JP2000086996A - 低接着性塗料 - Google Patents
低接着性塗料Info
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Abstract
しては十分な接着性を示すが、粘接着剤層に対しては軽
い剥離力を示し、剥離力のエージング安定性に優れ、一
旦貼り合わせた粘接着剤層に対して良好な再接着性を付
与する被膜を形成する塗料を得る。 【解決手段】 低接着性塗料が、炭素数が6〜16のパ
ーフルオロアルキル基を有するアクリル酸エステル又は
メタクリル酸エステルを主成分とするモノマー組成物か
ら重合された含フッ素アクリル重合体99〜33重量
%、及びフッ素系油1〜67重量%を含んでなる。
Description
イナーの形成、片面テープの背面処理、電子部品の防油
・防汚処理等に使用する低接着性塗料に関し、特に、シ
リコーンを含まないことを求められる精密電子機器用の
低接着性塗料に関する。
剤層を形成したものからなり、巻き回された状態で流通
し、巻き戻しながら使用される。この粘接着テープにお
いて、粘接着剤を担持した表面と担持しない裏面とが強
く接着することを防止し、使用時の巻き戻しを容易にす
るため、粘接着テープの粘接着面に仮貼着されるのが粘
接着材用剥離ライナーである。
ポリジメチルシロキサンの被膜によるものが主流となっ
ていた。その理由としては、1)一旦、貼り合わせた粘
接着材用剥離ライナーと粘接着面とを剥離するために必
要とされる力(剥離力)が軽いこと、2)エージングに
対する安定性が優れていること、3)比較的安価なコス
トで製造できることが挙げられる。
コーン汚染による問題がクローズアップされており、シ
リコーン系の剥離ライナーは敬遠される傾向にある。即
ち、ポリジメチルシロキサンが何らかの経路で機器内汚
染を引き起こした場合、ポリジメチルシロキサンが電子
機器の作動中に発生する電気エネルギーにより分解さ
れ、二酸化珪素の固体粒子となり、これが電子機器内の
駆動系の微妙な空間に沈着し、駆動系の運動阻害やひっ
かきキズの発生原因になると考えられている。特に、記
録媒体であるハードディスク機器では、その気密性の高
さ、高密度化に伴う記録ヘッドとディスクとの距離の短
さ、ディスクの高速回転化等からこの問題に敏感であ
る。そのため、電子機器を直接的に構成する部品の材料
はもとより、それら部品に接触する間接材料について
も、材料からの移行汚染を防止するためにノンシリコー
ン化が求められており、粘接着材用剥離ライナーにもノ
ンシリコーン化が求められている。
ーを形成する剥離剤には、非フッ素系とフッ素系のもの
とがあり、非フッ素系のものとしてはアルキルペンダン
ト系や縮合ワックス系(粘着ハンドブック163頁〜1
71頁参照)などが知られている。これらはいずれも粘
着性の強いアクリル系感圧接着剤に対して2〜10N/
dm程度という中程度の剥離力であり、市場で好まれる
軽い剥離力、即ち0.2〜2N/dmを与えることは困
難となっている。
素アクリル重合体が知られている。この含フッ素アクリ
ル重合体は、設計によっては、2〜4N/dmの剥離力
を与えるが、市場で望まれる剥離力に比べるとまだ重た
い。また、含フッ素アクリル重合体は、剥離時にスティ
ックスリップ傾向が強いという不具合もある。
ポリエーテルを主体としたものも知られいる(特開平3
−258863号公報特許請求の範囲)。この剥離剤は
十分に軽い剥離性を与えるが、パーフルオロポリエーテ
ルは極めて高価であるため、価格的に不利である。ま
た、この剥離剤から粘接着材用剥離ライナーを製造する
工程においては、基材上に剥離剤を塗布してその薄膜を
硬化させるが、その硬化の際に、不活性ガス中でUV照
射をする必要があり、通常の溶剤コーティングに比べて
大変煩雑となる。また基材に対する接着性も十分でな
い。基材に対する接着性を改善する方法として、パーフ
