JPH0731778Y2

JPH0731778Y2 - レーザ用保護眼鏡

Info

Publication number: JPH0731778Y2
Application number: JP1990087971U
Authority: JP
Inventors: ハインツ―ヴイルヘルム・パイザン; ヴオルフガング・グリム; ヘルマン・シユールレ; ハンス・ガイゼル; ハインツ・グートブロート
Original assignee: カール・ツアイス―スチフツング
Priority date: 1989-08-26
Filing date: 1990-08-24
Publication date: 1995-07-26
Anticipated expiration: 2005-07-26
Also published as: EP0419854B1; ES2105054T3; EP0588384A3; EP0588384B1; US5146623A; EP0419854A1; DE59010744D1; DE8910235U1; EP0588384A2; DE59008467D1; JPH0341424U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案は、保護フィルタと、該保護フィルタを収容する
ために役立つ、つるを備えた眼鏡フレームとから成るレ
ーザ用保護眼鏡に関する。

［従来の技術］このような保護眼鏡は危険クラス3bを越えるようなレー
ザを用いて作業する場合に、有害な放射線から眼を保護
するために装着されなければならない。この場合、この
保護眼鏡が使用者の眼をほぼ前方から到来する放射線に
対して信頼性良く保護するだけでなく、別の方向から衝
突する放射線が眼から隔てられることも重要である。

このためには、たとえば西ドイツ国特許出願公告第2062
829号明細書に基づき公知であるようなフレームが役立
つ。このフレームはこめかみ範囲に、つると結合された
各１つのサイドシールドを保持しており、このサイドシ
ールドは開放された状態で、対応するフレームの眼縁部
に接触する。このようなフレームは眼縁部の上方および
下方に位置する範囲を保護しておらず、さらに、サイド
シールドが、対応するフレームの眼縁部に密に接触せ
ず、ひいては臨界範囲にスリットが生じてしまう危険が
ある。

西ドイツ国実用新案第8532493号明細書に基づいて公知
のレーザ用保護眼鏡では、こめかみ側のサイドシールド
と共にフレーム上側範囲にもシールドが設けられてお
り、このシールドは眼鏡装着者の前額部までの範囲をカ
バーしている。この場合でも、サイドフレームとフレー
ムの眼縁部との間にスリットが形成する危険が生じる。
その上、フレームの下縁部に位置する範囲は遮蔽されて
いない。

前記の公知のフレームは、フレームに所要のシールドを
取り付けるような汎用の作業用保護眼鏡に合わせて構成
されている。これにより前記フレームは比較的高価にな
る。

米国特許第4527291号明細書に基づいて公知の安全眼鏡
では、つるが外方から眼鏡フレームに固定されている。
このようなつる固定形式は、この安全眼鏡の故意でない
裂断を可能にしてしまうような縁部を生ぜしめる。さら
に、眼鏡フレームと眼鏡装着者顔面との間には、カバー
されてない大きな範囲が生じる。

最近、市販されたレーザビジョン社（Firma Laser-Visi
on GmbH）製のレーザ用保護眼鏡Ｌ−04では、フレーム
が側頭部の範囲でこめかみ範囲にまで延びていて、この
場所でつるを旋回可能に取り付けるためのヒンジを保持
している。このようなフレームでは、保護フィルタを備
えた透明のサイドシールドとフレーム上縁部に位置する
シールドとが設けられている。全てのシールドがベース
フレームに別個に取り付けられているので、このフレー
ムもまた比較的高価になる。

同じくレーザ用保護眼鏡に用いられる篭型フレームも知
られている。この篭型フレームの構造はたとえば西ドイ
ツ国特許第3616253号明細書に記載の水中眼鏡に似てい
る。眼の縁を取り囲むフレーム本体は軟弾性材料から成
っていて、保護フィルタと使用者の顔面との間の範囲を
完全にカバーしている。このような篭型フレームはたい
てい訪問客または眼鏡着用者に使用される。それという
のは、この篭型フレームが標準の矯正フレーム上に装着
され得るからである。前記篭型フレームはつるを有して
いない。この篭型フレームは弾性のバンドを用いて装着
者の頭部に保持される。

