JPWO2014057711A1 - 装着式双眼鏡 - Google Patents

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Abstract

良好な装着感が得られ、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに高い実用性を発揮する装着式双眼鏡を提供する。少なくとも対物レンズ及び接眼レンズを支持する一対の鏡筒を有し、平行に並んだ各鏡筒に互いの間隔を調整するための眼幅調整手段を架設した双眼鏡本体10と、正面のメインフレーム21及びメインフレーム21の両側から後方に延びる一対のテンプル22を備え、メインフレーム21には双眼鏡本体10が連結され、テンプル22を装着者の側頭部及び耳に係止させて、双眼鏡本体10を眼前に位置させるフレーム20と、略ハ字形に開いた変形可能なパッド部32を有し、パッド部32を装着者の鼻に係止させて、双眼鏡本体10を支持するとともに、パッド部32の開き角を調整することで鼻との係止位置を変え、装着者の両眼に対する双眼鏡本体10の位置調整が可能なノーズパッド30と、を備えた構成としてある。

Description

本発明は、顔に装着してハンズフリーで使用することができる装着式双眼鏡に関し、特に、良好な装着感が得られ、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに高い実用性を発揮する装着式双眼鏡に関する。
従来から、顔に装着する構成の双眼鏡に関する多数の特許出願、実用新案登録出願がなされている。本出願人らが出願前に過去の特許出願、実用新案登録出願を事前調査したところ、下記の特許文献1〜63が公開されていた。これら特許文献1〜63には、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに用いられる一般向けのものと、外科手術や治療に用いられる医療用のものとが含まれている。
一般向けの装着式双眼鏡として、例えば、特開2011−512557号公報(特許文献1)には、中空の眼鏡フレームに対物レンズと接眼レンズとを設け、前記中空内に配設した光学系によって対物レンズから接眼レンズまでの光路を形成し、使用者の目に拡大された像を提供する構成の望遠鏡付き眼鏡が提案されている。また、特開2009−31381号公報(特許文献3)には、サングラスのレンズ部分に双眼鏡の接眼側を連結したサングラス双眼鏡が提案されている。
さらに、西独国実用新案出願公開第DE20 2005 008353 U1号明細書(特許文献13)には、眼鏡フレームに一対の接眼レンズを取り付けるとともに、これら接眼レンズの正面に一対の対物レンズを間隔をおいて配設したテレビ視聴用の拡大鏡が提案されている。
一方、医療用の装着式拡大鏡として、例えば、特開2011−2642号公報(特許文献2)には、患者の口腔内を拡大するために、アダプターを介して眼鏡に装着可能な医療用拡大鏡が提案されている。特開2007−310006号公報(特許文献4)には、脳外科手術や心臓血管手術等の微細な組織を処置するために、左右の眼鏡レンズに一対の拡大光学系ユニットを取り付けるとともに、これら拡大光学系ユニットを頭部固定用のフレームに連結した構成の医療用拡大鏡が提案されている。特開2007−140523号公報(特許文献5)には、頭部に装着可能なヘッドマウントに固定される旋回軸と、一対の拡大光学素子に固定される旋回軸とを、長手方向の軸に沿って伸縮する伸縮ロッドで連結した構成のヘッドルーペが提案されている。
特開2011−512557号公報 特開2011−2642号公報 特開2009−31381号公報 特開2007−310006号公報 特開2007−140523号公報 国際公開WO07/057987号 特開2006−11208号公報 特開2005−257802号公報 特開2005−128305号公報 特開2005−128158号公報 特開2005−107250号公報 特開2005−18068号公報 西独国実用新案出願公開第DE20 2005 008353 U1号明細書 特開2004−138870号公報 特開2004−53910号公報 特開2003−532137号公報 特開2003−315688号公報 特開2003−295128号公報 特開2003−195185号公報 特開平10−510369号公報 特開平8−220445号公報 特開平5−45627号公報 特開平3−69908号公報 特開平3−26113号公報 特開平2−75616号公報 特開平1−23020号公報 特開昭62−65621号公報 特開昭60−107817号公報 特開昭60−120417号公報 特開昭59−9313号公報 特開昭57−11508号公報 特開昭56−80507号公報 特開昭55−52122号公報 特開昭55−116314号公報 特開昭52−114040号公報 特開昭51−65846号公報 特開昭51−108646号公報 特開昭50−69147号公報 