JPH08290700A - 立体模様を表出する装飾材、及びその製造方法 - Google Patents

立体模様を表出する装飾材、及びその製造方法

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JPH08290700A
JPH08290700A JP10149095A JP10149095A JPH08290700A JP H08290700 A JPH08290700 A JP H08290700A JP 10149095 A JP10149095 A JP 10149095A JP 10149095 A JP10149095 A JP 10149095A JP H08290700 A JPH08290700 A JP H08290700A
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JP10149095A
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Inventor
Masayuki Adachi
正幸 安達
Kazuhiro Iwatsuka
一博 岩塚
Jitsuwa Kaneshiro
日和 金城
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Original Assignee
ITEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平滑表面を通して深みのある立体感に富んだ
絵柄模様を表出する装飾材と、この装飾材を簡単且つ安
価に製造し得る化粧材製造方法を提供すること。 【構成】 透明又は半透明の透光材1と該透光材1と視
覚的に識別可能な半透明又は不透明の中間材2とを貼り
合わせることにより積層体Aを得、この積層体Aの中間
材2面に切削加工を施すことにより、前記透光材1内に
及ぶ立体状の模様凹部11を形成し、そして、この中間材
2面へ、模様凹部11を被蓋する如く不透明の裏当材3を
貼り合わせるようにした。 【効果】 透光材表側から見て所要の絵柄模様を成せる
立体模様を、透光材裏側から模様凹部として形成してい
るので、屈折率の違いによって深みのある立体的な絵柄
模様が表出できると共に、その製造工程も簡単になり製
造コストを大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平滑表面上に立体的な
絵柄模様や文字を表出する装飾材と、この装飾材を簡単
且つ安価に製することのできる製法に関し、特に合成樹
脂製の眼鏡フレーム部品や、室内・屋外用の合成樹脂化
粧材として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】化粧材料の表面を立体的な模様で装飾す
る場合には、化粧材料の表面にプレス加工を施したり、
或いはレーザー加工や切削加工を行なうなどして、材料
表面に陽刻模様や陰刻模様を形成するといった方法が一
般的である。しかし、この方法を用いて得られる装飾材
には、材料表面の凹凸の谷間に脂垢や塵埃等が付着して
汚損し易く外観的に見苦しくなったり衛生的に不潔にな
るという欠点がある。
【0003】そこで従来では、この塵埃等による汚損を
防ぐため、材料表面に形成した立体模様の凸凹を、表面
平滑なる透明樹脂層にて被覆することが行なわれてい
る。しかしながら、この立体模様上への透明樹脂層の形
成には以下の如き難点があり、装飾材の製造コストを押
し上げる結果となった。
【0004】即ち、形成された立体模様を透明樹脂材料
で被覆するとき、かかる立体模様の高さ(深さ)が比較
的小さい場合には、立体模様上に透明樹脂シートを貼着
するなどして表面平滑なる透明被覆層を比較的簡単に形
成できるものの、奥行き感を出そうとこの立体模様の高
さ(深さ)を大きくした場合には、透明樹脂シートの貼
着だけでは表面を平滑にすることはできず、したがっ
て、透明樹脂の被覆工程後に、この被覆材の表面を平滑
化する平滑処理を施したり、あるいは立体模様部分に紫
外線硬化性樹脂を流し表面を平滑にして硬化させたりし