［考案が解決しようとする課題］本考案の課題は、前記篭型フレームとは異なりつるを備
えていて、かつできるだけ高い安全性と最適の掛け心地
とを提供するようなレーザ用保護眼鏡を構成することで
ある。

［課題を解決するための手段］この課題を解決するために本考案の構成では、フレーム
本体が一体に構成されていて、横断面で見て眼鏡装着者
の顔面に向かって開いたシェルの形状を有しており、該
シェルの前面に保護フィルタが挿入されていて、前記シ
エルの上面と下面とが眼鏡装着者の顔面までの範囲をカ
バーしており、前記シェルが両側の側頭部の範囲で、眼
鏡装着者のこめかみ範囲にまで延びていて、この場所で
各１つのこめかみプレートを形成しており、該こめかみ
プレートの内側に、つるを旋回可能に取り付けるための
ヒンジが固定されており、前記つるの開放状態において
前記こめかみプレートの延長部を形成するプレートの内
側に、各つるが前記ヒンジに向いたその端部で一体に組
み込まれているようにした。

［考案の効果］フレームがこのように構成されていると、次のような利
点が得られる。すなわち、保護フィルタを収容するフレ
ーム本体が一体に構成されていて、したがって廉価に製
造可能となる。このフレーム本体はフレームと装着者の
顔面との間の範囲を信頼性良く遮蔽していて、こめかみ
範囲においてもサイドシールドを形成している。すなわ
ち、このフレーム本体は、前方、上方または下方および
側方から衝突し得る有害な放射線に対するガードを形成
している訳である。ヒンジがサイドシールドの耳側端部
に取り付けられていることに基づき、つるの運動時に臨
界範囲にスリットが形成する危険も生じない。

つるは、フレームの内側に配置されているヒンジを介し
て取り付けられており、この場合、各つるは、フレーム
本体の対応するサイドシールドの延長部を形成するプレ
ートに一体に組み込まれている。これにより、外方から
見て平滑で長いサイドシールドが得られ、このサイドシ
ールドは分離接合部によってしか中断されていない。請
求項２に記載したように分離接合部が構成されている
と、つるの僅かな運動時に放射線透過性のスリットが形
成することが阻止される。

請求項３はつるの構成に関するものである。すなわち、
各つるが金属封入物を備えていることにより、このつる
を曲げて、ひいては眼鏡装着者の頭部形状に合わせ調整
することができるようになる。

一体に構成されたフレーム本体は軽金属、有利にはアル
ミニウムから製造され得る。別の有利な材料としては、
商品名「グリルアミド（Grilamid）で市販されているプ
ラスチックが挙げられ、このプラスチックはフレーム本
体のためにガラス繊維強化されて使用される。つるに関
してもたとえば上記プラスチック「グリルアミド」が使
用されると有利であるが、しかしこの場合にこのプラス
チックはガラス繊維強化されておらず、請求項３に記載
したように金属封入物が装入されている。

前記プラスチックを使用すると、本考案によるレーザ用
保護眼鏡では、UVレーザの使用に関して7Aよりも良好な
保護段階を達成することができる。フレームがアルミニ
ウムから成っていると、CO₂レーザの使用に関しても同
様に高い保護段階を達成することができる。

請求項４に記載したように、つるに通気スリットが設け
られていると有利である。これらの通気スリットは請求
項５に記載したように構成されていると有利であり、こ
の場合、前記通気スリットにより、レーザビームはレー
ザ用保護眼鏡と眼鏡装着者の顔面との間の範囲に侵入す
ることができない。請求項６には、ヒンジの有利な構成
が記載されている。

