JP5781748B2 - 長尺部材の曲げ加工方法及び装置 - Google Patents

長尺部材の曲げ加工方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば自動車のドアフレームを製造するためにアルミニウムや鉄などの長尺部材を曲げ加工する方法及び装置に関する。
図6は、従来の長尺部材の曲げ加工工程を示すフローチャートである。まず、長尺部材に対して一律に所定時間の引張力を加えて長手方向に引き伸ばし(S1、S2:Yes)、その伸び量に応じて引張力を下げた上で曲げ圧力を加えて、長尺部材をその長手方向が曲線状になるように曲げ加工している(S3、S4、S5)。
発明協会公開技法第2005−505666号
しかしながら、上記従来技術では、長尺部材に対して一律に所定時間の引張力を加えるため、引張耐力が低い長尺部材にあっては、所定時間が経過した時点で過剰な弾性破壊や過度の永久歪に起因する断面の歪み、変形、破断(引張破壊)が生じてもはや商品として成立しないケースが少なくない。図7に示すように、長尺部材の引張耐力は材料の硬度と比例関係にあるのが原則であるが、近年の軽量化、薄肉化を背景とした長さや断面積の僅かな違いによって、名目上、表記上では同一ロットの硬度が同じ材料からなる長尺部材であっても引張耐力が大きくばらつく。また、同一材料からなる長尺部材であっても、とりわけアルミニウム製の長尺部材は「季節物」と言われるように、季節、温度、湿度によって引張耐力が大きくばらつく。図8は、アルミニウム製の同一ロットの製品の引張耐力のばらつきを示している。従って上記従来技術では、引張耐力が広範囲でばらつく長尺部材、特に引張耐力が低い長尺部材に対して良好な曲げ加工を行うのが難しかった。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、引張耐力が広範囲でばらつく長尺部材、特に引張耐力が低い長尺部材に対して良好な曲げ加工を行うことができる長尺部材の曲げ加工方法及び装置を得ることを目的とする。
本発明は、長尺部材に対して一律に所定時間の引張力を加えるという従来の技術常識を見直し、各長尺部材について、初期引張圧力を加え始めてからの変位を測定(モニタリング)し、所定時間内に長尺部材の変位が予め定めた引張破壊閾値を超えたとき又は長尺部材の変位がこの引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したとき、直ちにその時点の引張力よりも低い補正引張力を設定して、この補正引張力と曲げ圧力を長尺部材に加えてその長手方向が曲線状になるように曲げ加工すれば、引張耐力が低い長尺部材に対しても引張破壊を起こすことなく良好な曲げ加工を行うことができる、との着眼に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明の長尺部材の曲げ加工方法は、長尺部材に初期引張力から増加する引張力を加えて長手方向に引くステップ;この初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材の変位を測定するステップ;及び前記長尺部材の変位が所定時間内に引張破壊閾値を超えたときには、この引張破壊閾値を超えた時点の引張力よりも低い補正引張力と、前記長尺部材を長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを同時に加えることで曲げ加工を行うとともに、前記長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したときには、この所定時間が経過した時点の引張力よりも低い補正引張力と、前記長尺部材を長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを同時に加えることで曲げ加工を行うステップ;を有することを特徴としている。
本明細書で「引張破壊」とは、長尺部材を長手方向に長時間引いたときに、過剰な弾性破壊や過度の永久歪に起因する断面の歪み、変形、破断といった不具合が生じてもはや商品として成立しなくなる現象を意味する。
本明細書で「引張破壊閾値」とは、長尺部材に引張力を加えて長手方向に引いたとき、それ以上引くと引張破壊が起こり得るような変位(あるいはそれより若干少ない変位)を意味する。すなわち、長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えた時点では長尺部材に引張破壊は起こっておらず、長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えた時点で直ちにその時点の引張力よりも低い補正引張力に変更すれば確実に引張破壊を防止することができる。
