JP2002038111A - 粘着シートおよび貼着体 - Google Patents
粘着シートおよび貼着体Info
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- JP2002038111A JP2002038111A JP2001133218A JP2001133218A JP2002038111A JP 2002038111 A JP2002038111 A JP 2002038111A JP 2001133218 A JP2001133218 A JP 2001133218A JP 2001133218 A JP2001133218 A JP 2001133218A JP 2002038111 A JP2002038111 A JP 2002038111A
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Abstract
悪影響を与えにくい粘着シートおよび貼着体を提供する
ことにある。 【解決手段】本発明の粘着シート2aは、ハードディス
クドライブ装置またはその部品の製造工程または組立工
程において用いられる粘着シートであって、基材21
と、粘着剤で構成される粘着剤層23と、それらの間に
介挿されたノニオン性の帯電防止層22とを有する。帯
電防止層22は、金属酸化物系の導電性フィラー、π電
子共役系導電性ポリマーの少なくとも1種類の帯電防止
剤を含むものであるのが好ましい。帯電防止層22の表
面抵抗率は、1×104〜1×1012Ωであるのが好ま
しい。
Description
貼着体に関するものである。
ディスクドライブ装置が広く用いられている。
の部品の製造時、組立時において、部品の仮止めおよび
部品の名称や番号などの表示、および点検等のために本
体や蓋に設けられている穴の閉鎖等の目的で、粘着シー
トが用いられている。
着剤層とで構成されており、ハードディスクドライブ装
置等に貼着される前は、離型シートに貼着されている。
トから剥離されるが、このとき、離型シートと粘着シー
トとの間に、剥離帯電を生じることがある。剥離帯電を
生じた場合、離型シートが剥離に用いられるピンセット
に巻き付く等の不都合を生じる。また、ハードディスク
ドライブ装置またはその部品に、場合により破壊等の悪
影響を与えることがあった。
電防止剤を含有する帯電防止層を設けたものが提案され
ている(例えば、特開平9−190990号)。
は、帯電防止剤として、アニオン系またはカチオン系界
面活性剤等のようなイオン性のものが用いられている。
そのため、このような帯電防止剤を含有する粘着シート
をハードディスクドライブ装置用等に用いた場合、帯電
防止層中に存在するイオンが、粘着剤層等を介してハー
ドディスクドライブ装置またはその部品に付着すること
により、ハードディスクドライブ装置またはその部品に
おける接点不良や性能の劣化等の問題を引き起こす可能
性がある。
剤層との接触面)には、離型性の向上を目的として、離
型剤層が設けられている。従来、この離型剤層の構成材
料としては、シリコーン樹脂が用いられてきた。
ートに貼着すると、離型シート中の低分子量のシリコー
ン樹脂、シロキサン、シリコーンオイルなどのシリコー
ン化合物が粘着シートの粘着剤層に移行することが知ら
れている。また、前記離型シートは製造後、ロール状に
巻き取られるが、この時、離型シートの裏面と離型剤層
とが接触し、シリコーン樹脂中のシリコーン化合物が離
型シートの裏面に移行する。この離型シートの裏面に移
行したシリコーン化合物は、貼着体製造時、貼着体をロ
ール状に巻き取る際に、粘着シート表面に再び移行する
ことも知られている。このため、このような離型シート
に貼着されていた粘着シートをハードディスクドライブ
装置に貼着した場合、その後、この粘着剤層や粘着シー
トの表面に移行したシリコーン化合物が徐々に気化し、
磁気ヘッドやディスク表面等に堆積し、微小なシリコー
ン化合物層を形成することが知られている。
ドディスクドライブ装置またはその部品へ悪影響を与え
にくい粘着シートおよび貼着体を提供することにある。
(1)〜(9)の本発明により達成される。
はその部品の製造工程または組立工程において用いられ
る粘着シートであって、基材と、粘着剤で構成される粘
着剤層と、それらの間に介挿されたノニオン性の帯電防
止層とを有することを特徴とする粘着シート。
ック、金属系の導電性フィラー、金属酸化物系の導電性
フィラー、π電子共役系導電性ポリマーの少なくとも1
種類の帯電防止剤を含むものである上記(1)に記載の
粘着シート。
属酸化物の薄膜で構成される上記(1)または(2)に
記載の粘着シート。
1×104〜1×1012Ωである上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の粘着シート。
を実質的に含まないものである上記(1)ないし(4)
のいずれかに記載の粘着シート。