ルオロポリエーテルと共重合可能な特殊なアクリル系モ
ノマーを主剤としたプライマーを、予め基材にコーティ
ングすることも提案されているが(特開平3−4075
4号公報、米国特許No.4,567,073及び4,
614,667)、粘接着材用剥離ライナーの製造工程
がさらに煩雑になり、コストアップがもたらされる。
従来技術の問題に対し、基材に溶液を塗布、乾燥するだ
けで容易にノンシリコーン系の被膜を形成でき、かつ、
その被膜が、基材に対しては十分な接着性を示すが、粘
着性の強いアクリル系感圧接着材等の粘接着剤層に対し
ては少なくとも中程度の剥離性、好ましくは2N/dm
以下の軽剥離性を示すようにし、また、エージングに対
する剥離力の安定性を良好とし、さらに、一旦被膜と貼
り合わせ、剥離した粘接着剤層が、再度当初と同様の接
着力を有するようにすることを目的とする。
ッ素アクリル重合体とフッ素系油を特定の割合で配合す
ることにより得られる塗料は、その被膜の粘接着剤層に
対する剥離力が小さくなり、剥離時のスティックスリッ
プ傾向も減少すること、また、そのエージングに対する
安定性や、この被膜と一旦貼り合わせた後の粘接着剤層
の再接着性も良好であることを見出し本発明を完成させ
た。
フルオロアルキル基を有するアクリル酸エステル又はメ
タクリル酸エステルを主成分とするモノマー組成物から
重合された含フッ素アクリル重合体99〜33重量%、
及びフッ素系油1〜67重量%を含んでなる低接着性塗
料を提供する。
着性塗料の塗膜が形成されている粘接着材用剥離ライナ
ーを提供し、基材の一方の面に粘接着層を有し、他面に
本発明の低接着性塗料の塗膜を有する粘接着テープを提
供する。
アクリル重合体とフッ素系油とが、共にフッ素系である
という構成元素上の共通点と、重合体はアクリル系であ
り、フッ素系油は一般にエーテル系又はビニル系である
という構造上の相違点とのバランスによって適度な相溶
性を有する。したがって、含フッ素アクリル重合体とフ
ッ素系油との相溶性が悪すぎるために、含フッ素アクリ
ル重合体とフッ素系油とが強く相分離し、均一な塗膜を
形成できなかったり、逆に相溶性が良すぎて、含フッ素
アクリル重合体とフッ素系油とが完全に一体化した塗膜
となることはない。本発明の低接着性塗料は、その塗膜
において含フッ素アクリル重合体がフッ素系油によって
均一に可塑化(柔軟化)されると同時に、一部のフッ素
系油が塗膜表面にしみだしてくる(ブリーディング)と
いう性質を有している。
態(モルフォロジー)としては、パーフルオロアルキル
基が表面に配向していることが剥離力を軽くすることに
好ましいことが知られているが、本発明の低接着性塗料
から形成された被膜は、上述のように可塑化(柔軟化)
されているので分子が動きやすいため、そのような表面
形態をとりやすい。さらに、ブリーディングしたフッ素
系油によってそのような表面形態の生成が促進され、か
つそのような表面形態が生成した後は、ブリーディング
したフッ素系油によってその形態が固定化かつ安定化さ
れる。よって、本発明の低接着性塗料から形成された塗
膜は、粘接着剤層に対して軽剥離性を示すものとなる。
アクリル重合体とフッ素系油を含んでなるものである。
オロアルキル基を有するアクリル酸エステル又はパーフ
ルオロアルキル基を有するメタクリル酸エステル(以後
フッ素系長鎖アルキルアクリルモノマーという)を主成
分とするモノマー組成物を重合して得られる重合体であ
り、主鎖がアクリル重合によるものである。
ーとは、以下の式(1)及び式(2)で表されるパーフ
ルオロアルキル基を有するアクリル酸エステルとメタク
リル酸エステルである。
ル基であり、Xはスペーサー基である。)
炭素数は6〜16であり、2N/dm以下の軽い剥離性
を達成するためには炭素数を8〜12とすることがより
好ましい。これは、炭素数が6未満であると、塗料の剥
離性能が十分に得られず、炭素数が16を超えると、モ
