JP2004341124A - 花粉や埃から目を守る保護眼鏡 - Google Patents

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Takaharu Kanehara
敬治 金原
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Abstract

【課題】本発明は花粉症を含むアレルギ−症状の軽減やドライアイなど目の保護を目的とする従来の大げさで大変重量のある保護眼鏡製品と比べ、目立たず軽量で自然なファッションの一部として使える保護眼鏡を提供しようとするものである。
【解決手段】眼鏡枠に取り付けられた軽量で透明な保護カバーを顔面と密着できる形状とし、目に入る花粉や埃を防ぐことや、目の乾燥によるドライアイの症状を軽減することで、日常生活を快適に過ごせるようにすることである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保護眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、花粉症に羅患する者やドライアイなど目のトラブルを抱える者が多く存在し社会問題化している。現在、花粉症対策を含む保護眼鏡は数多く開発されているが、特開平10−328230号公報や特開2001−343618号公報など、どれもデザインや重量に問題があり、各人に合わせた度付レンズやカラ−レンズなど自由に対応できず、使用範囲が限定されている状況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の花粉症対策を含む保護眼鏡は、大げさな形状であり、ファション的にも常時使用するには問題がある。そこで本発明は、各人の目の状況に合わせながら、度付レンズやカラ−レンズなど自由に対応ができる保護眼鏡を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、軽量でいかに外見上普通の眼鏡と変わらない保護眼鏡で、花粉や埃から発症するアレルギ−症状軽減の効果を図るかということである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明します。本発明の保護眼鏡は基本的に図1が示すように、フロント部1とレンズ2、さらにテンプル6と防塵部8から成り、フロント部1は図2(a)が示すように、左右に金属製のフルリム10と連結するブリッジ3を有し、ブリッジ3の下方左右には鼻当てパッド4を備え、フルリム10の両端にそれぞれ智7、レンズ2を着脱する為のブロ−チ5て゛構成されている。
【0006】
フルリム10は、レンズ2の全周を保持するために環状にし、断面形状は断面凹状に形成され、ブロ−チに設けられたネジでレンズ2と防塵部8の突起9を嵌合し保持するものである。
【0007】
図6(a)と(b)が示すように、レンズ2は透明、色付、度付、その他、眼鏡に適合したものであればいずれも自由であるが、外周部にはフルリム10に嵌合するためにヤゲンと等間隔に溝14を設け、該溝の底面と防塵部8の突起9の内面を固定できるようにする。図3(a)は図2(a)のA−A断面拡大図を示している。
【0008】
防塵部8は、透明であることが望ましいが、目の保護のために紫外線カットや色付の素材を使用することも有益であり、可撓性と環状を保持するための硬さを持つ合成樹脂を使用するのがよい。
【0009】
防塵部8のレンズ側の環状部には等間隔に突起を備えているが、図4はこの突起9を示している。突起9は図3(a)のようにフルリム10の前面にはみ出さない程度の長さに調整し、横幅はリムのサイス゛にもよるが、2〜3ミリが適当である。レンズ2に設けられた溝14の深さは、突起9と同じ厚さに設定し、突起9が溝14に固定された際には、図5が示すように、レンズ2の外周部にはみ出ない状態にし、防塵部8は、突起9によりレンズ2に設けられた溝14の底面とフルリム10の内周部に固定されながら、レンズ2もフルリム10の間に挟みこまれ固定をする。溝14と突起9は予め接着剤等で固定することが望ましい。
【0010】
図7が示すように防塵部8の顔面側は、一般的な日本人の目の周りを隙間ができないように覆う形状にし、各人違う鼻の高さや目からレンズ2の距離はパッド4を調整することで密着性を変化させ、花粉や埃の侵入を防ぐようにする。防塵部8が目の周囲を覆うことにより、目からの水蒸気で防塵部の内側が曇る可能性がある場合、防塵部8の上部と下部に微細な穴を開けることや曇り止めを使用することにより防止することができる。防塵部8の顔面と接触する環状部分には、スポンジやソフトな合成樹脂を施すことにより、さらに装用感が高まる。
【0011】
本発明の保護眼鏡のフロント部1は、該実施例に示すフルリム10を形成する場合に限らず、ハ−フリム11を備える場合もある。図2(b)はハ−フリム11を備えたフロント部1であるが、左右に金属製のハ−フリム11と連結するブリッジ3を有し、ブリッジ3の下方左右には鼻当てパッド4を備え、ハ−フリム11の両端にそれぞれ智7と止着部13て゛構成されている。ハ−フリム11もフルリム10と同様に図6(a)・(c)が示すように、レンズ2に設けられた溝14に防塵部8の突起10が固定され、レンズ2は図6(c)が示すように外周部には凹溝が形成され、その上側半分をハ−フリム11のガイド糸によって、又下側半分を水糸12によって保持される。さらに水糸12はハ−フリム11の両端にある止着部で止められている。
【0012】
【発明の効果】
直接目に花粉や埃が入りにくくなり、花粉症の症状の軽減やドライアイなど保護眼鏡としても効果が高く、軽く目立たずに普段通りに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明保護眼鏡の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(a)は本発明保護眼鏡のフルリムからなる一実施例を示す正面図である。(b)は本発明保護眼鏡のハ−フリムからなる一実施例を示す正面図である。
【図3】(a)は図2のA−A断面拡大図である。(b)は図2のB−B断面拡大図である。
【図4】本発明防塵部の一実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明レンズに本発明防塵部が取り付けられた一実施例を示す正面図である。
【図6】(a) は本発明レンズの一実施例を示す正面図である。(b)は図2の(a)の本発明レンズの平面図である。(c)は図2の(b)の本発明レンズの平面図である。
【図7】本発明保護眼鏡を顔面に装着した一実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フロント部
2 眼鏡レンズ
3 ブリッジ
4 鼻当てパッド
5 ブロ−チ
6 テンプル
7 智
8 防塵部
9 防塵部の突起
10 フルリム
11 ハ−フリム
12 水糸
13 止着部
14 レンズ溝