前記帯電防止層と前記粘着剤層とが設けられている上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載の粘着シート。
かに記載の粘着シートの粘着剤層に離型シートを重ねた
ことを特徴とする貼着体。
合物を実質的に含まないものである上記(7)に記載の
貼着体。
熱可塑性エラストマーとポリエチレン樹脂とを含む離型
剤層を有するものである上記(7)または(8)に記載
の貼着体。
貼着体について、好適実施形態に基づいて詳細に説明す
る。
示す概略断面図である。
は、基材21と粘着剤層23とそれらの間に介挿された
帯電防止層22とを有する粘着シート2aを有し、粘着
シート2aの粘着剤層23に離型シート3が貼着された
構成となっている。離型シート3は、離型シート基材3
1と離型剤層32とで構成されており、離型剤層32が
粘着剤層23に接合されている。
ライブ装置またはその部品(以下、単に「ハードディス
クドライブ装置」という)の製造工程または組立工程に
おいて用いられるものである。
ート3から剥離可能であり、剥離後、例えば、粘着シー
ト2aは、ハードディスクドライブ装置に貼着される。
以下、ハードディスクドライブ装置を被着体として用い
た例について説明する。
粘着シート2aは、基材21上に、帯電防止層22およ
び粘着剤層23がこの順に形成された構成となってい
る。
層23を支持する機能を有しており、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン等のプラ
スチックフィルム、アルミニウム、ステンレス等の金属
箔、無塵紙、合成紙等の紙等の単体もしくは複合物で構
成されている。
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステル、ポリプロピレン等のプラスチックフィル
ムまたは無塵紙で構成されているのが好ましい。基材2
1がプラスチックフィルムまたは無塵紙で構成されるこ
とにより、加工時、使用時等において、埃などが発生し
にくく、ハードディスクドライブ装置に悪影響を及ぼし
にくい。また、加工時における裁断または打ち抜き等が
容易となる。また、基材21にプラスチックフィルムを
用いる場合、かかるプラスチックフィルムは、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムで構成されているのがより
好ましい。ポリエチレンテレフタレートフィルムは、発
塵が少なく、加熱時のガスの発生が少ないという利点を
有している。
10〜200μmであるのが好ましく、25〜100μ
mであるのがより好ましい。
よび粘着剤層23が積層する面と反対側の面)に印刷や
印字が施されていてもよい。また、印刷や印字の密着を
よくする等の目的で、基材21は、その表面に、表面処
理が施されていてもよい。また、粘着シート2aは、ラ
ベルとして機能してもよい。
する効果(帯電防止効果)を有し、特に、離型シート3
から粘着シート2aを剥離する際における剥離帯電の発
生を有効に防止する効果を有する。また、粘着シート2
aの貼着部位付近に電圧が発生した場合であっても、安
全にアースすることが可能となる。
しないもの(ノニオン性)である。帯電防止層22がノ
ニオン性であることにより、帯電防止層22からのイオ
ンの発生を防止することができる。したがって、ハード
ディスクドライブ装置およびその部品へのイオンの移行
を防止することができ、結果として、ハードディスクド
ライブ装置における接触不良や性能の劣化などの問題を
防止することができる。
の好ましい例としては、下記[1]、[2]のようなも
のが挙げられる。
フィラー、金属酸化物系の導電性フィラー、π電子共役
系導電性ポリマーの少なくとも1種の帯電防止剤を含む
帯電防止剤組成物で構成されているもの金属系の導電性
フィラーとしては、例えば、Cu、Al、Ni、Sn、
Zn等の金属粉末等が挙げられる。
属系の導電性フィラーを用いる場合、これらの導電性フ
ィラーは、例えば、バインダー中に分散させられた状態
のものが使用される。帯電防止剤組成物中における導電
性フィラーの添加量は、特に限定されないが、1〜90
wt%であるのが好ましく、3〜80wt%であるのが
より好ましい。
ィラーの添加量が1wt%未満であると、十分な帯電防
止効果が得られない場合がある。一方、導電性フィラー
の添加量が90wt%を超えると、強度が低下し、離型
シート3から粘着シート2aを剥離する際に帯電防止層
22の凝集破壊や界面破壊を起こす可能性がある。
アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ
系、ポリ塩化ビニル系、メラニン系、ポリイミド系等の
高分子重合体が使用され、必要に応じて、架橋剤等の添
加剤が配合される。
例えば、酸化亜鉛系、酸化チタン系、酸化スズ系、酸化
インジウム系、酸化アンチモン系等が挙げられる。
フィラーを用いる場合、金属酸化物系の導電性フィラー
は、例えば、バインダー中に分散させられた状態のもの
が使用される。帯電防止剤組成物中における金属酸化物
