JP2011084414A - 光ファイバ製造装置および製造方法 - Google Patents

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    • G02B6/02285Characterised by the polarisation mode dispersion [PMD] properties, e.g. for minimising PMD

Abstract

【課題】捻り付与部と捻り抑制ローラの間のパスラインに複数個の捻り非抑制ローラを配して複数回の折り返すようにしても、捻り量が低減することのない光ファイバ製造装置と製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】捻りが付与された光ファイバを製造するに際して、光ファイバ1に対して捻りを付与する捻り付与部2と、捻り付与部の上流側に設けられ光ファイバが捻り回動するのを抑制する捻り抑制ローラ4と、の間に2以上の捻り非抑制ローラ(5a〜5c)を配し、2以上の捻り非抑制ローラの装置正面から見た回転方向が全て同じ方向となるように光ファイバのパスラインを折り返して、光ファイバ1に捻りを付与する。また、捻り付与部2と捻り抑制ローラ4との間のフリーパス長は、500mm以上とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信の伝送路として使用される光ファイバの製造装置および製造方法に関する。
光ファイバの製造において、コア部分およびクラッド部分を完全な真円形で、かつ同心状で形成することは難しく、わずかに楕円または歪んだ円形状となる。このため、光ファイバの断面構造における屈折率分布は均等ではない。この結果、光ファイバ断面内の直交する2偏波間の群速度に差異が生じ、偏波モード分散(PMD:Polarization-Mode Dispersion)が大きくなるという問題がある。このPMDを低減する方法として、光ファイバに交互方向の捻りを付与することが知られている。
光ファイバに捻りを付与する方法としては、揺動ガイドローラを用いる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法は、図7に示すように、揺動ガイドローラ2は、その回転軸yが光ファイバ方向軸zを中心にして+θだけ回動すると、この回動により光ファイバ1に横方向の力が加わり、揺動ガイドローラ2の表面を光ファイバ1が転動する。この転動により光ファイバ1に捻りが付与される。続いて、揺動ガイドローラ2を反対方向の−θだけ回動すると、今度は、揺動ガイドローラ2の表面を光ファイバ1が反対の方向に転動する。
このように、揺動ガイドローラ2に+θから−θまでの回動を繰り返し与えることにより、光ファイバ1の移動方向に対して時計回りと反時計回りの捻りを交番的に付与することができる。また、揺動ガイドローラ2の下流側には、V溝型の固定ガイドローラ(捻り抑制ローラ)3を配して光ファイバ1の転動を抑止し、揺動ガイドローラ2での光ファイバの転動をスムーズにして、高効率で捻りを付与している。
特開8−295528号公報
光ファイバへの捻り付与は、光ファイバの線引き時にガラスファイバ溶融部に対して行なうことができるが、線引き後の巻取り工程、着色工程、巻き替え工程等で行なうこともできる。後者の場合、図7で説明したのと同様な捻り付与部(揺動ガイドローラ)2の下流に捻り抑制ローラ(固定ガイドローラ)3を配する他に、図5(A)に示すように、捻り付与部2の上流側に捻り抑制ローラ4を配し、捻り付与部2と捻り抑制ローラ4の間に形成されるパスラインで捻りが付与される。このパスラインにおける距離をフリーパス長Lとすると、光ファイバに付与できる単位長さ当たりの捻り回数を示す捻り量(回/m)との関係は、図5(C)に示すように、フリーパス長Lが長いほど光ファイバに多くの捻りを入れることができる。
図6は光ファイバの捻り量R(回/m)とPMD低減率の関係を示す図である。PMD低減率を、「1−(捻り付与後のPMD/捻り付与前のPMD)」とすると、図のように捻り量とPMD低減率とは、ほぼ比例関係にあり、捻り量が増えれば、それに比例してPMD低減率が大きくなる。すなわち、捻り量が増えればPMDは、それに比例して小さくなる。10〜40Gbit伝送では、PMDは、0.06ps/√km以下、好ましくは0.02ps/√kmとすることが望ましく、現状の一般的な汎用ファイバの実力0.01〜0.2ps/√km(平均値0.1ps/√km)を鑑みると、PMD低減率0.4、好ましくは0.8が目標となってくる。この目標とするPMD低減率を達成するには、捻り量R(回/m)は「2」以上、好ましくは「4」以上を確保する必要がある。このためには、図5(C)より、フリーパス長が500mm以上必要となる。
