JP3076677U - 皮膚接触メガネ部品 - Google Patents

皮膚接触メガネ部品

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JP3076677U
JP3076677U JP2000007023U JP2000007023U JP3076677U JP 3076677 U JP3076677 U JP 3076677U JP 2000007023 U JP2000007023 U JP 2000007023U JP 2000007023 U JP2000007023 U JP 2000007023U JP 3076677 U JP3076677 U JP 3076677U
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JP
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skin contact
skin
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eyeglass
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珪三 長谷川
Original Assignee
株式会社ハセガワ・ビコー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ノーズパッドや耳当てモダンなど皮膚に直接接
触するメガネ部品は、肌への当りが強い場合、メガネ装
用中に痛みを感ずることがあるので、その表面に何らか
の加工を行い、肌への当りをやわらかくする必要がある
が、従来のものにおいては耐候性、耐久性、耐薬品性な
どにおいて問題が多く、生産コストも高かった。 【構成】表面に毛羽立ち状の粗面加工が施されているシ
ョアD硬度20乃至50のポリエステルエラストマーで
皮膚接触メガネ部品を構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はメガネ部品、詳しくはノーズパッドや耳当てモダンなど、メガネフ レーム装用者の皮膚に直接接してメガネフレームを顔面に保持させる皮膚接触メ ガネ部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ノーズパッドや耳当てモダンは、メガネフレームを顔面に保持させる重要な部 品であり、これら部品が不適切な場合にはメガネフレーム装用中のズレや脱落が 生じやすく、視力矯正の阻げともなる。
【0003】 叉、これら部品は装用者の耳や鼻の表面に直接接し、これら皮膚表面に圧力を かけるので、これら部品の肌への当りが強い場合には、メガネフレーム装用中に 皮膚を強く押圧して痛みを感じさせる場合があり、メガネフレーム装用感を著し く損なう原因となっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この為、ノーズパッドや耳当てモダンなど皮膚接触メガネ部品を軟質材料で構 成したり、その表面に加工を加えてしっとり感を付与し、メガネフレームの長時 間の装用に耐える様にする試みもなされている。
【0005】 ノーズパッドや耳当てモダンなどの皮膚接触メガネ部品にしっとり感を付与す る方法としては、これら部品の表面にプロテインコートを施す方法、マット状の 塗装を行う方法、シリコーン樹脂をコートする方法なども提案されている。
【0006】 しかしながら、これらの方法はいずれも部品成型後に行われるものであり、工 程数が多くなり、コストもかかり、強度や耐薬品性からも問題が多く、叉、剥が れのおそもあり、必ずしも満足すべきものではなかった。
【0007】 本考案は、ノーズパッドや耳当てモダンなど皮膚接触メガネ部品に関する上記 問題点を解決することを目的とするものであり、低コストで生産でき、強度や耐 薬品性にもすぐれ、剥がれのおそれもなく、しっとりとした皮膚にやさしい装着 感をもたらす皮膚接触メガネ部品を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
ショアD硬度20乃至50のポリエステルエラストマーを原料とし、インジェ クション成型によって所定の形状になる様に成型した後、バレル研磨又はサンド ブラスト加工によってその表面に毛羽立ち状の粗面を形成せしめて皮膚接触メガ ネ部品を構成することにより、上記課題を解決せんとするものである。
【0009】
【実施の形態】