系の導電性フィラーの添加量は、特に限定されないが、
10〜90wt%であるのが好ましく、20〜80wt
%であるのがより好ましい。
10wt%未満であると、十分な帯電防止効果が得られ
ない場合がある。一方、金属酸化物系の導電性フィラー
の添加量が90wt%を超えると、強度が低下し、離型
シート3から粘着シート2aを剥離する際に帯電防止層
22の凝集破壊や界面破壊を起こす可能性がある。
ブラックや金属系導電性フィラーに使用されるものと同
様のものが使用され、必要に応じて、架橋剤等の添加剤
が配合される。
スチレン、ポリメタクリレート等の樹脂粉末やガラス粉
末の表面に、上述のカーボンブラック、金属系の導電性
フィラー、金属酸化物系の導電性フィラー等を、塗布、
スパッタリング等で処理したものであってもよい。
中に共役二重結合を有するモノマーを酸化により重合し
てなるポリマーである。
ノマーとしては、例えば、アニリン、チオフェン、ピロ
ールおよびそれらの誘導体等が挙げられる。
は、特に限定されないが、数百〜数万程度であるのが好
ましい。
電性ポリマーと金属酸化物系の導電性フィラーとが含ま
れていてもよい。この場合、前述したバインダーは、含
まれていても、含まれていなくてもよい。
帯電防止層22の形成方法としては、例えば、π電子共
役系導電性ポリマーを含む帯電防止剤組成物を粘着シー
ト基材21上に塗工する方法、π電子共役系導電性ポリ
マーを構成するモノマーを粘着シート基材21表面と接
触させて酸化剤の存在下に重合せしめる方法等が挙げら
れる。π電子共役系導電性ポリマーを構成するモノマー
を粘着シート基材21表面と接触させて酸化剤の存在下
に重合せしめる方法を用いる場合、例えば、酸化剤を加
えた溶液中へ、基材フィルムを浸漬させてモノマーを重
合させて(浸漬重合法)、基材フィルム表面に導電性ポ
リマーを直接析出させて導電性ポリマー層を得る方法等
が挙げられる。この方法によれば、モノマー濃度を任意
に変えることが可能であり、導電性ポリマー層の厚み、
導電性を容易に制御することができる。
アンモニウム、ペルオクソ二硫酸カリウム等のペルオク
ソ二硫酸塩、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄等の
第二鉄塩、過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリ
ウム等の過マンガン酸塩、重クロム酸ナトリウム、重ク
ロム酸カリウム等の重クロム酸塩などが挙げられる。
じて、可塑剤、粘着付与剤、安定剤等の各種添加剤が含
まれていてもよい。
されるもの金属薄膜としては、例えば、Al、Ti、A
u、Ag、Pd、Ni、Pt等、またはこれらの金属を
含む合金等の薄膜が挙げられる。この金属薄膜は、例え
ば、組成の異なる複数の層を積層したものであってもよ
い。
マンガン、酸化チタン等の薄膜が挙げられる。この金属
酸化物の薄膜は、例えば、ITO、ATO等のように金
属酸化物にドーパントを含むものであってもよく、ま
た、複数の金属元素を含むものであってもよい。
しては、例えば、熱CVD、プラズマCVD、レーザー
CVD等の化学蒸着法(CVD)や真空蒸着、スパッタ
リング、イオンプレーティング等の物理蒸着法(PV
D)等が挙げられる。
数の層の積層体であってもよい。例えば、帯電防止層2
2は、前述した金属酸化物系の導電性フィラー、π電子
共役系導電性ポリマーの少なくとも1種類の帯電防止剤
を含む層と、金属または金属酸化物の薄膜とを積層した
ものであってもよい。
表面抵抗率は、104〜1012Ωであるのが好ましく、
106〜109Ωであるのがより好ましい。
04Ω未満であると、何らかの原因で電圧が発生した場
合に、ICや磁気ヘッド等の部品を破損する可能性があ
る。一方、帯電防止層22の表面の表面抵抗率が、10
12Ωを超えると、十分な帯電防止効果が得られない可能
性がある。
となる様適宜決めれば良いが、カーボンブラック、金属
系の導電性フィラー、金属酸化物系の導電性フィラーお
よびπ電子共役系導電性ポリマーの場合、0.01〜2
0μmであるのが好ましく、0.1〜1μmであるのが
より好ましい。金属または金属酸化物の薄膜は、0.0
05〜1μmであることが好ましい。帯電防止層22の
厚さが下限値未満であると、十分な帯電防止効果が得ら
れない場合がある。一方、帯電防止層22の厚さが上限
値を超えると、粘着シート2aの剛性の低下や透明性の
低下を招くことがある。
剤組成物で構成されている。粘着剤としては、例えば、
アクリル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ウレタン系
粘着剤が挙げられる。その中でも、特に、粘着剤は、ア
クリル系粘着剤であるのが好ましい。
より、後述する離型シート3(特に、離型剤層32がオ
レフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレン樹脂と
で構成される離型シート3)からの粘着シート2aの離
