JPWO2015045754A1 - 高純度In及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

Pb:0.05ppm以下、Zn:0.005ppm以下、S:0.02ppm以下であり、7N(99.99999%)以上の純度を有する高純度In。5N(99.999%)のInを電解精製する際に、電解液にSrCO3を添加してPb、Zn、Sを低減させ、7N(99.99999%)以上の純度とすることを特徴とする高純度Inの製造方法。InGaN、AlInGaPなどのLED用のIn需要が伸びていくという可能性があり、今後大量にかつ安価に製造することが要求されるが、本願発明はこれに対応できる技術を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、リン化インジウム(InP)の原料として特に有用である7N以上の純度を持つ高純度インジウム(In)及びそれを製造する方法を提供するものであり、さらに従来技術よりも安価に製造することができるという特徴を持つ電解精製による高純度Inの製造方法に関する。
一般に、3−5族化合物半導体の1つであるInPのような化合物半導体単結晶の製造には、高純度の原料が使用されており、高純度のInの製造方法には、蒸留、ゾーン精製等の乾式法により、4Nから6N以上に精製され、特許文献としては以下が挙げられる。
下記特許文献1には、1250℃で蒸留することが、特許文献2には、ベーキング後にゾーンメルトすることが、特許文献3には、塩素ガスと反応させて蒸留し、塩化Inを蒸留水と不均化反応させることが、特殊な例として特許文献4に蒸留したInを連続して鋳造する方法が記載されている。
一方、湿式精製における従来技術を見ると、特許文献5にInの精製方法が記載されている。その具体的内容は、次の通りである。
尚、本発明で使用する「ppm」の単位表記は、以下、「wtppm」を意味する。
Cdを10ppm未満、かつTlを1ppm未満含有する粗Inを原料として、これをアノードとして塩酸浴でIn濃度:100〜300g/L、pH:0.5〜2、電流密度:0.5〜2A/dmで電解精製を行っている。
隔膜によって陽極室と陰極室を分けて電解精製を行い、電解後は陽極室の電解液を抜き取って濾過後、陰イオン交換樹脂と接触させることにより浄液を行っている。更に電流密度 0.3〜2.5A/dmでの電解により電解液中のInより貴な不純物を除去し、これを陰極室に供給して電解精製を行っている。
隔膜の材質としては、例として綿等の天然繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成繊維の織布、不織布が挙げられ、充分に小さな通孔を有するものが好ましいとされ、実施例ではテトロン濾布が使用されている。
フィルターについては、濾過ができれば良いという程度で、実施例ではカートリッジフィルターを使用している。
しかし、この特許文献5は、高価な陰イオン交換樹脂を使用しなければならないという問題及び電解液の浄液のため、不純物を除去する電解を行う必要があるという問題がある。
下記特許文献6は、Inの精製方法の記載がある。これは、前記特許文献5の改良版と考えられる。実施例では4〜5Nの純度であるが、特許文献5よりも不純物の多い粗Inを原料として、これをアノードとして塩酸浴でIn濃度 100〜200g/L、pH:1.5〜2.5、電流密度:0.5〜2A/dmで電解精製を行っている。
隔膜によって陽極室と陰極室を分けて電解精製を行い、電解後は陽極室の電解液を抜き取り、陰イオン交換樹脂と接触させることにより浄液を行っている。更に電流密度:0.3〜2.5A/dmでの電解、及び金属Inと電解液を接触することにより、電解液中のInより貴な不純物を除去し、これを陰極室に供給して電解精製を行っている。また、セラミックフィルター等を使用した隔膜電解により、Inイオンを電解液に補給する方法も記載されている。
隔膜の材質としては、例として綿等の天然繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成繊維の織布、不織布が挙げられ、充分に小さな通孔を有するものが好ましいとなっている。実施例ではテトロン濾布を使用している。
濾過については必要に応じて行うこともできるという程度で、実施例ではカートリッジフィルターを使用している。
しかし、この特許文献6は、特許文献5と同様に、高価な陰イオン交換樹脂を使用しなければならないという問題及び電解液の浄液のため不純物を除去する電解を行う必要があるという問題がある。
