JP2002107677A - 軟質樹脂製一体成型クッションモダン及びその製造方法 - Google Patents

軟質樹脂製一体成型クッションモダン及びその製造方法

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JP2002107677A
JP2002107677A JP2000342672A JP2000342672A JP2002107677A JP 2002107677 A JP2002107677 A JP 2002107677A JP 2000342672 A JP2000342672 A JP 2000342672A JP 2000342672 A JP2000342672 A JP 2000342672A JP 2002107677 A JP2002107677 A JP 2002107677A
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modern
core
temple
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eyeglasses
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Kiko Nakamura
規宏 中村
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HIERO HOUSE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例え、弾性の強いテンプルを使用しても、装着
者の側頭部に柔らかく当り且つ滑り難くし、且つ安価に
提供出来る様にする事。 【解決手段】眼鏡に使用されるテンプルの端部に装着さ
れる軟質系の熱可塑性樹脂による成型モダンであって、
該成型モダンは、耳掛け部と、該テンプル端部芯金を挿
入するめくら穴と、該めくら穴の長軸方向に平行に、且
つ該めくら穴の内側部、すなわち装着者側頭部に当接す
る部に、該モダン後端部より前端部に向かい後端部が解
放されたクッション用の空間とを有し、且つそれらを一
体的に成型した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡のテンプル端
部に装着される樹脂製のモダンに関し、更に詳しくは、
軟質系の熱可塑性樹脂製の射出成型によるモダンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、眼鏡のテンプルの耳掛部には
樹脂製のモダンが装着されて来ていた。それは肌触りの
良さや金属アレルギー防止の為にも非常に有効であっ
た。又最近では、滑らなくて且つ肌触りが良い物を求め
られるために、軟質樹脂をそのモダンの表面に塗布した
ものや、実開平6−4738号のようなシリコーン樹脂
のチューブを被覆したモダンや、実開平7−32626
号のような空気貯留部を機密に設けたモダンが用いられ
又は提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記軟
質樹脂をモダン表面に塗布する方法に於いては、暫く使
用すると軟質樹脂の部分が剥げてくるので見栄えも悪く
交換も手間と費用が掛かる。又、実開平6−4738号
に於いては、トンネル状空洞を併設したシリコーン樹脂
製のチューブを芯金を装着した樹脂製の芯材に被せると
いう方法で、非常に多工程と手間を掛けなければならず
かなり高価な物についてしまう。又実開平7−3262
6号に於いては、空気貯蓄部を機密に保持しなければな
らず、穴が開いたりして交換するのも大変面倒であり、
特殊な形状のテンプル端部にしか使用出来ないという欠
点を有する。
【0004】又最近は特に、弾性ヒンジ(所謂バネ丁
番)や、超弾性合金を使用したテンプルが多く使用され
てきており、装着者の側頭部への負担・ストレスが多
く、頭痛・偏頭痛も起しかねない程締め付けがきつい時
もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に於いて
は、上記課題を解決する為に、先ず第一に、眼鏡に使用
されるテンプルの端部に装着される軟質系の熱可塑性樹
脂による成型モダンであって、該成型モダンは、耳掛け
部と、該テンプル端部を挿入するめくら穴と、該めくら
穴の長軸方向に平行に、且つ該めくら穴の内側部、すな
わち装着側頭部に当接する部に、該モダン後端部より前
