JP4194792B2 - 眼鏡付属物の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアクセサリー等の眼鏡付属物を眼鏡に装着するための眼鏡及び眼鏡付属物における取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡は、視力矯正などの目的で用いられてきたが、顔の前面に装着することからファッション的要素も重視され、古くから装飾の施された眼鏡が提供されている。また、サングラスが太陽光線から眼球を保護する目的とともに装飾目的としても、通常の眼鏡とは別に使用されている。また、釣りの場合には水面における反射光を調節して水中の様子を確認するために、偏光グラスが使用されている。更に、眼鏡使用者の鼻の高さが夫々異なることから、眼鏡フレームとは別に高さ調整可能な鼻当てを付設した眼鏡が提供されている。
【0003】
ところが、従来の眼鏡における前記付属物は眼鏡フレームやレンズと一体的に形成されたものが殆どであり、使用目的にあわせて装飾を変えたい場合には一つの眼鏡では対応できなかった。また、太陽光線の眩しい場合には通常の眼鏡に代えてサングラスの使用を必要とする場合もあった。そのため、使用目的毎に多数の眼鏡を揃えておかなければならず、経済的負担が大きいとともに保管、携帯などにも不便であった。また、眼鏡は使用者の鼻の高さに合わせたものが必要であり、目的に合致した眼鏡を使用する際、自己の鼻の高さに合わせて眼鏡を調整するのは容易ではなかった。
【0004】
そのため、一つの眼鏡に後から取付けられるアクセサリ等の眼鏡付属物が特開平8−262378号公報、特開平9−43553号公報、特開平9−179077号公報、特開平10−142563号公報、特開2001−242426号公報等に提示されている。また、通常使用している眼鏡の正面に係止具で装着するカバーサングラスや偏光グラスも提供され、視力矯正効果を保持しながら各々の使用目的を達成している。
【0005】
しかしながら、特開平8−262378号公報に提示されている眼鏡付属物はフレームにあらかじめネジを設けて取り付けるものであり、着脱に工具を必要としたり、不使用時にネジが露出するため美麗でないなどの欠点があった。また、特開平9−43553号公報に提示されている眼鏡付属物はフレームにあらかじめ付属物係止用切り欠き部を設けるものであるが、加工が容易ではないため多種類の眼鏡にかかる係止構造を設けるのは困難であり、しかも着脱に手間がかかるなどの欠点があった。
【0006】
そこで、眼鏡にあらかじめ係止構造を必要としない眼鏡付属物が、特開平9−179077号公報および特開2001−242426号公報に提示されている。これらの眼鏡付属物は、鈎状の係止構造により眼鏡フレームに装着するものであるが、眼鏡フレームが太い場合には装着できなかったり、フレームが細い場合にはフレーム上で十分に固定できない等の欠点があった。また、これらの眼鏡付属物はテンプル(つるの部分)に装着するものであって、眼鏡前面におけるレンズやレンズフレームには装着できないため、ファッションにおいて重要な顔の正面における装飾効果は期待できなかった。
【0007】
これに対し、眼鏡側には取付孔を設けるだけで多種類の眼鏡に手軽に装着出来るピアスタイプの眼鏡付属物が、特開平10−142563号公報に提示されている。この眼鏡付属物は、眼鏡側には貫通孔を設けるのみでよいため、眼鏡に後からドリル等で孔を設ければ容易に多種類の眼鏡に装着でき、しかもフレームのみではなくレンズにも装着できるものである。
【0008】
しかしながら、この眼鏡付属物はピアスと同様に眼鏡内側に突出したピンに係止部材を固定するか、イヤリングのように係止部材を眼鏡内側から係止孔に掛止して固定する構造であるため、眼鏡内側に突出部分が生じて美麗でないばかりか、使用者の皮膚を傷つけるおそれもあった。また、取付孔に直接ピンを固定するため眼鏡付属物がガタついたり、取付孔部分から眼鏡が破損する危険もあった。そして、装着においては微小な係止部材を眼鏡の内側からピンに係止等する等、かかる作業は容易ではなかった。
