JP3173036U - インナー枠付き跳ね上げ式サングラス - Google Patents

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【課題】 視力矯正用の度付きレンズを内側に装着でき、しかも、サングラスレンズを跳ね上げた状態で良好な視野を確保することもできるインナー枠付き跳ね上げ式サングラスを提供すること。
【解決手段】 両側にテンプルT・Tを備えたフロント枠1と;このフロント枠1の前側にヒンジ連結され、かつ、サングラスレンズSを装着可能な前掛け枠2と;前記フロント枠1の後側に着脱自在に取着され、かつ、左右のレンズL・Lを装着可能なインナー枠3とを含んで跳ね上げ式サングラスを構成し、
更に前記フロント枠1の上縁部には、後側に突き出した庇状の形状を成し、かつ、少なくとも装着したインナー枠3を覆う出幅を有する突縁部13を左右に亙って形成すると共に、この突縁部13に枢支部13aを配設して、当該枢支部13aに前掛け枠2のヒンジアーム21をサングラスレンズSを前方に持ち出した状態で取着した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、跳ね上げ式サングラスの改良、詳しくは、視力矯正用の度付きレンズを内側に装着することができ、また、普段掛けている矯正用眼鏡の上から重ね掛けすることも可能で、しかも、サングラスレンズを跳ね上げた際に良好な視野を確保できるインナー枠付き跳ね上げ式サングラスに関するものである。
周知のとおり、登山や釣り等のアウトドアスポーツでは、直射日光や反射光の眩しさを軽減するためにサングラスを着用することが多く、その中でも特に手元での作業や色の確認が必要なスポーツでは、サングラスレンズなしでの視認も簡単に行えるように跳ね上げ式のサングラスが好んで使用される。
しかし、一般的なスポーツ用サングラスは、重ね掛けすることを想定していないことから、強引に視力矯正用の眼鏡の上からサングラスを装着すると、スポーツ時のちょっとした動作でフレームとレンズがぶつかって傷が付いたり、ぶつかったショックでサングラスが外れて地面に落ちたりすることがあった。
そこで、従来においては、サングラスレンズの内側に、度付きレンズを装着したインナー枠を取り付ける技術が提案されたが(特許文献1,2参照)、これらのサングラスでは、サングラスレンズとインナー枠の隙間に雨が入ってレンズが濡れたり、砂埃等が入ってレンズが汚れたりする欠点があった。
しかも、上記のように度付きレンズが濡れたり汚れたりすると、その都度サングラスレンズを跳ね上げて度付きレンズを拭かなければならなかったため、悪天候時において非常に使い勝手が悪かった。また、上記サングラスでは重ね掛けが行えないため、目が慣れた常用の眼鏡を使用できない不満もあった。
そして更に、上記従来の跳ね上げ式サングラスでは、サングラスレンズがフロント枠の前面に近い位置にヒンジ連結されていたため、サングラスレンズをフロント枠に対し90°前後跳ね上げたときに、サングラスレンズが上方の視界を遮って視野を必要以上に狭めてしまう難点もあった。
一方、従来においては、花粉症対策や防塵対策を目的として眼鏡枠と顔面との隙間をなくすフードを設けた眼鏡も公知となっているが(特許文献3参照)、このようなフード付きの構造を跳ね上げ式サングラスに応用する場合でも、上記視界の問題については他の解決策を講じる必要があった。
特開平9−230289号公報 特開2005−345880号公報 特開2004−54068号公報
本考案は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、視力矯正用の度付きレンズを内側に装着できるだけでなく、普段掛けている矯正用眼鏡の上から重ね掛けすることも可能で、しかも、サングラスレンズを跳ね上げた状態で良好な視野を確保することもできるインナー枠付き跳ね上げ式サングラスを提供することにある。
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本考案は、両側にテンプルT・Tを備えたフロント枠1と;このフロント枠1の前側にヒンジ連結され、かつ、サングラスレンズSを装着可能な前掛け枠2と;前記フロント枠1の後側に着脱自在に取着され、かつ、左右のレンズL・Lを装着可能なインナー枠3とを含んで跳ね上げ式サングラスを構成し、
更に前記フロント枠1の上縁部には、後側に突き出した庇状の形状を成し、かつ、少なくとも装着したインナー枠3を覆う出幅を有する突縁部13を左右に亙って形成すると共に、この突縁部13に枢支部13aを配設して、当該枢支部13aに前掛け枠2のヒンジアーム21をサングラスレンズSを前方に持ち出した状態で取着した点に特徴がある。
