JPWO2014064873A1 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

1つの半導体装置の製造過程で固相拡散に用いた拡散源としての高濃度不純物層が、同一設備を用いて製造される他の半導体装置を汚染するのを回避することができ、しかも、封止樹脂中の可動イオンによる半導体装置の特性変動を抑えることができる半導体装置の製造方法を実現する。半導体装置の製造方法において、半導体装置(サイリスタ)100を構成する拡散領域(カソード領域)103を固相拡散により形成する固相拡散工程を含み、該固相拡散工程は、半導体基板(N型シリコン基板)101上に不純物の拡散源となる高濃度不純物層を該高濃度不純物層が該半導体基板の所定の領域に選択的に接触するように形成する工程と、熱処理により該高濃度不純物層から不純物を該半導体基板に拡散させて拡散領域を形成する工程と、該熱処理を行った後、該高濃度不純物層を除去する工程とを含む。

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、固相拡散により深い拡散領域を形成する工程を含む半導体装置の製造方法に関するものである。
従来から、大電流,高耐圧素子としてサイリスタ等のバイポーラ型半導体素子が用いられているが、一般的にサイリスタのカソード領域の形成には、大電流を扱う関係から半導体基板の深くまで不純物を拡散する拡散処理が必要であり、従来は、不純物の拡散源となる高濃度不純物層を半導体基板上に形成した後、熱処理によりこの高濃度不純物層から半導体基板の所定の領域に不純物を拡散して深いカソード領域を形成している。
図14は、従来のサイリスタを説明する図であり、図14(a)はサイリスタの等価回路を示し、図14(b)はサイリスタの概念的な構造を示し、図14(c)はサイリスタを構成する拡散領域のレイアウトを示し、図14(d)は、図14(c)のDa−Da’線部分の断面構造を模式的に示している。また、図15は、図14(c)のDc−Dc’線部分の断面構造を模式的に示している。
サイリスタ10は、図14(a)に示すように、PNPトランジスタTr1とNPNトランジスタTr2とを、一方のトランジスタTr1のベース及びコレクタがそれぞれ他方のトランジスタTr2のコレクタ及びベースとなるように組み合わせたものであり、図14(b)に示すように、主電流Imの経路を形成する4つの半導体領域(P領域R1、N領域R2、P領域R3及びN領域R4)から構成されている。ここで、PNPトランジスタTr1のエミッタがサイリスタのアノード(P領域R1)Aとなっており、NPNトランジスタTr2のエミッタがサイリスタのカソード(N領域R4)Cとなっており、また、PNPトランジスタTr1のコレクタとNPNトランジスタTr2のベースとの共通領域(P領域R3)がサイリスタのゲートGとなっている。
また、ゲートGからカソードCには、サイリスタ10のオンオフを制御する制御電流Icが流れるようになっており、つまり、ゲートGからカソードCへ制御電流(ゲート電流)Icを流すことにより、アノードAとカソードCの間を導通させて主電流Imを流すことができる。なお、フォトトライアックの場合は、ゲート電流(トリガ電流)は、LEDを発光させて発生させる。
このようなサイリスタの用途は、大電流のスイッチングであり、無接点のスイッチング素子として用いられる。
具体的には、図14(c)、図14(d)、及び図15に示すように、サイリスタ10は、N型基板(例えば、N型シリコン基板)11上に対向するよう形成されたP型半導体領域12及び12aを有し、一方のP型半導体領域12内にはN型半導体領域13が形成されている。ここで、このN型半導体領域13はカソードCであり、一方のP型半導体領域12はゲートGであり、さらに、他方のP型半導体領域12aはアノードAであり、カソードC、アノードA及びゲートGとしての半導体領域、つまりNカソード領域13、Pアノード領域12a、及びPゲート領域12にはそれぞれコンタクトホールC1、C2、及びC3が形成されている。なお、図14(c)では、N型基板11は、ウェハ状態の基板をダイシングして得られるチップ状態の基板を示している。
また、図14(d)及び図15に示すように、N型基板11の表面には熱酸化膜(SiO)14がNSG(ノンドープシリケートガラス)膜として形成され、この熱酸化膜14上には、Nカソード領域13を形成するのに用いた拡散源としてのPSG(リンシリケートガラス)膜15が形成されており、さらに、これらを覆うようにポリイミド保護膜16が形成されている。また、Nカソード領域13上には、図14(d)に示すように熱酸化膜14及びポリイミド保護膜16を貫通するようにコンタクトホールC1が形成されており、カソード電極20がコンタクトホールC1を介してNカソード領域13に接続されている。また、Pアノード領域12a上には、図15に示すように熱酸化膜14、PSG(リンシリケートガラス)膜15及びポリイミド保護膜16を貫通するようにコンタクトホールC2が形成されており、アノード電極20aがコンタクトホールC2を介してPアノード領域12aに接続されている。さらに、ポリイミド保護膜16、カソード電極20及びアノード電極20aは封止樹脂17により被覆されている。
なお、Pゲート領域12上にも、図14(c)に示すように、熱酸化膜14、PSG(リンシリケートガラス)膜15及びポリイミド保護膜16を貫通するようにコンタクトホールC3が形成されており、このコンタクトホールC3を介してゲート電極(図示せず)がPゲート領域12に接続されている。また、ゲート電極も封止樹脂17により封止されている。
次に、従来のサイリスタの製造方法について説明する。
図16は、従来のサイリスタの製造方法を工程順(図16(a)〜図16(d))に説明する図であり、図14(c)のDb−Db’線部分の断面構造を示している。
N型基板(ここではウェハ状態の基板)11の表面側にP型半導体領域12を形成した後、全面に熱酸化膜14aを形成し、その後、このP型半導体領域12の、Nカソード領域13aを形成すべき領域上に熱酸化膜14aの開口部14a1を形成する(図16(a))。なお、Pゲート領域となるP型半導体領域12を形成する工程では、Pアノード領域12aも同時に形成する。ただし、Pアノード領域12aは、Pゲート領域となるP型半導体領域12とは別工程で形成してもよい。