下記特許文献7には、高純度金属Inとその製造方法及び用途の記載がある。具体的内容は、次の通りである。
2段階の電解精製を行い、2段目の電解精製で得られた電析Inを鋳造する際に不活性ガスを吹き込むことで残留揮発分を除去することにより精製を行っている。この特許文献7の達成純度は「6N水準」であるとしている。
電解は塩酸浴でも硫酸浴でも良く、In濃度 20〜80g/L、pH:1.0〜2.5が好ましいとなっており、隔膜は使用していない。第1電解と第2電解の合計電流密度が100〜500A/m(1〜5A/dm)であること、第1電解よりも第2電解の電流密度を低くしている。鋳造時にフラックスとして水酸化Na、または水酸化Naと硝酸Naの混合物を添加してClを0.03ppm以下、Sを0.01ppm以下としている。
実施例1は不活性ガス吹き込みなし、実施例2は不活性ガス吹き込み、実施例3〜5はフラックスを使用して不活性ガスを吹き込んだ結果である。この特許文献7は、2段階での電解のためコスト高になるという問題があり、また1段目と2段目の間にアノード作製のための鋳造を行う必要があり、工程が複雑になるという問題がある。
特許文献8には、Inの精製方法において、陽極室から電解液を抜き取り、ろ過後、この電解液を陰イオン交換樹脂と接触させる工程、電解質が隔膜により陽極室と陰極室に隔てられた電解浄液槽の陰極室に供給して電解浄液する工程からなる精製方法が記載されている。この場合も、高価な陰イオン交換樹脂を使用しなければならないという問題及び電解液の浄液のため不純物を除去する電解を行う必要があるという問題がある。そして、達成している純度は6Nレベルに過ぎない。
特許文献9には、In含有物を塩酸で溶解し、この溶解液にアルカリを加えてpHが0.5〜4の範囲内の所定の値になるように中和し、溶解液中の所定の金属イオンを水酸化物として析出させて除去し、次いで、これに硫化水素ガスを吹き込み、次工程の電解に有害な金属イオンを硫化物として析出除去した後、この溶解液を電解元液としてInメタルを電解精製する。
この方法によって、ITOターゲット屑から純度99.999%以上のInを回収できるとする記載がある。しかし、この場合は、5Nレベルの純度の回収方法に過ぎない。
特許文献10には、後述する本願発明で使用する高純度炭酸ストロンチウムの製造方法が開示されているので、参考までに掲示する。
特開2002−212647号公報 特開平04−026728号公報 特開平01−156437号公報 特開平10−121163号公報 特開平01−031988号公報 特開平01−219186号公報 特開2005−179778号公報 特開昭64−31988号公報 特開2007−131953号公報 特開平9−77516号公報
本発明は、特にInPの原料として有用である7N以上の純度を持つ高純度In及びそれを製造する方法を提供することを課題とし、さらに従来技術よりも安価に製造することができる電解精製による製造方法を提供することを課題とする。InGaN、AlInGaPなどのLED用のIn需要が伸びていくという可能性があり、今後大量にかつ安価に製造することが要求されるが、本願発明はこれに対応できる技術を提供する。
以上から、本出願は、次の発明を提供する。
尚、本発明において、ガス成分元素であるC(炭素)、N(窒素)、O(酸素)を除き、各元素濃度の分析値は、GDMS(Glow Discharge Mass Spectrometry)法によって分析した値である。
(1)Pb:0.05ppm以下、Zn:0.005ppm以下、S:0.02ppm以下であり、7N(99.99999%)以上の純度を有する高純度In。
(2)Fe:0.001ppm以下、Sn:0.01ppm未満、Si:0.005ppm未満である上記1)に記載の高純度In。
また、本出願は、次の発明を提供する。
(3)電解により高純度Inを製造する方法であって、5N(99.999%)のInを原料とし、この原料を用いて電解精製する際に、電解液にSrCOを添加して電解液中のPbの含有量を低減させ、さらに、電着Inを陰極板から剥離し、大気中もしくは酸素含有ガス雰囲気下で鋳造し、7N(99.99999%)以上の純度とすることを特徴とする高純度Inの製造方法。
(4)アノード液(アノライト)とカソード液(カソライト)を5cm/cmsec以下の通気性をもつ隔膜で仕切り、カソードに接する電解液を予め0.5μm以下の細孔を持つフィルターで濾過し、精製することを特徴とする上記3)に記載の高純度Inの製造方法。