特開昭49−22947号公報 特公昭39−36258号公報 特公昭38−18563号公報 特公昭38−13870号公報 特公昭37−10076号公報 特公昭36−3760号公報 特公昭36−2048号公報 特公昭35−26368号公報 特公昭35−18968号公報 特公昭34−11850号公報 特公昭33−16464号公報 特公昭11−4133号公報 特公昭29−3973号公報 特公昭29−1762号公報 特公昭25−9971号公報 特公昭25−1621号公報 特公昭24−8370号公報 特公昭9−6690号公報 特公昭8−12107号公報 特公昭7−18416号公報 特公昭7−13750号公報 特公昭7−13749号公報 特公昭3−2120号公報 特許第3167850号公報 特許第3007860号公報
上述のように、装着式双眼鏡は、過去に多数の特許出願、実用新案登録出願がなされている。ところが、特許文献1〜63のうち、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに用いられる一般向けの装着式双眼鏡で、現実に実施されているものは極めて少ない。出願人らが調査したところ、現在、一般向けの装着式双眼鏡で実施されているものは、特許文献13に記載された発明の実施品であるエッシェンバッハ社の商品名「MAX TV」のみであった。このように、従来の一般向けの装着式双眼鏡が実施化に至っていないのは、以下のような技術的課題があるためと考える。
<重量バランスの問題>
例えば、特許文献3の装着式双眼鏡のように、眼鏡フレームに双眼鏡を取り付けた構成では、重量の重い双眼鏡本体が眼鏡フレームの前方に張り出す。このため、双眼鏡本体の重量が装着者の鼻に集中してしまい、安定した装着感が得られない。また、不安定な装着状態は、装着者の両眼と双眼鏡本体との位置ずれを生じ、安定した視界の継続的な維持ができない。このため、従来の一般向けの装着式双眼鏡を実施したとしても、良好な掛け心地を得ることはできない。
なお、特許文献13の装着式双眼鏡は、対物レンズと接眼レンズとを間隔をあけて対向させ、重い鏡筒を省略した構成としてあるので、上記のような重量の問題は生じない。しかし、拡大光学系が簡素なために2.1倍の倍率しかなく、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに用いることができず、専らテレビ画面の視聴に用途が限定されている。
<調整機構の問題>
<<装着位置の調整>>
特許文献3の装着式双眼鏡のように、眼鏡フレームに双眼鏡を取り付けた構成では、双眼鏡本体を装着者の両眼と位置合わせするための機構を有しない。これでは、通常の眼鏡と同様に、重量の重い双眼鏡本体が下がってしまい、装着者の両眼と双眼鏡本体との位置ずれを生じる。
一方、特許文献2、4及び5のような医療用の装着式拡大鏡には、拡大鏡本体を装着者の両眼と位置合わせするための機構を有している。しかし、特許文献2のようなヒンジの組み合わせからなる装着位置の調整機構、特許文献5のような伸縮式の装着位置の調整機構は、構造が複雑で重量が重い。このような装着位置の調整機構を一般向けの装着式双眼鏡に設ければ、大重量化による装着感の低下と、構造の複雑化による製造コストの高騰とを招来してしまう。また、特許文献4のような長孔及びねじからなる装着位置の調整機構は、ドライバーを用いて調整しなければならず、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどの最中に、双眼鏡本体の装着位置を気軽に調整することができない。
さらに、特許文献2及び5の装着式拡大鏡のように、眼鏡フレームと拡大鏡本体とを、ヒンジ、旋回軸、スライド軸、伸縮ロッドなどの可動部材で連結させた構成にすると、眼鏡フレームと拡大鏡本体との接合が安定せず、装着者の両眼と拡大鏡本体との位置ずれを生じ、安定した視界の継続的な維持ができない。高価な医療用の装着式拡大鏡では、連結に用いる可動部材の調整精度、固定精度及び操作性を向上させることができるが、比較的安価な一般向けの装着式双眼鏡に医療用精密機器と同等の機構を採用することは、その用途やコスト面から現実的でない。
<<ピント調整・眼幅調整>>
特許文献3の装着式双眼鏡のように、一対の対物レンズを前後させてピント調整を行う構成では、観劇やスポーツ観戦などで動く対象物にピントを合わせることが困難であり、ピント調整が追い付かない。ピント調整機構は、装着式双眼鏡の重量を重くし、安定した装着感を損なう原因になる。