JP3088705U - 軟質合成樹脂成形モダン - Google Patents

軟質合成樹脂成形モダン

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JP3088705U
JP3088705U JP2002001489U JP2002001489U JP3088705U JP 3088705 U JP3088705 U JP 3088705U JP 2002001489 U JP2002001489 U JP 2002001489U JP 2002001489 U JP2002001489 U JP 2002001489U JP 3088705 U JP3088705 U JP 3088705U
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modern
synthetic resin
core
soft synthetic
elasticity
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JP2002001489U
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Inventor
勲 工藤
Original Assignee
株式会社ハセガワ・ビコー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メガネフレームの耳掛け部分であるモダンはメ
ガネフレームをメガネ装用者の左右の耳に保持する部材
であり、長時間の装用によっても耳が痛くならない様に
する為、適度の弾力性を有することが必要であるが、従
来においては素材である合成樹脂の硬度を調整すること
によって弾力性を付与していた。しかし、十分な弾力性
の付与がむずかしく、コストも見合う効果もあまり期待
できなかった。 【手段】ショアD硬度55以下の軟質合成樹脂を素材と
し、モダン本体1の芯軸長手方向に、コア芯挿入長孔5
と平行に弾性付与用の貫通孔7を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は軟質合成樹脂成形モダン、詳しくは、低コストで製造できるにもか かわらず、クッション性にすぐれ、長時間の装用でも耳が痛くなりにくい軟質合 成樹脂成形モダンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メガネフレームの耳掛け部分であるモダンは、メガネフレームをメガネ装用者 の左右の耳に保持する重要な部材であり、メガネフレームの装用感の良否はこの モダンによって左右されると言っても過言ではない。
【0003】 金属製のメガネフレームの場合、モダン自体は合成樹脂で成形し、メガネフレ ームのテンプルのコア芯をその芯軸にそって挿入することによって、メガネフレ ームに取付けることが行われている。
【0004】 モダンは、メガネ装用者の肌に直接接触する部材であり、長時間のメガネ装用 によっても耳が痛くならない様にする為、これに弾力性を付与することは従来よ り広く行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
弾力性付与の方法として、モダンを構成する合成樹脂の硬度を低くし、軟らか くするのが一般的であるが、耐久性や剛性の面で自ずと限界がある。又、モダン の肌に接する部分だけを本体とは異なる弾力性に富む素材で構成することも試み られているが、構造が複雑になり、耐久性に問題があったり、コストアップの原 因となる為、到底実用的とは言えない。
【0006】 本考案は、メガネフレームのモダンに関する上記問題点を解決せんとするもの であり、極めて単純な構造で、製造が容易であるにもかかわらず、十分な弾力性 を有し、ソフトな装用感をもたらす便利な軟質合成樹脂成形モダンを提供せんと するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
ショアD硬度55以下の軟質合成樹脂を素材とし、モダン本体1の芯軸長手方 向に、コア芯挿入長孔5と平行に弾性付与用の貫通孔7を形成することにより、 上記課題を解決せんとするものである。
【0008】
【実施の形態】
図1はこの考案に係る樹脂成形モダンの一実施形態の使用状態の側面図、図2 は同じく曲げ加工前の状態の側面図である。
【0009】 図中1はモダン本体であり、ショアD硬度55以下の軟質合成樹脂をその素材 としており、細長い柱状をなし、一方の端部にはその軸芯に対して下方に屈曲し たへら状の終端部2が形成されている。又、軸芯に沿ってテンプル3のコア芯4 を挿入する為のコア芯挿入長孔5が形成されている。この実施の形態においては 、このコア芯挿入長孔5は、モダン本体1の軸芯方向の一端から他端まで貫通し ており、コア芯4を挿入した後の余長部6は埋め物によって閉塞する様にしてい るが、コア芯挿入長孔5は終端部2側があらかじめ閉塞された盲孔であっても良 い。
【0010】 そして、このコア芯挿入長孔5の下方にはこれと平行に貫通孔7が設けられて いる。この貫通孔7は弾力性を付与したい方向を基準に設けられている。つまり 、図1に示すモダンにおいては、矢印で示す上下方向に弾力を付与する為、コア 芯挿入長孔5の下方に位置せしめている。
【0011】 又、この実施の形態においては、この貫通孔7は図3に示す断面図の様に、コ ア芯挿入長孔5とほぼ同径としたが、必ずしもコア芯挿入長孔5と同径である必 要はなく、図4に示す様に異なった径にしても良い。
【0012】 この図1に示すモダンは、図2に示す様な直線状になったテンプル3のコア芯 4にコア芯挿入長孔5を挿入した後、下方に向って湾曲させる曲げ加工を行えば 、簡単に作ることが出来る。
【0013】 又、この貫通孔7は弾性を付与したい側に設けるものであり、サングラスに多 く見られる装用者の側頭部から後頭部にかけて挟み込む様に保持するストレート タイプのテンプルの場合には、貫通孔7はコア芯挿入長孔5より内側つまり、装 用者の頭部寄りに設ければ良い。
【0014】 この考案に係るモダンは上述の通りの構成を有するものであり、モダン本体1 自体は軟質合成樹脂で出来ているのでその軸芯長手方向に設けられている貫通孔 7は押圧力がかかると変形し、押圧力が解除されるともとの形状に復元する。従 って、この貫通孔7の弾性的変形運動によってモダン本体1にはクッション性が 付与される。
【0015】
【効果】
以上述べた通り、この考案においてはモダン本体に貫通孔を形成するだけで良 いので、加工作業が極めて容易で、ほとんどコストアップなしにモダンに弾力性 を付与し、装用感を向上させることができる。
【0016】 又、モダンの素材は単一であるので、経時変化によって剥れや分離が生じるこ とは全くなく、耐久性に富む。
【0017】 外観上も一般のモダンとほとんど変らず、違和感を持つことがない、などすぐ れた効果を有し、極めて高い実用的価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る軟質合成樹脂成形モダンの一実
施形態の縦断面図。
【図2】図1に示す軟質合成樹脂成形モダンの曲げ加工
前の状態の縦断面図。
【図3】図1における矢視A−A線断面図。
【図4】この考案に係る軟質合成樹脂成形モダンの他の
実施形態の断面図。
【符号の説明】
1 モダン本体 2 終端部 3 テンプル 4 コア芯 5 コア芯挿入長孔 6 余長部 7 貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショアD硬度55以下の軟質合成樹脂を
    素材とし、モダン本体1の芯軸長手方向に、コア芯挿入
    長孔5と平行に貫通孔7が形成されていることを特徴と
    する軟質合成樹脂成形モダン。
JP2002001489U 2002-03-20 2002-03-20 軟質合成樹脂成形モダン Expired - Lifetime JP3088705U (ja)

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