ノマー自体の入手コストが大きく増大し、それに見合う
特性を有する重合体が得られにくいためである。
しては、式(3)の直鎖状のパーフルオロアルキル基、
式(4)に示すようにアルファー炭素原子の一つのF原
子がH原子に置換されたパーフルオロアルキル基、式
(5)のような分岐状のパーフルオロアルキル基等を挙
げることができる。
数である。)
スペーサー基としては特に限定されず、一般に入手可能
なモノマーに利用されているスペーサー基を利用するこ
とが出来る。例えば、式(6)のメチン基やエチレン
基、式(7)のヒドロキシプロピル基、式(8)のN−
アルキルスルファミド基などを挙げることができる。
中、qは2、3又は4の整数である。)
素系長鎖アルキルアクリルモノマーの割合は、出来るだ
け多い方が好ましく、75重量%以上、さらには90重
量%以上とすることが好ましい。剥離性能の点からは、
モノマー組成物の構成モノマーの全てをフッ素系長鎖ア
クリルモノマーとしてもよい。
ルアクリルモノマー以外に他のモノマーを混合すること
ができる。これにより、PET等の基材に対する被膜の
接着性を向上させたり、含フッ素アクリル重合体の凝集
力を高めたり、あるいは極性の調節(溶媒溶解性、SP
値の調整、フッ素系油との相溶性の調節)などを行うこ
とができる。例えば、炭素数が10以上のフッ素系長鎖
アルキルアクリルモノマーの単一重合体はフッ素系溶剤
にさえ溶解しにくいが、他のモノマーを共重合させるこ
とによりその溶解性を改善することが出来る。
共重合させるモノマーとしては、特に制限はなく、メタ
クリル酸やアクリル酸のアルキルエステル類、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリロニトリルなどの汎用モノマー
を用いても良いが、別のフッ素系モノマー、例えば、炭
素数が1〜5のフッ素系短鎖アルキルアクリルモノマー
等を用いることが剥離性能の点から好ましい。
を得るための重合方法としては、前記のモノマー組成物
を公知のラジカル重合法により重合させればよい。この
場合、重合様式としては、通常の公知の乳化重合、懸濁
重合、塊状重合又は溶液重合等を利用できる。また、モ
ノマー組成物中にフッ素系長鎖アルキルアクリルモノマ
ーが大半を占める場合は、フッ素系の溶剤の存在下にA
IBNなどの開始剤を用いて溶液重合する方法を利用で
きる。あるいは、汎用溶剤(例えば酢酸エチル等)を少
量用いてモノマーを高濃度の懸濁分散状態とし、重合さ
せる方法も有効である。また、フッ素系長鎖アルキルア
クリルモノマー以外のモノマーを共重合させる場合に
は、汎用溶剤(例えば酢酸エチル等)中で溶液重合させ
ることも可能である。
橋しなくてもよいが、架橋することにより、本発明の低
接着性塗料に、より多くのフッ素系油を配合することが
可能となるので、粘接着剤層に対する剥離力を軽くする
ことが可能となる。また、架橋することにより被膜の凝
集力を向上させることが可能となるので、基材に対する
被膜の接着性を向上させることが可能となる。
重合体に水酸基、カルボキシル基、グリシジル基、アル
コキシシラン基等の反応基を導入しておき、これと反応
性のある架橋剤を用いて結合させる方法、含フッ素アク
リル重合体に互いに反応性のある2つの反応基を(別々
の分子上にあるいは1つの分子上に同時に)導入してお
き、触媒添加によりその反応を促進させ、結合させる方
法、あるいは、自己架橋性の反応基を導入しておき、触
媒添加によりその反応を促進させ、結合させる方法等が
用いられる。
や極性基を導入する方法としては、HEMA(ヒドロキ
シエチルメタクリレート)、HEA(ヒドロキシエチル
アクリレート)、メタクリル酸、アクリル酸、GMA
(グリシジルメタクリレート)、イソシアナトエチルメ
タクリレート、アルコキシシラン含有アクリレートやア
ルコキシシラン含有メタクリレート等に代表されるよう
な反応基含有モノマーをフッ素系長鎖アルキルアクリル
