JPH0940851A - 紫外線カットフイルム - Google Patents
紫外線カットフイルムInfo
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- JPH0940851A JPH0940851A JP7214205A JP21420595A JPH0940851A JP H0940851 A JPH0940851 A JP H0940851A JP 7214205 A JP7214205 A JP 7214205A JP 21420595 A JP21420595 A JP 21420595A JP H0940851 A JPH0940851 A JP H0940851A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性に優れ、高い透明性を有し且つ傷が付
き難い紫外線カットフィルムを提供する。 【構成】 0.05〜10μmの平均粒子径を有するシ
リカを0.001〜0.1重量%の割合で含有する厚さ
が0〜200μmのポリエチレン−2,6−ナフタレー
トフィルムからなる紫外線カットフィルム。
き難い紫外線カットフィルムを提供する。 【構成】 0.05〜10μmの平均粒子径を有するシ
リカを0.001〜0.1重量%の割合で含有する厚さ
が0〜200μmのポリエチレン−2,6−ナフタレー
トフィルムからなる紫外線カットフィルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓ガラス、ショーウイ
ンドー、ショーケース、額、液晶ディスプレー等の中の
保護されるべき対象物を、太陽光等に含まれる紫外線か
ら守るため使用される紫外線カットフィルムあるいはこ
れらの材料として使用することができる紫外線カットフ
ィルムに関する。あるいは、蛍光灯カバー及びCRT等
の中から発生する光中の紫外線をカットすることができ
る紫外線カットフィルムに関する。
ンドー、ショーケース、額、液晶ディスプレー等の中の
保護されるべき対象物を、太陽光等に含まれる紫外線か
ら守るため使用される紫外線カットフィルムあるいはこ
れらの材料として使用することができる紫外線カットフ
ィルムに関する。あるいは、蛍光灯カバー及びCRT等
の中から発生する光中の紫外線をカットすることができ
る紫外線カットフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線カットフィルターは、窓ガラス、
ショーウインドー、ショーケース、額等の内部の品物や
材料を紫外線から守るために一般に使用されるている。
あるいは額の表示部分のガラス、蛍光灯カバー等では、
その材料自体に紫外線カットフィルムを使用することも
できる。また液晶表示ディスプレーの表示領域の形成材
料を紫外線から保護するために使用されることも検討さ
れている。紫外線カットフィルタートしては、紫外線吸
収剤を含有したポリエチレンフタレート(PET)フィ
ルム等の熱可塑性樹脂フィルム、あるいは紫外線吸収剤
を含有する層が設けられた上記のようなフィルムが用い
られている。
ショーウインドー、ショーケース、額等の内部の品物や
材料を紫外線から守るために一般に使用されるている。
あるいは額の表示部分のガラス、蛍光灯カバー等では、
その材料自体に紫外線カットフィルムを使用することも
できる。また液晶表示ディスプレーの表示領域の形成材
料を紫外線から保護するために使用されることも検討さ
れている。紫外線カットフィルタートしては、紫外線吸
収剤を含有したポリエチレンフタレート(PET)フィ
ルム等の熱可塑性樹脂フィルム、あるいは紫外線吸収剤
を含有する層が設けられた上記のようなフィルムが用い
られている。
【0003】紫外線吸収剤を含有したPETフィルムに
おいては、経時的にフィルムから紫外線吸収剤がブリー
ドアウト(フィルム表面に移行すること)し、表面が白
化し、透明性が低下する等の問題がある。一方、上記の
ように別途紫外線吸収剤を含む層を形成することは、製
造工程が煩雑となり生産性に優れたものとは言えない。
おいては、経時的にフィルムから紫外線吸収剤がブリー
ドアウト(フィルム表面に移行すること)し、表面が白
化し、透明性が低下する等の問題がある。一方、上記の
ように別途紫外線吸収剤を含む層を形成することは、製
造工程が煩雑となり生産性に優れたものとは言えない。
【0004】特開平6−207148号公報には、酸化
亜鉛微粉末を含有する塗布層が設けられた透明性フィル
ムからなる粘着・接着シートが開示されている。酸化亜
鉛微粉末を含有する塗布層は、紫外線を吸収もしくは一
部散乱させることにより紫外線を遮蔽することができる
ので、上記シートを対象物に接着することによって、対
象物を紫外線から守り、さらには抗菌性も付与できると
するものである。しかしながら、上記の場合も透明性フ
ィルムに別の層を設ける必要があり、前記の紫外線吸収
剤を含む層を形成と同様に製造工程が煩雑となり生産性
に優れたものとは言えない。
亜鉛微粉末を含有する塗布層が設けられた透明性フィル
ムからなる粘着・接着シートが開示されている。酸化亜
鉛微粉末を含有する塗布層は、紫外線を吸収もしくは一
部散乱させることにより紫外線を遮蔽することができる
ので、上記シートを対象物に接着することによって、対
象物を紫外線から守り、さらには抗菌性も付与できると
するものである。しかしながら、上記の場合も透明性フ
ィルムに別の層を設ける必要があり、前記の紫外線吸収
剤を含む層を形成と同様に製造工程が煩雑となり生産性
に優れたものとは言えない。
【0005】特開平6−218869号公報には、無機
酸化物の蒸着層が設けられたポリエチレンナフタレート
フィルムのUVカット性とガスバリヤー性を有するフィ
ルム、及び蒸着層上に更に樹脂層が設けられた積層材が
開示されている。これらは、果汁類、酒類等の液状食品
を内填する容器として使用される。しかしながら、この
ようなフィルムを紫外線カットフィルムとして使用する
ことはできない。すなわち、上記フィルムあるいは積層
材に使用されるポリエチレンナフタレートフィルムの厚
さは、容器とするための成形性等を考慮して20μm以
下程度にされており、このようなフィルムでは紫外線の
遮断を充分に行なうことができない。また紫外線カット
フィルムは、窓ガラス、ショーウインドー、ショーケー
ス、額、液晶ディスプレー等の中の対象物(品物、材
料)を、太陽光等に含まれる紫外線から守るため使用さ
れるので、内部が明瞭に見える状態を維持する必要があ
る。このため紫外線カットフィルムの表面には、内部が
明瞭に見える程度に透明性を有することが必要であり、
また透明性を低下させることとなるキズや汚れが容易に
付くようなものは使用することができない。
酸化物の蒸着層が設けられたポリエチレンナフタレート
フィルムのUVカット性とガスバリヤー性を有するフィ
ルム、及び蒸着層上に更に樹脂層が設けられた積層材が
開示されている。これらは、果汁類、酒類等の液状食品
を内填する容器として使用される。しかしながら、この
ようなフィルムを紫外線カットフィルムとして使用する
ことはできない。すなわち、上記フィルムあるいは積層
材に使用されるポリエチレンナフタレートフィルムの厚
さは、容器とするための成形性等を考慮して20μm以
下程度にされており、このようなフィルムでは紫外線の
遮断を充分に行なうことができない。また紫外線カット
フィルムは、窓ガラス、ショーウインドー、ショーケー
ス、額、液晶ディスプレー等の中の対象物(品物、材
料)を、太陽光等に含まれる紫外線から守るため使用さ
れるので、内部が明瞭に見える状態を維持する必要があ
る。このため紫外線カットフィルムの表面には、内部が