次に、リン雰囲気中にN型基板11を晒すと、高濃度PSG膜15が全面に形成される。このとき、N型基板11の熱酸化膜14aの開口部14a1に対応する部分には浅いNカソード領域13aが形成される(図16(b))。なお、リン雰囲気中にN型基板11を晒すと、N型基板の裏面にも高濃度PSG膜が形成されるが、N型基板11の裏面側の高濃度PSG膜は、ウェハダイシング前のウェハ裏面研磨の際に最終的に削除されるので、ここでは図示していない。
その後、N型基板11の熱処理により高濃度PSG膜15から不純物のリンがN型基板11に固相拡散して、浅いNカソード領域13aが深いNカソード領域13に変化する。このとき、高濃度PSG膜15の、深いNカソード領域13上に位置する部分は、不純物のリンが拡散によりN型基板11側に移動した結果、熱酸化膜14aとしてのNSG(SiO)と同化して1つのシリコン酸化膜(SiO膜)14となる(図16(c))。
続いて、ポリイミド保護膜16をシリコン酸化膜14及び高濃度PSG膜15を覆うように形成する(図16(d))。
その後、フォトリソグラフィ処理により、Nカソード領域13上にポリイミド保護膜16及び熱酸化膜14を貫通するようにコンタクトホールC1を形成する。このとき、図15(c)に示すPアノード領域12a上にも同様にコンタクトホールC2を形成する。その後、さらに、カソード電極20及びアノード電極20aを形成した後、封止樹脂17により半導体基板の表面側を封止する(図14(d)参照)。
なお、特許文献1には、上記サイリスタなどの大電流、高耐圧のバイポーラ型素子の製造方法において、不純物の拡散源としての高濃度不純物層を半導体基板上に形成した後、高濃度不純物層の熱処理を行ってこの高濃度不純物層からの固相拡散により半導体基板上に不純物拡散領域を形成する方法が開示されている。
特開平9−213946号公報
ところで、半導体装置の製造ラインでは、1種類の半導体装置(例えば、サイリスタなどのバイポーラ型半導体素子)だけでなく種々の半導体装置(例えば、MOS型半導体素子)に対する処理が並行して行われており、1つの処理が完了した半導体装置は一旦保管庫に格納され、他の半導体装置の処理状況に応じて必要な処理装置に送られることとなる。
具体的には、上記のようにサイリスタを製造する場合、例えば、図17に示すように、不純物の拡散源となる高濃度PSG膜15をCVD法などにより堆積するリンデポジション(処理P1)を行い(図16(b))、その後、熱処理により高濃度PSG膜15から不純物を基板の深い部分にまで拡散させる固相拡散(処理P2)を行った状態(図16(c))で、N型基板11はウェハ状態で第1の保管庫10aに一旦格納される(図18参照)。その後、保護膜の形成などの処理を行うために第1の保管庫10aから搬出される(図18参照)。
ところが、N型基板11に対して固相拡散(処理P2)を行った状態では、N型基板11は表面に拡散源としての高濃度PSG膜15が露出した状態P3(図17)となっている。
このため、このような状態P3で、第1の保管庫10aにサイリスタの製造途中のN型基板11が格納されると、第1の保管庫10a内は、高濃度PSG膜15からのリンの拡散により内部の雰囲気がリンにより汚染されることとなる。このように第1の保管庫10a内がリンにより汚染された状態で、別の半導体素子であるMOS素子の作成途中のウェハが、拡散処理Cm1が施された表面領域を露出させた状態で第1の保管庫10aに格納されると、このMOS素子の作成途中のウェハがリンにより汚染される恐れがある(後工程でのリン汚染P4)。
なお、半導体装置の製造ラインでは、一般に保管庫は、プロセスの段階で使い分けるようになっており、例えば、サイリスタ製造プロセス、及びMOS素子製造プロセスのいずれについても、保護膜の形成段階Sa3及びCm2や配線の形成段階Sa4及びCm3では、第1の保管庫10aとは別の第2の保管庫10bが利用されるので、サイリスタの製造途中の、高濃度PSG膜15が露出した状態の基板が第2の保管庫10bに格納されることはなく、第2の保管庫10bでのリン汚染の恐れはない。
また、上記サイリスタの製造方法では、深いNカソード領域13を形成した後は、N型基板11の表現側は、熱酸化膜14及びポリイミド保護膜16に被覆された状態で封止樹脂17により封止されているため、封止樹脂17に含まれる可動イオン(K,Naなど)が、これらを遮蔽する効果の弱い熱酸化膜14及びポリイミド保護膜16を介してNカソード領域13に入り込んでサイリスタの特性変動を招くといった問題もある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、1つの半導体装置の製造過程で固相拡散に用いた拡散源としての高濃度不純物層が、同一設備を用いて製造される他の半導体装置を汚染するのを回避することができる半導体装置の製造方法を得ることを目的とする。
また、本発明は、1つの半導体装置の製造で用いた固相拡散源により他の半導体装置が汚染されるのを防止するだけでなく、半導体装置の封止樹脂中の可動イオンの影響により半導体装置の特性が変動するのを抑えることができる半導体装置の製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体装置を構成する拡散領域を固相拡散により形成する固相拡散工程を含む半導体装置の製造方法であって、該固相拡散工程は、半導体基板上に不純物の拡散源となる拡散源層を該拡散源層が該半導体基板の所定の領域に選択的に接触するように形成する工程と、熱処理により該拡散源層から不純物を該半導体基板に拡散させて該拡散領域を形成する工程と、該熱処理を行った後他の処理を行う前に該拡散源層を除去する工程とを含むものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記他の処理を行った後、前記半導体基板を封止樹脂により封止する前に、該封止樹脂中のイオンが該半導体基板に侵入するのを阻止するイオン侵入阻止層を該半導体基板の全面に形成する工程を含むことが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記固相拡散工程は、前記半導体基板上に開口を有する絶縁膜を形成する工程を含み、前記拡散源層の形成工程は、該絶縁膜上に該拡散源層を、該拡散源層が該絶縁膜の開口を介して該半導体基板に接するように堆積する工程であることが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