モノマーと共重合することが簡便で有効である。
ッ素系長鎖アクリルモノマーのみとする場合に、その重
合体に反応基を導入する方法としては、前記のスペーサ
ーXにヒドロキシプロピル基のような官能基を有するス
ペーサーを有するフッ素系モノマーを適量導入すればよ
い。
は、大気圧において事実上沸点を持たず室温におけるそ
の蒸気圧が10-2Torr以下であるフッ素系化合物で
あって、室温において液状のもの、あるいは流動点が室
温以下のものをいう。
リエーテル油及び次式(9)
化塩化エチレン低重合体、フッ素系界面活性剤、パーフ
ルオロアルキルリン酸塩等を用いることができる。これ
らの中で特に好ましいものはパーフルオロポリエーテル
油である。
式(10)、(11)、(12)、(13)で示される
ように官能基を持たないもの、あるいは次式(14)、
(15)で示されるような官能基を有するものが市販さ
れており、どちらも用いることができる。
油は、被膜から適度にブリーディングしてくるように調
整することが好ましい。過度のブリーディングは、一旦
この被膜と貼り合わせた後の粘接着剤層の再接着性に悪
影響を及ぼすこととなる。
て使用するパーフルオロポリエーテルの種類や分子量を
適宜選択することにより行うことができる。即ち、パー
フルオロポリエーテルのうち、官能基を有するものは官
能基を持たないものよりもブリーディングが少なく、分
子量の低いものは分子量の高いものよりもブリーディン
グが少ない。ただし、官能基を有するパーフルオロポリ
エーテルを架橋剤の存在下で使用する場合には、この官
能基が架橋剤と反応してパーフルオロポリエーテルが樹
脂化しないように配慮する必要がある。それ故、架橋剤
がパーフルオロポリエーテルの官能基に対するよりも含
フッ素アクリル重合体の官能基に対して優先的に反応す
るよう設計することが好ましい。
アクリル重合体とフッ素系油との配合割合は、含フッ素
アクリル重合体99〜33重量%、フッ素系油1〜67
重量%とすることが好ましく、含フッ素アクリル重合体
95〜67重量%、フッ素系油5〜33重量%とするこ
とがより好ましい。フッ素系油を増量することにより剥
離力をより軽くすることが出来るが、再接着力が低下す
る傾向にあり、また、フッ素系油は含フッ素アクリル重
合体に比して高価であるため、フッ素系油を多く配合す
ることは本発明の塗料の製造コストを高めることにな
る。
グ時の適正粘度と膜厚調整のために溶剤を含有すること
ができる。この溶剤としては、含フッ素アクリル重合体
とフッ素系油とを同時に溶解することの出来るものが好
ましく、例えば、フッ素系の溶剤が好適である。フッ素
系の溶剤の具体例としては、パーフルオロアルカン類
(3M社、PFシリーズ)、低分子量のパーフルオロポ
リエーテル(Ausimont社、GALDEN)、トリフルオロベン
ゼン、ヘキサフルオロキシレン、パーフルオロアルキル
テトラヒドロフラン等やこれらの混合物等が例示され
る。また、フッ素系以外の汎用溶媒も、含フッ素アクリ
ル重合体が汎用溶剤に可溶性の共重合体であり、また、
フッ素系油もダイキン工業社製のダイフロイルのように
汎用溶剤に可溶性のものである場合には使用することが
できる。
を損なわない程度において、着色したり、表面を粗面と
するために適量の充填剤を配合することができる。充填
剤としては、一般の無機充填剤、カーボン粒子、顔料、
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹
脂の微粒子、フッ化カーボン等を配合することが出来
る。
厚さ10nm〜10μmの乾燥被膜を形成することが出
来る濃度とすることが好ましい。乾燥被膜の厚みが10
nm未満であると剥離性が劣る傾向がある。反対に、1
0μmを超えるとコスト高となり、また、基材との接着
性が低くなる傾向がある。乾燥被膜の厚みを10nm〜
10μmとする塗料濃度は、用いられるコーターのウェ
