JP2002250899A - 風防付き眼鏡フレーム、風防付き眼鏡フレームの製造方法及び風防付き眼鏡 - Google Patents

風防付き眼鏡フレーム、風防付き眼鏡フレームの製造方法及び風防付き眼鏡

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JP2002250899A JP2001047982A JP2001047982A JP2002250899A JP 2002250899 A JP2002250899 A JP 2002250899A JP 2001047982 A JP2001047982 A JP 2001047982A JP 2001047982 A JP2001047982 A JP 2001047982A JP 2002250899 A JP2002250899 A JP 2002250899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔面に沿う気流が目頭から目尻に向かって作
用するのを防止して涙の流れが乱れるのを緩和できると
ともに、従来の眼鏡と同様に着脱が容易で、しかも、デ
ザイン性に優れる風防付き眼鏡フレーム及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】 左右レンズ6.6を保持するフレーム本
体2の幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの
部位において、顔面とレンズ縁部の間の隙間又は/及び
顔面とフレーム本体縁部の間の隙間を減少させあるいは
封鎖する左右の風防部7,7を一体的に設けた風防付き
眼鏡フレームであって、上記風防部を、上記フレーム本
体と色彩の異なる材料を用いて上記フレーム本体に一体
延出形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、風防付き眼鏡フ
レーム及びその製造方法に関する。詳しくは、オートバ
イに乗車したり、スキー等のスポーツを行う場合に、眼
鏡の内側に侵入する気流を減じあるいは気流の侵入を阻
止することのできる風防を一体的に設けた風防付き眼鏡
フレーム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オートバイやオープンカーに乗車した
り、スキー等の野外でのスポーツを行う場合に、サング
ラスを着用することが多い。サングラスを着用すること
により、紫外線から目を守ることができるばかりでな
く、高速移動に伴って生じる風が目に直接当たるのを防
止することができる。
【0003】また、フレームあるいはレンズの全周縁部
に風や埃の侵入を防止する周壁を設けたゴーグルが提供
されている。ゴーグルは、レンズの縁部と目の周囲の顔
面との間の隙間を完全に封鎖できるため、レンズあるい
はフレームの内側に風が侵入することはなく、気流が目
に作用することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】目に涙を供給する涙腺
は左右眼球の幅方向外方上部、すなわち、目尻部の上方
にある。したがって、涙は目尻の上方部位から目頭に向
けて流れ、目の潤いを保持し、種々の刺激から目を守っ
ている。
【0005】一方、顔を進行方向に向けて高速で移動す
る場合、気流が顔面に衝突するとともに、この気流が鼻
すじを境にして左右に分岐して顔面に沿って側方に向か
う気流が生じる。この顔面に沿う気流は、眼鏡を着用し
ていても、眼鏡と顔面との間の隙間に入り込んで流れ
る。しかも、上記気流は、眼球表面に上記涙の流れる方
向と逆方向に作用する。このため、眼鏡を着用していて
も涙の流れが乱されて目が乾き、炎症を生じさせる場合
も多い。したがって、オートバイで走行したりスキーを
行う場合には、従来のサングラスや眼鏡は風避けとして
機能しない場合が多い。上記問題を緩和するため、眼鏡
のレンズ及びフレームを顔面に可能な限り近づけるよう
に構成した眼鏡が提供されている。
【0006】ところが、レンズ及びフレームを顔面に近
づけただけでは、上記顔面に沿って流れる気流が眼鏡の
内側に侵入するのを阻止できない。また、レンズを顔面
に近づけすぎると、使用者のまつげがレンズの内面に当
たって、レンズ表面を汚したり傷つけることが多い。
【0007】一方、上記ゴーグルは、目の全周を囲む周
