JP2007058189A - 眼鏡前枠製造基板及び眼鏡前枠の製造方法 - Google Patents

眼鏡前枠製造基板及び眼鏡前枠の製造方法 Download PDF

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Abstract


【課題】左右のレンズ縁枠間にブリッジが設けられてなり長期間に亘って安定的に形態が維持され得る眼鏡前枠を製造するための眼鏡前枠製造基板を提供する。
【解決手段】左右のレンズ縁枠形成部2,2間にブリッジ形成部3が設けられている。レンズ縁枠形成部2が所要にカット加工されることによって、レンズが装着されるレンズ縁枠が形成されると共に、ブリッジ形成部3が所要にカット加工されることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジが形成される。レンズ縁枠形成部2の前面は、レンズの突の球面の合わせた突球面を有し、レンズ縁枠形成部2の後面は、レンズの凹の球面に合わせた凹球面を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、左右のレンズが装着される合成樹脂製の眼鏡前枠(一般にフロントと言われている)をカット加工により製造するために用いる眼鏡前枠製造基板に関するものであり、又、該眼鏡前枠製造基板を用いて眼鏡前枠を製造する眼鏡前枠の製造方法に関するものである。
左右のレンズ縁枠相互をブリッジで連結してなる合成樹脂製の眼鏡前枠(フロント)を製造する製造方法の主なものとしては、特公昭55−31732号公報等が開示する射出成形による製造方法や、型押し・カット加工による製造方法がある。
射出成形による製造方法は、複数の割金型からなり且つその閉鎖によって眼鏡前枠に相当する型孔を形成する金型を用い、閉鎖状態にある金型の型孔内に、溶融状態にあるアセテートやセルロースプロピオネート、ナイロン等の合成樹脂を圧入、充填し、成形終了後に金型を開放することによって、成形された眼鏡前枠を金型から取り外す製造工程を経るものであった。
又前記型押し・カット加工による製造方法は、アセテートやセルロイドからなる矩形板状の板体を用いるものであり、これを加熱状態にして上下から金型でプレス成形を施すことによって、図33〜34に示すような、左右のレンズ縁枠形成部a,a間にブリッジ形成部bが設けられた基板cを形成する。その後、該レンズ縁枠形成部a,aに所要のカット加工を施すことによって、図35に示すような、内周面にレンズが装着されるレンズ縁枠d,dを形成すると共に、前記ブリッジ形成部bを所要にカット加工することによって、左右のレンズ縁枠d,d相互を連結するブリッジeを形成する工程を経るものであった。
前記射出成形の製造方法によるときは、一旦金型を製作した後は、各部が精度良く形成された眼鏡前枠を量産できると共に、形成された眼鏡前枠の各部の形状は変形しにくい固定的なものであるので、眼鏡前枠の形態が長期間に亘って安定的に維持され、従って、眼鏡の掛け心地を長く維持できる利点があった。しかしながら、射出成形のための金型が非常に高価であるために、所望の眼鏡デザインに合わせて多種類の金型を製作することは経済的に困難であり、多品種少ロット生産を求める今日の眼鏡個性化指向に応じられない問題があった。又、製作された金型は修正が必要であるために、眼鏡を企画してから量産態勢に入るまでに何ヵ月も要し、直ちに需要に応じられない問題もあった。
これに対して前記型押し・カット加工の製造方法によるときは、1枚の基板が、レンズ縁枠の形状や大きさ、ブリッジの形状や大きさ、ブリッジの高さ等が異なる各種の眼鏡前枠のカット加工に応じられるため、射出成形による場合とは異なり多品種小ロット生産に対応できる長所を有していた。しかしながら、前記基板を形成するに際しては、前記板体を加熱状態にしてプレス成形を施すことにより、眼鏡前枠に要求される各部形状(平面視で内方に向けて湾曲した形状等)を該板体に付与するものであったため、射出成形におけるような正確な形状は形成できない問題があったばかりか、カット加工により製造された眼鏡前枠の各部の形状が戻り易い欠点があった。この戻り現象は、型押し・カット加工によって製造された眼鏡前枠は、その各部形状が型押し時の塑性変形よって形成されているため、経年変化や気温の変化によって自然に生じた他、図35に矢印で示すように、眼鏡着用時において眼鏡前枠fの左右の側部g,gに連結されたテンプルh,hが拡開状態になることに伴い、眼鏡前枠の平面視での湾曲形状を拡げようとする外力が作用して眼鏡前枠の各部の形状が戻り易くなるのであり、戻った分が復元しなくなるのであった。このような戻り現象が生ずると、着用眼鏡がずり落ちやすくなるばかりか、眼鏡着用者の眼とレンズの焦点の不一致が生じてレンズの光学的性能の低下をきたす問題を招来した他、甚だしいときは、レンズ縁枠からレンズが外れてしまうといった問題も生じさせた。