前記曲げ加工ステップでは、初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材の変位が所定時間内に引張破壊閾値を超えたとき、その引張破壊閾値を超えるまでに要した時間に応じて、複数の補正引張力の値を選択的に設定することが好ましい。
これにより、引張破壊が起こり得るような引張耐力が低い長尺部材のそれぞれに対して、最適な補正引張力を設定して良好な曲げ加工を行うことができる。
前記曲げ加工ステップでは、初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したとき、その所定時間が経過した時点における前記長尺部材の変位量に応じて、複数の補正引張力の値を選択的に設定することが好ましい。
これにより、引張破壊が起こり得ない程度の引張耐力を持つ長尺部材のそれぞれに対して、最適な補正引張力を設定して良好な曲げ加工を行うことができる。
本発明は、長尺部材の曲げ加工装置の態様では、長尺部材を長手方向に引く可変引張力と、長尺部材を長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを加える曲げ手段;前記長尺部材に前記曲げ手段によって初期引張力から増加する可変引張力を加えたとき、この可変引張力による前記長尺部材の変位を測定する変位測定手段;及び前記変位測定手段により測定された長尺部材の変位が所定時間内に引張破壊閾値を超えたときには、前記曲げ手段の可変引張力を、前記引張破壊閾値を超えた時点の引張力よりも低い補正引張力に変更した上で、前記長尺部材に前記曲げ手段によって曲げ圧力を加えることで曲げ加工を行うとともに、前記変位測定手段により測定された長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したときには、前記曲げ手段の可変引張力を、前記所定時間が経過した時点の引張力よりも低い補正引張力に変更した上で、前記長尺部材に前記曲げ手段によって曲げ圧力を加えることで曲げ加工を行う制御手段;を有することを特徴としている。
本発明によれば、引張耐力が広範囲でばらつく長尺部材、特に引張耐力が低い長尺部材に対して良好な曲げ加工を行うことができる長尺部材の曲げ加工方法及び装置が得られる。
本発明による長尺部材の曲げ加工装置の構成を示す図である。 補正引張力保持テーブルに格納されたデータの一例を示す図である。 本発明による長尺部材の曲げ加工工程を示すフローチャートである。 硬度(引張耐力)が異なる長尺部材の変位の違いを示す図である。 引張耐力のばらつきがある長尺部材に対する引張力の制御を示す図である。 従来の長尺部材の曲げ加工工程を示すフローチャートである。 引張耐力と材料の硬度との一般的な関係を示す図である。 アルミニウム製の長尺部材の引張耐力のばらつきを示す図である。
図1ないし図5を参照して、本発明による長尺部材の曲げ加工装置1を自動車のドアフレームの製造に適用した実施形態を説明する。曲げ加工装置1は、アルミニウムや鉄などの長尺部材Wに対して、長尺部材Wを長手方向に引く可変引張力と、長尺部材Wを長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを加えるベンダー(曲げ手段)10を備えている。ベンダー10は、長尺部材Wの両端部を把持して固定するチャック11を有しており、このチャック11には図示しないシリンダーが固定されていて、このシリンダーを介してチャック11に引張力を与えることにより、長尺部材Wを長手方向に引く可変引張力が加えられる。また、チャック11は図示しない揺動台に支持されており、この揺動台を揺動させて金型12に圧接させることにより、長尺部材Wを長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力が加えられる。
曲げ加工装置1は、チャック11で両端部を把持した長尺部材Wに引張力を加えたときの長尺部材Wの変位dを測定する変位測定手段20を備えている。変位測定手段20は、例えば、長尺部材Wの変位dをパルス数に換算して測定するエンコーダ(図示せず)としてもよいし、引張力が与えられたチャック11により押圧される押圧部材(図示せず)の押圧量を長尺部材Wの変位dに換算して測定する機構としてもよい。すなわち、変位測定手段20は、長尺部材Wの変位dを測定できればその態様は問わない。
曲げ加工装置1は、変位測定手段20で測定された長尺部材Wの変位dが入力し、入力した変位dに応じて、ベンダー10を介して長尺部材Wに加えられる可変引張力を制御する制御手段30を備えている。
より具体的には、制御手段30は、ベンダー10に対して、長尺部材Wに初期引張力から徐々に増加する可変引張力を加える旨の指示信号を送るとともに、タイマー40によって計時を開始する。制御手段30は、変位測定手段20から入力した長尺部材Wの変位dが所定時間内に引張破壊閾値Dを超えたとき、ベンダー10に対して、長尺部材Wに加える可変引張力を、引張破壊閾値Dを超えた時点の引張力よりも低い補正引張力に変更する旨の指示信号を送る。制御手段30は、変位測定手段20から入力した長尺部材Wの変位dが引張破壊閾値Dを超えることなく所定時間が経過したとき、ベンダー10に対して、長尺部材Wに加える可変引張力を、所定時間を経過した時点の引張力よりも低い補正引張力に変更する旨の指示信号を送る。