壁を備えるため、顔面に沿う気流が眼鏡の内側空間に侵
入するのを完全に防止することができる。ところが、周
壁が設けられているため使用者の顔の外観が大きく変わ
ってしまう。このため、眼鏡のように常時着用するには
抵抗がある。また、ゴムバンド等を用いて顔面に押しつ
けた状態で装着しなければならないため、着脱が面倒で
ある。しかも、上記ゴーグルのレンズ内面は、外気と遮
断されているため曇り易い。
【0008】さらに、ゴーグルのような周壁を眼鏡フレ
ームに固定的に設けると、レンズあるいはリム部が顔面
から突出した形態となり、見栄えのよい外観デザインを
施すことも困難である。
【0009】本願発明は、上記問題を解決するため考え
出されたものであり、顔面に沿う気流が目頭から目尻に
向かって作用するのを防止して涙の流れが乱れるのを緩
和できるとともに、従来の眼鏡と同様に着脱が容易で、
しかも、デザイン性に優れる風防付き眼鏡フレーム及び
その製造方法を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】本願の請求項1に記載した発明は、左右レ
ンズを保持するフレーム本体の幅方向内縁部から上下縁
部の幅方向中間部までの部位において、顔面とレンズ縁
部の間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部の間の
隙間を減少させあるいは封鎖する左右の風防部を一体的
に設けた風防付き眼鏡フレームであって、上記風防部
を、上記フレーム本体と色彩の異なる材料を用いて上記
フレーム本体に一体延出形成したものに関する。
【0012】本願発明は、従来にない風防を眼鏡フレー
ムに一体的に設けたものである。本願発明におけるフレ
ーム本体とは、レンズを囲むように配置されたリム部を
備える形態のフレーム本体のみならず、左右のレンズを
眉に沿って吊るすようにして保持するように構成したフ
レーム本体にも適用できる。また、フレーム本体と風防
部とを一体的に接合できるものであれば、これらを構成
する部材の材質、形態も特に限定されることはない。
【0013】本願発明に係る風防部は、上記左右レンズ
を保持する上記フレーム本体の幅方向内縁部から上下縁
部の幅方向中間部までの部位において、顔面とレンズ縁
部との間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部との
間の隙間を減少させあるいは封鎖するように設けられ
る。すなわち、上記風防部は、目頭の周り及びこれに連
続する目の上下縁部を囲うようにフレーム本体の内面か
ら一体的に延出形成される。なお、左右のレンズを眉に
そって吊るすように保持する眼鏡フレームにおいては、
上記フレーム本体から上記左右レンズの縁部に沿って延
出する風防部を形成することができる。
【0014】上記左右の風防部は、目頭部の幅方向内側
から目尻部の幅方向位置に対応する上下縁部までの部位
を囲むように設けるのが好ましい。目尻部に対応する部
分にまで上下の風防部を設けることにより、目に作用す
る気流を完全に阻止できる。一方、目尻の幅方向外側を
封鎖する必要はない。なお、使用目的や顔面に作用する
気流の強さ等によっては、目尻部まで到達しない風防部
によっても充分な効果を発揮できる。
【0015】また、レンズの内面と顔面との間に気流が
入り込むのを防止できればよく、上記左右の風防部をそ
れぞれ独立して設け、あるいは連続的に設けることがで
きる。なお、左右の風防部を連続して設ける場合は、顔
面の幅方向に流れる気流を阻止するため、左右の風防部
間を仕切るのが望ましい。
【0016】上記風防部を設けることにより、顔面を流
れる気流が上記風防部の外側を沿うように流路が変更さ
れ、眼鏡の内面と顔面との間に流入するのを防止でき
る。特に、顔面に沿って流れる気流が目頭部から目尻部
に向けて作用するのを有効に防止できる。このため、涙
の流れを乱すことがなくなり、目が気流により乾いて炎
症を起こしたり、目に異物が入るのを有効に防止でき
る。また、上記風防部と顔面との間に多少の隙間があっ
ても、気流を弱めて目に作用するのを大幅に緩和でき
る。
【0017】上記風防部は、通常の形態のフレーム本体
の内側に、しかも幅方向中央部に形成されるため、装着
状態では装着者の顔面あるいは眼鏡の外観を大きく変更
することはない。一方、フレーム本体と風防部とを同一
の材料で一体形成すると、フレーム本体と風防部とを区