そこで、製造される眼鏡前枠の剛性を増大させてこのような戻り現象を極力抑制せんとして、使用する前記板体の肉厚を例えば6mm程度と厚く形成することが行われていた。しかしながら、かかる肉厚の大きい板体をカット加工して製造した眼鏡前枠であっても前記戻り現象は完全には阻止されず、又、該眼鏡前枠は全体として厚ぼったい出来栄えになってしまい眼鏡のファション性の面で好ましくなかった。
特公昭55−31732号公報(1−2頁、第1図−第4図)
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、左右のレンズ縁枠間にブリッジが設けられてなる眼鏡前枠の多品種小ロット生産を、短納期で然も経済的に達成し得る眼鏡前枠製造基板の提供を課題とするものであり、且つ、形態が長期間に亘って安定的に維持される眼鏡前枠を製造し得る眼鏡前枠製造基板の提供を課題とするものである。又、該眼鏡前枠製造基板を用いる眼鏡前枠の合理的な製造方法の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る眼鏡前枠製造基板の第1の態様は、合成樹脂の射出成形によって形成された眼鏡前枠製造基板であって、左右のレンズ縁枠形成部間にブリッジ形成部が設けられており、該レンズ縁枠形成部が所要にカット加工されることによって、レンズが装着されるレンズ縁枠が形成されると共に、該ブリッジ形成部が所要にカット加工されることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジが形成される如くなされている。又、該レンズ縁枠形成部の前面及び該ブリッジ形成部の前面の形状は、形成せんとする眼鏡前枠の枠前面(顔面側と反対側の面)に合わせて形成されると共に、該レンズ縁枠形成部の後面及び該ブリッジ形成部の後面の形状は、形成せんとする眼鏡枠の枠後面(顔面側の面)に合わせて形成されていることを特徴とするものである。
前記眼鏡前枠製造基板の第2の態様は、前記レンズ縁枠形成部の前面が、使用されるレンズの突の球面に略合わせた突球面を有し、且つ前記レンズ縁枠形成部の後面が、使用されるレンズの凹の球面に略合わせた凹球面を有し、カット加工によって形成されるリムの、少なくとも内周縁の略全体が、該突球面及び凹球面に位置するように構成するのがよい。
前記各眼鏡前枠製造基板において、前記左右のレンズ縁枠形成部の中央部分等の所要部分に、前記レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で開口を設けるのがよい。
前記各眼鏡前枠製造基板において、後側の左右端部分に、ヨロイ形成用突部を後方向に突設し、該ヨロイ形成用突部が所要にカット加工されることによって、テンプルを連結するためのヨロイが形成される如くなすのがよい。
前記各眼鏡前枠製造基板において、射出成形に用いる前記合成樹脂として、カーボンが5〜30重量%混合されてなるカーボン樹脂を用いるのがよい。該合成樹脂としては、特に、ナイロンにカーボンが10〜25重量%混合されてなるカーボン樹脂を用いるのがよい。
本発明に係る眼鏡前枠の製造方法は、前記第1の態様に係る眼鏡前枠製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造する製造方法であり、前記レンズ縁枠形成部をカット加工することによってレンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成部をカット加工することによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成することを特徴とするものである。
本発明に係る眼鏡前枠の製造方法の他のものは、前記第2の態様に係る眼鏡前枠製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造する製造方法であり、前記レンズ縁枠形成部をカット加工することによって、内周縁の略全体が前記突球面及び前記凹球面に位置するレンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成部をカット加工することによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成することを特徴とするものである。
かかる眼鏡前枠の製造方法において、前記レンズ縁枠は、環状にカット加工して形成する態様の他、レンズの上縁部分のみに又は下縁部分のみに装着されるものとしてカット加工して形成する態様を含む。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明は、射出形成によって形成された眼鏡前枠製造基板に関するものであり、又、該眼鏡前枠製造基板を用いる眼鏡前枠の製造方法に関するものであって、該眼鏡前枠製造基板の前面及び後面の形状は、カット加工により製造せんとする眼鏡前枠の枠前面及び枠後面に合わせて形成され、その形状は、明瞭に且つ固定的に形成されている。