また、ピント調整機構とは別に、眼幅調整機構を設ければ、装着式双眼鏡のデザインの自由度が制限されてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、双眼鏡本体の荷重を分散させることができ、各種調整機構の簡略化を図り、良好な装着感が得られ、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに高い実用性を発揮する装着式双眼鏡の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の装着式双眼鏡は、少なくとも対物レンズ及び接眼レンズを支持する一対の鏡筒を有し、平行に並んだ各鏡筒に互いの間隔を調整するための眼幅調整手段を架設した双眼鏡本体と、正面のメインフレーム及び前記メインフレームの両側から後方に延びる一対のテンプルを備え、前記メインフレームには前記双眼鏡本体が連結され、前記テンプルを装着者の側頭部及び耳に係止させて、前記双眼鏡本体を眼前に位置させるフレームと、略ハ字形に開いた変形可能な保持部を有し、前記保持部を装着者の鼻に係止させて、前記双眼鏡本体を支持するとともに、前記保持部の開き角を調整することで鼻との係止位置を変え、装着者の両眼に対する前記双眼鏡本体の位置調整が可能なノーズパッドと、を備えた構成としてある。
上記構成によれば、ノーズパッド(略ハ字形に開いた保持部)の開き角を調整することで鼻との係止位置を変え、装着者の両眼に対する双眼鏡本体の位置調整を行うことができる。これにより、従来のような機械的な装着位置の調整機構が不要となり、装着者の鼻に掛かる荷重を軽減することが可能となる。また、ノーズパッドの保持部の接触面積を大きくすることで、装着者の鼻に掛かる荷重を分散させることができ、安定した装着感と、良好な掛け心地を得ることができる。さらに、装着者は、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどの最中にノーズパッドの開き角を調整するだけで、両眼に対する双眼鏡本体の位置を最適にすることが可能である。
好ましくは、前記ノーズパッドが、逆V字形又は逆U字形の変形可能な金属製の骨格部と、前記骨格部を被覆する弾性体からなるパッド部とを有する構成にするとよい。
上記構成によれば、逆V字形又は逆U字形の金属製の骨格部を変形させることで、弾性体からなるパッド部を任意の開き角に調整することができ、ノーズパッドと鼻との係止位置を自由に変えることが可能となる。これにより、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどの最中にノーズパッドの開き角を調整するだけで、両眼に対する双眼鏡本体の位置を最適にすることができる。また、金属製の骨格部が最適な開き角を維持し、弾性体からなるパッド部が鼻に密着するので、両眼に対する双眼鏡本体の位置ずれを防止することができ、安定した視界を長時間にわたり維持することが可能となる。
ここで、骨格部は、装着者が手で変形させることができ、かつ、その変形を維持することができる金属、例えば、ステンレス、アルミニウム、鉄、銅などの薄板状又は棒状とすることができる。一方、パッド部は、弾性を有する変形可能な素材、例えば、肌触りが良好でアレルギーの問題もないシリコーン製とすることが好ましい。また、パット部の接触面積を大きくすることで、装着者の鼻に掛かる荷重を分散させることが可能となり、本装着式双眼鏡の付け心地をより良好にすることができる。
好ましくは、前記テンプルが、装着者の側頭部の丸みに対応する湾曲形状を有し、装着者の側頭部に弾性をもって係止する構成にするとよい。
上記構成によれば、湾曲形状のテンプルが、装着者の側頭部の丸みに対応して弾性をもって係止するので、メインフレームに連結した双眼鏡本体の重量を、テンプルの湾曲形状に沿って装着者の側頭部に分散させることができる。これにより、双眼鏡本体を装着者の側頭部にしっかりと固定することができ、装着者の鼻に掛かる荷重を大幅に軽減することが可能となる。このようなテンプルと、上述したノーズパッドとが相俟って、双眼鏡本体の重量が効果的に分散されるとともに、側頭部と鼻とに安定したフィット感が得られ、これまでの装着式双眼鏡にはない、良好な掛け心地を実現することができる。
好ましくは、前記テンプルの少なくとも自由端側に、装着者の側頭部に接触する滑り止めのゴム又はエラストマーを設けた構成にするとよい。
上記構成によれば、ゴム又はエラストマーからなる滑り止めが、装着者の側頭部に密着し、湾曲形状のテンプルの保持力とフィット感とを向上させることが可能となる。これにより、湾曲形状のテンプルが双眼鏡本体の重量を担う割合が多くなり、重量の効果的な分散を図ることができる。
なお、滑り止めのゴム又はエラストマーは、テンプルの自由端側だけに設けてもよく、テンプルの湾曲する内面に沿って設けてもよい。例えば、テンプルの自由端側を、装着者の側頭部に接触するように内向きに湾曲させた場合は、テンプルの自由端側だけに滑り止めのゴム又はエラストマーを設ければ、十分な滑り止め効果を得ることができる。
好ましくは、前記対物レンズの焦点を無限遠付近に固定し、前記双眼鏡本体のピント合わせを不要とした構成にするとよい。