別することができなくなり、通常のフレームに比べて非
常に太いフレームを備える眼鏡の外観形態となる。ま
た、眼鏡の内面と顔面との隙間から光が差し込まないた
め、目の周囲が暗くなって対面する者に違和感を与える
恐れもある。さらに、デザンイン的に優れているとはい
えない。
【0018】本願発明は、上記不都合を回避するため、
上記風防部を上記フレーム本体と色彩の異なる材料を用
いて形成する。風防部の色彩をフレーム本体の色彩と異
ならせることにより、見る者にフレーム本体と風防部と
を区別させ、上述した違和感を緩和し、あるいは解消す
ることができる。また、上記風防部の形態を認識させる
ことにより、眼鏡フレームに従来にない外観デザインを
与えることも可能となる。また、風防部をフレーム本体
と一体形成してもデザイン性が低下することがなくな
り、さらに、風防部に種々のデザインを施すことも可能
となる。
【0019】上記風防部を上記フレーム本体に一体的に
形成する手法は特に限定されることはない。たとえば、
色彩の異なる樹脂板を積層して接合した積層板材から、
上記フレーム本体び風防部を一体的に削り出すことがで
きる。また、上記フレーム本体と上記風防部とを色彩の
異なる材料から別途形成した後に、接着材等を用いてこ
れらを互いに接合して一体化してもよい。さらに、風防
付きフレームを一体成形できる成形型に、色彩の異なる
樹脂を色分けした状態で射出して一体的に成形すること
もできる。
【0020】請求項2に記載した発明のように、上記フ
レーム本体を着色樹脂材料から形成する一方、上記風防
部を透明樹脂材料から形成することができる。上記風防
部を透明樹脂から形成すると、風防部が目立たなくなっ
て眼鏡における風防部の認識度が低下するため、フレー
ム本体が太くなった印象を緩和できる。また、風防部分
から眼鏡の内部空間に光が入るため、通常の眼鏡フレー
ムと同様の外観や装着感を得ることができる。
【0021】本願の請求項3に記載した発明は、上記フ
レーム本体と上記風防部との境界部外面に、上記境界部
に沿って延びる境界溝を形成したものである。
【0022】上記境界溝を形成することにより、上記フ
レーム本体と上記風防部とを確実に識別することが可能
となる。このため、上記風防部の外観に与える影響をさ
らに低下させることが可能となる。また、上記風防部を
透明樹脂で形成するとともに上記溝を設けることによ
り、上記境界溝部分で光が屈折し、一種のプリズム効果
を与えて、従来にないフレームデザインを構成する。上
記境界溝は、少なくとも風防部の上縁部に沿って設ける
のが望ましい。風防部の上縁部は眼鏡フレームにおいて
最も目立つ部分だからである。
【0023】本願の請求項4に記載した発明は、上記左
右の風防部の間に鼻当て部を形成したものである。上記
鼻当て部は、上記風防部と一体的に形成することもでき
るし、上記風防部と別途に設けることができる。上記鼻
当て部は、上記風防部を使用者の顔面に当接させるよう
に、形状、高さ等を設定するのが望ましい。また、高さ
調節可能な鼻当て部を設けると、風防部を使用者の顔面
に確実に当接させて高い風避け効果を得ることができ
る。なお、上記風防の機能を阻害するものでなければ、
上記鼻当て部の形態は特に限定されることはなく、従来
の鼻パッド式の鼻当て部を設けることもできる。
【0024】本願の請求項5に記載した発明は、着色ア
セテート樹脂板と透明アセテート樹脂板とを一体的に接
合した積層アセテート樹脂板を削り出して、上記着色ア
セテート樹脂板部分から上記フレーム本体を形成する一
方、上記透明アセテート樹脂板部分から上記風防部を形
成したものである。
【0025】セルロース系樹脂であるアセテート樹脂
は、眼鏡フレームに広く用いられている樹脂材料であ
り、成形や接合を容易に行える。一方、本願発明に係る
風防部は、リム部と同等の厚さ(延出高さ)を有すると
ともに、眼鏡内面にそって広い範囲に設けられる。この
ため、後付け加工で形成すると、強度やデザイン等に制
限を受ける場合が多い。また、後付け加工では、接着強
度等を確保するための工夫も必要となる。本願発明は、
上記不都合を回避するため、フレーム本体を構成する着
色アセテート樹脂と、風防部を構成する透明アセテート
樹脂とをあらかじめ一体的に積層した樹脂板から上記フ
レーム本体と風防部とを一体的に削り出したものであ
る。
【0026】本願の請求項6に記載した発明は、請求項
1から請求項5のいずれかに記載したフレーム本体を備