記絶縁膜の形成工程は、前記半導体基板上に前記絶縁膜として熱酸化膜を形成する工程と、該熱酸化膜を選択的にエッチングして、該半導体基板の不純物を拡散すべき領域に対応する部分に該熱酸化膜の開口を形成するエッチング工程とを含むことが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記固相拡散工程では、前記拡散源層として、リンをドープした高濃度シリコン酸化膜を用い、該固相拡散工程後の酸化膜形成工程では、該拡散源層としての高濃度シリコン酸化膜を除去した状態で、前記半導体基板の全面にノンドープのシリコン酸化膜を形成し、続いて、該ノンドープのシリコン酸化膜上にリンをドープした高濃度のシリコン酸化膜を前記イオン注入阻止層として形成することが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記半導体装置は、バイポーラ型の半導体素子、フォトトライアック、あるいはサイリスタであり、前記拡散領域は、該バイポーラ型の半導体素子のエミッタ、該フォトトライアックのカソード、あるいは該サイリスタのカソードであることが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記半導体装置は、前記半導体基板上に前記拡散領域及び配線層を形成した後、封止樹脂により封止してなるものであり、該封止樹脂と該半導体基板との間には、前記ノンドープのシリコン酸化膜と、前記イオン注入阻止層である高濃度シリコン酸化膜との積層構造の層間絶縁膜が介在していることが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記イオン注入阻止層である高濃度シリコン酸化膜のリン濃度は3mol〜8molであることが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記イオン注入阻止層である高濃度シリコン酸化膜は、1800nm〜2400nmの膜厚を有することが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記ノンドープのシリコン酸化膜は、500nm〜600nmの膜厚を有することが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記熱酸化膜の膜厚は、400nm〜500nmであることが好ましい。
本発明は、上記半導体装置の製造方法において、前記拡散源層を形成する工程は、リンを高濃度にドープしたシリコン酸化膜である高濃度PSG膜をCVD法により前記半導体基板上に堆積する工程であり、前記拡散領域を形成する工程は、該高濃度PSG膜の熱処理により該高濃度PSG膜から該半導体基板にリンを固相拡散する工程であり、該高濃度PSG膜のCVD法による堆積と、該高濃度PSG膜の熱処理による固相拡散とは、同一の処理炉内で連続して行われることが好ましい。
本願発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
半導体基板と、該半導体基板の表面部分に形成された拡散領域と、該半導体基板上に形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に形成され、該絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して該拡散領域に接続された電極と、該絶縁膜及び該電極の上側に形成され、該半導体基板の表面側を封止する封止樹脂とを備えた半導体装置であって、
該絶縁膜は、該封止樹脂中のイオンが該拡散領域に侵入するのを阻止するイオン侵入阻止層を含み、
該イオン侵入阻止層は、該拡散領域の、該コンタクトホール内に位置する部分以外の領域に重なる平面パターンを有している、半導体装置。
(項目2)
前記イオン侵入阻止層は、リンドープシリケートガラス層を含む、項目1に記載の半導体装置。
(項目3)
前記イオン侵入阻止層は、前記リンドープシリケートガラス層に加えて、該リンドープシリケートガラス層上に形成されたシリコン窒化膜を含む、項目2に記載の半導体装置。(項目4)
前記絶縁膜は、
前記半導体基板上に形成された熱酸化膜と、
該熱酸化膜上にノンドープシリケートガラス層とを含み、
前記イオン侵入阻止層は、該ノンドープシリケートガラス層上に形成されている、項目1から項目3のいずれか1つの項目に記載の半導体装置。
(項目5)
前記半導体基板は第1導電型を有し、該半導体基板の表面部分に対向するように形成された一対の第2導電型半導体領域と、該一対の第2導電型半導体領域の一方の領域内に形成された第1導電型半導体領域とを含み、該半導体基板内には、該第1導電型半導体領域をカソード領域とし、該一対の第2導電型半導体領域の一方及び他方をそれぞれ、ゲート領域及びアノード領域とするサイリスタとしての素子構造が形成されている、項目1から項目4のいずれか1つの項目に記載の半導体装置。
(項目6)
前記絶縁膜は、複数の絶縁層からなる多層構造を有し、該複数の絶縁層の各々が有する所定のエッチャントに対するエッチングレートは、前記半導体基板に近い絶縁層ほど小さくなっている、項目1から項目5のいずれか1つの項目に記載の半導体装置。
以上のように、本発明によれば、1つの半導体装置の製造過程で固相拡散に用いた拡散源としての高濃度不純物層が、同一設備を用いて製造される他の半導体装置を汚染するのを回避することができる半導体装置の製造方法を実現することができる。
また、本発明によれば、1つの半導体装置の製造で用いた固相拡散源により他の半導体装置が汚染されるのを防止するだけでなく、半導体装置の封止樹脂中の可動イオンの影響により半導体装置の特性が変動するのを抑えることができる半導体装置の製造方法を実現することができる。
