光ファイバの走行路を延長するパスライン延
    長手段と、を備え、 前記パスライン延長手段は、前記スクリーニングホイー
    ルから前記巻取機までの光ファイバの走行路の長さを、
    前記被検査光ファイバが破断してから前記巻取機停止手
    段により前記巻取機が停止させられるまで前記巻取機に
    より巻き取られる光ファイバ長よりも長くすることを特
    徴とする光ファイバのスクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 巻き掛けられた被検査光ファイバを回転
    駆動により移送するキャプスタンホイールと、このキャ
    プスタンホイールから繰り出された前記被検査光ファイ
    バを巻き取る巻取機と、前記キャプスタンホイールと前
    記巻取機との間にあり回転駆動により移送しながら前記
    キャプスタンホイールとの間で前記被検査光ファイバに
    張力を与えて低強度部を破断させるスクリーニングホイ
    ールと、前記被検査光ファイバの破断を検出して破断検
    出信号を出力する破断検出手段と、この破断検出手段が
    出力する破断検出信号を受けて巻取機を停止させる巻取
    機停止手段と、前記スクリーニングホイールと前記巻取
    機との間にあり前記スクリーニングホイールから前記巻
    取機までの光ファイバの走行路を延長するパスライン延
    長手段と、前記パスライン延長手段と前記巻取機との間
    にあり前記被検査光ファイバを把持する端末把持部と、
    を備え、 前記パスライン延長手段は、前記スクリーニングホイー
    ルから前記端末把持部までの前記光ファイバの走行路の
    長さを、前記被検査光ファイバが破断してから前記巻取
    機停止手段により前記巻取機が停止させられるまで前記
    巻取機により巻き取られる光ファイバ長よりも長くする
    ことを特徴とする光ファイバのスクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバのスクリーニング装置
    は、 前記巻取機に巻き取られた前記被検査光ファイバの巻量
    を検出して巻量信号を出力する巻量検出手段を有し、 前記巻取機停止手段は、前記巻量検出手段により出力さ
    れた巻量信号に応じて前記巻取機を停止させるブレーキ
    力を調整する制動調整手段を有していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の光ファイバのスクリ
    ーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバのスクリーニング装置
    は、前記巻取機に巻き取られる前記被検査光ファイバの
    巻量を検出して巻量信号を出力する巻量検出手段と、こ
    の巻量検出手段からの巻量信号に従って前記キャプスタ
    ンホイールの回転速度を制御する速度制御手段とを有し
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の光ファイバのスクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 巻き掛けられた被検査光ファイバを回転
    駆動により移送するキャプスタンホイールと、このキャ
    プスタンホイールから繰り出された前記被検査光ファイ
    バを巻き取る巻取機と、前記キャプスタンホイールと前
    記巻取機との間にあり回転駆動により移送しながら前記
    キャプスタンホイールとの間で前記被検査光ファイバに
    張力を与えて低強度部を破断させるスクリーニングホイ
    ールと、前記被検査光ファイバの破断を検出して破断検
    出信号を出力する破断検出手段と、この破断検出手段が
    出力する破断検出信号を受けて巻取機を停止させる巻取
    機停止手段と、前記スクリーニングホイールと前記巻取
    機との間にあり前記スクリーニングホイールから前記巻
    取機までの光ファイバの走行路を延長するパスライン延
    長手段と、を備え、 前記パスライン延長手段は、1個以上のガイドホイール
    を有し、 前記スクリーニングホイールから繰り出された前記被検
    査光ファイバを前記ガイドホイールに巻き掛けて、前記
    巻取機に繰り出すことを特徴とする光ファイバのスクリ
    ーニング装置。
  6. 【請求項6】 キャプスタンホイールおよびスクリーニ
    ングホイールに順次巻き掛けられた被検査光ファイバを
    これらの回転駆動により移送した後に、前記スクリーニ
    ングホイールから繰り出し、さらにパスライン延長手段
    を介して巻取機に巻き取る際に、前記スクリーニングホ
    イールと前記キャプスタンホイールとの間で前記スクリ
    ーニングホイールの回転駆動により前記被検査光ファイ
    バに張力を与えて低強度部を破断させ、前記被検査光フ
    ァイバの破断を検知して前記巻取機を停止させる光ファ
    イバのスクリーニング方法であって、 前記パスライン延長手段は、前記スクリーニングホイー
    ルから前記巻取機までの光ファイバの走行路の長さを、
    前記被検査光ファイバが破断してから前記巻取機が停止
    するまで前記巻取機により巻き取られる光ファイバ長よ
    りも長くすることを特徴とする光ファイバのスクリーニ
    ング方法。
  7. 【請求項7】 キャプスタンホイールおよびスクリーニ
    ングホイールに順次巻き掛けられた被検査光ファイバを
    これらの回転駆動により移送した後に、前記スクリーニ
    ングホイールから繰り出し、さらにパスライン延長手段
    を介して巻取機に巻き取る際に、前記スクリーニングホ
    イールと前記キャプスタンホイールとの間で前記スクリ
    ーニングホイールの回転駆動により前記被検査光ファイ
    バに張力を与えて低強度部を破断させる光ファイバのス
    クリーニング方法であって、 前記被検査光ファイバの破断を検出して破断検出信号を
    出力する破断検出工程と、前記巻取機に巻き取られた前
    記被検査光ファイバの巻量を検出する巻量検出工程と、
    この巻量検出工程により検出された前記被検査光ファイ
    バの巻量に応じて前記巻取機を停止させるブレーキ力を
    調整する制動調整工程と、前記破断検出信号を受けて前
    記制動調整工程の後に前記巻取機を停止させる巻取機停
    止工程と、を備え、且つ、 前記パスライン延長手段は、前記スクリーニングホイー
    ルから前記巻取機までの光ファイバの走行路の長さを、
    前記被検査光ファイバが破断してから前記巻取機が停止
    するまで前記巻取機により巻き取られる光ファイバ長よ
    りも長くすることを特徴とする光ファイバのスクリーニ
    ング方法。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバのスクリーニング方法
    は、 前記巻取機に巻き取られた前記被検査光ファイバの巻量
    を検出し巻量信号を出力する巻量検出工程と、 前記巻量検出工程の巻量信号に従って前記キャプスタン
    ホイールの回転速度を制御する速度制御工程と、を有す
    ることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバのスク
    リーニング方法。
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