Claims (4)

  1. 内側にそれぞれレンズが装着される一対の環状のフルリムと、該フルリムの内縁部間に連結されるブリッジと、該ブリッジの下方左右に設けられたパット゛、各フルリムの外縁部に連結される智、各智に蝶番を介してそれぞれ回動自在に取付けられたテンプルと、フルリムの一ヶ所にリムを開口する為のブロ−チを設け、ネジの回動でレンズの着脱をする眼鏡において、筒状に形成された防塵部を左右にひとつづつ設け、該防塵部の一端は顔面に密着する形状にし、もう一端には等間隔に設けられた突起を同じようにレンズの外周部に設けられた溝に固定しながら該枠の内周部の間に嵌合固定されることを特徴とする保護眼鏡。
  2. 内側にそれぞれレンズが装着される一対の環状のハ−フリムと、該ハ−フリムの内縁部間に連結されるブリッジと、該ブリッジの下方左右に設けられたパット゛、各ハ−フリムの外縁部に連結される智、各智に蝶番を介してそれぞれ回動自在に取付けられたテンプルと、レンズ上側を支える為の該ハ−フリム内側に備えられたガイド糸、又レンズ下側を支える為の高張力糸を備え、該ハ−フリムの両端には高張力糸を連結する為の止着部を持つ眼鏡において、筒状に形成された防塵部を左右にひとつづつ設け、該防塵部の一端は顔面に密着する形状にし、もう一端には等間隔に設けられた突起を同じようにレンズの外周部に設けられた溝に固定しながら該ハ−フリムの内周部の間に嵌合固定されることを特徴とする保護眼鏡。
  3. 前記筒状の防塵部は、可撓性と、環状を保持するための硬さを持ち、顔面側は隙間なく顔面の形状に合わせて形成された請求項1又は請求項2記載の保護眼鏡。
  4. 前記筒状の防塵部は、可撓性と、環状を保持するための硬さを持ち、レンズ側の環状部分はレンズの形と同形であり、さらに曲率も同じにし、筒の周囲に均等に設けられた8つの突起で形成された請求項1又は請求項2記載の保護眼鏡。
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