WO2007013462A1 - 眼鏡前枠製造基板及び眼鏡前枠の製造方法 - Google Patents

眼鏡前枠製造基板及び眼鏡前枠の製造方法 Download PDF

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    • G02C5/008Spectacles frames characterized by their material, material structure and material properties
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    • B29D12/02Spectacle frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2012/00Frames
    • B29L2012/005Spectacle frames

Abstract

左右のレンズ縁枠間にブリッジが設けられてなり長期間に亘って安定的に形態が維持され得る眼鏡前枠を製造するための眼鏡前枠製造基板を提供する。 左右のレンズ縁枠形成部2,2間にブリッジ形成部3が設けられている。レンズ縁枠形成部2が所要にカット加工されることによって、レンズが装着されるレンズ縁枠が形成されると共に、ブリッジ形成部3が所要にカット加工されることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジが形成される。レンズ縁枠形成部2の前面は、レンズの突の球面に合わせた突球面を有し、レンズ縁枠形成部2の後面は、レンズの凹の球面に合わせた凹球面を有する。  

Description

明 細 書
眼鏡前枠製造基板及び眼鏡前枠の製造方法
技術分野
[0001] 本発明は、左右のレンズが装着される合成樹脂製の眼鏡前枠 (一般にフロントと言 われている)をカット加工により製造するために用いる眼鏡前枠製造基板に関するも のであり、又、該眼鏡前枠製造基板を用いて眼鏡前枠を製造する眼鏡前枠の製造 方法に関するものである。
背景技術
[0002] 左右のレンズ縁枠相互をブリッジで連結してなる合成樹脂製の眼鏡前枠 (フロント) を製造する製造方法の主なものとしては、特公昭 55— 31732号公報等が開示する 射出成形による製造方法や、型押し 'カット加工による製造方法がある。
[0003] 射出成形による製造方法は、複数の割金型力 なり且つその閉鎖によって眼鏡前 枠に相当する型孔を形成する金型を用い、閉鎖状態にある金型の型孔内に、溶融 状態にあるアセテートやセルロースプロピオネート、ナイロン等の合成樹脂を圧入、 充填し、成形終了後に金型を開放することによって、成形された眼鏡前枠を金型から 取り外す製造工程を経るものであった。
[0004] 又前記型押し'カット加工による製造方法は、アセテートやセルロイドからなる矩形 板状の板体を用いるものであり、これを加熱状態にして上下から金型でプレス成形を 施すことによって、図 33〜34に示すような、左右のレンズ縁枠形成部 a, a間にブリツ ジ形成部 bが設けられた基板 cを形成する。その後、該レンズ縁枠形成部 a, aに所要 のカット力卩ェを施すことによって、図 35に示すような、内周面にレンズが装着されるレ ンズ縁枠 d, dを形成すると共に、前記ブリッジ形成部 bを所要にカット加工することに よって、左右のレンズ縁枠 d, d相互を連結するブリッジ eを形成する工程を経るもので めつに。
[0005] 前記射出成形の製造方法によるときは、一旦金型を製作した後は、各部が精度良 く形成された眼鏡前枠を量産できると共に、形成された眼鏡前枠の各部の形状は変 形しにくい固定的なものであるので、眼鏡前枠の形態が長期間に亘つて安定的に維 持され、従って、眼鏡の掛け心地を長く維持できる利点があった。しかしながら、射出 成形のための金型が非常に高価であるために、所望の眼鏡デザインに合わせて多 種類の金型を製作することは経済的に困難であり、多品種少ロット生産を求める今日 の眼鏡個性ィ匕指向に応じられない問題があった。又、製作された金型は修正が必要 であるために、眼鏡を企画して力 量産態勢に入るまでに何力月も要し、直ちに需要 に応じられない問題もあった。
[0006] これに対して前記型押し'カット力卩ェの製造方法によるときは、 1枚の基板が、レンズ 縁枠の形状や大きさ、ブリッジの形状や大きさ、ブリッジの高さ等が異なる各種の眼 鏡前枠のカット加工に応じられるため、射出成形による場合とは異なり多品種小ロット 生産に対応できる長所を有していた。し力しながら、前記基板を形成するに際しては 、前記板体を加熱状態にしてプレス成形を施すことにより、眼鏡前枠に要求される各 部形状 (平面視で内方に向けて湾曲した形状等)を該板体に付与するものであった ため、射出成形におけるような正確な形状は形成できない問題があつたばかりか、力 ット加工により製造された眼鏡前枠の各部の形状が戻り易い欠点があった。この戻り 現象は、型押し'カット加工によって製造された眼鏡前枠は、その各部形状が型押し 時の塑性変形よって形成されているため、経年変化や気温の変化によって自然に生 じた他、図 35に矢印で示すように、眼鏡着用時において眼鏡前枠 fの左右の側部 g, gに連結されたテンプル h, hが拡開状態になることに伴い、眼鏡前枠の平面視での 湾曲形状を拡げようとする外力が作用して眼鏡前枠の各部の形状が戻り易くなるの であり、戻った分が復元しなくなるのであった。このような戻り現象が生ずると、着用眼 鏡がずり落ちやすくなるばかりか、眼鏡着用者の眼とレンズの焦点の不一致が生じて レンズの光学的性能の低下をきたす問題を招来した他、甚だしいときは、レンズ縁枠 力もレンズが外れてしまうといった問題も生じさせた。