【0009】
一方、従来の後から眼鏡に装着するカバーサングラスや偏光グラスは、係止具が表面に露出するためファッション性に欠け、係止具自体が重いとともに突出部を有するため使用者にとって危険でもあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の眼鏡付属物が有する前記問題点を解決しようとするものであり、眼鏡には複雑な加工を必要とせず、多種類の眼鏡において好みの位置に目的の眼鏡付属物を容易に装着可能とし、装着した眼鏡付属物及び係止部材を容易に眼鏡から取り外すことを可能とすることである。
【0011】
また、付属物を装着した眼鏡の美観を損なわないと同時に使用者が安全に使用できるようにして、しかも取付部における眼鏡及びその付属物の破損を防ぎ、更には、眼鏡付属物の眼鏡への取付が困難なフレームの細い眼鏡の場合にも、取付可能とすることにある。
【0012】
更に、カバーサングラス等の大きな眼鏡付属物や、鼻当てパッド等の眼鏡調整用付属物を堅固に眼鏡に装着して、各々の使用目的を達成できるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明である眼鏡付属物の取付構造は、眼鏡に形成した取付孔からなる取付部と、前記取付孔に挿入する弾性体よりなる管状の係止部材と、前記係止部材の管孔に挿入する眼鏡付属物の背面に突出した係止ピンとからなる眼鏡付属物の取付構造であって、 前記眼鏡における取付部が、屈曲可能な取付帯を基端に延設され、レンズフレームに前記取付帯を捲着してレンズを嵌入することによりレンズフレームの外周上に付設されていることを特徴とし、前記係止ピンを前記係止部材を介して眼鏡の前記取付孔に挿入すれば、前記係止部材の有する弾性により、前記眼鏡用付属物は眼鏡に堅固に固定される。
【0014】
また、前記係止部材を基端部にフランジを設けるとともに全体として砲弾状の構造にすることで、前記係止部材は前記取付孔に容易に挿入されるとともにその開口部に前記フランジが掛かって停止する。また前記フランジを把持して引けば容易に前記係止孔から前記係止部材は取り外される。さらに前記係止部材の先端部に連続して前記取付孔より小径の差込み用案内部材を一体に突設する構造にすれば、前記係止部材は前記取付孔に一層容易に挿入される。
【0015】
また、取付部を眼鏡に設ける場合、取付孔を有する取付部材をフレームに付設した構造にすることで、フレームの細い眼鏡にも取付部を設けることができる。かかる場合、前記取付部材の基端に屈曲可能な取付帯を延接した構造にすれば、前記取付帯をレンズフレームに捲着した後にレンズを嵌入することにより取付帯が挟持され、前記取付部をレンズフレームの外周上に堅固に付設することができる。
【0016】
そして、眼鏡付属物を眼鏡正面をカバーするカバーサングラスや偏光グラスとすれば、前記係止部材を介して係止することで眼鏡に堅固に装着され、サングラスや偏光グラスとしても使用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0018】
図1乃至図4は本発明における第1の実施の形態を示すものであり、眼鏡1の左右レンズフレームの両外側端に各々設けられた取付孔2,2と、背面に前記取付孔2,2に各々対応する位置に2本の係止ピン4,4を設けた眼鏡付属物3Aと、係止部材5,5とからなる眼鏡付属物の取付構造である。
【0019】
眼鏡付属物3Aは、左右が繋がったまゆ毛を表現した装飾体を本体とし、眼鏡における左右のレンズフレーム1bの正面上部をカバーする形状を有している。なお、眼鏡付属物3Aの素材は、成型のし易さ、軽さ、安全性の点から弾性を有する合成樹脂材が優れている。
【0020】