明瞭に見える程度に透明性を有することが必要であり、
また透明性を低下させることとなるキズや汚れが容易に
付くようなものは使用することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、生
産性に優れ、高い透明性を有し且つ傷が付き難い紫外線
カットフィルムを提供することを目的とする。
産性に優れ、高い透明性を有し且つ傷が付き難い紫外線
カットフィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、0.05〜
10μmの平均粒子径を有するシリカを0.001〜
0.1重量%の割合で含有する厚さが40〜200μm
のポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムからな
る紫外線カットフィルムにより達成することができる。
10μmの平均粒子径を有するシリカを0.001〜
0.1重量%の割合で含有する厚さが40〜200μm
のポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムからな
る紫外線カットフィルムにより達成することができる。
【0008】上記本発明の紫外線カット(遮断)フィル
ムの好ましい態様は下記の通りである。 1)シリカが、破砕型シリカ(天然石英の粉砕物)であ
る。 2)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムのヘ
イズが、3%以下である。 3)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの静
摩擦係数が、0.7以下である。 4)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの表
面に、帯電防止層が設けられている。 5)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムが、
帯電防止剤を含む。 6)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの表
面に粘着層が設けられ(一般に、その上に離型層が設け
られ)いる。 7)シリカが、0.001〜0.1ml/gの細孔容積
及び0.1〜5.0μmの平均粒子径を有する。 8)シリカが、それぞれが多面体であって鋭角の突起を
少なくとも一個有する一次粒子のシリカである。 9)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの厚
さが、50〜150μm(好ましくは50〜100μ
m)である。 10)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの
表面に、紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が形
成されている。
ムの好ましい態様は下記の通りである。 1)シリカが、破砕型シリカ(天然石英の粉砕物)であ
る。 2)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムのヘ
イズが、3%以下である。 3)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの静
摩擦係数が、0.7以下である。 4)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの表
面に、帯電防止層が設けられている。 5)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムが、
帯電防止剤を含む。 6)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの表
面に粘着層が設けられ(一般に、その上に離型層が設け
られ)いる。 7)シリカが、0.001〜0.1ml/gの細孔容積
及び0.1〜5.0μmの平均粒子径を有する。 8)シリカが、それぞれが多面体であって鋭角の突起を
少なくとも一個有する一次粒子のシリカである。 9)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの厚
さが、50〜150μm(好ましくは50〜100μ
m)である。 10)ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムの
表面に、紫外線硬化型樹脂からなるハードコート層が形
成されている。
【0009】[発明の詳細な記述]本発明の紫外線カッ
ト(遮断)フィルムは、シリカ微粒子を微量含有する厚
さが40〜200μmのポリエチレン−2,6−ナフタ
レートフィルムである。本発明の紫外線カットフィルム
は、シリカ微粒子を微量含有するポリエチレン−2,6
−ナフタレートフィルムのみの構成からなるものでも良
いし、下記の図1〜4に示す構成を有するものでも良
い。本発明の紫外線カット(遮断)フィルムの、フィル
ムのみからなる構成以外の、好ましい構成の断面を、図
1〜4に模式的に示す。
ト(遮断)フィルムは、シリカ微粒子を微量含有する厚
さが40〜200μmのポリエチレン−2,6−ナフタ
レートフィルムである。本発明の紫外線カットフィルム
は、シリカ微粒子を微量含有するポリエチレン−2,6
−ナフタレートフィルムのみの構成からなるものでも良
いし、下記の図1〜4に示す構成を有するものでも良
い。本発明の紫外線カット(遮断)フィルムの、フィル
ムのみからなる構成以外の、好ましい構成の断面を、図
1〜4に模式的に示す。
【0010】図1には、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レートフィルム11の表面(裏面)に、粘着層12が設
けられ、さらにその上に離型層13が設けられた紫外線
カットフィルムが示されている。図2には、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートフィルム21の表面に、帯電
防止層24が設けられ、そしてもう一方の表面(裏面)
に、粘着層22、及び離型層23が順に設けられた紫外
線カットフィルムが示されている。図3には、ポリエチ
レン−2,6−ナフタレートフィルム31の表面に、ハ
ードコート層35が設けられ、そしてもう一方の表面
(裏面)に、粘着層32、及び離型層33が順に設けら
れた紫外線カットフィルムが示されている。図4には、
ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム41の表
面に、帯電防止層44およびハードコート層45が順に
設けられ、そしてもう一方の表面(裏面)に、粘着層4
2、及び離型層43が順に設けられた紫外線カットフィ
ルムが示されている。
レートフィルム11の表面(裏面)に、粘着層12が設
けられ、さらにその上に離型層13が設けられた紫外線
カットフィルムが示されている。図2には、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートフィルム21の表面に、帯電
防止層24が設けられ、そしてもう一方の表面(裏面)
に、粘着層22、及び離型層23が順に設けられた紫外
線カットフィルムが示されている。図3には、ポリエチ
レン−2,6−ナフタレートフィルム31の表面に、ハ
ードコート層35が設けられ、そしてもう一方の表面
(裏面)に、粘着層32、及び離型層33が順に設けら
れた紫外線カットフィルムが示されている。図4には、
ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルム41の表
面に、帯電防止層44およびハードコート層45が順に
設けられ、そしてもう一方の表面(裏面)に、粘着層4
2、及び離型層43が順に設けられた紫外線カットフィ
ルムが示されている。
【0011】上記図1〜4で示された紫外線カットフィ
ルムは、いずれも粘着層及び離型層を有しており、離型
層(又は離型シート)を剥離して粘着層を紫外線を遮断
すべき対象物に貼り付けることにより使用される。しか
しながら、額のガラスや蛍光灯のカバー等は、粘着層及
び離型層を持たない紫外線カットフィルムをそのまま使
用することも可能であり、また、粘着層及び離型層を持
たない紫外線カットフィルムを、対象物に接着剤等を用
いて貼り付けても勿論良い。
ルムは、いずれも粘着層及び離型層を有しており、離型
層(又は離型シート)を剥離して粘着層を紫外線を遮断
すべき対象物に貼り付けることにより使用される。しか
しながら、額のガラスや蛍光灯のカバー等は、粘着層及
び離型層を持たない紫外線カットフィルムをそのまま使
用することも可能であり、また、粘着層及び離型層を持
たない紫外線カットフィルムを、対象物に接着剤等を用
いて貼り付けても勿論良い。
【0012】ポリエチレン−2,6−ナフタレートフィ
ルムは、380mμ付近以下の短波長の紫外線は透過し
ないで、ほぼ遮断しており、紫外線吸収機能が大きい。
しかも400mμ付近には吸収がほとんどないので、透
過した光が着色されることがないとの利点も有する。本
発明の紫外線カットフィルムは、上記ポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルム中に0.05〜10μm
の平均粒子径を有するシリカ(好ましくは破砕型シリ
カ)を0.001〜0.1重量%の割合で含有したもの
である。このため高い透明性を維持しながら、滑り性が
良好で、耐擦傷性においても優れている。即ち、ヘイズ
が、一般に3%以下(好ましくは0.1〜3%)であ
り、静摩擦係数は一般に0.7以下(好ましくは0.1
〜0.7)である。また、本発明の紫外線カットフィル
ムは、二酸化けい素をシリカ微粒子として含有してい
る。二酸化けい素自体は紫外線吸収能が小さいが、二酸
化珪素の層として存在させるのではなく本発明のように
微粒子として含有させることによって二酸化珪素自体は
紫外線吸収能が小さいが、その表面で紫外線を散乱させ
ることができるため、紫外線遮断の機能も一部に果たす
ことができる。
ルムは、380mμ付近以下の短波長の紫外線は透過し
ないで、ほぼ遮断しており、紫外線吸収機能が大きい。
しかも400mμ付近には吸収がほとんどないので、透
過した光が着色されることがないとの利点も有する。本
発明の紫外線カットフィルムは、上記ポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルム中に0.05〜10μm
の平均粒子径を有するシリカ(好ましくは破砕型シリ
カ)を0.001〜0.1重量%の割合で含有したもの
である。このため高い透明性を維持しながら、滑り性が
良好で、耐擦傷性においても優れている。即ち、ヘイズ
が、一般に3%以下(好ましくは0.1〜3%)であ
り、静摩擦係数は一般に0.7以下(好ましくは0.1
〜0.7)である。また、本発明の紫外線カットフィル
ムは、二酸化けい素をシリカ微粒子として含有してい
る。二酸化けい素自体は紫外線吸収能が小さいが、二酸
化珪素の層として存在させるのではなく本発明のように
微粒子として含有させることによって二酸化珪素自体は
紫外線吸収能が小さいが、その表面で紫外線を散乱させ
ることができるため、紫外線遮断の機能も一部に果たす
ことができる。
【0013】上記以外のシリカや他の無機微粒子を使用
した場合、紫外線を遮断する以外に紫外線カットフィル
ムに求められる性質である透明性や滑り性(耐擦傷性)
が低下し、紫外線カットフィルムに求められる特性を満
足したものとはならない。
した場合、紫外線を遮断する以外に紫外線カットフィル
ムに求められる性質である透明性や滑り性(耐擦傷性)
が低下し、紫外線カットフィルムに求められる特性を満
足したものとはならない。
【0014】本発明の紫外線カットフィルムに使用され
るポリエチレン−2,6−ナフタレートは、主たる構成
モノマーがエチレン−2,6−ナフタレートからなるポ
リマーである。この場合他の成分による構成単位を10
モル%以下の範囲で共重合により含んでいても良い。共
重合単位となりうる二官能性カルボン酸成分としては、
例えば、イソフタル酸、テレフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、1、4
−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン
酸などの脂肪族ジカルボン酸とそれらのアルキルエステ
ル、そしてトリメリット酸、ピロメリット酸などの多官
能性カルボン酸またはそれらのアルキルエステルなどを
挙げることができる。一方、エチレングリコール以外の
同様に共重合単位となりうるグリコール成分としては、
ジエチレングリコール、ブタンジオール、分子量150
〜20000のポリアルキレングリコール1、4−シク
ロヘキサンジメタノール及びビスフェノールAのエチレ
ンオキサイド付加物などを挙げることができる。
るポリエチレン−2,6−ナフタレートは、主たる構成
モノマーがエチレン−2,6−ナフタレートからなるポ
リマーである。この場合他の成分による構成単位を10
モル%以下の範囲で共重合により含んでいても良い。共
重合単位となりうる二官能性カルボン酸成分としては、
例えば、イソフタル酸、テレフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、1、4
−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン
酸などの脂肪族ジカルボン酸とそれらのアルキルエステ
ル、そしてトリメリット酸、ピロメリット酸などの多官
能性カルボン酸またはそれらのアルキルエステルなどを
挙げることができる。一方、エチレングリコール以外の
同様に共重合単位となりうるグリコール成分としては、
ジエチレングリコール、ブタンジオール、分子量150
〜20000のポリアルキレングリコール1、4−シク
ロヘキサンジメタノール及びビスフェノールAのエチレ
ンオキサイド付加物などを挙げることができる。
【0015】また、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
トの製造時に使用するエステル化反応触媒、エステル交
換反応触媒、重縮合反応触媒は従来から知られているチ
タン化合物、マンガン化合物、亜鉛化合物、アンチモン
化合物、ゲルマニウム化合物などを適宜使用することが
できる。触媒の添加量は、ポリエステルに対して50〜
500ppmが一般的であり、100〜200ppmが
好ましい。また、目的に応じてそのほかの金属化合物や
含窒素塩基性化合物、酸化防止剤、帯電防止剤、蛍光増
白剤、染料などを使用してもよい。また、ポリエステル
の製造方法は、従来から知られている通常の方法で行う
ことができる。すなわち、回分式、反回分式、連続式の
いずれでもよく、またエステル交換反応法でも直接エス
テル化反応法でもよい。
トの製造時に使用するエステル化反応触媒、エステル交
換反応触媒、重縮合反応触媒は従来から知られているチ
タン化合物、マンガン化合物、亜鉛化合物、アンチモン
化合物、ゲルマニウム化合物などを適宜使用することが
できる。触媒の添加量は、ポリエステルに対して50〜