えて構成される風防付き眼鏡に関する。通常、眼鏡は、
上記フレーム本体のリム部にレンズを嵌め込み、テンプ
ルを連結して出来上がる。本願発明に係る風防付き眼鏡
は、上記フレーム本体に風防部が一位的に形成されてい
る。
【0027】本願の請求項7に記載した発明は、左右レ
ンズを保持するフレーム本体の幅方向内縁部から上下縁
部の幅方向中間部までの部位において、顔面とレンズ縁
部の間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部との間
の隙間を減少させあるいは封鎖する左右の風防部を一体
的に備える風防付き眼鏡フレームの製造方法であって、
色彩の異なる複数枚の樹脂板を積層して一体化する樹脂
積層体形成工程と、上記積層体を加熱プレス成形して、
フレーム中間体を形成する中間体形成工程と、上記中間
体に切削加工又は/及び研削加工を施すことにより、フ
レーム本体と風防部とを異なる樹脂板部分から一体形成
する削り出し成形工程とを含んで構成される。
【0028】上記樹脂積層体形成工程は、色彩の異なる
樹脂板を一体化できるのであれば種々の手法を採用でき
る。単に熱加工のみによって接合することもできるし、
溶剤や接着材を用いて一体化することもできる。積層す
る樹脂板の数は最低2枚で足りるが、特殊なデザイン等
を付加する場合や、風防部の厚さが大きくなる場合に
は、3枚以上の樹脂板を積層することもできる。
【0029】上記中間体形成工程は、積層体に眼鏡フレ
ームの大略的な形態を付与する工程であり、後に行う削
り出し工程の効率を高めるものである。また、眼鏡の大
略的な曲面形態を付与できるため、積層体の厚さを減じ
て使用材料を削減することもできる。
【0030】上記削り出し成形工程は、上記中間体に切
削加工又は/及び研削加工を施して、眼鏡フレーム本体
を形成する工程である。上記削り出し工程を行うために
種々の機械装置を用いることができる。また、切刃を用
いる機械装置のみならず、レーザ加工機等の種々の加工
装置を用いてフレームを形成することができる。
【0031】積層した樹脂板から上記フレーム本体を削
り出すことにより、色彩が異なるとともに完全に一体化
したフレーム本体と風防部とを形成することが可能とな
る。また、上記風防部の厚さ(高さ)が大きくなっても
積層する樹脂板の厚さを変更するだけで容易に対応する
ことができる。
【0032】本願の請求項8に記載した発明は、上記フ
レーム本体と上記風防部の境界部外面に、上記境界部に
沿って延びる境界溝を形成する、境界溝形成工程を含む
ものである。
【0033】上記境界溝を形成する手法は特に限定され
ることはない。請求項7に記載した発明と同様に、切削
あるいは研削によって形成することもできるし、加熱し
た型を押し付けて形成することもできる。
【0034】本願の請求項9に記載した発明は、上記左
右の風防部の間に鼻当て部を形成する、鼻当て部形成工
程を含むものである。
【0035】上鼻当て部を形成する手法も特に限定され
ることはない。上記境界溝形成工程と同様に切削あるい
は研削することによって形成することができる。また、
鼻当てパッド等の他の鼻当て部材を風防部あるいはフレ
ーム本体に接合して鼻当て部を形成してもよい。
【0036】本願の請求項10に記載した発明は、左右
レンズを保持するフレーム本体の幅方向内縁部から上下
縁部の幅方向中間部までの部位において、顔面と上記レ
ンズ縁部との間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁
部との間の隙間を減少させあるいは封鎖する左右の風防
部を一体的に備える風防付き眼鏡フレームの製造方法で
あって、着色樹脂材料を成形してフレーム本体を形成す
るフレーム本体形成工程と、上記フレーム本体と異なる
色彩の樹脂材料を成形して、左右の風防部を形成する風
防部形成工程と、上記フレーム本体の内面に上記風防部
を接合して一体化する接合工程とを含むものである。
【0037】本請求項に記載した発明は、フレーム本体
と風防部とを別途に形成し、これらを接合して風防付き
フレームを形成するものである。
【0038】上記フレーム本体及び風防部を形成する手
法は特に限定されることはない。切削、研削加工の他、
射出成形等を利用することもできる。
【0039】上記フレーム本体と上記風防部とを接合す
る手法も限定されることはなく、接着の他、ねじ止め等