型性は、極めて優れたものとなる。
場合、粘着性を与える主モノマー成分、接着性や凝集力
を与えるコモノマー成分、架橋点や接着性改良のための
官能基含有モノマー成分を主とする重合体または共重合
体から構成することができる。
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリ
ル酸メトキシエチル等のアクリル酸アルキルエステル
や、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベン
ジル等のメタクリル酸アルキルエステル等が挙げられ
る。
ル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げ
られる。
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸等のカルボキシル基含有モノマーや、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレ−ト、N−メチロールアクリルアミド
等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、グリシジルメタクリレート等が挙げら
れる。
組成物の粘着力、凝集力が向上する。また、このような
アクリル系樹脂は、通常、分子中に不飽和結合を有しな
いため、光や酸素に対する安定性の向上を図ることがで
きる。さらに、モノマーの種類や分子量を適宜選択する
ことにより、用途に応じた品質、特性を備える粘着剤組
成物を得ることができる。
施す架橋型および架橋処理を施さない非架橋型のいずれ
のものを用いてもよいが、架橋型のものがより好まし
い。架橋型のものを用いる場合、凝集力のより優れた粘
着剤層を形成することができる。
は、エポキシ系化合物、イソシアナート化合物、金属キ
レート化合物、金属アルコキシド、金属塩、アミン化合
物、ヒドラジン化合物、アルデヒド化合物等が挙げられ
る。
には、必要に応じて、可塑剤、粘着付与剤、安定剤等の
各種添加剤が含まれていてもよい。
が、1〜70μmであるのが好ましく、10〜40μm
であるのがより好ましい。
含有していないものであるのが好ましい。
Ox -、Cl-、PO4 3-、F-、SO4 2-、K+、Na+、C
a2+の量の総計(以下、単に「イオン量」ともいう)
は、1mg/m2以下であることが好ましく、0.1m
g/m2以下であることがより好ましい。粘着シート2
aが、このようなイオンを多く含有していると、粘着シ
ート2aをハードディスクドライブ装置に貼着後、かか
るイオンが作業者の手袋等を介して、ハードディスクド
ライブ装置に付着し悪影響を与えるおそれがある。これ
に対し、イオン量を前述した数値以下にすると、粘着シ
ート2aから発生するイオン量が極めて小さくなり、ハ
ードディスクドライブ装置は、悪影響を受けにくくな
る。
にようにして測定することができる。まず、貼着体1a
を所定の形状、面積に裁断し、次いで、粘着シート2a
を離型シート3から剥離する。次に、粘着シート2aに
対して、80℃の純水を用いて、抽出操作を行う。次
に、得られた抽出物を、イオンクロマトアナライザーを
用いて分析する。そして、得られた測定結果から、単位
面積あたりのイオン量を求める。
クドライブ装置に貼着されるまでの期間は、通常、30
日程度である。したがって、貼着体1aは、製造後、少
なくとも30日経過した後における粘着シート2a中の
イオン量が1mg/m2以下であることが好ましく、
0.1mg/m2以下であることがより好ましい。
からもイオン量が前述した値以下であると、粘着シート
2aは、ハードディスクドライブ装置に極めて悪影響を
与えにくいものであると言える。
ーン化合物を含有していないものであるのが好ましい。
合物の含有量は、500μg/m2以下であるのが好ま
しく、100μg/m2以下であるのが好ましい。
のシリコーン樹脂、シリコーンオイル、シロキサン等が
挙げられる。
有量を500μg/m2以下にすると、粘着シート2a
をハードディスクドライブ装置に貼着したとき、粘着シ
ート2aから放出されるシリコーン化合物の量が極めて
小さなものとなる。したがって、粘着シート2aを用い
れば、粘着シート2aからシリコーン化合物が放出さ
れ、かかるシリコーン化合物が磁気ヘッドやディスク表
面に堆積するという現象が起きることを防止できる。ゆ
えに、ハードディスクドライブ装置に本発明の粘着シー
ト2aを用いれば、ハードディスクドライブ装置は、ト
ラブルがより発生しにくくなり、装置としての信頼性が
さらに向上する。
材21中のシリコーン化合物の含有量を100μg/m
2以下にすると、さらに顕著に得られる。
ば、次にようにして測定することができる。まず、貼着
体1aを所定の形状、面積に裁断し、次いで、粘着シー
ト2aを離型シート3から剥離する。次に、粘着シート
2aに対して、溶剤を用いて、抽出操作を行う。次に、
得られた抽出物を乾燥させる。次に、得られた乾燥物と