ット塗布重量と希望するコーティング被膜の乾燥重量か
ら決定することができる。
の剥離ライナー、片面粘接着テープの背面の剥離処理、
各種電気・電子部品やガラスエポキシ基板等の基板の防
汚処理、精密機械部品のオイルバリアー処理、撥水撥油
処理等に利用することが出来る。特にシリコーンを含ま
ないことを求められる精密電子機器に防汚処理等の目的
で被膜形成する場合の塗料として有用となる。
ライナーを形成する場合、基材に本発明の低接着性塗料
をコーティング後、乾燥して基材表面に被膜を形成すれ
ばよく、背面剥離処理した片面粘接着テープは、基材の
一方の面に粘接着剤層を有する粘接着テープの該粘接着
剤層と反対側の基材面に本発明の低接着性塗料をコーテ
ィングし、乾燥して被膜を形成すればよい。
ム、ポリオレフィンフィルム、ポリアミドフィルム、ポ
リイミドフィルム、ポリオレフィンラミネート紙、溶剤
の浸透を抑制した紙類(パーチメント紙、グラシン紙、
目止め塗工紙)、金属蒸着フィルム、金属箔等が好適で
ある。コーティングする装置としては、ロールコータ
ー、ナイフコーター、パイプコーター、グラビアコータ
ーなどの一般のコーターを使用することができる。
械部品等への防汚処理、オイルバリアー処理、撥水撥油
処理等の目的で本発明の低接着性塗料の被膜を形成する
場合には、上述のコーターによる以外に、ディッピン
グ、刷毛塗り、スプレーなどの方法でコーティングして
もよい。
ティングした後の乾燥条件は、被膜を形成することがで
きる限り、特に熱を掛ける必要はない。結露により被膜
の形成が妨げられるような場合は、60〜120℃程度
のオーブン中で乾燥させればよい。また、架橋反応を行
う場合は、乾燥後その反応条件の温度で熱処理すればよ
い。
明する。
フルオロオクチルエチルメタクリレート( CH2=C
(CH3)COOCH2CH2C8F17)を200gと酢酸
エチル50gを仕込み、窒素ガス雰囲気下で80℃に昇
温した。次に0.6gのアゾビスイソブチルニトリル
(AIBN)を6gのMEKに溶解し、これを反応系に
添加し重合を開始させた。重合は上層と下層の2層に分
離し、半懸濁状態で進行した。4時間後に反応を停止
し、冷却後、一昼夜放置した。ワックス状のポリマー層
(下層)245gと溶剤層(上層)5gに相分離した。
ポリマー層をフラスコから取り出し、粉砕後、酢酸エチ
ルを飛ばして粉末状の含フッ素アクリル重合体Aを得
た。
ナー(パーフルオロ2−ブチルテトラヒドロフラン、メ
タキシレンヘキサフロライド、パーフルオロアルカンの
混合物;信越化学工業社製)の90gに溶解させた。こ
れに、フッ素系油として、パーフルオロポリエーテル油
(Ausimont社製、Fomblin Z 誘導体DIAC4000:両末端カ
ルボン酸変性タイプ;分子量4000)を0.1gから
1.5gまでの間で変化させて溶解させた。
エチレンテレフタレートフィルムに#5のワイヤーロッ
ドを用いて約8g/m2塗布し、110℃で5分間乾燥
させることにより剥離ライナーを得た。
両面粘着テープ(ソニーケミカル社製、T−3500)
を貼り合わせ、線圧2.4kg/cmでシリコーンロー
ルに通し圧着した。その後、5cm×20cmの大きさ
にカットし、2.5kgの荷重をかけて70℃のオーブ
ンに24時間投入し、エージングさせた。それを室温に
戻し、テンシロン型引張試験機で300cm/分の速度
でT型剥離モードで剥離力(dm巾に換算)を測定し
た。
に、新たな50ミクロン厚のポリエチレンテレフタレー
トフィルムを貼り合わせ、線圧2.4kg/cmでシリ
コーンロールに通して圧着した。これを2cm巾にカッ
トし、テンシロン型引張試験機で300cm/分の速度
でT型剥離モードで剥離力を測定し、これを再接着力
(dm巾に換算)とした。
後の粘着テープ(ソニーケミカル社製、T−3500)
のポリエチレンテレフタレートフィルムに対する再接着
力を上記と同様に求めた。その結果、再接着力は21.