端部に向かい後端部が解放されたクッション用の空間と
を有し、且つそれらが一体的に成型された事を特徴とす
る眼鏡用のモダンを提供する事により、製造工程が簡略
化され且つ、装着に於いても簡単に装着でき、特に側頭
部への圧力も減らせて、弾力クッション性も失う事無
く、非常に安価に供給可能となった。
【0006】又、更に、眼鏡に使用されるテンプル端部
の芯金を挿入する、軟質系熱可塑性樹脂よりなる成型モ
ダンであって、該モダンは水平方向の内側部を膨出させ
た略棒状体をなし、前端小口部から後端部に向かいテン
プル芯金用挿入孔を有し、内側部膨出部には後端部から
芯金用挿入孔にほぼ水平・平行に前端部に向かい後端部
が解放されたクッション用空間を有し、且つそれらが一
体的に成型された事を特徴とする眼鏡用モダンにより上
記課題の解決を図った。
【0007】又、上記モダンを簡単に製造する為に、テ
ンプル芯金金型挿入用の開口部を有する上下金型を用
い、該下金型キャビティ内には、中子押え用突起部が設
けられ、そして、クッション用空間部を形成する為の、
先端から根元迄テーパー形状で且つ、略かまぼこ型の中
子を下金型キャビティ内に固定し、上金型と下金型を締
め、軟質系熱可塑性樹脂を射出充填し、該樹脂が硬化す
る前に、熱せられた前記テンプル芯金金型を挿入し、し
かる後引き抜き、その後、中子を外し引き抜き、テンプ
ル用芯金穴とクッション用空間を設ける様にした事を特
徴とする眼鏡用成型モダンの製造方法により、簡単に安
価に提供出来る様になった。
【0008】
【実施例】以下本発明を図により説明すると、図1はテ
ンプル1を装着した平面図と一部断面図であって、モダ
ン3は一体的に射出成型によって造られたものであり、
モダン先端の小口部6にはテンプル芯金2を挿入固定す
る穴4が設けられ、該モダン内側の膨出部31には、後
端部62の開口部5から前方に向かいクッション作用と
なる空間7が設けられている。
【0009】又使用される樹脂の材質としては、軟質樹
脂が好ましく、スチレン系樹脂、シリコーン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、等のエラストマー系の樹脂での成型するのが
良い。
【0010】図2は実際に装着される場合の斜視図であ
って、実際に使用するときは、ある程度下方に向け折り
曲げて使用されるか、又はスポーツ用の如く只単に頭蓋
を囲む円形に曲げて使用されるが、軟質の材料で成型さ
れている為に、クッション空間7が潰れたりはしない
し、全く閉鎖された空間ではないので、破損等の心配も
無く、神経質に扱わなくても良い。
【0011】図3(イ)は、本発明のモダンをテンプル
に装着した場合で、特にスポーツタイプに使用する場合
の平面図と正面図であって、この様に、側頭部から後頭
部にかけて、かなり強く締め付けられてもクッション空
間7によって、柔らかく緩和される。図3(ロ)は通常
に耳介と耳介後部で保持するタイプのものであるが、こ
の場合に於いても、通常のモダンよりも滑らなくて肌触
りも良く、クッション性があって掛け心地も非常に良
い。
【0012】図4(イ)(ロ)は、製造方法に関し、特
に下金型8とクッション空間を形成する為の中子9の位
置関係を示しており、まず下金型8の連結押さえ板用く
ぼみ13と、キャビティ12内に、中子連結押さえ板1
2とそれに連接された中子9を嵌め込み、そして、図5
(イ)の様に、中子押さえ突起部11を中子9の小穴に
嵌合し、更に上金型81を型締めする。この場合はクッ
ション空間の前端部すなわち小口部を閉鎖された状態に
仕上げる為に中子9と下金型キャビティ12の先端は、
僅かに隙間Sが設けられた形にされている。それからノ
ズル口Nから軟質系の熱可塑性樹脂を射出注入し、キャ
ビティ12,12a、に充填し、硬化する前に、熱して
あるテンプル芯金金型14を打ち込み(図示はしてない
が、通常エアーシリンダー等で行われている。)、しか
る後該芯金金型14を引き抜き、更に上下金型81、8
を分離し、下金型突き出し穴16に突き出し棒15を挿
入し中子連結板10と中子9を下金型8から外し、更に
中子9からモダン3を引き抜いたのが図5(ロ)で本発
明の仕上り状態を表す。
【0013】又図6の(イ)は、他の実施例の、すなわ
ち、クッション用空間が後端部のみならず、先端小口部
も開放された、通し孔に形成されたモダンの製造方法で
あって、この場合、中子9aが下金型8aのキャビティ
先端を突き抜け金型内凹部17に収まるようにされる。