請求項７に記載したように、こめかみプレートに向いた
つる端部が、ヒンジの旋回中心点と合致した半径中心点
を有する丸みを有していると望ましい。

さらに、請求項10に記載したように、保護フィルタを備
えたシェルのこめかみプレートにおけるつるの取付けを
前記こめかみプレートの上側範囲と下側範囲とで行なう
と有利である。請求項11に記載したように、つるの旋回
範囲にこめかみプレートがリップ状の延長部を有してい
ると有利である。

［実施例］以下に、本考案の実施例を図面につき詳しく説明する。

第１図には、レーザ用保護眼鏡のフレーム本体が符号１
で示されている。このフレーム本体は一体に構成されて
いて、保護フィルタ2,3を支持している。これらの保護
フィルタ2,3を挿入するために、フレーム本体１はスリ
ット４を有していてよい。ねじ５は保護フィルタ2,3の
挿入後にスリット４を放射線密に閉鎖するために役立
つ。

特に第１図、第２図および第３図から判かるように、フ
レーム本体１は両側の側頭部の範囲で眼鏡装着者のこめ
かみ範囲にまで延びていて、この場所でサイドシールド
を形成している。このサイドシールドはこめかみプレー
トとも呼ぶことができる。

第２図に示したように、フレーム本体１には上側の保護
シールド６が一体に組み込まれており、この保護シール
ドはフレームと眼鏡装着者の前額部との間の範囲をカバ
ーしている。

第３図から認められるように、フレーム本体１の下側部
分は保護シールド７として構成されており、この保護シ
ールドはフレームと眼鏡装着者の顔面との間の範囲をカ
バーしている。この場合、通気の理由から眼鏡装着者の
顔面と下側の保護シールド７との間に小さなスリットが
残るように前記下側の保護シールド７が構成されている
と有利になり得る。下側の保護シールド７は直接に鼻あ
て８に移行している。この鼻あてもフレーム本体１に一
体に組み込まれている。

これらの図面から判かるように、フレーム本体１は横断
面で見て、眼鏡装着者の顔面に向かって開いたシェルを
形成しており、この場合、このシェルの前面には保護フ
ィルタが挿入されている。

各こめかみプレート９には、つる10が旋回可能に取り付
けられている。第４図が示すように、つる10はプレート
11に一体に組み込まれており、このプレートはこめかみ
プレート９の延長部を形成している。こめかみプレート
９には第１のヒンジ部分12が固く結合されており、第２
のヒンジ部分13はプレート11と固く結合されている。ヒ
ンジピン14はこのヒンジの旋回中心を形成している。前
記ヒンジピンはフレーム本体１の内側で、しかもこめか
みプレート９とプレート11との間の分離接合部15の平面
に配置されている。

第５図に示すように、この分離接合部は斜め面取り部16
を有するように構成されており、この斜め面取り部はそ
れぞれ両プレート、つまりこめかみプレート９とプレー
ト11の全肉厚にわたって延びている。これら２つの斜め
面取り部16は、つるが開放されると互いに接触する。

分離接合部がこのように構成されていることに基づき、
つるが完全に開放されなくても、放射線透過性のスリッ
トは生じなくなる。

第６図に示したレーザ用保護眼鏡17はつる18において通
気スリット20を備えた各１つのプレート19を有してい
る。前記通気スリット20はこのレーザ用保護眼鏡17と眼
鏡装着者の顔面との間の範囲における良好な通気を可能
し、かつレーザ用保護眼鏡17の下に熱が滞留することを
阻止する。反射される放射線密度を発散発射によって減
少させるために、保護フィルタ22,23は対象側で凸状に
湾曲させられている。したがって、保護フィルタ22,23
の範囲におけるフレーム本体21は相応する湾曲を有して
いると有利である。フレーム本体21において両保護フィ
ルタ22,23の間には、水平のスリット50が設けられてお
り、このスリットは保護フィルタ22,23の組付けおよび
分解のために必要となる。レーザ用保護眼鏡17のフレー
ム本体21に保護フィルタ22,23が組み付けられた後に、
スリット50にカバー部材51が導入される。このカバー部
材51は前面側を幅広くされて構成されている。ねじ49は
鉛直方向に鼻ウェブ52とスリット50とを貫通しており、
この場合、このねじは差し込まれたカバー部材51をスリ
ット50にしっかりと固定する。つる18の正確な形状は第
７図〜第９図に示されている。