図1は、本発明の実施形態1による半導体装置を説明する図であり、図1(a)は、この実施形態1の半導体装置であるサイリスタの等価回路を示し、図1(b)は、このサイリスタの模式的な構造を示し、図1(c)は、このサイリスタを構成する拡散領域のレイアウトを示し、図1(d)は、図1(c)のD1−D1’線部分の断面構造を模式的に示している。 図2は、本発明の実施形態1による半導体装置を説明する図であり、図1(c)のD3−D3’線部分の断面構造を模式的に示している。 図3は、本発明の実施形態1による半導体装置の製造方法を工程順(図3(a)〜図3(h))に説明する図であり、図1(c)のD2−D2’線部分の断面構造を示している。 図4は、本発明の実施形態1による半導体装置の製造方法での処理を工程順に示している。 図5は、本発明の実施形態1による半導体装置の製造方法を説明する図であり、処理炉内で半導体基板上に拡散源としての高濃度PSG膜を堆積する処理を示している。 図6は、本発明の実施形態1による半導体装置の製造方法を説明する図であり、処理炉内で半導体基板上に堆積した高濃度PSG膜からリンを半導体基板に固相拡散させる処理を示している。 図7は、本発明の実施形態1による半導体装置を説明する図であり、この半導体装置におけるコンタクトホールの断面構造を示している。 図8は、本発明の実施形態2による半導体装置を説明する図であり、図8(a)は、この実施形態2の半導体装置であるサイリスタの等価回路を示し、図8(b)は、このサイリスタの模式的な構造を示し、図8(c)は、このサイリスタを構成する拡散領域のレイアウトを示し、図8(d)は、図8(c)のD11−D11’線部分の断面構造を模式的に示している。 図9は、本発明の実施形態2による半導体装置を説明する図であり、図8(c)のD33−D33’線部分の断面構造を模式的に示している。 図10は、本発明の実施形態2による半導体装置の製造方法を工程順(図10(a)〜図10(g))に説明する図であり、図8(c)のD22−D22’線部分の断面構造を示している。 図11は、本発明の実施形態2による半導体装置の製造方法での処理を工程順(図11(a)及び図11(b))に説明する図であり、図8(c)のD22−D22’線部分の断面構造を示している。 図12は、本発明の実施形態2による半導体装置の製造方法での処理を工程順に示している。 図13は、本発明の実施形態2による半導体装置の改善された特性を説明する図である。 図14は、従来のサイリスタを説明する図であり、図14(a)はサイリスタの等価回路を示し、図14(b)はサイリスタの概念的な構造を示し、図14(c)はサイリスタを構成する拡散領域のレイアウトを示し、図14(d)は、図14(c)のDa−Da’線部分の断面構造を模式的に示している。 図15は、従来のサイリスタを説明する図であり、図14(c)のDc−Dc’線部分の断面構造を模式的に示している。 図16は、従来のサイリスタの製造方法を工程順(図16(a)〜図16(d))に説明する図であり、図14(c)のDb−Db’線部分の断面構造を示している。 図17は、従来のサイリスタの製造方法における問題点を説明する図である。 図18は、一般的な半導体装置の製造ラインで用いられる処理中の半導体ウェハを保管する保管庫及びその利用方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による半導体装置を説明する図であり、図1(a)は、この実施形態1の半導体装置としてのサイリスタの等価回路を示し、図1(b)は、このサイリスタの模式的な構造を示し、図1(c)は、このサイリスタを構成する拡散領域のレイアウトを示し、図1(d)は、図1(c)のD1−D1’線部分の断面構造を模式的に示している。
この実施形態1による半導体装置であるサイリスタ100は、図14に示す従来のサイリスタ10と同様に、図1(a)及び図1(b)に示すように、PNPトランジスタTr1とNPNトランジスタTr2とを組み合わせた構成を有している。
具体的には、図1(c)、図1(d)、及び図2に示すように、この実施形態1のサイリスタ100は、例えば、N型シリコン基板などのN型基板101を有し、このN型基板101上には対向するようP型半導体領域102及び102aが形成されており、一方のP型半導体領域102内にはN型半導体領域103が形成されている。ここで、このN型半導体領域103はサイリスタのカソードCであり、一方のP型半導体領域102はサイリスタのゲートGであり、さらに、他方のP型半導体領域102aはサイリスタのアノードAであり、カソードC、アノードA、及びゲートGとしての半導体領域、つまりNカソード領域103、Pアノード領域102a、及びPゲート領域102にはそれぞれコンタクトホールC1、C2、及びC3が形成されている。なお、図1(c)では、N型基板101は、ウェハ状態の基板をダイシングして得られるチップ状態の基板を示している。
また、図1(d)及び図2に示すように、N型基板101の表面には熱酸化膜(SiO)104がNSG(ノンドープシリケートガラス)膜として形成され、この熱酸化膜104上には、NSG(ノンドープシリケートガラス)膜106及びPSG(リンドープシリケートガラス)膜107がこの順にCVD法により積層されている。
ここで、NSG膜(熱酸化膜)104の膜厚は400nm〜500nm程度、NSG膜(CVD膜)106の膜厚は500nm〜600nm程度である。また、PSG膜(CVD膜)107の膜厚は1800nm〜2400nm程度であり、そのリン濃度は3mol〜8mol程度(例えば、6mol)である。これらの酸化膜104、106、107を含む絶縁膜は、図7に示すように、耐圧600Vが得られるようにその全体の膜厚Taが3μmに設定されている。ここで、PSG膜(CVD膜)107は、封止樹脂中の可動イオン(K,Naなど)の基板への侵入を阻止するイオン侵入阻止層であり、このPSG膜(CVD膜)107の膜厚は、薄過ぎると、封止樹脂中の可動イオン(K,Naなど)の基板への侵入を阻止する能力が弱くなり、厚すぎると、コンタクトホールの形成のためのエッチングの際に横方向のエッチング量が大きくなってしまうため、1800nm〜2400nm程度に設定されている。
また、熱酸化膜104は、固相拡散(ドライブ拡散)によるカソードの形成時に成長する酸化膜であり、最終的に450nm程度の膜厚が得られるように形成されるが、膜を付ける際の膜厚のバラツキが50nm程度あり、450±50nmの膜厚となる。
また、NSG膜(CVD)106は、最終的に550nm程度の膜厚が得られるように形成されるが、膜を付ける際の膜厚のバラツキが50nm程度あり、550±50nmの膜厚となる。
このNSG膜106は、前記600Vの耐圧を確保するための酸化膜104、106、107の全膜厚(3μm)から熱酸化膜(400nm〜500nm)104とPSG膜107の膜厚を差し引いた不足膜厚分を補うものである。