このような構成によれば、通常の双眼鏡に備わっているフォーカスダイヤル及びこれを用いたピント合わせの操作を省略することができ、本来備わっている人間の目の調節機構を用いて対象物にピントを合わせることが可能となる。すなわち、対物レンズの焦点を無限遠付近に固定することで、比較的近い距離から遠い距離まで、人間の目の調節機構のみで焦点が合うようになる。好ましくは、光学設計で対物レンズの焦点深度を深く取り、かつ対物レンズの有効径を小さくすることで、双眼鏡本体のフォーカスフリー(固定焦点)機構がより使いやすいものとなる。
上記構成によれば、装着式双眼鏡の構成からピント調整機構を省略することができ、全体の軽量化を図ることができるとともに、デザインの自由度が向上する。また、観劇やスポーツ観戦などにおいて、動く対象物に調整なしでピントを合わせることが可能であり、装着式双眼鏡の実用性を大幅に向上させることができる。
好ましくは、前記眼幅調整手段が、軸の両側に左右逆向きの雄ねじを形成した左右ねじと、前記左右ねじを回転させるための操作部と、各鏡筒の可動範囲を画定する溝を設けた前記左右ねじを覆うカバーと、前記左右ねじの各雄ねじにそれぞれ螺合する雌ねじを有する各鏡筒の結合部と、前記左右ねじと平行に配設され、両側に各鏡筒を摺動可能に取り付けたガイド棒と、を備えた構成にするとよい。
上記構成によれば、操作部によって左右ねじを回転させるだけで、双眼鏡本体の各鏡筒を近接又は離反させることができ、簡単な構成で容易に双眼鏡本体の眼幅調整を行うことが可能となる。また、上述したノーズパッド及びフォーカスフリー機構を採用することで、本発明の装着式双眼鏡は、機械的調整手段として唯一、眼幅調整手段を設ければよいことになり、双眼鏡本体の大幅な軽量化及び簡素化を図ることができる。このような双眼鏡本体の軽量化及び簡素化が、本装着式双眼鏡の付け心地の飛躍的な向上につながる。
好ましくは、前記双眼鏡本体と前記メインフレームとを結合させるための連結構造であって、前記双眼鏡本体又は前記メインフレームの一方に設けた凸部、他方に設けた凹部を有し、前記凸部と前記凹部とを互いに嵌合させた状態で、前記凸部の突出方向と平行な2本のねじ又はピンを、前記凸部の両側を貫通させて前記凹部に達するように取り付けるとともに、前記凸部の突出方向と交差する1又は2本のねじ又はピンを、前記凸部及び前記凹部の両方を貫通させて取り付ける構成にするとよい。
上記構成によれば、双眼鏡本体とメインフレームとを強固に連結固定させることができ、双眼鏡本体とフレームとの一体的接合が可能となる。これにより、装着者の両眼と双眼鏡本体との位置ずれを防止し、安定した視界の継続的な維持に寄与することができる。
また、ねじやピンを取り外すことで、双眼鏡本体とフレームとを互いに分離させることができ、これら構成要素の修理又はメンテナンスを容易に行うことが可能となる。特に、拡大光学系である双眼鏡本体と、金属又は合成樹脂の構造体でフレームとは、取り扱う専門家が異なるので、双眼鏡本体とフレームとを分離させ、これら構成要素を適材適所で製造、修理又はメンテナンスすることができる。
好ましくは、各鏡筒の前記接眼レンズの周りから外側に張り出すように設けられ、装着者の両眼に対向する面を略平面とした目当てを備えた構成にするとよい。
上記構成によれば、装着者の両眼と接眼レンズと間から入射される外光を目当てで遮って像の視認性を良好にすることができるのみならず、略平面とした目当てが装着者のまつ毛に接触しにくくなり、本装着式双眼鏡の付け心地をより良好にすることが可能となる。
このような目当ては、各鏡筒と同じ金属又は合成樹脂などの素材で一体に形成してもよいし、各鏡筒とは別体のゴム又は合成樹脂からなる部品としてもよい。
本発明の装着式双眼鏡によれば、双眼鏡本体の荷重を分散させることができ、各種調整機構の簡略化を図り、良好な装着感が得られ、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどに高い実用性を発揮することが可能となる。
本発明の実施形態に係る装着式双眼鏡を示す斜視図である。 上記装着式双眼鏡の平面図である。 上記装着式双眼鏡の底面図である。 上記装着式双眼鏡の右側面図である。 上記装着式双眼鏡の正面図である。 上記装着式双眼鏡の背面図である。 上記装着式双眼鏡を構成する双眼鏡本体を示す図5のA−A断面図である。 上記双眼鏡本体の眼福調整手段を示す断面図である。 上記双眼鏡本体とメインフレームとの連結構造を示す断面図である。 上記装着式双眼鏡を構成するノーズパッドの正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る装着式双眼鏡について、図面を参照しつつ説明する。
<装着式双眼鏡の全体構成>
図1〜6において、本実施形態の装着式双眼鏡1は、主として、一対の双眼鏡本体10、10、フレーム20及びノーズパッド30によって構成してある。一対の双眼鏡本体10、10は、それぞれ眼幅調整手段13の左右ねじ13aに螺合してある。眼幅調整手段13には第1連結部14、フレーム20には第2連結部23がそれぞれ設けてあり、これら第1及び第2連結部14、23を介して、各双眼鏡本体10とフレーム20とを互いに連結している。また、図6に示すように、ノーズパッド30は、フレーム20の裏側における第2連結部23の直下にねじ止めしてある。以下、双眼鏡本体10、眼幅調整手段13、フレーム20、第1及び第2連結部14、23、ノーズパッド30の各部の構成について、図面を参照しつつ順に説明する。