所定量の臭化カリウムとで錠剤を作り、かかる錠剤中の
シリコーン化合物の含有量を、ビームコンデンサー型F
T−IRにて測定する。そして、得られた測定結果か
ら、単位面積あたりのシリコーン化合物の含有量を求め
る。
コーン化合物の含有量の測定は、貼着体1aを製造して
から少なくとも30日経過して行うことが好ましい。
用時直前までは、離型シート3が貼着されている。そし
て、粘着シート2aの前述した特性は、離型シート3、
特に離型剤層32の組成、性質に大きく依存する。粘着
シート2aが上述した特性を得るためには、離型シート
3は、以下に述べるようなものであるのが好ましい。
離型剤層32が形成された構成となっている。
びシリコーン化合物を含まないものであるのが好ましい
が、粘着剤層23表面や基材21表面へイオン、シリコ
ーン化合物が転写されなければ含んでいてもよい。これ
により、離型シート3から粘着シート2a(特に、粘着
剤層23)へのイオンおよびシリコーン化合物の移行を
防止することができる。
mg/m2以下であることが好ましく、0.1mg/m2
以下であることがより好ましい。
の含有量は、例えば、500μg/m2以下であるのが
好ましく、100μg/m2以下であるのが好ましい。
合物量を前記下限値未満とすることにより、比較的容易
に、粘着シート2a中のイオン量を1mg/m2以下
(さらには0.1mg/m2以下)に、また、シリコー
ン化合物の含有量を500μg/m2以下(さらには1
00μg/m2以下)に抑制することができる。その結
果、粘着シート2aを貼着されるハードディスクドライ
ブ装置等は、悪影響を受けにくくなる。
持する機能を有しており、例えば、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィル
ム等のポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム
やポリメチルペンテンフィルム等のポリオレフィンフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチックフィ
ルム、アルミニウム、ステンレス等の金属箔、グラシン
紙、上質紙、コート紙、無塵紙、含浸紙、合成紙等の紙
等で構成されている。
は、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレ
ンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、
ポリプロピレンフィルム等のプラスチックフィルムまた
は発塵の少ないいわゆる無塵紙(例えば、特公平6−1
1959号)で構成されているのが好ましい。離型シー
ト基材31がプラスチックフィルムまたは無塵紙で構成
されることにより、加工時、使用時等において、塵など
が発生しにくく、ハードディスクドライブ装置に悪影響
を及ぼしにくい。また、離型シート基材31がプラスチ
ックフィルムまたは無塵紙で構成されると、加工時にお
ける裁断または打ち抜き等が容易となる。また、離型シ
ート基材31にプラスチックフィルムを用いる場合、か
かるプラスチックフィルムは、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムであるのがより好ましい。ポリエチレンテ
レフタレートフィルムは、塵の発生が少なく、また、加
熱時のガスの発生が少ないという利点を有している。
れないが、10〜200μmであるのが好ましく、50
〜150μmであるのがより好ましい。
層32は、粘着シート2aと貼り合わせられ、その離型
作用を有するものである。
る。離型剤層32に用いられる離型剤としては、例え
ば、ポリエチレン等のポリオレフィン、オレフィン系熱
可塑性エラストマー等の熱可塑性エラストマー、テトラ
フルオロエチレン等のフッ素樹脂、これらの混合物など
が挙げられる。
ましい離型剤としては、ポリオレフィンとオレフィン系
熱可塑性エラストマーとを含むものが挙げられる。離型
剤層32がこのような離型剤で構成されていると、シリ
コーン化合物を始めとしてハードディスクドライブ装置
に悪影響を与えやすい物質を離型剤層32に含有するこ
となく、十分な離型性が得られる。したがって、離型剤
層32をポリエチレンとオレフィン系熱可塑性エラスト
マーで構成すると、シリコーン化合物等が離型剤層32
から粘着剤層23に移行するような環境が貼着体1a内
に形成されることを、好適に防止することができる。
ラストマーとポリエチレン樹脂とを含むことにより、上
述した効果に加えて、優れた離型性が得られるようにな
る。したがって、離型剤層32がオレフィン系熱可塑性
エラストマーとポリエチレン樹脂とを含んでいると、比
較的容易に、粘着シート2a中のイオン量を1mg/m
2以下(さらには0.1mg/m2以下)に、また、シリ
コーン化合物の含有量を500μg/m2以下(さらに
は100μg/m2以下)に抑制することが可能となる
ばかりでなく、粘着シート2aを離型シート3から簡
便、確実に剥離することができるようになる。