従って本発明によるときは、枠前面及び枠後面が、見栄えのよい自然な外観の眼鏡前枠を製造できる。
又、このように眼鏡前枠製造基板をカット加工して形成された眼鏡前枠は、型押しによって形成された前記従来の基板をカット加工して製造した眼鏡前枠とは異なり、眼鏡前枠の枠前面や枠後面の形態が崩れる恐れがない。それ故、眼鏡前枠の左右側部に連結されたテンプルが眼鏡着用時に拡開することに伴って眼鏡前枠の枠前面や枠後面が変形したとしても、この変形は弾性変形の範囲であって復元できる。
この点、型押し・カット加工によって製造された前記従来の眼鏡前枠が、かかるテンプルの拡開に伴う外力の作用を受けて、眼鏡前枠の各部の形状が戻り易くなり戻った分が復元しなくなるのとは明らかに異なる。かかることから本発明によるときは、このような戻り現象の生じない安定形態の樹脂製眼鏡前枠を製造できることになる。従って、眼鏡前枠を長期に亘って顔にフィットさせて着用できると共に、従来の眼鏡前枠におけるような、眼鏡着用者の眼とレンズの焦点の不一致を生じさせてレンズの光学的性能の低下をきたす問題を発生させたり、レンズがレンズ縁枠から外れる等の問題を生じさせることもない。
(2) 又前記従来の眼鏡前枠にあっては、かかる戻り現象を極力抑制するために、型押しに用いる板体の肉厚を厚くして眼鏡前枠の剛性を向上させる必要があったことから、該板体をカット加工して製造された眼鏡前枠は全体として厚ぼったい出来栄えなってしまい、眼鏡のファション性の面で好ましくなかったが、本発明によるときは、かかる戻り現象の問題が発生しないことから、眼鏡前枠製造基板を従来に比して薄肉に形成でき、従って、見栄えのよい薄型の眼鏡前枠を製造できることになる。
(3) 又本発明に係る眼鏡前枠製造基板は、製造せんとする眼鏡前枠の枠前面及び枠後面に合わせた形態の眼鏡前枠形成基板を用いるため、前記のように形態の安定した眼鏡前枠を製造できるのは元より、1枚の眼鏡前枠製造基板が、多種類のデザイン構成の眼鏡前枠のカット加工に応じられる。
かかることから、同一構成の眼鏡前枠製造基板を用いることによって、多種類のデザイン構成を有する眼鏡前枠を短時間でしかもコスト低減を図って製造できる。従って本発明によるときは、眼鏡前枠の全体を射出成形によって製造する従来の製造方法によっては達成し得なかった、多品種小ロット生産に容易に応じ得る利点がある。
(4) 特に、射出成形に用いる樹脂として、カーボンが混合されたカーボン樹脂を使用するときは、眼鏡前枠製造基板をより硬く形成できるため、カット加工によって形成された眼鏡前枠をより薄型で丈夫なものとなし得、眼鏡前枠の見栄えを向上させ得る。又眼鏡前枠製造基板が硬い程、カット加工の際のカット面のエッジをより明瞭化できるため、高級感のある個性的な眼鏡前枠を製造できることとなる。
この点について、前記した従来の製造方法と対比して説明する。従来の射出成形による場合は、金型構造上、製造された眼鏡前枠の縁部分は丸味を帯びたものにならざるを得なかったのであり、又、従来の型押し・カット加工によって製造されたアセテート製やセルロイド製の眼鏡前枠は、材質が比較的軟らかいものであったために、カット加工時はカット面のエッジを明瞭に形成できても、その後のバレル研磨工程を経た後はエッジが丸味を帯びやすいのであった。これに対して、カーボン樹脂を用いて製造する本発明によるときは、従来の射出成形によっても、又、従来の型押し・カット加工によっても製造できなかった、カット面のエッジが明瞭である新規な眼鏡前枠を製造できることとなる。
更に、カーボン樹脂を用いることによって樹脂の耐熱温度を上昇させ得ることから、丈夫な焼き付け塗装を施すことも可能となる。
(5) 前記左右のレンズ縁枠形成部に、眼鏡前枠を製造するためのカット加工の障害とならない範囲で開口を設ける場合は、使用樹脂を節約して射出成形でき、眼鏡前枠製造基板のコスト低減を図ることができる。
(6) 眼鏡前枠製造基板を、その後側の左右端部分にヨロイ形成用突部が突設されたものとして構成するときは、テンプル連結のためのヨロイを、眼鏡前枠の左右側部に一体に形成できることとなる。かかることから、装飾性に優れた高級感を有するヨロイ一体の眼鏡枠を製造できると共に、一体形成されたヨロイによって眼鏡前枠の両側部を丈夫に形成できることとなる。更には、ヨロイを後付けする手間を要さないため、眼鏡の組立ての能率化と製造コストの低減を達成できることとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜3は、本発明に係る眼鏡前枠製造基板1を例示するものであり、合成樹脂を用いて略等肉厚で一体に射出成形されており、左右に長い矩形板状を呈するレンズ縁枠形成部2,2間にブリッジ形成部3が設けられ、正面視で、図3に示すように、左右方向に長い矩形板状を呈している。そして、該左右のレンズ縁枠形成部2,2の夫々が所要にカット加工されることにより、図4に示すような、内周面5,5にレンズ6,6が装着される左右の環状のレンズ縁枠7,7が形成される。又、前記ブリッジ形成部3が所要にカット加工されることによって、図4に示すような、左右のレンズ縁枠7,7相互を連結するブリッジ9が形成され、これらによって、図4に示す眼鏡前枠10が製造される。
