JPH04318128A - 廃触媒の処理方法 - Google Patents

廃触媒の処理方法

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JPH04318128A
JPH04318128A JP3114003A JP11400391A JPH04318128A JP H04318128 A JPH04318128 A JP H04318128A JP 3114003 A JP3114003 A JP 3114003A JP 11400391 A JP11400391 A JP 11400391A JP H04318128 A JPH04318128 A JP H04318128A
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metal
anode
waste catalyst
slime
pgm
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JP3114003A
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Hiroshi Inoue
洋 井上
Keiji Ogura
小倉 恵二
Masae Takada
高田 正栄
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KOSAKA SEIREN KK
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Dowa Holdings Co Ltd
Kosaka Smelting and Refining Co Ltd
Original Assignee
KOSAKA SEIREN KK
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Kosaka Smelting and Refining Co Ltd
Dowa Mining Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貴金属を含む廃触媒、
特に、自動車工業または石油化学工業において発生する
廃触媒中に含有されるPt、Pd、Rh等の貴金属の回
収に関するもので、さらに詳しくは溶融、電解を特定条
件で行うことを特徴とする廃触媒の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車または石油化学工業におい
て発生する貴金属を含む廃触媒からの貴金属(主として
Pt、Pd、Rhであり、以下PGMという)の回収手
段として以下の方法が知られている。
【0003】廃触媒を溶錬炉(電気炉、反射炉、自溶炉
等)に入れて溶融し、銅あるいは鉛等の卑金属中にPG
Mを濃縮した金属板をつくり、この金属板をアノードに
用いて電解を行って、陰極に電着金属を析出させると共
に、陽極の下方にPGMを含有するアノードスライムを
発生させ、電解終了後このアノードスライムを電槽底か
ら回収し、別途処理することにより貴金属を回収してい
た。
【0004】この方法では、通常、陰極に良質の電着金
属を得ることを目指しているために、陰極電流密度を 
170〜260A/m2 の範囲内にして操業を行うこ
とが不可欠であると同時に、PGMを濃縮した陽極中の
PGM品位も5,000ppm以下に制御する必要があ
った。また、アノード中へのPGM濃縮品位に上述のご
とく制限があり、スライムの連続的排出もできなかった
ため、採算ベースの貴金属回収を行うためには、電槽数
もかなり多くする必要があり、このため初期設備費が莫
大なものとなるばかりでなく、貴金属の濃縮度が低いた
め陽極の電解ライフを長く取らなければならないという
技術上の問題もあり、PGMの電槽内滞留期間を短かく
することが困難であった。これにより滞留金利アップな
どの経済上の大きな問題を抱えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来法
によるPGMの回収は大がかりな設備投資を必要とする
上に、短期間での回収は難しく実収率も高いものとは言
えなかった。したがって従来法に比べコスト的にも安く
、短期間に高実収率で回収できる新規なPGM回収法の
開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは斯る課題を
解決するために鋭意研究した結果、隔膜電解槽を用いて
高電流密度電解を行うことで上記目的を達成できること
を見い出し本発明法を開発することができた。
【0007】すなわち本発明は、第1に、貴金属を含む
廃触媒、特にPt、PdおよびRhのうちから選ばれる
少なくとも1種の貴金属を含有する自動車工業等で発生
する廃触媒の処理方法であって、貴金属を含有する廃触
媒を溶錬炉において貴金属濃縮用卑金属原料と共に処理
することにより、該卑金属中に前記貴金属を濃縮してメ
タルショットとする第1工程;得られたメタルショット
をアノードに用いて隔膜電解槽中にて高電流密度で電解
して陰極に卑金属を電着析出させると共に、陽極区画に
貴金属含有アノードスライムを発生沈積させる第2工程
;該アノードスライムを取り出し精製して、貴金属を回
収する第3工程を有してなることを特徴とする廃触媒の
処理方法;第2に、廃触媒がPt、PdおよびRhのう
ちから選ばれる少なくとも1種の貴金属を含む自動車工
業または石油化学工業において発生する廃触媒であり貴
金属が銅または鉛である上記廃触媒の処理方法;第3に
、第1工程で製造するメタルショットの大きさは10m
mφ以下であり、第2工程における電流密度が 500
〜1,500 A/mm2 である上記廃触媒の処理方
法;および第4に、第2工程において陰極に析出した卑
金属と、陽極で発生したアノードスライムとをそれぞれ
系外に連続抜き出しすると共に、抜き出した卑金属を溶
錬炉に繰り返す上記廃触媒の処理方法を提供するもので
ある。
【0008】
【作用】本発明方法においては、処理する原料として貴
金属を含む廃触媒、特に自動車あるいは石油化学工業に
おいて発生するPGM含有廃触媒を対象としているが、
電解用アノードにおけるPGMの含有量が従来法のよう
に5,000ppm以下に限定されない点に一つの大き
な特徴がある。
【0009】濃縮用卑金属原料を溶融して廃触媒中のP
GMを電解用アノード中に濃縮するために、CuSやP
bS等の卑金属硫化物とフラックスを添加して溶錬炉に
