JPWO2018021051A1 - セパレーター付補強用フィルム - Google Patents

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Abstract

補強用フィルムとセパレーターを有するセパレーター付補強用フィルムであって、セパレーターを剥離する際に発生し得る剥離帯電を抑制でき、光学部材や電子部材などの露出面側に予め貼り合せた該セパレーター付補強用フィルムからセパレーターを剥離しても、該光学部材や電子部材に与えるダメージを軽減できる、セパレーター付補強用フィルムを提供する。
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、補強用フィルムPとセパレーターQを有するセパレーター付補強用フィルムであって、該補強用フィルムPが基材層A1と粘着剤層A2を含み、該基材層A1と該粘着剤層A2の間に導電層C1および/または帯電防止層C2が配置され、該粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなる。

Description

本発明はセパレーター付補強用フィルムに関する。
光学部材や電子部材などに剛性や耐衝撃性を付与するために、該光学部材や電子部材などの露出面側に予めセパレーター付補強用フィルムを貼り合せて補強しておく場合がある(特許文献1)。
ところが、光学部材や電子部材などの露出面側に貼り合せたセパレーター付補強用フィルムからセパレーターを剥離すると、剥離帯電が発生し、該光学部材や電子部材にダメージを与えてしまうという問題がある。
特開2014−234460号公報
本発明の課題は、補強用フィルムとセパレーターを有するセパレーター付補強用フィルムであって、セパレーターを剥離する際に発生し得る剥離帯電を抑制でき、光学部材や電子部材などの露出面側に予め貼り合せた該セパレーター付補強用フィルムからセパレーターを剥離しても、該光学部材や電子部材に与えるダメージを軽減できる、セパレーター付補強用フィルムを提供することにある。
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、
補強用フィルムPとセパレーターQを有するセパレーター付補強用フィルムであって、
該補強用フィルムPが基材層A1と粘着剤層A2を含み、
該基材層A1と該粘着剤層A2の間に導電層C1および/または帯電防止層C2が配置され、
該粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなる。
一つの実施形態においては、上記導電層C1の表面抵抗値が1.0×1010Ω/□以下である。
一つの実施形態においては、上記帯電防止層C2の表面抵抗値が1.0×1010Ω/□以下である。
一つの実施形態においては、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分で、上記補強用フィルムPから上記セパレーターQを剥離したときの、上記粘着剤層A2の表面の剥離帯電圧が10.0kV以下である。
一つの実施形態においては、上記補強用フィルムPの透過率が70%以上である。
一つの実施形態においては、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分で、上記補強用フィルムPから上記セパレーターQを剥離した後における、ガラス板に対する上記粘着剤層A2の、温度23℃、湿度50%RH、剥離角度180度、引張速度300mm/分での初期粘着力が1.0N/25mm以上である。
一つの実施形態においては、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度180度、引張速度300mm/分で、上記補強用フィルムPから上記セパレーターQを剥離したときの剥離力が0.30N/25mm以下である。
本発明によれば、補強用フィルムとセパレーターを有するセパレーター付補強用フィルムであって、セパレーターを剥離する際に発生し得る剥離帯電を抑制でき、光学部材や電子部材などの露出面側に予め貼り合せた該セパレーター付補強用フィルムからセパレーターを剥離しても、該光学部材や電子部材に与えるダメージを軽減できる、セパレーター付補強用フィルムを提供することができる。
補強用フィルムPの一つの実施形態の概略断面図である。 補強用フィルムPの別の一つの実施形態の概略断面図である。 本発明のセパレーター付補強用フィルムの一つの実施形態の概略断面図である。 本発明のセパレーター付補強用フィルムの別の一つの実施形態の概略断面図である。
本明細書中で「質量」との表現がある場合は、従来一般に重さの単位として慣用されている「重量」と読み替えてもよく、逆に、本明細書中で「重量」との表現がある場合は、重さを示すSI系単位として慣用されている「質量」と読み替えてもよい。
本明細書中で「(メタ)アクリル」との表現がある場合は、「アクリルおよび/またはメタクリル」を意味し、「(メタ)アクリレート」との表現がある場合は、「アクリレートおよび/またはメタクリレート」を意味し、「(メタ)アリル」との表現がある場合は、「アリルおよび/またはメタリル」を意味し、「(メタ)アクロレイン」との表現がある場合は、「アクロレインおよび/またはメタクロレイン」を意味する。
≪≪セパレーター付補強用フィルム≫≫
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、補強用フィルムPとセパレーターQを有するセパレーター付補強用フィルムである。本発明のセパレーター付補強用フィルムは、補強用フィルムPとセパレーターQを有していれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の層を有していてもよい。
本発明のセパレーター付補強用フィルムにおいては、補強用フィルムPが基材層A1と粘着剤層A2を含み、基材層A1と粘着剤層A2の間に導電層C1および/または帯電防止層C2が配置され、粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなる。
本発明のセパレーター付補強用フィルムの厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは9μm〜1300μmであり、より好ましくは20μm〜1050μmであり、さらに好ましくは35μm〜900μmであり、特に好ましくは45μm〜750μmである。
≪補強用フィルムP≫
補強用フィルムPの厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは5μm〜800μmであり、より好ましくは10μm〜650μmであり、さらに好ましくは20μm〜550μmであり、特に好ましくは25μm〜450μmである。
補強用フィルムPは、基材層A1と粘着剤層A2を含み、基材層A1と粘着剤層A2の間に導電層C1および/または帯電防止層C2が配置されている。補強用フィルムPは、上記のような構成を有していれば、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な他の層を含み得る。
補強用フィルムPの一つの実施形態は、図1に示すように、基材層A1と導電層C1と粘着剤層A2とからなる。
補強用フィルムPの別の一つの実施形態は、図2に示すように、基材層A1と帯電防止層C2と粘着剤層A2とからなる。
補強用フィルムPは、帯電防止層A3を、基材層A1の粘着剤層A2とは反対側に有していてもよい。しかしながら、本発明のセパレーター付補強用フィルムは、帯電防止層A3を有しなくても、基材層A1と粘着剤層A2の間に導電層C1および/または帯電防止層C2が配置されているので、本発明の効果を十分に発現し得る。
<基材層A1>
基材層A1としては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な材料から形成される基材を採用し得る。このような材料としては、例えば、樹脂シート、不織布、紙、金属箔、織布、ゴムシート、発泡シート、これらの積層体(特に、樹脂シートを含む積層体)などが挙げられる。
樹脂シートを構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリサルフォン、ポリアリレート、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリアミド(ナイロン)、全芳香族ポリアミド(アラミド)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ酢酸ビニル、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、フッ素系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、環状オレフィン系ポリマーなどが挙げられる。
不織布としては、マニラ麻を含む不織布等の耐熱性を有する天然繊維による不織布;ポリプロピレン樹脂不織布、ポリエチレン樹脂不織布、エステル系樹脂不織布等の合成樹脂不織布;などが挙げられる。
基材層A1は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
