JP3186149U - フード付き眼鏡 - Google Patents

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名古屋眼鏡株式会社
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【課題】眼鏡自体の強度、剛性を維持しつつ、フード部付近へ軟質樹脂を使用して顔面への密着性の向上と衝撃吸収効果を備えるとともに、軟質樹脂の部材の安易な脱落を防止する構造を備えたフード付き眼鏡を提供する。
【解決手段】レンズフレーム本体20に被着用者Hの顔面F側に延設されたフード部40を有するフード付き眼鏡10であって、フード部40はレンズフレーム本体20と同一の硬質材によって一体に形成されているとともに、フード部40の端部には顔面保護用の弾性材よりなる保護縁部50が形成されていて、保護縁部50はフード部40端部に断面コ字状に配設されており、かつフード部40端部近傍に穿設された貫通孔45に一体に埋入された連結部50を介して該フード部40と一体に形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、フード付き眼鏡に関し、特にフード部分に弾性材を備えたフード付き眼鏡に関する。
レンズを保持するフレーム(あるいはリムとも称する。)にフード部を備えたフード付き眼鏡は、防塵、花粉症対策、スポーツ時の目の保護等の用途で広く活用されている。また、眼科手術後の保護用としても利用されている(特許文献1参照)。一般にフード付き眼鏡は、フレームとフードを同一の樹脂材料として全体が一体に成形される。フレームはレンズを保持する都合上、撓み変形を生じにくくするため、硬質の樹脂材料から形成され、そのまま同じ樹脂材料によりフード部も形成される。このような一体成形されたフード付き眼鏡によると、フード部の大きさはフレームに依存した大きさになるため、一般に眼球周辺の皮膚が大きく覆われる。
フード付き眼鏡は眼球保護の目的から、顔面の眼窩の周辺の皮膚に密着あるいは僅かな距離で近接する。フード付き眼鏡に衝撃が加わり必要以上に顔面側に近づいた場合、フード部が顔面と接触して皮膚等が逆に傷つけられやすくなる。眼球周辺の皮膚を覆う都合上、フード部は不可避的に被着用者の顔面側に突き出た形態となる。また、フード部は大きく成形されると眉周辺と接触することとなり、まぶた等のやわらかい箇所に比べて傷つけられやすくなるおそれがある。
このような、フード部に起因する問題への対処として、フード部をフレームよりも軟質の樹脂から形成したフード付き眼鏡が提案されている(特許文献2等参照)。この種類のフード付き眼鏡によると、フード部に樹脂弾性が伴うことにより、顔面への密着性の向上と衝撃吸収効果も備わることとなり使い勝手や眼鏡の装着感もより良くなる。
しかしながら、ひとつの眼鏡においてフレームとフード部に異なる樹脂を使用することとなる。このため、フレームとフード部を別々に成形し、事後的にフレームにフード部を取り付けていた。特に、フード部の樹脂の弾性変形量が大きく、強固にフレームに固定することは容易ではなく、フード部の位置ずれや脱落を完全に回避することは困難であった。例えば、スポーツ用途の眼鏡を想定した場合に顕著である。フレームからフード部が外れやすいようであれば、逆にフレームの顔面への接触が懸念される。そこで、フード部に軟質の樹脂を用いることによる顔面への密着性の向上と衝撃吸収効果を備え、かつ、安易な脱落を防止する構造が切望されている。
実用新案登録第3092724号公報 特許第4095854号公報
本考案は、前記の点に鑑みなされたものであり、眼鏡自体の強度、剛性を維持しつつ、フード部付近へ軟質樹脂を使用して顔面への密着性の向上と衝撃吸収効果を備えるとともに、軟質樹脂の部材の安易な脱落を防止する構造を備えたフード付き眼鏡を提供する。
すなわち、請求項1の考案は、レンズフレーム本体に被着用者の顔面側に延設されたフード部を有するフード付き眼鏡であって、前記フード部は前記レンズフレーム本体と同一の硬質材によって一体に形成されているとともに、前記フード部の端部には顔面保護用の弾性材よりなる保護縁部が形成されていて、前記保護縁部は前記フード部端部に断面コ字状に配設されており、かつ前記フード部端部近傍に穿設された貫通孔に一体に埋入された連結部を介して該フード部と一体に形成されていることを特徴とするフード付き眼鏡に係る。