前記合成樹脂としては、アセテートやセルロースプロピオネート、ナイロン、カーボン樹脂、チタン等の金属の粉末が混合されてなる樹脂等、眼鏡前枠の製造のために従来使用されている合成樹脂全般を使用できるが、カーボン樹脂がより好ましい。
ここにカーボン樹脂とは、カーボンが混合された樹脂を言うが、例えば、5〜30重量%のカーボンが混合されたナイロン樹脂を用いるのが好ましい。カーボンの混合量が5重量%よりも小さいと、眼鏡前枠を硬くせんとするカーボン混合の目的が達成されにくくなって好ましくない。又30重量%以上に混合すると、眼鏡前枠製造基板が硬くなり過ぎ、前記カット加工の際にクラックが発生したり折損が生ずる恐れがあって好ましくない。特に、カーボンの混合割合を10〜25重量%に設定した場合は、製造された眼鏡前枠製造基板1の硬度を高く確保でき、しかも眼鏡前枠製造基板1を薄肉に形成できる。例えば3〜4mm程度と薄肉に形成できる。従って、かかるカーボン樹脂を用いるときは、薄肉でしかも丈夫な眼鏡前枠を製造できると共に、例えば図4に示すように、エッジ8aの際立ったシャープなカット面8を形成しながらカット加工を施すことができ、バレル研磨後の眼鏡前枠にもシャープなカット面を残すことができるため、高級感ある眼鏡前枠の製造が可能となる。又、カーボンの混合割合を例えば23〜24重量%程度の高い割合に設定した場合は、製造された眼鏡前枠の耐熱温度を向上させることができ、170〜180℃の高温焼き付け温度に対しても変形が生じないことから、強度の高い焼き付け塗装を施すことが可能となる。
そして該眼鏡前枠製造基板1は、前記のように、カット加工されることによって左右のレンズ縁枠7,7と該レンズ縁枠7,7相互を連結するブリッジ9とが形成されるものであるため、図1〜2、図5に示すように、該左右のレンズ縁枠形成部2,2の前面11,11及び前記ブリッジ形成部3の前面12が、製造せんとする眼鏡前枠10の枠前面(顔面側と反対側の面)13(図6)に合わせた突面13aに形成されている。又、該左右のレンズ縁枠形成部2,2の後面15,15及び前記ブリッジ形成部3の後面16は、製造せんとする眼鏡前枠10の枠後面(顔面側の面)17(図7)に合わせた凹面17aに形成されている。
前記レンズ縁枠形成部2,2の前面11,11及び後面15,15の形状についてより詳しく説明すれば、本実施例においては、該前面11は、図1に示すように、使用される前記レンズ6の突の球面19(図4)に合わせた突球面20を有しており、又前記後面15は、図2に示すように、使用される前記レンズ6の凹の球面21(図4)に合わせた凹球面22を有している。そして、前記のようにカット加工によって形成されるレンズ縁枠7,7の少なくとも内周縁23の略全体は、該突球面20及び凹球面22に位置するようになされる。ここに、内周縁23の略全体が突球面20及び凹球面22に位置するとは、該内周縁23が該突球面20及び凹球面22に完全に位置することの他、該内周縁23の一部分が、該突球面20及び凹球面22から外れた状態になる場合も含むものである。又前記ブリッジ形成部3は、眼鏡前枠製造基板1の上下全幅に亘って形成されている。そして該ブリッジ形成部3は、本実施例においては前方に向けて突出するU字状に屈曲され、その曲率半径は、上端26から下端27に向けて徐々に大きくなるように設定されている。
然して、かかる構成を有する眼鏡前枠製造基板1は、その平面視で、図5に示すように、後方に向けて稍屈曲しており、該左右のレンズ縁枠形成部2,2の中央部分は、前方に円弧状に突出した突出部28,28とされている。
図4は、かかる眼鏡前枠製造基板1をカット加工して製造された眼鏡前枠10を示すものであり、形成されたレンズ縁枠7,7の内周面には、レンズ6,6を装着するためのレンズ溝29,29が形成されている。図3には、かかる眼鏡前枠10をカット加工するための輪郭線30が破線で表示されており、左右のレンズ縁枠7,7の内周縁23の輪郭線部分30aが、前記突球面20及び凹球面22に存するように設定されている。該輪郭線に沿ってカット加工を施すことにより、見栄えのよい自然な外観の眼鏡前枠10が製造されることとなる。特に本実施例においては、前記のように、前面11が突球面20を有し且つ、後面15が凹球面22を有しているため、レンズ縁枠7,7の前面や後面の形態がレンズの突の球面19や凹の球面21に略合うことになって該レンズ縁枠7,7の形態の自然さが強調される。図6〜7は、このようにして製造された眼鏡前枠10の左右のレンズ縁枠7,7にレンズ6,6を装着し、且つ該眼鏡前枠10の左右側部にテンプル31,31を連結して構成された眼鏡32を示している。