500ppmが一般的であり、100〜200ppmが
好ましい。また、目的に応じてそのほかの金属化合物や
含窒素塩基性化合物、酸化防止剤、帯電防止剤、蛍光増
白剤、染料などを使用してもよい。また、ポリエステル
の製造方法は、従来から知られている通常の方法で行う
ことができる。すなわち、回分式、反回分式、連続式の
いずれでもよく、またエステル交換反応法でも直接エス
テル化反応法でもよい。
【0016】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフィルムは、二軸方向に配向されたフィルムである
ことが好ましい。フィルムの製造方法としては公知の方
法を用いることができる。例えば、ポリエチレン−2,
6−ナフタレートをあらかじめ乾燥させ280℃〜32
0℃でシート状に溶融押し出した後、45〜110℃で
冷却固化して無定型シートを作製する。次いで、80℃
〜190℃の温度にて縦方向(長尺方向)に、次いで横
方向(幅方向)に、それぞれ2〜5倍に延伸した後、1
65〜260℃で熱処理することによって、二軸延伸ポ
リエチレン−2、6−ナフタレートフィルムを得ること
ができる。さらに、得られたフィルムに、ポリエチレン
−2、6−ナフタレートのガラス転移温度以下の温度で
アニール処理を施してもよい。フィルムの厚さは40〜
200μmであり、40〜150μmが一般的で、50
〜150μmが好ましく、特に50〜100μmが好ま
しい。
ートフィルムは、二軸方向に配向されたフィルムである
ことが好ましい。フィルムの製造方法としては公知の方
法を用いることができる。例えば、ポリエチレン−2,
6−ナフタレートをあらかじめ乾燥させ280℃〜32
0℃でシート状に溶融押し出した後、45〜110℃で
冷却固化して無定型シートを作製する。次いで、80℃
〜190℃の温度にて縦方向(長尺方向)に、次いで横
方向(幅方向)に、それぞれ2〜5倍に延伸した後、1
65〜260℃で熱処理することによって、二軸延伸ポ
リエチレン−2、6−ナフタレートフィルムを得ること
ができる。さらに、得られたフィルムに、ポリエチレン
−2、6−ナフタレートのガラス転移温度以下の温度で
アニール処理を施してもよい。フィルムの厚さは40〜
200μmであり、40〜150μmが一般的で、50
〜150μmが好ましく、特に50〜100μmが好ま
しい。
【0017】本発明の紫外線カットフィルムは、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートフィルムに、滑り性付与
剤として、0.05〜10μmの平均粒子径(即ち平均
一次粒子径)を有するシリカ(好ましくは破砕型シリ
カ)を0.001〜0.1重量%の割合で含有してい
る。特に、5〜45m2 /gの比表面積、0.001〜
0.1ml/gの細孔容積及び0.1〜5.0μmの平
均粒子径を有するものが好ましい。さらにそれぞれが多
面体であって鋭角の突起を少なくとも一個有する一次粒
子のシリカが好ましい。
チレン−2,6−ナフタレートフィルムに、滑り性付与
剤として、0.05〜10μmの平均粒子径(即ち平均
一次粒子径)を有するシリカ(好ましくは破砕型シリ
カ)を0.001〜0.1重量%の割合で含有してい
る。特に、5〜45m2 /gの比表面積、0.001〜
0.1ml/gの細孔容積及び0.1〜5.0μmの平
均粒子径を有するものが好ましい。さらにそれぞれが多
面体であって鋭角の突起を少なくとも一個有する一次粒
子のシリカが好ましい。
【0018】また、本発明においては、上記一次粒子の
シリカの比表面積は、一般に5〜45m2 /gであり、
特に10〜30m2 /gが好ましい。比表面積が45m
2 /gを超えるシリカはシリカ粒子が互いに凝集して、
二次粒子やそれ以上の高次の粗大粒子を形成し易いた
め、得られるフィルムの滑り性が低下する。一方、比表
面積が5m2 /g未満のシリカはポリマーとの親和性が
低くなるため二軸延伸した際等に生じるボイドが大きく
なり、フィルムの透明性が低下する。さらに、上記一次
粒子のシリカは細孔容積は、0.001〜0.1ml/
gであり、0.01〜0.06ml/gの範囲が好まし
い。細孔容積が0.1ml/gを超えるシリカはシリカ
粒子が互いに凝集して、二次粒子やそれ以上の高次の粗
大粒子を形成し易いため、得られるフィルムの滑り性が
低下する。また、品質が安定しない場合がある。一方、
細孔容積が0.001ml/g未満のシリカはポリマー
との親和性が低くなるため二軸延伸した際に生じるボイ
ドが大きくなり、フィルムの透明性が低下する。
シリカの比表面積は、一般に5〜45m2 /gであり、
特に10〜30m2 /gが好ましい。比表面積が45m
2 /gを超えるシリカはシリカ粒子が互いに凝集して、
二次粒子やそれ以上の高次の粗大粒子を形成し易いた
め、得られるフィルムの滑り性が低下する。一方、比表
面積が5m2 /g未満のシリカはポリマーとの親和性が
低くなるため二軸延伸した際等に生じるボイドが大きく
なり、フィルムの透明性が低下する。さらに、上記一次
粒子のシリカは細孔容積は、0.001〜0.1ml/
gであり、0.01〜0.06ml/gの範囲が好まし
い。細孔容積が0.1ml/gを超えるシリカはシリカ
粒子が互いに凝集して、二次粒子やそれ以上の高次の粗
大粒子を形成し易いため、得られるフィルムの滑り性が
低下する。また、品質が安定しない場合がある。一方、
細孔容積が0.001ml/g未満のシリカはポリマー
との親和性が低くなるため二軸延伸した際に生じるボイ
ドが大きくなり、フィルムの透明性が低下する。
【0019】さらにまた、上記一次粒子のシリカの平均
粒子径は、一般に0.1〜5.0μmであり、0.1〜
1.0μmが好ましく、さらに0.1〜0.8μmが好
ましく、特に0.1〜0.55μmが好ましい。平均粒
子径が0.1μm未満のシリカは、滑り性の付与効果が
小さいため、このようなシリカを含有したフィルムは滑
り性が充分でないか、充分な滑り性を得る程度にシリカ
を含有させた場合はフィルムの透明性が低下する。また
平均粒子径が5.0μmを超えるシリカは滑り性付与の
観点からはその効果が大きいが、このような粒子径の大
きな粒子を使用すると二軸延伸フィルムでは粒子の周囲
に大きなボイドが生じやすくなり、結果としてヘイズが
高く透明性の低いフィルムとなる。また、このような粒
子径の大きいシリカが凝集してフィルム中に存在した場
合には、重大な欠陥となる。
粒子径は、一般に0.1〜5.0μmであり、0.1〜
1.0μmが好ましく、さらに0.1〜0.8μmが好
ましく、特に0.1〜0.55μmが好ましい。平均粒
子径が0.1μm未満のシリカは、滑り性の付与効果が
小さいため、このようなシリカを含有したフィルムは滑
り性が充分でないか、充分な滑り性を得る程度にシリカ
を含有させた場合はフィルムの透明性が低下する。また
平均粒子径が5.0μmを超えるシリカは滑り性付与の
観点からはその効果が大きいが、このような粒子径の大
きな粒子を使用すると二軸延伸フィルムでは粒子の周囲
に大きなボイドが生じやすくなり、結果としてヘイズが
高く透明性の低いフィルムとなる。また、このような粒
子径の大きいシリカが凝集してフィルム中に存在した場
合には、重大な欠陥となる。
【0020】シリカは、例えばポリエチレン−2,6−
ナフタレートを溶融押し出し時に直接添加することもで
きるが、凝集粗粒子のない平面性のよい、かつヘイズの
少ないフィルムを得るためにはポリエチレン−2,6−
ナフタレートの製造工程中、特に重縮合反応を開始する
までの段階で配合添加することが好ましい。その際、シ
リカをポリエチレン−2,6−ナフタレートに対し0.