<双眼鏡本体>
図1〜6において、各双眼鏡本体10は、主として、金属又は合成樹脂製の鏡筒11、11内に拡大光学系12、12(図7を参照)を収納した構成となっている。
<<鏡筒>>
各鏡筒11は、エンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂製として軽量化及びローコスト化を図ることが好ましいが、チタン、アルミニウム、マグネシウム等の軽金属製としてもよい。このような一対の双眼鏡本体10、10は、拡大光学系12を含め、互いに左右対称の形状及び配置構成にしてある。
各鏡筒11の上部後方には、上述した眼幅調整手段13の左右ねじ13aに螺合する結合部11a、11aがそれぞれ突設してある。また、各鏡筒11の上部前方には、一対の摺動孔11b、11bが一体に形成してある。これら摺動孔11b、11bには、図1に示すガイド棒13eの両端側が挿通される。
後に詳述するが、眼幅調整手段13の左右ねじ13aを回転させると、この左右ねじ13aに沿って、各結合部11aが互いに反対方向に移動する。これにより、一対の双眼鏡本体10、10が左右方向に接離動作をする。ガイド棒13e及び各摺動孔11bは、移動中の各双眼鏡本体10の前側を左右方向にガイドし、その接離動作をスムーズにする。
<<目当て>>
図6に示すように、各鏡筒11の後端部には、外側に張り出した略楕円形の目当て15、15がそれぞれ一体成形してある。本実施形態では、各目当て15の裏面(装着者の両眼に対向する面)を略平面としてある。このような構成とすることで、各目当て15が、装着者のまつ毛に接触しにくくなり、本装着式双眼鏡1の付け心地が良好となる。
目当て15は、各鏡筒11と同じ金属又は合成樹脂などの素材で一体に形成してもよいし、各鏡筒11とは別体のゴム又は合成樹脂からなる部品としてもよい。
<<拡大光学系>>
図7に示すように、各鏡筒11の内部には、図中の下から順に、対物レンズ群12A、正立プリズム12B及び接眼レンズ群12Cからなる拡大光学系12が収納してある。本実施形態の拡大光学系12は、対物レンズ群12A及び接眼レンズ群12Cの両方に凸レンズを用い、これら対物レンズ群12A及び接眼レンズ群12Cの間に正立プリズム12Bを介在させたプリズム式を採用している。プリズム式の双眼鏡本体10は、ガリレイ式と比較して視野が広く、倍率を高くすることができる。また、正立プリズム12Bが光路を短縮し、双眼鏡本体10の全長を短くすることができる。
拡大光学系12は、2群5枚のレンズ構成となっており、双眼鏡本体10のピント合わせが不要なフォーカスフリー(固定焦点)機構を採用している。本実施形態では、対物レンズ群12Aの焦点距離を約45mm、有効径を13mmに設定してある。また、対物レンズ群12Aの被写界深度は、約5mから無限遠まで焦点が合うようになっている。このような構成によれば、約5mから無限遠の範囲は、対物レンズ群12Aの被写界深度により装着者の見たところにピントが合い、約5mmより手前は、装着者の眼のピント調整機能によりピントが合う。
本実施形態の正立プリズム12Bは、補助プリズムとダハプリズムとの組み合わせからなる。対物レンズ群12Aから入射した光は、補助プリズムに入射し、ダハプリズムへと反射される。ダハプリズムに入射した光は、その内部で反射され、接眼レンズ群12Cへ出射される。このような正立プリズム12Bは、反射の過程で像を反転させて正立像にするとともに、対物レンズ群12Aと接眼レンズ群12Cとの光路を直線的にする。これにより、鏡筒11の外形をスリムな直線状にすることができ、光路短縮の効果と相俟って、双眼鏡本体10の小型化を図ることができる。
ここで、本実施形態の装着式双眼鏡1は、観劇、スポーツ観戦、コンサート、講演会、魚釣りなどの用途に用いることを想定しており、拡大光学系12の倍率は、4〜8倍程度が好ましい。拡大光学系12の倍率を9〜12倍とすることも可能であるが、8倍を超えたところで拡大光学系12の重量がやや重くなり、装着者によっては負担を感じるかもしれない。
<眼幅調整手段>
図1及び図8に示すように、眼幅調整手段13は、主として、左右ねじ13aの中心に操作部13bを取り付け、左右ねじ13aを円筒状のカバー13cで覆った構成としてある。図8に示すように、左右ねじ13aは、操作部13bを境にして左右に逆方向の雄ねじが形成してあり、左右の雄ねじには、各鏡筒11の結合部11aをそれぞれ螺合させている。また、カバー13cには、左右の雄ねじにそれぞれ対応する溝(又は開口)13dが設けてある。
一方、図1に示すように、カバー13cには、平面視略V又はU字型の装飾部16が一体成形してある。図3及び図5に示すように、装飾部16の裏側には、細長い円筒状の軸受16aが、左右ねじ13aとほぼ平行に設けてある。この軸受16a内には、上述したガイド棒13eの中央部分が保持してある。ガイド棒13eの両側は、上述した鏡筒11の各摺動孔11bにそれぞれ挿通される。