を採用することもできる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
に基づいて具体的に説明する。
【0041】図1から図5に本願発明に係る風防付き眼
鏡の実施の形態を示す。
【0042】これらの図に示すように、風防付き眼鏡1
は、従来のこの種の眼鏡と同様に、アセテート樹脂製の
フレーム本体2に左右のレンズ6,6を保持させて構成
されている。上記フレーム本体2は、上記レンズ6,6
を囲むようにして保持する左右のリム部3,3と、これ
らリム部3,3を連結するブリッジ部4とを備えて構成
される。上記リム部3,3の外縁部には、丁番8,8を
介して一対のテンプル5,5が回動可能に連結されてい
る。
【0043】本実施の形態に係る風防付き眼鏡1におい
ては、上記リム部3,3の幅方向内縁部から上下縁部の
幅方向中間部までの部位において、使用者の顔面に向け
て延出させられ、顔面とリム部3,3の間の隙間を減少
させあるいは封鎖できる左右の風防部7,7が設けられ
ている。上記風防部7,7は、上記リム部3,3と一体
的に形成されており、リム部3の幅方向内縁部から目頭
を囲むように延出形成された内方壁部7cと、リム部3
の上縁部から延出形成された上方壁部7aと、リム部3
の下縁部から延出形成された下方壁部7bとを備え、こ
れら壁部をリム部3に沿って連続的に形成して構成され
ている。
【0044】図3及び図4に示すように、上記上方壁部
7a及び上記下方壁部7bは、幅方向外方に向けて高さ
が減少するテーパ状に形成されており、使用者の目尻部
近傍に対応する幅方向位置まで、使用者の顔面Fに当接
するように設定されている。
【0045】また、本実施の形態では、上記ブリッジ部
4の背面において使用者の鼻に当接して顔面Fとレンズ
6,6との間の距離を決定する凹状の鼻当て部4aを、
上記風防部7と一体的に形成している。また、上記鼻当
て部4aは、装着状態で風防部7が使用者の目の周囲の
顔面に当接できるようにその高さが設定されている。
【0046】上記鼻当て部4aは、上記風防部7が、使
用者の目頭部の幅方向内側から目尻部の幅方向位置に対
応する上下縁部までの間において眼鏡の内面と顔面との
間に形成される隙間を封鎖する。これにより、高速移動
等にともなって生じる使用者の顔面に沿う気流の流路が
変更され、上記気流が上記眼鏡と顔面との間に流入し
て、目に作用することがなくなる。この結果、涙の流れ
が阻害されて目が乾いたり、炎症が生じるのを防止する
ことができる。
【0047】一方、図1及び図2に示すように、上記風
防部7は、リム部3,3の内側に形成されているため、
眼鏡の正面外観は従来とほとんど変わらない。このた
め、眼鏡の見栄えが大きく低下することもない。
【0048】しかも、リム部3,3の幅方向外側部には
壁部が設けられていないため、内部空間が外気に開放さ
れている。したがって、眼鏡と顔面との間の換気が行わ
れ、レンズ内側の曇りを防止することもできる。しか
も、従来の眼鏡と全く同様に着脱できるため、使い勝手
もよい。
【0049】さらに、本実施の形態に係るフレーム本体
2の上記リム部3,3及びブリッジ部4を着色したアセ
テート樹脂で形成する一方、上記風防部7,7を透明な
アセテート樹脂で形成している。
【0050】上記風防部7,7を透明な樹脂から形成す
ることにより、風防部7,7が目立たなくなる。このた
め、風防部7,7がリム部3,3から突出している外観
を緩和して、デザイン性を大幅に高めることができる。
【0051】また、上記風防部から眼鏡の内面に光が入
って顔面を照らすため、風防部のない通常の眼鏡を装着
したと同様の外観を備える。したがって、対面する者に
違和感を与えることも少ない。
【0052】さらに、図3及び図5に示すように、上記
リム部3と上記風防部7の上縁部における境界部外面
に、上記境界部に沿って延びる境界溝10を形成してい
る。上記境界溝10は、図5に示すように、透明樹脂で
形成された風防部側を断面三角状に切除することにより
V字状に形成されている。
【0053】上記境界溝10を形成することにより、上
記風防部7,7と上記リム部3,3とを明確に識別する
ことができる。このため、リム部3,3が太い印象を与
えることがなくなり、風防部がさらに目立たなくなる。
一方、上記風防部7,7を透明樹脂で形成しているた
め、上記境界溝10部分において光が屈折して一種のプ
リズム効果が表れる。このプリズム効果は、上記風防部