001〜0.1重量%の添加量で添加し、得られたポリ
エチレン−2,6−ナフタレートをそのまま前記のよう
にフィルムに成形してもよいし、あるいは0.1〜20
重量%の添加量のポリエチレン−2,6−ナフタレート
を製造し、このポリエチレン−2,6−ナフタレート組
成物と、シリカを含有しないポリエチレン−2,6−ナ
フタレートを混合してフィルムとするいわゆるマスター
バッチ形式を採用して成形してもよい。いずれの方法に
おいてもシリカをポリエチレン−2,6−ナフタレート
の製造工程内に添加する際には、あらかじめエチレング
リコールにシリカを充分分散させて、均一なスラリー状
態にして添加することが好ましい。
ナフタレートを溶融押し出し時に直接添加することもで
きるが、凝集粗粒子のない平面性のよい、かつヘイズの
少ないフィルムを得るためにはポリエチレン−2,6−
ナフタレートの製造工程中、特に重縮合反応を開始する
までの段階で配合添加することが好ましい。その際、シ
リカをポリエチレン−2,6−ナフタレートに対し0.
001〜0.1重量%の添加量で添加し、得られたポリ
エチレン−2,6−ナフタレートをそのまま前記のよう
にフィルムに成形してもよいし、あるいは0.1〜20
重量%の添加量のポリエチレン−2,6−ナフタレート
を製造し、このポリエチレン−2,6−ナフタレート組
成物と、シリカを含有しないポリエチレン−2,6−ナ
フタレートを混合してフィルムとするいわゆるマスター
バッチ形式を採用して成形してもよい。いずれの方法に
おいてもシリカをポリエチレン−2,6−ナフタレート
の製造工程内に添加する際には、あらかじめエチレング
リコールにシリカを充分分散させて、均一なスラリー状
態にして添加することが好ましい。
【0021】上記シリカ含有ポリエチレン−2,6−ナ
フタレートフィルムの表面には、帯電防止層24、44
を形成することが好ましい。これにより、紫外線カット
フィルムに塵埃等の付着を防止でき、高い透明性を維持
することができる。
フタレートフィルムの表面には、帯電防止層24、44
を形成することが好ましい。これにより、紫外線カット
フィルムに塵埃等の付着を防止でき、高い透明性を維持
することができる。
【0022】前記帯電防止層は導電性金属酸化物粒子が
ポリマー中に分散された層である。導電性金属酸化物粒
子の材料としては、ZnO、TiO、SnO2 、Al2
O3、In2 O3 、SiO2 、MgO、BaO及びMo
O3 を挙げることがきる。これらは、単独で使用しても
良く、これらの複合酸化物を使用しても良い。また、金
属酸化物は、異種元素をさらに含有するものが好まし
く、例えば、ZnOに対してAl、In等、TiOに対
してNb、Ta等、SnO2 に対しては、Sb、Nb、
ハロゲン元素等を含有(ドーピング)させたものが好ま
しい。これらの中で、SbをドーピングしたSnO2 が
特に好ましい。また、導電性金属酸化物粒子の粒径は、
0.2μm以下が好ましい。
ポリマー中に分散された層である。導電性金属酸化物粒
子の材料としては、ZnO、TiO、SnO2 、Al2
O3、In2 O3 、SiO2 、MgO、BaO及びMo
O3 を挙げることがきる。これらは、単独で使用しても
良く、これらの複合酸化物を使用しても良い。また、金
属酸化物は、異種元素をさらに含有するものが好まし
く、例えば、ZnOに対してAl、In等、TiOに対
してNb、Ta等、SnO2 に対しては、Sb、Nb、
ハロゲン元素等を含有(ドーピング)させたものが好ま
しい。これらの中で、SbをドーピングしたSnO2 が
特に好ましい。また、導電性金属酸化物粒子の粒径は、
0.2μm以下が好ましい。
【0023】上記帯電防止層のポリマーの材料として
は、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリアク
リルアミド、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリ
ビニルピロリドン、水溶性ポリエステル、水溶性ポリウ
レタン、水溶性ナイロン、水溶性エポキシ樹脂、ゼラチ
ン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース及びこれらの
誘導体等の水溶性ポリマー;水分散アクリル樹脂、水分
散ポリエステル等の水分散型樹脂;アクリル樹脂エマル
ジョン、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、SBR(スチレ
ン・ブタジエン・ゴム)エマルジョン等のエマルジョ
ン;アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の有機溶剤可溶
型樹脂を挙げることができる。水溶性ポリマー、水分散
型樹脂及びエマルジョンが好ましい。これらのポリマー
に、さらに上記界面活性剤を添加してもよく。また架橋
剤等を添加しても良い。
は、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリアク
リルアミド、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリ
ビニルピロリドン、水溶性ポリエステル、水溶性ポリウ
レタン、水溶性ナイロン、水溶性エポキシ樹脂、ゼラチ
ン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース及びこれらの
誘導体等の水溶性ポリマー;水分散アクリル樹脂、水分
散ポリエステル等の水分散型樹脂;アクリル樹脂エマル
ジョン、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、SBR(スチレ
ン・ブタジエン・ゴム)エマルジョン等のエマルジョ
ン;アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の有機溶剤可溶
型樹脂を挙げることができる。水溶性ポリマー、水分散
型樹脂及びエマルジョンが好ましい。これらのポリマー
に、さらに上記界面活性剤を添加してもよく。また架橋
剤等を添加しても良い。
【0024】上記帯電防止層の形成は、例えば、上記導
電性金属酸化物粒子及びポリマー等を水、あるいは有機
溶剤に分散又は溶解させ、得られた塗布液を上記透明支
持体上に塗布、加熱乾燥することにより実施することが
できる。塗布は、例えばエアードクターコーター、ブレ
ッドコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スク
イズコーター、リバースロールコーター、バーコーター
等の公知の塗布方法で行なうことができる。上記帯電防
止層の層厚は、0.05〜8μmの範囲が好ましく、特
に0.1〜2μmの範囲が好ましい。また、帯電防止層
とポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムとの接
着性を向上させるために、フィルム表面にコロナ放電処
理、グロー放電処理あるいは火炎処理等の表面処理を行
なうことが好ましい。
電性金属酸化物粒子及びポリマー等を水、あるいは有機
溶剤に分散又は溶解させ、得られた塗布液を上記透明支
持体上に塗布、加熱乾燥することにより実施することが
できる。塗布は、例えばエアードクターコーター、ブレ
ッドコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、スク
イズコーター、リバースロールコーター、バーコーター
等の公知の塗布方法で行なうことができる。上記帯電防
止層の層厚は、0.05〜8μmの範囲が好ましく、特
に0.1〜2μmの範囲が好ましい。また、帯電防止層
とポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムとの接
着性を向上させるために、フィルム表面にコロナ放電処
理、グロー放電処理あるいは火炎処理等の表面処理を行
なうことが好ましい。
【0025】上記シリカ含有ポリエチレン−2,6−ナ
フタレートフィルムの表面には、ハードコート層35、
45を形成しても良い。これにより、紫外線カットフィ
ルムの耐擦傷性を大幅に向上させることができる。本発
明のシリカ含有ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの表面は小さな凹凸を有するため上記ハードコー
ト層との接着性も、シリカを含有しないポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルムに比べて優れている。前
記帯電防止層も同様に接着性が良好である。ハードコー
ト層は、例えばフィルム表面に、多官能重合性モノマー
(例、ペンタエリスリトールテトラアクリレートおよび
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)と光重合
開始剤を含む塗布液を塗布し、紫外線を照射することに
より形成することができる。
フタレートフィルムの表面には、ハードコート層35、
45を形成しても良い。これにより、紫外線カットフィ
ルムの耐擦傷性を大幅に向上させることができる。本発
明のシリカ含有ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの表面は小さな凹凸を有するため上記ハードコー
ト層との接着性も、シリカを含有しないポリエチレン−
2,6−ナフタレートフィルムに比べて優れている。前
記帯電防止層も同様に接着性が良好である。ハードコー
ト層は、例えばフィルム表面に、多官能重合性モノマー
(例、ペンタエリスリトールテトラアクリレートおよび
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)と光重合
開始剤を含む塗布液を塗布し、紫外線を照射することに
より形成することができる。
【0026】紫外線カットフィルムに設けられる粘着層
及び離型層を形成する材料としては、公知のものを使用
することができる。粘着層の形成材料としては、ウレタ
ン系粘着剤、アクリル系粘着剤等を挙げることができ
る。また離型層の形成材料としては、ポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリメチレンペンテン
フィルム及びシリコン樹脂で加工した離型紙等を挙げる
ことができる。上記粘着層は、グラビア塗布法あるいは
リバースロール塗布法により塗布にて形成することがで
きる。また離型層は、溶融ラミネーション法や貼り合わ
せ法により形成することができる。
及び離型層を形成する材料としては、公知のものを使用
することができる。粘着層の形成材料としては、ウレタ
ン系粘着剤、アクリル系粘着剤等を挙げることができ
る。また離型層の形成材料としては、ポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリメチレンペンテン
フィルム及びシリコン樹脂で加工した離型紙等を挙げる
ことができる。上記粘着層は、グラビア塗布法あるいは
リバースロール塗布法により塗布にて形成することがで
きる。また離型層は、溶融ラミネーション法や貼り合わ
せ法により形成することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。なお、実施例中の「部」とは重量部を意味するもの
とする。
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。なお、実施例中の「部」とは重量部を意味するもの
とする。
【0028】[製造例1] (ポリエチレン−2,6−ナフタレートの製造)攪拌
機、熱媒体ジャケット及び精留塔を備えたエステル化反
応槽に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100
部とエチレングリコール58.4部、酢酸マンガン四水
和物0.03部および三酸化アンチモン0.025部を
投入した後、攪拌しながら内容物を200℃まで加熱し
た。反応によって生成するメタノールを精留塔から除去
しつつ系内温度を1時間に20℃の割合で上昇させて2
50℃にした。メタノールの副生が終了したことを確認
した後、反応生成物を、攪拌機としてダブルヘリカル
翼、熱媒体ジャケット及び真空ポンプを備えた重縮合槽
に移し、リン酸0.021部をエチレングリコール0.
5部に溶解させたものを添加した。添加完了後5分間攪
拌し、次いで徐々に系内を0.15トールに減圧し28
0℃〜300℃で約2時間重縮合反応を行いポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートを得た。
機、熱媒体ジャケット及び精留塔を備えたエステル化反
応槽に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100
部とエチレングリコール58.4部、酢酸マンガン四水
和物0.03部および三酸化アンチモン0.025部を
投入した後、攪拌しながら内容物を200℃まで加熱し
た。反応によって生成するメタノールを精留塔から除去
しつつ系内温度を1時間に20℃の割合で上昇させて2
50℃にした。メタノールの副生が終了したことを確認
した後、反応生成物を、攪拌機としてダブルヘリカル
翼、熱媒体ジャケット及び真空ポンプを備えた重縮合槽
に移し、リン酸0.021部をエチレングリコール0.
5部に溶解させたものを添加した。添加完了後5分間攪
拌し、次いで徐々に系内を0.15トールに減圧し28
0℃〜300℃で約2時間重縮合反応を行いポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートを得た。
【0029】[製造例2] (シリカ含有ポリエチレン−2,6−ナフタレートの製
造)攪拌機、熱媒体ジャケット及び精留塔を備えたエス
テル化反応槽に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチ
ル100部とエチレングリコール58.4部、酢酸マン
ガン四水和物0.03部および三酸化アンチモン0.0
25部を投入した後、攪拌しながら内容物を200℃ま
で加熱した。反応によって生成するメタノールを精留塔
から除去しつつ系内温度を1時間に20℃の割合で上昇
させて250℃にした。メタノールの副生が終了したこ
とを確認した後、反応生成物を、攪拌機としてダブルヘ
リカル翼、熱媒体ジャケット及び真空ポンプを備えた重
縮合槽に移し、鋭角の突起を有する一次粒子のシリカ
(比表面積:17m2 /g、細孔容積:0.03ml/
g、平均粒子径:0.5μm)1.2部を含む20%エ
チレングリコールスラリーを添加し、さらにリン酸0.
