JPH07234384A - 樹脂成形素材、および眼鏡のフレーム - Google Patents

樹脂成形素材、および眼鏡のフレーム

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JPH07234384A
JPH07234384A JP2694594A JP2694594A JPH07234384A JP H07234384 A JPH07234384 A JP H07234384A JP 2694594 A JP2694594 A JP 2694594A JP 2694594 A JP2694594 A JP 2694594A JP H07234384 A JPH07234384 A JP H07234384A
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JP
Japan
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frame
molding
resin
spectacles
pads
Prior art date
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Pending
Application number
JP2694594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Nishikawa
隆雄 西川
Takeshi Mori
健 森
Shigemi Asakawa
重美 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAKAWA SANGYO KK
Mitsuma Giken Co Ltd
Original Assignee
ASAKAWA SANGYO KK
Mitsuma Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般的な樹脂一体フレームの製造工程に準じ
た製造工程で、優れた装着感の得られるパッド部分を備
えた眼鏡のフレームと、優れた手触りの得られる樹脂成
形素材を提供すること。 【構成】 眼鏡1にはフレーム2とレンズ3を備えてい
る。フレーム2は硬質の樹脂で成形された樹脂一体フレ
ームであり、耳にあたるツル4,4と、鼻あて5,5を
備えている。鼻あて5,5の芯の部分6は硬質樹脂製で
あるが、その表面の部分には軟質樹脂層7が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡のフレーム等に用
いるに適した合成樹脂に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼鏡のフレームとしては、樹脂一
体フレーム、金属フレーム(チタンフレームを含む)、
及びレンズに金属製のツル等の部品を直接取りつけたフ
ァセット等に分類できる。どの形式においても、鼻にあ
たるパッド部分の形状と材質が、ずれ防止と装着感の快
・不快を決定する重要なポイントであるので、種々の構
造が提案されている。金属フレームやファセットの形式
においては、金属製のパッド部では不都合であるので、
金属の外側を柔らかいシリコンゴムで覆ってパッド部分
を構成したものがある。シリコンゴムで覆うことによっ
て、たしかに、装着感は改善されるが、金属にシリコン
ゴムを被せるという、異なる材料どうしの嵌め合い加工
を要するので、コストが上昇するという問題と、金属の
部分が変形しやすいという問題とがある。その点、樹脂
一体フレームの場合は、一体成形によって、低コストで
提供できるという効果が得られ、種々の眼鏡に利用され
ることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の樹脂一体フレームの場合には、フレームの大
部分は強度が要求されるので硬質の樹脂が用いられてい
る。ところが、そのような硬質の樹脂でフレームと一体
成形するために、鼻あてのパッド部分も硬質の樹脂で形
成せざるを得なかった。そのため、シリコンゴムを用い
たパッド部分に比較して硬いので圧迫感が強く、装着感
が劣るとともに、滑ってズレやすいという問題があった
のである。
【0004】そこで、本発明は、一般的な樹脂一体フレ
ームの製造工程に準じた製造工程で、優れた装着感の得
られるパッド部分を備えた眼鏡のフレームと、優れた手
触りの得られる樹脂成形素材を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる樹脂成形
素材においては、硬質樹脂で成形した芯材の表面に、軟
質樹脂層を一体に成形するという手段を講じた。そし
て、本発明にかかる眼鏡のフレームにおいては、硬質樹
脂によって形成されたフレームの、少なくとも鼻あてパ
ッドの表面に、前記硬質樹脂と一体成形された軟質樹脂
層を形成するという手段を講じた。
【0006】
【作用】本発明の樹脂成形素材によれば、硬質樹脂で成
形した芯材によって機械的な強度を確保し、その表面に
形成された軟質樹脂層によって、快適な手触り、肌触り
が得られるのである。そして、本発明にかかる眼鏡のフ
レームによれば、硬質樹脂によって形成されたフレーム
によって充分な強度が確保できる。また、そのフレーム
の少なくとも鼻あてパッドの表面には、軟質樹脂層が前
記硬質樹脂と一体に形成されているので、鼻の表面に対
して圧迫感がなく柔らかい装着感が得られるとともに、
軟質樹脂層の摩擦係数が大きいのでズレ難く、快適に使
用することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明にかかる樹脂成形素材を用い
た眼鏡のフレームを例にとって、本発明を詳細に説明す