おいて溶融するが、この溶錬炉としては電気炉、反射炉
あるいは自溶炉のいずれであってもよい。
【0010】溶錬して得られたPGM含有卑金属を平均
粒径10mm以下のメタルショットとした後、該ショッ
トをたとえば籠状のアノードに連続的に供給し、隔膜電
解槽中にて高電流密度で電解処理を行う。すなわち、陰
極の電流密度 500〜1,500A/m2 の高電流
密度で操業することにより、陰極に金属粒を析出させ、
陽極ではPGM含有スライムを短時間で多量に発生させ
る。
【0011】本発明方法で用いる隔膜電解槽においては
、陰極と陽極とが隔膜によって隔てられているため、陰
極に生成する粒状の金属粉と陽極に生成するアノードス
ライムが混合する恐れがない。このため陰極に析出させ
た金属粒は、循環電解液流により電槽外に抜出して濾過
をした後、固形物を溶錬炉に繰り返して濾液は電解槽に
戻し、一方、陽極で発生したPGM含有アノードスライ
ムは、随時別系統の循環電解液流で系外に抜出して濾過
し、固形物は精製工程に送ってPGMを回収し、濾液は
電解槽に戻すようにする。これにより、PGMを含むス
ライムを連続的に排出しながら長時間電解を続けること
ができる。
【0012】一方、アノードは粒状のメタルショットで
あるため、アノード用籠の中のレベルの低下を見ながら
連続的に補給することができる。
【0013】以下、実施例をもって詳細に説明する。
【0014】
【実施例】図1に示すフローシートに従って廃触媒処理
を行った。すなわち、まず自動車工業で発生した廃触媒
を銅粉およびフラックスとともに電気炉に添加して溶融
し、PGM含有の8mm粒径の銅ショットを製造した。 その品位は表1に示す通りであった。
【0015】
【表1】
【0016】この銅ショット200gを隔膜電解装置の
陽極として用い、表2に示すように電流密度を 610
、 1,020、 1,530 A/m2 と3段階に
変えて電解を行ったところ、陰極に金属粉が析出し、陽
極にPGM含有スライムが生成した。それらの品位はそ
れぞれ表2、表3に示す通りであった。また、この場合
の電解液組成はCu10 g/l、遊離H2 SO4 
100g/lであり、陽極および陰極への給液量は、 
0.1〜5.0 l/cm2 ・h であった。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】この電解によって陰極に析出する金属粒の
品位は、電流密度の上昇とともにPd、Rhも上昇する
傾向にあるが、これらは再度溶錬炉に循環されることか
ら操業上の問題はない。すなわち、陰極析出金属は循環
電解液流とともに電槽外に取出し、濾過して溶錬炉に戻
し、濾液は電槽に戻した。
【0020】PGMスライム中のトータルPGM品位は
、表3に見られるように、電流密度による影響は認めら
れなかった。上記PGM含有スライムがある程度蓄積し
たところで、循環電解液流により系外に抜出して濾過を
行い、得られたアノードスライムを精製工程に送ってP
t、Pd、Rhを個別に回収した。濾液は再び電槽に戻
した。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明法は、従来法のよう
に陽極を出し入れする操作が不要であるため、PGMの
ハンドリングロスを防ぐことができる他、電解槽の小型
化により設備コストを小さくすることができる。さらに
、陽極ライフが短く、かつ、陽極を連続的に補給でき、
またスライムも連続して系外に抜出すことができるので
、PGMの槽内滞留期間を短くすることができ、滞留金
利を大幅に削減できるという経済上の大きなメリットが
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃触媒の処理方法のフローシートを示
す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  貴金属を含有する廃触媒を溶錬炉にお
    いて貴金属濃縮用卑金属原料と共に処理することにより
    、該卑金属中に前記貴金属を濃縮してメタルショットと
    する第1工程;得られたメタルショットをアノードに用
    いて隔膜電解槽中にて高電流密度で電解して陰極に卑金
    属を電着析出させると共に、陽極区画に貴金属含有アノ
    ードスライムを発生沈積させる第2工程;該アノードス
    ライムを取り出し精製して、貴金属を回収する第3工程
    を有してなることを特徴とする廃触媒の処理方法。
  2. 【請求項2】  廃触媒がPt、PdおよびRhのうち
    から選ばれる少なくとも1種の貴金属を含む自動車工業
    または石油化学工業において発生する廃触媒であり卑金
    属が銅または鉛である請求項1記載の廃触媒の処理方法
  3. 【請求項3】  第1工程で製造するメタルショットの
    大きさは10mmφ以下であり、第2工程における電流
    密度が 500〜1,500A/m2 である請求項1
    または2記載の廃触媒の処理方法。
  4. 【請求項4】  第2工程において陰極に析出した卑金
    属と、陽極で発生したアノードスライムとをそれぞれ系
    外に連続抜き出しすると共に、抜き出した卑金属を溶錬
    炉に繰り返す請求項1、2または3記載の廃触媒の処理
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100250063B1 (ko) * 1998-02-18 2000-04-01 이상한 폐기 동슬래그를 이용한 배가스정화용 자동차 폐촉매의 귀금속원소 추출방법
JP2008001917A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Mitsubishi Materials Corp 貴金属回収方法および回収貴金属
JP2010506714A (ja) * 2006-10-20 2010-03-04 テラ ノヴァ 貴金属を含有する廃棄物の処理方法及び該方法を実施するための装置

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JP2008001917A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Mitsubishi Materials Corp 貴金属回収方法および回収貴金属
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