[0007] そこで、製造される眼鏡前枠の剛性を増大させてこのような戻り現象を極力抑制せ んとして、使用する前記板体の肉厚を例えば 6mm程度と厚く形成することが行われ ていた。し力しながら、力かる肉厚の大きい板体をカット加工して製造した眼鏡前枠で あっても前記戻り現象は完全には阻止されず、又、該眼鏡前枠は全体として厚ぼつ たい出来栄えになってしまい眼鏡のファシヨン性の面で好ましくな力つた。 [0008] 特許文献 1 :特公昭 55— 31732号公報(1— 2頁、第 1図—第 4図)
発明の開示
[0009] 本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、左右のレンズ縁枠間 にブリッジが設けられてなる眼鏡前枠の多品種小ロット生産を、短納期で然も経済的 に達成し得る眼鏡前枠製造基板の提供を課題とするものであり、且つ、形態が長期 間に亘つて安定的に維持される眼鏡前枠を製造し得る眼鏡前枠製造基板の提供を 課題とするものである。又、該眼鏡前枠製造基板を用いる眼鏡前枠の合理的な製造 方法の提供を課題とするものである。
[0010] 前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る眼鏡前枠製造基板の第 1の態様は、合成樹脂の射出成形によ つて形成された眼鏡前枠製造基板であって、左右のレンズ縁枠形成部間にブリッジ 形成部が設けられており、該レンズ縁枠形成部が所要にカット加工されることによつ て、レンズが装着されるレンズ縁枠が形成されると共に、該ブリッジ形成部が所要に カット加工されることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジが形成され る如くなされている。又、該レンズ縁枠形成部の前面及び該ブリッジ形成部の前面の 形状は、形成せんとする眼鏡前枠の枠前面 (顔面側と反対側の面)に合わせて形成 されると共に、該レンズ縁枠形成部の後面及び該ブリッジ形成部の後面の形状は、 形成せんとする眼鏡枠の枠後面 (顔面側の面)に合わせて形成されて ヽることを特徴 とするちのである。
[0011] 前記眼鏡前枠製造基板の第 2の態様は、前記レンズ縁枠形成部の前面が、使用さ れるレンズの突の球面に略合わせた突球面を有し、且つ前記レンズ縁枠形成部の後 面力 使用されるレンズの凹の球面に略合わせた凹球面を有し、カット加工によって 形成されるリムの、少なくとも内周縁の略全体力 該突球面及び凹球面に位置するよ うに構成するのがよい。
[0012] 前記各眼鏡前枠製造基板にお!ヽて、前記左右のレンズ縁枠形成部の中央部分等 の所要部分に、前記レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で開口を設けるのがよい。
[0013] 前記各眼鏡前枠製造基板において、後側の左右端部分に、ョロイ形成用突部を後 方向に突設し、該ョロイ形成用突部が所要にカット加工されることによって、テンプル を連結するためのョロイが形成される如くなすのがよい。
[0014] 前記各眼鏡前枠製造基板において、射出成形に用いる前記合成樹脂として、カー ボンが 5〜30重量%混合されてなるカーボン榭脂を用いるのがよい。該合成樹脂と しては、特に、ナイロンにカーボンが 10〜25重量%混合されてなるカーボン榭脂を 用いるのがよい。
[0015] 本発明に係る眼鏡前枠の製造方法は、前記第 1の態様に係る眼鏡前枠製造基板 をカット加工することによって眼鏡前枠を製造する製造方法であり、前記レンズ縁枠 形成部をカット加工することによってレンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成 部をカットカ卩ェすることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成す ることを特徴とするちのである。
[0016] 本発明に係る眼鏡前枠の製造方法の他のものは、前記第 2の態様に係る眼鏡前枠 製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造する製造方法であり、前記レ ンズ縁枠形成部をカット加工することによって、内周縁の略全体が前記突球面及び 前記凹球面に位置するレンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成部をカットカロ ェすることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成することを特徴 とするちのである。