係止部材5は、基端から先端に貫通した管孔5bを有して挿入部5aを形成し、基端部外周には取付孔2より大径のフランジ5dを設け全体として砲弾状に形成され、挿入部5aの外径は眼鏡の取付孔2とほぼ同径である。尚、係止部材5における取付孔2への挿入部5aの長さは取付孔2の孔長以下であることが、眼鏡内側に突出部を生じない点で好ましい。また、係止部材5は挿入のしやすさ、係止力の点から、ゴムまたはシリコン樹脂等の弾性体を素材とすることが推奨される。
【0021】
係止ピン4は釘状の形状を有して先端は丸みを帯びており、胴部より大径の基部(図示せず)が眼鏡付属物3Aの背面側に埋入固定され、その外部に露出している胴部は、外径が係止部材5の管孔5bより僅かに大径である。なお、係止ピン4の胴部の長さは管孔5b及び取付孔2の孔長以下であることが係止ピン4の先端が眼鏡の内側に突出しない点で好ましい。
【0022】
本実施の形態は、図3に示すように眼鏡付属物3Aの背面に設けた左右の係止ピン4,4を係止部材5,5を介して左右の眼鏡フレーム1b,1bに設けた取付孔2,2に各々挿入すれば、図2のように眼鏡付属物3Aは離れた2個所の取付部により眼鏡1に堅固に装着される。かかる場合、係止部材5の先端が丸みを帯びているため、係止ピン4を係止部材5の管孔5bに挿入して係止部材5の先端を眼鏡1の左右の取付孔2に挿入するのは容易である。
【0023】
また、係止部材5を管孔5bに挿入するとき、フランジ5dが基端に設けてあるので、挿入時において取付孔2の開口部にフランジ5dが掛かりその位置で停止するため、充分に差し込むことができ、フランジのない係止部材を挿入した場合のように係止部材が係止孔2に埋入されて取出し困難となることがない。また、フランジ5dが眼鏡1と眼鏡付属物3Aとの間におけるクッションの役割も果たすため、眼鏡1および眼鏡用付属物3Aが取付部において破損したり、眼鏡付属物3Aがガタつくことを防ぐはたらきもある。
【0024】
尚、太さの異なる係止ピンを有する眼鏡付属物を装着したい場合は、かかる係止ピンの外径と合致した内径の管孔を有する係止部材を用いることになるが、既に異なる管孔の係止部材5を施設してある場合には、フランジ5dを把持して引けば係止部材5を係止孔2から容易に取り外して他の係止部材に交換することもできる。
【0025】
図5は、本実施の形態における異なる係止部材5を示すものであり、前記図4における係止部材5の先端に取付孔2より小さく先端に向かって収束する外径の差込み用案内部材5cを一体に突設した点が異なる。このような係止部材5は、差込み用案内部材5cの先端が細くなっているので取付孔2に差し込み易く、また、差し込んで眼鏡内側に突出した差込み用案内部材5cを把持してフランジ5dが取付孔2の開口部に掛かるまで引くことによりきわめて容易に挿入部5aを取付孔2内に没入させることができる。
【0026】
尚、本実施の形態では係止部材5の挿入部5aの長さと取付孔2を形成するレンズフレーム1bの厚さとがほぼ等しいため、レンズフレーム1bに形成した取付孔2を外側から内側へと貫通させた孔としたが、レンズフレーム1bの厚さが充分厚い場合には有底の孔であっても良い。
【0027】
また、挿入部5aの長さが取付孔2の孔長より長い係止部材5または、先端に差込み用案内部材5cを形成した係止部材5を用いた場合は、装着時においては眼鏡1の内側に係止部材5の挿入部5aあるいはその先端に形成した差込用案内部材5cが突出する。この場合、かかる突出部を爪切りやカッター等の切断具を用いて眼鏡の内側表面に沿って切除すれば、外部に突出しないため美観を損なわず、使用時に皮膚を傷つける心配もない。
【0028】
また、本実施の形態においては、眼鏡付属物3Aの背面に設けた係止ピン4は係止部材5の管孔5bより僅かに大径としてあるため、係止ピン4を管孔5bに挿入すると係止ピン4は挿入部5aの弾性により管孔5bに堅固に係止されるとともに挿入部5aの外径は取付孔2より僅かに大径となるため、かかる挿入部5aを取付孔2に押圧挿入すると、その弾性により取付孔2の内壁に挿入部5aの外壁が付勢され、係止部材5は取付孔2に堅固に係止されるので、係止ピン4は取付孔2に堅固に係止されることになる。
【0029】