021部をエチレングリコール0.5部に溶解させたも
のを添加した。添加完了後10分間攪拌し、次いで徐々
に系内を減圧にし280℃〜300℃で約2時間重縮合
反応を行いシリカ含有ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートを得た。尚、鋭角の突起を有する一次粒子のシリカ
の突起の角度(シリカ粒子の投影図の内角の内最小のも
の)は、電子顕微鏡の観察した結果、10個の粒子が全
て60〜25度の範囲にあった。
造)攪拌機、熱媒体ジャケット及び精留塔を備えたエス
テル化反応槽に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチ
ル100部とエチレングリコール58.4部、酢酸マン
ガン四水和物0.03部および三酸化アンチモン0.0
25部を投入した後、攪拌しながら内容物を200℃ま
で加熱した。反応によって生成するメタノールを精留塔
から除去しつつ系内温度を1時間に20℃の割合で上昇
させて250℃にした。メタノールの副生が終了したこ
とを確認した後、反応生成物を、攪拌機としてダブルヘ
リカル翼、熱媒体ジャケット及び真空ポンプを備えた重
縮合槽に移し、鋭角の突起を有する一次粒子のシリカ
(比表面積:17m2 /g、細孔容積:0.03ml/
g、平均粒子径:0.5μm)1.2部を含む20%エ
チレングリコールスラリーを添加し、さらにリン酸0.
021部をエチレングリコール0.5部に溶解させたも
のを添加した。添加完了後10分間攪拌し、次いで徐々
に系内を減圧にし280℃〜300℃で約2時間重縮合
反応を行いシリカ含有ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートを得た。尚、鋭角の突起を有する一次粒子のシリカ
の突起の角度(シリカ粒子の投影図の内角の内最小のも
の)は、電子顕微鏡の観察した結果、10個の粒子が全
て60〜25度の範囲にあった。
【0030】[製造例3] (シリカ含有ポリエチレン−2,6−ナフタレートの製
造)製造例2において、一次粒子のシリカとして、(比
表面積:17m2 /g、細孔容積:0.03ml/g、
平均粒子径:0.8μm)の特性を有する一次粒子のシ
リカを使用した以外は製造例2と同様にしてシリカ含有
ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。
造)製造例2において、一次粒子のシリカとして、(比
表面積:17m2 /g、細孔容積:0.03ml/g、
平均粒子径:0.8μm)の特性を有する一次粒子のシ
リカを使用した以外は製造例2と同様にしてシリカ含有
ポリエチレン−2,6−ナフタレートを得た。
【0031】[実施例1]製造例1で得られたポリエチ
レンテレフタレート97部と、製造例2で得られたシリ
カ含有ポリエチレンテレフタレート3部とを、充分に混
合し、160℃で8時間乾燥した後290℃で溶融押出
を行ないシートを得た。得られたシートを135℃で縦
方向に3.5倍延伸し、次いで145℃で横方向に4.
1倍延伸した後、250℃で熱固定して、厚さ90μm
の二軸延伸フィルムを作製した。こうして、紫外線カッ
トフィルムを得た。
レンテレフタレート97部と、製造例2で得られたシリ
カ含有ポリエチレンテレフタレート3部とを、充分に混
合し、160℃で8時間乾燥した後290℃で溶融押出
を行ないシートを得た。得られたシートを135℃で縦
方向に3.5倍延伸し、次いで145℃で横方向に4.
1倍延伸した後、250℃で熱固定して、厚さ90μm
の二軸延伸フィルムを作製した。こうして、紫外線カッ
トフィルムを得た。
【0032】上記紫外線カットフィルムの特性を下記の
ように評価した。 (1)透明性(ヘイズ) ポリエステルフィルムをヘイズメーター(NDH−10
01DP、日本電色工業(株)製)で測定し、透明性を
ヘイズ値で示した。 (2)静摩擦係数 静摩擦係数測定装置(HEIDON−10、新東科学
(株)製)を用い、2枚のフィルム間の静摩擦係数を測
定した。測定の結果、上記フィルムの静摩擦係数は0.
56で、ヘイズは2.1%であった。
ように評価した。 (1)透明性(ヘイズ) ポリエステルフィルムをヘイズメーター(NDH−10
01DP、日本電色工業(株)製)で測定し、透明性を
ヘイズ値で示した。 (2)静摩擦係数 静摩擦係数測定装置(HEIDON−10、新東科学
(株)製)を用い、2枚のフィルム間の静摩擦係数を測
定した。測定の結果、上記フィルムの静摩擦係数は0.
56で、ヘイズは2.1%であった。
【0033】上記フィルムの表面をグロー放電処理した
後、その表面に、ウレタン系粘着剤をグラビア塗布法に
て塗布し、膜厚5μmの粘着層を形成して、次いでその
上にポリエチレンフィルムの剥離層を形成して、粘着層
及び剥離層付き紫外線カットフィルムを得た。
後、その表面に、ウレタン系粘着剤をグラビア塗布法に
て塗布し、膜厚5μmの粘着層を形成して、次いでその
上にポリエチレンフィルムの剥離層を形成して、粘着層
及び剥離層付き紫外線カットフィルムを得た。
【0034】[実施例2]製造例1で得られたポリエチ
レンテレフタレート98部と、製造例3で得られたシリ
カ含有ポリエチレンテレフタレート2部とを、充分に混
合し、160℃で8時間乾燥した後290℃で溶融押出
を行ないシートを得た。得られたシートを135℃で縦
方向に3.5倍延伸し、次いで145℃で横方向に4.
1倍延伸した後、250℃で熱固定して、厚さ75μm
の二軸延伸フィルムを作製した。
レンテレフタレート98部と、製造例3で得られたシリ
カ含有ポリエチレンテレフタレート2部とを、充分に混
合し、160℃で8時間乾燥した後290℃で溶融押出
を行ないシートを得た。得られたシートを135℃で縦
方向に3.5倍延伸し、次いで145℃で横方向に4.