[0017] 力かる眼鏡前枠の製造方法において、前記レンズ縁枠は、環状にカット加工して形 成する態様の他、レンズの上縁部分のみに又は下縁部分のみに装着されるものとし てカット加工して形成する態様を含む。
[0018] 本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1)本発明は、射出形成によって形成された眼鏡前枠製造基板に関するものであり、 又、該眼鏡前枠製造基板を用いる眼鏡前枠の製造方法に関するものであって、該眼 鏡前枠製造基板の前面及び後面の形状は、カット加工により製造せんとする眼鏡前 枠の枠前面及び枠後面に合わせて形成され、その形状は、明瞭に且つ固定的に形 成されている。
従って本発明によるときは、枠前面及び枠後面が、見栄えのよい自然な外観の眼 鏡前枠を製造できる。
又、このように眼鏡前枠製造基板をカット加工して形成された眼鏡前枠は、型押し によって形成された前記従来の基板をカット加工して製造した眼鏡前枠とは異なり、 眼鏡前枠の枠前面や枠後面の形態が崩れる恐れがない。それ故、眼鏡前枠の左右 側部に連結されたテンプルが眼鏡着用時に拡開することに伴って眼鏡前枠の枠前 面や枠後面が変形したとしても、この変形は弾性変形の範囲であって復元できる。 この点、型押し'カット加工によって製造された前記従来の眼鏡前枠が、かかるテン プルの拡開に伴う外力の作用を受けて、眼鏡前枠の各部の形状が戻り易くなり戻つ た分が復元しなくなるのとは明らかに異なる。力かることから本発明によるときは、この ような戻り現象の生じない安定形態の榭脂製眼鏡前枠を製造できることになる。従つ て、眼鏡前枠を長期に亘つて顔にフィットさせて着用できると共に、従来の眼鏡前枠 におけるような、眼鏡着用者の眼とレンズの焦点の不一致を生じさせてレンズの光学 的性能の低下をきたす問題を発生させたり、レンズがレンズ縁枠力 外れる等の問題 を生じさせることもない。
[0019] (2)又前記従来の眼鏡前枠にあっては、力かる戻り現象を極力抑制するために、型 押しに用いる板体の肉厚を厚くして眼鏡前枠の剛性を向上させる必要があったことか ら、該板体をカット加工して製造された眼鏡前枠は全体として厚ぼったい出来栄えな つてしまい、眼鏡のファシヨン性の面で好ましくな力つた力 本発明によるときは、かか る戻り現象の問題が発生しないことから、眼鏡前枠製造基板を従来に比して薄肉に 形成でき、従って、見栄えのよい薄型の眼鏡前枠を製造できることになる。
[0020] (3)又本発明に係る眼鏡前枠製造基板は、製造せんとする眼鏡前枠の枠前面及び 枠後面に合わせた形態の眼鏡前枠形成基板を用いるため、前記のように形態の安 定した眼鏡前枠を製造できるのは元より、 1枚の眼鏡前枠製造基板が、多種類のデ ザイン構成の眼鏡前枠のカット加工に応じられる。
力かることから、同一構成の眼鏡前枠製造基板を用いることによって、多種類のデ ザイン構成を有する眼鏡前枠を短時間でしかもコスト低減を図って製造できる。従つ て本発明によるときは、眼鏡前枠の全体を射出成形によって製造する従来の製造方 法によっては達成し得なかった、多品種小ロット生産に容易に応じ得る利点がある。
[0021] (4)特に、射出成形に用いる榭脂として、カーボンが混合されたカーボン榭脂を使用 するときは、眼鏡前枠製造基板をより硬く形成できるため、カット加工によって形成さ れた眼鏡前枠をより薄型で丈夫なものとなし得、眼鏡前枠の見栄えを向上させ得る。 又眼鏡前枠製造基板が硬い程、カット加工の際のカット面のエッジをより明瞭ィ匕でき るため、高級感のある個性的な眼鏡前枠を製造できることとなる。
この点について、前記した従来の製造方法と対比して説明する。従来の射出成形 による場合は、金型構造上、製造された眼鏡前枠の縁部分は丸味を帯びたものにな らざるを得な力つたのであり、又、従来の型押し'カットカ卩ェによって製造されたァセテ 一ト製ゃセルロイド製の眼鏡前枠は、材質が比較的軟らカ 、ものであったために、力 ット加工時はカット面のエッジを明瞭に形成できても、その後のバレル研磨工程を経 た後はエッジが丸味を帯びやすいのであった。これに対して、カーボン榭脂を用いて 製造する本発明によるときは、従来の射出成形によっても、又、従来の型押し'カット 加工によっても製造できな力つた、カット面のエッジが明瞭である新規な眼鏡前枠を 製造できることとなる。
更に、カーボン榭脂を用いることによって榭脂の耐熱温度を上昇させ得ることから、 丈夫な焼き付け塗装を施すことも可能となる。
[0022] (5)前記左右のレンズ縁枠形成部に、眼鏡前枠を製造するためのカット加工の障害と ならない範囲で開口を設ける場合は、使用榭脂を節約して射出成形でき、眼鏡前枠 製造基板のコスト低減を図ることができる。
[0023] (6)眼鏡前枠製造基板を、その後側の左右端部分にョロイ形成用突部が突設された ものとして構成するときは、テンプル連結のためのヨロィを、眼鏡前枠の左右側部に 一体に形成できることとなる。かかることから、装飾性に優れた高級感を有するョロイ 一体の眼鏡枠を製造できると共に、一体形成されたョロイによって眼鏡前枠の両側 部を丈夫に形成できることとなる。更には、ヨロィを後付けする手間を要さないため、 眼鏡の組立ての能率化と製造コストの低減を達成できることとなる。