基材層A1の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは4μm〜500μmであり、より好ましくは10μm〜400μmであり、さらに好ましくは15μm〜350μmであり、特に好ましくは20μm〜300μmである。
基材層A1は、帯電防止剤を含んでいてもよい。帯電防止剤を含む基材層A1としては、例えば、帯電防止剤が練り込まれた樹脂シートが用いられ得る。このような樹脂シートは、樹脂と帯電防止剤とを含む基材層A1形成用組成物から形成され得る。
基材層A1そのものが帯電防止剤として作用してもよい。例えば、基材層A1の材料として金属箔を採用する場合は、基材層A1そのものが帯電防止剤として作用し得る。
基材層A1は、表面処理が施されていてもよい。表面処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、クロム酸処理、オゾン暴露、火炎暴露、高圧電撃暴露、イオン化放射線処理、下塗り剤によるコーティング処理などが挙げられる。
有機コーティング材料としては、例えば、プラスチックハードコート材料II(CMC出版、(2004))に記載される材料が挙げられる。このような有機コーティング材料としては、好ましくは、ウレタン系ポリマーが挙げられ、より好ましくは、ポリアクリルウレタン、ポリエステルウレタン、またはこれらの前駆体が挙げられる。基材層A1への塗工・塗布が簡便であり、かつ、工業的に多種のものが選択でき安価に入手できるからである。このようなウレタン系ポリマーは、例えば、イソシアナートモノマーとアルコール性水酸基含有モノマー(例えば、水酸基含有アクリル化合物または水酸基含有エステル化合物)との反応混合物からなるポリマーが挙げられる。有機コーティング材料は、任意の添加剤として、ポリアミンなどの鎖延長剤、老化防止剤、酸化安定剤などを含んでいてもよい。
基材層A1には、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な他の添加剤が含まれていてもよい。
<粘着剤層A2>
粘着剤層A2の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは1μm〜300μmであり、より好ましくは2μm〜250μmであり、さらに好ましくは4μm〜200μmであり、特に好ましくは5μm〜150μmである。
粘着剤層A2は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
粘着剤層A2は、粘着剤組成物a2から形成される。粘着剤層A2は、粘着剤組成物a2を層状に形成できる方法であれば、任意の適切な方法によって形成され得る。例えば、粘着剤層A2は、粘着剤組成物a2を、任意の適切な基材上に塗布して、必要に応じて加熱等や活性エネルギー線(紫外線など)照射等を行い、形成することが出来る。
粘着剤組成物a2は、好ましくは、アクリル系ポリマーを含む。このようなアクリル系ポリマーとしては、好ましくは、アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル(「(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステル」と称する場合がある)を主成分とし、かつ、モノマー成分としてカルボキシル基含有モノマーをモノマー成分全量100重量部に対して1重量部〜10重量部含んでいるモノマー成分を重合して得られるアクリル系ポリマーである。
粘着剤組成物a2中のアクリル系ポリマーの含有割合は、固形分換算で、好ましくは50重量%以上であり、より好ましくは50重量%〜99.99重量%であり、さらに好ましくは55重量%〜99重量%であり、特に好ましくは60重量%〜95重量%であり、最も好ましくは70重量%〜90重量%である。
(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルとしては、アルキル基の炭素数が4〜12である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル)であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルを採用し得る。このような(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシルなどが挙げられる。このような(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルの中でも、好ましくは、(メタ)アクリル酸n−ブチルである。
モノマー成分の主成分としての(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
モノマー成分全量中の(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルの含有割合は、好ましくは50重量%〜99重量%であり、より好ましくは80重量%〜98重量%であり、さらに好ましくは90重量%〜97重量%である。(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルの含有割合が上記範囲内にあれば、本発明の効果がより発現し得る。
モノマー成分はカルボキシル基含有モノマーを含む。このようなカルボキシル基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸(アクリル酸、メタクリル酸)、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸などが挙げられる。また、これらのカルボキシル基含有モノマーの酸無水物(例えば、無水マレイン酸、無水イコタン酸などの酸無水物基含有モノマー)も、カルボキシル基含有モノマーとして挙げられる。このようなカルボキシル基含有モノマーとして、好ましくは、アクリル酸である。
モノマー成分全量中のカルボキシル基含有モノマーの含有割合は、好ましくは1重量%〜10重量%であり、より好ましくは3重量%〜10重量%であり、さらに好ましくは3重量%〜5重量%である。モノマー成分全量中のカルボキシル基含有モノマーの含有割合が上記範囲内にあれば、本発明の効果がより発現し得る。
アクリル系ポリマーを重合によって得るために用いるモノマー成分は、必要に応じて、(メタ)アクリル酸C4−C12アルキルエステルやカルボキシル基含有モノマーに対して共重合が可能なモノマー(共重合性モノマー)を含んでいてもよい。このような共重合性モノマーの含有割合は、モノマー成分全量に対して、好ましくは50重量%未満である。このような共重合性モノマーの含有割合は、良好な粘着性を発現させるために、得られるアクリル系ポリマーのガラス転移温度が、より好ましくは−20℃以下となるような含有割合であり、さらに好ましくは−70℃〜−35℃となるような含有割合である。
共重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピルなどの(メタ)アクリル酸C1−C3アルキルエステル;(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシルなどの(メタ)アクリル酸C13−C20アルキルエステル;(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル((メタ)アクリル酸シクロヘキシルなど)や、(メタ)アクリル酸イソボルニル等の非芳香族性環含有(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸アリールエステル((メタ)アクリル酸フェニルなど)、(メタ)アクリル酸アリールオキシアルキルエステル((メタ)アクリル酸フェノキシエチルなど)や、(メタ)アクリル酸アリールアルキルエステル((メタ)アクリル酸ベンジルエステル)等の芳香族性環含有(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸メチルグリシジルなどのエポキシ基含有アクリル系モノマー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル系モノマー;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系モノマー;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチルなどのヒドロキシル基含有モノマー;(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルなどの(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル系モノマー;エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエンなどのオレフィン系モノマー;ビニルエーテルなどのビニルエーテル系モノマー;等が挙げられる。
共重合性モノマーとしては、例えば、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、ジビニルベンゼン、ブチルジ(メタ)アクリレート、ヘキシルジ(メタ)アクリレートなどの多官能モノマーも挙げられる。