保護フィルタ22,23を備えたレーザ用保護眼鏡17のフレ
ーム本体21は第１図〜第５図に示したように、つる18の
範囲にまで形成されている。フレーム本体21のこめかみ
プレート24におけるつる18の異なる固定形式は第10図お
よび第11図につき詳しく説明する。

第７図に示したつる18aは同つるに取り付けられたプレ
ート19aにおいて側方に設けられた通気スリット25を有
している。この通気スリット25は所定の幅ｂを有してい
て、開き角度α＝60°でＶ字形に構成されている。通気
スリット25のこのようなＶ字形の形状に基づき、光線は
通気スリット25を通って侵入することができなくなる。
要するに、通気スリット25は光トラップとして働く訳で
ある。この場合に前記通気スリットはプレート19aの所
定の範囲ｃに限定されている。つる18aに取り付けられ
たプレート19aはヒンジ側で丸みをつけられた面26で終
っており、この面の半径中心点27はヒンジの旋回中心点
28と合致している。

第８図に示したつる18bにおいても、このつる18bに取り
付けられたプレート19bがヒンジ側で丸みをつけられた
面26aで終っており、この面の半径中心点27aは同じくヒ
ンジの旋回中心点28aと合致している。つる18bに取り付
けられたプレート19bに設けられた通気スリット29は外
側の通気スリット29aと内側の通気スリット29bとから成
っている。前記通気スリット29はつる18bに取り付けら
れたプレート19bにも、別個の第２のプレート30にも設
けられていて、通気通路31を介して互いに接続されてい
る。この場合に外側の通気スリット29aと内側の通気ス
リット29bとは、光線が直接に外方から内方に通気スリ
ット29を通って侵入し得ないように互い違いに配置され
ている。つる18bに固定されたプレート19bは後端部にリ
ベット32として利用可能な２つの突起を有している。こ
れらのリベット32を用いて別個の第２のプレート30と、
前記プレート19bに取り付けられたつる18bとが固定され
る。

第９図には、第８図に示したつる18bと、このつるに取
り付けられたプレート19bと、通気スリット29a,29bと
が、レーザ用保護眼鏡35のフレーム本体33に設けられた
鼻ウェブ34を断面して内部から見た側面図で示されてい
る。この場合に、外側の通気スリット29と内側の通気ス
リット29bとが互い違いに配置されていることがはっき
りと認められる。

プレート19bは２つのヒンジ部分36もしくは36a,36bを有
している。前記ヒンジ部分36を用いてつる18bはこめか
みプレート48a,48bの上側範囲と下側範囲とに旋回可能
に取り付けられている。このことは２つのねじ37a,37b
によって行なわれ、前記ねじに設けられたねじ山はこめ
かみプレート48a,48bに設けられた各１つのねじ山付孔
にしか螺合していない。両ヒンジ部分36の間には距離ｄ
が存在している。

第10図には、第８図および第９図に示したつる18bと、
このつるに取り付けられたプレート19bとを上方から見
た図が示されている。つる18bに取り付けられたプレー
ト19bとフレーム本体33のこめかみプレート39との間の
円形の滑り面38は旋回ヒンジの旋回中心点28aにその半
径中心点40を有している。こめかみプレート39が滑り面
38の近くに肉厚部39aを有しているので、放射線が滑り
面38の範囲で侵入することなくつる18bを位置18b′にま
で移動させることができる。位置18b″において、この
レーザ用保護眼鏡は保管位置に位置している。