図面の簡単な説明
[0024] [図 1]眼鏡前枠製造基板を前側カゝら見た斜視図である。
[図 2]眼鏡前枠製造基板を後側カゝら見た斜視図である。
[図 3]眼鏡前枠製造基板を、眼鏡前枠の輪郭線を表示した状態で示す正面図である 圆 4]眼鏡前枠製造基板をカット加工して製造された眼鏡前枠をレンズと共に示す斜 視図である。
圆 5]眼鏡前枠製造基板の平面図である。
圆 6]眼鏡前枠を用いて構成された眼鏡を示す斜視図である。
圆 7]その眼鏡の部分斜視図である。
圆 8]レンズが装着されたレンズ縁枠を示す斜視図である。
[図 9]その部分断面図である。
圆 10]環状のレンズ縁枠にレンズを装着する要領を説明する斜視図である。
圆 11]異なる眼鏡前枠の輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板を示す正面図であ る。
圆 12]その輪郭線に沿ってカット加工することにより製造された眼鏡前枠を示す斜視 図である。
圆 13]その眼鏡前枠を用いて構成された縁無し眼鏡を示す正面図である。
圆 14]その眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前枠製造基板 を示す正面図である。
[図 15]レンズ縁枠に対するレンズの固定状態を示す断面図である。
圆 16]縁無し眼鏡用の他の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼 鏡前枠製造基板を示す正面図である。
圆 17]カット加工によって製造された眼鏡前枠を用いて構成した縁無し眼鏡を示す 正面図である。
圆 18]眼鏡前枠製造基板の他の実施例を示す斜視図である。
圆 19]その眼鏡前枠製造基板に、カット加工用の輪郭線を表示した状態を示す正面 図である。
圆 20]その眼鏡前枠製造基板に、カット加工用の他の輪郭線が表示された状態を示 す正面図である。
圆 21]眼鏡前枠製造基板のその他の実施例を示す斜視図である。
圆 22]縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前 枠製造基板の正面図である。 [図 23]縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前 枠製造基板の正面図である。
[図 24]縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカット加工するための輪郭線が表示された眼鏡前 枠製造基板の正面図である。
[図 25]眼鏡前枠製造基板の他の実施例を前側から見た斜視図である。
[図 26]その眼鏡前枠製造基板を後側力も見た斜視図である。
[図 27]その眼鏡前枠製造基板を、眼鏡前枠の輪郭線を表示した状態で示す正面図 である。
[図 28]その眼鏡前枠製造基板をカット加工して製造された眼鏡前枠をレンズと共に 示す斜視図である。
[図 29]眼鏡前枠を用いて構成された眼鏡を示す斜視図である。
[図 30]外端で分割された環状のレンズ縁枠の上下の分割端をビスと共に示す斜視図 である。
[図 31]サングラス用の眼鏡前枠を製造するために用いられる眼鏡前枠製造基板を示 す平面図である。
[図 32]眼鏡前枠製造基板のその他の実施例を、縁無し眼鏡用の眼鏡前枠をカットカロ ェするための輪郭線が表示された状態で示す正面図である。
[図 33]従来の型押し'カット加工の製造に用いる板体を前側力も見た斜視図である。
[図 34]その板体を後側力も見た斜視図である。
[図 35]その板体をカット加工して製造された眼鏡前枠を用いて構成した眼鏡を示す 平面図である。
発明を実施するための最良の形態
〔第 1の形態〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図 1〜3は、本発明に係る眼鏡前枠製造基板 1を例示するものであり、合成樹脂を 用 、て略等肉厚で一体に射出成形されており、左右に長 、矩形板状を呈するレンズ 縁枠形成部 2, 2間にブリッジ形成部 3が設けられ、正面視で、図 3に示すように、左 右方向に長い矩形板状を呈している。そして、該左右のレンズ縁枠形成部 2, 2の夫 々が所要にカット加工されることにより、図 4に示すような、内周面 5, 5にレンズ 6, 6 が装着される左右の環状のレンズ縁枠 7, 7が形成される。又、前記ブリッジ形成部 3 が所要にカット加工されることによって、図 4に示すような、左右のレンズ縁枠 7, 7相 互を連結するブリッジ 9が形成され、これらによって、図 4に示す眼鏡前枠 10が製造 される。
[0026] 前記合成樹脂としては、アセテートやセルロースプロピオネート、ナイロン、カーボン 榭脂、チタン等の金属の粉末が混合されてなる榭脂等、眼鏡前枠の製造のために従 来使用されている合成樹脂全般を使用できるが、カーボン榭脂がより好ましい。