共重合性モノマーとしては、窒素原子含有モノマー(例えば、(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミノエチルなどの(メタ)アクリル酸アミノアルキル系モノマー;(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシ(メタ)アクリルアミドなどの(N−置換)アミド系モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアノアクリレート系モノマー;2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート等のイソシアネート基含有モノマーなど)も挙げられる。しかしながら、このような窒素原子含有モノマーは加熱下における粘着剤黄変の原因となり得るため、用いなくてもよい場合は用いないことが好ましい。
アクリル系ポリマーは、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な重合方法により調製することができる。アクリル系ポリマーの重合方法としては、例えば、溶液重合方法、乳化重合方法、塊状重合方法、紫外線照射による重合方法などが挙げられ、透明性、耐水性、コストなどの点で、溶液重合方法が好ましい。
アクリル系ポリマーの重合に際して用いられ得る重合開始剤、連鎖移動剤などは、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なものを採用し得る。
重合開始剤の使用量は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な量を採用し得る。このような使用量としては、例えば、モノマー成分全量に対して0.01重量%〜1重量%が好ましい。
連鎖移動剤の使用量は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な量を採用し得る。このような使用量としては、例えば、モノマー成分全量に対して0.01重量%〜15重量%が好ましい。
溶液重合方法においては、各種の一般的な溶剤を用いることができる。このような溶剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類;n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;などの有機溶剤が挙げられる。溶剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
アクリル系ポリマーは、重量平均分子量が、好ましくは50万〜90万であり、より好ましくは55万〜85万であり、さらに好ましくは60万〜80万である。アクリル系ポリマーの重量平均分子量が上記範囲内にあれば、本発明の効果がより発現し得る。
アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、重合開始剤や連鎖移動剤の種類やその使用量、重合の際の温度や時間の他、モノマー濃度、モノマー滴下速度などによりコントロールすることができる。
粘着剤組成物a2は、オリゴマー成分を含んでいてもよい。
オリゴマー成分としては、好ましくは、ホモポリマーを形成した際のガラス転移温度が60℃〜190℃であり、かつ、環状構造を有するエチレン性不飽和単量体(「Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体」と称する場合がある)を主成分とし、かつ、カルボキシル基含有モノマーをモノマー成分全量100重量部に対して1重量部〜10重量部含んでいるモノマー成分を重合して得られるオリゴマー成分である。
オリゴマー成分としては、ホモポリマーを形成した際のガラス転移温度が60℃以上であり、かつ、環状構造を有するエチレン性不飽和単量体を重合して得られるオリゴマー成分も挙げられる。
オリゴマー成分において、Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体としては、ホモポリマーを形成した際のガラス転移温度(Tg)が60℃〜190℃となり、かつ、分子内に環状構造を有するエチレン性不飽和単量体であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なモノマー成分を採用し得る。このようなTgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体における環としては、芳香族性環、非芳香族性環のいずれであってもよいが、非芳香族性環が好ましい。芳香族性環としては、例えば、芳香族炭化水素環(例えば、ベンゼン環や、ナフタレン等における縮合炭素環など)や各種芳香族性複素環などが挙げられる。非芳香族性環としては、非芳香族性脂環式環(シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロオクタン環などのシクロアルカン環;シクロヘキセン環などのシクロアルケン環など)、非芳香族性橋かけ環(例えば、ピナン、ピネン、ボルナン、ノルボルナン、ノルボルネンなどにおける二環式炭化水素環;アダマンタンなどにおける三環式炭化水素環;四環式炭化水素環;などの橋かけ式炭化水素環など)などが挙げられる。
Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステルや、(メタ)アクリル酸イソボルニルなどの非芳香族性環含有(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸フェニル等の(メタ)アクリル酸アリールエステル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル等の(メタ)アクリル酸アリールオキシアルキルエステルや、(メタ)アクリル酸ベンジル等の(メタ)アクリル酸アリールアルキルエステルなどの芳香族性環含有(メタ)アクリル酸エステル;スチレンや、α−メチルスチレン等のスチレン系モノマー;などの分子内に環状構造を有するエチレン性不飽和単量体の中から、ホモポリマーを形成した際のガラス転移温度が60℃〜190℃となるものを適宜選択し得る。
Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体としては、好ましくは、メタクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニルなどの非芳香族性環を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ、透明性の観点から、より好ましくは、メタクリル酸シクロヘキシルが挙げられる。
Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体の含有割合は、モノマー成分全量に対して、好ましくは50重量%以上であり、より好ましくは80重量%〜99重量%であり、さらに好ましくは90重量%〜97重量%である。Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体の含有割合が上記範囲内にあれば、本発明の効果をより発現し得る。
オリゴマー成分は、モノマー成分としてカルボキシル基含有モノマーを含んでいてもよい。このようなカルボキシル基含有モノマーとしては、アクリル系ポリマーを構成し得るカルボキシル基含有モノマーと同様に、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸などが挙げられる。また、これらのカルボキシル基含有モノマーの酸無水物(例えば、無水マレイン酸、無水イコタン酸などの酸無水物基含有モノマー)も、カルボキシル基含有モノマーとして挙げられる。このようなカルボキシル基含有モノマーとして、好ましくは、アクリル酸である。
オリゴマー成分を構成し得るカルボキシル基含有モノマーの含有割合は、モノマー成分全量100重量部に対して、好ましくは1重量部〜10重量部であり、好ましくは3重量部〜10重量部であり、さらに好ましくは3重量部〜5重量部である。カルボキシル基含有モノマーの含有割合が上記範囲内にあれば、本発明の効果をより発現し得る。
オリゴマー成分を構成し得るモノマー成分としては、必要に応じて、Tgが60℃〜190℃の環含有エチレン性不飽和単量体やカルボキシル基含有モノマーに対して共重合が可能なモノマー(共重合性モノマー)が含まれていてもよい。このような共重合性モノマーの含有割合は、モノマー成分全量100重量部に対して、好ましくは50重量%未満である。このような共重合性モノマーの含有割合は、良好な粘着性を発現させ得る点で、オリゴマー成分のガラス転移温度を、好ましくは60℃以上、より好ましくは65℃〜180℃とすることができるような含有割合であることが好ましい。
共重合性モノマーとしては、前述の、アクリル系ポリマーを重合によって得るために用いるモノマー成分に含まれていてもよいものとして説明した共重合性モノマーと同様のものを採用し得る。共重合性モノマーは、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