尚、係止ピン4の外径は必ずしも管孔5bより大径である必要はなく、少なくとも管孔5bと同径であればよい。また、係止ピン4の先端は丸みを帯びているため、係止ピン4の管孔5bへの挿入は容易であるとともに管孔5bへ差し込む際に皮膚を傷つける心配がない。
【0030】
本実施の形態においては、左右の眼鏡フレームの外側両端に設けられた取付孔2,2に対応した位置に、眼鏡付属物3Aの背面において係止ピン4,4が各々設けられており、複数の離れた取付部において係止することによって強い固定力が得られ、眼鏡付属物3Aは左右のレンズフレーム1b,1bの上部をカバーするように眼鏡に堅固に装着される。なお、本実施の形態において、係止部材5の管孔5bに係止ピン4を挿入しながら取付孔2に押入れたが、係止部材5を前もって取付孔2に挿設しておき、後から管孔5bに係止ピン4を押入れて係止してもよい。
【0031】
尚、本実施の形態においては取付孔2,2をレンズフレーム1b,1bに設けたが、図6に示すように取付孔2,2を眼鏡レンズ1c,1cに設けても同様である。特にレンズフレームを有しない眼鏡の場合においては取付孔2を眼鏡レンズ1cに設けることにより本発明を実施する必要性が大となるが、かかる場合においても弾性を有する係止部材5を介して係止ピン4を取付孔2に係止することで、取付孔2における眼鏡レンズ1cの破損を防ぐことができ、係止部材5のフランジ5dにより眼鏡付属物3Aが直接眼鏡レンズ1cに接触しないことにより眼鏡レンズ1cが傷つくことを避けることが出来る。
【0032】
また、図7に示すように取付孔2を有する取付部材7Bをレンズフレーム1bに付設すれば、フレームが細い眼鏡であっても取付孔2を有する取付部を設けることが出来る。かかる場合、眼鏡フレームが金属製であれば、金属製の取付部材を溶着すること等により係止孔2を設けることができる。尚、取付部材7Bはレンズフレームだけではなくブリッジやヨロイ、またはテンプル等の眼鏡フレームにも同様に接着剤による接着や溶着等により付設することもでき、更に眼鏡フレームを成形する際にフレームと一体に成形して設けることもできる。
【0033】
図8乃至図12は本発明の第2の実施の形態であって、取付孔2を有する取付部材7に延設された屈曲可能な取付帯7aを眼鏡のレンズフレーム1bに捲着することにより設けた取付部と、背面に係止ピン4を設けたバッジ状の眼鏡付属物3Bと、係止部材5とからなる眼鏡付属物の取付構造である。
【0034】
取付部材7は、取付孔2を有し屈曲可能な帯状の取付帯7aがその基端に延設されている。取付部材7は耐久性、加工容易性等の点からステンレス等の金属で成型することが好ましく、取付帯7aは柔軟性、固定力の点から軟鉄板等の屈曲性を有する金属等で成型することが好ましいが、屈曲性を有する素材により取付部材7と一体に形成してもよい。3Bは眼鏡付属物であって、動物のキャラクターを表現したバッジ状の装飾体の背面に係止ピン4を1本設けた構造としている。また、取付孔2,係止ピン4,係止部材5の構造および作用は前記第1の実施の形態と同様である。
【0035】
本実施の形態において、取付部材7をレンズフレーム1bに付設して眼鏡に取付部を設けるには、図10(A)に示すようにレンズ1cをはずした状態のレンズフレーム1bに、図10(B)に示すように取付帯7aを巻き込んで屈曲させ、取付部材7をレンズフレーム1bの外周部に固定した後に、図10(C)に示すようにレンズ1cを嵌入すれば、屈曲性を有する取付帯7aは、レンズフレーム1bを巻き込んだ状態でレンズフレーム1bとレンズ1cにより挟持されるので(図10(D)参照)、取付部材7はレンズフレーム1bに堅固に付設される。
【0036】
上記のように付設された取付部材7の取付孔2に、眼鏡付属物3Bの背面に設けた係止ピン4を係止部材5を介して挿入することで、眼鏡付属物3Bはレンズフレーム1bに堅固に装着される。本実施の形態においては眼鏡付属物3Bは図11,図12に示すように小さなバッジ状であるため、一つの取付部のみでしっかりと眼鏡に装着されるが、この一つの取付部を中心に装飾体3bを回転することも可能であるため、一定の模様や形状を有する眼鏡付属物の場合、上下左右の位置合わせが可能であるとともに係止する方向を色々と変えることにより、複数の異なった印象の装飾を表現することもできる。