7,7の幅を狭く見せるように作用する。このため、従
来にない外観を付与できるとともに、上記フレーム本体
2の外観デザインを向上させる。
【0054】次に、図6ないし図14に基づいて、上記
フレーム本体2の製造方法を説明する。
【0055】まず、図6に示すように、着色アセテート
樹脂板11と透明アセテート樹脂板12とをアセテート
樹脂を溶着させる溶剤を用いて一体的に積層して2層の
樹脂積層体13を形成する。実施の形態では、厚さ8m
mの着色アセテート樹脂板11と厚さ7mmの透明アセ
テート樹脂板12とを積層して接合し、厚さ15mmの
樹脂積層体13を形成している。二枚のアセテート樹脂
板11,12は、樹脂自体を溶解する溶剤によって接合
されているため、樹脂組織的にも一体化させられてい
る。
【0056】次に、図示しない金型を用いて、上記樹脂
積層体13を加熱プレス成形する。上記加熱プレス成形
は、上記樹脂積層体の変形温度以上に上昇させた加熱状
態で行われる。この加熱プレス工程を経て、図7に示す
付す中間体14が形成される。
【0057】上記中間体14は、削り出されるフレーム
本体2の輪郭を含むように構成されており、この中間体
14に切削加工又は/及び研削加工を施すことにより、
上記フレーム本体2が削り出される。
【0058】上記中間体14の形態を図8ないし図13
に示す。これらの図に示すように、上記中間体14は、
リム削り出し部23,23及びブリッジ削り出し部24
に着色樹脂板11が位置する一方、風防削り出し部2
7,27に透明樹脂板12が位置するように加熱プレス
成形される。
【0059】上記中間体14をミリングマシン等を用い
て切削することにより、図14に示すフレーム本体2が
形成される。また、上記削り出し工程の最終段階におい
て、あるいは仕上げ研削工程において、フレーム本体2
の上縁部外面における上記リム部3,3と風防部7,7
の境界部に、境界溝10を形成する。上記境界溝10
は、境界部の風防部7,7側をV字状に切削あるいは研
削して、形成されており、表面が透明に仕上げられてい
る。
【0060】左右の風防部7,7の間には、鼻当て部4
aが形成される。上記鼻当て部4aは、左右の風防部
7,7の間の樹脂を鼻の輪郭に対応する凹状に切除して
形成されている。したがって、上記鼻当て部4aと顔面
との隙間から、眼鏡内側に気流が流入することがなく、
風防7,7の風避け機能を高めることができる。
【0061】本願発明の範囲は上述の実施の形態に限定
されることはない。実施の形態では、着色アセテート樹
脂板と透明アセテート樹脂板とを積層接合し、これを一
体的に削り出すことによりフレーム本体2を形成した
が、リム部3,3及びフリッジ部4と、風防部7,7と
を別途に形成した後に、接着により接合して風防部を設
けることもできる。
【0062】また、実施の形態では、上記左右の風防部
の間に凹状の鼻当て部を設けたが、別途に従来用いられ
ている鼻当てパッドを設けてもよい。なお、上記鼻当て
パッドの高さを調節可能にして、上記風防部の縁部を顔
面に当接して保持できるように構成するのが望ましい。
【0063】また、実施の形態では、2枚のアセテート
樹脂板を接合した積層体から中間体を形成したが、3枚
以上のアセテート樹脂板を接合した積層体から中間体を
形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る風防付き眼鏡フレームを備える
眼鏡の正面図である。
【図2】図1に示す眼鏡の右側面図である。
【図3】図1に示す眼鏡の平面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿うフレーム本体の断
面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】樹脂中間体を形成するための樹脂積層体の斜視
図である。
【図7】樹脂中間体の全体斜視図である。
【図8】樹脂中間体の正面図である。
【図9】樹脂中間体の平面図である。
【図10】樹脂中間体の右側面である。
【図11】樹脂中間体の背面図である。
【図12】樹脂中間体の底面図である。
【図13】図8におけるXIII−XIII線に沿う断面図であ
る。
【図14】仕上げ加工を行う前のフレーム本体の全体斜
視図である。
【符号の説明】
2 フレーム本体 6 レンズ 7 風防部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右レンズを保持するフレーム本体の幅