[0027] ここにカーボン榭脂とは、カーボンが混合された榭脂を言うが、例えば、 5〜30重量 %のカーボンが混合されたナイロン榭脂を用いるのが好まし ヽ。カーボンの混合量が 5重量%よりも小さいと、眼鏡前枠を硬くせんとするカーボン混合の目的が達成され に《なって好ましくない。又 30重量%以上に混合すると、眼鏡前枠製造基板が硬く なり過ぎ、前記カット加工の際にクラックが発生したり折損が生ずる恐れがあって好ま しくない。特に、カーボンの混合割合を 10〜25重量%に設定した場合は、製造され た眼鏡前枠製造基板 1の硬度を高く確保でき、しかも眼鏡前枠製造基板 1を薄肉に 形成できる。例えば 3〜4mm程度と薄肉に形成できる。従って、カゝかるカーボン榭脂 を用いるときは、薄肉でし力も丈夫な眼鏡前枠を製造できると共に、例えば図 4に示 すように、エッジ 8aの際立ったシャープなカット面 8を形成しながらカット加工を施すこ とができ、バレル研磨後の眼鏡前枠にもシャープなカット面を残すことができるため、 高級感ある眼鏡前枠の製造が可能となる。又、カーボンの混合割合を例えば 23〜2 4重量%程度の高!、割合に設定した場合は、製造された眼鏡前枠の耐熱温度を向 上させることができ、 170〜180°Cの高温焼き付け温度に対しても変形が生じないこ とから、強度の高 、焼き付け塗装を施すことが可能となる。
[0028] そして該眼鏡前枠製造基板 1は、前記のように、カット加工されることによって左右 のレンズ縁枠 7, 7と該レンズ縁枠 7, 7相互を連結するブリッジ 9とが形成されるもので あるため、図 1〜2、図 5に示すように、該左右のレンズ縁枠形成部 2, 2の前面 11, 1 1及び前記ブリッジ形成部 3の前面 12が、製造せんとする眼鏡前枠 10の枠前面 (顔 面側と反対側の面) 13 (図 6)に合わせた突面 13aに形成されている。又、該左右の レンズ縁枠形成部 2, 2の後面 15, 15及び前記ブリッジ形成部 3の後面 16は、製造 せんとする眼鏡前枠 10の枠後面 (顔面側の面) 17 (図 7)に合わせた凹面 17aに形 成されている。
[0029] 前記レンズ縁枠形成部 2, 2の前面 11, 11及び後面 15, 15の形状についてより詳 しく説明すれば、本実施例においては、該前面 11は、図 1に示すように、使用される 前記レンズ 6の突の球面 19 (図 4)に合わせた突球面 20を有しており、又前記後面 1 5は、図 2に示すように、使用される前記レンズ 6の凹の球面 21 (図 4)に合わせた凹 球面 22を有している。そして、前記のようにカットカ卩ェによって形成されるレンズ縁枠 7, 7の少なくとも内周縁 23の略全体は、該突球面 20及び凹球面 22に位置するよう になされる。ここに、内周縁 23の略全体が突球面 20及び凹球面 22に位置するとは、 該内周縁 23が該突球面 20及び凹球面 22に完全に位置することの他、該内周縁 23 の一部分が、該突球面 20及び凹球面 22から外れた状態になる場合も含むものであ る。又前記ブリッジ形成部 3は、眼鏡前枠製造基板 1の上下全幅に亘つて形成されて いる。そして該ブリッジ形成部 3は、本実施例においては前方に向けて突出する U字 状に屈曲され、その曲率半径は、上端 26から下端 27に向けて徐々に大きくなるよう に設定されている。
[0030] 然して、力かる構成を有する眼鏡前枠製造基板 1は、その平面視で、図 5に示すよ うに、後方に向けて稍屈曲しており、該左右のレンズ縁枠形成部 2, 2の中央部分は 、前方に円弧状に突出した突出部 28, 28とされている。
[0031] 図 4は、かかる眼鏡前枠製造基板 1をカット加工して製造された眼鏡前枠 10を示す ものであり、形成されたレンズ縁枠 7, 7の内周面には、レンズ 6, 6を装着するための レンズ溝 29, 29が形成されている。図 3には、力かる眼鏡前枠 10をカットカ卩ェするた めの輪郭線 30が破線で表示されており、左右のレンズ縁枠 7, 7の内周縁 23の輪郭 線部分 30aが、前記突球面 20及び凹球面 22に存するように設定されている。該輪 郭線に沿ってカット加工を施すことにより、見栄えのよい自然な外観の眼鏡前枠 10が 製造されることとなる。特に本実施例においては、前記のように、前面 11が突球面 20 を有し且つ、後面 15が凹球面 22を有しているため、レンズ縁枠 7, 7の前面や後面の 形態がレンズの突の球面 19や凹の球面 21に合うことになつて該レンズ縁枠 7, 7の形 態の自然さが強調される。図 6〜7は、このようにして製造された眼鏡前枠 10の左右 のレンズ縁枠 7, 7にレンズ 6, 6を装着し、且つ該眼鏡前枠 10の左右側部にテンプ ル 31, 31を連結して構成された眼鏡 32を示している。