オリゴマー成分は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な重合方法により調製することができる。アクリル系ポリマーの重合方法としては、例えば、溶液重合方法、乳化重合方法、塊状重合方法、紫外線照射による重合方法などが挙げられ、透明性、耐水性、コストなどの点で、溶液重合方法が好ましい。
オリゴマー成分の重合に際して用いられ得る重合開始剤、連鎖移動剤などは、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なものを採用し得る。
重合開始剤の使用量は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な量を採用し得る。このような使用量としては、例えば、モノマー成分全量に対して0.1重量%〜15重量%が好ましい。
連鎖移動剤の使用量は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な量を採用し得る。このような使用量としては、例えば、モノマー成分全量に対して0.01重量%〜15重量%が好ましい。
溶液重合方法においては、各種の一般的な溶剤を用いることができる。このような溶剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類;トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類;n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;などの有機溶剤が挙げられる。溶剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
オリゴマー成分は、重量平均分子量が、好ましくは3000〜6000であり、より好ましくは3300〜5500であり、さらに好ましくは3500〜5000である。オリゴマー成分の重量平均分子量が上記範囲内にあれば、本発明の効果がより発現し得る。
オリゴマー成分の重量平均分子量は、重合開始剤や連鎖移動剤の種類やその使用量、重合の際の温度や時間の他、モノマー濃度、モノマー滴下速度などによりコントロールすることができる。
粘着剤組成物a2は、好ましくは、上記アクリル系ポリマーと上記オリゴマー成分を含む。
粘着剤組成物a2がアクリル系ポリマーとオリゴマー成分を含んでいると、優れた透明性を発現でき、接着界面で浮きや剥れが生じ難いという、優れた浮き・剥れ防止性(耐発泡剥れ性)を発現できる。
粘着剤組成物a2がアクリル系ポリマーとオリゴマー成分を含んでいる場合において、アクリル系ポリマーとオリゴマー成分との割合としては、オリゴマー成分が、アクリル系ポリマー100重量部に対して、好ましくは10重量部〜35重量部であり、より好ましくは15重量部〜30重量部である。粘着剤組成物a2がアクリル系ポリマーとオリゴマー成分を含んでいる場合において、アクリル系ポリマーとオリゴマー成分との割合が上記範囲内にあれば、本発明の効果をより発現し得る。
粘着剤組成物a2には、アクリル系ポリマーとオリゴマー成分以外に、必要に応じて、架橋剤、シランカップリング剤、溶剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、老化防止剤、粘着付与剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、着色剤(顔料や染料など)、界面活性剤、導電成分(イオン性液体、イオン伝導ポリマー、イオン伝導フィラー、電気伝導ポリマーなど)、帯電防止剤などの公知の添加剤が含まれていてもよい。これらの添加剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
イオン性液体としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なイオン性液体を採用し得る。このようなイオン性液体としては、例えば、特開2016−108442号公報に記載のイオン性液体が挙げられる。
イオン伝導ポリマーとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なイオン伝導ポリマーを採用し得る。このようなイオン伝導ポリマーとしては、例えば、4級アンモニウム塩基)を有するモノマーを重合もしくは共重合して得られたイオン導電性重合体;ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリエチレンイミン、アリルアミン系重合体等の導電性ポリマー;などが挙げられる。イオン伝導ポリマーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
イオン伝導フィラーとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なイオン伝導フィラーを採用し得る。このようなイオン伝導フィラーとしては、例えば、酸化錫、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化カドミウム、酸化チタン、酸化亜鉛、インジウム、錫、アンチモン、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、チタン、鉄、コバルト、ヨウ化銅、ITO(酸化インジウム/酸化錫)、ATO(酸化アンチモン/酸化錫)などが挙げられる。イオン伝導フィラーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
電気伝導ポリマーとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な電気伝導ポリマーを採用し得る。このような電気伝導ポリマーとしては、例えば、(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホン酸)などが挙げられる。
粘着剤組成物a2には、上記の添加剤の中でも、架橋剤が含まれていることが好ましい。架橋剤を用いて、アクリル系ポリマーやオリゴマー成分を架橋させることにより、粘着剤としての凝集力を一層大きくすることができる。架橋剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、メラミン系架橋剤、過酸化物系架橋剤の他、尿素系架橋剤、金属アルコキシド系架橋剤、金属キレート系架橋剤、金属塩系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、アミン系架橋剤などが挙げられる。なかでも好ましくは、イソシアネート系架橋剤またはエポキシ系架橋剤である。
イソシアネート系架橋剤の含有量は、所望とする粘着力に応じて、任意の適切な量に設定され得、アクリル系ポリマー100重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜20重量部であり、より好ましくは0.01重量部〜10重量部であり、さらに好ましくは0.03重量部〜5重量部である。
エポキシ系架橋剤の含有量は、所望とする粘着力に応じて、任意の適切な量に設定され得、アクリル系ポリマー100重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜20重量部であり、より好ましくは0.01重量部〜10重量部であり、さらに好ましくは0.03重量部〜5重量部である。
粘着剤組成物a2は、例えば、アクリル系ポリマーと、必要に応じてオリゴマー成分と、必要に応じて架橋剤等の他の添加剤とを混合することにより、調製することができる。
粘着剤組成物a2から粘着剤層A2を形成する方法としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な方法を採用し得る。例えば、任意の適切な基材(例えば、PET基材など)上に粘着剤組成物a2を塗布し、加熱・乾燥等を行い、粘着剤層A2を形成する。好ましくは、基材層A1上に粘着剤組成物a2を塗布し、加熱・乾燥等を行い、粘着剤層A2を形成する。粘着剤組成物a2を塗布するためには、例えば、任意の適切なコーティング法を用い得る。このようなコーティング法としては、例えば、例えば、グラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーター、コンマコーター、ダイレクトコーターなどの慣用のコーターを用いるコーティング法が挙げられる。
<導電層C1>
導電層C1は、基材層A1と粘着剤層A2の間に配置され得る。
導電層C1は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
導電層C1は、任意の適切な基材上に形成することによって設けることができる。このような基材としては、好ましくは、基材層A1である。
導電層C1は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、スプレー熱分解法、化学メッキ法、電気メッキ法、あるいはこれらの組合せ法などの任意の適切な薄膜形成法により、任意の適切な基材(好ましくは、基材層A1)上に導電膜を形成する。これらの薄膜形成法の中でも、導電膜の形成速度や大面積膜の形成性、生産性などの点から、真空蒸着法やスパッタリング法が好ましい。