(5)電解精製による高純度Inの製造方法であって、アノード液(アノライト)とカソード液(カソライト)を、5cm/cmsec以下の通気性を持つ隔膜で仕切り、さらに、カソライトの一部を電解槽とは異なるカソライトタンクに取り出し、カソライトタンク中のカソライトにSrCOを添加することにより、カソライト中のPbを除去し、該Pbを除去したカソライトを細孔0.5μm以下のフィルターに通液して濾過した後、電解槽中のカソードボックスに再び戻すように循環供給しながら電解精製することを特徴とする高純度Inの製造方法。
(6)電解液を硫酸とし、pH:0.5〜1.5で電解することを特徴とする上記3)〜5)のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
また、本出願は、次の発明を提供する。
(7)電流密度:1〜5A/dmで電解することを特徴とする上記3)〜6)のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
(8)電解液中のIn濃度:65〜120g/L、Cl濃度:6〜10g/Lとして電解することを特徴とする上記3)〜7)のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
(9)SrCOを0.1〜2.0g/Lを添加して精製することを特徴とする上記3)〜8)のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
(10)上記3)〜9)のいずれか一項に記載の高純度Inの電解精製方法で製造された高純度Inを陰極板から剥離し、大気中もしくは酸素含有ガス雰囲気下で鋳造する際、170〜190℃で鋳造することを特徴とする高純度Inの製造方法。
(11)上記3)〜10)のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法により、Pb:0.05ppm以下、Zn:0.005ppm以下、S:0.02ppm以下とし、7N(99.99999%)以上の純度とすることを特徴とする高純度Inの製造方法。
本願発明は、特にInPの原料として有用である7N以上の純度を持つ高純度In及びそれを製造する方法を提供することができる優れた効果を有する。また、本発明の電解精製による製造方法は、従来技術よりも安価に製造することができるという特徴を持つ。InGaN、AlInGaPなどのLED用のIn需要が、急速に伸びており、今後大量、かつ安価に製造することが要求されるが、本願発明はこれに対応できる技術を提供することができる。
本願発明の電解精製による高純度Inの製造において使用する電解槽の説明図である。
本発明の理解を容易にするために、試験の内容を説明する。
これまで、InP化合物半導体の原料であるInは、例えば4NのInをベーキング(1000℃)及び蒸留(1050℃)で6Nとする乾式法により精製されていた。しかし、乾式法は設備コスト及び製造コストがかかり、7N以上の高純度Inを増産するには、ベーキング工程と蒸留工程を複数回繰り返す必要もあり、多額の設備投資が必要である。そこで、湿式精製でInPに使用可能な高純度Inが得られるかを検討した。
また、従来技術では、6N以上という記載はあっても、実際は6NレベルのInしか達成しておらず、さらに高純度化が必要であった。本願発明は、目標純度は7N以上とし、硫酸浴での電解精製による試験を行った。
本発明の電解精製による高純度Inの製造は、図1に示すような装置を用いて行われる。図1について説明すると、電解槽(電槽)中に陰極板となるチタン(Ti)製の金属板が配置され、陽極には純度5NのInのインゴットが設置されている。カソードとアノードとの間には、隔壁の役割をする濾布を備えたカソードボックスが配置され、両電極板が仕切られている。
ここで、該濾布の細孔の規格は通気性というJIS L 1096で規格化されており、本発明では、124.5Paにおいて、5cm/cmsec以下の通気性を有する濾布を使用して、アノライト中の浮遊物等の不純物がカソライト中に混入されることを防いでいる。
さらに、電解槽の外側に、カソライトタンクを配置し、カソードボックス内の電解液の一部をカソライトタンクに導入し、この中にSrCOを添加する。
この処理を行うことによって、カソライト中に含有される鉛(Pb)をPbCO−O−COSrとしてカソライトタンクの底部に沈殿させ、Pbを除去したカソライトを電槽内のカソードボックス内に戻すことで、Pb除去されたカソライトが循環して使用される。