なお本実施例においては、眼鏡前枠10が、前記のようにカーボン樹脂を用いて製造されているので、環状のレンズ縁枠7,7が硬い。そこで、該レンズ縁枠7,7に対するレンズ6,6の装着を容易とするために、図8〜9に示すように、該環状のレンズ縁枠7をその外端側で分割すると共に、上下の分割端33,35相互を、ビス36を用いて連結可能に構成している。この場合、ビス36が螺合される側の分割端(本実施例においては上の分割端33)に、予めネジ孔34を設けておく。このネジ孔34は、樹脂の分割端に直接設けられることの他、該分割端に金属製のネジ筒を埋設して設けられることもある。なおこの分割は、該環状のレンズ縁枠の内端側で行ってもよい。然して、かかる環状のレンズ縁枠7にレンズ6を装着するに際しては、図10に示すように、該ビス36を取り外し乃至緩めた状態で該レンズ縁枠7を拡開し、該レンズ縁枠7の内周面に設けられた前記レンズ溝29にレンズ6の周縁部分30を嵌合させて後、該ビス36を締め付ける。これにより図8〜9に示すように、環状のレンズ縁枠7にレンズ6を容易に装着できる。
このようにして製造された眼鏡前枠10は、射出成形によって形成された眼鏡前枠製造基板1をカット加工してなるため、左右のレンズ縁枠7,7及びブリッジ9の各部の形状は、従来の型押し・カット加工を経て製造された眼鏡前枠とは異なり、変形しにくい固定的なものである。それ故、眼鏡着用時において左右のテンプル31,31(図6)が拡開状態になったときにも、眼鏡前枠の各部の形態が崩れる恐れがない。従って、従来の型押し・カット加工の製造方法によって製造された眼鏡前枠におけるような、眼鏡がずり落ち易くなったり、眼鏡着用者の眼とレンズの焦点の不一致を生じさせてレンズの光学的性能を低下させるといった問題を生じさせる恐れがなく、又、レンズがレンズ縁枠から外れる等の不具合もなく、前記射出形成によって製造された眼鏡前枠と同等の性能を有する眼鏡前枠を製造できることとなる。
然も、1枚の眼鏡前枠製造基板1が、レンズ縁枠7,7の上下幅や左右幅、ブリッジ9の上下高さやそのU字状屈曲形態等が異なる各種デザイン構成の眼鏡前枠のカット加工に応じられるため、前記射出成形による場合とは異なり、眼鏡前枠の多品種小ロット生産に短納期で対応できることとなる。図11は、同一構成の眼鏡前枠製造基板1を用いて製造し得る眼鏡前枠の他の態様について、該眼鏡前枠を形成するための輪郭線30を破線で示しており、レンズ縁枠7,7が環状を呈し、その上下幅は、図4に示す場合に比して大きい。
又前記眼鏡前枠製造基板1は、レンズ縁枠7が環状を呈する眼鏡前枠10を製造するために用い得るだけでなく、図12〜13に示すような、左右のレンズ6,6の上縁部分37,37の外周面39,39に取り付く円弧状のレンズ縁枠7,7の内端相互がブリッジ9により連結された縁無し眼鏡用の眼鏡前枠10を製造するためにも用いることができる。かかる眼鏡前枠10を形成するための輪郭線40が、図14に示す眼鏡前枠製造基板1に破線で表示されている。
図13、図15は、図12に示す眼鏡前枠10を用いて構成された縁無し眼鏡41を示すものであり、前記構成の眼鏡前枠10の左右のレンズ縁枠7,7に左右のレンズ6,6を装着すると共に、該レンズ6,6の夫々の下縁部分42の外周面43に取り付く樹脂製コード(ナイロン糸等)45で、該レンズ6をレンズ縁枠7に固定している。該樹脂製コード45の両端部46,47は、図15に示すように、各レンズ縁枠7,7の両端部分49,50に設けられた止着孔51に挿通され且つ、端部に抜け止め膨出部52が設けられることによって、該端部分49,50に止着される。これにより、左右のレンズ縁枠7,7に左右のレンズ6,6の上縁部分37,37が取り付けられるのである。
図16〜17は、図12〜13に示す場合とは逆に、左右のレンズ6,6の夫々の下縁部分42の外周面53に取り付く円弧状のレンズ縁枠7,7の内端相互がブリッジ9により連結されてなる縁無し眼鏡用の眼鏡前枠10を用いて構成された縁無し眼鏡41を示すものであり、かかる眼鏡前枠10のレンズ縁枠7,7にレンズ6,6を取り付ける要領は、夫々のレンズ6の上縁部分37の外周面39に取り付く樹脂製コード(ナイロン糸等)45を用いて前記と同様に行うことができる。かかる眼鏡前枠10の輪郭線48が、図16に示す眼鏡前枠製造基板1に破線で表示されている。
図18は、眼鏡前枠製造基板1の他の態様を示すものであり、眼鏡前枠製造基板の射出成形のために用いる樹脂量を削減するために、カット加工によりレンズ縁枠を形成するのに支障のない範囲で、前記レンズ縁枠形成部2,2の中央部分に開口(例えば横長楕円形状等の開口)53,53を設けると共に、基板四隅部分55,55、55,55を、レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で角丸に形成している。この場合も前記と同様に、突球面20と凹球面22が設けられている。そして、図19〜20に破線で表示されている輪郭線56は、カット加工により形成せんとする眼鏡前枠10の外形形状を示している。