請求項2の考案は、前記保護縁部が、前記フード部を含むレンズフレーム本体を成形型にインサートしてこれと一体に成形された請求項1に記載のフード付き眼鏡に係る。
請求項3の考案は、前記保護縁部が、前記フード部の上側部分に配設された請求項1又は2に記載のフード付き眼鏡に係る。
請求項4の考案は、前記保護縁部が被着用者の眼窩と密接する曲面形状に配設された請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフード付き眼鏡に係る。
請求項5の考案は、前記保護縁部が熱可塑性エラストマーよりなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフード付き眼鏡に係る。
請求項1の考案に係るフード付き眼鏡によると、レンズフレーム本体に被着用者の顔面側に延設されたフード部を有するフード付き眼鏡であって、前記フード部は前記レンズフレーム本体と同一の硬質材によって一体に形成されているとともに、前記フード部の端部には顔面保護用の弾性材よりなる保護縁部が形成されていて、前記保護縁部は前記フード部端部に断面コ字状に配設されており、かつ前記フード部端部近傍に穿設された貫通孔に一体に埋入された連結部を介して該フード部と一体に形成されているため、当該眼鏡自体の強度や剛性を維持しつつ、フード部付近における被着用者の顔面への密着性の向上と衝撃吸収効果を得ることができるとともに、保護縁部のフード部からの脱落を効果的かつ確実に防止することができる。
請求項2の考案に係るフード付き眼鏡によると、請求項1の考案において、前記保護縁部が、前記フード部を含むレンズフレーム本体を成形型にインサートしてこれと一体に成形されたため、事後的な保護縁部の取り付け作業を省略して連続的に行うことができ、製造効率が向上する。
請求項3の考案に係るフード付き眼鏡によると、請求項1又は2の考案において、前記保護縁部が、前記フード部の上側部分に配設されたため、フード部が眉周辺と当たったとしても額を傷つけにくくなる。
請求項4の考案に係るフード付き眼鏡によると、請求項1ないし3のいずれかの考案において、前記保護縁部が被着用者の眼窩と密接する曲面形状に配設されたため、小さなゴミや埃等の異物がフード部内に入りにくくなり、より目の保護性能を向上させることができる。
請求項5の考案に係るフード付き眼鏡によると、請求項1ないし4のいずれかの考案において、前記保護縁部が熱可塑性エラストマーよりなるため、加工(製造)が容易であるとともに、極めて良好な樹脂弾性を備えることができて、安全性がより高まる。
本考案のフード付き眼鏡の背面側からの全体斜視図である。 レンズフレーム本体の正面図である。 レンズフレーム本体の背面図である。 フード部付近の上面図である。 フード付き眼鏡の左側面図である。 フード付き眼鏡の着用時の左側からの部分概要図である。 フード付き眼鏡の着用時の上側からの部分概要図である。 フード部を含むレンズフレーム本体の縦端面図である。 フード部の端部近傍の部分上面図である。 保護縁部の部分斜視図である。 フード部を含むレンズフレーム本体の成形方法の概略断面図である。 フード部に保護縁部を一体に形成する方法の概略断面図である。
図1,2に示す本考案の一実施例に係るフード付き眼鏡10は、防塵、花粉症対策、スポーツ時や眼科手術後等の目の保護用等の用途で活用されるものであって、レンズ11と、レンズフレーム本体20と、テンプル30と、フード部40とを有する。レンズ11は、被着用者Hの右目に対応する右レンズ11Rと、被着用者Hの左目に対応する左レンズ11Lとからなる。このレンズ11は、ガラスレンズやプラスチックレンズ等の公知のメガネレンズが用いられる。
レンズフレーム本体20は、図1〜図4に示すように、レンズ11を保持するものであって、右レンズ11Rを保持する右フレーム部21と、左レンズ11Lを保持する左フレーム部22と、各フレーム部21,22を接続するブリッジ23とを有する。このレンズフレーム本体20の材質としては、グリルアミド等のポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の公知の眼鏡フレームとして使用可能な硬質材(樹脂材料)が好適に用いられる。