そのため、モダン成型後、上下型を分離し、中子9aを
外すと図6(ロ)の様に、クッション用空間が後端部の
みならず、先端小口部18も開放された、通し孔に形成
されたモダンが出来あがる。
【0014】
【発明の効果】以上の様に、本発明は、射出成型により
簡単に製造でき安価に仕上る。しかも、装着者の側頭部
にストレスも無く柔軟に接し、全体が軟質樹脂であるの
で、軟質部分が剥げる事も無く、テンプル芯金にも通常
どおり簡単に装着でき、スポーツタイプにも、通常使用
の眼鏡にも使用出来る。これからの眼鏡への応用範囲も
多く、且つ広くなってくる事は間違いない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)本発明モダンを付けたテンプル平面図 (ロ)(イ)A−A断面拡大図
【図2】 モダン付きテンプル斜視図
【図3】 (イ)スポーツタイプ用テンプルに装着した
平面図と正面図 (ロ)通常タイプ用テンプルに装着した平面図と正面図
【図4】 (イ)下金型平面図 (ロ)中子及び連結板平面図
【図5】 (イ)金型キャビティ内要部断面図説明図 (ロ)上記金型から出来あがった本実施例のモダン
【図6】 (イ)他金型キャビティ内要部断面図説明図 (ロ)上記他金型から出来あがった他の実施例モダン
【符号の説明】
1 テンプル 2 テンプル芯金 3 モダン 31 モダン内側膨出部 4,41,41a 芯金用穴 5 開口部 6 小口部 62 モダン後端部 7,71a クッション用空間 8,8a 下金型 81 上金型 9、9a 中子 10 中子連結押さえ板 11 中子押さえ突起部 12 下金型キャビティ 12a、12b 上金型キャビティ 13 中子押さえ板用窪み 14 テンプル芯金金型 15 突出し用穴 16 突出し棒 17 下金型中子嵌め込み用凹部 18 先端小口部開口部 N、N1 ノズル口 G ゲート L ランナー S 下金型キャビティと中子の
隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡に使用されるテンプルの端部に装着さ
    れる軟質系の熱可塑性樹脂による成型モダンであって、
    該成型モダンは、耳掛け部と、該テンプル端部芯金を挿
    入するめくら穴と、該めくら穴の長軸方向に平行に、且
    つ該めくら穴の内側部、すなわち装着者側頭部に当接す
    る部に、該モダン後端部より前端部に向かい後端部が解
    放されたクッション用の空間とを有し、且つそれらが一
    体的に成型された事を特徴とする眼鏡用のモダン。
  2. 【請求項2】眼鏡に使用されるテンプル端部の芯金を挿
    入する、軟質系熱可塑性樹脂よりなる成型モダンであっ
    て、該モダンは水平方向の内側部を膨出させた略棒状体
    をなし、前端小口部から後端部に向かいテンプル芯金用
    挿入孔を有し、内側部膨出部には後端部から芯金用挿入
    孔にほぼ水平・平行に前端部に向かい後端部が解放され
    たクッション用空間を有し、且つそれらが一体的に成型
    された事を特徴とする眼鏡用モダン。
  3. 【請求項3】前記モダンのクッション用空間が後端部の
    みならず、先端小口部も開放された、通し孔に形成され
    た事を特徴とする請求項1及び2に記載の眼鏡用モダ
    ン。
  4. 【請求項4】軟質系の熱可塑性樹脂による眼鏡用成型モ
    ダンの製造方法であって、テンプル芯金金型挿入用の開
    口部を有する上下金型を用い、該下金型キャビティ内に
    は、中子押え用突起部が設けられ、そして、クッション
    用空間部を形成する為の、先端から根元迄テーパー形状
    で且つ、略かまぼこ型の中子を下金型キャビティ内に固
    定し、上金型と下金型を締め、軟質系熱可塑性樹脂を射
    出充填し、該樹脂が硬化する前に、熱せられた前記テン
    プル芯金金型を挿入し、しかる後引き抜き、その後、中
    子を外し引き抜き、テンプル用芯金穴とクッション用空
    間を設ける様にした事を特徴とする眼鏡用成型モダンの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014057711A1 (ja) * 2012-10-09 2014-04-17 サンテプラス株式会社 装着式双眼鏡
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