なければならず、製造工程が増大する他、大掛かりな設
備が必要となり当該装飾材の製造コストが上昇したので
ある。
【0005】
【解決すべき技術的課題】本発明は、従来の装飾材に上
記の如き難点があったことに鑑みて為されたものであ
り、奥行き感に富み、必要ならば頗るカラフルな立体模
様を平滑表面上に表出することのできる装飾材を提供す
ることを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、奥行き感に富
みカラフルな立体模様を平滑表面に表出する装飾材を簡
単に且つ安価に製することのできる製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題解決のために採用した手段】本発明は、裏面の所
要箇所に模様凹部11が形成された透明又は半透明の透光
材1と;この透光材1裏側に積層して前記模様凹部11を
被蓋する不透明の裏当材3と;から装飾材を構成して、
この装飾材を透光材1の表側から見たとき、該透光材1
表面上に模様凹部11による絵柄模様を立体的に表出せし
めるという手段を採用することによって上記技術的課題
を採用した。
【0008】また、本発明は、透明又は半透明の透光材
1と、該透光材1と視覚的に識別可能な半透明又は不透
明の中間材2とを貼り合わせて積層体Aを得、この積層
体Aの中間材2面の所要箇所に切削加工を施して前記透
光材1内に及ぶ立体状の模様凹部11を形成し、そして、
この模様凹部11が形成された中間材2面に、前記模様凹
部11を被蓋する如く、不透明の裏当材3を貼り合わせる
という技術的手段を採用した。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す第1〜第4実
施例に基いて詳しく説明する。なお、図1〜図3は第1
実施例化粧材の製造工程を示す概略断面図、図4〜図7
は第2実施例化粧材の製造工程を示す概略断面図、図8
は第2実施例化粧材の実施変形例を示す概略断面図、図
9〜図12は第3実施例化粧材の製造工程を示す概略断面
図、図13〜図16は第4実施例化粧材の製造工程を示す概
略断面図である。
【0010】『第1実施例』図1中、符号1で指示する
ものは無色透明のアセテート樹脂材料から成る板状の透
光材であり、その裏面の所要箇所には切削加工により立
体状の模様凹部11が形成されている。この模様凹部11の
表面は、切削加工後のアセトン塗布によって平滑化され
艶出しされている。
【0011】図2中、符号3で指示するものは黒色不透
明のセルロイド材料から成る板状の裏当材である。この
裏当材3をアセテートセメント混合接着剤を用いて前記
透光材1裏面に貼り合わせて、模様凹部11上に裏当材3
を被蓋する如く層着せしめることによって本実施例化粧
材が構成される(図3参照)。
【0012】こうして得られた化粧材においては、透光
材1内の模様凹部11部分に空気層が存在することになる
ため、当該化粧材を透光材1側から見た場合、屈折率の
違いによって透過光の屈折に微妙な変化が生じ、模様凹
部11が成す絵柄模様が透光材1表面上に立体的に表出さ
れることになり、しかも、この模様凹部11の斜面やその
深さの部分的な違いも表面上に表れ、深みのある奥行き
感に富んだ立体模様が表現されるのである。
【0013】上述したように、本実施例では、透光材1
裏面に切削加工を施すことによって模様凹部11を形成す
るようにしているが、例えば、射出成形法により予め所
望の模様凹部を具備した透光材を得るようにしても良
い。また、この透光材1は、内部に形成した模様凹部11
が表側から視認可能であれば良く、この透光材をガラス
材料で形成したり、或いは有彩色・無彩色を問わず半透
明の合成樹脂材料で形成するようにしても良い。
【0014】また、本実施例では、裏当材3として黒色
の合成樹脂材料を採用しているが、この裏当材3を金属
材料で形成するようにすれば、透光材1を透過してきた
光をこの金属製の裏当材表面で金属反射することがで
き、金属光沢を利用したキラキラした立体模様を透光材
1表面に表現することが可能となる。さらに、この裏当
材自体が色柄模様を有していても勿論良く、この裏当材