    方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位にお
    いて、顔面とレンズ縁部の間の隙間又は/及び顔面とフ
    レーム本体縁部の間の隙間を減少させあるいは封鎖する
    左右の風防部を一体的に設けた風防付き眼鏡フレームで
    あって、 上記風防部を、上記フレーム本体と色彩の異なる材料を
    用いて上記フレーム本体に一体的に延出形成した、風防
    付き眼鏡フレーム。
  2. 【請求項2】 上記フレーム本体を着色樹脂材料から形
    成する一方、上記風防部を透明樹脂材料から形成した、
    請求項1に記載の風防付き眼鏡フレーム。
  3. 【請求項3】 上記フレーム本体と上記風防部との境界
    部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成し
    た、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の風防付き
    眼鏡フレーム。
  4. 【請求項4】 上記左右の風防部の間に鼻当て部を形成
    した、請求項1から請求項3のいずれかに記載の風防付
    き眼鏡フレーム。
  5. 【請求項5】 着色アセテート樹脂板と透明アセテート
    樹脂板とを一体的に接合した積層アセテート樹脂板を削
    り出して、上記着色アセテート樹脂板部分から上記フレ
    ーム本体を形成する一方、上記透明アセテート樹脂板部
    分から上記風防部を形成した、請求項1から請求項4の
    いずれかに記載の風防付き眼鏡フレーム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    した眼鏡フレームを備えて構成される、風防付き眼鏡。
  7. 【請求項7】 左右レンズを保持するフレーム本体の幅
    方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位にお
    いて、顔面とレンズ縁部の間の隙間又は/及び顔面とフ
    レーム本体縁部との間の隙間を減少させあるいは封鎖す
    る左右の風防部を一体的に設けた風防付き眼鏡フレーム
    の製造方法であって、 色彩の異なる複数枚の樹脂板を積層して一体化する樹脂
    積層体形成工程と、 上記樹脂積層体を加熱プレス成形して、フレーム中間体
    を形成する中間体形成工程と、 上記中間体に切削加工又は/及び研削加工を施すことに
    より、フレーム本体と風防部とを異なる樹脂板部分から
    一体形成する削り出し成形工程とを含む、風防付き眼鏡
    フレームの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記フレーム本体と上記風防部の境界部
    外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成する境
    界溝形成工程を含む、請求項7に記載の風防付き眼鏡フ
    レームの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記左右の風防部の間に鼻当て部を形成
    する、鼻当て部形成工程を含む、請求項7又は請求項8
    のいずれかに記載の風防付き眼鏡フレームの製造方法。
  10. 【請求項10】 左右レンズを保持するフレーム本体の
    幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位に
    おいて、顔面と上記レンズ縁部との間の隙間又は/及び
    顔面とフレーム本体縁部との間の隙間を減少させあるい
    は封鎖する左右の風防部を一体的に備える風防付き眼鏡
    フレームの製造方法であって、 着色樹脂材料を成形してフレーム本体を形成するフレー
    ム本体形成工程と、 上記フレーム本体と異なる色彩の樹脂材料を成形して、
    左右の風防部を形成する風防形成工程と、 上記フレーム本体の内面に上記風防を接合して一体化す
    る接合工程とを含む、風防付き眼鏡フレームの製造方
    法。
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