ラストマーとポリエチレン樹脂を含有する場合、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマーおよびポリエチレン樹脂
は、以下の条件を満足することが好ましい。
えば、エチレンプロピレン共重合体、エチレンオクテン
共重合体等を主成分とするものが挙げられる。その中で
も、特に、エチレンプロピレン共重合体が好ましい。
ることにより、離型性に特に優れた離型シートを得るこ
とができる。
リプロピレン、ポリエチレンを含むことができる。
ラストマーとして市販されているものでは、タフマーシ
リーズ(三井化学社製)が挙げられる。
は、0.80〜0.90g/cm3であるのが好まし
く、0.86〜0.88g/cm3であるのがより好ま
しい。
が、下限値未満であると、十分な耐熱性が得られない可
能性がある。
の密度が、上限値を超えると、十分な離型性が得られな
い可能性がある。
ないが、0.890〜0.925g/cm3であるのが
好ましく、0.900〜0.922g/cm3であるの
がより好ましい。
あると、または、上限値を超えると、十分な離型性が得
られない場合がある。
ーナッタ触媒、メタロセン触媒等の遷移金属触媒を用い
て合成されたものであるのが好ましい。
れたものが、離型性および耐熱性に優れるという利点が
得られる。
グラーナッタ触媒を用いて生産されたものとして、J−
REXシリーズ(日本ポリオレフィン社製)、エクセレ
ンシリーズ(住友化学社製)、HIαシリーズ(住友化
学社製)等が挙げられ、メタロセン触媒を用いて生産さ
れたものとして、カーネルシリーズ(日本ポリケム社
製)、スミカセンEシリーズ(住友化学社製)、エクセ
レンEシリーズ(住友化学社製)、エクセレンEXシリ
ーズ(住友化学社製)等が挙げられる。
度等が異なる2種類以上のポリエチレン樹脂を含んでい
てもよい。
エチレン樹脂の重量比(配合比)は、特に限定されない
が、25:75〜75:25であるのが好ましく、4
0:60〜60:40であるのがより好ましい。
量が少なすぎると、オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリエチレン樹脂の種類によっては、十分な離型性
が得られない場合がある。
の含有量が多すぎると、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー、ポリエチレン樹脂の種類によっては、十分な耐熱
性が得られない場合がある。
が、5〜50μmであるのが好ましく、15〜30μm
であるのがより好ましい。
離型性が良いという効果が得られる。
としての接着増強層を介して離型剤層が形成された構成
となっていてもよい。
の間の密着性が向上し、粘着シートから離型シートを剥
離する際に、離型剤層と離型シート基材との境界面で剥
離が生じたり、剥離後、離型剤層の一部が粘着剤層上に
残存するのをより好適に防止することができる。
ば、ポリエチレン、変性ポリエチレン、その他の接着性
ポリオレフィン等が挙げられる。
し、この離型シート基材上に接着増強層の構成材料を塗
工等して接着増強層を形成し、さらに、この接着増強層
上に離型剤を塗工等して離型剤層を形成することによ
り、作成することができる。
0.1〜50μmであるのが好ましく、3〜20μmで
あるのがより好ましい。
に塗工する方法としては、例えば、押出しラミネート等
が挙げられる。
離型剤層と離型シート基材の接着強度を増強する接着増
強層であるが、かかる中間層は、これ以外の目的のもの
であってもよい。例えば、中間層は、離型剤層と離型シ
ート基材との間での成分の移行を防止するバリア層であ
ってもよい。また、離型シートは、中間層を2層以上有
していてもよい。
とで構成される貼着体1aにおいては、粘着シート2a
から離型シート3を剥離する際の剥離帯電圧は、0.5
kV以下であるのが好ましく、0.1kV以下であるの
がより好ましい。
分な帯電防止効果が得られていない可能性がある。
製造方法について説明する。粘着シート2aは、例え
ば、以下のような方法で製造される。
止層22を形成する。さらに、この帯電防止層22上
に、粘着剤層23を設けることにより製造される。
着剤組成物を基材21上に設けられた帯電防止層22上
にグラビア、バー、ナイフ、キスロール等のコーター
で、直接塗布する方法や、凸版、平版、フレキソ、オフ
セット、スクリーン、凹版等の印刷機で印刷する方法あ
るいは工程紙上にナイフ等のコーターで帯電防止層22
を形成した後、タックが消失する前に基材21に貼り合
わせる転写方法等がある。また、帯電防止層22と粘着
剤層23との密着性向上のために、帯電防止層22にコ
ロナ放電、アンカーコート等の処理を行ってもよい。
ては、溶剤型、エマルション型、ホットメルト型等が挙
げられる。
シート基材31を用意し、この離型シート基材31上に
離型剤を塗工等して離型剤層32を形成することによ
り、作成することができる。
方法としては、例えば、押出ラミネート等が挙げられ
る。