また、上記フロント枠1については、フルリム型の形状として下縁部にも突縁部13を形成することにより、フロント枠1の下側から砂埃等が入ってレンズが汚れないないようにすることもできる。
本考案では、左右テンプルを備えたフロント枠の前側にサングラスレンズを跳ね上げ式に取着すると共に、フロント枠の後側には、度付きレンズを装着したインナー枠を取付け可能としたことにより、サングラスレンズと度付きレンズを併用することできるため、視力が悪い場合でも重ね掛けすることなくサングラスを着用することができる。
しかも、本考案では、上記インナー枠をフロント枠に対して着脱自在としているため、インナー枠を取り外した状態で普段掛けている眼鏡の上からサングラスを重ね掛けすることもできる。また、その際には、フロント枠の上縁部に後側に突き出して設けた突縁部によって、フロント枠と額との間に一定の距離が保持することができるため、フレームとレンズがぶつかって傷付くような心配もない。
そして、上記フロント枠に突縁部を設けたことによって、フロント枠と額の間から入り込む雨や砂埃を遮蔽することも可能となるため、悪天候時にサングラスを使用した場合でもインナー枠の度付きレンズに濡れや汚れが生じ難くなる。
また本考案では、上記フロント枠の突縁部の前後中央に枢支部を配設して、この枢支部にサングラスレンズを前方に持ち出した状態で連結したことにより、サングラスレンズを跳ね上げた際、前方に持ち出した分だけサングラスレンズを上側に配置することができるため、視野を拡げることも可能となる。
したがって、本考案により、従来にあったスポーツ用サングラスと矯正用眼鏡の重ね掛けの問題を解消することができ、更に屋外での使い勝手にも優れ、良好な視界を確保することもできるインナー枠付きの跳ね上げ式サングラスを提供できることから、本考案の実用的利用価値は頗る高い。
本考案の実施例1におけるサングラスを表わす分解斜視図である。 本考案の実施例1におけるサングラスを表わす全体斜視図である。 本考案の実施例1におけるサングラスを表わす平面図及び底面図である。 本考案の実施例1におけるサングラスレンズの取着構造を表わす断面図である。 本考案の実施例1におけるサングラスのサングラスレンズを降ろした状態と跳ね上げた状態とを表わす状態説明図である。
『実施例1』
本考案の実施例1について、図1〜図5に基いて説明する。同図において、符号1で指示するものは、フロント枠であり、符号2で指示するものは、前掛け枠である。また、符号3で指示するものは、インナー枠である。
まず実施例1では、テンプルT・Tを両側に備えたフロント枠1の前側中央部に、サングラスレンズSが装着された前掛け枠2をヒンジ連結すると共に、フロント枠1の背面側には、左右レンズL・Lが装着されたインナー枠3を着脱可能に取り付けて眼鏡フレームFを構成している(図1、図2参照)。
また、上記フロント枠1については、インナー枠2のレンズL・Lが内側に収まる大きさのリム11・11を中央のブリッジ12で繋いだフルリム型の形状としている。そして、このフロント枠1の上下縁部には、図3(a)及び(b)に示すように、後側に突き出した庇状の形状の突縁部13をインナー枠3を覆う出幅で左右に亙って形成している。
なお本実施例では、上記サングラスレンズSに一眼レンズを使用すると共に、このサングラスレンズSの上部中央を逆三角形型の前掛け枠2に固定している。また、サングラスレンズSは、図4に示すように前掛け枠2の挿入溝に差し込んだ後、後側からネジ部材を差し込んで固定することにより着脱自在に取着している。
また、上記フロント枠1と前掛け枠2の連結に関しては、フロント枠1の突縁部13に枢支部13aを設けると共に、この枢支部13aに対して前掛け枠2の背面に突設したヒンジアーム21・21を回動自在に取着している。そして、眼前に降ろしたサングラスレンズSは、ヒンジアーム21の長さの分だけヒンジ軸から前方に持ち出された状態となっている。
他方、上記インナー枠3については、中央のブリッジ31をフロント枠1に取着すると共に、その両側のリム32・32に左右レンズL・Lを装着している。ちなみに、本実施例では、インナー枠3のリム32・32をハーフリム型として、レンズL・LをバンドB・Bで固定している。
また、上記フロント枠1とインナー枠3の連結に関しては、フロント枠1のブリッジ12背面に設けた横方向の嵌合溝12aにインナー枠3のブリッジ31を嵌め込んだ状態で突起部31aを細溝Dに嵌め合わせて着脱自在に固定している。なお、連結手段としては、着脱可能なものであればフック型の係止構造やネジ留め構造なども採用できる。