ここで、カソライトタンク内でPb除去されたカソライトは、0.5μm以下の細孔を持つフィルターで濾過され、精製されることで、カソードボックス内へのPbの混入を防いでいる。フィルターの細孔は、0.2μmであることが、より好ましい。
原料となるInは、5N(99.999%)のInをアノードとして使用する。5NレベルのInは蒸留法を単独で用いることにより容易に製造でき、市販品の材料を使用できる。
前記蒸留法を単独で用いることにより製造した5NのInの主たる不純物は、Pb(鉛)、Zn(亜鉛)、Sn(錫)であり、特に、Pbは1ppm程度含有する。電解精製法で、Sn、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)などの不純物は低減できるが、最も問題となるのは、Pbの除去であり、このPbを簡便に除去することが大きな課題となる。
また、本願発明では、電解精製工程において硫酸溶液を使用しており、前記蒸留法によって製造された5NのIn原料中のS(硫黄)は、0.005ppmであるが、電解精製後に0.05ppmに増加し、7NのInを製造するためには、電解精製後のS分の低減が必要となる。
さらに、Znについても、前記蒸留法で製造された5NのIn原料中にはZnが0.1ppm含有されており、電解精製後0.05ppmに低減できているが、7NのInを製造するためには、さらに低減しなければならない。
本発明の高純度Inの製造に際して、5N(99.999%)のInを使用し、かつ電解により精製しようとするものであるが、図1に示すような装置のカソライトタンク中の電解液にSrCOを添加してPbを低減させる。これが、本願発明の大きな特徴の一つである。基本は電解精製にあるので、乾式法による精製の1/5〜1/6のコストで達成できるという、優れた生産性向上の利点がある。
電解精製は硫酸溶液中で行ない、カソードの周囲を取り巻くように前記カソードボックスが配置され、カソードボックスはアノード板に対向する面に濾布を張り、アノライトとカソライト中の不純物が混同することを防ぐようにした。
この濾布は、上記の通り、通気性5cm/cmsec以下、さらに好ましくは1cm/cmsec以下のものを使用した。電解槽内にあり、カソードボックスの外側に、5NのInを配置する。電解槽の外側には、カソライトタンクを配置し、カソードボックス内のカソライトの一部をカソライトタンクに導入し、この中にSrCOを添加する。
電解に際しては、電解液を硫酸とし、pH0.5〜1.5で電解する。pH0.5未満では水素発生により電流効率が低下し、pH1.5を超えると電解電圧が高くなるためである。
さらに、電流密度:1〜5A/dmで電解する。これは、1A/dm未満では生産性が悪く、5A/dmを超えると電解電圧が高くなるためである。またデンドライトが発生しやすく、電解精製においてはInよりも貴な不純物がカソードに析出しやすいためである。
カソードに接する電解液(カソライト)中のIn濃度:65〜120g/L、Cl濃度:6〜10g/Lとして電解する。In濃度:65g/L未満では、特に電解精製では水素発生により電流効率が低下し、120g/Lを超えると高価なInの工程内在庫が増えるためである。Cl濃度6g/L未満ではInの電着がデンドライト上に析出し隔膜を破損する。また、10g/Lを超えても大きな問題点ではないが、周辺機器の腐食に影響を与え、装置の寿命が短くなるため、好ましくない。
SrCOについては、0.1〜2.0g/Lをカソライトタンク中のカソライトに添加して、PbをPbCO−O−COSrとしてカソライトタンクの底部に沈殿させる。Pbを沈殿させたカソライトタンク中のカソライトは、PbCO−O−COSrを含まないように、細孔0.5μm以下のフィルターを通して、カソードボックス内の電解液中に戻すことで、カソライトが循環して使用される。
以上の工程によって、カソライトタンク中のカソライトに、SrCOを添加することにより、Pb2+はPbCO−O−COSrとして析出させ、カソライトタンクの底部に沈殿するので、電解液中のPbが低減でき、電解精製されるInからPbを除去することが可能となる。SrCOの濃度0.1g/L未満ではPbの除去効果が低減し、2.0g/Lを超えるとフィルターが目詰まりし、フィルターの交換頻度が高くなる。