[0032] なお本実施例においては、眼鏡前枠 10が、前記のようにカーボン榭脂を用いて製 造されているので、環状のレンズ縁枠 7, 7が硬い。そこで、該レンズ縁枠 7, 7に対す るレンズ 6, 6の装着を容易とするために、図 8〜9に示すように、該環状のレンズ縁枠 7を、その外端側で分割すると共に、上下の分割端 33, 35相互を、ビス 36を用いて 連結可能に構成している。この場合、ビス 36が螺合される側の分割端 (本実施例に おいては上の分割端 33)に、予めネジ孔 34を設けておく。このネジ孔 34は、榭脂の 分割端に直接設けられることの他、該分割端に金属製のネジ筒を埋設して設けられ ることもある。なおこの分割は、該環状のレンズ縁枠の内端側で行ってもよい。然して 、力かる環状のレンズ縁枠 7にレンズ 6を装着するに際しては、図 10に示すように、該 ビス 36を取り外し乃至緩めた状態で該レンズ縁枠 7を拡開し、該レンズ縁枠 7の内周 面に設けられた前記レンズ溝 29にレンズ 6の周縁部分 30を嵌合させて後、該ビス 36 を締め付ける。これにより図 8〜9に示すように、環状のレンズ縁枠 7にレンズ 6を容易 に装着できる。
[0033] このようにして製造された眼鏡前枠 10は、射出成形によって形成された眼鏡前枠 製造基板 1をカットカ卩ェしてなるため、左右のレンズ縁枠 7, 7及びブリッジ 9の各部の 形状は、従来の型押し'カット加工を経て製造された眼鏡前枠とは異なり、変形しにく い固定的なものである。それ故、眼鏡着用時において左右のテンプル 31, 31 (図 6) が拡開状態になったときにも、眼鏡前枠の各部の形態が崩れる恐れがない。従って、 従来の型押し'カット加工の製造方法によって製造された眼鏡前枠におけるような、 眼鏡がずり落ち易くなつたり、眼鏡着用者の眼とレンズの焦点の不一致を生じさせて レンズの光学的性能を低下させるといった問題を生じさせる恐れがなぐ又、レンズが レンズ縁枠カゝら外れる等の不具合もなぐ前記射出形成によって製造された眼鏡前 枠と同等の性能を有する眼鏡前枠を製造できることとなる。
[0034] 然も、 1枚の眼鏡前枠製造基板 1が、レンズ縁枠 7, 7の上下幅や左右幅、ブリッジ 9 の上下高さやその U字状屈曲形態等が異なる各種デザイン構成の眼鏡前枠のカット 加工に応じられるため、前記射出成形による場合とは異なり、眼鏡前枠の多品種小口 ット生産に短納期で対応できることとなる。図 11は、同一構成の眼鏡前枠製造基板 1 を用いて製造し得る眼鏡前枠の他の態様について、該眼鏡前枠を形成するための 輪郭線 30を破線で示しており、レンズ縁枠 7, 7が環状を呈し、その上下幅は、図 4に 示す場合に比して大きい。
[0035] 又前記眼鏡前枠製造基板 1は、レンズ縁枠 7が環状を呈する眼鏡前枠 10を製造す るために用い得るだけでなぐ図 12〜13に示すような、左右のレンズ 6, 6の上縁部 分 37, 37の外周面 39, 39に取り付く円弧状のレンズ縁枠 7, 7の内端相互がブリツ ジ 9により連結された縁無し眼鏡用の眼鏡前枠 10を製造するためにも用いることがで きる。力かる眼鏡前枠 10を形成するための輪郭線 40が、図 14に示す眼鏡前枠製造 基板 1に破線で表示されて 、る。
[0036] 図 13、図 15は、図 12に示す眼鏡前枠 10を用いて構成された縁無し眼鏡 41を示 すものであり、前記構成の眼鏡前枠 10の左右のレンズ縁枠 7, 7に左右のレンズ 6, 6 を装着すると共に、該レンズ 6, 6の夫々の下縁部分 42の外周面 43に取り付く榭脂 製コード (ナイロン糸等) 45で、該レンズ 6をレンズ縁枠 7に固定している。該榭脂製コ ード 45の両端咅 46, 47ίま、図 15に示すように、各レンズ縁枠 7, 7の両端咅分 49, 5 0に設けられた止着孔 51に挿通され且つ、端部に抜け止め膨出部 52が設けられるこ とによって、該端部分 49, 50に止着される。これにより、左右のレンズ縁枠 7, 7に左 右のレンズ 6, 6の上縁部分 37, 37が取り付けられるのである。
[0037] 図 16〜17は、図 12〜13に示す場合とは逆に、左右のレンズ 6, 6の夫々の下縁部 分 42の外周面 53に取り付く円弧状のレンズ縁枠 7, 7の内端相互がブリッジ 9により 連結されてなる縁無し眼鏡用の眼鏡前枠 10を用 ヽて構成された縁無し眼鏡 41を示 すものであり、力かる眼鏡前枠 10のレンズ縁枠 7, 7にレンズ 6, 6を取り付ける要領は 、夫々のレンズ 6の上縁部分 37の外周面 39に取り付く榭脂製コード (ナイロン糸等) 45を用いて前記と同様に行うことができる。力かる眼鏡前枠 10の輪郭線 48が、図 16 に示す眼鏡前枠製造基板 1に破線で表示されて ヽる。
[0038] 図 18は、眼鏡前枠製造基板 1の他の態様を示すものであり、眼鏡前枠製造基板の 射出成形のために用いる榭脂量を削減するために、カット加工によりレンズ縁枠を形 成するのに支障のない範囲で、前記レンズ縁枠形成部 2, 2の中央部分に開口(例え ば横長楕円形状等の開口) 53, 53を設けると共に、基板四隅部分 55, 55、 55, 55 を、レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で角丸に形成している。この場合も前記と同 様に、突球面 20と凹球面 22が設けられている。そして、図 19〜20に破線で表示さ れている輪郭線 56は、カット加工により形成せんとする眼鏡前枠 10の外形形状を示 している。