6N/dmであった。そして、この値に対する、上述の
剥離ライナーと張り合わせた後の粘着テープの再接着力
の比率を求めた。
カップに注ぎ、110℃のオーブン中で蒸発乾燥させ、
その被膜の外観と指触感から含フッ素アクリル重合体A
とフッ素系油(パーフルオロポリエーテル油)との相溶
性とブリーディングの程度を調べた。
施例1〜4の剥離力は2N/dm以下であり、またそれ
らの再接着力も良好であった。乾燥被膜の外観は透明で
柔軟な被膜であり、含フッ素アクリル重合体Aとフッ素
系油との相溶性はかなり良好であった。そして、フッ素
系油の表面におけるブリーディングがごくわずかに認め
られた。
系油を混合せずに、実施例と全く同様に剥離ライナーを
作製し、その評価を行った。この結果を表1に示す。
り、2N以下の軽剥離力を得るにはやや劣る剥離性であ
った。また、剥離モードはスティックスリップ傾向が強
いものであった。
て、フッ素系油の配合量を含フッ素アクリル重合体の3
倍量とした以外は、実施例と全く同様に剥離ライナーを
作製し、その評価を行った。この結果を表1に示す。
つきがあり、そのエージング後の剥離力は十分に軽剥離
であったが、再接着力が明らかに悪く、粘着テープの粘
着面への剥離ライナーの塗膜の移行汚染が大きかった。
また、この乾燥被膜の形状は高粘度の流動性液体であっ
た。フッ素系油の配合量が多すぎると、重合体が凝集破
壊を起こすことがわかる。
体Aの1gをFRシンナーの90gに溶解し、次に表2
に示すように、官能基を持たないフッ素系油の0.25
gをそれに配合し、溶解させて塗料を得た。
様にして、剥離力と再接着力を計測し、また、乾燥被膜
の外観とブリーディングを調べた。この結果を表2に示
す。
重合体Aとフッ素系油との相溶性に関し、被膜は全て少
し柔軟なフィルム状となり、ブリーディングは少なかっ
た。また、これらの剥離力、再接着力は共に良好であっ
た。分子量の高いフッ素系油を用いた実施例6では、被
膜が完全に透明ではなく、相溶性がやや低く、ブリーデ
ィングもやや多かったが、その剥離力、再接着力は共に
良好であった。なお、実施例8の被膜の半透明性は、P
TFE微粉末の添加によるものである。
実施例 5 6 7 8 ・フッ素系油 Krytox Krytox タ゛イフロイル テ゛ムナム 1506 *1 1525 *1 #20 *2 ク゛リースL-65 *3 ・重合体Aとフッ素系油との配合比率 1/0.25 1/0.25 1/0.25 1/0.25 ・エージング後の剥離力(N/dm) 1.4 1.1 1.7 1.1 ・再接着力(N/dm) 30.6 29.4 29.4 29.4 ・乾燥被膜の外観*4 A A'' A A'・ブリーディング*5 a b a a 表2注 *1:E.I.Dupont de Nemours and Company社製 *2:ダイキン工業社製 *3:ダイキン工業社製、35重量%のPTFE微粉末を含む *4:A…透明で少し柔軟 A'…半透明でやや柔軟 A''…半透明でわずかに柔軟 (柔軟性の度合い A>A'>A'') *5:a…少ない b…やや多い
フルオロオクチルエチルメタクリレート( CH2=C
(CH3)COOCH2CH2C8F17)とHEMA(ヒド
ロキシエチルメタクリレート)を表3に示す割合で合計
100gを仕込み、次に、酢酸エチル42gを加え、後
は実施例1と同様の方法で重合を行い、含フッ素アクリ
ル重合体B、C、Dを得た。次にこれらの1gをFRシ
ンナーの90gに溶解し、次にフッ素系油(Ausimont社
製、Fomblin Z 誘導体DIAC4000)の0.25gをさらに
溶解させ、塗料を得た。
た。この結果を表3に示す。表3に示すように、含フッ
素アクリル重合体B、C、Dとフッ素系油との相溶性は
全て比較的良好で、ブリーディングもごくわずかであっ
た。剥離性は、HEMAの増加と共に劣る傾向が認めら
れた。
トキシシランの2gを用いる他は実施例11と同様にし
て含フッ素アクリル重合体Eを得た。次に、これの1g
をFRシンナーの90gに溶解し、さらにフッ素系油
(Ausimont社製、Fomblin Z 誘導体DIAC4000)の0.2
5gを配合し、溶解させた。触媒としてパーフルオロオ
クチルリン酸エステルの0.02gを加え、本実施例の
塗料とした。
た。この結果を表3に示す。
較的良好で、ブリーディングもごくわずかであった。ま
