JP2004138870A - ルーペ取付用眼鏡フレーム及びこの眼鏡フレームを用いたルーペ - Google Patents

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Yoshio Nagata
永田 吉男
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Abstract

【課題】眼幅調整が可能な眼鏡フレームを用いたルーペを提供する。
【解決手段】眼鏡フレーム1を用いたルーペ2は、眼鏡フレーム1に設けた一対の支持枠4と、所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵するとともに、前記各支持枠4に固定機構5によって着脱可能に固定した接眼筒6を有する一対のルーぺ本体7とからなり、各支持枠4は、各ルーペ本体7の接眼筒6の取付位置を水平方向に調整しうるように、水平方向に長く平面的に延びる空間を有するものである。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、外科医などが手術の際に使用する医療用ルーペなどの各種ルーペを取り付けるための眼鏡フレーム及びこの眼鏡フレームを用いたルーペに係り、特に、眼鏡フレームにルーペ本体を取り外し可能に固定するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、眼鏡を利用して医療用などのルーペを取り付ける機構としては、レンズを利用したものが一般的に知られており、具体的には、一対のルーペ本体を、着用者の眼幅(左右瞳孔間の距離)に合わせ、かつレンズ系の光軸がその焦点上で交叉するように、両眼鏡レンズの所定位置に設けた円形の嵌合穴に挿入し、嵌合穴周囲のレンズに移動不能に固定するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭55−52122号公報(第1図〜第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例によると、レンズにルーペ本体に適合した嵌合穴を形成するには特別な技術が必要なため、一般の眼鏡店では加工できないという問題があった。また、ルーペ本体の接眼側を眼鏡レンズに設けた円形の嵌合穴に移動不能に固定するので、ルーペ本体のレンズ系の光軸が着用者の瞳孔位置に一致するように、ルーペ本体の位置を調整する、いわゆる眼幅調整ができず、着用者が自身の眼幅や視力に合うようにオーダーメードするしかなく、汎用性に乏しく、高価なものになるという問題があった。
【0005】
この問題点を解消するものとして、本発明者は既に、眼幅調整をするために、ルーぺ本体を水平方向に変位可能として、脱着可能に支持するための支持枠を、眼鏡枠に設けることを提案している。具体的には、前記支持枠を、ルーペ本体を水平方向に変位可能に、かつ、レンズ系の光軸がその焦点上で交叉しうるように固定するために、レンズ系の焦点を中心として焦点距離を半径とする円弧を含む曲面にならって湾曲するよう形成するものである。この本発明者による提案は、眼幅調整が可能となり、着用者に適合したルーペ本体を取り付けることができるので、汎用性を有するものとはなるが、ルーペ本体を如何なる位置に眼幅調整しても、常にレンズ系の焦点を完全に合わせるために、支持枠をレンズ系の焦点を中心として焦点距離を半径とする円弧を含む曲面にならって湾曲するよう形成するので、加工が容易ではないという問題がある。
【0006】
本発明者は、ルーペ本体のレンズ系の焦点が完全には合わなくても、人間の目の機能として、焦点調節をすることが可能な許容範囲があることに着目し、レンズ系を、レンズ系の焦点を中心として焦点距離を半径とする円弧を含む曲面上で移動せず、平面上で移動しても、着用者は自己の目の機能で焦点を合わせて視認可能であることに想到し、本発明をなしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係る請求項1に記載のルーペ取付用眼鏡フレームは、眼鏡フレームに、筒体内に拡大レンズ系を有するルーペ本体を着脱可能に取り付けるための支持部を設け、この支持部は、例えば枠状で、取り付けるルーペ本体の位置を水平方向に調整しうるように、水平方向に長い空間を有するものである。前記空間は平面的に延びるものでよく、レンズ系の焦点距離に応じた曲面にならって湾曲している必要はない。
【0008】
また、本発明に係る請求項2に記載の眼鏡フレームを用いたルーペは、眼鏡フレームに設けた一対の支持部と、所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵するとともに、前記各支持部に固定機構によって着脱可能に固定した接眼筒を有する一対のルーぺ本体とからなる眼鏡フレームを用いたルーペであって、各支持部は、例えば枠状で、各ルーペ本体の接眼筒の取付位置を水平方向に調整しうるように、水平方向に長い空間を有するものである。前記空間は平面的に延びるものでよく、レンズ系の焦点距離に応じた曲面にならって湾曲している必要はないもので、前記接眼筒は、この空間をほぼ直線的に移動して眼幅調整がなされる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面の図1〜図3に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1はルーペ取付用眼鏡フレームの正面図、図2は一方のルーペ本体を取り外した状態を示すルーペの斜視図、図3はルーペの要部の拡大部分縦断面図である。
【0010】
図1〜図3に示すように、ルーペ取付用眼鏡フレーム(以下単に眼鏡フレームという)1を用いたルーペ2は、両レンズ枠3の内側にそれぞれ設けた支持部たる支持枠4と、これら支持枠4に後述する固定機構5で着脱可能に固定する接眼筒6を有する一対のルーぺ本体7とからなる。前記各支持枠4は、眼鏡フレーム1の製造時に各レンズ枠3と一体的に成形するもので、嵌合状態の接眼筒6が前記支持枠4の内側に沿ってほぼ直線的に水平移動しうる空間を確保するように、水平方向に長い平面的な長円形に形成する。また、前記ルーペ本体7は、接眼筒6と対物筒8とからなり、所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵するもので、前記接眼筒6と対物筒8との境界部分には段部9を形成する。