【0037】
図13は本発明における第3の実施の形態を示すものであり、前記図1乃至図4に示した本発明第1の実施の形態における眼鏡用付属物3Aを眼鏡の正面をカバーするサングラスタイプの眼鏡付属物3Cにしたものである。本実施の形態においても眼鏡付属物3Cの背面の左右両端に係止ピン4,4を設けて(図示せず)、図1における眼鏡1のレンズフレームの左右両端に設けた取付孔2,2に係止部材を介して挿入すれば、カバーサングラスである眼鏡付属物3Cは眼鏡1に堅固に装着されて、サングラスとして使用することが出来る。なお、本実施の形態における眼鏡用付属物はカバーサングラスであるが、これを偏光グラスとした場合にも同様に実施できる。
【0038】
図14は本発明における第4の実施の形態を示すものであって、眼鏡用付属物を鼻当てパッドとし、取付部を眼鏡のブリッジに設けた場合の眼鏡付属物の取付構造である。ブリッジ部1dに設けた2つの取付孔2,2に鼻当てパッドである眼鏡付属物3Dの正面上部に設けた2本の係止ピン4,4を、眼鏡の内側から係止部材5,5を介して挿入して係止する。
【0039】
本実施の形態においては、ブリッジ1dの取付孔2,2に対し、眼鏡内側から係止ピン4,4を係止部材5,5を介して挿入すれば、鼻当てパッドである眼鏡付属物3Dはブリッジ1dに容易にしかも堅固に装着され、自己の鼻の高さに合わせた眼鏡として使用することが出来る。なお、本実施の形態に加えて眼鏡付属物がカバーサングラスである場合の実施の形態を複合して実施すること等、複数の実施の形態を複合して実施することが可能であることは言うまでもない。
【0040】
なお、本発明における眼鏡付属物に磁石を設ければ、装飾効果等に加えて磁力線効果を任意の目的位置に安定的に固定して適用することが可能となり、肩凝りや頭痛等を効果的に改善する効果が期待できる。また香料のカプセルを保持する凹部構造或いはポケットを装飾体の背面に設け、眼鏡の外面との間にカプセルを保持する構造として、かかる保持部から香料を外部に放出する孔を設ければ、装飾体の着脱が容易であることから香料の充填・入れ替えは容易となる。したがって使用する時・場所・目的にあわせて好みの香りを楽しんだり、アロマテラピー効果等を期待することもできるようになる。例えばバニラ香料あるいはグレープフル−ツ香料等の、人体内で中性脂肪を燃焼させる蛋白質を放出させる作用を有する香料を含有・放出するカプセルを充填すれば、鼻の位置に近いことから、微量の香料で優れたダイエット効果を期待することもできる。
【0041】
更に、本発明における眼鏡付属物を電磁波防止効果のあるトルマリン粉末や銅合金等を合成樹脂等に含有させて成型或いはコーティングすれば、かかる効果を所定の目的部分に簡易にしかも安定的に適用する事ができる。例えば、かかる効果を有する眼鏡付属物を眼鏡側部(テンプル)に装着すれば、耳に近いことから携帯電話の使用により発生する電磁波から側頭部を簡易に保護することができ、レンズフレームまたはブリッジに装着すれば、OA機器等から発生する電磁波から前頭部を効果的に保護することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明である眼鏡付属物の取付構造は、上記のように眼鏡には所定の部分に取付孔を形成した取付部を設けるのみで複雑な工程を必要とせず、係止ピンをフランジを設けた係止部材を介して眼鏡の取付孔に挿入する取付構造にしたことにより、眼鏡付属物を多種類の眼鏡において好みの位置に容易に装着可能とし、装着された眼鏡付属物および係止部材を眼鏡から容易に取り外すことを可能とする効果がある。さらに係止部材の先端に差込み用案内部材を設けることにより、眼鏡付属物は一層容易に装着できる。
【0043】