さらに、N型半導体領域(Nカソード領域)103上には、図1(d)に示すように熱酸化膜104、NSG膜106及びPSG膜107を貫通するようにコンタクトホールC1が形成されており、カソード電極120がコンタクトホールC1を介してNカソード領域103に接続されている。また、P型半導体領域(Pアノード領域)102a上には、図2に示すように、熱酸化膜104、NSG膜106及びPSG膜107を貫通するようにコンタクトホールC2が形成されており、このコンタクトホールC2を介してアノード電極120aがPアノード領域102aに接続されている。また、Pゲート領域102上にも、図1(c)に示すように、熱酸化膜104、NSG膜106及びPSG膜107を貫通するようにコンタクトホールC3が形成されており、このコンタクトホールC3を介してゲート電極(図示せず)がPゲート領域102に接続されている。そしてこれらの電極は、ボンディングワイヤ(図示せず)などにより、これらの電極を封止樹脂の外部に引き出すリードに接続されている。
つまり、このようなチップ状態の基板(チップ基板)101がリードフレームなどの支持体(図示せず)にダイボンドされ、チップ基板の電極がリードフレームの内部リード端にワイヤボンディングなどにより接続され、チップ基板がリードフレームと一体に封止樹脂により封止されて、半導体装置としてのサイリスタが完成する。完成されたサイリスタでは、PSG膜107、カソード電極120、アノード電極120a、及びゲート電極(図示せず)は封止樹脂110により被覆されている。
ここで、上記酸化膜104、106、及び107のエッチング液(例えばフッ酸)に対するエッチングレートについては、CVD法で付けたPSG膜107のエッチングのレートが一番大きく、次にCVD法で付けたNSG膜106のエッチングのレートが大きく、熱酸化で付けた酸化膜104のエッチングのレートは一番小さい。このため、PSG膜107上に形成したエッチングマスクを用いたウエットエッチングを行うと、コンタクトホールC1の断面形状は図7に示すように上側ほど広がった階段状になり、滑らかな形状となり、電極などを構成するメタル層のカバレッジは良好なものとなる。
また、このNSG膜(CVD膜)106は、PSG膜(CVD膜)107とNSG膜(熱酸化膜)104との間に入れることにより、上記のとおり、コンタクトホールをウエットエッチングにより形成したときの断面形状がより滑らかな階段状になり、メタル配線のカバレッジを良好にすることができる。
次に、この実施形態1による半導体装置の製造方法について説明する。
図3は、この実施形態1による半導体装置の製造方法を工程順(図3(a)〜図3(h))に説明する図であり、図1(c)のD2−D2’線部分の断面構造を示している。また、図4は、この製造方法における処理工程を順に示している。
まず、図3(a)に示すように、N型基板(ここではウェハ状態の基板)101上に、ゲートGとなるP型半導体領域102及びアノードAとなるP型半導体領域102aを形成し(図1(c)、(d)参照)、続いて、全面にノンドープシリケート(NSG)膜として熱酸化膜104aを形成し、その後、熱酸化膜104aを選択的にエッチングして、このP型半導体領域102のNカソード領域103aを形成すべき領域上に熱酸化膜104aの開口104a1を形成する。
次に、図5に示すように、複数のN型基板(ここではウェハ状態の基板Wh)101を基板保持台Stに支持した状態で、処理炉(基板処理チャンバ)CH1内に導入し、POCl溶液Bb内に窒素(N)ガスを導入してバブリングを行い、窒素ガスをキャリアガスとして原料ガス供給管Gspを介してリン化合物を基板処理チャンバCH1内に供給する。これにより、基板処理チャンバCH1に配置されたN型基板101の表面に、図3(b)に示すように、不純物拡散源としての高濃度PSG膜(拡散源層)105が形成される(図4に示すリンデポジション工程S1)。このとき、N型基板101の熱酸化膜104aの開口部104a1に対応する部分には浅いNカソード領域103aが形成される。このときの温度は、例えば800〜1000℃程度であり、処理時間は10〜30分程度である。なお、N型基板の裏面に形成される高濃度PSG膜は、ウェハダイシング前のウェハ裏面研磨の際に最終的に削除されるので、図示していない。
続いて、図6に示すように、同一の基板処理チャンバCH1内に上記複数のN型基板(ウェハ状態の基板Wh)101を保持した状態で、この基板処理チャンバCH1に供給するガスを、窒素ガスと水蒸気(HO)に切り換えてN型基板101に対する熱処理を施す。これにより、高濃度PSG膜105から不純物のリンがN型基板101の浅いNカソード領域103aに固相拡散し、これにより、図3(c)に示すように、浅いNカソード領域103aが深いNカソード領域103に変化する(図4の深いリン拡散工程S2)。このときの熱処理温度は1000〜1200度程度であり、処理時間は30分〜60分程度である。このとき、高濃度PSG膜105の、深いNカソード領域103上に位置する部分は、不純物のリンが拡散により深いN領域(カソード)103に移動した結果、熱酸化膜104aとしてのNSG(ノンドープシリケートガラス)膜と同化して1つのシリコン酸化膜(SiO膜)104となる。
続いて、図3(d)に示すように、高濃度PSG膜105をフッ酸により除去する(図4の高濃度PSG膜除去工程S3)。
その後、図3(e)に示すように、ノンドープシリケートガラス(NSG)膜106をCVD法により形成し(図4のNSG膜形成工程S4)、さらにその上にリンの濃度3〜8mol(例えば6mol)のPSG膜107を常圧CVD法により堆積する(図4のPSG膜デポジション工程S5)。このPSG膜107の堆積処理は、処理温度350℃〜450℃の範囲、処理時間30分〜60分の範囲で行う。
その後、フォトリソグラフィ処理によりコンタクトホールC1〜C3を形成する。
具体的には、PSG膜107にレジスト膜のパターニングによりエッチングマスク108を形成し、このエッチングマスク108を用いて高濃度PSG膜107、NSG膜106、及びSiO膜104を、フッ酸などを用いたウエットエッチングにより選択的にエッチングして、Nカソード領域103上にコンタクトホールC1を、Pアノード領域102a上にコンタクトホールC2を形成する(図3(f)、図1(d)、図2参照)。このとき、Pゲート領域102上にもコンタクトホールC3を形成する。