また、レンズフレーム本体20では、図1〜図4に示すように、各フレーム部21,22の外端部に後述するテンプル30を接続するための智(ヨロイ)25が設けられている。実施例では、右フレーム部21の右端部に右側智26、左フレーム部22の左端部に左側智27が、それぞれ対応するフレーム部21,22と一体に成形される。このため、フード付き眼鏡10を構成する部品が少なく、容易に製造することができる。
テンプル30は、図1,2,4に示すように、被着用者Hの耳に掛けてレンズフレーム本体20を被着用者Hの顔面F側に保持するものであって、レンズフレーム本体20の智25にヒンジ部35を介して折り畳み可能に接続される。実施例のテンプル30は、図1,5に示すように、先端側が下方に屈曲して形成されており、耳に掛かりやすくして着用時のレンズフレーム本体20のズレを抑制するように構成される。図において、符号31は右側智26に接続される右テンプル、32は左側智27に接続される左テンプルである。
フード部40は、図1,3〜7に示すように、レンズフレーム本体20に被着用者Hの顔面F側(レンズフレーム本体20の裏側)へ延設された部分であって、被着用者Hの眼球の周辺とレンズ11との隙間を覆うことにより、前記隙間からの小さなゴミや埃等の異物の侵入を抑制して眼球を保護する。このフード部40は、レンズフレーム本体20と同一の硬質材によって一体に形成されている。そのため、当該眼鏡10自体の強度や剛性を維持することができる。なお、図中の符号41は右フレーム部21から一体に延設された右フード部、42は左フレーム部22から一体に延設された左フード部である。
このフード部40では、図8に示すように、端部にフード部40の厚みより肉薄な肉薄部43が形成されている。肉薄部43は、少なくともフード部40の上側端部に形成される。実施例では、フード部40の上側端部に上側肉薄部43A、下側端部に下側肉薄部43Bがそれぞれ形成されている。また、図9に示すように、このフード部40端部近傍の肉薄部43には、少なくとも1以上の貫通孔45が穿設されている。貫通孔45は、複数形成される場合、端部に沿って略直列状に設けられる。
上記フード部40にあっては、図1,3〜8に示すように、端部の肉薄部43に被着用者Hの顔面保護用の保護縁部50が形成されている。保護縁部50は、弾性材よりなり、少なくともフード部40の上側部分に配設される。実施例では、フード部40の上側肉薄部43Aに配設された上側保護縁部50Aと、下側肉薄部43Bに配設された下側保護縁部50Bからなる。保護縁部50を構成する弾性材としては、被着用者Hの顔面Fとの接触時に跡が付いたり傷付けたりしにくく、かつ、痛みを感じにくい適宜の材料が使用され、例えば、合成ゴムやシリコーン樹脂の他、ウレタン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等を使用することができる。特に、熱可塑性エラストマーとすれば、加工(製造)が容易であるとともに、極めて良好な樹脂弾性を備えることができて、安全性がより高まる。このように、フード部40端部の肉薄部43に弾性材よりなる保護縁部50を設けることにより、フード部40付近における被着用者Hの顔面Fへの密着性の向上と衝撃吸収効果を得ることができる。
保護縁部50は、図8,10に示すように、フード部40の端部(特に肉薄部43)に嵌着可能な嵌着凹部52を有する断面略コ字状の保護縁部本体51と、保護縁部本体51の嵌着凹部52内に設けられてフード部40端部近傍に穿設された貫通孔45に埋入される連結部55とからなり、連結部55を介してフード部40と一体に形成される。実施例の連結部55は、嵌着凹部52の内上面52Aと内下面52Bとの間に一体形成された略円柱形状の部位であり、フード部40の貫通孔45と同数設けられる。この保護縁部50にあっては、断面略コ字状の保護縁部本体51がフード部40の端部(肉薄部43)に嵌着されるとともに、連結部55がフード部40端部近傍の貫通孔45に埋入されるため、フード部40からの脱落を効果的に防止することができる。また、保護縁部50の保護縁部本体51はフード部40の厚みと略等しい厚みを有しており、フード部40との間に段差が形成されないため、一体感が得られて外観性や意匠性の妨げにならない。