又図21は、前記縁無し眼鏡用の眼鏡前枠10をカット加工により形成するための眼鏡前枠製造基板1を示すものであり、眼鏡前枠製造基板の射出成形のために用いる樹脂量を削減するために、カット加工によりレンズ縁枠を形成するのに支障のない範囲で、眼鏡前枠製造基板1の上下幅を図18に示すものに比して小さく形成すると共に、前記レンズ縁枠形成部2,2の中央部分に開口(例えば横長楕円形状等の開口)53,53を設けると共に、基板四隅部分57,57、57,57を、レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で角丸に形成している。この場合も前記と同様に、突球面20と凹球面22が設けられている。そして、図22〜24に付されている破線の輪郭線59は、カット加工により形成せんとする眼鏡前枠10の外形形状を示している。
図25〜26は、本発明に係る眼鏡前枠製造基板1の他の実施例を示すものであり、図1〜2に示したものと異なるのは、その後側65の左右端部分に、図29に示すような、テンプル31を眼鏡前枠10に連結する為の連結部となるヨロイ64を形成するために用いられるヨロイ形成用突部66が後方向に突設されている点である。より具体的に説明すれば該眼鏡前枠製造基板1は、前記と同様の合成樹脂を用いて一体に射出成形されており、左右に長い矩形板状を呈するレンズ縁枠形成部2,2間にブリッジ形成部3が設けられ、正面視で、図27に示すように、左右方向に長い矩形板状を呈している。該ブリッジ形成部3は、本実施例においては、眼鏡前枠製造基板1の略上半分に設けられており、前方に向けて突出するU字状に屈曲され、そのU字状部分の曲率半径は、上端75から下端76に向けて徐々に大きくなるように設定されている。そして後側65の左右端部分に、上下方向に連続する前記ヨロイ形成用突部66,66が後方向に突設されている。該ヨロイ形成用突部66,66は、本実施例においては、横断面が長方形状の直方体状を呈しており、その内方側の側面67,67は円弧状凹面を呈し、該眼鏡前枠形成基板1の上下端69,70は全体が面一に形成されている。
そして、前記左右のレンズ縁枠形成部2,2の夫々が所要にカット加工されることにより、図28に示すような、内周面5,5にレンズ6,6が装着される左右の環状のレンズ縁枠7,7が形成される。又、前記ブリッジ形成部3が所要にカット加工されることによって、図28に示すような、左右のレンズ縁枠7,7相互を連結するブリッジ9が形成され、これらによって、図28に示す眼鏡前枠10が製造される。又、前記眼鏡前枠製造基板1が、その後側65の左右端部分にヨロイ形成用突部66,66が突設されているため、該ヨロイ形成用突部66,66を所要にカット加工することによって、前記眼鏡前枠10の左右側部に前記ヨロイ64,64を一体に形成できる。このようにヨロイを一体に形成できることから、眼鏡の高級感を高めることができる。本実施例においては、図27に示すように、前記レンズ縁枠7,7の左右端部分71,71が前記ヨロイ形成用突部66,66に存在するように前記左右のレンズ縁枠形成部2,2をカット加工するため、形成された左右のレンズ縁枠7,7の左右端部分71,71を図28〜29に示すように湾曲面として形成できることとなり、眼鏡の高級感を一層高めることができる。
然も、前記のように一連に形成されたヨロイ64に、所要に孔部を設けたりカット加工を施す等によって、前記眼鏡前枠10のデザインと調和した斬新な装飾を施すこともできるため、装飾性に一層優れた高級感あるヨロイ一体の眼鏡枠を製造できることになる。加えて、このように左右のヨロイ64,64が眼鏡前枠10と一体に形成されることから、該ヨロイ64,64によって眼鏡前枠10の左右両側部分72,72を丈夫に形成できることになる。更に、このように眼鏡前枠10とヨロイ64とを一体に形成できることから、ヨロイを眼鏡前枠に後付けする手間を要さず、従って、眼鏡の組み立て作業の能率化と眼鏡製造コストの低減を達成できることになる。
図29は、前記のように形成された左右のヨロイ64,64にテンプル31,31を連結することによって構成された眼鏡32の一例を示すものである。
又図30は、前記レンズ縁枠7,7に対するレンズ6,6の装着を容易とするために、前記環状のレンズ縁枠7を、例えばその外端で分割すると共に、上下の分割端73,74相互をビス75を用いて連結可能に構成した場合を示すものである。この場合、ビス75が螺合される側の分割端(本実施例においては上の分割端)73に、予めネジ孔76を設けておくのであるが、本実施例においては、前記ヨロイ形成用突部66をカット加工することによってヨロイ64を形成することとしているため、上下の分割端73,74を厚肉に形成できることになる。かかることから、上下の分割端73,74相互をビス75を用いて連結する場合、ビス連結強度を向上させることができる。