が成す模様と模様凹部11が成す模様との重なり具合を考
慮して、或いは裏当材の色彩と当該透光材の色彩との混
色関係等を考慮して種々の変更が可能である。
【0015】『第2実施例』図4中、符号1で指示する
ものは無色透明のアセテート樹脂材料から成る板状の透
光材であり、符号2で指示するものは黒色不透明のアセ
テート樹脂材料から成る板状の中間材である。この透光
材1と中間材2とがアセテートセメント混合接着剤によ
り貼り合わされて積層体Aが形成されている。
【0016】本実施例では、この積層体Aの中間材2面
の所要箇所に切削加工を施すことにより透光材1内にま
で及ぶ立体状の模様凹部11が形成されている(図5参
照)。この模様凹部11の表面は、アセトン塗布により平
滑化され艶出しされている。
【0017】図6中、符号3で指示するものは、色柄模
様を呈する不透明のセルロイド樹脂材料から成る板状の
裏当材である。また、符号4で指示するものは、透光材
1を透過してきた光を反射する帯青金属色(メタリック
ブルー)の粘着テープ反射材である。この反射材4は、
模様凹部11よりも若干大きめの面積を有し、模様凹部11
を被蓋するようにして中間材2裏面に貼着される。そし
て、反射材4及び中間材2の裏面にアセテートセメント
混合接着剤を用いて前記裏当材3を貼り合わせることに
より本実施例の化粧材が構成されるのである(図7参
照)。
【0018】こうして得られた化粧材においては、透光
材1内の模様凹部11部分に空気層が存在することになる
ため、当該化粧材を透光材1側から見た場合、屈折率の
違いによって透過光の屈折に微妙な変化が生じ、しかも
該透過光が反射材4で反射されて、模様凹部11が成す絵
柄模様が青色を帯びてキラキラしながら、黒色の中間材
2を背景として、透光材1表面上に立体的に表現される
ことになる。
【0019】上述したように、本実施例では、透光材1
裏面に中間材2を貼り合わせて一旦積層体Aを得、この
積層体Aの中間材2側を切削して透光材1内に模様凹部
11を形成しているため、透光材1表面に表出される絵柄
模様の輪郭は、この模様凹部11における透光材1と中間
材2との境界線Bが形作ることになる(図5参照)。し
たがって、中間材2面への切削加工の精度も該境界線B
が滑らかになる程度で足り、たとえ模様凹部11の縁部11
bが切削加工により凸凹しても絵柄模様の輪郭への影響
が殆どないため、絵柄模様の形成がとても容易になる。
【0020】しかも、このように本実施例では絵柄模様
の輪郭が境界線Bで形作られるので前述した第1実施例
化粧材のように裏当材の貼着具合によって絵柄模様の輪
郭が変動することもなく、明瞭な輪郭を有する立体模様
を簡単に表出させることができる。
【0021】また、本実施例では、中間材2を不透明に
しているため、この中間材2が、模様凹部11以外の部分
に位置する反射材4、つまり模様凹部11からはみ出た反
射材4を完全に隠蔽することになる。したがって、たと
え複雑な絵柄模様であっても本実施例のように若干大き
めのテープ状反射材4を模様凹部11を覆うようにして配
置するという簡単な作業だけで、模様凹部11による絵柄
模様部分のみが金属光沢でキラキラする化粧材を簡単に
製することができるのである。
【0022】勿論、この中間材2は不透明材料に限定さ
れるものではなく、色彩や屈折率等の点で透光材1と視
覚的に識別可能であれば、この中間材2を半透明材料で
形成するようにしても良い。図8に示す如く、このよう
な半透明の中間材2′を用い該中間材2′の全面に反射
材4′を配置するようにすれば、模様凹部11以外の部分
においても反射材4′による金属光沢の利用を図ること
ができることは勿論である。
【0023】なお、本実施例では、模様凹部11を穿設す
べき積層体Aを、板状の透光材1と板状の中間材2とを
貼り合わせて形成しているが、例えば、二色押出成形法
にて透光材1及び中間材2の働きをそれぞれ行なうよう
な二層積層体を予め得るようにしても良い。また、本実
施例では、透光材1の透過光を反射する反射手段として
反射材4を採用しているため、裏当材3の色彩等は表側
に表出される立体模様の見栄えとは関わりなくなる。し
たがって、例えば化粧材全体の強度等を考慮するなど、