上記構成からなる眼幅調整手段13では、操作部13bを正逆いずれかの方向に回転させると、左右ねじ13aの各雄ねじが互いに逆方向に回転し、結合部11aを介して各雄ねじに螺合させた一対の双眼鏡本体10、10が左右方向に接離動作をする。このとき、各双眼鏡本体10の前側が、各摺動孔11bに挿通したガイド棒13eにガイドされるので、各双眼鏡本体10は、前後のバランスを保ちながらスムーズに接離動作を行う。このようにして、各双眼鏡本体10の接眼レンズの間隔を、装着者の両眼の幅(眼幅)に合わせることができる。
図1〜3に示すように、左右ねじ13aのカバー13cの中央には、図中の後方に突出する略凹形状の第1連結部14が一体成形してある。本実施形態では、この第1連結部14を介して眼幅調整手段13をフレーム20に連結させ、一対の双眼鏡本体10とフレーム20とを一体に固定している。以下、フレーム20の構成について詳述する。
<フレーム>
図1〜6に示すように、フレーム20は、主として、メインフレーム21と一対のテンプル22、22とで構成してある。各テンプル22は、メインフレーム21の両端にヒンジを介して回動自在に取り付けてあり、内側に折り畳み可能な構成となっている。
なお、折り畳むことはできないが、メインフレーム21と一対のテンプル22、22とを一連一体の構成としてもよい。また、メインフレーム21と一対のテンプル22、22との素材は、特に限定されるものではなく、上述した軽金属、合成樹脂又はこれら素材の両方を組み合わせたものとしてもよい。
<<メインフレーム>>
メインフレーム21は、各双眼鏡本体10、10及び眼幅調整手段13の重量に耐え得る強度を有するものであれば、その形状は特に限定されるものではない。メインフレーム21の中央前面には、図1〜3に示すように、上述した第1連結部14に連結される略凸形状の第2連結部23が突設してある。これら第1及び第2連結部14、23による連結構造については、後に図9を参照しつつ詳述する。一方、メインフレーム21の中央裏面には、図6に示すように、ノーズパッド30がねじ止めしてある。
<<テンプル>>
各テンプル22は、装着者の側頭部の丸みに対応する湾曲形状を有し、装着者の側頭部に弾性をもって係止する構成になっている。
ここで、本実施形態では、各テンプル22の自由端側に、装着者の側頭部に接触するゴム又はエラストマー製の滑り止め22a、22aをそれぞれ嵌合した構成としてある。これら滑り止め22a、22aは、装着者の側頭部に密着し、湾曲形状の各テンプル22の保持力とフィット感とを向上させる。
なお、各滑り止め22aは、各テンプル22の湾曲する内面に沿って設けてもよい。このような構成とした場合は、各滑り止め22の接触面積が大きくなり、装着者の側頭部への密着保持力も大きくなる。
<連結構造>
図1〜3及び図9に示すように、本実施形態では、略凹形状の第1連結部14に、略凸形状の第2連結部23を嵌合させ、2本のねじ41、42及び2本のピン43、44で強固に固定している。
図9において、第1連結部14の略凹形の部分には、図中の横方向に延びる貫通孔14aが穿設してある。また、第1連結部14の略凹形の前端面(第2連結部23との当接面)には、それぞれ図中の縦方向に延びる一対のねじ孔14b、14cが螺設してある。
一方、第2連結部23の略凸形の部分には、図中の横方向に延びる貫通孔23aが穿設してある。この貫通孔23aは、第1連結部14の貫通孔14aに対応している。また、第2連結部23の略凸形の前端面(第1連結部14との当接面)には、それぞれ図中の縦方向に延びる一対の貫通孔23b、23cが穿設してある。これら貫通孔23b、23cは、第1連結部14の各ねじ孔14b、14cに対応している。
このような連結構造では、まず、略凹形状の第1連結部14と、略凸形状の第2連結部23とを互いに一致するように嵌合させる。すると、貫通孔14aと貫通孔23aとが連通し、ねじ孔14b、14cと貫通孔23b、23cとがそれぞれ連通する。この嵌合状態を維持するために、貫通孔14aと貫通孔23aとにピン43、44を挿通して両者を仮固定する。その後、貫通孔23b、23cのそれぞれにねじ41、42を挿通し、ねじ孔14b、14cに螺合させる。これにより、眼幅調整手段13とフレーム20とが強固に連結固定される。
なお、双眼鏡本体10、10(眼幅調整手段13)とメインフレーム21との連結構造は、図9に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば、ねじ41、42をピンに、ピン43、44をねじに変更してもよい。また、図中横方向の2本の短いピン43、44を1本の長いピンに変更してもよい。但し、2本の短いピン43、44とした場合は、第1連結部14の両側からそれぞれ短いピン43、44を貫通孔14aに挿通することができ、連結作業が容易となる。さらに、本実施形態では、ねじ又はピンを用いた固定式の連結構造を例示したが、例えば、溝とレールの嵌合による着脱式の連結構造としてもよい。