図1はこの考案に係る皮膚接触メガネ部品の一例として耳当てモダンを示した ものであり、この耳当てモダン1はショアD硬度20乃至50のポリエステルエ ラストマーを原料とし、インジェクション成型によって所定の形状になる様に成 型された後、バレル研磨あるいはサンドブラスト加工によってその表面2に毛羽 立ち状粗面加工が施されたものである。なお、図中3はこのモダン1に接続され たテンプルエンドである。
【0010】 ポリエステルエラストマーを原料としたのは、従来用いられていた樹脂に比べ 、このポリエステルエラストマーが耐候性、耐薬品性に優れ、引っ張り強度も大 きく、すぐれたバネ性を保持しているからである。
【0011】 叉、ショアD硬度を20乃至50としたのは、多くの実験を繰り返した処、こ のショアD硬度20乃至50、好ましくは30乃至40が最もすぐれた装用感を もたらすことが判明したことによる。
【0012】 表面2への毛羽立ち状の粗面加工はバレル研磨、あるいはサンドブラスト加工 によって行われるが、バレル研磨の場合には、多量の耳当てモダンなどの皮膚接 触メガネ部品をバレル研磨機に一度に投入し、同時に毛羽立ち加工が実施できる ので、このバレル研磨が加工効率の面からは好ましい。
【0013】 図1においては、皮膚接触メガネ部品の一例として耳当てモダンを示したが、 ノーズパッドの場合も同様である。
【0014】 次に、図2は上述の毛羽立ち状の粗面加工が施された別の耳当てモダンの一実 施形態を示したものであり、この耳当てモダン6においてはテンプルエンド3の コア芯部4が従来のものに比べ短くなっており、かつバチ先9側10mm乃至2 5mmの位置で、本体部分が耳の後下方に回り込む様に屈曲した形状に一体成型 されている。ショアD硬度20乃至50のポリエステルエラストマーを素材とす ることは上述の実施の形態と全く同じである。
【0015】 そして、この耳当てモダン6においても、その表面7には毛羽立ち状の粗面加 工が施されており、この耳当てモダン6自身のバネ性によって耳の後下方に回り 込んで、しっとり感を伴って耳にフィットする様になっている。
【0016】
【効果】
以上述べた如く、この発明に係る皮膚接触メガネ部品においては、従来行われ ていたプロテインコート、マット状塗装、シリコーン樹脂コーティングなどの加 工方法に比べ、工程数が著しく少なくてすみ、生産コストを低下させることが可 能である。叉、上記従来の加工方法の様に、本体表面に別の材料を付着させるの ではないので、使用中における剥がれのおそれも皆無で、耐久性、耐候性におい てもこれらに比べはるかにすぐれている。叉、ポリエステルエラストマーを用い るので、従来のものに比べ、耐久性、耐候性、耐薬品性にもすぐれ、しかも引っ 張り強度が大きく、バネ性にもすぐれ、特に図2に示す実施形態のものの場合、 モダン本体それ自身の持つバネ性によって耳への保持を確実に行うことも可能で 、従来の皮膚接触メガネ部品に比して極めて高い実用的価値を有するものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る皮膚接触メガネ部品の一実施形
態の側面図。
【図2】他の実施形態の一部を切欠いて描いた側面図。
【符号の説明】
1 耳当てモダン 2 表面 3 テンプルエンド 4 コア芯部 6 耳当てモダン 7 表面 9 バチ先

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショアD硬度20乃至50のポリエステ
    ルエラストマーを原料とし、インジェクション成型によ
    って所定の形状になる様に成型した後、バレル研磨又は
    サンドブラスト加工によってその表面に毛羽立ち状の粗
    面を形成せしめたことを特徴とする皮膚接触メガネ部
    品。
  2. 【請求項2】 皮膚接触メガネ部品がノーズパッドある
    いは耳当てモダンであることを特徴とする請求項1記載
    の皮膚接触メガネ部品。
  3. 【請求項3】 テンプルエンドのコア芯部が短く、かつ
    バチ先側10mm乃至25mmの位置で耳の後下方に回
    り込む様に屈曲せしめられた形状に一体成型され、材料
    自身の持つバネ性によって耳の後下方にフィットする様
    になっていることを特徴とする請求項1記載の皮膚接触
    メガネ部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060581A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Mamoru Sawada 眼鏡のずり落ち防止加工方法および眼鏡
JP2011524552A (ja) * 2008-06-16 2011-09-01 ハーディステイ オプティカル グループ、エルエルシー 光分散式のメガネ用ノーズパッド

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