この裏当材3については用途に応じて種々の材質選択が
可能となる。
【0024】『第3実施例』図9中、符号1で指示する
ものは無色透明のアセテート樹脂材料から成る板状の透
光材であり、符号2で指示するものは黒色不透明のアセ
テート樹脂材料から成る板状の中間材である。この透光
材1と中間材2とがアセテートセメント混合接着剤によ
り貼り合わされて積層体Aが形成されている。そして、
この積層体Aの中間材2面の所要箇所に切削加工を施す
ことにより前記透光材1内にまで及ぶ立体状の模様凹部
11が形成されている(図10参照)。
【0025】ここまでの製造工程は、前述した第2実施
例と同様であるが、本実施例においては、図11に示すよ
うに、積層体Aの中間材2面に立体状の模様凹部11を形
成した後、この模様凹部11の凹状表面11a上に、銀色顔
料を含んだ油性インクを塗布して銀色不透明の薄膜5を
形成するようにしている。
【0026】そして、図11中、符号3で指示する黒色不
透明のセルロイド樹脂材料から成る板状の裏当材を、ア
セテートセメント混合接着剤を用いて前記透光材1裏面
へ貼り合わせて模様凹部11上に裏当材3を当蓋する如く
層着して本実施例化粧材を構成しているのである(図12
参照)。
【0027】こうして得られた化粧材においては、模様
凹部11の凹状表面11aに不透明の薄膜5が存在すること
になるため、当該化粧材を透光材1側から見た場合、模
様凹部11による銀色の絵柄模様が黒色の中間材2を背景
として透光材1表面上に立体的に表出されることにな
る。
【0028】本実施例においても第2実施例と同様、透
光材1表面に表出される絵柄模様の輪郭は、模様凹部11
内における透光材1と中間材2との境界線Bが形作るこ
とになる(図10参照)。したがって、中間材2面への切
削加工の精度も該境界線Bが滑らかになる程度で済み、
しかも、凹状表面11aへ薄膜5を塗布する際に、油性イ
ンクが模様凹部11以外にはみ出たとしても、このはみ出
しが立体模様の輪郭に影響を及ぼすことはないので、こ
の薄膜形成作業を簡単に行なうことができる。また、前
述した第1実施例のように裏当材の貼着具合によって絵
柄模様の輪郭が変動することもなく、明瞭な輪郭を有す
る立体模様を簡単に表出させることができるのである。
【0029】勿論、この薄膜5は不透明材料に限定され
るものではなく、色彩や屈折率等の点で透光材1と視覚
的に識別可能であれば、この薄膜5を透明又は半透明材
料で形成するようにしても良い。例えばこの薄膜5を赤
色系の半透明材料で形成し、更に第2実施例の如く模様
凹部11部分に反射材を介在させるようにすれば、赤色薄
膜5による彩色効果と反射材による反射効果とあいまっ
て、さらに多様な立体模様を表出し得るのである。
【0030】『第4実施例』図13中、符号1で指示する
ものは無色透明のアセテート樹脂材料から成る板状の透
光材であり、符号2で指示するものは黒色不透明のアセ
テート樹脂材料から成る板状の中間材である。この透光
材1と中間材2とがアセテートセメント混合接着剤によ
り貼り合わされて積層体Aが形成されている。そして、
この積層体Aの中間材2面の所要箇所に切削加工を施す
ことによって、前記透光材1内にまで及ぶ立体状の模様
凹部11が形成されている(図14参照)。
【0031】ここまでの製造工程は、前述した第2実施
例と同様であるが、本実施例においては、図15に示すよ
うに、積層体Aの中間材2面に立体状の模様凹部11を形
成した後、この模様凹部11内へエポキシ樹脂から成る赤
色半透明の充填材6を充填している。そして、符号3で
指示する黒色不透明のセルロイド樹脂材料から成る板状
裏当材をアセテートセメント混合接着剤を用いて前記透
光材1裏面へ貼り合わせ、充填材6を裏当材3で被覆し
て本実施例化粧材を構成しているのである(図16参
照)。
【0032】こうして得られた化粧材においては、模様
凹部11内に赤色半透明の充填材6が存在することになる
ため、当該化粧材を透光材1側から見た場合、模様凹部
11による赤色を帯びた絵柄模様が黒色の中間材2を背景
として、透光材1表面上に立体的に表現されることにな
る。
【0033】本実施例においても第2実施例と同様、透