ここで「引張破壊」とは、長尺部材Wを長手方向に長時間引いたときに、過剰な弾性破壊や過度の永久歪に起因する断面の歪み、変形、破断といった不具合が生じてもはや商品として成立しなくなる現象を意味する。また「引張破壊閾値D」とは、長尺部材Wに引張力を加えて長手方向に引いたとき、それ以上引くと引張破壊が起こり得るような変位(あるいはそれより若干少ない変位)を意味する。すなわち、長尺部材の変位dが引張破壊閾値Dを超えた時点では長尺部材Wに引張破壊は起こっておらず、長尺部材Wの変位dが引張破壊閾値Dを超えた時点で直ちにその時点の引張力よりも低い補正引張力に変更すれば確実に引張破壊を防止することができる。
制御手段30は補正引張力保持テーブル50に接続されており、この補正引張力保持テーブル50には、ベンダー10に対して指示する複数の補正引張力の値が選択的に設定可能に格納されている。図2は補正引張力保持テーブル50に格納されたデータの一例を示している。図2(A)のデータは、変位測定手段20から入力した長尺部材Wの変位dが所定時間内に引張破壊閾値Dを超えたとき、引張破壊閾値Dを超えるまでに要した時間と、複数の補正引張力の値とが対応付けられたものである。図2(B)のデータは、変位測定手段20から入力した長尺部材Wの変位dが引張破壊閾値Dを超えることなく所定時間が経過したとき、所定時間が経過した時点における長尺部材Wの変位dと、複数の補正引張力の値とが対応付けられたものである。尚、補正引張力保持テーブル50は、曲げ加工装置1の内部メモリに格納されていてもよいし、制御部30に接続される外部メモリに格納されていてもよい。
図3のフローチャートを用いて、以上のように構成された曲げ加工装置1の動作を詳細に説明する。まず、長尺部材Wの両端部をベンダー10のチャック11に把持固定した状態で、制御手段30は、ベンダー10に対して、長尺部材Wに初期引張力から徐々に増加する可変引張力を加える旨の指示信号を送るとともに、タイマー40による計時を開始する。制御手段30からの指示信号を受けたベンダー10は、図示しないシリンダーを介してチャック11に引張力を与えることにより、長尺部材Wを長手方向に引く可変引張力を加え始める(S1)。同時に変位測定手段20は、この可変引張力を加えたときの長尺部材Wの変位dを測定し始めて、その測定結果を制御手段30に入力する。
制御手段30は、変位測定手段20から入力した長尺部材Wの変位dが所定時間内に引張破壊閾値Dを超えたとき(S2:Yes)、その引張破壊閾値Dを超えるまでに要した時間を確認し(S3)、補正引張力保持テーブル50を参照して、その引張破壊閾値Dを超えるまでに要した時間に対応する補正引張力の値を設定する(S4)。例えば図2(A)において、長尺部材Wの変位dが引張破壊閾値Dを超えるまでに要した時間がT1、T2、T3の範囲内であれば、制御手段30は補正引張力の値をA、B、Cにそれぞれ設定する。そして制御手段30は、ベンダー10に対して、長尺部材Wに加える可変引張力を、設定した補正引張力に変更する旨の指示信号を送る。最後に、チャック11が支持された図示しない揺動台を揺動させて金型12に圧接させることにより、長尺部材Wを長手方向が曲線状になるように曲げ加工する(S5)。
一方、制御手段30は、変位測定手段20から入力した長尺部材Wの変位dが引張破壊閾値Dを超えることなく所定時間が経過したとき(S2:No、S6:Yes)、その所定時間が経過した時点における長尺部材Wの変位dを確認し(S7)、補正引張力保持テーブル50を参照して、その所定時間が経過した時点における長尺部材Wの変位dに対応する補正引張力の値を設定する(S8)。例えば図2(B)において、所定時間が経過した時点における長尺部材Wの変位dがd1、d2、d3の範囲内であれば、制御手段30は補正引張力の値をX、Y、Zにそれぞれ設定する。そして制御手段30は、ベンダー10に対して、長尺部材Wに加える可変引張力を、設定した補正引張力に変更する旨の指示信号を送る。最後に、チャック11が支持された図示しない揺動台を揺動させて金型12に圧接させることにより、長尺部材Wを長手方向が曲線状になるように曲げ加工する(S9)。
長尺部材Wの引張耐力が材料の硬度に関係すると仮定すると、図4に示すように、硬度が高い材料からなる長尺部材Wであるほど変位dが小さく、硬度が低い材料からなる長尺部材Wであるほど変位dが大きい。従って、引張耐力のばらつきが大きい長尺部材Wに一律に所定時間の引張力を加え続けると、所定時間が経過した時点の変位dが引張破壊閾値Dを超えるもの(領域I)と超えないもの(領域II)が存在する。領域IIの長尺部材Wについては引張破壊は問題とならないが、領域Iの長尺部材Wについては所定時間が経過した時点で既に引張破壊が起こっているおそれが高い。
