JPH026422Y2 - - Google Patents

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JPH026422Y2
JPH026422Y2 JP1986183509U JP18350986U JPH026422Y2 JP H026422 Y2 JPH026422 Y2 JP H026422Y2 JP 1986183509 U JP1986183509 U JP 1986183509U JP 18350986 U JP18350986 U JP 18350986U JP H026422 Y2 JPH026422 Y2 JP H026422Y2
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cover
temple
eyeglasses
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eyeglass frame
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は眼鏡装着用時における眼鏡フルームと
顔面との空〓部からの外光や異物等の進入を遮蔽
するために眼鏡フレームに装着する保護カバーに
関する。
(従来の技術) 有害光やホコリが目に進入することを防止する
従来の保護眼鏡は第4図に示すようなゴーグルタ
イプのものが一般的に知られており後頭部に回し
たベルトストツパーで、ゴーグルを前頭眼窩外縁
及び頬部に密着させることにより、ゴーグルと顔
面との間の気密性を有している。
また第5図に示すように、一般の眼鏡のテンプ
ル部の幅を太くすることによつて側面からの遮光
および防塵効果を向上させる機能を有した保護眼
鏡も知られている。
また実開昭60−65720号公報では第6図に示す、
少なくとも眼鏡フレームの横幅よりも長い帯状の
カバーを装着することにより、一般眼鏡に遮光防
塵効果を付加させるカバーが開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしゴーグルタイプの保護眼鏡は上記のよう
に後頭部よりベルト状のストツパーで保持する構
造を持ち、その為顔面が押え付けられるため圧迫
による不快感は避け難く、また顔面への脱着が容
易ではないという大きな欠点があつた。
さらにテンプル部の幅を太くすることによつて
側方からの進入物を防ぐ構造を持つ保護眼鏡は、
一般の眼鏡の構造が近似し、軽量でかつ顔面への
脱着が容易であるという利点を持つが、しかしな
がら、保護板が本体と一体である為、一般の眼鏡
と兼用するのは美感上、また視野を狭める点で機
能上好ましくないという欠点を持つていた。
一方、第6図のような脱着可能な防塵用簡易カ
バーは、一般の眼鏡を保護眼鏡用として使用可能
とする利点を持つが、構造が単純な為、眼鏡枠と
顔面と空〓部に対応したカバーの形状になつてお
らず気密性が低く、光やホコリが進入しやすい。
さらに左右が一体の構成である為、眼鏡フルーム
と保護カバーの脱着が困難であり、またカバー装
着状態でテンプルを折り曲げることが不可能であ
り、収納に不便であるといつた欠点を持つてい
た。
また、加工、医療等の広い産業分野に普及しつ
つあるレーザ光線や各種放射線に対する保護眼鏡
は、軽量で、簡便な作業性のよいものが望まれて
いた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような問題点乃至欠点を除去す
る為になされたものであり、本考案の目的は気密
性が高くかつ脱着が容易でさらにカバーを本体に
取り付けた状態でテンプルが折り曲げられる構造
を持つ眼鏡用保護カバーを提供することにある。
本考案は、かかる上記の目的を達成するために
なされたものであり、眼鏡の側方部近傍を被覆
し、前記眼鏡のテンプル部に装着する保護カバー
であつて、眼鏡フレームのテンプル部の上方、下
方に位置し、前記フレームのリムと顔面とテンプ
ルの3方面からなる翼状フード部を有し、前記フ
ードの上方、下方の間には眼鏡フルームのヒンジ
部が挿入されるヒンジ空間が形成され、長溝のテ
ーパー状のテンプル挿入方向に縮径されたテンプ
ル挿入部で連結されていることを特徴とする眼鏡
用保護カバーを提供するものである。
(作用) 本考案の保護カバーは、第1図から第3図に示
すように保護カバー翼部とテンプル挿入部から構
成され、翼部は、テンプル挿入部の上部、下部に
翼形をしたフードを形成しており、翼部の前面は
眼鏡フレームのリムの周面に対応した形状を有
し、顔面側(後面)は、顔面の額に近似して湾曲
しているので、眼鏡フレームと顔面との空〓部は
被覆され、気密性が高められ、遮蔽効果がある。
テンプル挿入部は、後面が狭く、前面が広いテ
ーパー状になつているので、テンプル後端部から