導電膜を形成するための材料としては、例えば、金、銀、白金、パラジウム、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、チタン、鉄、コバルト、錫、これらの合金等からなる金属系材料;酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化カドミウム、これらの混合物等からなる金属酸化物系材料;ヨウ化銅等からなる他の金属化合物;などが用いられる。
導電層C1の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、例えば、金属系材料から形成される場合、好ましくは30Å〜600Åであり、金属酸化物系材料から形成される場合、好ましくは80Å〜5000Åである。
導電層C1の表面抵抗値は、好ましくは1.0×1010Ω/□以下であり、より好ましくは1.0×10Ω/□以下であり、さらに好ましくは1.0×10Ω/□以下であり、特に好ましくは1.0×10Ω/□以下である。
導電膜を任意の適切な基材(好ましくは、基材層A1)上に形成する際には、該基材(好ましくは、基材層A1)の表面に、コロナ放電処理、紫外線照射処理、プラズマ処理、スパッタエッチング処理、アンダーコート処理等の、任意の適切な前処理を施して、導電膜と該基材(好ましくは、基材層A1)の密着性を高めることもできる。
<帯電防止層C2>
帯電防止層C2は、基材層A1と粘着剤層A2の間に配置され得る。
帯電防止層C2は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
帯電防止層C2の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは1nm〜1000nmであり、より好ましくは5nm〜900nmであり、さらに好ましくは7.5nm〜800nmであり、特に好ましくは10nm〜700nmである。
帯電防止層C2の表面抵抗値は、好ましくは1.0×1010Ω/□以下であり、より好ましくは8.0×10Ω/□以下であり、さらに好ましくは5.0×10Ω/□以下であり、特に好ましくは1.0×10Ω/□以下である。
帯電防止層C2としては、帯電防止効果を奏することができる層であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な帯電防止層を採用し得る。このような帯電防止層としては、好ましくは、導電性ポリマーを含む導電コート液を任意の適切な基材層上にコーティングして形成される帯電防止層である。具体的には、例えば、導電性ポリマーを含む導電コート液を基材層A1上にコーティングして形成される帯電防止層である。コーティング後は、必要に応じて乾燥させ、必要に応じて硬化処理(熱処理、紫外線処理など)を行う。具体的なコーティングの方法としては、ロールコート法、バーコート法、グラビアコート法などが挙げられる。
導電性ポリマーを含む導電コート液としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な導電コート液を採用し得る。このような導電コート液は、好ましくは、導電性ポリマーとバインダと架橋剤と溶剤を含む。この溶剤は、帯電防止層C2を形成する過程で加熱等によって揮発や蒸発等により実質的になくなるので、帯電防止層C2は、好ましくは、導電性ポリマーとバインダと架橋剤を含む。
溶剤としては、例えば、有機溶剤、水、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。有機溶剤としては、例えば、酢酸エチル等のエステル類;メチルエチルケトン、アセトン、シクロヘキサノン等のケトン類;テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の環状エーテル類;n−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環族炭化水素類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール等の脂肪族または脂環族アルコール類;アルキレングリコールモノアルキルエーテル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル)、ジアルキレングリコールモノアルキルエーテル等のグリコールエーテル類;などが挙げられる。溶剤として、好ましくは、水または水を主成分とする混合溶媒(例えば、水とエタノールとの混合溶媒)である。
帯電防止層C2中の導電性ポリマーの含有割合は、好ましくは3重量%〜80重量%であり、より好ましくは5重量%〜60重量%である。
導電性ポリマーとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な導電性ポリマーを採用し得る。このような導電性ポリマーとしては、例えば、π共役系導電性ポリマーにポリアニオンがドープされた導電性ポリマーなどが挙げられる。π共役系導電性ポリマーとしては、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリアセチレンなどの鎖状導電性ポリマーが挙げられる。ポリアニオンとしては、ポリスチレンスルホン酸、ポリイソプレンスルホン酸、ポリビニルスルホン酸、ポリアリルスルホン酸、ポリアクリル酸エチルスルホン酸、ポリメタクリルカルボン酸などが挙げられる。
導電性ポリマーは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
帯電防止層C2中のバインダの含有割合は、好ましくは50重量%〜95重量%であり、より好ましくは60重量%〜90重量%である。
導電コート液に含まれ得るバインダとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なバインダを採用し得る。バインダは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このようなバインダとしては、好ましくは、樹脂であり、より好ましくは、ポリエステル樹脂である。バインダに占めるポリエステル樹脂の割合は、好ましくは90重量%〜100重量%であり、より好ましくは98重量%〜100重量%である。
ポリエステル樹脂は、ポリエステルを主成分(好ましくは50重量%を超え、より好ましくは75重量%以上であり、さらに好ましくは90重量%以上であり、特に好ましくは実質的に100重量%を占める成分)として含むことが好ましい。
ポリエステルとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なポリエステルを採用し得る。このようなポリエステルとしては、好ましくは、1分子中に2個以上のカルボキシル基を有する多価カルボン酸(例えば、ジカルボン酸化合物)およびその誘導体(例えば、多価カルボン酸の無水物、エステル化物、ハロゲン化物等)から選択される1種または2種以上の化合物(多価カルボン酸成分)と、1分子中に2個以上の水酸基を有する多価アルコール(例えば、ジオール)から選択される1種または2種以上の化合物(多価アルコール成分)とが縮合した構造を有することが好ましい。
多価カルボン酸成分としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な多価カルボン酸を採用し得る。このような多価カルボン酸成分としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、ジフルオロマロン酸、アルキルマロン酸、コハク酸、テトラフルオロコハク酸、アルキルコハク酸、(±)−リンゴ酸、meso−酒石酸、イタコン酸、マレイン酸、メチルマレイン酸、フマル酸、メチルフマル酸、アセチレンジカルボン酸、グルタル酸、ヘキサフルオログルタル酸、メチルグルタル酸、グルタコン酸、アジピン酸、ジチオアジピン酸、メチルアジピン酸、ジメチルアジピン酸、テトラメチルアジピン酸、メチレンアジピン酸、ムコン酸、ガラクタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、パーフルオロスベリン酸、3,3,6,6−テトラメチルスベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、パーフルオロセバシン酸、ブラシル酸、ドデシルジカルボン酸、トリデシルジカルボン酸、テトラデシルジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸類;シクロアルキルジカルボン酸(例えば、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸)、1,4−(2−ノルボルネン)ジカルボン酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸(ハイミック酸)、アダマンタンジカルボン酸、スピロヘプタンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸類;フタル酸、イソフタル酸、ジチオイソフタル酸、メチルイソフタル酸、ジメチルイソフタル酸、クロロイソフタル酸、ジクロロイソフタル酸、テレフタル酸、メチルテレフタル酸、ジメチルテレフタル酸、クロロテレフタル酸、ブロモテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、オキソフルオレンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、ビフェニレンジカルボン酸、ジメチルビフェニレンジカルボン酸、4,4”−p−テレフェニレンジカルボン酸、4,4”−p−クワレルフェニルジカルボン酸、ビベンジルジカルボン酸、アゾベンゼンジカルボン酸、ホモフタル酸、フェニレン二酢酸、フェニレンジプロピオン酸、ナフタレンジカルボン酸、ナフタレンジプロピオン酸、ビフェニル二酢酸、ビフェニルジプロピオン酸、3,3'−[4,4’−(メチレンジ−p−ビフェニレン)ジプロピオン酸、4,4’−ビベンジル二酢酸、3,3’(4,4’−ビベンジル)ジプロピオン酸、オキシジ−p−フェニレン二酢酸などの芳香族ジカルボン酸類;上記のいずれかの多価カルボン酸の酸無水物;上記のいずれかの多価カルボン酸のエステル(例えば、アルキルエステル、モノエステル、ジエステル等);上記のいずれかの多価カルボン酸に対応する酸ハロゲン化物(例えば、ジカルボン酸クロリド);などが挙げられる。