光線が滑り面38において眼鏡フレームの内部に侵入する
ことなく、つる18bを第10図に示した位置18b′を越えて
移動させることが必要となる場合、肉厚部39aをさらに
大きくすることもできる。このことは第11図に示されて
いる。

第11図の構成では、光線がレーザ用保護眼鏡45の内部に
侵入することなく、つる46をさらに位置46′を越えて外
方に移動させることができる。このレーザ用保護眼鏡45
は、半径中心点41が同じくヒンジの旋回中心点42に位置
しているような滑り面43にリップ状の延長部44を有して
いる。このリップ状の延長部44に沿ってつる46のプレー
ト47は滑動することができる。この場合に前記延長部44
は前記プレート47に設けられた両ヒンジ部分36a,36b
（第９図）の間の範囲ｄに位置している。保管位置46″
において、このレーザ用保護眼鏡45をケース（図示しな
い）にしまい込むことができる。

図示の本考案によるレーザ用保護眼鏡はたとえばアルミ
ニウムから製造することができる。同じく、フレームを
プラスチック、好ましくは「グリルアミド」（Grilami
d）の商標名で市販されているプラスチックから構成す
ることも可能である。この場合にフレーム本体１がガラ
ス繊維強化プラスチックから形成され、それに対してつ
ると、一体に組み込まれたプレートとが非ガラス繊維強
化プラスチックから形成されると有利である。さらに、
つるが金属封入物を備えていて（図示しない）、これに
より前記つるが特定の量で変形可能に保持されていると
有利である。これによりフレームを眼鏡装着者の頭部に
正確に合わせることができる。第７図と第８図に示した
通気スリットの形状は例示的なものであるにすぎない。
光線の直接の通過を阻止する通気スリットのあらゆる形
状構成を使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるレーザ用保護眼鏡の斜視図、第２
図は第１図に示したレーザ用保護眼鏡を上から見た図、
第３図は第１図に示したレーザ用保護眼鏡を下から見た
図、第４図は第１図のIV−IV線に沿って断面した図、第
５図は第１図に示したレーザ用保護眼鏡を、つるが部分
的に内方旋回した状態で上から見た部分図、第６図は別
の実施例によるレーザ用保護眼鏡の斜視図、第７図はつ
るの別の構成を示す部分断面図、第８図はつるのさらに
別の構成を示す部分断面図、第９図は第８図に示したつ
るを内方から見た側面図、第10図は第９図に示したヒン
ジ範囲を上から見た図、第11図はヒンジ範囲の別の構成
を示す図である。１……フレーム本体、2,3……保護フィルタ、４……ス
リット、５……ねじ、6,7……保護シールド、８……鼻
あて、９……こめかみプレート、10……つる、11……プ
レート、12,13……ヒンジ部分、14……ヒンジピン、15
……分離接合部、16……斜め面取り部、17……レーザ用
保護眼鏡、18,18a,18b,18b′,18b″……つる、19,19a,1
9b……プレート、20……通気スリット、21……フレーム
本体、22,23……保護フィルタ、24……こめかみプレー
ト、25……通気スリット、26,26a……面、27,27a……半
径中心点、28,28a……旋回中心点、29,29a,29b……通気
スリット、30……プレート、31……通気通路、32……リ
ベット、33……フレーム本体、34……鼻ウェブ、35……
レーザ用保護眼鏡、36,36a,36b……ヒンジ部分、37a,37
b……ねじ、38……滑り面、39……こめかみプレート、3
9a……肉厚部、40,41……半径中心点、42……旋回中心
点、43……滑り面、44……延長部、45……レーザ用保護
眼鏡、46……つる、46′……位置、46″……保管位置、
47……プレート、48a,48b……こめかみプレート、49…
…ねじ、50……スリット、51……カバー部材、52……鼻
ウェブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者ハンス・ガイゼルドイツ連邦共和国ロイトリンゲン・チユーリンガーシユトラーセ 19 (72)考案者ハインツ・グートブロートドイツ連邦共和国レオンベルク５・ドーベルシユトラーセ 21 (56)参考文献実開昭60−94217（ＪＰ，Ｕ) 実開昭63−68327（ＪＰ，Ｕ)