本願発明による電解精製を行うと、アノードとして使用する原料Inは電解液(アノライト)に溶解する。適正な電解条件では、Inよりも貴な不純物はカソードに電着せず、アノード表面に残るか、電解液中に微細な浮遊物として混入するが、浮遊物となった場合はカソードに電着するInに混入する可能性がある。したがって、電解精製の場合は、充分に小さい細孔を持つ隔壁を、アノードとカソードの間に配置することが好ましい。
(電極反応)
カソード反応は、次の通りである。
In3++3e → In
濾布膜
(アノード室)
In3+ → In3+(カソード室)
アノード反応は、次の通りである。
In → In3++3e
(微量)Pb → Pb2++2e
(カソライト室(タンク))
Pb2++SrCO−O−COSr→PbCO−O−COSr+Sr2+
上記カソライト室(タンク)の反応に示すように、SrCOの添加によりPb2+はPbCO−O−COSrとして析出するので、除去が可能となる。カソライトは、さらにカソライトタンクに導入され、Ti電極上にはアノライトに溶出したInが析出し、6N以上の純度を有するInを得ることができる。
カソライトタンクへ導入するSrCOの不純物は、Si:0.51ppm、S:4.9ppm、Ca:50ppm、Fe<0.5ppm、Ni<05ppm、Pb<0.1ppmであるが、カソライト中では希釈されるので、実際にIn中へ混入する量は、後述する実施例に示すように低減する。SrCOの高純度化の技術は、上記特許文献10(特開平9−77516号公報)に開示されているので、高純度化は容易に達成できる。
すなわち、上記の製造方法により、Pb:0.05ppm以下、Zn:0.05ppm以下、S:0.05ppm以下であり、6N(99.9999%)以上の純度を有する高純度Inを得ることが可能となる。
さらには、上記において、Fe:0.001ppm以下、Sn:0.01ppm未満、Si:0.005ppm未満である高純度Inを得ることができる。
図1では、硫酸を使用した例を示しているが、塩酸浴での電解精製の場合、アノードからの塩素ガス発生を防ぎたいのであれば、特開平08−060264号公報(特許3089595号公報)の電解採取によるInの回収方法(日鉱金属)のようにアノードボックスを設置して、アノードを硫酸と接触させるとよい。
電解後、カソードから電析Inを剥離し、170〜190℃で溶解・鋳造してインゴットを作製する。この溶解・鋳造の際に、大気中もしくは酸素含有ガス雰囲気下で実施することによりZn、Sの酸化物が形成され、固体又は気体の状態で、In中から分離、除去される。この結果、In中のZnを0.005ppm以下とすることができ、またIn中のSを0.01ppm以下にすることができる。尚、上記酸素含有ガスとしては、高純度アルゴンと高純度酸素の混合ガスや酸素富化空気等が使用できる。
次に、本願発明の実施例及び比較例について説明する。
(実施例1)
実施例1として硫酸浴を用いた電解精製(図1に示す装置を使用)について説明する。カソードボックスで仕切られたアノライトとカソライトの間には、通気性5cm/cmsec以下の濾布が配置され、アノライト中に存在する浮遊物等の不純物がカソライト側へ混入することを防止した。なお、電解精製の条件については、カソライト中In濃度:80g/L、pH:1.2、SrCO:0.5g/L、電流密度:3A/dm、カソライト中Cl濃度を8g/Lした。
カソライトタンクへ添加したSrCOの不純物の含有量は、Si:0.51ppm、S:4.9ppm、Ca:50ppm、Fe<0.5ppm、Ni<05ppm、Pb<0.1ppmであった。
このSrCOを使用して、カソライトタンク中のカソライトへSrCOを0.5g/Lの濃度となるように添加し、Pbを除去したカソライトを、細孔0.5μm以下のフィルターを通して、再びカソードボックスへ戻すように循環供給しながら、電解精製を実施した。電解精製後の電析したInをカソードのTi電極板から剥離し、不純物を分析した結果を表1に示す。
その結果、電解精製後のIn中の不純物は、Pb:0.02ppmに低減でき、Sn:0.01ppm未満(検出限界未満)、Ni:0.006ppm、Fe:0.001ppmに低減できた。また、Znも0.05ppmに低減できたが、この含有量では、7Nの純度を達成できるものではなく、さらに、Sは蒸留法で製造した5NのIn原料中では0.005ppmであったが、電解精製後には0.05ppmに増加し、7NのInを製造するためには、低減しなくてはならないことになる。