られた粘着シート2aと離型シート3とを、粘着剤層2
3が離型剤層32に接するように、貼り合わせることに
より製造することができる。
粘着剤層23を形成し、次いで、前述の方法で帯電防止
層22が形成された基材21を用意し、離型剤層32と
粘着剤層23とが接するように、貼り合わせることによ
り貼着体1aを製造してもよい。
装置を被着体として用いた場合について説明したが、本
発明の粘着シート2aおよび貼着体1aは、ハードディ
スクドライブ装置の製造工程または組立工程において用
いられるものであればよく、被着体の種類は限定されな
い。
ディスクドライブ装置に、直接、貼着せずに用いるもの
であってもよい。
テープや、これをロール状にしたごみ取りロール等とし
て用いることもできる。例えば、ハードディスクドライ
ブ装置の製造工場(例えば、クリーンルーム内等)等に
おいて、本発明の粘着シートをごみ取りテープ等として
用いることにより、製造されるハードディスクドライブ
装置の汚染をより効果的に防止することが可能となり、
ハードディスクドライブ装置の更なる高性能化を図るこ
とができる。
られているため、ごみ取りテープ等として使用する際に
おける静電気の発生を、より効果的に防止することが可
能となる。
示す概略断面図である。以下、第2実施形態の貼着体に
ついて、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明
し、同様の事項の説明は省略する。
は、基材21の両面に帯電防止層221、222が形成
されており、さらに、これらの帯電防止層221、22
2上に、それぞれ粘着剤層231、232が形成された
構成となっている。そして、貼着体1bは、粘着シート
2bの両面に、離型シート3が貼着された構成となって
いる。
なる被着体を接合することが可能となる。
厚さ、組成等がほぼ同一であってもよいし、異なるもの
であってもよい。
れの厚さ、組成等がほぼ同一であってもよいし、異なる
ものであってもよい。
離型シート3は、それぞれの厚さ、組成等がほぼ同一で
あってもよいし、異なるものであってもよい。
離型シート3は、その少なくとも一方が前述したような
構成のものであればよい。
図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに
限定されるものではない。
て説明する。
片面に接着増強層を形成し、さらに、接着増強層の表面
に離型剤層を形成し、離型シートを作製した。
により形成した。さらに、帯電防止層の表面に粘着剤層
をナイフコート法により形成し、粘着シート(ハードデ
ィスクドライブ装置の蓋の孔を閉鎖することを目的とす
る粘着シート)を作製した。
作製した。各層の構成は、以下の通りである。
「PLシン」) 厚さ :30μm(乾燥膜厚)
ペーパー」) 厚さ :70μm
チレン:商品名「L−405H」密度0.924g/c
m3) 厚さ :15μm
子共役系導電性ポリマー(日本カーリット社製:商品名
「PAS−B」)とした以外は、実施例1と同様にして
貼着体を製造した。厚さは、0.5μm(乾燥膜厚)で
あった。
スズ系導電性フィラー(石原産業社製:商品名「SN−
100P」)100重量部およびπ電子共役系導電性ポ
リマー(日本カーリット社製:商品名「PAS−B」)
50重量部とした以外は、実施例1と同様にして貼着体
を製造した。厚さは、0.5μm(乾燥膜厚)であっ
た。
膜をスパッタリングにより形成した以外は、実施例1と
同様にして貼着体を製造した。厚さは、0.01μmで
あった。
を10μmとした以外は、実施例1と同様にして貼着体
を製造した。
シート基材の片面に接着増強層を形成し、さらに、接着
増強層の表面に離型剤層を形成し、離型シートを作製し
た。
により形成した。さらに、これらの帯電防止層の表面
に、それぞれ粘着剤層をナイフコート法により形成し、
粘着シートを作製した。
に離型シートを貼り合わせ、貼着体を作製した。各層の
構成は、以下の通りである。
「PLシン」) 厚さ :30μm(乾燥膜厚)
ペーパー」) 厚さ :70μm
チレン:商品名「L−405H」密度0.924g/c
m3) 厚さ :15μm
ン性帯電防止剤(三菱化学社製:商品名「サフトマーS
T−2000H」、厚さ:1μm)とし、離型剤層の材
料をシリコーン系離型剤(東レシリコーン社製:商品名
「SRX−357」、厚さ:1μm(乾燥膜厚))とし
た以外は、実施例1と同様にして貼着体を製造した。
以外は、実施例1と同様にして貼着体を製造した。
剥離帯電圧、表面抵抗率、イオン量、およびシリコーン
化合物量を測定した。測定方法は、下記の通りである。
度65%RHの環境下に放置した。放置後、まず、貼着
体を10×10cmの四角形に裁断した。次に、粘着シ
ートを離型シートから500mm/minで剥離した。
このとき、粘着シートに帯電した帯電電位を50mmの
距離から集電式電位測定機(春日電機社製:商品名「K
SD−6110」)により、23℃、湿度65%RHの
環境下で測定した(測定下限値0.1kV)。
