JPH0442125A - 口金あるいは飾錘を有するモダン、およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、口金あるいは飾錘を有するモダン、およびそ
の製造方法に関するものである。

〔従来の技術および解決すべき技術的課題〕眼鏡は顔に
掛けて使用するものであるが、特に鼻当てのパッドと耳
掛けのテンプルとは強く闘に接するものであり、Ｉ！鏡
の掛は具合の善し悪しを大きく左右する。これゆえ、メ
タルフレームの眼鏡枠においてテンプルにプラスチック
製のモダンを装着することが多い、しかしながら、モダ
ンの小口において着用者の頭髪を噛み込むという問題が
あった。また、小口からプラスチックの割れが生じ始め
るなどの問題もあった。

従来、テンプルバネ部に段差を設け、モダンの小口を段
差に合わせて作り、よって頭髪の噛み込みを防ごうとい
う眼鏡があったが、テンプル７１２部とモダンの間隙を
形成しないためには、モダンの小口に角を持たせざるを
得ないことから、その角部に割れが生し易い難点があっ
た。

また従来、割れを防止しようと、モダンに口金を装着し
て小口を強化しようとする試みもあったが、従来におい
ては、上記頭髪噛み込み防止手段との併用、即ち、テン
プルバネ部に段差を設けてモダンの口金を段差に合わせ
て作るというのが、加工技術的に困難であって、口金が
頭髪を噛み込むことは防止できなかった。

更にまた、眼鏡は顔に掛けたときには、後部よりフロン
ト部の重量がかなり大きく、鼻に過大な力が掛かって着
用感を害し、その改善も求められていた。

本発明は、従来の眼鏡が有する上記の欠点に鑑みてなさ
れたもので、頭髪の噛み込み、小口の割れなどを防止す
ることができるか、または、フロント部とテンプル後部
との重量バランスが良好で鼻に過大な力が掛からないこ
とにより、眼鏡の掛は具合が良好となるモダンを提供す
ることを技術的課題とするものである。また本発明の他
の技術的課題はそのようなモダンの簡単な加工方法を提
供することにある。

〔課題解決のために採用した手段〕

本発明者が上記課題解決のために採用した手段を添付図
面を参照して゛説明すれば以下のとおりである。

即ち、モダン１が口金１１あるいは飾錘１２を一体成形
されて有するという手段を採用することにより眼鏡の掛
は具合を快適にし得るモダンを提供したのであり、また
、インジェクションモールド３に設けたキャビティ３１
内のモダン１の端部となるべき位置に口金１１あるいは
飾錘１２を定置し、定置位置以外に設けたスプール３２
よりキャビティ３１内に合成樹脂を射出して、口金１１
あるいは飾錘１２を型の端部に射出圧で押しつけること
により、モダンを製造するという手段を採用することに
よって上記モダンの簡単な製造方法を提供したのである
。

〔実施例〕

以下本発明を添付図面に示す実施例に基づ０て説明する
。

モダン１が、テンプルバネ部２との接合部位となるべき
位置に口金１１を有し、また、テンプルエンド モダンｌを装着するテンプルバネ部２は、段差を有して
おり、モダン１の有する穴１ａに嵌挿される部分２ａか
細くなっていて、モダン１の口金１１に接する部分２ｂ
の外径が口金１１の外径に等し０ことにより合口を構成
している。このモダンｌをテンプル２に装着すると、合
口が構成されてし）ることによりテンプルバネ部２とモ
ダン１の間隙力く生しることがなく、したがって頭髪を
噛み込まない．更に、口金１１によってモダン１のプラ
スチックの割れが予防されている．また、テンプルエン
ドに飾錘１２が付設しであるので、耳の上方を支点とし
て眼鏡の着用時の重量バランスを考えた場合、前後のバ
ランスが少し改善されている。

次に、上記モダンの製造方法を説明する。

インジェクションモールド３は、スプール３２がキャビ
ティ３１内に構成されるモダン１の中央部となるべき位
置に設ける．口金１１と飾錘１２をそれぞれキャビティ
３Ｉ内のモダンの両端部となるべき位置に置く．スプー
ル３２よりキャビティ３１内へ合成樹脂を射出してモダ
ンを成形する．その際、合成樹脂の射出圧により口金１
１と飾錘１２はキャビテイ３１内端部に押しつけられる
．合成樹脂が少し冷えてきて帯熱柔軟状態のときに、口
金の有する孔１１ａより軸３３を押し込み、抜いて、モ
ダンに穴１ａを設ける．この穴１ａにはテンプルバネ部
が挿嵌される。

本実施例は以上のように構成されるが、本発明は上記実
施例にのみ限定されるものではなく、特許請求の範囲内
で種々の変更が可能である。

特に、モダンが口金だけを有して飾錘を有さないとか、
インジェクションモールドを設計変更して２つ以上のモ
ダンを同時に射出成形できるようにするなどの変更も当
然本発明の範囲内に含まれる。

〔本発明の効果〕

以上実施例によって説明したとおり、本発明のモダンは
、口金を有していることにより頭髪を噛み込むことがな
く小口より割れが生じることがないことによってか、ま
たは、飾錘を有していることにより眼鏡の重量バランス
が良く鼻に掛かる荷重を軽減していることによって、眼
鏡の掛は具合を良好にするもので利用価値が高い、また
本発明のモダンの製造方法は、従来のモダンの製造方法
では得ることのできない本発明モダンを簡単に製造でき
るものであり、産業上の利用価値が高い。

モールドの断面図、第２図（ｂ）はモダンに穴を形成す
る工程を示す説明図である。

１・・・モダン、２・・・テンプルバネ部、３・・・イ
ンジェクションモールド、 １１・・・口金、１２・・・飾錘、 ３Ｉ・・・キャビティ、３２・・・スプール、３３・・
・軸、１ａ・・・モダンの有する穴、ｌｌａ・・・口金
の有する孔、２ａ・・・テンプルバネ部の嵌挿部分、２
ｂ・・・テンプルバネ部の有する合口。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）眼鏡テンプル２の耳掛け部に装着されるモダン１
   において、テンプルバネ部２との 接合部となるべき端部に口金１１が、あるいはその反対
   側のテンプルエンドとなるべき 端部に飾錘１２が、インサート成形されて成ることを特
   徴とする口金あるいは飾錘を有するモダン。
2. （２）口金１１あるいは飾錘１２をインジェクションモ
   ールドのキャビティ３１内のモダン１の端部となるべき
   位置に定置して、定置部以外の 場所に設けたスプール３２より合成樹脂を 射出せしめ、当該合成樹脂の射出圧で口金１１あるいは
   飾錘１１を型の端部に押圧して位置決めし、モダンを前
   記口金１１あるいは飾錘１２と一体に成形することを特
   徴とする口金あるいは飾錘を有するモダンの製造方法。