次に、電解精製後の電析したInをカソード板から剥離し、180℃で溶解し、大気中で鋳造した。その結果、鋳造後のIn中の不純物は、表1に示すように、Na:0.001ppm、Si:0.005ppm未満(検出限界未満)、Ca:0.005ppm、Fe:0.001ppm未満(検出限界未満)、Ni:0.002ppm、Sn:0.01ppm未満(検出限界未満)であり、またPb:0.02ppmであり、電解精製後の含有量に維持されている。特に、Zn、Sについては、鋳造時の大気中酸素と反応して酸化物を形成し、特にZnは酸化物(スラグ)を形成して固体(浮遊物)の状態となり、溶解しているInから分離、除去され、又は、Sは硫黄酸化物の気体となり、溶解しているInから分離、除去されることで、Zn:0.005ppm、S:0.01ppmに低減された。
また、本実施例1では、上記以外の不純物として、Li、Be、B、F、Mg、Al、P、Cl、K、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Co、Cu、Ga、Ge、As、Se、Br、Rb、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd、Sb、Te、I、Cs、Ba、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Hg、Tl、Bi、Th、Uの元素の含有濃度は、GDMSの検出限界値未満なので、これらの元素は除く。以下の実施例においても、同様である。
以上の結果により、電解精製および鋳造処理によって、いずれの不純物も低減し、特に、本発明では、蒸留法を単独で用いることにより製造された5NのInをアノード原料として使用したが、アノード原料中に主たる不純物であるPb、Zn、Sn、Fe、Niや、電解精製工程で使用した硫酸溶液から混入されたSなどの不純物が低減でき、7N純度のInが製造できた。又、歩留りは、いずれも98%以上であった。
(比較例1)
次に、比較例1として、上記実施例1において、カソライトタンク内の電解液中へSrCOを添加する工程を無くしたこと以外は、全て実施例1と同様の条件でInの電解精製を行い、さらに170℃の溶湯温度で鋳造した。
その結果を表2に示す。比較例2の条件で精製されたIn中には、Pbが0.5ppm、S:0.03ppm、Zn:0.02ppm含有しており、7Nの純度を達成することはできなかった。その他の不純物については、実施例1と同等の含有量に低減できていた。(Na:0.001ppm、Si:0.005ppm未満(検出限界未満)、Ca:0.004ppm、Fe:0.001ppm、Ni:0.001ppm、Sn:0.01ppm未満(検出限界未満))。
(実施例2)
実施例2として、カソライトタンク中へのSrCOの添加濃度を0.1g/Lとし、カソライト中In濃度:65g/L、pH:0.5、電流密度:1A/dm、カソライト中Cl濃度を6g/Lした。実施例1との大きな相違点は、カソライト中のSrCOの添加濃度を実施例1よりも低濃度にしたことである。
カソライトタンクへ導入したSrCOの不純物は、Si:0.51ppm、S:4.9ppm、Ca:50ppm、Fe<0.5ppm、Ni<05ppm、Pb<0.1ppmであった。
上記の条件で電解精製を行い、その後、電析したInを170℃で鋳造した後のIn中の不純物濃度の結果を表3に示す。
その結果、Pb:0.04ppmであり、また、Zn:0.005ppm、S:0.01ppmとなり、さらに、その他の不純物も、Na:0.001ppm、Si:0.005ppm未満(検出限界未満)、Ca:0.005ppm、Fe:0.001ppm未満(検出限界未満)、Ni:0.002ppm、Sn:0.01ppm未満(検出限界未満)となり、また、上記以外の不純物についてもGDMSで分析したが、実施例1と同様に検出下限値未満であり、定量評価できなかった。以上により、7Nの純度を有するInが製造できた。
上記のように、7NのInが製造でき、又、歩留りは、いずれも98%以上であった。
(実施例3)
実施例3として、カソライトタンク中へのSrCOの添加濃度を2.0g/Lとし、カソライト中In濃度:120g/L、pH:1.5、電流密度:5A/dm、カソライト中Cl濃度を10g/Lした。実施例1、2との大きな相違点は、カソライト中のSrCOの添加濃度を実施例1よりも高い濃度にしたことである。
カソライトタンクへ導入したSrCOの不純物は、Si:0.51ppm、S:4.9ppm、Ca:50ppm、Fe<0.5ppm、Ni<05ppm、Pb<0.1ppmであった。