多価カルボン酸成分としては、好ましくは、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸類およびその酸無水物;アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ハイミック酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸類およびその酸無水物;これらのジカルボン酸類の低級アルキルエステル(例えば、炭素原子数1〜3のモノアルコールとのエステル);などが挙げられる。
多価アルコール成分としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な多価アルコールを採用し得る。このような多価アルコール成分としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチルペンタンジオール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、キシリレングリコール、水添ビスフェノールA、ビスフェノールA等のジオール類;これらのジオール類のアルキレンオキサイド付加物(例えば、エチレンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物等);などが挙げられる。
ポリエステル樹脂の分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される標準ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)として、好ましくは5×10〜1.5×10であり、より好ましくは1×10〜6×10である。
ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、好ましくは0℃〜120℃であり、より好ましくは10℃〜80℃である。
ポリエステル樹脂としては、例えば、市販の東洋紡社製の商品名「バイロナール」などを用いることができる。
導電コート液は、本発明の効果を損なわない範囲で、バインダとして、ポリエステル樹脂以外の樹脂(例えば、アクリル樹脂、アクリルレタン樹脂、アクリルスチレン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、シリコーン樹脂、ポリシラザン樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂、ポリオレフィン樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂)をさらに含有し得る。
導電コート液に含まれ得る架橋剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な架橋剤を採用し得る。架橋剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。このような架橋剤としては、好ましくは、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、メラミン系架橋剤、過酸化物系架橋剤の他、尿素系架橋剤、金属アルコキシド系架橋剤、金属キレート系架橋剤、金属塩系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、アミン系架橋剤などが挙げられる。なかでも好ましくは、メラミン系架橋剤である。
帯電防止層C2中の架橋剤の含有割合は、好ましくは1重量%〜30重量%であり、より好ましくは2重量%〜20重量%である。
帯電防止層C2中には、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な他の成分が含まれていてもよい。
<帯電防止層A3>
帯電防止層A3の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは1nm〜1000nmであり、より好ましくは5nm〜900nmであり、さらに好ましくは7.5nm〜800nmであり、特に好ましくは10nm〜700nmである。
帯電防止層A3は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
帯電防止層A3としては、帯電防止効果を奏することができる層であれば、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な帯電防止層を採用し得る。このような帯電防止層の形成方法としては、好ましくは、<帯電防止層C2>の項目において説明した方法が挙げられる。
導電性ポリマーとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な導電性ポリマーを採用し得る。このような導電性ポリマーとしては、<帯電防止層C2>の項目において説明した導電性ポリマーが挙げられる。
≪セパレーターQ≫
セパレーターQの厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは4μm〜500μmであり、より好ましくは10μm〜400μmであり、さらに好ましくは15μm〜350μmであり、特に好ましくは20μm〜300μmである。
<基材層B1>
セパレーターQは、好ましくは、基材層B1を含む。
基材層B1としては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な材料から形成される基材を採用し得る。このような材料としては、例えば、<基材層A1>の項目で例示したものが挙げられる。
基材層B1は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
基材層B1の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは4μm〜500μmであり、より好ましくは10μm〜400μmであり、さらに好ましくは15μm〜350μmであり、特に好ましくは20μm〜300μmである。
基材層B1は、後に説明する帯電防止剤を含んでいてもよい。帯電防止剤を含む基材層B1としては、例えば、帯電防止剤が練り込まれた樹脂シートが用いられ得る。このような樹脂シートは、樹脂と帯電防止剤とを含む基材層B1形成用組成物から形成され得る。
基材層B1そのものが帯電防止剤として作用してもよい。例えば、基材層B1の材料として金属箔を採用する場合は、基材層B1そのものが帯電防止剤として作用し得る。
基材層B1は、表面処理が施されていてもよい。表面処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、クロム酸処理、オゾン暴露、火炎暴露、高圧電撃暴露、イオン化放射線処理、下塗り剤によるコーティング処理などが挙げられる。
有機コーティング材料としては、例えば、<基材層A1>の項目で例示したものが挙げられる。
基材層B1には、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な他の添加剤が含まれていてもよい。
基材層B1は、離型処理が施されていてもよい。離型処理としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な離型処理を採用し得る。この場合、離型処理が施された面が、粘着剤層A2側となることが好ましい。
<離型層B2>
セパレーターQは、離型層B2を有していてもよい。この場合、離型層B2が、粘着剤層A2側となることが好ましい。