た、剥離性は良好であった。
Eの1gを、各々FRシンナーの90gに溶解し、フッ
素系油を添加しない塗料を得た。得られた塗料を、実施
例1と同様にして評価した。この結果を表4に示す。
性は、フッ素系油を添加した対応する実施例9〜12の
場合よりも重たいものであった。
(パーフルオロ−7−メチルオクチル)エチルメタクリ
レート( CH2=C(CH3)COOCH2CH2(C
F2)6CF(CF3)2)(ダイキンファインケミカル
社、M−3820)25gと酢酸エチル15gを仕込
み、窒素ガス雰囲気下で80℃に昇温した。次に0.0
8gのアゾビスイソブチルニトリル(AIBN)を1g
のMEKに溶解し、これを反応系に添加し重合を開始さ
せた。7時間後に固化したので酢酸エチルを40mL追
加した。反応混合物は2層に分離した。下層(ポリマー
層)を取り出し、乾燥させて含フッ素アクリル重合体F
を得た。
ーフルオロ−9−メチルデシル)エチルメタクリレート
( CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF2)8C
F(CF3)2)(ダイキンファインケミカル社、M−4
020)を用いた以外は、前記と全く同様にして含フッ
素アクリル重合体Gを得た。
ンナーの90gに溶解し、それぞれにフッ素系油として
アウジモント社のパーフルオロポリエーテル(フォンブ
リンM60:平均分子量12,500)を0.33g加
えて塗料を調製し、得られた塗料を実施例1と同様にし
て評価した。この結果を表5に示す。
また、含フッ素アクリル重合体F、Gとフッ素系油との
相溶性はやや低く、ブリーディングもやや多かった。し
かし、その再接着性は良好であった。
い以外は同様に塗料を調製し、その評価を行った。この
結果を表5に示す。
ッ素系油を配合した対応する比較例13〜14より重た
いものであった。また、比較例8では、その剥離モード
はスティックスリップ傾向が強いものであった。
料を基材に塗布し、乾燥するだけで容易にノンシリコー
ン系の被膜を形成でき、かつ、その被膜が、基材に対し
ては十分な接着性を示すが、アクリル系感圧接着材等の
粘接着剤層に対しては中程度ないし軽い剥離力を示すも
のとなる。また、剥離力のエージング安定性は良好とな
り、さらに、本発明の塗料の被膜と一旦貼り合わせた後
の粘接着剤層は、良好な再接着性を示すものとなる。
Claims (9)
- 【請求項1】 炭素数が6〜16のパーフルオロアルキ
ル基を有するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テルを主成分とするモノマー組成物から重合された含フ
ッ素アクリル重合体99〜33重量%、及びフッ素系油
1〜67重量%を含んでなる低接着性塗料。 - 【請求項2】 含フッ素アクリル重合体が、炭素数8〜
12のパーフルオロアルキル基を有するアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルを75重量%以上含有す
るモノマー組成物の重合体である請求項1記載の低接着
性塗料。 - 【請求項3】 含フッ素アクリル重合体が、炭素数8〜
12のパーフルオロアルキル基を有するアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルを90重量%以上含有す
るモノマー組成物の重合体である請求項2記載の低接着
性塗料。 - 【請求項4】 含フッ素アクリル重合体が、架橋性反応
基を有する請求項1〜3のいずれかに記載の低接着性塗
料。 - 【請求項5】 架橋性反応基が、水酸基、カルボキシル
基、グリシジル基又はアルコキシシラン基である請求項
4記載の低接着性塗料。 - 【請求項6】 さらに、架橋剤又は触媒を含有する請求
項1〜5のいずれかに記載の低接着性塗料。 - 【請求項7】 基材の片面又は両面に、請求項1〜6の
いずれかに記載の低接着性塗料の塗膜が形成されている
粘接着材用剥離ライナー。 - 【請求項8】 塗膜の厚さが10nm〜10μmである
請求項7記載の剥離ライナー。 - 【請求項9】 基材の一方の面に粘接着層を有し、他面
に請求項1〜6のいずれかに記載の低接着性塗料の塗膜
を有する粘接着テープ。
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