そして、上記の前掛け枠2とインナー枠3に、サングラスレンズSと視力矯正用の度付きレンズL・Lを装着することによって、矯正用眼鏡とサングラスを重ね掛けする必要がなくなるため、アウトドアスポーツ等において視力の悪い人でも使い勝手の良いサングラスを提供できる。
また一方で、上記フロント枠1からインナー枠3を取り外した場合でも、フロント枠1の突縁部13によって眼鏡と顔面との間に一定のスペースを保持されるため、普段掛けている矯正用眼鏡を付けた状態でフロント枠1を重ね掛けすることができ、従来のようにフレームとレンズがぶつかって傷が付く心配はない。
また、フロント枠1の上縁部に設けた突縁部13によって、雨や砂埃の侵入を遮断することも可能となるため、度付きレンズL・Lが濡れたり汚れたりする心配もない。そして本実施例では、下縁部にも突縁部13を形成しているため、下側からの砂埃等の侵入も防止できる。
また更に、サングラスレンズSを、図5(a)に示すように前掛け枠2のヒンジアーム21によってヒンジ軸Hから前方に持ち出して構成したことにより、図5(b)のようにサングラスレンズSを跳ね上げた際、ヒンジアーム21の長さ分だけサングラスレンズSを上側に持ち上げることができるため、上方の視野を広げることができる。
本考案は、概ね上記のように構成されるが、本考案は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、フロント枠1や前掛け枠2、インナー枠3の材質には、樹脂材料や金属材料だけでなく、鼈甲や木材料などを必要に応じて選択することができる。
また、フロント枠1に関しても、特にフルリム型の形態に限らず、ハーフリム型やブローバー型の形態も採用できる。そしてまた、前掛け枠2に装着するサングラスレンズSについても、一眼レンズでなく左右レンズを用いてもよく、その場合には前掛け枠2をフルリム型やハーフリム型の形態とすることができる。
また更に、フロント枠1と前掛け枠2の連結方法に関しても、中央一点のヒンジ連結だけでなく左右二点でヒンジ連結することも可能である。そして、フロント枠1とインナー枠3の連結についても、インナー枠3の連結部位をブリッジでなく左右両端とすることもでき、何れのものも本考案の技術的範囲に属する。
近年、跳ね上げ式サングラスは、釣りや登山などのアウトドアスポーツを趣味とする人々から人気を集めるアウトドア用品となっており、使用者からはより使い勝手の良いサングラスが求められている。また、サングラスは、ファッションアイテムとての役割も大きいため、デザインと機能性の両立も重要となる。
そのような中で、本考案のインナー枠付きサングラスは、視力の悪い人がコンタクトレンズを使用せずとも不具合なくサングラスを装着することができ、かつ、サングラスのデザインが損なわれることもない有用な技術であることから、その産業上の利用価値は非常に高い。
1 フロント枠
11 リム
12 ブリッジ
12a 嵌合溝
13 突縁部
13a 枢支部
2 前掛け枠
21 ヒンジアーム
3 インナー枠
31 ブリッジ
31a 突起部
32 リム
T テンプル
S サングラスレンズ
L レンズ
F 眼鏡フレーム
B バンド
D 細溝
H ヒンジ軸

Claims (2)

  1. 両側にテンプル(T)・(T)を備えたフロント枠(1)と;このフロント枠(1)の前側にヒンジ連結され、かつ、サングラスレンズ(S)を装着可能な前掛け枠(2)と;前記フロント枠(1)の後側に着脱自在に取着され、かつ、左右にレンズ(L)・(L)を装着可能なインナー枠(3)とを少なくとも含んで成り、
    更に前記フロント枠(1)の上縁部には、後側に突き出した庇状の形状を成し、かつ、少なくとも装着したインナー枠(3)を覆う出幅を有する突縁部(13)が左右に亙って形成されると共に、この突縁部(13)には枢支部(13a)が配設されて、当該枢支部(13a)に前掛け枠(2)のヒンジアーム(21)がサングラスレンズ(S)を前方に持ち出した状態で取着されていることを特徴とするインナー枠付き跳ね上げ式サングラス。
  2. フロント枠(1)をフルリム型の形状とし、更にフロント枠(1)の下縁部にも突縁部(13)を形成したことを特徴とする請求項1記載のインナー枠付き跳ね上げ式サングラス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101939667B1 (ko) * 2018-11-07 2019-01-17 김준용 시각 장애인 체험용 안경

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