離型層B2は、好ましくは、粘着剤層A2からの剥離性を高めるために設けられる。離型層B2の形成材料は、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な形成材料を採用し得る。このような形成材料としては、例えば、シリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、長鎖アルキル系離型剤、脂肪酸アミド系離型剤などが挙げられる。これらのなかでも、シリコーン系離型剤が好ましい。離型層B2は、塗布層として形成することができる。
離型層B2の厚みとしては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な厚みを採用し得る。このような厚みとしては、好ましくは10nm〜2000nmであり、より好ましくは10nm〜1500nmであり、さらに好ましくは10nm〜1000nmであり、特に好ましくは10nm〜500nmである。
離型層B2は、1層のみであってもよいし、2層以上であってもよい。
シリコーン系離型層としては、例えば、付加反応型シリコーン樹脂が挙げられる。例えば、信越化学工業製のKS−774、KS−775、KS−778、KS−779H、KS−847H、KS−847T;東芝シリコーン製のTPR−6700、TPR−6710、TPR−6721;東レ・ダウ・コーニング製のSD7220、SD7226;などが挙げられる。シリコーン系離型層の塗布量(乾燥後)は、好ましくは0.01g/m〜2g/mであり、より好ましくは0.01g/m〜1g/mであり、さらに好ましくは0.01g/m〜0.5g/mである。
離型層B2の形成は、例えば、上記の形成材料を、任意の適切な層上に、リバースグラビアコート、バーコート、ダイコート等、従来公知の塗布方式により塗布した後に、通常、120℃〜200℃程度で熱処理を施すことにより硬化させることにより行うことができる。また、必要に応じて熱処理と紫外線照射等の活性エネルギー線照射とを併用してもよい。
<他の層>
セパレーターQは、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて、任意の適切な他の層を含み得る。
≪セパレーター付補強用フィルム≫
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、補強用フィルムPとセパレーターQを、導粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなるように張り合わせることにより得ることができる。
本発明のセパレーター付補強用フィルムの一つの実施形態は、図3に示すように、基材層A1と導電層C1と粘着剤層A2とからなる補強用フィルムPと、基材層B1からなるセパレーターQとが、粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなるように張り合わせられた形態である。
本発明のセパレーター付補強用フィルムの別の一つの実施形態は、図4に示すように、基材層A1と帯電防止層C2と粘着剤層A2とからなる補強用フィルムPと、基材層B1からなるセパレーターQとが、粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなるように張り合わせられた形態である。
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分で、補強用フィルムPからセパレーターQを剥離したときの、粘着剤層A2の表面の剥離帯電圧が、好ましくは10.0kV以下であり、より好ましくは0.001kV〜9kVであり、さらに好ましくは0.002kV〜8kVであり、特に好ましくは0.003kV〜7kVである。粘着剤層A2の表面の剥離帯電圧が上記範囲内にあれば、セパレーターQを剥離する際に発生し得る剥離帯電をより抑制でき、光学部材や電子部材などの露出面側に予め貼り合せた該セパレーター付補強用フィルムからセパレーターを剥離しても、該光学部材や電子部材に与えるダメージをより軽減できる。
本発明のセパレーター付補強用フィルムにおいては、補強用フィルムPの透過率が、好ましくは70%以上であり、より好ましくは75%以上であり、さらに好ましくは80%以上であり、特に好ましくは85%以上である。補強用フィルムPの透過率が上記範囲内にあれば、例えば、光学部材に貼り合せたときに、光学部材の光学特性を損なうことなく使用することができる。
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分で、補強用フィルムPからセパレーターQを剥離した後における、ガラス板に対する粘着剤層A2の、温度23℃、湿度50%RH、剥離角度180度、引張速度300mm/分での初期粘着力が、好ましくは1.0N/25mm以上であり、より好ましくは1.0N/25mm〜50N/25mmであり、さらに好ましくは1.0N/25mm〜45N/25mmであり、特に好ましくは1.0N/25mm〜40N/25mmである。上記ガラス板に対する粘着剤層A2の初期粘着力が上記範囲内にあれば、良好な密着力が得られ、被着体に対しての密着不良を軽減できる。
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度180度、引張速度300mm/分で、補強用フィルムPからセパレーターQを剥離したときの剥離力が、好ましくは0.30N/25mm以下であり、より好ましくは0.005N/25mm〜0.30N/25mmであり、さらに好ましくは0.0075N/25mm〜0.30N/25mmであり、特に好ましくは0.01N/25mm〜0.30N/25mmである。上記剥離力が上記範囲内にあれば、セパレーター付補強用フィルムを取扱う際に、セパレーターが補強用フィルムから誤って剥がれてしまうことを軽減できるとともに、セパレーターを剥離する際に、補強用フィルムの粘着剤層の凝集破壊あるいは投錨破壊を軽減できる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定されるものではない。なお、実施例等における、試験および評価方法は以下のとおりである。なお、「部」と記載されている場合は、特記事項がない限り「重量部」を意味し、「%」と記載されている場合は、特記事項がない限り「重量%」を意味する。
<重量平均分子量の測定>
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法により測定した。具体的には、GPC測定装置として、商品名「HLC−8120GPC」(東ソー株式会社製)を用いて、下記の条件にて測定し、標準ポリスチレン換算値により算出した。
(分子量測定条件)
・サンプル濃度:0.2重量%(テトラヒドロフラン溶液)
・サンプル注入量:10μL
・カラム:商品名「TSKguardcolumn SuperHZ−H(1本)+TSKgel SuperHZM−H(2本)」(東ソー株式会社製)
・リファレンスカラム:商品名「TSKgel SuperH−RC(1本)」(東ソー株式会社製)
・溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
・流量:0.6mL/min
・検出器:示差屈折計(RI)
・カラム温度(測定温度):40℃
<表面抵抗値の測定>
温度23℃、湿度50%RHにおいて、抵抗率計(三菱化学アナリティック社製、ハイレスタUP MCP−HT450型)を用い、JIS−K−6911に準じて測定を行った。
<透過率の測定>
剥離ライナーを剥がした後の補強用フィルムの全光線透過率を、JIS−K−7361に準拠して、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、商品名「HM−150」)を用いて測定した。
<粘着剤層表面の剥離帯電圧の測定>
予め除電しておいたセパレーター付補強用フィルムを幅70mm、長さ130mmサイズにカットし、セパレーターを剥離して10秒後の粘着剤層表面の電位を、30mm離れた位置に固定した静電電位測定器(シシド静電気株式会社、STATIRON DZ4)にて測定した。測定は、温度23℃、湿度50%RHの環境下にて行った。なお、セパレーターの剥離は、セパレーターを自動巻き取り機に固定し、温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分となるようにして剥離した。
<ガラス板に対する粘着剤層の初期粘着力の測定>
予め除電しておいたセパレーター付補強用フィルムを幅25mm、長さ150mmに切断し、評価用サンプルとした。温度23℃、湿度50%RHの雰囲気下で、評価用サンプルの粘着剤層表面をガラス板(松浪硝子工業株式会社製、商品名:マイクロスライドガラスS)に、2.0kgローラー1往復により貼り付けた。温度23℃、湿度50%RHの雰囲気下で30分間養生した後、万能引張試験機(ミネベア株式会社製、製品名:TCM−1kNB)を用い、剥離角度180度、引っ張り速度300mm/分で剥離し、粘着力を測定した。
<セパレーターの剥離力の測定>
予め除電しておいたセパレーター付補強用フィルムを幅25mm、長さ150mmに切断し、評価用サンプルとした。補強用の基材面がアクリル板に接するように補強用フィルムを固定し、温度23℃、湿度50%RHの雰囲気下で、万能引張試験機(ミネベア株式会社製、製品名:TCM−1kNB)を用い、剥離角度180度、引っ張り速度300mm/分でセパレーターを剥離し、セパレーター剥離力を測定した。