る。この眼鏡の実施例を示した図1において、1は眼
鏡、2はそのフレーム、3はレンズである。前記フレー
ム2は硬質の樹脂で成形された樹脂一体フレームであ
り、耳にあたるツル4,4と、鼻あて5,5を備えてい
る。前記鼻あて5,5の部分の拡大断面図を図2に示し
た。図2において、鼻あて5,5の芯の部分6は硬質樹
脂製であるが、その表面の部分には軟質樹脂層7が形成
されている。
【0008】以上のような構造の眼鏡1を使用すると、
鼻あて5,5の表面が柔らかいので、鼻Nを圧迫するこ
とがなく、快適な装着感が得られる。また、鼻あて5,
5の表面に形成された軟質樹脂層7の表面は摩擦係数も
大きいために、滑りにくく、装着しているときにズレ難
いという効果も得られる。
【0009】また、眼鏡の鼻あての部分のみでなく、ツ
ルの表面にも軟質樹脂層8を形成してもよい。
【0010】図3に基づいて、二色成形法による前記実
施例の眼鏡のフレームの成形工程を説明する。図3にお
いて、11は硬質樹脂を成形するための第1の成形原料供
給部、12は軟質樹脂を成形するための第2の成形原料供
給部、13はフレームを成形するためのキャビティであ
り、硬質樹脂部分を成形するための第1のキャビティ12
Aと、鼻あてのパッドの表面部分を軟質樹脂で成形する
ための第2のキャビティとから構成されている。14は第
2のキャビティに出没する可動部材である。前記第2の
キャビティは可動部材14で塞がれている。第1の成形原
料としては、主剤の合成樹脂は、硬質であって、第2の
成形材料に対する接着性の良いものを使用する。例え
ば、硬質ポリエチレンが好ましい。第2の成形原料とし
ては、第1の成形原料に対する接着性と相溶性が良く、
軟質のものを使用する。例えば、第1の成形原料を硬質
ポリエチレンとして、第2の成形原料をポリエチレンゲ
ルや塩化ビニールゲルのように軟質(JISA硬度で2
5度以下)の材料を使用する。
【0011】前記第2のキャビティ13Bに可動部材14を
突出させた状態で、第1の成形原料供給部11から第1の
キャビティ13Aに成形原料を供給する。次に、可動部材
14を後退させて、第2のキャビティ13Bに第2の成形原
料供給部12から成形原料を供給する。成形原料を供給し
た後に、加硫処理をすることによって、第1のキャビテ
ィ12Aの成形原料と第2のキャビティ13Bの成形原料と
は一体的に連続した樹脂として成形されるのである。こ
のようにして、図2に示したように、硬質樹脂の表面に
軟質樹脂層7が一体的に形成された鼻あて5,5を備え
たフレームが形成されるのである。なお、成形後に必要
に応じて形を整えるとよい。
【0012】なお、芯材の部分の硬質樹脂の硬度は、例
えば100 °程度で、軟質樹脂層の硬度は、例えば5°程
度にするとよい。このフレームは、多段成形や二色成形
法等を用いて成形することができる。または、硬質樹脂
の成形原料の一部の鼻あて部分のみに軟質樹脂の成形原
料を当てて加硫処理する直圧プレス成形方法を用いて成
形してもよい。
【0013】このような、眼鏡のフレームに利用できる
硬質樹脂層と軟質樹脂層とが一体に形成された素材は、
図4に示したように、硬質樹脂層9Aと軟質樹脂層9B
とが一体に形成された樹脂成形素材9であり、その製造
方法と用途としては種々ものが考えられる。そのとき、
硬質樹脂層9Aの硬度は100 °程度で、軟質樹脂層9B
の硬度は5°程度にするとよい。例えば、製造方法とし
ては、上記実施例で説明した、多段成形方や二色成形法
や直圧プレス成形法が利用できる。また、用途として
は、眼鏡の鼻あてやツルの部分に限らず、ゴーグルの顔
面接触部分や、筆記用具の軸の表面部分に利用すること
もできる。
【0014】
【発明の効果】このようにして、本発明の樹脂成形素材
によれば、硬質樹脂の部分で充分な機械的強度を確保す
るとともに、その表面に形成された軟質樹脂層で快適な
手触り、肌触りが得られるので、身体に接触する部分の
ある様々な物品に適用することができるのである。しか
も、従来の多段成形法や二色成形法等の成形方法を利用
して製造することができるので、安価に提供できるので
ある。そして、本発明の眼鏡のフレームによれば、快適
な装着感が得られるという効果と、ズレにくいという効
果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる眼鏡のフレームの構成例を示し
た構成図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】製造方法を説明する図である。
【図4】樹脂成形素材の断面図である。
【符号の説明】
1 眼鏡 2 フレーム 5 鼻あて 6 芯の部分,硬質樹脂 7 軟質樹脂層 9 樹脂成形素材 9A 硬質樹脂層 9B 軟質樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 健 広島市安佐南区緑井4丁目−9−5 (72)発明者 浅川 重美 大阪市都島区毛馬町2丁目10番1号 浅川 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質樹脂で成形した芯材の表面に、軟質樹
    脂層を一体に成形したことを特徴とする樹脂成形素材。
  2. 【請求項2】硬質樹脂によって形成された眼鏡のフレー
    ムの、少なくとも鼻あてパッドの表面に、前記硬質樹脂
    と一体に形成された軟質樹脂層を形成したことを特徴と
    する眼鏡のフレーム。
JP2694594A 1994-02-24 1994-02-24 樹脂成形素材、および眼鏡のフレーム Pending JPH07234384A (ja)

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