前記ヨロイ形成用突部66は、前記実施例で示したものの他、前記後側65の左右端部分の上下方向の中央部分等に設けられることもあり、その形状も特定されない。又、前記ブリッジ形成部3は、図1〜2に示すと同様にして眼鏡前枠製造基板1の上下方向全長に亘って設けられることもある。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 前記眼鏡前枠製造基板1に設ける前記突面13a及び前記凹面17aの形態は、製造せんとする眼鏡前枠の枠前面13、枠後面17に合わせて設定されるものであり、例えば図31に示すサングラス用のものは、通常の視力矯正眼鏡用のものに比し、該突面13a及び該凹面17aの曲率半径がより小さく設定されている。
(2) 前記レンズ縁枠7は、前記のように構成されることの他、レンズが装着され得る限り各種に構成できる。
(3) レンズ縁枠形成部分に設ける前記開口53の形状や大きさは、レンズ縁枠を所要に形成できる限り、開口面積を極力大きく設定してよく、その分だけ眼鏡前枠製造基板の形成に要する樹脂量を削減できて経済的である。
(4) 前記眼鏡前枠製造基板が、縁無し眼鏡用の眼鏡前枠を製造するために用いられる場合は、前記開口53は、例えば図32に示すように、基板外縁60で開放するように設けられることもある。
眼鏡前枠製造基板を前側から見た斜視図である。 眼鏡前枠製造基板を後側から見た斜視図である。 眼鏡前枠製造基板を、眼鏡前枠の輪郭線を表示した状態で示す正面図である。 眼鏡前枠製造基板をカット加工して製造された眼鏡前枠をレンズと共に示す斜視図である。 眼鏡前枠製造基板の平面図である。 眼鏡前枠を用いて構成された眼鏡を示す斜視図である。 その眼鏡の部分斜視図である。 レンズが装着されたレンズ縁枠を示す斜視図である。 その部分断面図である。 環状のレンズ縁枠にレンズを装着する要領を説明する斜視図である。 異なる眼鏡前枠の輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板を示す正面図である。 その輪郭線に沿ってカット加工することにより製造された眼鏡前枠を示す斜視図である。 その眼鏡前枠を用いて構成された縁無し眼鏡を示す正面図である。 その眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板を示す正面図である。 レンズ縁枠に対するレンズの固定状態を示す断面図である。 縁無し眼鏡用の他の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板を示す正面図である。 カット加工によって製造された眼鏡前枠を用いて構成した縁無し眼鏡を示す正面図である。 眼鏡前枠製造基板の他の実施例を示す斜視図である。 その眼鏡前枠製造基板に、カット加工用の輪郭線を表示した状態を示す正面図である。 その眼鏡前枠製造基板に、カット加工用の他の輪郭線が表示された状態を示す正面図である。 眼鏡前枠製造基板のその他の実施例を示す斜視図である。 縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板の正面図である。 縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板の正面図である。 縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板の正面図である。 眼鏡前枠製造基板の他の実施例を前側から見た斜視図である。 その眼鏡前枠製造基板を後側から見た斜視図である。 その眼鏡前枠製造基板を、眼鏡前枠の輪郭線を表示した状態で示す正面図である。 その眼鏡前枠製造基板をカット加工して製造された眼鏡前枠をレンズと共に示す斜視図である。 眼鏡前枠を用いて構成された眼鏡を示す斜視図である。 外端で分割された環状のレンズ縁枠の上下の分割端をビスと共に示す斜視図である。 サングラス用の眼鏡前枠を製造するために用いられる眼鏡前枠製造基板を示す平面図である。 眼鏡前枠製造基板のその他の実施例を、縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された状態で示す正面図である。 従来の型押し・カット加工の製造に用いる板体を前側から見た斜視図である。 その板体を後側から見た斜視図である。 その板体をカット加工して製造された眼鏡前枠を用いて構成した眼鏡を示す平面図である。
符号の説明
1 眼鏡前枠製造基板
2 レンズ縁枠形成部
3 ブリッジ形成部
6 レンズ
7 レンズ縁枠
9 ブリッジ
10 眼鏡前枠