〔製造例1〕:粘着剤組成物(1)の製造
モノマー成分としてのアクリル酸n−ブチル(BA):95重量部、アクリル酸(AA):5重量部、および、重合溶媒としての酢酸エチル:185.7重量部をセパラブルフラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら1時間撹拌した。このようにして重合系内の酸素を除去した後、63℃に昇温して10時間反応させ、トルエンを加えて、固形分濃度25重量%のアクリル系ポリマー溶液を得た。得られたアクリル系ポリマー溶液中のアクリル系ポリマーの重量平均分子量は60万であった。
次に、モノマー成分としてのメタクリル酸シクロヘキシル[ホモポリマー(ポリメタクリル酸シクロヘキシル)のガラス転移温度:66℃]:95重量部、アクリル酸:5重量部、連鎖移動剤としてのα−メチルスチレンダイマー:10重量部、重合開始剤としての2,2’−アゾビスイソブチロニトリル:10重量部、および、重合溶媒としてのトルエン:120重量部を、セパラブルフラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら、1時間攪拌した。このようにして、重合系内の酸素を除去した後、85℃に昇温し、5時間反応させて、固形分濃度50重量%のアクリル系オリゴマー溶液を得た。得られたアクリル系オリゴマー溶液中のアクリル系オリゴマーの重量平均分子量は4000であった。
次に、上記アクリル系ポリマー溶液に、シランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、商品名「KBM403」、信越化学工業株式会社製)をアクリル系ポリマー(固形分)100重量部に対して固形分換算で0.15重量部となるように添加し、架橋剤(エポキシ系架橋剤、商品名「TETRAD−C」、三菱ガス化学株式会社製)をアクリル系ポリマー(固形分)100重量部に対して固形分換算で0.075重量部となるように添加して、さらに、上記アクリル系オリゴマー溶液をアクリル系ポリマー(固形分)100重量部に対して固形分換算でアクリル系オリゴマーの量が25重量部となるように添加し、これを混合することによって粘着剤組成物(1)を製造した。
〔製造例2〕:粘着剤組成物(2)の製造
シランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、商品名「KBM403」、信越化学工業株式会社製)の添加量を、アクリル系ポリマー(固形分)100重量部に対して固形分換算で2重量部に変更した以外は、製造例1と同様に行い、粘着剤組成物(2)を製造した。
〔製造例3〕:帯電防止層付基材(1)の製造
バインダとしてポリエステル樹脂「バイロナールMD−1480」(25%水溶液、東洋紡社製)、導電性ポリマーとしてポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)0.5%およびポリスチレンスルホネート(重量平均分子量15万)(PSS)0.8%を含む水溶液(Bytron P、H.C.Stark社製)を、水/エタノール(1/1)の混合溶媒に、バインダを固形分量で100質量部と、導電性ポリマーを固形分量で50質量部と、メラミン系架橋剤とを加え、約20分間撹拌して十分に混合した。このようにして、帯電防止層用水溶液を製造した。
厚み75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(ポリエステルフィルム、S10、東レ社製)の一方の面に、上記帯電防止層用水溶液を、乾燥後の厚みが15nmとなるように塗布した。この塗布物を130℃で1分間加熱して乾燥させることにより、PETフィルムの一方の面に帯電防止層を有する帯電防止層付基材(1)を製造した。
帯電防止層の表面抵抗値は4.3×10Ω/□であった。
〔製造例4〕:導電層付基材(1)の製造
厚み75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(ポリエステルフィルム、S10、東レ社製)の一方の面に、酸化インジウムを97重量%、酸化スズを3重量%含む焼成体ターゲットを設置したスパッタ装置内にて、スパッタ法により、厚み25nmのインジウムスズ酸化物層を形成した。次いで、150℃で90分間加熱処理し、インジウムスズ酸化物層を非晶質から結晶質に転化させ、PETフィルムの一方の面に導電層を有する導電層付基材(1)を製造した。
導電層の表面抵抗値は1.0×10Ω/□であった。
〔実施例1〕
製造例3で得られた帯電防止層付基材(1)の帯電防止層側の表面に、乾燥後の厚みが25μmとなるように、製造例1で得られた粘着剤組成物(1)を塗布し、130℃で3分間乾燥を行い、形成された粘着剤層の表面にセパレーター(離形処理されたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、商品名「ダイアホイルMRF38」、三菱樹脂社製)を貼り合せ、セパレーター付補強用フィルム(1)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例2〕
製造例1で得られた粘着剤組成物(1)に代えて、製造例2で得られた粘着剤組成物(2)を用いた以外は、実施例1と同様に行い、セパレーター付補強用フィルム(2)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例3〕
製造例4で得られた導電層付基材(1)の導電層側の表面に、乾燥後の厚みが25μmとなるように、製造例1で得られた粘着剤組成物(1)を塗布し、130℃で3分間乾燥を行い、形成された粘着剤層の表面にセパレーター(離形処理されたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、商品名「ダイアホイルMRF38」、三菱樹脂社製)を貼り合せ、セパレーター付補強用フィルム(3)を得た。
結果を表1に示した。
〔比較例1〕
厚み75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(ポリエステルフィルム、S10、東レ社製)の一方の面に、乾燥後の厚みが25μmとなるように、製造例1で得られた粘着剤組成物(1)を塗布し、130℃で3分間乾燥を行い、形成された粘着剤層の表面にセパレーター(離形処理されたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、商品名「ダイアホイルMRF38」、三菱樹脂社製)を貼り合せ、セパレーター付補強用フィルム(C1)を得た。
結果を表1に示した。
〔比較例2〕
製造例1で得られた粘着剤組成物(1)に代えて、製造例2で得られた粘着剤組成物(2)を用いた以外は、比較例1と同様に行い、セパレーター付補強用フィルム(C2)を得た。
結果を表1に示した。
Figure 2018021051
本発明のセパレーター付補強用フィルムは、半導体素子の基板の裏側などに貼り合せる補強用フィルムに利用可能である。
1000 セパレーター付補強用フィルム
100 補強用フィルムP
200 セパレーターQ
10 基材層A1
20 粘着剤層A2
30 導電層C1
40 帯電防止層C2

Claims (7)

  1. 補強用フィルムPとセパレーターQを有するセパレーター付補強用フィルムであって、
    該補強用フィルムPが基材層A1と粘着剤層A2を含み、
    該基材層A1と該粘着剤層A2の間に導電層C1および/または帯電防止層C2が配置され、
    該粘着剤層A2とセパレーターQが直接に積層されてなる、
    セパレーター付補強用フィルム。
  2. 前記導電層C1の表面抵抗値が1.0×1010Ω/□以下である、請求項1に記載のセパレーター付補強用フィルム。
  3. 前記帯電防止層C2の表面抵抗値が1.0×1010Ω/□以下である、請求項1に記載のセパレーター付補強用フィルム。
  4. 温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分で、前記補強用フィルムPから前記セパレーターQを剥離したときの、前記粘着剤層A2の表面の剥離帯電圧が10.0kV以下である、請求項1から3までのいずれかに記載のセパレーター付補強用フィルム。
  5. 前記補強用フィルムPの透過率が70%以上である、請求項1から4までのいずれかに記載のセパレーター付補強用フィルム。
  6. 温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度150度、剥離速度10m/分で、前記補強用フィルムPから前記セパレーターQを剥離した後における、ガラス板に対する前記粘着剤層A2の、温度23℃、湿度50%RH、剥離角度180度、引張速度300mm/分での初期粘着力が1.0N/25mm以上である、請求項1から5までのいずれかに記載のセパレーター付補強用フィルム。
  7. 温度23℃、湿度50%RHにおいて、剥離角度180度、引張速度300mm/分で、前記補強用フィルムPから前記セパレーターQを剥離したときの剥離力が0.30N/25mm以下である、請求項1から6までのいずれかに記載のセパレーター付補強用フィルム。

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