そこで図5中の実線で示すように、領域Iの長尺部材Wに対しては、変位dが引張破壊閾値Dを超えたとき、直ちにその時点の引張力よりも低い補正引張力に変更することにより長尺部材Wに引張破壊が起こるのを防止している(図3のフローチャート中のS2−S5)。また図5中の破線で示すように、領域IIの長尺部材Wについては、所定時間が経過しても変位dが引張破壊閾値Dを超えることはなく、所定時間が経過してからその時点の引張力よりも低い補正引張力に変更するので、長尺部材Wに引張破壊が起こることはない(図3のフローチャート中のS2、S6−S9)。
このように本実施形態の長尺部材の曲げ加工方法によれば、長尺部材Wに初期引張力から増加する引張力を加えて長手方向に引くステップ;この初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材Wの変位dを測定するステップ;及びこの変位dが所定時間内に引張破壊閾値Dを超えたとき又はこの変位dが引張破壊閾値Dを超えることなく所定時間が経過したとき、この引張破壊閾値Dを超えた時点の引張力よりも低い補正引張力又はこの所定時間が経過した時点の引張力よりも低い補正引張力と、長尺部材Wを長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを同時に加えて曲げ加工するステップ;を有しているので、引張耐力が広範囲でばらつく長尺部材W、特に引張耐力が低い長尺部材Wに対して良好な曲げ加工を行うことができる。
1 長尺部材の曲げ加工装置
10 ベンダー(曲げ手段)
11 チャック
12 金型
20 変位測定手段
30 制御手段
40 タイマー
50 補正引張力保持テーブル
W 長尺部材
d 変位
D 引張破壊閾値

Claims (4)

  1. 長尺部材に初期引張力から増加する引張力を加えて長手方向に引くステップ;
    この初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材の変位を測定するステップ;及び
    前記長尺部材の変位が所定時間内に引張破壊閾値を超えたときには、この引張破壊閾値を超えた時点の引張力よりも低い補正引張力と、前記長尺部材を長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを同時に加えることで曲げ加工を行うとともに、前記長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したときには、この所定時間が経過した時点の引張力よりも低い補正引張力と、前記長尺部材を長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを同時に加えることで曲げ加工を行うステップ;
    を有することを特徴とする長尺部材の曲げ加工方法。
  2. 請求項1記載の長尺部材の曲げ加工方法において、
    前記曲げ加工ステップでは、初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材の変位が所定時間内に引張破壊閾値を超えたとき、その引張破壊閾値を超えるまでに要した時間に応じて、複数の補正引張力の値を選択的に設定する長尺部材の曲げ加工方法。
  3. 請求項1または2記載の長尺部材の曲げ加工方法において、
    前記曲げ加工ステップでは、初期引張力を加え始めた後の前記長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したとき、その所定時間が経過した時点における前記長尺部材の変位量に応じて、複数の補正引張力の値を選択的に設定する長尺部材の曲げ加工方法。
  4. 長尺部材を長手方向に引く可変引張力と、長尺部材を長手方向が曲線状になるように曲げ加工する曲げ圧力とを加える曲げ手段;
    前記長尺部材に前記曲げ手段によって初期引張力から増加する可変引張力を加えたとき、この可変引張力による前記長尺部材の変位を測定する変位測定手段;及び
    前記変位測定手段により測定された長尺部材の変位が所定時間内に引張破壊閾値を超えたときには、前記曲げ手段の可変引張力を、前記引張破壊閾値を超えた時点の引張力よりも低い補正引張力に変更した上で、前記長尺部材に前記曲げ手段によって曲げ圧力を加えることで曲げ加工を行うとともに、前記変位測定手段により測定された長尺部材の変位が引張破壊閾値を超えることなく所定時間が経過したときには、前記曲げ手段の可変引張力を、前記所定時間が経過した時点の引張力よりも低い補正引張力に変更した上で、前記長尺部材に前記曲げ手段によって曲げ圧力を加えることで曲げ加工を行う制御手段;
    を有することを特徴とする長尺部材の曲げ加工装置。
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