1倍延伸した後、250℃で熱固定して、厚さ75μm
の二軸延伸フィルムを作製した。
【0035】上記紫外線カットフィルムの特性を、実施
例1と同様にして評価した。測定の結果、上記フィルム
の静摩擦係数は0.62で、ヘイズは1.3%であっ
た。
例1と同様にして評価した。測定の結果、上記フィルム
の静摩擦係数は0.62で、ヘイズは1.3%であっ
た。
【0036】上記フィルムの表面をグロー放電処理した
後、その表面に、ウレタン系粘着剤をグラビア塗布法に
て塗布し、膜厚5μmの粘着層を形成して、次いでその
上にポリエチレンフィルムの剥離層を形成して、粘着層
及び剥離層付き紫外線カットフィルムを得た。
後、その表面に、ウレタン系粘着剤をグラビア塗布法に
て塗布し、膜厚5μmの粘着層を形成して、次いでその
上にポリエチレンフィルムの剥離層を形成して、粘着層
及び剥離層付き紫外線カットフィルムを得た。
【0037】[比較例1]製造例1で得られたポリエチ
レンテレフタレートを、160℃で8時間乾燥した後2
90℃で溶融押出を行ないシートを得た。得られたシー
トを135℃で縦方向に3.5倍延伸し、次いで145
℃で横方向に4.1倍延伸した後、250℃で熱固定し
て、厚さ75μmの二軸延伸フィルムを作製した。
レンテレフタレートを、160℃で8時間乾燥した後2
90℃で溶融押出を行ないシートを得た。得られたシー
トを135℃で縦方向に3.5倍延伸し、次いで145
℃で横方向に4.1倍延伸した後、250℃で熱固定し
て、厚さ75μmの二軸延伸フィルムを作製した。
【0038】上記紫外線カットフィルムの特性を、実施
例1と同様にして評価した。測定の結果、上記フィルム
の静摩擦係数はきしみが激しく測定不可能であり、ヘイ
ズは0.7%であった。
例1と同様にして評価した。測定の結果、上記フィルム
の静摩擦係数はきしみが激しく測定不可能であり、ヘイ
ズは0.7%であった。
【0039】上記フィルムの表面をグロー放電処理した
後、その表面に、ウレタン系粘着剤をグラビア塗布法に
て塗布し、膜厚5μmの粘着層を形成して、次いでその
上に無延伸ポリプロピレンフィルムの剥離層を形成し
て、粘着層及び剥離層付き紫外線カットフィルムを得
た。
後、その表面に、ウレタン系粘着剤をグラビア塗布法に
て塗布し、膜厚5μmの粘着層を形成して、次いでその
上に無延伸ポリプロピレンフィルムの剥離層を形成し
て、粘着層及び剥離層付き紫外線カットフィルムを得
た。
【0040】
【発明の効果】本発明の紫外線カットフィルムは、特定
のシリカ粒子を特定量含有した厚さが40〜200μm
のポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムを使用
している。本発明の紫外線カットフィルムは、それ自体
に紫外線を吸収するポリエチレン−2,6−ナフタレー
トを用いて、上記特定のシリカ粒子を特定量含有させる
ことにより良好な滑り性(傷が付き難い)と高い透明性
が付与された紫外線カットフィルムである。また、本発
明の紫外線カットフィルムは、それ自体に紫外線を吸収
するポリエチレン−2,6−ナフタレートを使用してい
るので、フィルム中に紫外線吸収剤を含有させる必要が
なく、生産性に優れたフィルムでもある。従って、本発
明の紫外線カットフィルムは、窓ガラス、ショーウイン
ドー、ショーケース、額、蛍光灯及び液晶ディスプレー
の表示領域の中の保護されるべき対象物を、太陽光等に
含まれる紫外線から守るため使用することができ、さら
にはこれらの材料として使用することも可能である。
のシリカ粒子を特定量含有した厚さが40〜200μm
のポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムを使用
している。本発明の紫外線カットフィルムは、それ自体
に紫外線を吸収するポリエチレン−2,6−ナフタレー
トを用いて、上記特定のシリカ粒子を特定量含有させる
ことにより良好な滑り性(傷が付き難い)と高い透明性
が付与された紫外線カットフィルムである。また、本発
明の紫外線カットフィルムは、それ自体に紫外線を吸収
するポリエチレン−2,6−ナフタレートを使用してい
るので、フィルム中に紫外線吸収剤を含有させる必要が
なく、生産性に優れたフィルムでもある。従って、本発
明の紫外線カットフィルムは、窓ガラス、ショーウイン
ドー、ショーケース、額、蛍光灯及び液晶ディスプレー
の表示領域の中の保護されるべき対象物を、太陽光等に
含まれる紫外線から守るため使用することができ、さら
にはこれらの材料として使用することも可能である。
【図1】本発明の紫外線カットフィルムの構成例の断面
図である。
図である。
【図2】本発明の紫外線カットフィルムの別の構成例の
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の紫外線カットフィルムの別の構成例の
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の紫外線カットフィルムの別の構成例の
断面図である。
断面図である。
11、21、31、41 ポリエチレン−2,6−ナフ
タレートフィルム 12、22、32、42 粘着層 13、23、33、43 離型層 24、44 帯電防止層 35、45 ハードコート層
タレートフィルム 12、22、32、42 粘着層 13、23、33、43 離型層 24、44 帯電防止層 35、45 ハードコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLE C09J 7/02 JLE JLF JLF // C08G 63/189 NMZ C08G 63/189 NMZ
Claims (7)
- 【請求項1】 0.05〜10μmの平均粒子径を有す
るシリカを0.001〜0.1重量%の割合で含有する
厚さが40〜200μmのポリエチレン−2,6−ナフ
タレートフィルムからなる紫外線カットフィルム。 - 【請求項2】 該シリカが、破砕型シリカである請求項
1に記載の紫外線カットフィルム。 - 【請求項3】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムのヘイズが、3%以下である請求項1に記載の紫
外線カットフィルム。 - 【請求項4】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの静摩擦係数が、0.7以下である請求項1に記
載の紫外線カットフィルム。 - 【請求項5】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの表面に、帯電防止層が設けられている含む請求
項1に記載の紫外線カットフィルム。 - 【請求項6】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの表面に粘着層が設けらた請求項1に記載の紫外
線カットフィルム。 - 【請求項7】 ポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
ィルムの厚さが50〜100μmである請求項1に記載
の紫外線カットフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7214205A JPH0940851A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 紫外線カットフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7214205A JPH0940851A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 紫外線カットフイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0940851A true JPH0940851A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16651981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7214205A Pending JPH0940851A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 紫外線カットフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0940851A (ja) |
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- 1995-07-31 JP JP7214205A patent/JPH0940851A/ja active Pending
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