JP3761032B2 - 遮光用インナーフレーム付き眼鏡及びサングラス - Google Patents
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Description
勿論、遠近眼鏡(所謂、度の入ったもの)の他に、単なるガラスプレートを着色したものも含まれる。
これらには偏光グラスのように太陽光線の光やその他乱反射に対応するような眼鏡が現在主流となり、目に光の進入を防止するための遮光グラスの開発も多くなされているものである。
また、自動二輪車などの大型バイクでの走行時には、サングラスを着用するバイカーも多く存在する。
そこでシールドが付いたフルフェイスタイプのヘルメットを着用せざるを得ないことにもなり、サングラス着用での走行には不便な点が多々あった。
また実際にはシールドの無いヘルメットを使用しているバイカーも多く存在していた。
なお、太陽光と雪の反射を避ける上で偏光グラス型が最も主流なものとなっている。
このことは、釣りにおいても同様であり、特に海・山渓・湖沼に拘らず釣果を上げるために、偏光グラスであることはもとより遮光機能を備えた眼鏡・サングラスの使用も盛んとなっている。
また、眼鏡デザインによっては前面レンズ上部と眼球との隙間も生じるため直接光が入射することにもなることから、完全な遮光としての役割を果たすことができなかった。
遮光に関する偏光グラスとしては、偏光レンズを保持するレンズ枠と、該レンズ枠から後方に延設されてなるエンドピースと、該エンドピースにヒンジ部で連結されて折り畳み可能に設けられてなるテンプルと、該テンプルに取り付けられテンプルの拡開状態に前記エンドピースとテンプルの外側に位置して、着用時における側方からの入射光を遮る遮光フードとを備えてなるものが公知である。
公知技術による遮光フード付き偏光グラスにあっては、ポケット等に収納する際にテンプルを折り畳むと、遮光フードがレンズ枠の横方向の幅よりも外側に大きくはみ出すことになり、収納に極めて不便で持ち運びし難いという問題があった。
このように、従来の遮光フード付き偏光グラスにあっては、十分な遮光面積の確保と収納の容易さとを両立させることは不可能であった。
特に、バイザーを取着した場合には眼鏡前面に取着する煩わしさに加え、邪魔となるほか側面部、後方部からの光が容易に侵入することから遮光の意味が成されない。
また上記取付け金具による遮光を行う技術では眼鏡自体に施す部品点数が多く、コスト面での欠点に加え、前述同様に顔と一致して完全に遮光するためのものは存在しないのが実情であった。
またこれまで、従来技術には眼鏡の前面に種々道具を施すものや、眼鏡を内包するゴーグルなどは存在したが、眼鏡の内側にインナーとする遮光用フレームを使用したものやゴーグルパッドを取着したものは存在しなかったものである。
また、粉塵や埃から目を保護することができると共に、雨・汗などの流入を防ぐことができる。
特にバイク走行では安全な視界を確保できるため事故防止にもつながる。
また船やボートの釣り人にとっては走航中ゴーグルの代わりにもなり、風の巻き込みを完全に防御することで安全な視界が得られる。
またインナーフレームにゴーグルパッドを取着させることで、顔面により優れた密着感を与え、眼球内に風や埃の進入を防ぐことができる。
なお、本発明の使用にあたりコンタクトレンズ使用者にとっても何等支障を及ぼすことがなく快適に使用ができる。
以上、本発明は多方面での有効利用による市場性の向上は勿論のこと、眼鏡業界の市場性の向上を計ることができることにより、産業上に極めて有意義かつ多大な効果を生ぜしめるものである。
図1は本発明の第1実施例における外観斜視図で、図2は正面図であり、図3は背面図、図4は右側面図、図5は平面図、図6は底面図である。
図7はレンズ未装着を表わす外観斜視図、図8は装着状態を表わす部分斜視図、図9はインナーフレームを取り外した状態の分解斜視図、図10はインナーフレームの平面図、図11はインナーフレームの底面図、図12は上面からの装着を表わす参考斜視図である。
典型的な形状としては、図12の上面からの装着を表す参考斜視図に示すとおり、本発明の遮光用インナーフレーム付き眼鏡及びサングラスは眼鏡本体Aとインナーフレーム5により構成される。