しかし、光ファイバ巻取り設備としての設置スペース等の関係もあり、フリーパス長Lを無制限に長くとることはできない。そこで、狭いスペース内でフリーパス長Lを大きくする方法として、図5(B)に示すように、捻り付与部2と捻り抑制ローラ4の間のパスラインに捻り非抑制ローラ5を配して折り返す方法が考えられる。この場合の捻り非抑制ローラ5は、捻り抑制ローラ4と異なり、光ファイバがローラ表面を自由に転動できローラ幅が比較的広いものが用いられる。この図5(B)のパスラインを折り返す形態を用いることにより、フリーパス長Lは「L1+L2」とすることができ、狭い設置スペースでフリーパス長Lを延長することが可能となる。
しかしながら、フリーパス長Lを延長して捻り量を増加させようとする場合、折り返しを2回以上(捻り非抑制ローラ5を2個以上使用)行なうと、捻り非抑制ローラ5の配置あるいは光ファイバの掛け渡し状態によっては、フリーパス長を延長した効果がでないことが判明した。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、捻り付与部と捻り抑制ローラの間のパスラインに複数個の捻り非抑制ローラを配して複数回の折り返すようにしても、フリーパス長を延長した効果により必要な捻り量を得ることが可能な光ファイバ製造装置と製造方法の提供を目的とする。
本発明による光ファイバの製造装置および製造方法は、捻りが付与された光ファイバを製造するに際して、光ファイバに対して捻りを付与する捻り付与部と、捻り付与部の上流側に設けられ光ファイバが捻り回動するのを抑制する捻り抑制ローラと、の間に2以上の捻り非抑制ローラを配し、2以上の捻り非抑制ローラの装置正面から見た回転方向が全て同じ方向となるように光ファイバのパスラインを折り返して、光ファイバに捻りを付与するようにしたものである。
また、前記の捻り付与部と捻り抑制ローラとの間のフリーパス長は、500mm以上とすることができる。
本発明によれば、パスラインの複数回の折り返しによりフリーパス長を延長し、フリーパス長を延長した効果を減ずることなく光ファイバへの捻り量を増加させることができる。この結果、設置スペースが限られた巻取り設備であっても、所望のフリーパス長とこれに応じた捻り量を得て、光ファイバのPMDを低減させることが可能となる。
本発明による光ファイバ製造の概略を説明する図である。 本発明における光ファイバに捻りを付与するフリーパス長の種々の形態を説明する図である。 本発明による光ファイバ製造の比較例を説明する図である。 比較例における問題点を説明する図である。 フリーパス長と捻り量との関係を説明する図である。 光ファイバの捻り量とPMD低減率の関係を示す図である。 光ファイバに捻りを付与する一例を説明する図である。
図1により、本発明の光ファイバに捻りを付与する一例を説明する。図において、1は光ファイバ、2は捻り付与部(捻り付与ローラ)、3,4は捻り抑制ローラ、5a〜5cは捻り非抑制ローラ、6はキャプスタン、7a,7bはダンサーローラ、8a〜8dは案内ローラ、9は巻取りボビンを示す。
光ファイバに捻りを付与する場合、光ファイバに所定の張力が掛けられている状態で行なうのが好ましい。このため、光ファイバの線引き、着色、スクリーニング、巻き替え等の巻取りで、光ファイバのパスライン中の張力がかけやすい部分で捻りが付与される。例えば、図1(A)に示すように、上流側から繰り出された光ファイバ1は、ダンサーローラ7aで線張力が調整されて案内ローラ8aを経た後の、キャプスタン6で引取られる前段で捻りが付与される。しかし、キャプスタン6の後段であっても、巻取りボビン9で巻取る前に所定の張力が得られる部分があるか、または、別に張力付与部を設置することにより、パスライン中の任意の位置で光ファイバに捻りを付与することができる。
光ファイバへの捻り付与は、図5で説明したように捻り付与ローラ(捻り付与部)2の下流に捻り抑制ローラ3を配するとともに、上流側に捻り抑制ローラ3と同様な捻り抑制ローラ4を配し、該捻り抑制ローラ4と捻り付与ローラ2との間に、捻り非抑制ローラを複数(例えば、5a〜5c)を配して行われる。捻りが付与された光ファイバ1は、この後、捻り抑制ローラ3を経て、例えば、キャプスタン6で引取られ、案内ローラ8b,8cからダンサーローラ7bで線張力が調整されて、案内ローラ8dを経て巻取りボビン9で巻取られる。