【0011】
図3に示すように、各支持枠4は、固定する各ルーペ本体7の光軸aが眼鏡レンズ(図示せず)の光軸bより20度ほど下を向くように、レンズ枠3の中心より下側で、かつ両レンズ枠3のブリッジ側に寄った位置に設ける。なお、一般にレンズ枠3はテンプルと称される耳掛け部15に対して10度ほど下に向いて傾斜しているので、支持枠4の上下縁の内側、すなわち接眼筒6との当接部分を10度ほど傾斜するよう削ると、前記光軸aを前記光軸bより20度程度下に傾斜させるこができる。このように構成すると、着用者が作業する手もとを見るのに適したものとなる。
【0012】
図3に示すように、固定機構5は、接眼筒6の対物筒8側に嵌合し、一面は段部9に当接させて、他面は支持枠4の外面に当接する、外側当接部材たるリング状の柔軟材からなる外側スペーサ10と、接眼筒6の端部側に移動可能に嵌合し、一面は支持枠4の内面に当接して、他面は後述する固定リング14に当接する内側当接部材たるリング状の柔軟部材からなる内側スペーサ11と、接眼筒6端の外周に設けた雄螺旋12に螺合する雌螺旋13を内周に設け、螺合を深める方向に回転して締めつけることによって、前記外側スペーサ10の一面を支持枠4の外面に、また内側スペーサ11の一面を該支持枠4の内面に、それぞれ押し付けるようになした固定部材たる固定リング14とから構成する。
【0013】
図1に示すように、レンズ枠3内側に対応する支持枠4の上縁及び外側縁を除いた外周面には、レンズ枠3の内周面に設けたレンズ係合溝16を延長するように設ける。そして、各レンズ枠3の内周とこれに連続する前記支持枠4の外周に合致するようにレンズ(図示せず)をカットし、前記各レンズ係合溝16にレンズの外周を係合して眼鏡としても使用しうるように構成する。このレンズ加工及びレンズ係合溝16への係合は特別な技術を必要とせず、一般の眼鏡店で通常の眼鏡レンズと同様に行うことができる。
【0014】
以上のように構成したルーペ2は、それぞれの固定機構5の固定リング14を螺合を深める方向に回転して外側スペーサ10と内側スペーサ11で支持枠4を挟み込むことによって、支持枠4に各ルーペ本体7を固定して構成する。この固定した各ルーペ本体7は、拡大レンズ系の光軸aが視認対象部分と完全に一致しなくても、着用者の目の機能で焦点調節されて視認可能である。また、前記各固定機構5の固定リング14を螺合を解く方向に回転して各スペーサ10,11を介した支持状態を解放し、各接眼筒6を各支持枠4内でほぼ直線的に移動させることによって、使用者の眼幅に合わせるように各ルーペ本体7を水平方向に位置調整することが可能である。
【0015】
また、柔軟材からなる上記各スペーサ10,11に代えて、金属などの硬質材製で、支持枠4外面にならった面を有する外側当接リングと、支持枠4内面にならった面を有する内側リングを用いることもできる。
【0016】
なお、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、例えば、外側スペーサ10は、接眼筒6に移動可能に嵌合するほか、接眼筒6と一体的に構成し、内側スペーサ11のみが接眼筒6に対して移動可能に構成することもできる。また、これら当接部材であるスペーサ10,11は、リング状に限らず、支持枠4を挟持できるものであればよい。さらに、支持部は、枠状の支持枠4以外に、板体に水平方向に長い穴を設けたものでもよい。またさらに、光軸aの光軸bに対する下向き角度は20度に限らず、ほぼ15度〜30度の範囲にある角度であれば好適である。また、眼鏡フレームは耳掛け部15を備えないものでもよく、この場合には、使用者の頭部に装着するヘッドバンドなどの適宜な装着部材に眼鏡フレーム1を取り付ければよい。さらにまた、眼鏡フレーム1はレンズ枠3を備えないものでもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明のルーペ取付用眼鏡フレームは、着用者に合わせた眼幅調整が可能であり、しかも製造が容易であるという効果を奏する。
【0018】
また、請求項2に記載の本発明の眼鏡フレームを用いたルーペは、各固定機構による挟持状態を解除し、各接眼筒を各支持部において水平方向に移動させて、各支持部に各ルーペ本体を固定することによって、眼幅調整が可能となるので、着用者に合わせてルーペ本体を交換することができ、また、ルーペ本体の接眼側を着用者の眼に近く位置させることが可能なので、広い視野を確保できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーペ取付用眼鏡フレームの正面図。
【図2】一方のルーペ本体を取り外した状態のルーペの斜視図。
【図3】取り付け状態における要部の拡大部分縦断面図。
【符号の説明】
a  光軸
b  光軸
1  眼鏡フレーム
2  ルーペ
3  レンズ枠
4  支持枠
5  固定機構
6  接眼筒
7  ルーペ本体
8  対物筒
9  段部
10 外側スペーサ
11 内側スペーサ
12  雄螺旋
13  雌螺旋
14  固定リング
15  耳掛け部
16  レンズ係合溝

Claims (2)

  1. 眼鏡フレームに、筒体内に拡大レンズ系を有するルーペ本体を着脱可能に取り付けるための支持部を設け、この支持部は、取り付けるルーペ本体の位置を水平方向に調整しうるように、水平方向に長い空間を有することを特徴とするルーペ取付用眼鏡フレーム。
  2. 眼鏡フレームに設けた一対の支持部と、所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵するとともに、前記各支持部に固定機構によって着脱可能に固定した接眼筒を有する一対のルーぺ本体とからなる眼鏡フレームを用いたルーペであって、各支持部は、各ルーペ本体の接眼筒の取付位置を水平方向に調整しうるように、水平方向に長い空間を有することを特徴とする眼鏡フレームを用いたルーペ。
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