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】保護フィルタと、該保護フィルタを収容す
るために役立つ、つるを備えた眼鏡フレームとから成る
レーザ用保護眼鏡において、フレーム本体（１）が一体
に構成されていて、横断面で見て眼鏡装着者の顔面に向
かって開いたシエルの形状を有しており、該シエルの前
面に保護フィルタ（2,3）が挿入されていて、前記シェ
ルの上面（６）と下面（７）とが眼鏡装着者の顔面まで
の範囲をカバーしており、前記シェルが両側の側頭部の
範囲で眼鏡装着者のこめかみ範囲にまで延びていて、こ
の場所で各１つのこめかみプレート（９）を形成してお
り、該こめかみプレートの内側に、つる（10）を旋回可
能に取り付けるためのヒンジ（12,13,14）が固定されて
おり、前記つる（10）の開放状態において、前記こめか
みプレート（９）の延長部を形成するプレート（11）の
内側に、各つる（10）が前記ヒンジに向いたその端部で
一体に組み込まれていることを特徴とするレーザ用保護
眼鏡。
【請求項２】こめかみプレート（９）と、つる（10）に
結合された前記プレート（11）との間の分離接合部（1
5）の範囲で、両プレートの材料が肉厚全体にわたって
斜めに面取りされており、この場合、つる（10）が開放
されると斜め面取り部（16）が互いに接触するようにな
っている、請求項１記載のレーザ用保護眼鏡。
【請求項３】各つる（10）が金属封入物を備えている、
請求項１または２記載のレーザ用保護眼鏡。
【請求項４】つる（18,18a,18b）と結合されたプレート
（19,19a,19b）に通気スリット（20,25,29）が設けられ
ている、請求項１から３までのいずれか１項記載のレー
ザ用保護眼鏡。
【請求項５】前記通気スリット（20,25,29）が光放射線
非透過性に構成されている、請求項４記載のレーザ用保
護眼鏡。
【請求項６】前記ヒンジ（12,13,14）の旋回中心点（1
4）が前記分離接合部（15）の内側に位置している、請
求項１から５までのいずれか１項記載のレーザ用保護眼
鏡。
【請求項７】各１つのつる（18,18a,18b）に取り付けら
れた各１つのプレート（19,19a,19b）と、レーザ用保護
眼鏡（17,45）のフレーム本体（21,33）との間に円形の
滑り面（26,26a,38,43）が設けられていて、該滑り面の
半径中心点（27,27a,40,41）が前記ヒンジの旋回中心点
（28,28a,42）と合致している、請求項１から５までの
いずれか１項記載のレーザ用保護眼鏡。
【請求項８】前記ヒンジの旋回中心点（28,28a,42）が
こめかみプレート（24,48a,48b;39）の範囲に位置して
いる、請求項７記載のレーザ用保護眼鏡。
【請求項９】つる（18,18a,18b）に設けられたプレート
（19;19a,19b）を取り付けるために、該プレート（19;1
9a,19b）に２つのヒンジ部分（36a,36b）が構成されて
いる、請求項１から８までのいずれか１項記載のレーザ
用保護眼鏡。
【請求項１０】前記プレート（19;19a,19b）を取り付け
るためのヒンジがこめかみプレート（24;48a,48b;39）
の上側範囲と下側範囲とに配置されている、請求項９記
載のレーザ用保護眼鏡。
【請求項１１】レーザ用保護眼鏡（45）のフレーム本体
の内部において前記滑り面（43）の範囲で、ヒンジによ
ってカバーされてないスペースにリップ状の延長部（4
4）が構成されている、請求項８または９記載のレーザ
用保護眼鏡。