光材1表面に表出される絵柄模様の輪郭は、模様凹部11
内における透光材1と中間材2との境界線Bが形作るこ
とになる(図14参照)。したがって、中間材2面への切
削加工の精度も該境界線Bが滑らかになる程度で済み、
しかも模様凹部11へ充填材6を充填する際に、この充填
材6が模様凹部11以外にはみ出たとしても、このはみ出
しが立体模様の輪郭に影響を及ぼすことはないので、こ
の充填作業を簡単に行なうことができる。また前述した
第1実施例の如く、裏当材3の貼着具合によって絵柄模
様の輪郭が変動することもなく、明瞭な輪郭を有する立
体模様を簡単に表出させることができるのである。
【0034】勿論、この充填材6は半透明材料に限定さ
れるものではなく、色彩や屈折率等の点で透光材1と視
覚的に識別可能であれば、この充填材6を透明又は半透
明材料で形成するようにしても良い。
【0035】本発明の具体例である実施例は概ね上記の
ように構成されているが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではなく「特許請求の範囲」の記載内で種
々の変更が可能であり、例えば、第1実施例〜第4実施
例においては何れも、透光材1の表面を平面状に形成し
ているが、この透光材1表面を曲面状に形成し透光材1
のレンズ効果を利用するようにすれば、透光材1表面上
に更に奥行き感に富む立体模様を表出させることも可能
となる。
【0036】
【本発明の効果】以上、実施例をもって説明したとお
り、本発明に係る化粧材にあっては、表面平滑なる透光
材の内部に、空気層若しくは該透光材と屈折率の異なる
層を設けることにより立体模様を表出するようにしてい
るので、凹凸がなく平滑な透光材表面上において屈折率
の違いにより深みのある立体感に富んだ絵柄模様を表出
することが可能となる。
【0037】また、本発明の化粧材の製造方法にあって
は、表側から見て所要の絵柄を成せる立体模様を、透光
材の裏側から模様凹部として形成するようにしているの
で、平滑表面上に立体的模様を表出する化粧材を、至っ
て簡単に且つ安価に製造することができ、産業上の利用
価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例化粧材の製造工程を示
す概略断面図である。
【図2】本発明に係る第1実施例化粧材の製造工程を示
す概略断面図である。
【図3】本発明に係る第1実施例化粧材の構成を示す概
略断面図である。
【図4】本発明に係る第2実施例化粧材の製造工程を示
す概略断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施例化粧材の製造工程を示
す概略断面図である。
【図6】本発明に係る第2実施例化粧材の製造工程を示
す概略断面図である。
【図7】本発明に係る第2実施例化粧材の構成を示す概
略断面図である。
【図8】本発明に係る第2実施例化粧材の実施変形例を
示す概略断面図である。
【図9】本発明に係る第3実施例化粧材の製造工程を示
す概略断面図である。
【図10】本発明に係る第3実施例化粧材の製造工程を
示す概略断面図である。
【図11】本発明に係る第3実施例化粧材の製造工程を
示す概略断面図である。
【図12】本発明に係る第3実施例化粧材の構成を示す
概略断面図である。
【図13】本発明に係る第4実施例化粧材の製造工程を
示す概略断面図である。
【図14】本発明に係る第4実施例化粧材の製造工程を
示す概略断面図である。
【図15】本発明に係る第4実施例化粧材の製造工程を
示す概略断面図である。
【図16】本発明に係る第4実施例化粧材の構成を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1 透光材 11 模様凹部 11a 凹状表面 2 中間材 3 裏当材 4 反射材 5 薄膜 6 充填材 A 積層体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面の所要箇所に模様凹部11が形成され
    た透明又は半透明の透光材1と;この透光材1裏側に積
    層して前記模様凹部11を被蓋する不透明の裏当材3と;