[0039] 又図 21は、前記縁無し眼鏡用の眼鏡前枠 10をカット加工により形成するための眼 鏡前枠製造基板 1を示すものであり、眼鏡前枠製造基板の射出成形のために用いる 榭脂量を削減するために、カット加工によりレンズ縁枠を形成するのに支障のない範 囲で、眼鏡前枠製造基板 1の上下幅を図 18に示すものに比して小さく形成すると共 に、前記レンズ縁枠形成部 2, 2の中央部分に開口(例えば横長楕円形状等の開口) 53, 53を設けると共に、基板四隅咅盼 57, 57、 57, 57を、レンズ縁枠の形成に支 障のない範囲で角丸に形成している。この場合も前記と同様に、突球面 20と凹球面 22が設けられている。そして、図 22〜24に付されている破線の輪郭線 59は、カット 加工により形成せんとする眼鏡前枠 10の外形形状を示している。
[0040] 図 25〜26は、本発明に係る眼鏡前枠製造基板 1の他の実施例を示すものであり、 図 1〜2に示したものと異なるのは、その後側 65の左右端部分に、図 29に示すような 、テンプル 31を眼鏡前枠 10に連結する為の連結部となるヨロィ 64を形成するために 用いられるョロイ形成用突部 66が後方向に突設されている点である。より具体的に説 明すれば該眼鏡前枠製造基板 1は、前記と同様の合成樹脂を用いて一体に射出成 形されており、左右に長い矩形板状を呈するレンズ縁枠形成部 2, 2間にブリッジ形 成部 3が設けられ、正面視で、図 27に示すように、左右方向に長い矩形板状を呈し ている。該ブリッジ形成部 3は、本実施例においては、眼鏡前枠製造基板 1の略上半 分に設けられており、前方に向けて突出する U字状に屈曲され、その U字状部分の 曲率半径は、上端 75から下端 76に向けて徐々に大きくなるように設定されている。 そして後側 65の左右端部分に、上下方向に連続する前記ヨロィ形成用突部 66, 66 が後方向に突設されている。該ョロイ形成用突部 66, 66は、本実施例においては、 横断面が長方形状の直方体状を呈しており、その内方側の側面 67, 67は円弧状凹 面を呈し、該眼鏡前枠形成基板 1の上下端 69, 70は全体が面一に形成されている。
[0041] そして、前記左右のレンズ縁枠形成部 2, 2の夫々が所要にカットカ卩ェされることに より、図 28に示すような、内周面 5, 5にレンズ 6, 6が装着される左右の環状のレンズ 縁枠 7, 7が形成される。又、前記ブリッジ形成部 3が所要にカット加工されることによ つて、図 28に示すような、左右のレンズ縁枠 7, 7相互を連結するブリッジ 9が形成さ れ、これらによって、図 28に示す眼鏡前枠 10が製造される。又、前記眼鏡前枠製造 基板 1が、その後側 65の左右端部分にョロイ形成用突部 66, 66が突設されているた め、該ョロイ形成用突部 66, 66を所要にカット加工することによって、前記眼鏡前枠 10の左右側部に前記ヨロィ 64, 64を一体に形成できる。このようにヨロィを一体に形 成できることから、眼鏡の高級感を高めることができる。本実施例においては、図 27 に示すように、前記レンズ縁枠 7, 7の左右端部分 71, 71が前記ヨロィ形成用突部 6 6, 66に存在するように前記左右のレンズ縁枠形成部 2, 2をカットカ卩ェするため、形 成された左右のレンズ縁枠 7, 7の左右端部分 71, 71を図 28〜29〖こ示すよう〖こ湾曲 面として形成できることとなり、眼鏡の高級感を一層高めることができる。
[0042] 然も、前記のように一連に形成されたョロイ 64に、所要に孔部を設けたりカット加工 を施す等によって、前記眼鏡前枠 10のデザインと調和した斬新な装飾を施すことも できるため、装飾性に一層優れた高級感あるヨロィ一体の眼鏡枠を製造できることに なる。カロえて、このように左右のョロイ 64, 64が眼鏡前枠 10と一体に形成されること から、該ョロイ 64, 64によって眼鏡前枠 10の左右両側部分 72, 72を丈夫に形成で きることになる。更に、このように眼鏡前枠 10とョロイ 64とを一体に形成できることから 、ヨロィを眼鏡前枠に後付けする手間を要さず、従って、眼鏡の組み立て作業の能率 ィ匕と眼鏡製造コストの低減を達成できることになる。
[0043] 図 29は、前記のように形成された左右のョロイ 64, 64にテンプル 31, 31を連結す ることによって構成された眼鏡 32の一例を示すものである。
[0044] 又図 30は、前記レンズ縁枠 7, 7に対するレンズ 6, 6の装着を容易とするために、 前記環状のレンズ縁枠 7を、例えばその外端で分割すると共に、上下の分割端 73, 74相互をビス 75を用いて連結可能に構成した場合を示すものである。この場合、ビ ス 75が螺合される側の分割端 (本実施例においては上の分割端) 73に、予めネジ孔 76を設けておくのであるが、本実施例においては、前記ヨロィ形成用突部 66をカット 加工することによってョロイ 64を形成することとしているため、上下の分割端 73, 74を 厚肉に形成できることになる。かかることから、上下の分割端 73, 74相互をビス 75を 用いて連結する場合、ビス連結強度を向上させることができる。