両磁性ユニット部のみでの磁着であっても、図12に示すように装着時には本体前枠1の前枠ブリッジ部3に前記インナーブリッジ部7を掛けるので、ユーザーが走っても、上下に跳ねてもインナーフレーム5のインナーブリッジ部7が本体前枠1に支持され、じっとしている。
その結果、インナーフレーム5が眼鏡本体Aから脱離することを防止できる。
また、フレームに埋設した各々のマグネットを凹凸状に組み合わせることもできる。
例えばインナーブリッジ部7下面に施すインナー用マグネット12を凸状に表面から突出させ、前枠ブリッジ部3に埋設した本体マグネット10は表面から凹状となるように彫り込みした部分に埋設させ、インナー用マグネット12の突出した部分と彫り込みされた部分に埋設した本体マグネット10とが互いに磁着嵌合することによって、本体前枠1とインナーフレーム5とに隙間が生じないだけでなく、本体前枠1とインナーフレーム5との位置ズレの解消にもつながる。
また、前記通気孔8を設ける位置は、インナーフレーム5外周面内に複数個設ける事で良いとするものの、雨等の水滴がインナーフレーム5内に侵入することを防ぐために適するのは、インナーフレーム5上部または側面よりも、下部のみに設けることが最も良い手段である。
またここで、インナーフレーム5は図7のレンズ未装着を表す外観斜視図に示すように、フレーム内部50が空洞であることを示すもので、つまりはインナーフレーム5内部が空洞となった状態であって、本体前枠1とインナーフレーム5の二重の枠内は、直接本体前枠1内に取付けられたレンズ2を覗くことになる。
また実施例の如く通常の鼻掛けパッドとフレームを連結するクリングスを用いての鼻掛け部9に代わり、フレームに鼻掛け部分を一体形成させたタイプであっても、前記同様にインナーフレーム5に切り欠き部11を設けることでインナーフレーム5の接触を回避できる。
図13及び図14に示すようにゴーグルパッド13は基本的には、パッド形状が略半球面に形成された眼球面周り及び顔面密着した形状体であって、かつ、形状復帰型の吸収体スポンジ製素材により構成されるものがよい。
ここで、典型的にはゴーグルパッド13が高密度低反発ウレタンフォーム材またはシリコン樹脂材を使用することが望ましい。
また前述の素材に限らず、眼球面周り及び顔面密着した形状体であって、かつ、形状復帰型の吸収体スポンジ等の適宜素材により構成されたものは、インナーパッドとして本発明に全て包含されるものである。
なお、ゴーグルパッド13はインナーフレーム5に取着する手段として、着脱自在かつ交換自在な手段を施すことによって、常に新しいパッドを装着することができる。
このことによっても眼鏡本体Aにインナーフレーム5を取着させ、顔面に装着した状態で眼球面と密着した際に、レンズ内にくもりが発生することを防止できる。
2:偏向レンズ
3:前枠ブリッジ部
4:テンプル
5:インナーフレーム
6:遮光用フード部
6a:上壁 6b:下壁
7:インナーブリッジ部
8:通気孔
9:鼻掛け部
10:本体マグネット
11:切り欠き部
12:インナー用マグネット
13:ゴーグルパッド
50:フレーム内部
Claims (3)
- 眼鏡本体の本体前枠と同形状のフレーム枠を有する、前記眼鏡本体の本体前枠内部に着脱自在となるインナーフレームにおいて、前記本体前枠の前枠ブリッジ部に本体マグネットを施し、該本体マグネットと対向位置になるようにインナーフレームに形成したインナーブリッジ部の下面にインナー用マグネットを施して着脱自在とし、前記インナーフレームの前記フレーム枠の左右側面部から後方に向かって上下方向の幅が徐々に狭くなるように正面視略弾丸状で内面部を湾曲させた遮光フード部を一体形成させると共に眼球面周り及び顔面密着したインナーフレームの前記フレーム枠の眼球面周りに外気と連通する通気孔を設けたことを特徴とする遮光用インナーフレーム付き眼鏡及びサングラス。
- 前記インナーフレーム内面に、眼球面周り及び顔面密着した際に適する形状体の高密度低反発ウレタンフォーム材またはシリコン樹脂材により構成されたゴーグルパッドを取着させたことを特徴とする請求項1記載の遮光用インナーフレーム付き眼鏡及びサングラス。
- 前記ゴーグルパッドは、消臭素材と抗菌性素材と吸汗保温向上素材とを添加されたことを特徴とする請求項2記載の遮光用インナーフレーム付き眼鏡及びサングラス。
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