さらに、上記コンタクトホールC1を介して深いNカソード領域103につながるカソード電極120を形成するとともに、コンタクトホールC2を介してP領域(アノード)102aにつながるアノード電極(図示せず)を形成する(図3(g))。このとき、上記コンタクトホールC3を介してPゲート領域102につながるゲート電極(図示せず)も形成する。このように電極を形成した後、ダイボンド工程及びワイヤボンディング工程を経て、封止樹脂110により半導体基板101を封止する(図3(h)、図1(d)、図2参照)。
次に本実施形態1の作用効果について説明する。
このように本実施形態1では、固相拡散に用いた高濃度PSG膜105を、高濃度PSG膜105を拡散源とする固相拡散を熱処理により行った直後に除去しているので、半導体装置の製造ラインで、サイリスタの製造プロセスで固相拡散を行ったウェハ基板と、他の半導体素子の製造途中のウェハ基板とで同一の保管庫を共用した場合でも、サイリスタの製造で固相拡散に用いた高濃度PSG膜105が、他の半導体素子の基板を汚染してしまうのを回避できる。
また、この実施形態1では、半導体基板101を封止樹脂110で封止する前に、PSG膜107を半導体基板の全面に形成しているので、封止樹脂中の可動イオン(K,Naなど)がカソードなどの半導体領域に侵入するのをPSG膜(イオン侵入阻止層)107のゲッタリング効果により阻止することができ、封止樹脂中の可動イオンによるサイリスタのデバイス特性の変動を回避できる。つまり、リンがドープされたシリケートガラス膜であるPSG膜では、リンのドープによって、外部から侵入したイオンを捕らえる働きが高められており、侵入したイオンのゲッタリング層として機能する。
特に、この実施形態1のサイリスタ100の素子構造では、封止樹脂中のイオンがカソードなどの半導体領域に侵入するのを阻止するPSG膜107は、Nカソード領域103の、コンタクトホールC1内に露出する部分以外の領域を覆うように形成されているので、電極120とPSG膜107との隙間から封止樹脂の可動イオン(K,Naなど)がカソード領域103に侵入するのを阻止することができる。
また、同様に、PSG膜107は、Pアノード領域102a及びPゲート領域102の、コンタクトホールC2及びC3内に位置する部分以外の領域を覆うように形成されているので、アノード電極120aやゲート電極(図示せず)とPSG膜107との隙間から封止樹脂の可動イオン(K,Naなど)がアノード領域102a及びゲート領域102に侵入するのを阻止することができる。
また、本実施形態1のサイリスタ100では、半導体基板上に層間絶縁膜として、熱酸化膜104、その上のNSG膜106及びその上のPSG膜107の三層構造の層間絶縁膜を形成しているので、半導体基板101に形成した拡散領域、つまりNカソード領域103、Pアノード領域102a、及びPゲート領域102aと、この層間絶縁膜上に形成したカソード電極120、アノード電極120a、及びゲート電極(図示せず)とを接続するためのコンタクトホールの断面形状は段階的に上側が広がった形状となり(図7参照)、電極を構成するメタル層のカバレッジが良好となり、電極につながる配線の断線や接続不良などの発生を抑えることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2による半導体装置を説明する。
図8は、本発明の実施形態2による半導体装置を説明する図であり、図8(a)は、この実施形態2の半導体装置としてのサイリスタの等価回路を示し、図8(b)は、このサイリスタの模式的な構造を示し、図8(c)は、このサイリスタを構成する拡散領域のレイアウトを示し、図8(d)は、図8(c)のD11−D11’線部分の断面構造を模式的に示している。
この実施形態2の半導体装置(サイリスタ)200は、実施形態1の半導体装置(サイリスタ)100における、封止樹脂110中の可動イオン(K,Naなど)の基板への侵入を阻止するPSG膜(CVD膜)107からなるイオン注入阻止層に代えて、NSG膜(CVD膜)106上に形成したPSG膜(常圧CVD膜)117aと、該PSG膜(CVD膜)117a上に形成したSiN膜(減圧CVD膜)117bとからなるイオン注入阻止層を備えたものであり、その他の構成は、実施形態1におけるサイリスタ100と同一である。
詳述すると、この実施形態2によるサイリスタ200は、図1に示す実施形態1のサイリスタ100と同様に、図8(a)及び図8(b)に示すように、PNPトランジスタTr1とNPNトランジスタTr2とを組み合わせた構成を有している。
また、サイリスタ200を構成するアノードA、カソードC、及びゲートGを形成する半導体領域は、実施形態1のサイリスタ100におけるものと同一であり、カソードCを形成する領域(Nカソード領域)103、アノードを形成するNアノード領域102a、及びゲートGを構成するPゲート領域102上には、それぞれコンタクトホールC1、C2、及びC3が形成されている。なお、図8(c)では、N型基板101は、ウェハ状態の基板をダイシングして得られるチップ状態の基板(チップ基板)を示している。
このチップ状態の基板がリードフレームなどの支持体にダイボンドされ、チップ基板の電極がリードフレームの内部リード端にワイヤボンディングなどにより接続され、チップ基板がリードフレームとともに封止樹脂により封止されて、半導体装置としてのサイリスタが完成する。
この実施形態2のサイリスタ200では、実施形態1のサイリスタ100とは、断面構造が異なっている。
図8(d)は、図8(c)のD11−D11’線部分の断面構造を模式的に示し、図9は、図8(c)のD33−D33’線部分の断面構造を模式的に示している。
具体的には、この実施形態2では、N型基板(N型シリコン基板)101の表面上には、実施形態1と同様に、熱酸化膜(SiO)104がNSG(ノンドープシリケートガラス)膜として形成され、この熱酸化膜104上には、NSG(ノンドープシリケートガラス)膜106及びPSG(リンドープシリケートガラス)膜117aがこの順にCVD法により積層されており、これらの熱酸化膜(SiO)104、NSG膜106及びPSG膜117aが、複数の絶縁層からなる多層構造の絶縁膜を構成している。ここで、PSG膜117aは、実施形態1のサイリスタ100におけるPSG膜107と同一のものである。