    から成る装飾材であって、この装飾材を透光材1の表側
    から見たとき、該透光材1表面上に模様凹部11による絵
    柄模様が立体的に表出されることを特徴とした立体模様
    を表出する装飾材。
  2. 【請求項2】 透光材1と裏当材3との間の少なくとも
    模様凹部11部分に、透光材1の透過光を反射すべき無彩
    色又は有彩色の反射材4が介在していることを特徴とす
    る請求項1記載の立体模様を表出する装飾材。
  3. 【請求項3】 裏面の所要箇所に模様凹部11が形成され
    た透明又は半透明の透光材1と;この透光材1裏面の模
    様凹部11以外の部分に積層された、該透光材1と視覚的
    に識別可能な半透明又は不透明の中間材2と;この中間
    材2裏面に積層して前記模様凹部11を被蓋する不透明の
    裏当材3と;から成る装飾材であって、この装飾材を透
    光材1の表側から見たとき、該透光材1表面上に模様凹
    部11による絵柄模様が前記中間材2を背景として立体的
    に表出されることを特徴とした立体模様を表出する装飾
    材。
  4. 【請求項4】 中間材2と裏当材3との間の少なくとも
    模様凹部11部分に、透光材1の透過光を反射すべき無彩
    色又は有彩色の反射材4が介在していることを特徴とす
    る請求項3記載の立体模様を表出する装飾材。
  5. 【請求項5】 透光材1裏面に形成された模様凹部11の
    凹状表面11a上に、該透光材1と視覚的に識別可能な透
    明又は不透明の薄膜5が形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか一つに記載の立体模様を表出す
    る装飾材。
  6. 【請求項6】 透光材1裏面に形成された模様凹部11内
    に、該透光材1と視覚的に識別可能な透明又は不透明の
    充填材6が充填されていることを特徴とする請求項1〜
    5の何れか一つに記載の立体模様を表出する装飾材。
  7. 【請求項7】 透明又は半透明の透光材1と、該透光材
    1と視覚的に識別可能な半透明又は不透明の中間材2と
    を貼り合わせて積層体Aを得、この積層体Aの中間材2
    面の所要箇所に切削加工を施して前記透光材1内に及ぶ
    立体状の模様凹部11を形成し、そして、この模様凹部11
    が形成された中間材2面に、前記模様凹部11を被蓋する
    如く、不透明の裏当材3を貼り合わせることを特徴とし
    た立体模様を表出する装飾材の製造方法。
  8. 【請求項8】 透明又は半透明の透光材1と、該透光材
    1と視覚的に識別可能な半透明又は不透明の中間材2と
    を貼り合わせて積層体Aを得、この積層体Aの中間材2
    面の所要箇所に切削加工を施して前記透光材1内に及ぶ
    立体状の模様凹部11を形成し、次いで、この中間材2面
    の少なくとも模様凹部11部分に、前記透光材1の透過光
    を反射する無彩色又は有彩色の反射材4を配置し、さら
    に、この中間材2面に、該中間材2及び反射材4を被覆
    する如く不透明の裏当材3を貼り合わせることを特徴と
    した立体模様を表出する装飾材の製造方法。
  9. 【請求項9】 積層体Aの中間材2面の所要箇所に切削
    加工を施して立体状の模様凹部11を形成した後、この模
    様凹部11の凹状表面11a上に、透光材1と視覚的に識別
    可能な透明又は不透明の薄膜5を形成せしめることを特
    徴とした請求項7又は8記載の立体模様を表出する装飾
    材の製造方法。
  10. 【請求項10】 積層体Aの中間材2面の所要箇所に切
    削加工を施して立体状の模様凹部11を形成した後、この
    模様凹部11内へ、透光材1と視覚的に識別可能な透明又
    は不透明の充填材6を充填せしめることを特徴とする請
    求項7〜9の何れか一つに記載の立体模様を表出する装
    飾材の製造方法。
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