保護カバーを挿入し、前方にスライドさせること
により簡便に装着固定でき、脱着自在である。
また、テンプル挿入部の前面には、ヒンジ部が
挿入される空間部が形成されているので、挿入さ
れた眼鏡フレームのヒンジはこの空間部に受け入
れられている。保護カバーと眼鏡フルームは、保
護カバーの挿入部と眼鏡フレームのテンプル部で
連結されるので、カバーを装着したままで、テン
プルを折り曲げることができ、収納に便利であ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例について詳細に説明す
る。
第1図において、眼鏡用保護カバー1は上下翼
部からなる保護カバー翼部2、テンプル挿入部3
から構成されて両部分2,3は、ポリアミド系樹
脂で一体成形されている。
カバー翼部2は、第2b図に示すようにテンプ
ル挿入部3の上部と下部に翼形をしたフードを形
成しており、前記カバー翼部2の前面(フレーム
接触側)は、第2a図に正面を示すように、眼鏡
フレームのリムの周囲に対応した形状を有し、後
面(顔面接触側)は、第2d図に平面を示すよう
に顔面の額に近似して湾曲しており、眼鏡フレー
ムと顔面との空〓部を被覆するようになつてい
る。
また裏面(眼側)は、第2c図に側面を示すよ
うに前面の端部に眼鏡フレームのリムの周面に対
応して突起状のリムストツパー4が形成してあ
り、このリムストツパー4の翼部前面から距離h1
にある形状位置(第2c図に示す)は、眼鏡フレ
ームの形状の厚み幅とほぼ同一で(本実施例のカ
ーボン系眼鏡フレームでは約2mm前後)、レンズ
面よりカバー1が突出しないようになつており前
方の視野が広くしてあり、またフレームリムとこ
の翼部2との間に生ずる小さな〓間を埋め、有害
光やホコリ等の進入を防ぐことが可能となつてい
る。
次に、テンプル挿入部3は、第1図及び第2b
図に示すようにカバー翼部2のほぼ中央部にテン
プル挿入溝5をカバー翼部の後端部から中心部に
かけて形成しており、溝径は、後方が狭く、前方
が広いテーパー状になつている。
これは、一般的に眼鏡フレームのテンプル本体
がテーパー状になつているので、その形状に対応
して、テンプル後端部の縮径部分に、保護カバー
1を挿入し、前方にスライドさせることにより簡
便に装着、固定されるためであるが、テーパー状
でないテンプルに対しても固定方法として使用で
きる。
また、テンプル挿入部3には、挿入溝5から外
側にテンプル本体がはずれないようにテンプルカ
バー6を一体に形成している。
さらに本考案案の特徴の1つとして、カバー翼
部2とテンプル挿入部3は、第2b図と第2c図
に示すように、カバー翼部の上下のフードの中央
から後方にかけて結合されており、カバー翼部の
上下の翼形フードの前面は空間部を形成してお
り、この空間部の長さh2(第2b図参照)は眼鏡
フレームのヒンジ部の長さとほぼ同一である。
従つて、この保護カバー1を眼鏡フレームに装
着した場合、この空間部に眼鏡フレームのヒンジ
部が挿入され、眼鏡フレームと保護カバーとは前
記眼鏡フレームのテンプルに前記保護カバーの挿
入溝5により連結されるので、(眼鏡フレームの
ヒンジ部とテンプルは蝶番で連結されている)テ
ンプルを折り曲げた場合、保護カバー1はテンプ
ルに付着した状態で装着されているので、保護カ
バー1もテンプルに付着した状態でテンプルを折
り曲げることになり、収納に便利である。
即ち、この空間部の長さh2は、ヒンジ部の長さ
と同一であることが好ましく、側面からの外光や
ホコリを防ぐことができる。
第3図は、本実施例の保護カバー1の使用状態
を示すもので、レーザー保護眼鏡7に装着したも
ので、本考案の保護カバー1の使用方法として特
に好ましい。
このレーザー保護眼鏡7のレンズは、レンズ素
材としてジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネート(商品名CR−39)をデスパースオレンジ
13の分散染料5gを1の水に分散させた80℃
の染色液に60分間浸漬し、このレンズを100℃で
1時間乾燥した後、真空蒸着法により、真空度5
×10-3Paの条件で、基板温度が蒸着中において、
60゜〜80℃の範囲になるように調節しながら、H
層(高屈折率膜層)として、ZrO2、L層(低屈
折率膜層)としてSiO2のλ/4交互蒸着を行ない、 凸面52層をしたArレーザー用保護眼鏡レンズで
ある。
なお、膜厚制御は、単色側光法を用い、モニタ
ーガラスを監視することによつて行われ、その時
使用した単色フイルター波長は、550nmである。
このレーザ保護眼鏡は、本出願人が示した特願昭
61−75046号(特開昭62−231925号公報)に開示
したレーザー保護眼鏡であり、特に本考案の保護
カバーとの組合せに好適である。
またこのレーザー保護眼鏡7の眼鏡フレームの
フロント部のブリツジの形状は、二段ブリツジと