上記保護縁部50にあっては、図4,6,7に示すように、先端部が被着用者Mの眼窩(ここでは、眼球Eを取り巻く頭蓋骨の窪み及びその周辺部分を指す。)と密接する曲面形状54に形成されている。実施例では、フード部40とともに被着用者の眼窩対して環状に接するように構成され、被着用者Hの顔面Fの凹凸に対応した形状、特に眼球周りの眼窩近傍に対応した曲面形状54に形成される。そのため、図6に示すように、被着用者Hの顔面Fに対応して環状に眼窩周辺を覆うことが可能となり、顔面の目尻側まで覆うことができ、小さなゴミや埃等の異物がフード部40内に入りにくくなり、より目の保護性能を向上させることができる。
また、図6から把握されるように、被着用者Hの眉の下付近に上側保護縁部50Aが位置し、眼球下の眼窩に下側保護縁部50Bが位置する。したがって眼窩の左右方向のみならず、上下方向も十分に保護される。そして、上側保護縁部50Aは眉よりも下に位置するため、フード部40が眉周辺と当たったとしても額を傷つけにくくなる。なお、フード部40の先端部及び保護縁部50の先端部は、被着用者Hの顔面Fに接するため、面取り状に形成される。これにより、被着用者Hはフード部40や保護縁部50の先端が肌に当接した時にも痛みを感じにくい。
次に、本考案のフード付き眼鏡10の製造方法を説明する。ここに図示し説明する製造方法は一例であり、必ずしも限定されるものではない。まず、フード部40を含むレンズフレーム本体20を成形するために、図11に示すように、成形チャンバ105を有するレンズフレーム本体用の成形型100を用いた公知の射出成形が行われる。実施例の成形型100は、複数(このでは3つ)の割り型101,102,103からなり、各割り型101,102,103の成形面101a,102a,103aによって、フード部40を含むレンズフレーム本体20のための成形チャンバ105が形成される。なお、図の符号104は割り型103に形成された射出装置の挿入口、110は挿入口104に挿入される射出装置の射出ノズルである。
上記レンズフレーム本体20の成形方法では、割り型101,102,103によって成形型100を形成した後、公知の射出成形機(射出ノズル110)からポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の適宜の樹脂材料を射出して行われる。これにより、右フレーム部21と左フレーム部22とブリッジ23と智25とが一体に形成されたレンズフレーム本体20と、肉薄部43が形成された右フード部41及び左フード部42を有するフード部40とが一体成形される。このようにして得られたフード部40を含むレンズフレーム本体20では、フード部40の端部近傍に形成された肉薄部43に、貫通孔45が適宜必要数穿設される。あるいは、成形型により直接貫通孔45を形成してもよい。
次に、フード部40の端部に保護縁部50を形成するために、図12に示すように、肉薄部43に貫通孔45が形成されたフード部40を含むレンズフレーム本体20が保護縁部用の成形型120にインサートされて、公知の射出成形が行われる。実施例の成形型120は、複数(このでは3つ)の割り型121,122,123からなり、割り型121,122にレンズフレーム本体20を収容する収容凹部121a,122aがそれぞれ形成されているとともに、割り型123にフード部40の端部の肉薄部43を覆うように設けられた保護縁部50のための成形面123aが形成されている。なお、図の符号124は割り型123に形成された射出装置の挿入口、125はレンズフレーム本体20のフード部40(薄肉部43)と割り型123の成形面123aとで構成される成形チャンバ、130は挿入口124に挿入される射出装置の射出ノズルである。
上記保護縁部50の成形方法では、割り型121,122の収容凹部121a,122aにレンズフレーム本体20を収容し、割り型103を組み付けて成形型120を形成した後、公知の射出成形機(射出ノズル130)から熱可塑性エラストマー等の適宜の樹脂材料を射出して行われる。射出成形機(射出ノズル130)から射出された樹脂材料は、フード部40端部の肉薄部43に形成された貫通孔45を含む成形型120の成形チャンバ125内に充填される。そのため、フード部40(肉薄部43)の貫通孔45に連結部55が一体に埋入された状態で保護縁部50がフード部40端部の肉薄部43に一体に形成される。このように、フード部40を含むレンズフレーム本体20を成形型120にインサートして保護縁部50を一体成形すれば、事後的な保護縁部50の取り付け作業を省略して連続的に行うことができ、製造効率が向上する。