<ノーズパッド>
図5及び図6に示すように、ノーズパッド30は、略ハ字形に開いた変形可能な保持部材であり、装着者の鼻に係止させて、各双眼鏡本体10を支持するとともに、その開き角を調整することで鼻との係止位置を変え、装着者の両眼に対する各双眼鏡本体10の位置調整が可能な構成となっている。
図10に示すように、本実施形態のノーズパッド30は、逆V又は逆U字形の変形可能な金属製の骨格部31を、ゴム又はエラストマーからなる弾性体のパッド部32で被覆した構成となっている。骨格部31は、装着者が手で変形させることができ、かつ、その変形を維持することができる金属、例えば、ステンレス、アルミニウム、鉄、銅などの薄板状又は棒状とすることができる。一方、パッド部32は、弾性を有する変形可能な素材であれば、特に材料は限定されない。パッド部32の材料としては、例えば、肌触りが良好でアレルギーの問題もないシリコーン製とすることが好ましい。
ここで、本実施形態では、パッド部32の内側半分の面積を、高さL≒約16mm×幅W≒約5mm≒約80mmとしてあり、内側全体の接触面積は、約80×2≒約160mmとしてある。一方、左右一対の一般的な眼鏡の片側ノーズパットの面積は、高さL≒約5mm×幅W≒約5mm≒約25mmであり、左右の接触面積は、約25×2≒約50mmである。このように、本実施形態のパッド部32は、一般的な眼鏡のノーズパッドの3倍超の接触面積を有している。また、パッド部32の高さLを変えることによって、サイズの異なる大小の鼻に適合させることができ、西洋人、東洋人のいずれにも対応することが可能である。
<本装着式双眼鏡の作用効果>
上述した本実施形態の装着式双眼鏡1によれば、ノーズパッド30の開き角を調整することで鼻との係止位置を変え、装着者の両眼に対する双眼鏡本体の位置調整を行うことができる。これにより、従来のような機械的な装着位置の調整機構が不要となり、装着者の鼻に掛かる荷重を軽減することが可能となる。また、パッド部32の接触面積を大きくすることで、装着者の鼻に掛かる荷重を分散させることができ、安定した装着感と、良好な掛け心地を得ることができる。さらに、装着者は、観劇やスポーツ観戦、魚釣りなどの最中にノーズパッド30の開き角を調整するだけで、両眼に対する双眼鏡本体の位置を最適にすることが可能である。これに加え、金属製の骨格部31が最適な開き角を維持し、弾性体からなるパッド部32が鼻に密着するので、両眼に対する双眼鏡本体の位置ずれを防止することができ、安定した視界を長時間にわたり維持することが可能となる。
湾曲形状の各テンプル22が、装着者の側頭部の丸みに対応して弾性をもって係止するので、メインフレーム21に連結した各双眼鏡本体10(眼幅調整手段13を含む)の重量を、各テンプル22の湾曲形状に沿って装着者の側頭部に分散させることができる。これにより、各双眼鏡本体10を装着者の側頭部にしっかりと固定することができ、装着者の鼻に掛かる荷重を大幅に軽減することが可能となる。このような各テンプル22と、上述したノーズパッド30とが相俟って、各双眼鏡本体10の重量が効果的に分散されるとともに、側頭部と鼻とに安定したフィット感が得られ、これまでの装着式双眼鏡にはない、良好な掛け心地を実現することができる。
ゴム又はエラストマーからなる各滑り止め22aが、装着者の側頭部に密着し、湾曲形状の各テンプル22の保持力とフィット感とを向上させることが可能となる。これにより、湾曲形状の各テンプル22が各双眼鏡本体10の重量を担う割合が多くなり、重量の効果的な分散を図ることができる。
各拡大光学系12をフォーカスフリーの構成としたことで、装着式双眼鏡1の構成からピント調整機構を省略することができ、全体の軽量化を図ることが可能となる。装着式双眼鏡1の軽量化は、装着者に与える荷重を軽減し、より良好な掛け心地を提供する。また、観劇やスポーツ観戦などにおいて、動く対象物に調整なしでピントを合わせることが可能であり、装着式双眼鏡の実用性を大幅に向上させることができる。さらに、ピント調整機構の削減は、装着式双眼鏡1のデザインの自由度向上にも寄与する。
操作部13bによって左右ねじ13aを回転させるだけで、各双眼鏡本体10の鏡筒11を近接又は離反させることができ、簡単な構成で容易に各双眼鏡本体10の眼幅調整を行うことが可能となる。また、上述したノーズパッド30及びフォーカスフリー機構を採用することで、本実施形態の装着式双眼鏡1は、機械的調整手段として唯一、眼幅調整手段13を設ければよいことになり、各双眼鏡本体10の大幅な軽量化及び簡素化を図ることができる。このような各双眼鏡本体10の軽量化及び簡素化が、本装着式双眼鏡の付け心地の飛躍的な向上につながる。