本発明における光ファイバへの捻り付与は、捻り付与部となる捻り付与ローラ2と、光ファイバの転動を抑制する捻り抑制ローラ4との間に、複数の捻り非抑制ローラ5a〜5cを配して、図5で説明した光ファイバに捻りを付与するフリーパス長を、大きくとれるようにしている。この場合、捻り非抑制ローラ5a〜5cは、光ファイバ1の走行により生じる装置正面から見た回転が、全て同方向になるように光ファイバのパスラインが設定される。なお、捻り非抑制ローラは、パスラインの位置をずらす、などのために、多少傾いて設置してもよい。
図1(B)は、上記の光ファイバに捻りを付与する部分のパスラインを部分的に拡大した図で、捻り付与ローラ2と捻り抑制ローラ4との間に、2個の捻り非抑制ローラ5a,5bを配した例である。なお、捻り付与ローラ2および捻り抑制ローラ4には、例えば、図7で説明したのと同様な揺動ガイドローラおよびV溝型の固定ガイドローラを用いることができる。捻り非抑制ローラ5a,5bには、例えば、ローラ幅が比較的に広い(例えば、50mm程度)ものを用いる。
そして、捻り非抑制ローラ5a,5bは、光ファイバ1の走行により光ファイバとの接触摩擦により回動して光ファイバ1の走行を阻害することなく送り出すが、2個の捻り非抑制ローラ5a,5bは、その装置正面から見た回動方向が同じになるように光ファイバ1が掛け渡される。なお、捻り付与ローラ2および捻り抑制ローラ4の回動方向は、捻り非抑制ローラ5a,5bと同じ回動方向としてもよく、反対の回動方向としてもよい。
上記の構成において、捻り付与ローラ2により光ファイバ1に付与された捻りは、上流側に伝達される。この場合、捻り付与ローラ2の直近前段に位置する捻り非抑制ローラ5a上での光ファイバ1は、幅広のローラ表面をスムーズに転動し、光ファイバ1に付与された捻りを抑制しない。そして、この捻り非抑制ローラ5aの前段にある捻り非抑制ローラ5bに対しても同様で、光ファイバ1に付与された捻りを抑制することなく、捻り抑制ローラ4で捻りが抑制されるまで捻り付与ローラ2の捻りが伝達され、所定の捻り量が付与される。
図1(B)では、捻り付与ローラ2と捻り抑制ローラ4との間に2個の捻り非抑制ローラを配した例で説明したが、3個以上の捻り非抑制ローラ(5a,5b,・・・)を用いた場合でも、同様にフリーパス長を延長することができる。
図2は、2個以上の捻り非抑制ローラ(5a,5b,・・・)を用いる種々の形態を示し、図2(A)は図1(B)で説明したのと同様な2個の例、図2(B)は3個の例、図2(C)は4個の例である。
図2(A)および図2(B)のように、複数個の捻り非抑制ローラ(5a,5b,・・・)の外側を光ファイバ1がループ状に回り込むことにより、複数個の捻り非抑制ローラ(5a,5b,・・・)は、同一方向の回動となる。しかし、一回りで1回の折り返しとなるので、捻り非抑制ローラの使用個数に対して、あまりフリーパス長を延長することはできない。図2(C)の例は、中間の捻り非抑制ローラ5cに対して、光ファイバ1がクロスするような形で掛け渡すことにより、捻り非抑制ローラ5cを同方向に回動させて、光ファイバ1を折り返すことができる。したがって、図2(A)〜図2(C)の形態を適宜組合わせることにより、限られたスペース内であっても、所望のフリーパス長を確保することが可能となる。
上記のようにパスラインを構成することで、捻り付与ローラ2と捻り抑制ローラ4を直線で結ぶフリーパス長の1/2未満の距離(スペース)内で、同等のフリーパス長を得ることができる。しかも、後述するように、捻り付与ローラ2と捻り抑制ローラ4を折り返すことなく直線状の結ぶフリーパス長に捻りを入れたのと同程度の捻り量を入れることができる。
図3(A)は、本発明の参考例で1個の捻り非抑制ローラを用いた折り返し1回の例を示し、図3(B)および図3(C)は、本発明の比較例で、2個または3個の捻り非抑制ローラを用いた折り返し2回以上で捻り非抑制ローラの回動方向が異なる例を示す。
図3(A)は、図5で説明したように、1個の捻り非抑制ローラ5aで1回の折り返しで、捻り付与ローラ2と捻り抑制ローラ4を直線状に配した場合のフリーパス長の2倍程度にすることはできる。すなわち、フリーパス長を同じとする場合は、フリーパス長を確保する距離(スペース)を1/2にすることができる。しかし、1回の折り返しでは、所定のフリーパス長を確保することができない場合がある。この場合、図3(B)および図3(C)に示すように、2個以上の捻り非抑制ローラを用い複数回の折り返しで、限られたスペース内であっても、任意のフリーパス長を確保することが可能となる。