なお、レンズフレーム本体20のフード部40に保護縁部50を形成した後、レンズフレーム本体20の各フレーム部21,22にレンズ11(11R,11L)が取り付けられるとともに、レンズフレーム本体20の智25(26,27)にヒンジ部35を介してテンプル30(31,32)が取り付けられることにより、フード付き眼鏡10の製造が完了する。
以上図示し説明したように、本考案のフード付き眼鏡10では、レンズフレーム本体20に一体に延設されたフード部40がレンズフレーム本体と同一の硬質材によって形成されているとともに、フード部40の端部に顔面保護用の弾性材よりなる保護縁部50が形成されているため、当該眼鏡10自体の強度や剛性を維持しつつ、フード部40付近における被着用者Hの顔面Fへの密着性の向上と衝撃吸収効果を得ることができる。特に、保護縁部50がフード部40端部に断面コ字状に配設されており、かつフード部40端部近傍に穿設された貫通孔45に一体に埋入された連結部55を介して該フード部40と一体に形成されているため、保護縁部50のフード部40からの脱落を効果的かつ確実に防止することができる。
また、保護縁部50を少なくともフード部40の上側部分に配設すれば、フード部40が被着用者Hの眉周辺と当たったとしても額を傷つけにくくなる。さらに、保護縁部50を被着用者Hの眼窩と密接する曲面形状48に配設することで、着用時に小さなゴミや埃等の異物がフード部40内に入りにくくなり、より目の保護性能を向上させることができる。加えて、保護縁部50を熱可塑性エラストマーとすれば、加工(製造)も容易であるとともに、極めて良好な樹脂弾性を備えることができて、安全性がより高まる。
さらに、保護縁部50は、フード部40を含むレンズフレーム本体20を成形型120にインサートして一体に成形されるため、事後的な保護縁部50の取り付け作業を省略して連続的に行うことができ、製造効率が向上する
なお、本考案のフード付き眼鏡は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、実施例では、保護縁部をフード部の上側端部と下側端部に設けたが、これに限らず、フード部端部全周に亘って設ける等、フード部端部の適宜の部分に設けることができる。
10 フード付き眼鏡
11 レンズ
11R 右レンズ
11L 左レンズ
20 レンズフレーム本体
21 右レンズ部
22 左レンズ部
23 ブリッジ
25 智
30 テンプル
40 フード部
41 右フード部
42 左フード部
43 肉薄部
45 貫通孔
48 曲面形状
50 保護縁部
55 連結部
H 被着用者
F 顔面

Claims (5)

  1. レンズフレーム本体に被着用者の顔面側に延設されたフード部を有するフード付き眼鏡であって、
    前記フード部は前記レンズフレーム本体と同一の硬質材によって一体に形成されているとともに、前記フード部の端部には顔面保護用の弾性材よりなる保護縁部が形成されていて、
    前記保護縁部は前記フード部端部に断面コ字状に配設されており、かつ前記フード部端部近傍に穿設された貫通孔に一体に埋入された連結部を介して該フード部と一体に形成されていることを特徴とするフード付き眼鏡。
  2. 前記保護縁部が、前記フード部を含むレンズフレーム本体を成形型にインサートしてこれと一体に成形された請求項1に記載のフード付き眼鏡。
  3. 前記保護縁部が、前記フード部の上側部分に配設された請求項1又は2に記載のフード付き眼鏡。
  4. 前記保護縁部が被着用者の眼窩と密接する曲面形状に配設された請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフード付き眼鏡。
  5. 前記保護縁部が熱可塑性エラストマーよりなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフード付き眼鏡。
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