[0045] 前記ヨロィ形成用突部 66は、前記実施例で示したものの他、前記後側 65の左右端 部分の上下方向の中央部分等に設けられることもあり、その形状も特定されない。又 、前記ブリッジ形成部 3は、図 1〜2に示すと同様にして眼鏡前枠製造基板 1の上下 方向全長に亘つて設けられることもある。
[0046] 〔第 2の形態〕
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなぐ「特許請求 の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることは 、うまでもな 、。その一例を 挙げれば次のようである。
[0047] (1)前記眼鏡前枠製造基板 1に設ける前記突面 13a及び前記凹面 17aの形態は、製 造せんとする眼鏡前枠の枠前面 13、枠後面 17に合わせて設定されるものであり、例 えば図 31に示すサングラス用のものは、通常の視力矯正眼鏡用のものに比し、該突 面 13a及び該凹面 17aの曲率半径がより小さく設定されている。
[0048] (2)前記レンズ縁枠 7は、前記のように構成されることの他、レンズが装着され得る限り 各種に構成できる。
[0049] (3)レンズ縁枠形成部分に設ける前記開口 53の形状や大きさは、レンズ縁枠を所要 に形成できる限り、開口面積を極力大きく設定してよぐその分だけ眼鏡前枠製造基 板の形成に要する榭脂量を削減できて経済的である。
[0050] (4)前記眼鏡前枠製造基板が、縁無し眼鏡用の眼鏡前枠を製造するために用いられ る場合は、前記開口 53は、例えば図 32に示すように、基板外縁 60で開放するように 設けられることちある。

Claims

請求の範囲
[1] 合成樹脂の射出成形によって形成された眼鏡前枠製造基板であって、左右のレン ズ縁枠形成部間にブリッジ形成部が設けられており、該レンズ縁枠形成部が所要に カット加工されることによって、レンズが装着されるレンズ縁枠が形成されると共に、該 ブリッジ形成部が所要にカット加工されることによって、左右のレンズ縁枠相互を連結 するブリッジが形成される如くなされており、又、該レンズ縁枠形成部の前面及び該 ブリッジ形成部の前面の形状は、形成せんとする眼鏡前枠の枠前面 (顔面側と反対 側の面)に合わせて形成されると共に、該レンズ縁枠形成部の後面及び該ブリッジ形 成部の後面の形状は、形成せんとする眼鏡枠の枠後面 (顔面側の面)に合わせて形 成されて!/ヽることを特徴とする眼鏡前枠製造基板。
[2] 前記レンズ縁枠形成部の前面は、使用されるレンズの突の球面に合わせた突球面 を有し、且つ前記レンズ縁枠形成部の後面は、使用されるレンズの凹の球面に合わ せた凹球面を有し、カット加工によって形成されるリムの、少なくとも内周縁の略全体 力 該突球面及び凹球面に位置することを特徴とする請求項 1記載の眼鏡前枠製造 基板。
[3] 前記左右のレンズ縁枠形成部に、前記レンズ縁枠の形成に支障のない範囲で開 口が設けられて 、ることを特徴とする請求項 1又は 2記載の眼鏡前枠製造基板。
[4] 前記左右のレンズ縁枠形成部の中央部分に、前記レンズ縁枠の形成に支障のな い範囲で開口が設けられていることを特徴とする請求項 1又は 2記載の眼鏡前枠製 造基板。
[5] 後側の左右端部分に、ョロイ形成用突部が後方向に突設されており、該ョロイ形成 用突部が所要にカット加工されることによって、テンプルを連結するためのョロイが形 成される如くなされていることを特徴とする請求項 1又は 2記載の眼鏡前枠製造基板
[6] 射出成形に用いる前記合成樹脂が、カーボンが 5〜30重量%混合されてなるカー ボン榭脂であることを特徴とする請求項 1又は 2記載の眼鏡前枠製造基板。
[7] 射出成形に用いる前記合成樹脂が、ナイロンにカーボンが 10〜25重量%混合さ れてなるカーボン榭脂であることを特徴とする請求項 1又は 2記載の眼鏡前枠製造基 板。
[8] 請求項 1記載の眼鏡前枠製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造す る眼鏡前枠の製造方法であり、前記レンズ縁枠形成部をカット加工することによって レンズ縁枠を形成すると共に、前記ブリッジ形成部をカット加工することによって、左 右のレンズ縁枠相互を連結するブリッジを形成することを特徴とする眼鏡前枠の製造 方法。
[9] 請求項 2記載の眼鏡前枠製造基板をカット加工することによって眼鏡前枠を製造す る眼鏡前枠の製造方法であり、前記レンズ縁枠形成部をカット加工することによって、 内周縁の略全体が前記突球面及び前記凹球面に位置するレンズ縁枠を形成すると 共に、前記ブリッジ形成部をカット加工することによって、左右のレンズ縁枠相互を連 結するブリッジを形成することを特徴とする眼鏡前枠の製造方法。
[10] 前記レンズ縁枠を、環状にカット加工して形成することを特徴とする請求項 8又は 9 記載の眼鏡前枠の製造方法。
[11] 前記レンズ縁枠を、レンズの上縁部分のみに又は下縁部分のみに装着されるもの としてカット加工して形成することを特徴とする請求項 8又は 9記載の眼鏡前枠の製 造方法。
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