また、取付構造が表面に露出しない構造を採用したことで、眼鏡およびその付属物の有する美観を損なわず、しかも係止部材が眼鏡内側に突出しないため、眼鏡付属物の装着時の安全性を確保できる効果もある。更に、係止部材に設けたフランジにより取付部における眼鏡と眼鏡付属物の破損やガタつきを防ぐこともできる。
【0044】
また、取付孔を設けた取付部材をフレームに付設する構造にすることでフレームの細い眼鏡にも眼鏡付属物を容易に装着できるようになり、更に取付部材に取付帯を付設することで一層容易に眼鏡付属物を装着できるようになる。
【0045】
そして、カバーサングラスのような大きな眼鏡付属物や、任意の高さの鼻当てパッド等の眼鏡調整用付属物を複数の取付部で眼鏡に装着することで、激しい動きにも耐えうる実用性の高い眼鏡付属物の止着性能を発揮して各々の使用目的を達成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態における、眼鏡付属物装着前の状態を示す正面図である。
【図2】図1の眼鏡付属物を装着した状態を示す正面図である。
【図3】図1の眼鏡付属物の眼鏡への装着方法を示す右側面図(テンプル部略)である。
【図4】図3における係止部材の拡大斜視図である。
【図5】係止部材における実施の形態の一例を示す拡大斜視図である。
【図6】取付孔を眼鏡レンズに設けた場合の正面図である。
【図7】取付孔を設けた取付部材を眼鏡フレームに付設した場合の正面図である。
【図8】本発明第2の実施の形態において、取付孔と取付帯とを設けた取付部材を示す正面図である。
【図9】図8における取付部材の左側面図である。
【図10】図8における取付部材のレンズフレームに対する装着方法を示す切断端面図である。
【図11】図10における装着後の取付部材に対する眼鏡付属物の装着方法を示す切断端面図である。
【図12】図11における眼鏡付属物の正面図である。
【図13】眼鏡付属物をカバーサングラスとした場合の正面図である。(係止構造は図示せず)
【図14】眼鏡付属物を鼻あてパッドとした場合の装着前の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 眼鏡、1b レンズフレーム、1c レンズ、1d ブリッジ、2 取付孔、3A,3B,3C,3D 眼鏡付属物、4 係止ピン、5 係止部材、5a 挿入部、5b 管孔、5c 差込み用案内部材、5d フランジ、7,7B 取付部材、7a 取付帯

Claims (7)

  1. 眼鏡に形成した取付孔からなる取付部と、前記取付孔に挿入する弾性体よりなる管状の係止部材と、前記係止部材の管孔に挿入する眼鏡付属物の背面に突出した係止ピンとからなる眼鏡付属物の取付構造であって、 前記眼鏡における取付部が、屈曲可能な取付帯を基端に延設され、レンズフレームに前記取付帯を捲着してレンズを嵌入することによりレンズフレームの外周上に付設されていることを特徴とする眼鏡付属物の取付構造。
  2. 前記係止部材が、基端部にフランジを有し全体として砲弾状である請求項1記載の眼鏡付属物の取付構造。
  3. 前記係止部材が、先端部に連続して前記眼鏡における取付孔より小径の差込み用案内部材を一体に突設した請求項1または2記載の眼鏡付属物の取付構造。
  4. 前記眼鏡付属物が、カバーサングラスまたは偏光グラスである請求項1,2または3記載の眼鏡付属物の取付構造。
  5. 前記眼鏡付属物に磁石が設けられている請求項1,2,3または4記載の眼鏡付属物の取付構造。
  6. 前記眼鏡付属物が、香料のカプセルを保持する凹部構造或いはポケットを装飾体の背面に設け、眼鏡の外面との間にカプセルを保持する構造を有している請求項1,2,3,4または5記載の眼鏡付属物の取付構造。
  7. 前記眼鏡付属物が、電磁波防止効果のあるトルマリン粉末や銅合金等を合成樹脂等に含有させて成型或いはコーティングされている請求項1,2,3,4,または記載の眼鏡付属物の取付構造。
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