度65%RHの環境下に放置した。放置後、まず、貼着
体を10×10cmの四角形に裁断した。次に、粘着シ
ートを離型シートから剥離した。
て、基材表面、帯電防止層表面および粘着剤層表面につ
いて表面抵抗率測定機(アドバンテスト社製:商品名
「R−12704」)を用いて表面抵抗率を測定した。
なお、帯電防止層表面については、粘着剤層の形成前に
測定した。
約65%RHの環境下に、貼着体を放置した。放置後、
まず、貼着体を3×3cmの四角形に裁断した。次に、
粘着シートを離型シートから剥離した。次に、80℃、
20mlの純水を用いて、粘着シートに対して、30分
間抽出操作を行った。次に、この水に対して、イオンク
ロマトアナライザー(横河電機社製:商品名「IC50
0」)を用いて、NOx -、Cl-、PO4 3-、F-、SO4
2-、K+、Na+、Ca2+の各濃度を、分析、測定した。
そして、得られた測定結果から、粘着シートが単位面積
あたりに含有するこれらのイオン量を求めた(測定下限
値5μg/m2)。
約65%RHの環境下に、貼着体を放置した。放置後、
まず、貼着体を10×10cmの四角形に裁断した。次
に、粘着シートを離型シートから剥離した。次に、23
℃、10mlのn−ヘキサンを用いて、粘着シートに対
して、30秒間抽出操作を行った。次に、抽出したn−
ヘキサンを、メノウ乳鉢上で乾燥させた。次に、得られ
た乾燥物と0.05gの臭化カリウムとで錠剤を作り、
かかる錠剤中のシリコーン化合物の含有量を、ビームコ
ンデンサー型FT−IR(パーキンエルマー社製:商品
名「PARAGON1000」)にて測定した。そし
て、得られた測定結果から、粘着シートが単位面積あた
りに含有するシリコーン化合物量を求めた(測定下限値
50μg/m2)。これらの結果を表1に示した。
は、帯電防止層表面の表面抵抗率は、106〜108Ωと
適正な範囲の値で、粘着剤層表面の表面抵抗率に関わら
ず、剥離帯電圧は、いずれも検出限界以下であり、優れ
た帯電防止効果が認められた。また、イオン量、シリコ
ーン化合物量は、検出下限値以下であった。
面の表面抵抗率は、108Ωと適正な範囲の値で、剥離
帯電圧は、検出下限値以下であったが、イオン量は、
1.4mg/m2、シリコーン化合物量は、5000μ
g/m2であった。
コーン化合物量は、検出下限値以下であったが、剥離帯
電圧は、5.0kVであった。また、離型シートを粘着
シートから剥離する際、粘着シートがピンセットの先に
巻き付き、操作性も劣っていた。
離帯電の発生を防止し、かつ実質的にイオンを含有して
いない粘着シートおよび貼着体を得ることができる。
いれば、粘着シートを剥離する際の操作性の低下を防止
することができるとともに、静電気やイオンの存在を原
因とするハードディスクドライブ装置等の性能の劣化、
破損等の発生を防止することができる。
化合物を実質的に含まないようにすることにより、ハー
ドディスクドライブ装置は、トラブルがより発生しにく
いものとなり、装置としての信頼性がさらに向上する。
エラストマーおよびポリエチレン樹脂を用いた場合、離
型性がより優れたものとなり、離型シートを簡便、確実
に剥離することができる。
ある。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 ハードディスクドライブ装置またはその
部品の製造工程または組立工程において用いられる粘着
シートであって、 基材と、粘着剤で構成される粘着剤層と、それらの間に
介挿されたノニオン性の帯電防止層とを有することを特
徴とする粘着シート。 - 【請求項2】 前記帯電防止層は、カーボンブラック、
金属系の導電性フィラー、金属酸化物系の導電性フィラ
ー、π電子共役系導電性ポリマーの少なくとも1種類の
帯電防止剤を含むものである請求項1に記載の粘着シー
ト。 - 【請求項3】 前記帯電防止層は、金属または金属酸化
物の薄膜で構成される請求項1または2に記載の粘着シ
ート。 - 【請求項4】 前記帯電防止層の表面抵抗率は、1×1
04〜1×1012Ωである請求項1ないし3のいずれか
に記載の粘着シート。 - 【請求項5】 粘着シートは、シリコーン化合物を実質
的に含まないものである請求項1ないし4のいずれかに
記載の粘着シート。 - 【請求項6】 前記基材の両面側に、それぞれ、前記帯
電防止層と前記粘着剤層とが設けられている請求項1な
いし5のいずれかに記載の粘着シート。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の粘
着シートの粘着剤層に離型シートを重ねたことを特徴と
する貼着体。 - 【請求項8】 前記離型シートは、シリコーン化合物を
実質的に含まないものである請求項7に記載の貼着体。 - 【請求項9】 前記離型シートは、オレフィン系熱可塑
性エラストマーとポリエチレン樹脂とを含む離型剤層を
有するものである請求項7または8に記載の貼着体。
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