そして、この実施形態2のサイリスタ200においても、N型半導体領域(Nカソード領域)103上には、図8(d)に示すように熱酸化膜104、NSG膜106及びPSG膜117aを貫通するようにコンタクトホールC1が形成されており、カソード電極120がコンタクトホールC1を介してNカソード領域103に接続されている。
また、P型半導体領域(Pアノード領域)102a上には、図9に示すように、熱酸化膜104、NSG膜106及びPSG膜117aを貫通するようにコンタクトホールC2が形成されており、このコンタクトホールC2を介してアノード電極120aがアノード領域102aに接続されている。また、ゲート領域102上にも、図8(c)に示すように、熱酸化膜104、NSG膜106及びPSG膜117aを貫通するようにコンタクトホールC3が形成されており、このコンタクトホールC3を介してゲート電極(図示せず)がゲート領域102に接続されている。
そして、この実施形態2のサイリスタ200では、PSG膜117aの表面を覆うように、表面パッシベーション膜としてSiN膜(減圧CVD膜)117bが形成されており、このSiN膜(減圧CVD膜)117bのカソード電極120及びアノード電極120aに対応する部分には、ワイヤーボンディングなどによりリードフレームの内部リードと接続するための開口部117b1及び117b2が形成されている(図8(d)、図9参照)。このSiN膜(減圧CVD膜)117bのゲート電極(図示せず)に対応する部分にも、ワイヤーボンディングなどによりリードフレームの内部リードと接続するための開口部(図示せず)が形成されている。これらの電極は、ボンディングワイヤ(図示せず)などにより、これらの電極を封止樹脂の外部に引き出すリードに接続されている。
つまり、このようなチップ状態の基板(チップ基板)101がリードフレームなどの支持体(図示せず)にダイボンドされ、チップ基板の電極がリードフレームの内部リード端にワイヤボンディングなどにより接続され、チップ基板がリードフレームと一体に封止樹脂により封止されて、半導体装置としてのサイリスタが完成する。完成されたサイリスタでは、パッシベーション膜117b、カソード電極120、アノード電極120a、及びゲート電極(図示せず)は封止樹脂110によりボンディングワイヤとともに被覆されている。
ここで、パッシベーション膜117bとしてのSiN膜(減圧CVD膜)117bは、1000nmの膜厚を有している。但し、SiN膜117bの膜厚は1000nmに限定されるものではなく、少なくとも600nm以上であればよく、この膜厚の上限は、半導体装置として要求される仕様によって決まる。このSiN膜117bは、窒化膜が酸化膜に比べて緻密であること、さらに、水素シンター処理などが施されていることから、封止樹脂中の可動イオン(K,Naなど)の基板への侵入を阻止する働きがあり、イオン侵入阻止層117を、PSG膜(常圧CVD膜)117aとその上に形成したSiN膜(減圧CVD膜)117bとの2層構造とすることで、封止樹脂中の可動イオン(K,Naなど)の基板の、Nカソード領域などの拡散領域への侵入を阻止する効果を高めることができる。
次に、この実施形態2による半導体装置の製造方法について説明する。
図10及び図11は、この実施形態2による半導体装置の製造方法を工程順(図10(a)〜図10(g)及び図11(a)及び図11(b))に説明する図であり、図8(c)のD22−D22’線部分の断面構造を示している。また、図12は、この製造方法における処理工程を順に示している。
N型基板(ここではウェハ状態の基板)101上に、サイリスタ200の素子構造として、ゲートGとなるP型半導体領域102、アノードAとなるP型半導体領域102a、カソードとなるN半導体領域103を形成する処理(図10(a)〜図10(c))は、実施形態1における図3(a)〜図3(c)に示す処理と同様に行われる。
ここで、深いNカソード領域103の形成は、基板処理チャンバCH1に配置されたN型基板101の表面に、図10(b)に示すように、不純物拡散源としての高濃度PSG膜(拡散源層)105を形成し(図12に示すリンデポジション工程S1)、その後、熱処理を施すことにより、高濃度PSG膜105から不純物のリンをN型基板101の浅いNカソード領域103aに固相拡散する(図12の深いリン拡散工程S2)ことにより行う。
その後、図10(d)に示すように、高濃度PSG膜105をフッ酸により除去し(図12の高濃度PSG膜除去工程S3)、その後、図10(e)に示すように、ノンドープシリケートガラス(NSG)膜106をCVD法により形成し(図12のNSG膜形成工程S4)、さらにその上にリンの濃度3〜8mol(例えば6mol)のPSG膜117aを常圧CVD法により堆積する(図12のPSG膜デポジション工程S5)。
このように、N型基板101上に、SiO膜(熱酸化膜)104、NSG膜(CVD膜)106、及びPSG膜(常圧CVD膜)117aを形成して多層構造の絶縁膜を形成する処理も、実施形態1の図3(d)及び図3(e)に示す処理と同様に行われる。つまり、PSG膜(常圧CVD膜)117aは、実施形態1のサイリスタにおけるPSG膜(常圧CVD膜)107と同一の処理条件で形成される。
さらに、フォトリソグラフィ処理により、Nカソード領域103上にコンタクトホールC1を形成し、Pアノード領域102a上にコンタクトホールC2を形成し、さらに、Pゲート領域102上にもコンタクトホールC3を形成し、その後、カソード電極120、アノード電極120a、及びゲート電極(図示せず)を形成する処理(図10(f)及び図10(g))も、実施形態1における図3(f)及び図3(g)に示す処理と同様に行われる。
そして、本実施形態2のサイリスタの製造方法では、上記のように電極を形成した後、減圧CVD法により、SiN膜117bをN型基板101の表面側全面に例えば1000nmの厚さに形成する(図12の表面保護膜形成工程S6)。このときの減圧CVD処理は、枚様式の処理装置で半導体ウエハの一枚毎に行われ、処理温度は300℃〜400℃の範囲(例えば、350℃〜360℃)であり、処理時間は1分〜2分(例えば、1分半程度)である。その後、SiN膜117bをフォトリソグラフィ技術によりパターニングして、カソード電極120、アノード電極120a上にSiN膜117bの開口部117b1、117b2を形成する(図11(a))。このとき、ゲート電極(図示せず)上にもSiN膜117bの開口部(図示せず)を形成する。