略凹凸形状の第1及び第2連結部14、23を、横方向の1本のピン43、縦方向の2本のねじ41、42で止めたことにより、眼幅調整手段13とメインフレーム21とを強固に連結固定させることができ、各双眼鏡本体10とフレーム20との一体的接合が可能となる。これにより、装着者の両眼と各双眼鏡本体10との位置ずれを防止し、安定した視界の継続的な維持に寄与することができる。
また、ピン43及びねじ41、42を取り外すことで、各双眼鏡本体10とフレーム20とを互いに分離させることができ、これら構成要素の修理又はメンテナンスを容易に行うことが可能となる。特に、拡大光学系である各双眼鏡本体10と、金属又は合成樹脂の構造体でフレーム20とは、取り扱う専門家が異なるので、各双眼鏡本体10とフレーム20とを分離させ、これら構成要素を適材適所で製造、修理又はメンテナンスすることができる。
各目当て15の裏面(装着者の両眼に対向する面)を略平面としたことにより、装着者の両眼と接眼レンズと間から入射される外光を目当てで遮って像の視認性を良好にすることができるのみならず、略平面とした各目当て15が装着者のまつ毛に接触しにくくなり、本装着式双眼鏡1の付け心地をより良好にすることが可能となる。
1 装着式双眼鏡
10 双眼鏡本体
11 鏡筒
11a 結合部
11b 摺動孔
12 拡大光学系
12A 対物レンズ群
12B 正立プリズム
12C 接眼レンズ群
13 眼福調整手段
13a 左右ねじ
13b 操作部
13c カバー
13d 溝
13e ガイド棒
14 第1連結部
14a 貫通孔
14b、14c ねじ孔
15 目当て
16 装飾部
20 フレーム
21 メインフレーム
22 テンプル
22a 滑り止め
23 第2連結部
23a、23b、23c 貫通孔
30 ノーズパッド
31 骨格部
32 パッド部
41、42 ねじ
43、44 ピン

Claims (8)

  1. 少なくとも対物レンズ及び接眼レンズを支持する一対の鏡筒を有し、平行に並んだ各鏡筒に互いの間隔を調整するための眼幅調整手段を架設した双眼鏡本体と、
    正面のメインフレーム及び前記メインフレームの両側から後方に延びる一対のテンプルを備え、前記メインフレームには前記双眼鏡本体が連結され、前記テンプルを装着者の側頭部及び耳に係止させて、前記双眼鏡本体を眼前に位置させるフレームと、
    略ハ字形に開いた変形可能な保持部を有し、前記保持部を装着者の鼻に係止させて、前記双眼鏡本体を支持するとともに、前記保持部の開き角を調整することで鼻との係止位置を変え、装着者の両眼に対する前記双眼鏡本体の位置調整が可能なノーズパッドと、
    を備えたことを特徴とする装着式双眼鏡。
  2. 前記ノーズパッドが、逆V字形又は逆U字形の変形可能な金属製の骨格部と、前記骨格部を被覆する弾性体からなるパッド部とを有する請求項1に記載の装着式双眼鏡。
  3. 前記テンプルが、装着者の側頭部の丸みに対応する湾曲形状を有し、装着者の側頭部に弾性をもって係止する請求項1又は2に記載の装着式双眼鏡。
  4. 前記テンプルの少なくとも自由端側に、装着者の側頭部に接触する滑り止めのゴム又はエラストマーを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の装着式双眼鏡。
  5. 前記対物レンズの焦点を無限遠付近に固定し、前記双眼鏡本体のピント合わせを不要とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の装着式双眼鏡。
  6. 前記眼幅調整手段が、
    軸の両側に左右逆向きの雄ねじを形成した左右ねじと、
    前記左右ねじを回転させるための操作部と、
    各鏡筒の可動範囲を画定する溝を設けた前記左右ねじを覆うカバーと、
    前記左右ねじの各雄ねじにそれぞれ螺合する雌ねじを有する各鏡筒の結合部と、
    前記左右ねじと平行に配設され、両側に各鏡筒を摺動可能に取り付けたガイド棒と、
    を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の装着式双眼鏡。
  7. 前記双眼鏡本体と前記メインフレームとを結合させるための連結構造であって、前記双眼鏡本体又は前記メインフレームの一方に設けた凸部、他方に設けた凹部を有し、
    前記凸部と前記凹部とを互いに嵌合させた状態で、
    前記凸部の突出方向と平行な2本のねじ又はピンを、前記凸部の両側を貫通させて前記凹部に達するように取り付けるとともに、
    前記凸部の突出方向と交差する1又は2本のねじ又はピンを、前記凸部及び前記凹部の両方を貫通させて取り付ける、前記連結構造を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の装着式双眼鏡。
  8. 各鏡筒の前記接眼レンズの周りから外側に張り出すように設けられ、装着者の両眼に対向する面を略平面とした目当てを備えた請求項1〜7のいずれか1項に記載の装着式双眼鏡。
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