上記の条件で電解精製を行い、その後、電析したInを190℃で鋳造した後のIn中の不純物濃度の結果を表4に示す。その結果、Pb:0.01ppmであり、また、Zn:0.005ppm、S:0.01ppmとなり、さらに、その他の不純物も、Na:0.001ppm、Si:0.005ppm未満(検出限界未満)、Ca:0.005ppm、Fe0.001ppm未満(検出限界未満)、Ni:0.002ppm、Sn:0.01ppm未満(検出限界未満)となり、また、上記以外の不純物についてもGDMSで分析したが、実施例1、2と同様に検出下限値未満であり、定量評価できなかった。以上により、7Nの純度を有するInが製造できた。
上記のように、7NのInが製造でき、又、歩留りは、いずれも98%以上であった。
本発明は、Pb:0.05ppm以下、Zn:0.005ppm以下、S:0.02ppm以下であり、7N(99.99999%)以上の純度を有する高純度Inを得ること、さらには5N(99.999%)のInを電解精製する際に、電解液にSrCOを添加してPbを低減させ、7N(99.99999%)以上の純度とすることを特徴とする高純度Inの製造方法を提供するものである。InGaN、AlInGaPなどのLED用のIn需要が伸びていくという可能性があり、今後大量にかつ安価に製造することが要求されるが、本願発明はこれに対応できる技術を提供する。
さらに、乾式精製法に比べて、効果な設備費を必要とせず、またランニングコストも低減できるので、コスト低減を図ることができるという効果を有する。

Claims (11)

  1. Pb:0.05ppm以下、Zn:0.005ppm以下、S:0.02ppm以下であり、7N(99.99999%)以上の純度を有する高純度In。
  2. Fe:0.001ppm以下、Sn:0.01ppm未満、Si:0.005ppm未満である請求項1に記載の高純度In。
  3. 電解により高純度Inを製造する方法であって、5N(99.999%)のInを原料とし、この原料を用いて電解精製する際に、電解液にSrCOを添加して電解液中のPbの含有量を低減させ、さらに、電着Inを陰極板から剥離し、大気中もしくは酸素含有ガス雰囲気下で鋳造し、7N(99.99999%)以上の純度とすることを特徴とする高純度Inの製造方法。
  4. アノード液(アノライト)とカソード液(カソライト)を5cm/cmsec以下の通気性をもつ隔膜で仕切り、カソードに接する電解液を予め0.5μm以下の細孔を持つフィルターで濾過し、精製することを特徴とする請求項3に記載の高純度Inの製造方法。
  5. 電解精製による高純度Inの製造方法であって、アノード液(アノライト)とカソード液(カソライト)を、5cm/cmsec以下の通気性を持つ隔膜で仕切り、さらに、カソライトの一部を電解槽とは異なるカソライトタンクに取り出し、カソライトタンク中のカソライトにSrCOを添加することにより、カソライト中のPbを除去し、該Pbを除去したカソライトを細孔0.5μm以下のフィルターに通液して濾過した後、電解槽中のカソードボックスに再び戻すように循環供給しながら電解精製することを特徴とする高純度Inの製造方法。
  6. 電解液を硫酸とし、pH:0.5〜1.5で電解することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
  7. 電流密度:1〜5A/dmで電解することを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
  8. 電解液中のIn濃度:65〜120g/L、Cl濃度:6〜10g/Lとして電解することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
  9. SrCOを0.1〜2.0g/Lを添加して精製することを特徴とする上記請求項3〜8のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法。
  10. 上記請求項3〜9のいずれか一項に記載の高純度Inの電解精製方法で製造された高純度Inを陰極板から剥離し、大気中もしくは酸素含有ガス雰囲気下で鋳造する際、170〜190℃で鋳造することを特徴とする高純度Inの製造方法。
  11. 上記請求項3〜10のいずれか一項に記載の高純度Inの製造方法により、Pb:0.05ppm以下、Zn:0.005ppm以下、S:0.02ppm以下とし、7N(99.99999%)以上の純度とすることを特徴とする高純度Inの製造方法。
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