しかし、図3(B)および図3(C)のように、複数個の捻り非抑制ローラ(5a〜5c)を用いて、複数回の折り返しを行なうに際して、複数個の捻り非抑制ローラの回動方向が異なっている場合は、フリーパス長は確保できても所定の捻り量を得ることができなかった。これを検証するため、図3において、捻り付与ローラ2と捻り抑制ローラ4間のフリーパス全長を2mとし、光ファイバ1に150gの張力を付与して、図3の各例での捻り量(回/m)を測定した。
この結果、図3(A)の1個の捻り非抑制ローラ5aを用いた場合の捻り量は、4.23(回/m)、図3(B)の2個の捻り非抑制ローラ(5a,5b)を用い2回折り返した場合の捻り量は、2.68(回/m)、図3(C)の3個の捻り非抑制ローラ(5a〜5c)を用い3回折り返した場合の捻り量は、2.23(回/m)であった。
すなわち、複数個の捻り非抑制ローラ(5a〜5c)を用いる場合、捻り非抑制ローラの回動方向がそれぞれで異なっていると、フリーパス長は確保できても所定の捻り量を得ることができない。この理由は、以下の捻り非抑制ローラの回動方向と光ファイバ1の転動のメカニズムから推定することができる。
図4(A)に示すように、例えば、光ファイバ1が図の左方向から右方向に走行し、該光ファイバの走行に対して、捻り非抑制ローラ5aが装置正面から見て反時計方向に回動し、捻り非抑制ローラ5bが時計方向に回動することとなる。そして、光ファイバ1には、走行方向に向かって軸の回りを時計方向cで捻りが加えられているとする。光ファイバ1は、捻り非抑制ローラ5a,5bのローラ表面をスムーズに転動するが、捻り非抑制ローラ5a上では光ファイバは矢印aの方向に転動する。これに対し、捻り非抑制ローラ5b上では光ファイバは矢印bの方向に転動する。すなわち、光ファイバ1は、捻り非抑制ローラ5aと5bの表面を互いに反対方向に転動して、互いの転動を阻害し合う動作となり、捻り付与ローラ2で付与される捻りが抑制され捻り量が低下する。
これに対し、本発明においては、図4(B)に示すように光ファイバ1の走行に対して、捻り非抑制ローラ5aと5bは同方向(図では装置正面から見て時計方向)に回動されることとなる。そして、光ファイバ1には、走行方向に向かって軸の回りを時計方向cで捻りが加えられているとすると、光ファイバ1は捻り非抑制ローラ5aと5bの何れも、ローラ表面を矢印bの方向にスムーズに転動する。このため、上記の図4(A)で生じたような光ファイバの捻りを抑制するような転動動作が生じず、フリーパス長に応じた捻り量(回/m)を付与することが可能となる。
1…光ファイバ、2…捻り付与部(捻り付与ローラ)、3,4…捻り抑制ローラ、5,5a〜5c…捻り非抑制ローラ、6…キャプスタン、7a,7b…ダンサーローラ、8a〜8d…案内ローラ、9…巻取りボビン。

Claims (4)

  1. 捻りが付与された光ファイバを製造する装置であって、光ファイバに対して捻りを付与する捻り付与部と、前記捻り付与部の上流側に設けられ光ファイバが捻り回動するのを抑制する捻り抑制ローラと、前記捻り付与部と前記捻り抑制ローラとの間に2以上の捻り非抑制ローラを備え、前記2以上の捻り非抑制ローラの装置正面から見た回転方向が全て同じ方向となるように光ファイバのパスラインが折り返されていることを特徴とする光ファイバ製造装置。
  2. 前記捻り付与部と前記捻り抑制ローラとの間のフリーパス長が500mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ製造装置。
  3. 捻りが付与された光ファイバを製造する方法であって、光ファイバに対して捻りを付与する捻り付与部と、前記捻り付与部の上流側に設けられ光ファイバが捻り回動するのを抑制する捻り抑制ローラと、の間に2以上の捻り非抑制ローラを配し、前記2以上の捻り非抑制ローラの装置正面から見た回転方向が全て同じ方向となるように光ファイバのパスラインを折り返して、光ファイバに捻りを付与することを特徴とする光ファイバ製造方法。
  4. 前記捻り付与部と前記捻り抑制ローラとの間のフリーパス長が500mm以上であることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ製造方法。
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