その後、ダイボンド工程及びワイヤボンディング工程を経て、封止樹脂110によりチップ基板をSiN膜117b及び各電極、並びにボンディングワイヤが封止されるように封止樹脂を形成する(図11(b)、図8(d)、図9参照)。
このような構成の本実施形態2では、実施形態1と同様に以下の3つの効果が得られる。
第1に、この実施形態2では、サイリスタの製造で固相拡散に用いた高濃度PSG膜105を、高濃度PSG膜105を拡散源とする固相拡散を熱処理により行った直後に除去しているので、サイリスタの製造で用いた拡散源である高濃度PSG膜105が、他の半導体素子の基板を汚染してしまうのを回避できるという効果が得られる。
第2に、N型基板上に形成した絶縁膜を、封止樹脂中の可動イオンをゲッタリングするPSG膜117aを含む構造としているので、封止樹脂中の可動イオンによりサイリスタのデバイス特性が劣化するのを回避できる効果が得られる。
第3に、N型基板上に形成した絶縁膜を、3層の絶縁層104a、106、及び117aを含み、N型基板に近い絶縁層ほどフッ酸に対するエッチングレートの小さい構造としたので、コンタクトホールの断面形状は段階的に上側が広がった形状として、電極を構成するメタル層のカバレッジを改善できる効果が得られる。
そして、本実施形態2では、上記第1から第3の効果に加えて、N型基板11上に形成した絶縁膜を、封止樹脂中の可動イオンをゲッタリングするPSG膜117aとともに、該PSG膜117a上に形成したSiN膜117bとを含む構造としたので、封止樹脂110からNカソード領域103などの拡散領域に可動イオンが侵入するのを阻止する効果をより一層高めることができ、サイリスタを構成するPNPトランジスタの電流増幅率hFE(PNPTr)を、実施形態1のサイリスタにおけるものの約6倍程度に高めることができる。
図13は、この電流増幅率hFEの測定値を、実施形態1のサイリスタと実施形態2のサイリスタとで比較して示している。
つまり、実施形態1のサイリスタにおける○A1で示す電流増幅率hFE(SiN保護膜無し)を1とすると、実施形態2のサイリスタにおける●A2で示す電流増幅率hFE(SiN保護膜有り)は6程度となり、この実施形態2のサイリスタでは、実施形態1のサイリスタに比べて電流増幅率hFEが6倍程度向上している。
なお、上記各実施形態では、半導体装置としてサイリスタを挙げているが、本発明の対象となる半導体装置は、サイリスタに限定されるものではなく、本発明は、トライアック、フォトトライアック、バイポーラ型の半導体素子などにも適用でき、バイポーラ型の半導体素子では、サイリスタのカソードはエミッタに相当する。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、半導体装置の製造方法の分野において、1つの半導体装置の製造過程で固相拡散に用いた拡散源としての高濃度不純物層が、同一設備を用いて製造される他の半導体装置を汚染するのを回避することができ、しかも、封止樹脂中の可動イオンによる半導体装置の特性変動を抑えることができる半導体装置の製造方法を実現することができる。
100、200 サイリスタ(半導体装置)
101 N型基板
102 P型半導体領域(Pゲート領域)
102a P型半導体領域(Pアノード領域)
103 N型半導体領域(Nカソード領域)
104 NSG膜(熱酸化膜)
104a 熱酸化膜
104a1 酸化膜開口
105 高濃度PSG膜(拡散源)
106 NSG膜(CVD膜)
107、117a PSG膜(CVD膜)
108 フォトレジスト膜
110 封止樹脂
117b SiN膜
120 カソード電極
120a アノード電極
A アノード
Bb POCl溶液
C カソード
C1,C2,C3 コンタクトホール
CH1 基板処理チャンバ
G ゲート
Gsp 原料ガス供給管
Ic 制御電流
Im 主電流
St 基板保持台
Tr1 PNPトランジスタ
Tr2 NPNトランジスタ
Wh 基板(ウェハ状態)

Claims (5)

  1. 半導体装置を構成する拡散領域を固相拡散により形成する固相拡散工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    該固相拡散工程は、
    半導体基板上に不純物の拡散源となる拡散源層を該拡散源層が該半導体基板の所定の領域に選択的に接触するように形成する工程と、
    熱処理により該拡散源層から不純物を該半導体基板に拡散させて該拡散領域を形成する工程と、
    該熱処理を行った後他の処理を行う前に該拡散源層を除去する工程と
    を含む、半導体装置の製造方法。
  2. 前記他の処理を行った後、前記半導体基板を封止樹脂により封止する前に、該封止樹脂中のイオンが該半導体基板に侵入するのを阻止するイオン侵入阻止層を該半導体基板の全面に形成する工程を含む、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記固相拡散工程は、
    前記半導体基板上に開口を有する絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記拡散源層の形成工程は、該絶縁膜上に該拡散源層を、該拡散源層が該絶縁膜の開口を介して該半導体基板に接するように堆積する工程である、請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁膜の形成工程は、
    前記半導体基板上に前記絶縁膜として熱酸化膜を形成する工程と、
    該熱酸化膜を選択的にエッチングして、該半導体基板の不純物を拡散すべき領域に対応する部分に該熱酸化膜の開口を形成するエッチング工程と
    を含む、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記固相拡散工程では、前記拡散源層として、リンをドープした高濃度シリコン酸化膜を用い、
    該固相拡散工程後の酸化膜形成工程では、該拡散源層としての高濃度シリコン酸化膜を除去した状態で、前記半導体基板の全面にノンドープのシリコン酸化膜を形成し、続いて、該ノンドープのシリコン酸化膜上にリンをドープした高濃度のシリコン酸化膜を前記イオン注入阻止層として形成する、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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