なつており、両枠のリムと上下ブリツジの間に空
間部を設けていて、保護カバー付レーザー保護眼
鏡が顔面に密着しても、この空間部が空気の通気
孔となり、レンズの曇りを防止している。
この眼鏡7に保護カバー1をテンプルの耳掛部
(最もテンプル幅の小さい)より保護カバー1の
挿入溝5の前面側から挿入していく。
テンプルのヒンジ部にかけてテンプル幅が大き
くなり、それに対応して挿入溝5もテーパー状に
なつているので、テンプルの前面の方向へ挿入し
ていきカバー翼部2のリムストツパー4により最
終的には阻止される。
また、保護カバー1のカバー翼部の上下のフー
ドの間の空間部のテンプル側方向の長さは、眼鏡
フレームのヒンジの長さと同一であるので、この
保護カバー1を装用したレーザー眼鏡は側方部に
おいて密着されているので、側方からの外光を遮
蔽することができ、またカバー翼部により顔面前
部(額)との境界部分も遮蔽されている。従つ
て、偶発的に誤つて側面からレーザー光が入射し
た場合にも、遮蔽されるので安全である。
(考案の効果) 以上の通り、本考案の眼鏡用保護カバーによれ
ば、眼鏡フレームへの脱着が非常に容易である
為、保護用眼鏡を一般眼鏡と兼用することが可能
で、またリムストツパーにより保護カバー翼と本
体眼鏡フレームとの気密性が高められ保護眼鏡と
しての機能が向上される。またカバー装着時にも
テンプルを折り曲げることができ、その収納性も
向上する。さらには、全体の構造が非常に簡単で
あり軽量でまた一体成形が可能である為、経済的
価値も多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による保護カバーの一実施例を
示す斜視図、第2a図から第2d図は、第1図の
保護カバーの正面図、左右側面図、平面図、第3
図は、第1図の保護カバーを装着したレーザー保
護眼鏡の斜視図、第4図、第5図および第6図は
従来の保護眼鏡を示す斜視図である。 1……保護カバー、2……カバー翼部、3……
テンプル挿入部、4……リムストツパー、5……
挿入溝、6……テンプルカバー、7……レーザー
保護眼鏡。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 眼鏡のテンプル部に装着されて眼鏡の側方部近
    傍を被覆する眼鏡用保護カバーにおいて、 眼鏡フレームのテンプル部の上方と下方に位置
    し、眼鏡フレームのリム、テンプルおよび顔面に
    接触するようにされた上下のフードを有するカバ
    ー翼部、および 前記テンプル部の挿入方向にテーパ状に縮径さ
    れた挿入溝を有し、前記上下のフードを接合する
    テンプル挿入部を含み、 前記眼鏡フレームのヒンジ部を収容するヒンジ
    空間が前記上下のフードの間に設けられているこ
    とを特徴とする眼鏡用保護カバー。
JP1986183509U 1986-11-28 1986-11-28 Expired JPH026422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986183509U JPH026422Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP1986183509U JPH026422Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6388825U JPS6388825U (ja) 1988-06-09
JPH026422Y2 true JPH026422Y2 (ja) 1990-02-16

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ID=31130311

Family Applications (1)

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JP1986183509U Expired JPH026422Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP2543974Y2 (ja) * 1989-07-08 1997-08-13 株式会社レインボーオプチカル研究所 眼の環境の加湿構造
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JPS444870Y1 (ja) * 1966-12-20 1969-02-21

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JPS444870Y1 (ja) * 1966-12-20 1969-02-21

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