11 レンズ縁枠形成部の前面
12 ブリッジ形成部の前面
13 眼鏡前枠の枠前面
13a 突面
15 レンズ縁枠形成部の後面
16 ブリッジ形成部の後面
17 眼鏡前枠の枠後面
17a 凹面
19 レンズの突の球面
20 突球面
21 レンズの凹の球面
22 凹球面
23 レンズ縁枠の内周縁
29 レンズ溝
30 輪郭線
31 テンプル
32 眼鏡
33 分割端
35 分割端
36 ビス
53 開口

Claims (11)

  1. 合成樹脂の射出成形によって形成された眼鏡前枠製造基板であって、左右のレンズ縁枠形成部間にブリッジ形成部が設けられており、該レンズ縁枠形成部が所要にカット加工されることによって、レンズが装着されるレンズ縁枠が形成されると共に、該ブリッジ形成部が所要にカット加工されることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジが形成される如くなされており、又、該レンズ縁枠形成部の前面及び該ブリッジ形成部の前面の形状は、形成せんとする眼鏡前枠の枠前面(顔面側と反対側の面)に合わせて形成されると共に、該レンズ縁枠形成部の後面及び該ブリッジ形成部の後面の形状は、形成せんとする眼鏡枠の枠後面(顔面側の面)に合わせて形成されていることを特徴とする眼鏡前枠製造基板。
  2. 前記レンズ縁枠形成部の前面は、使用されるレンズの突の球面に略合わせた突球面を有し、且つ前記レンズ縁枠形成部の後面は、使用されるレンズの凹の球面に略合わせた凹球面を有し、カット加工によって形成されるリムの、少なくとも内周縁の略全体が、該突球面及び凹球面に位置することを特徴とする請求項1記載の眼鏡前枠製造基板。
  3. 前記左右のレンズ縁枠形成部に、前記レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で開口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡前枠製造基板。
  4. 前記左右のレンズ縁枠形成部の中央部分に、前記レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で開口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡前枠製造基板。
  5. 後側の左右端部分に、ヨロイ形成用突部が後方向に突設されており、該ヨロイ形成用突部が所要にカット加工されることによって、テンプルを連結するためのヨロイが形成される如くなされていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡前枠製造基板。
  6. 射出成形に用いる前記合成樹脂が、カーボンが5〜30重量%混合されてなるカーボン樹脂であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の眼鏡前枠製造基板。
  7. 射出成形に用いる前記合成樹脂が、ナイロンにカーボンが10〜25重量%混合されてなるカーボン樹脂であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の眼鏡前枠製造基板。
  8. 請求項1記載の眼鏡前枠製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造する眼鏡前枠の製造方法であり、前記レンズ縁枠形成部をカット加工することによってレンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成部をカット加工することによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成することを特徴とする眼鏡前枠の製造方法。
  9. 請求項2記載の眼鏡前枠製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造する眼鏡前枠の製造方法であり、前記レンズ縁枠形成部をカット加工することによって、内周縁の略全体が前記突球面及び前記凹球面に位置するレンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成部をカット加工することによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成することを特徴とする眼鏡前枠の製造方法。
  10. 前記レンズ縁枠を、環状にカット加工して形成することを特徴とする請求項8又は9記載の眼鏡前枠の製造方法。
  11. 前記レンズ縁枠を、レンズの上縁部分のみに又は下縁部分のみに装着されるものとしてカット加工して形成することを特徴とする請求項8又は9記載の眼鏡前枠の製造方法。
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